JP4687839B2 - 3相電源欠相検出回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3相交流電源から供給される3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する回路を備える電力変換装置に用いられ、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出する3相電源欠相検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
3相交流電源から供給される3相交流電圧を入力してそれを直流電圧に変換する電力変換装置では、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相が発生した状態でそのまま運転を続けた場合、変換された直流電圧の値は大きく脈動するため、正常な運転を行うことが困難となり、装置の信頼性が著しく低下する。そのため、このような電力変換装置では、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を何らかの方法で検出し、欠相が検出された場合には、運転を停止するように設計されている。
【0003】
3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出する従来の技術としては、以下に示すようなものがある。まず、特開昭52−23641号公報には、3相交流電源の各相と中性線との間に、フォトカプラのような絶縁回路を有する電圧検出手段である検出チャネルを各相毎に備え、各検出チャネルの出力をオア回路に入力し、そのオア回路の出力を単安定マルチバイブレータに入力して、一定時間だけ3相交流電源の各相のうちのいずれか1相が欠相していることを示す欠相検出信号の出力を保持する3相電源欠相検出回路が記載されている。
【0004】
また、特開平5−68327号公報には、3相交流電源の各相間にフォトカプラのような絶縁回路を有する電圧検出手段を備え、各電圧検出手段の出力信号を1つの信号にまとめ、その信号の積分値を求め、その積分値と基準値とを比較して欠相か否かを判断する3相電源欠相検出回路が開示されている。
【0005】
図8は、特開平8−107580号公報に開示されている3相交流電源欠相検出回路の構成を示す回路図である。図8に示す3相交流電源欠相検出回路57は、3相電源5から供給される3相交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧を任意の周波数の交流電圧に変換し、その交流電圧によってモータ7を駆動する電力変換装置であるインバータ装置6に用いられている。
【0006】
3相交流電源欠相検出回路57は、電圧検出手段としてフォトカプラ1、2を備えている。フォトカプラ1は、入力ダイオード11と出力トランジスタ12とから構成されている。入力ダイオード11は、ダイオード13と逆極性であり、3相電源5のR相と疑似中性点Mとの間に接続され、出力トランジスタ12のコレクタはCPU4に接続されている。フォトカプラ2は入力ダイオード21と出力トランジスタ22とから構成されている。入力ダイオード21は、ダイオード23と逆極性であり、3相電源5のT相と疑似中性点Mとの間に接続され、出力トランジスタ22のコレクタはCPU4に接続されている。
【0007】
フォトカプラ1、2は、疑似中性点Mからみた3相交流電圧の各相の電圧値の絶対値が一定の値以上であるときに、ハイレベル(以降H)となる論理信号a、bを出力する。CPU4は、出力信号a、bを入力して、3相交流電圧の各相のうちのいずれか1相が欠相しているか否かを判別する欠相判別手段である。
【0008】
3相電源5のR相、T相と、インバータ装置6の直流電圧の負極側であるP端子との間にはそれぞれ抵抗R1、R3が挿入されており、3相電源5のS相と、インバータ装置6の直流電圧の負極側であるN端子との間には抵抗R2が挿入されている。また、3相電源5のR相とダイオード13のカソードとの間には抵抗R4が挿入され、3相電源5のS相と擬似中性点Mとの間には抵抗R5が挿入され、3相電源5のT相とダイオード23のカソードとの間には抵抗R6が挿入されている。抵抗R4、R5、R6は3相電源5の各相における擬似中性点Mを作りだすための抵抗である。ダイオードD1は擬似中性点Mを作る抵抗R4の電流通電方向を制限するためのものである。ID1はフォトカプラ1の入力ダイオード11の順方向電流、ID2はフォトカプラ2の入力ダイオード21の順方向電流である。
【0009】
この3相電源欠相検出回路では、3相電源5の各相がすべて正常であるときには、出力信号a、bはともにHとLを繰り返す短形波出力となり、3相電源5が遮断されたときには、出力信号a、bはともにHとなる。そして、R相が欠相したときには、出力信号aはHとなり、出力信号bはHとローレベル(以降L)を繰り返す短形波出力となる。また、S相が欠相したときには、出力信号bはHとなり、出力信号aはHとLを繰り返す矩形波出力となる。さらに、T相が欠相したときには出力信号bはHとなり、出力信号aはHとLを繰り返す矩形波出力となる。CPU4は、出力信号a、bのどちらか一方だけがHならば3相のうちいずれか1相が欠相したと判定している。
