JP2016116320A - 絶縁型直流電源装置および制御方法 - Google Patents

絶縁型直流電源装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流検出用抵抗が短絡した場合に、速やかに一次巻線に電流が流れないようにしてデバイスがダメージを受けるのを防止する。【解決手段】トランスを有する絶縁型直流電源装置の一次側制御回路に、補助巻線に誘起される電圧に基づいてスイッチング素子をオンさせるタイミングを与える電圧検出回路と、一次巻線に流れる電流に基づいてスイッチング素子をオフさせるタイミングを与える電流検出回路と、電流検出回路および電圧検出回路の出力信号に応じてオン、オフ制御信号を生成する信号生成回路と、スイッチング素子のオンタイミングにより起動してスイッチング素子のオン時間の計時動作を開始する第1タイマ回路と、第1タイマ回路のタイムアップにより起動して計時動作を開始する第2タイマ回路とを設け、第2タイマ回路が許容消磁時間を計時してタイムアップした場合にはスイッチング素子をオンさせる信号を生成しないように構成した。【選択図】図2

Description

本発明は、電圧変換用トランスを備えた絶縁型直流電源装置および制御方法に関し、特に一次巻線に間欠的に電流を流して駆動するスイッチング制御方式の絶縁型DC−DCコンバータにおける一次側制御回路に利用して有効な技術に関する。
直流電源装置には、電圧変換用トランスの一次巻線と直列に接続されたスイッチング素子をオン、オフ駆動して一次巻線に流れる電流を制御し、二次巻線に誘起される電圧を制御するようにしたスイッチング制御方式の絶縁型DC−DCコンバータが知られている。
かかるスイッチング制御方式のDC−DCコンバータには、一次側の制御動作のために、二次側の出力電圧もしくは出力電流を検出して一次側へ帰還をかけるとともに、一次側のスイッチング素子と直列に電流検出用の抵抗を設け、一次側制御回路(IC)には該抵抗により電流−電圧変換された電圧が入力される端子(電流検出端子)を設けているものがある(特許文献1参照)。
また、スイッチング制御方式の絶縁型DC−DCコンバータのひとつに、電流モード制御のフライバックコンバータがある。
この電流モードコンバータでは、二次側の出力電圧もしくは出力電流を検出して一次側へ帰還をかけ、スイッチング素子の電流ピークを制御することで、出力電圧もしくは出力電流を制御するようにしている。そして、一次側制御回路には、上記スイッチング素子と直列に抵抗(センス抵抗)を接続して電流を電圧に変換し、この電圧が帰還信号に応じた電圧を上回るとスイッチング素子をターンオフさせることで、電流ピークを制御することが行われている。
特開2011−176926号公報 特開2005−341730号公報
ところで、絶縁型DC−DCコンバータにおいては、定格負荷電流(或いは最大負荷電流)が規定されており、二次側に流れる電流が定格負荷電流以上に増加する過電流状態が発生すると電源装置がダメージを受けることがあるので、一次側の制御回路に過電流検出機能および過電流を検出した場合に制御動作を停止させる過電流保護機能を設けることがある(特許文献2参照)。
しかしながら、センス抵抗の電圧を監視して出力電圧制御を行うように構成した絶縁型DC−DCコンバータにおいては、電流検出用抵抗の両端子間または電流検出端子−接地点間が短絡した場合、一次側に流れる電流が増加しても電流検出端子の電位が変化しないため、出力電圧制御が働かずスイッチング素子に過剰電流が流れ、部品の異常発熱による破壊を招くおそれがある。
本発明は上記のような背景の下になされたもので、その目的とするところは、電圧変換用のトランスを備え一次巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置において、電流検出用抵抗が短絡したような場合に、速やかに一次巻線に電流が流れないようにして、スイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受けるのを防止することができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、
一次巻線と二次巻線と補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、該トランスの一次巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの補助巻線に誘起される電圧に比例した電圧が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する一次側制御回路とを備えた絶縁型直流電源装置において、
前記一次側制御回路は、
前記トランスの一次巻線の電圧もしくは補助巻線に誘起される電圧またはそれに比例した電圧に基づいて前記スイッチング素子をオンさせるタイミングを与える電圧検出回路と、
前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧に基づいて前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを与える電流検出回路と、
前記電流検出回路から出力される信号および前記電圧検出回路から出力される信号に応じて前記スイッチング素子をオン、オフ制御する信号を生成するオン、オフ信号生成回路と、
前記スイッチング素子のオンタイミングにより起動して前記スイッチング素子のオン時間の計時動作を開始し、予め設定された一次側最大オン時間を計時した時点でタイムアップする第1タイマ回路と、
前記第1タイマ回路のタイムアップにより起動して計時動作を開始し、予め設定された許容消磁時間を計時した時点でタイムアップする第2タイマ回路と、
