JP7378887B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関する。
従来、電源装置として、例えば、電線からコイルの電磁誘導により電力を取得する電源装置がある。この電源装置は、電線にコイルを取り付け、当該電線に流れる電流によって発生する磁界に応じてコイルに誘起される電磁誘導を用いて電線から交流電力を取得する。そして、電源装置は、コイルを介して取得した交流電力を整流回路により直流電力に整流し当該直流電力を負荷部に供給する。なお、特許文献1には、ダイオードの故障を検出するダイオードの故障検出装置が記載されている。
特開平3-103044号公報
ところで、従来の電源装置は、例えば、コイルを介して取得した電力を利用して整流回路の故障を判定する場合があるが、コイルを介して取得する電力が不安定であり、整流回路の故障を誤って判定するおそれがある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、整流回路の故障を適正に判定することができる電源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電源装置は、電力を供給する電線に設けられコイルを有し前記コイルを介して電磁誘導により前記電線から交流電力を取得するコイルユニットと、前記コイルユニットにより取得した前記交流電力を直流電力に整流する整流回路と、前記整流回路により整流した直流電力の電圧を一定にした直流電力を負荷部に出力する定電圧ダイオードと、前記整流回路に故障検出用の電力を供給する電源回路と、前記故障検出用の電力を前記整流回路に供給した場合に当該整流回路から出力される電力の電圧を検出する電圧検出回路と、前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記整流回路の故障を判定する故障判定回路と、を備えることを特徴とする。
上記電源装置において、前記故障判定回路は、前記故障検出用の電力を前記整流回路に供給した場合に、前記電圧検出回路により検出した電圧が予め定められた閾値以下であるとき、前記整流回路が故障していると判定することが好ましい。
上記電源装置において、前記整流回路は、4つのダイオードを有し全波整流を行うブリッジ回路を含んで構成され、前記電源回路は、前記ブリッジ回路に前記故障検出用の電力を供給し、前記故障判定回路は、前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記4つのダイオードの短絡及び開放を判定することが好ましい。
本発明に係る電源装置は、故障検出用の電力を整流回路に供給した場合に当該整流回路から出力される電力の電圧を検出し、この検出結果に基づいて整流回路の故障を判定するので、コイルユニットから整流回路に供給される電力が不安定な場合でも、整流回路の故障を適正に判定することができる。
図1は、実施形態に係る電源装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る電圧検出回路の検出電圧を示す図である。 図3は、実施形態に係る電源装置の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図面を参照しながら実施形態に係る電源装置1について説明する。図1は、実施形態に係る電源装置1の構成例を示すブロック図である。図2は、実施形態に係る電圧検出回路70の検出電圧を示す図である。
電源装置1は、送電線2から電磁誘導により電力を取得し、取得した電力を電源負荷部4に供給するものである。ここで、送電線2は、例えば、工場等に配索される電力供給用の電線であり、電力供給部(図示省略)と送電線負荷部3との間を接続している。送電線2は、送電線負荷部3の消費電力の変動に応じて電流が変動する。電源装置1は、コイルユニット10と、整流回路20と、定電圧ダイオードとしてのツェナダイオード30と、コンデンサ40と、充放電回路50と、電源回路としてのDC出力回路60と、電圧検出回路70と、故障判定回路としてのCPU80とを備える。
コイルユニット10は、電磁誘導により電力を取得するものである。コイルユニット10は、コイル11と、コア12とを有する。コイル11は、導線が螺旋状に巻き回されたものである。コイル11は、例えば、コア12の外周面に沿って螺旋状に巻き回されている。コイル11は、コア12の一部に巻き回された状態で、電力を供給する送電線2に設けられる。コイル11は、例えば、送電線2に生じる磁束により誘導起電力を発生可能な位置に設けられる。コイル11は、一方側の端部が整流回路20のノードN1に接続され、他方側の端部が整流回路20のノードN2に接続されている。コイル11は、電磁誘導により送電線2から交流電力を取得し、取得した交流電力を整流回路20に出力する。
コア12は、環状に形成され、磁性材料を含む磁性体である。コア12の内側には、送電線2が挿通している。コア12は、コイル11の内側に挿通している。つまり、コア12の外周面の一部には、コイル11が巻き回されている。コア12は、コイル11のインダクタンスを向上させる。
整流回路20は、交流電力を直流電力に整流するものである。整流回路20は、コイルユニット10に接続され、当該コイルユニット10により取得した交流電力を直流電力に整流する。整流回路20は、例えば、4つのダイオードD1~D4をブリッジ状に接続したブリッジ型の全波整流回路(ブリッジ回路)である。整流回路20は、ダイオードD1~D4と、ノードN1~N4とを有する。ダイオードD1、D2は、順方向で直列に接続され直列回路を形成する。ダイオードD3、D4は、順方向で直列に接続され直列回路を形成し、且つ、ダイオードD1、D2の直列回路と並列に接続される。ノードN1は、ダイオードD1のカソード端子とダイオードD2のアノード端子とを接続する部分である。ノードN1は、コイルユニット10の一方側の端子に接続される。ノードN2は、ダイオードD3のカソード端子とダイオードD4のアノード端子とを接続する部分である。ノードN2は、コイルユニット10の他方側の端子に接続される。ノードN3は、ダイオードD2のカソード端子とダイオードD4のカソード端子とを接続する部分である。ノードN3は、電源負荷部4の正極に接続される。ノードN4は、ダイオードD1のアノード端子とダイオードD3のアノード端子とを接続する部分である。ノードN4は、グランドに接続される。整流回路20は、ノードN1、N2に供給される交流電力を整流した直流電力をノードN3から電源負荷部4の正極に出力する。
