JP5119399B2 - ダイオードブリッジ欠損検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイオードブリッジ欠損検出回路に関し、特に、ダイオードブリッジの入力と出力との間に、抵抗素子、ダイオード、フォトカプラにより構成される回路を付加することで、ダイオードブリッジの欠損を検出でき、電源回路に接続された機器をより確実に保護できるようにするための新規な改良に関するものである。
従来、交流電圧を直流電圧に変換する電源回路として、例えば下記の特許文献1等に記載された回路が用いられている。図7は、従来のダイオードブリッジを用いた電源回路を示す回路図である。図において、交流電圧源10は、第1及び第2出力線11,12と、これら第1及び第2出力線11,12に設けられたヒューズ14とを有している。前記第1及び第2出力線11,12は、4つのダイオードからなるダイオードブリッジ20の入力端子21,22に接続されており、このダイオードブリッジ20の出力端子24,25には、複数の平滑コンデンサ30が設けられている。すなわち、交流電圧源10からの交流電圧がダイオードブリッジ20により全波整流されて、この全波整流された電圧が平滑コンデンサ30により平滑されることで、前記交流電圧が直流電圧に変換される。
特開平9−322540号公報
上記のような従来のダイオードブリッジを用いた電源回路では、ダイオードブリッジ20の欠損、すなわちダイオードブリッジ20に含まれるダイオードの故障を検出することができず、ダイオードブリッジ20の欠損が発生した場合に異常な直流電圧を機器に供給することになり、機器に不具合が生じる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ダイオードブリッジの欠損を検出でき、電源回路に接続された機器をより確実に保護できるダイオードブリッジ欠損検出回路を提供することである。
本発明に係るダイオードブリッジ欠損検出回路は、交流電圧源からの交流電圧をダイオードブリッジにより全波整流するとともに、全波整流された電圧を平滑コンデンサにより平滑する電源回路に設けられ、前記ダイオードブリッジの欠損を検出するダイオードブリッジ欠損検出回路であって、前記ダイオードブリッジのプラス側出力端子と前記平滑コンデンサとの間に第1入力端子が接続された第1フォトカプラの第1発光素子と、前記第1発光素子の第1出力端子に接続された第1抵抗素子と、前記第1抵抗素子と前記交流電圧源の第1出力線との間に接続され、前記第1抵抗素子から前記第1出力線に向かう方向が順方向の第1検出用ダイオードと、前記第1抵抗素子と前記交流電圧源の第2出力線との間に接続され、前記第1抵抗素子から前記第2出力線に向かう方向が順方向の第2検出用ダイオードと、前記ダイオードブリッジのマイナス側出力端子と前記平滑コンデンサとの間に第2入力端子が接続された第2フォトカプラの第2発光素子と、前記第2発光素子の第2出力端子に接続された第2抵抗素子と、前記第2抵抗素子と前記交流電圧源の前記第2出力線との間に接続され、前記第2出力線から前記第2抵抗素子からに向かう方向が順方向の第3検出用ダイオードと、前記第2抵抗素子と前記交流電圧源の前記第1出力線との間に接続され、前記第1出力線から前記第2抵抗素子に向かう方向が順方向の第4検出用ダイオードと、定電圧源、第3抵抗素子、前記第1フォトカプラの第1受光素子、及び前記第2フォトカプラの第2受光素子が互いに直列に接続された欠損状態出力部と、前記欠損状態出力部の信号出力端子に接続された欠損判定部とを備え、前記第1及び第2受光素子は、前記第1及び第2抵抗素子の第1及び第2両端電圧が予め設定された閾値を超えた際に電気的に開成又は閉成され、前記欠損判定部は、前記第1及び第2受光素子の開成及び閉成に応じた前記信号出力端子からの状態検出信号に基づいて前記ダイオードブリッジの欠損を検出する。
また、前記欠損判定部は、前記状態検出信号に基づいて前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間をカウントするとともに、前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間が所定時間継続した回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジに欠損が発生していることを検出する。
また、前記交流電圧源は、第3出力線をさらに有する三相交流電源であり、前記第1抵抗素子と前記交流電圧源の第3出力線との間に接続され、前記第1抵抗素子から前記第3出力線に向かう方向が順方向の第5検出用ダイオードと、前記第2抵抗素子と前記交流電圧源の前記第3出力線との間に接続され、前記第3出力線から前記第2抵抗素子に向かう方向が順方向の第6検出用ダイオードとをさらに備える。
また、前記欠損判定部は、前記状態検出信号に基づいて前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態になった回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジに欠損が発生していることを検出する。
本発明のダイオードブリッジ欠損検出回路によれば、ダイオードブリッジの入力と出力との間に、抵抗素子、ダイオード、フォトカプラにより構成される回路を付加することで、ダイオードブリッジの欠損を検出でき、電源回路に接続された機器をより確実に保護できる。