【0010】
上述した3つの従来の3相電源欠相検出回路では、3相交流電源の3相の相電圧もしくは3相間の相間電圧をそれぞれ別々に検出する必要があるため、電圧検出手段が常に2個以上必要となる。このような電圧検出手段には入力と出力を電気的に絶縁するために、フォトカプラのような絶縁回路が備えられている。フォトカプラのような絶縁回路は高価であり、電圧検出手段の数が多ければ、電力変換装置の部品コストは増大する。
【0011】
さらに、従来の3相電源欠相検出回路では、電圧検出手段は3相交流電源の3相の相電圧もしくは3相間の相間電圧を直接入力電圧としている。このような電圧検出手段には入力と出力を電気的に絶縁するために、フォトカプラのような絶縁回路が備えられている。フォトカプラの発光ダイオードに流れる電流が交流であった場合、経年変化によってフォトカプラの電流伝達率(CTR)は低下する。そのため、従来の3相電源欠相検出回路では、電圧検出手段に入力される電圧の検出レベルが変化して、安定した3相電源欠相の検出が困難になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の3相電源欠相検出回路は、以下に示す2つの問題点を有している。
(1) 3相交流電源の3相の相電圧もしくは3相間の相間電圧をそれぞれ別々に検出する必要があるため、電圧検出手段が少なくとも2個以上必要となり、電力変換装置の部品コストが高くなる。
(2) 電圧検出手段としてフォトカプラのような絶縁回路を使用した場合、経年変化によってフォトカプラのCTRは低下する。そのため、電圧検出手段の入力される電圧の検出レベルが変化して、安定した3相電源欠相の検出が困難になる。
【0013】
本発明は、3相交流電圧を検出する電圧検出手段の数を削減し、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相検出を安定して行うことができる3相電源欠相検出回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の3相電源欠相検出回路は
アノードが前記3相交流電源の各相にそれぞれ接続されカソードが互いに接続された3つのダイオードと、
前記直流電圧の極と前記各ダイオードのカソードとの間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と
を備え
前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える
本発明の他の3相電源欠相検出回路は、
3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換するダイオードブリッジと、
該ダイオードブリッジから出力される直流電圧の正極と負極との間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と、
を備え、
前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える。
本発明のさらに他の3相電源欠相検出回路は、
3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換するダイオードブリッジと、
該ダイオードブリッジから出力される直流電圧の正極と負極との間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と、
を備え、
前記電圧検出手段は、前記入力となる電圧が印加される抵抗と該抵抗に発光ダイオードが直列に接続されフォトトランジスタのコレクタがプルアップされたフォトカプラとを備え、該コレクタの出力を前記直流電圧検出信号とし、
前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える。
【0015】
本発明の3相電源欠相検出回路では、電圧検出手段によって検出される電圧を3相交流電圧の相電圧もしくは相間電圧ではなく、3相交流電源から変換された直流電圧に基づいた電圧としている。こうすることによって、本発明の3相電源欠相検出回路では、各相毎に電圧検出手段を備える必要がないため、電圧検出手段を1つだけにすることができる。
【0016】
また、本発明の3相電源欠相検出回路では、電圧検出手段に入力される電圧はほぼ一定の電圧となり、その入力電圧が交流電圧であることに起因する経年変化が発生しなくなる。そのため、本発明の3相電源欠相検出回路では、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を安定して検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態の3相電源欠相検出回路について図面を参照して詳細に説明する。全図において、同一の符号がつけられている構成要素は、すべて同一のものを示す。
【0018】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態の3相電源欠相検出回路について説明する。図1は、本実施形態の3相電源欠相検出回路が用いられている電力変換装置の構成を示す回路図である。この電力変換装置は、3相入力ダイオードブリッジ33と、平滑コンデンサ38と、トランジスタモジュール36と、3相電源欠相検出回路50とから構成されている。