ツェナダイオード30は、直流電力の電圧を一定にするものである。ツェナダイオード30は、整流回路20に接続され、当該整流回路20により整流した直流電力の電圧を一定にした直流電力を電源負荷部4に出力する。ツェナダイオード30は、整流回路20とコンデンサ40との間に設けられている。ツェナダイオード30は、カソード端子が整流回路20のノードN3に接続され、アノード端子がグランドに接続されている。ツェナダイオード30は、整流回路20から出力される直流電力の電圧が降伏電圧(ツェナー電圧)以上の場合には電流が流れ、整流回路20から出力される直流電力の電圧が降伏電圧未満の場合には電流が流れない。これにより、ツェナダイオード30は、整流回路20により整流した直流電力の電圧の上限を一定にすることができる。
コンデンサ40は、電流(電力)を平滑化するものである。コンデンサ40は、ツェナダイオード30と充放電回路50との間に設けられている。コンデンサ40は、一方側の端子が整流回路20のノードN3に接続され、他方側の端子がグランドに接続されている。コンデンサ40は、整流回路20により整流した直流電力を平滑化し、平滑化した直流電力を充放電回路50に出力する。
充放電回路50は、電力を充電及び放電するものである。充放電回路50は、コンデンサ40と電源負荷部4との間に設けられている。充放電回路50は、一方側の端子が整流回路20のノードN3に接続され、他方側の端子がグランドに接続されている。充放電回路50は、バッテリ(図示省略)を有し、整流回路20から出力される直流電力をバッテリに充電する。また、充放電回路50は、バッテリに充電した電力を電源負荷部4に出力する。充放電回路50は、例えば、整流回路20から出力される直流電力が相対的に大きい場合、バッテリに電力を充電する。また、充放電回路50は、整流回路20から出力される直流電力が相対的に小さい場合、バッテリに充電した電力を電源負荷部4に出力する。これにより、電源装置1は、電源負荷部4に電力を安定して供給することができる。また、充放電回路50は、DC出力回路60に接続され、バッテリに充電した電力をDC出力回路60に出力する。
DC出力回路60は、整流回路20に故障検出用の電力を供給する回路である。DC出力回路60は、充放電回路50及び整流回路20のノードN1、N2に接続される。DC出力回路60は、充放電回路50から供給された電力を電源として、整流回路20のノードN1、N2に故障検出用の直流電圧を印加する。DC出力回路60は、例えば、整流回路20のノードN1とノードN2とに交互に故障検出用の直流電圧を印加する。DC出力回路60は、CPU80に接続され、当該CPU80から故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加することを指示する信号が出力された場合、故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加する。
電圧検出回路70は、電圧を検出する回路である。電圧検出回路70は、整流回路20のノードN3に接続され、整流回路20のノードN3から出力される直流電力の電圧を検出する。電圧検出回路70は、例えば、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加した場合に、当該整流回路20から出力される直流電力の電圧を検出する。電圧検出回路70は、CPU80に接続され、検出結果をCPU80に出力する。
CPU80は、整流回路20の故障を判定するものである。CPU80は、DC出力回路60に接続され、故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加することを指示する信号をDC出力回路60に出力する。CPU80は、電圧検出回路70に接続され、当該電圧検出回路70から出力された検出結果に基づいて整流回路20の故障を判定する。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加した場合に、電圧検出回路70により検出した検出電圧が予め定められた閾値Th1(図2参照)以下であるとき、整流回路20が故障していると判定する。本実施形態では、CPU80は、電圧検出回路70により検出した検出電圧が、閾値Th1と当該閾値Th1よりも大きい閾値Th2との間の閾値範囲Thに含まれない場合、整流回路20が故障していると判定する。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD1~D4が正常である場合、図2に示すように、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。一方、CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD1~D4のいずれかが短絡又は開放している場合、検出電圧が低下し、図2に示すように、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。
CPU80は、例えば、図2に示すように、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD1が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子がグランドとの間で短絡するためである。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD1が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD1が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD1が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子が電気的に切断されるため、故障検出用の直流電圧が整流回路20のノードN2に印加されないためである。以上のことから、CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD1が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない場合があるので、ダイオードD1による整流回路20の故障を判定することができる。つまり、CPU80は、ダイオードD1が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値Th1以下になるので、整流回路20の故障を判定することができる。