また、前記欠損判定部は、前記状態検出信号に基づいて前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間をカウントするとともに、前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間が所定時間継続した回数をカウントし、カウントした前記回数が所定回数に達した場合に前記ダイオードブリッジに欠損が発生していることを検出するので、前記ダイオードブリッジの欠損発生をより確実に検出でき、電源回路に接続された機器をより確実に保護できる。
また、前記第1抵抗素子と前記交流電圧源の第3出力線との間に前記第1抵抗素子から前記第3出力線に向かう方向が順方向の第5検出用ダイオードを接続するとともに、前記第2抵抗素子と前記交流電圧源の前記第3出力線との間に前記第3出力線から前記第2抵抗素子に向かう方向が順方向の第6検出用ダイオードを接続するので、三相交流電源用の前記ダイオードブリッジにおいても欠損発生をより確実に検出できる。
また、前記欠損判定部は、前記状態検出信号に基づいて前記第1及び第2両端電圧の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態になった回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジに欠損が発生していることを検出するので、三相交流電源用の前記ダイオードブリッジにおいても欠損発生をより確実に検出できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるダイオードブリッジ欠損検出回路を示す回路図である。なお、従来の回路(図7参照)と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。図において、交流電圧源10は、第1及び第2出力線11,12と、これら第1及び第2出力線11,12に設けられたヒューズ14とを有している。前記第1及び第2出力線11,12は、4つのダイオードからなるダイオードブリッジ20の入力端子21,22に接続されており、このダイオードブリッジ20のプラス側及びマイナス側出力端子24,25には、複数の平滑コンデンサ30が設けられている。すなわち、交流電圧源10からの交流電圧がダイオードブリッジ20により全波整流されて、この全波整流された電圧が平滑コンデンサ30により平滑されることで、前記交流電圧が直流電圧に変換される。
前記ダイオードブリッジ20のプラス側出力端子24と前記平滑コンデンサ30との間には、第1フォトカプラQ1の第1発光素子41の第1入力端子41aが接続されており、前記第1発光素子41の第1出力端子41bには、第1抵抗素子R1が接続されている。前記第1抵抗素子R1と前記第1出力線11との間には、前記第1抵抗素子R1から前記第1出力線11に向かう方向が順方向の第1検出用ダイオードD1が設けられており、前記第1抵抗素子R1と前記第2出力線12との間には、前記第1抵抗素子R1から前記第2出力線12に向かう方向が順方向の第2検出用ダイオードD2が設けられている。後述するが、これら第1発光素子41、第1抵抗素子R1、第1検出用ダイオードD1、及び第2検出用ダイオードD2により構成される回路は、入力端子21,22とプラス側出力端子24との間に設けられたダイオードブリッジ20の2つのダイオードの開放故障を検出するための回路である。なお、前記第1出力端子41bと前記平滑コンデンサ30との間には、前記第1出力端子41bから前記平滑コンデンサ30に向かう方向が順方向の出力側ダイオード80が設けられている。
前記ダイオードブリッジ20のマイナス側出力端子25と前記平滑コンデンサ30との間には、第2フォトカプラQ2の第2発光素子42の第2入力端子42aが接続されており、前記第2発光素子42の第2出力端子42bには、第2抵抗素子R2が接続されている。前記第2抵抗素子R2と前記第2出力線12との間には、前記第2出力線12から前記第2抵抗素子R2からに向かう方向が順方向の第3検出用ダイオードD3が接続されており、前記第2抵抗素子R2と前記第1出力線11との間には、前記第1出力線11から前記第2抵抗素子R2に向かう方向が順方向の第4検出用ダイオードD4が接続されている。後述するが、これら第2発光素子42、第2抵抗素子R2、第3検出用ダイオードD3、及び第4検出用ダイオードD4により構成される回路は、入力端子21,22とマイナス側出力端子25との間に設けられたダイオードブリッジ20の2つのダイオードの開放故障を検出するための回路である。
前記第1及び第2フォトカプラQ1,Q2には、前記第1及び第2発光素子41,42の発光状態、すなわち前記第1及び第2発光素子41,42に順方向に電圧がかかるか否かに応じて電気的に開成及び閉成される第1及び第2受光素子51,52が設けられている。これら第1及び第2受光素子51,52は、欠損状態出力部50の一部を構成している。すなわち、定電圧源53、第3抵抗素子R3、前記第1受光素子51、及び前記第2受光素子52が互いに直列に接続されることで欠損状態出力部50が構成されている。なお、第2受光素子52の出力端は、グラウンド54に接続されている。
前記第3抵抗素子R3と前記第1受光素子51との間には、信号出力端子55が設けられており、この信号出力端子55からは、前記第1及び第2受光素子51,52の開成及び閉成に応じた状態検出信号55aが出力される。前記信号出力端子55には、マイクロコンピュータ等によって構成される欠損判定部60が接続されており、この欠損判定部60は、前記状態検出信号55aに基づいて前記ダイオードブリッジ20の欠損を検出する。