【0019】
3相入力ダイオードブリッジ33は、3相電源5から供給される3相交流電圧を入力して、それらを直流電圧に変換して出力している。平滑コンデンサ38は、その直流電圧を平滑化している。トランジスタモジュール36は、平滑コンデンサ38によって平滑化された直流電圧を入力し、別途入力されるゲート信号により内部に備えるトランジスタをスイッチングし、そのスイッチングにより負荷37に対して電力を供給している。
【0020】
本実施形態の3相電源欠相検出回路50は、3つのダイオード51と、電圧検出回路34と、欠相判別回路35とから構成されている。3つのダイオード51は、カソードが3相電源5の各相にそれぞれ接続されており、アノードがN1端子において互いに接続されている。
【0021】
3相電源欠相検出回路50は、3相入力ダイオードブリッジ33の直流電圧の出力の正極側の端子であるP端子と、ダイオード51の各アノードの接続端子であるN1端子との間の電位差によって発生する電圧により、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出するものである。3相電源5の各相に欠相が発生していない場合には、P端子の電位と、R相、S相、T相いずれか1相のうち電位が最低となっている相の電位との間には電位差が常に生じており、P端子とN1端子との間には常に電位差が生じている。しかし、3相電源5の各相のうちのいずれか1相に欠相が発生している場合には、3相入力ダイオードブリッジ33の直流電圧の脈動が大きくなり、P端子とN1端子との間の電位差も大きく脈動する。したがって、3相電源欠相検出回路34は、その電位差の脈動を検出し、その電位差の脈動が所定のレベル以上となった場合には欠相が発生したとして、欠相検出信号53をオンする。
【0022】
電圧検出回路34は、P端子とN1端子との間の電位差により発生する電圧を入力とし、その入力の値が所定の値以上となった場合には入力とは電気的に絶縁されている直流電圧検出信号52をオンとし、入力の値が所定の値より小さい場合には直流電圧検出信号52をオフとする。欠相判別回路35は、直流電圧検出信号52がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相を検出したとして欠相検出信号53をオンする。
【0023】
図2は、本実施形態の3相電源欠相検出回路50における電圧検出回路の構成を示す回路図である。図2の電圧検出回路では、直流電圧検出信号52がHの状態をオンの状態であるとする。本実施形態の3相電源欠相検出回路では、図2(a)の電圧検出回路34が用いられているが、本実施形態の3相電源欠相検出回路は、この電圧検出回路34の代わりに、図2(b)の電圧検出回路134、図2(c)の電圧検出回路234を用いることもできる。
【0024】
図2(a)の電圧検出回路34は、抵抗40、41と、フォトカプラ42とから構成されている。抵抗41とフォトカプラ42の発光ダイオードとは、直列に接続され、P端子とN1端子との間の電位差により発生する電圧が印加される。フォトカプラ42のフォトトランジスタのコレクタは、抵抗40によって電圧値Vcc(5V)にプルアップされており、発光ダイオードが発光していないときには、フォトカプラ42のフォトトランジスタの出力はHとなる。電圧検出回路34は、このフォトカプラ42のフォトトランジスタのコレクタ出力を直流電圧検出信号52とする。
【0025】
前述のように、P端子とN1端子の間の電位差がある場合には、その電位差により発生する電圧によって抵抗41に電流が流れる。すると、フォトカプラ42の発光ダイオードにも電流が流れて、発光ダイオードは発光する。発光ダイオードに流れる電流が所定の値以上、すなわちP端子とN1端子との間の電位差が所定の値以上となった場合、フォトカプラ42のフォトトランジスタはオンとなり、フォトトランジスタの出力、すなわち直流電圧検出信号52はLとなる。しかし、R相、S相、T相のうち少なくとも1相が欠相すると、P端子とN1端子との間の電位差がほぼ零となる期間が発生し、その期間では、フォトトランジスタがオフして、直流電圧検出信号はHとなる。
【0026】
図2(b)の電圧検出回路134は、図2(a)の電圧検出回路34の構成要素の他に、定電圧ダイオード43をさらに備えている。定電圧ダイオード43は、カソードがフォトカプラ42の発光ダイオードのカソードに接続され、アノードがN1端子に接続されている。電圧検出回路134では、定電圧ダイオード43を備えることによってフォトカプラ42のフォトトランジスタがオンとなるP端子とN1端子との間の電位差により発生する電圧の値を調整することができる。
【0027】
図2(c)の電圧検出回路234は、抵抗41、44と、絶縁アンプ45と、比較器46とから構成されている。絶縁アンプ45は、抵抗41と抵抗44とに分圧された電圧を入力して、その電圧を所定倍増幅して出力する。比較器46は、絶縁アンプ45から出力された電圧と、直流電源47から出力される所定の値である基準電圧値とを比較して、絶縁アンプ45から出力された電圧値が基準電圧値以上である場合には、直流電圧検出信号をLとし、絶縁アンプ45から出力された電圧値が基準電圧値より小さい場合には、直流電圧検出信号をHとする。