CPU80は、図2に示すように、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD2が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD2が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子が電気的に切断されるため、故障検出用の直流電圧が整流回路20のノードN1に印加されないためである。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD2が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子がグランドとの間で短絡するためである。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD2が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。以上のことから、CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD2が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない場合があるので、ダイオードD2による整流回路20の故障を判定することができる。つまり、CPU80は、ダイオードD2が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値Th1以下になるので、整流回路20の故障を判定することができる。
CPU80は、図2に示すように、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD3が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD3が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子が電気的に切断されるため、故障検出用の直流電圧が整流回路20のノードN1に印加されないためである。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD3が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子がグランドとの間で短絡するためである。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD3が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。以上のことから、CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD3が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない場合があるので、ダイオードD3による整流回路20の故障を判定することができる。つまり、CPU80は、ダイオードD3が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値Th1以下になるので、整流回路20の故障を判定することができる。
CPU80は、図2に示すように、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD4が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子がグランドとの間で短絡するためである。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1に印加したときに、ダイオードD4が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。
CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD4が短絡している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれる。CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN2に印加したときに、ダイオードD4が開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない。これは、DC出力回路60の正極端子が電気的に切断されるため、故障検出用の直流電圧が整流回路20のノードN2に印加されないためである。以上のことから、CPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に印加したときに、ダイオードD4が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値範囲Thに含まれない場合があるので、ダイオードD4による故障を判定することができる。つまり、CPU80は、ダイオードD4が短絡又は開放している場合、検出電圧が閾値Th1以下になるので、整流回路20の故障を判定することができる。
次に、電源装置1の動作例について説明する。図3は、実施形態に係る電源装置1の動作例を示すフローチャートである。電源装置1のCPU80は、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20に印加する(ステップS1)。CPU80は、例えば、DC出力回路60により故障検出用の直流電圧を整流回路20のノードN1、N2に交互に印加する。次に、CPU80は、電圧検出回路70により検出した検出電圧が閾値範囲Thに含まれるか否かを判定する(ステップS2)。CPU80は、電圧検出回路70により検出した検出電圧が閾値範囲Thに含まれる場合(ステップS2;Yes)、整流回路20を正常と判定する(ステップS3)。一方、CPU80は、電圧検出回路70により検出した検出電圧が閾値範囲Thに含まれない場合(ステップS2;No)、整流回路20を故障と判定する(ステップS4)。CPU80は、整流回路20を故障と判定した場合、管理者等に報知する報知装置(図示省略)に整流回路20の故障を通知する。CPU80は、上述のステップS1~S4における整流回路20の故障判定を所定のタイミングで実施する。CPU80は、例えば、整流回路20の故障判定を定期的に行う。