次に、図2は図1のダイオードブリッジ20が正常なときに回路に流れる電流を示す説明図であり、図3は図2の回路におけるタイミングチャートである。なお、図2は、電流A1,A2,B1,B2を図1に付加した図であり、複雑になることを回避するために図1に付した符号は一部省略している。図2において、電流A1,B1は、前記第1出力線11の電位が前記第2出力線12の電位よりも高いときに流れる電流を示しており、電流A2,B2は、前記第2出力線12の電位が前記第1出力線11の電位よりも高いときに流れる電流を示している。すなわち、図3における電源入力70の振幅がプラスのときに電流A1,B1が流れ、電源入力70の振幅がマイナスであるときに電流A2,B2が流れる。このとき、第1及び第2抵抗素子R1,R2の第1及び第2両端電圧71,72は、図3に示すように電源入力70が全波整流された波形となる。
前記第1及び第2受光素子51,52は、前記第1及び第2両端電圧71,72が予め設定された閾値以上となったときに閉成(ON)されて、前記第1及び第2両端電圧71,72が閾値未満のときに開成(OFF)される。状態検出信号55aは、前記第1及び第2受光素子51,52の少なくとも一方が開成された場合にHiレベル(定電圧源53の電圧、すなわち5V)となり、前記第1及び第2受光素子51,52の両方が閉成された場合にLoレベル(0V)となる。
図2のようにすべてのダイオードが正常な場合、前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間(状態検出信号55aがHiレベルとなる時間)は、前記第1及び第2両端電圧71,72の両方が前記閾値を超えている状態の時間(状態検出信号55aがLoレベルとなる時間)に比べて短い。
次に、図4は、図3のダイオードブリッジ20に欠損が生じた際の電流を示す説明図であり、図5は、図4の回路におけるタイミングチャートである。図4では、電流A2が流れるダイオードブリッジ20のダイオードが開放故障している。すなわち、図5に示すように、前記第1抵抗素子R1の前記第1両端電圧71は半端整流波形となる。このとき、前記第1受光素子51は、前記電流A2に相当する期間において開成(OFF)される。従って、前記電流A2に相当する期間においては、前記状態検出信号55aもHiレベルとなる。
従って、図4のようにダイオードブリッジ20に欠損が生じた場合には、すべてのダイオードが正常な場合(図3の場合)に比べて、前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間が長くなる。欠損判定部60は、周知のクロック信号と前記状態検出信号55aとを用いて、前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間をカウントする。また、欠損判定部60は、前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間が所定時間継続した回数をカウントし、カウントした前記回数が所定回数に達した場合に前記ダイオードブリッジ20に欠損が発生していることを検出する。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2によるダイオードブリッジ欠損検出回路を示す回路図である。実施の形態1では単相交流電源に使用する回路を示したが、本発明は、図6に示すように三相交流電源に適用することもできる。なお、実施の形態1の構成と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。
交流電圧源10には、ダイオードブリッジ20に接続された第3出力線13が設けられている。前記第1抵抗素子R1と前記第3出力線13との間には、前記第1抵抗素子R1から前記第3出力線13に向かう方向が順方向の第5検出用ダイオードD5が接続されている。また、前記第2抵抗素子R2と前記第3出力線13との間には、前記第3出力線13から前記第2抵抗素子R2に向かう方向が順方向の第6検出用ダイオードD6が接続されている。
前記第1及び第2抵抗素子R1,R2には、全波整流された三相交流電圧が印加される。すなわち、実施の形態1では、前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態が存在していたが(図3参照)、三相交流電源の場合は、ダイオードブリッジ20に欠損が生じていなければ、前記第1及び第2両端電圧71,72は前記閾値を常に超えた状態となる。欠損判定部60は、前記状態検出信号55aに基づいて前記第1及び第2両端電圧71,72の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態になった回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジ20に欠損が発生していることを検出する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
本発明の実施の形態1によるダイオードブリッジ欠損検出回路を示す回路図である。 図1のダイオードブリッジが正常なときに回路に流れる電流を示す説明図である。 図2の回路におけるタイミングチャートである。 図3のダイオードブリッジに欠損が生じた際の電流を示す説明図である。 図4の回路におけるタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2によるダイオードブリッジ欠損検出回路を示す回路図である。 従来のダイオードブリッジを用いた電源回路を示す回路図である。