【0028】
本実施形態の3相電源欠相検出回路50は、電圧検出手段として、電圧検出回路34の代わりに、電圧検出回路134や電圧検出回路234を用いることもできる。
【0029】
図3は、本実施形態の3相電源欠相検出回路50における欠相判別回路35の構成を示す回路図である。欠相判別回路35は、5つのシュミットトリガ反転ゲート361〜365と、オフ遅延回路351、357と、オン遅延回路352と、エクスクルーシブオア(以降XOR)ゲート354とから構成されている。欠相判別回路35は、欠相検出信号53がHである状態を欠相検出信号53がオンである状態としている。
【0030】
シュミットトリガ反転ゲート361〜365は、入力された信号を安定化させるために挿入されている。オフ遅延回路351、357は、入力された信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし、入力された信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間T経過後に出力をオンからオフとする。
【0031】
オン遅延回路352は、入力された信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間T経過後に出力をオフからオンとし、入力された信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする。XORゲート354は、2つの入力の排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する。
【0032】
図2の電圧検出回路から出力された直流電圧検出信号52は、シュミットトリガ反転ゲート361を介してオフ遅延回路351とオン遅延回路352とに入力されている。オフ遅延回路351の出力とオン遅延回路352の出力とは、それぞれシュミットトリガ反転ゲート362、363を介してXORゲート入力355、356としてXORゲート354に入力されている。XORゲート354の出力はシュミットトリガ反転ゲート364を介してオフ遅延回路357に入力され、そのオフ遅延回路357の出力はシュミットトリガ反転ゲート365を介して欠相検出信号53として出力されている。
【0033】
欠相判別回路35では、第1の遅延手段はシュミットトリガ反転ゲート361、363およびオン遅延回路352とから構成されており、第2の遅延手段はシュミットトリガ反転ゲート361、362およびオフ遅延回路351とから構成されており、第3の遅延手段はシュミットトリガ反転ゲート364、365およびオフ遅延回路357とから構成されている。
【0034】
直流電圧検出信号52がHからLまたはLからHに変化した場合に、それらの遅延時間分だけXORゲート入力355とXORゲート入力356とが異なる場合が発生し、その期間ではXORゲート354の出力はHとなる。
【0035】
したがって、この欠相判別回路35は、直流電圧検出信号52が、HからLまたはLからHに変化したときに、XORゲート354の出力が所定の期間TだけHとなり、シュミットトリガ反転ゲート364、365およびオフ遅延回路357によってそのXORゲート354の出力からになるのを所定の時間Tだけ遅らせるものである。
【0036】
次に、本実施形態の3相電源出力欠相検出回路50の動作について図4を参照して説明する。図4は、本実施形態の3相電源出力欠相検出回路50の動作を示すタイミングチャートである。図4には、3相電源5の各相の線間電圧、各相の出力相電圧、P端子とN1端子との電位差、直流電圧検出信号52、欠相判別回路35におけるXORゲート入力355、XORゲート入力356、欠相検出信号53の変動の様子が示されている。
【0037】
図2では、時刻t1以前では、3相電源5からの3相交流電圧の供給は停止されている。この時刻t1以前の期間を期間0とする。また、時刻t1から時刻t3までの期間1では、3相電源5から3相交流電圧の供給が行われている。ただし、時刻t1から時刻t2までの期間1では3相電源5の各相に欠相は発生していないが、時刻t2から時刻t3までの期間3では、3相電源5の各相のうちの1相が欠相状態となっている。時刻t3以降の期間3では、3相電源5の各相のうち2相が欠相している状態となっている。
【0038】
期間0では、各相の線間電圧および出力相電圧は0となっている、したがって、P端子、N1端子間に電位差はなく、電圧検出回路34の抵抗41に電流は流れない、したがって、電圧検出回路34から出力される直流電圧検出信号52はHとなっている。しかし、欠相判別回路35のXORゲート354の出力はLとなっているため、欠相検出信号52はLとなっている。
【0039】
時刻t1において、3相電源5の3相交流電圧供給が開始されると、P端子とN1端子との間に電位差が生じ、電圧検出回路34の抵抗41に電流が流れる。その電流値が所定の値に達すると、フォトカプラ42の発光ダイオードにも電流が流れ、発光ダイオードは発光する。すると、フォトトランジスタがオンして、時刻t1以前では、Hであった直流電圧検出信号52はLになる。