以上のように、実施形態に係る電源装置1は、コイルユニット10と、整流回路20と、ツェナダイオード30と、DC出力回路60と、電圧検出回路70と、CPU80とを備える。コイルユニット10は、電力を供給する送電線2に設けられ、コイル11を有し、当該コイル11を介して電磁誘導により送電線2から交流電力を取得する。整流回路20は、コイルユニット10により取得した交流電力を直流電力に整流する。ツェナダイオード30は、整流回路20により整流した直流電力の電圧を一定にした直流電力を電源負荷部4に出力する。DC出力回路60は、整流回路20に故障検出用の電力を供給する。電圧検出回路70は、故障検出用の電力を整流回路20に供給した場合に当該整流回路20から出力される電力の電圧を検出する。CPU80は、電圧検出回路70の検出結果に基づいて整流回路20の故障を判定する。
この構成により、電源装置1は、コイルユニット10から整流回路20に供給される電力が不安定な場合でも、整流回路20の故障を正確に判定することができる。さらに、電源装置1は、コイルユニット10から整流回路20に電力が供給されていない場合でも、整流回路20の故障を判定することができる。また、電源装置1は、従来のように整流回路20の対象素子を個別に故障判定する場合と比較して、部品点数の増加や製造コストを抑制できる。この結果、電源装置1は、整流回路20の故障を適正に判定することができる。
上記電源装置1において、CPU80は、故障検出用の電力を整流回路20に供給した場合に、電圧検出回路70により検出した検出電圧が予め定められた閾値Th1以下であるとき(検出電圧が閾値範囲Thに含まれないとき)、整流回路20が故障していると判定する。この構成により、電源装置1は、整流回路20の故障を適正に判定することができる。
上記電源装置1において、整流回路20は、4つのダイオードD1~D4を有し全波整流を行うブリッジ回路を含んで構成される。DC出力回路60は、ブリッジ回路に故障検出用の電力を供給する。CPU80は、電圧検出回路70の検出結果に基づいて4つのダイオードD1~D4の短絡及び開放を判定する。この構成により、電源装置1は、ブリッジ回路のダイオードD1~D4の故障を適正に判定することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。整流回路20は、全波整流を行うブリッジ回路を含む例について説明したが、これに限定されず、その他の回路を含んで構成されてもよい。
定電圧ダイオードは、ツェナダイオード30である例について説明したが、これに限定されず、例えば、アバランシェ整流ダイオード(アバランシェダイオード)等であってもよい。
CPU80は、整流回路20の故障判定を定期的に行う例について説明したが、これに限定されない。CPU80は、例えば、整流回路20が動作している間、常に当該整流回路20の電圧を検出し、整流回路20が動作している間において電圧検出回路70により検出した検出電圧が閾値範囲Thに含まれなくなった場合(閾値Th1以下になった場合)、故障検出用の電力を整流回路20に供給し、当該整流回路20の故障を判定するようにしてもよい。CPU80は、検出電圧が閾値範囲Thに含まれなくなった場合、コイルユニット10により取得した電力が小さいことが原因である場合と、整流回路20が故障したことが原因である場合とが考えられるが、故障検出用の電力を整流回路20に供給することで、これらの原因を明確にすることができ、リアルタイムで整流回路20の故障を判定することができる。つまり、CPU80は、検出電圧が閾値範囲Thに含まれなくなったときに、コイルユニット10により取得した電力が小さいことが原因である場合、故障検出用の電力を整流回路20に供給することで検出電圧が閾値範囲Thに含まるようになり、整流回路20の正常を判定することができる。一方、CPU80は、検出電圧が閾値範囲Thに含まれなくなったときに、整流回路20が故障したことが原因である場合、故障検出用の電力を整流回路20に供給しても検出電圧が閾値範囲Thに含まれず、整流回路20の故障をリアルタイムで判定することができる。
1 電源装置
2 送電線(電線)
4 電源負荷部(負荷部)
10 コイルユニット
11 コイル
20 整流回路
30 ツェナダイオード(定電圧ダイオード)
60 DC出力回路(電源回路)
70 電圧検出回路
80 CPU(故障判定回路)
D1~D4 ダイオード

Claims (2)

  1. 電力を供給する電線に設けられコイルを有し前記コイルを介して電磁誘導により前記電線から交流電力を取得するコイルユニットと、
    前記コイルユニットにより取得した前記交流電力を直流電力に整流する整流回路と、
    前記整流回路により整流した直流電力の電圧を一定にした直流電力を負荷部に出力する定電圧ダイオードと、
    前記整流回路に故障検出用の電力を供給する電源回路と、
    前記故障検出用の電力を前記整流回路に供給した場合に当該整流回路から出力される電力の電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記整流回路の故障を判定する故障判定回路と、を備え、
    前記整流回路は、4つのダイオードを有し全波整流を行うブリッジ回路を含んで構成され、
    前記電源回路は、前記ブリッジ回路に前記故障検出用の電力を供給し、
    前記故障判定回路は、前記電圧検出回路の検出結果に基づいて前記4つのダイオードの短絡及び開放を判定する、
    電源装置。
  2. 前記故障判定回路は、前記故障検出用の電力を前記整流回路に供給した場合に、前記電圧検出回路により検出した電圧が予め定められた閾値以下であるとき、前記整流回路が故障していると判定する請求項1に記載の電源装置。
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