符号の説明
10 交流電圧源
11〜13 第1〜第3出力線
20 ダイオードブリッジ
24 プラス側出力端子
25 マイナス側出力端子
30 平滑コンデンサ
41,42 第1及び第2発光素子
41a,42a 第1及び第2入力端子
41b,42b 第1及び第2出力端子
50 欠損状態出力部
51,52 第1及び第2受光素子
53 定電圧源
54 グラウンド
55 信号出力端子
55a 状態検出信号
60 欠損判定部
71,72 第1及び第2両端電圧
D1〜D6 検出用ダイオード
Q1,Q2 第1及び第2フォトカプラ
R1〜R3 第1〜第3抵抗素子

Claims (4)

  1. 交流電圧源(10)からの交流電圧をダイオードブリッジ(20)により全波整流するとともに、全波整流された電圧を平滑コンデンサ(30)により平滑する電源回路に設けられ、前記ダイオードブリッジ(20)の欠損を検出するダイオードブリッジ欠損検出回路であって、
    前記ダイオードブリッジ(20)のプラス側出力端子(24)と前記平滑コンデンサ(30)との間に第1入力端子(41a)が接続された第1フォトカプラ(Q1)の第1発光素子(41)と、
    前記第1発光素子(41)の第1出力端子(41b)に接続された第1抵抗素子(R1)と、
    前記第1抵抗素子(R1)と前記交流電圧源(10)の第1出力線(11)との間に接続され、前記第1抵抗素子(R1)から前記第1出力線(11)に向かう方向が順方向の第1検出用ダイオード(D1)と、
    前記第1抵抗素子(R1)と前記交流電圧源(10)の第2出力線(12)との間に接続され、前記第1抵抗素子(R1)から前記第2出力線(12)に向かう方向が順方向の第2検出用ダイオード(D2)と、
    前記ダイオードブリッジ(20)のマイナス側出力端子(25)と前記平滑コンデンサ(30)との間に第2入力端子(42a)が接続された第2フォトカプラ(Q2)の第2発光素子(42)と、
    前記第2発光素子(42)の第2出力端子(42b)に接続された第2抵抗素子(R2)と、
    前記第2抵抗素子(R2)と前記交流電圧源(10)の前記第2出力線(12)との間に接続され、前記第2出力線(12)から前記第2抵抗素子(R2)からに向かう方向が順方向の第3検出用ダイオード(D3)と、
    前記第2抵抗素子(R2)と前記交流電圧源(10)の前記第1出力線(11)との間に接続され、前記第1出力線(11)から前記第2抵抗素子(R2)に向かう方向が順方向の第4検出用ダイオード(D4)と、
    定電圧源(53)、第3抵抗素子(R3)、前記第1フォトカプラ(Q1)の第1受光素子(51)、及び前記第2フォトカプラ(Q2)の第2受光素子(52)が互いに直列に接続された欠損状態出力部(50)と、
    前記欠損状態出力部(50)の信号出力端子(55)に接続された欠損判定部(60)と
    を備え、
    前記第1及び第2受光素子(51,52)は、前記第1及び第2抵抗素子(R1,R2)の第1及び第2両端電圧(71,72)が予め設定された閾値を超えた際に電気的に開成又は閉成され、
    前記欠損判定部(60)は、前記第1及び第2受光素子(51,52)の開成及び閉成に応じた前記信号出力端子(55)からの状態検出信号(55a)に基づいて前記ダイオードブリッジ(20)の欠損を検出することを特徴とするダイオードブリッジ欠損検出回路。
  2. 前記欠損判定部(60)は、前記状態検出信号(55a)に基づいて前記第1及び第2両端電圧(71,72)の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間をカウントするとともに、前記第1及び第2両端電圧(71,72)の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態の時間が所定時間継続した回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジ(20)に欠損が発生していることを検出することを特徴とする請求項1記載のダイオードブリッジ欠損検出回路。
  3. 前記交流電圧源(10)は、第3出力線(13)をさらに有する三相交流電源であり、
    前記第1抵抗素子(R1)と前記交流電圧源(10)の前記第3出力線(13)との間に接続され、前記第1抵抗素子(R1)から前記第3出力線(13)に向かう方向が順方向の第5検出用ダイオード(D5)と、
    前記第2抵抗素子(R2)と前記交流電圧源(10)の前記第3出力線(13)との間に接続され、前記第3出力線(13)から前記第2抵抗素子(R2)に向かう方向が順方向の第6検出用ダイオード(D6)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のダイオードブリッジ欠損検出回路。
  4. 前記欠損判定部(60)は、前記状態検出信号(55a)に基づいて前記第1及び第2両端電圧(71,72)の少なくとも一方が前記閾値を超えていない状態になった回数をカウントし、カウントした前記回数が予め設定された回数に達した場合に前記ダイオードブリッジ(20)に欠損が発生していることを検出することを特徴とする請求項3記載のダイオードブリッジ欠損検出回路。
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