【0040】
すると、XORゲート入力355はLとなるが、XORゲート入力356は所定の時間T経過後にHからLになる。するとXORゲート354の出力は所定の時間TだけHとなり、所定の時間T経過後は再びLとなる。XORゲート354の出力が所定の時間TだけHであるときには、シュミットトリガ反転ゲート364、365およびオフ遅延回路357の働きにより、欠相検出信号53は期間2ではLのままとなる。オフ遅延回路357は、このような欠相が発生していないときにXORゲート354の出力がHとなった場合に、欠相検出信号53がオンとならないようにするためのフィルタであるといえる。
【0041】
時刻t2において、3相電源5の各相のうちのいずれか1相が発生すると、各相の線間電圧および出力相電圧は、期間3に示されるような波形となり、各相の線間電圧の絶対値および出力相電圧の絶対値は、一定間隔で脈動し始める。すると、P端子とN1端子との間に電位差により発生する電圧も、期間3に示すような脈動を始める。この場合、電圧検出回路34の抵抗41に流れる電流も脈動し。フォトトランジスタはオンとオフを繰り返すようになる。そのため、直流電圧検出信号52は、オンとオフを繰り返すような矩形波になる。
【0042】
直流電圧検出信号52がオンとオフを繰り返すような矩形波となった場合、XORゲート入力355はLのままとなるが、XORゲート入力356はHのままとなる。そのため、XORゲート354の出力はHとなる。
【0043】
欠相検出信号53は期間2では、XORゲート354の出力はオフ遅延回路357の働きにより所定の時間TだけLであった後、Hとなる。欠相検出信号がHになると、電力変換装置は運転を停止する。
【0044】
時刻t3において、3相電源5の各相のうちの2相が欠相した場合、各相の線間電圧は0となり、P端子とN1端子との間の電位差も0Vとなる。するとフォトカプラ42の発光ダイオードの発光は停止する。するとフォトトランジスタはオフとなり、直流電圧検出信号52はHとなる。すると、所定の時間T経過後、欠相検出信号53もHからLになる。3相電源5の各相のうちの1相が欠相した後に2相が欠相したときには、すでに電力変換装置は運転を停止しているので、欠相を検出する必要はない。
【0045】
以上述べたように、本実施形態の3相電源欠相検出回路50では、電圧検出回路34によって検出される電圧を3相交流電圧の相電圧もしくは相間電圧ではなく、3相交流電源から変換された直流電圧に基づいた電圧としている。こうすることによって、本実施形態の3相電源欠相検出回路50では、各相毎に電圧検出回路34を備える必要がないため、電圧検出回路34を1つだけにすることができる。そのため、フォトカプラの数をフォトカプラ42の1つだけにすることができる。
【0046】
また、本実施形態の3相電源欠相検出回路50では、3相電源5に欠相が発生していないときには、電圧検出回路34に入力される電圧はほぼ一定の電圧となり、入力される電圧が交流電圧であることに起因する経年変化が発生しなくなる。そのため、本実施形態の3相電源欠相検出回路50では、3相電源5の各相のうちのいずれか1相の欠相を安定して検出することができる。
【0047】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の3相電源欠相検出回路について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。この電力変換装置における3相電源欠相検出回路54では、アノードが3相電源5の各相にそれぞれ入力され、カソードがP1端子で互いに接続された3つのダイオード61とを備えている。電圧検出回路34は、P1端子と、3相入力ダイオードブリッジ33の直流電圧の負極にあるN端子との間に挿入されており、この間の電位差により発生する電圧を検出する。P1端子とN端子との間の電位差は、3相電源5の各相に欠相が発生していないときには、ほぼ一定の大きさとなっているが、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、一定の間隔で脈動する。したがって、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、直流電圧検出信号52は図4の期間3におけるオン・オフを繰り返す矩形波の様になり、この場合、欠相判別回路35は、欠相検出信号53をオンとする。
【0048】
なお、本実施形態の3相電源欠相検出回路54における電圧検出回路としては、第1の実施形態の3相電源欠相検出回路50と同様に、図2(a)の電圧検出回路34、図2(b)の電圧検出回路134、図2(c)の電圧検出回路234を用いることができる。
【0049】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の3相電源欠相検出回路について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。この電力変換装置における3相電源欠相検出回路55では、電圧検出回路34は、3相入力ダイオードブリッジ33の直流電圧の正極側のP端子と、3相入力ダイオードブリッジ33の直流電圧の負極側のN端子との間に挿入されており、この間の電位差により発生する電圧を検出する。P端子と平滑コンデンサ38との間に挿入されているダイオード62は、電流の逆流防止用である。
【0050】
P端子とN端子との間の電位差は、3相電源5の各相に欠相が発生していないときには、ほぼ一定の大きさとなっているが、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、一定の間隔で脈動する。したがって、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、直流電圧検出信号52は図4の期間3に示すようなオン・オフを繰り返す矩形波となり、この場合、欠相判別回路35は、欠相検出信号53をオンとする。
【0051】
なお、本実施形態の3相電源欠相検出回路55における電圧検出回路としては、第1の実施形態の3相電源欠相検出回路50と同様に、図2(a)の電圧検出回路34、図2(b)の電圧検出回路134、図2(c)の電圧検出回路234を用いることができる。
【0052】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態の3相電源欠相検出回路について図面を参照して詳細に説明する。図7は、本実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。この電力変換装置における3相電源欠相検出回路55は、第2のダイオードブリッジである3相入力ダイオードブリッジ60を備えている。3相入力ダイオードブリッジ60は、3相入力ダイオードブリッジ33と同様に、3相電源5から供給される3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する。電圧検出回路34は、3相入力ダイオードブリッジ60の直流電圧の正極側のP1端子と、3相入力ダイオードブリッジ60の直流電圧の負極側のN1端子との間に挿入されている。
【0053】
P1端子とN1端子との間の電位差により発生する電圧は、3相電源5の各相に欠相が発生していないときには、ほぼ一定の大きさとなっているが、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、一定の間隔で脈動する。したがって、3相電源5の各相のうちいずれか1相に欠相が発生した場合には、直流電圧検出信号52が図4の期間3に示すようなオンオフを繰り返す矩形波となり、欠相判別回路35は、3相電源5の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出したとして欠相検出信号53をオンする。
【0054】
なお、本実施形態の3相電源欠相検出回路56における電圧検出回路としては、第1の実施形態の3相電源欠相検出回路50と同様に、図2(a)の電圧検出回路34、図2(b)の電圧検出回路134、図2(c)の電圧検出回路234を用いることができる。
【0055】
また、第1〜第4の実施形態の3相電源欠相検出回路では、図4に示すように、3相電源5の3相交流電圧の供給が停止しているときには直流電圧検出信号52がHのままとなっているので、3相電源5の3相交流電圧の供給が停止していることも検出することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明の3相電源欠相検出回路は、以下に示す2つの効果を有する。
【0057】
(1) 本発明の3相電源欠相検出回路では、電圧検出回路によって検出される電圧を3相交流電圧の相電圧もしくは相間電圧ではなく、3相交流電源から変換された直流電圧に基づいた電圧とすることにより、各相毎に電圧検出回路を備える必要がないため、電圧検出手段を1つだけにすることができる。
【0058】
(2) 本発明の3相電源欠相検出回路では、電圧検出回路に入力される電圧は、3相交流電源の各相が欠相していないときにはほぼ一定の電圧となり、その入力電圧が交流電圧であることに起因する経年変化が発生しなくなるため、3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を安定して検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の3相電源欠相検出回路における電圧検出回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の3相電源欠相検出回路における欠相判別回路の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の3相電源欠相検出回路の動作を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第4の実施形態の3相電源欠相検出回路を用いた電力変換装置の構成を示す回路図である。
【図8】従来の3相電源欠相検出回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2 フォトカプラ
4 CPU
5 3相電源
6 インバータ装置
7 モータ
11、21 入力ダイオード
12、22 出力トランジスタ
13、23 ダイオード
34、134、234 電圧検出回路
35 欠相判別回路
36 トランジスタモジュール
37 負荷
40、41、44 抵抗
43 定電圧ダイオード
44 抵抗
45 絶縁アンプ
46 比較器
47 直流電源
50、54〜57 3相電源欠相検出回路
52 直流電圧検出信号
53 欠相検出信号
60 3相入力ダイオードブリッジ
61、62 ダイオード
351、357 オフ遅延回路
352 オン遅延回路
354 XORゲート
355、356 XORゲート入力
361〜365 シュミットトリガ反転ゲート
1、C2、C3 コンデンサ
1 ダイオード
R1、R2、R3 抵抗
R4、R5、R6 抵抗

Claims (3)

  1. 3相交流電源から供給される3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する回路を備える電力変換装置に用いられ、前記3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出する3相電源欠相検出回路であって
    アノードが前記3相交流電源の各相にそれぞれ接続されカソードが互いに接続された3つのダイオードと、
    前記直流電圧の負極と前記各ダイオードのカソードとの間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
    該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と
    を備え
    前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える、
    ことを特徴とする3相電源欠相検出回路。
  2. 3相交流電源から供給される3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する回路を備える電力変換装置に用いられ、前記3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出する3相電源欠相検出回路であって
    前記3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換するダイオードブリッジと、
    該ダイオードブリッジから出力される直流電圧の正極と負極との間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
    該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と
    を備え、
    前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える、
    ことを特徴とする3相電源欠相検出回路。
  3. 3相交流電源から供給される3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換する回路を備える電力変換装置に用いられ、前記3相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相を検出する3相電源欠相検出回路であって
    前記3相交流電圧を全波整流して直流電圧に変換するダイオードブリッジと、
    該ダイオードブリッジから出力される直流電圧の正極と負極との間の電位差により発生する電圧を入力とし該入力の値が所定の値以上となった場合には直流電圧検出信号をオンとし前記入力の値が所定の値より小さい場合には前記直流電圧検出信号をオフとする電圧検出手段と、
    該直流電圧検出信号がオン・オフを繰り返す矩形波となった場合に欠相が発生したとして欠相検出信号をオンする欠相判別手段と
    を備え、
    前記電圧検出手段は、前記入力となる電圧が印加される抵抗と該抵抗に発光ダイオードが直列に接続されフォトトランジスタのコレクタがプルアップされたフォトカプラとを備え、該コレクタの出力を前記直流電圧検出信号とし、
    前記欠相判別手段は、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには直ちに出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオンからオフとする第1の遅延手段と、前記直流電圧検出信号を入力し前記直流電圧検出信号がオフからオンに切り替わったときには所定の時間経過後に出力をオフからオンとし前記直流電圧検出信号がオンからオフに切り替わったときには直ちに出力をオンからオフとする第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力と前記第2の遅延手段の出力とを入力して排他的論理演算を行って該論理演算結果を出力する排他的論理和演算手段と、該排他論理和演算手段の出力がオフからオンとなったときには前記所定の時間経過後に前記欠相検出信号をオフからオンとし前記排他論理和演算手段の出力がオンからオフとなったときには直ちに前記欠相検出信号をオンからオフとする第3の遅延手段とを備える、
    ことを特徴とする3相電源欠相検出回路。
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