を備え、前記第1タイマ回路のタイムアップにより前記スイッチング素子をオフさせる一方、前記第2タイマ回路がタイムアップした場合には、前記オン、オフ信号生成回路によって前記スイッチング素子をオンさせる信号を生成しないように構成した。
本出願の他の発明は、一次巻線と二次巻線と補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、該トランスの一次巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの補助巻線に誘起される電圧に比例した電圧が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する一次側制御回路と、を備えた絶縁型直流電源装置の制御方法において、
前記トランスの補助巻線に誘起される電圧またはそれに比例した電圧と前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧とを監視しながら、
前記スイッチング素子がオンされる毎にそのオンタイミングにより第1計時動作を開始して、予め設定された一次側最大オン時間を計時する前に前記トランスの一次巻線に流れる電流が、前記電流検出回路にて所定の電流値になったことを検出した場合には、前記スイッチング素子の次回のオン動作を開始させ、
前記トランスの一次巻線に流れる電流が、前記電流検出回路にて所定の電流値になったことを検出する前に前記一次側最大オン時間を計時した場合には、前記一次側最大オン時間の計時を完了した時点で消磁期間であることを条件に第2計時動作を開始し予め設定された許容消磁時間を計時した場合に、その後前記スイッチング素子のオン信号を生成させないようにしたものである。
電流検出用抵抗が短絡した場合には、一次巻線に流れる電流に比例した電圧が入力されなくなるため、前記スイッチング素子をオンさせるとオン時間が長くなりそれによって一次巻線のピーク電流が高くなってトランスの消磁時間も長くなるが、上記した手段や方法によれば、第1タイマ回路のタイムアップにより起動した第2タイマ回路がタイムアップした時点で、速やかに一次巻線に電流が流れないようになるため、電流検出用抵抗の端子間が短絡したり一次側制御回路(IC)の電流検出端子と接地点との間が短絡した場合に、でスイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受けるのを防止することができる。
ここで、前記電流検出回路は、前記スイッチング素子と直列に接続された抵抗素子により電流−電圧変換された電圧を入力とすることができる。
また、前記電圧検出回路は、前記トランスの補助巻線に誘起された電圧を分圧手段により分圧した電圧を入力とすることができる。
さらに、トランスが消磁期間中であることを検出する消磁期間検出手段を設けて、第2タイマ回路は消磁期間検出手段が消磁期間であることを検出していることを条件として計時動作を実行するように構成しても良い。
また、望ましくは、前記トランスの一次巻線に印加される入力電圧の電位を検出する入力電圧レベル検出回路を備え、前記第1タイマ回路は入力電圧に反比例した時間を計時するように構成する。
これにより、一次側最大オン時間を入力電圧に反比例する可変値とすることができ、センス抵抗ショート時のトランスの一次側電流ピーク値と二次側電流ピークの入力電圧依存性をキャンセルできるため、電力損失の増大を抑制するとともにデバイスがダメージを受けにくくすることができる。
また、望ましくは、前記トランスの補助巻線に誘起された電圧を分圧手段により分圧した電圧の電位を検出する誘起電圧レベル検出回路を備え、前記第2タイマ回路は誘起電圧に反比例した時間を計時するように構成する。
これにより、トランスの許容消磁時間を補助巻線の誘起電圧に反比例する可変値とすることができ、スイッチング停止時のトランスの電流ピーク値の出力電圧依存性をキャンセルすることができるため、電流ピーク値の出力電圧依存性により負荷がダメージを受けるのを防止することができる。
さらに、望ましくは、前記電流検出回路は電圧比較回路であり、該電圧比較回路は、前記スイッチング素子と直列の前記抵抗素子により電流−電圧変換された電圧と、前記分圧手段により分圧された電圧に比例した電圧とを比較して前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを示す信号を出力するように構成する。
これにより、二次側からのフィードバック電圧を用いずに、一次側の情報のみで二次側の出力電圧の制御を行うPSR方式の絶縁型直流電源装置(DC−DCコンバータ)において、電流検出用抵抗の短絡でスイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受けるのを防止することができる。
本発明によれば、電圧変換用のトランスを備え一次巻線に流れる電流をオン、オフして出力を制御する絶縁型直流電源装置において、電流検出用抵抗が短絡したり一次側制御回路(IC)の電流検出端子と接地点との間が短絡した場合に、速やかに一次巻線に電流が流れないようにして、スイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受けるのを防止することができるという効果がある。
本発明に係る絶縁型直流電源装置としての絶縁型DC−DCコンバータの一実施形態を示す回路構成図である。 図1の絶縁型DC−DCコンバータにおけるトランスの一次側制御回路(一次側制御用IC)の構成例を示す回路構成図である。 実施例の一次側制御用ICにおける通常動作時および電流検出用抵抗もしくは電流検出端子と接地点との間が短絡した場合の一次側制御用ICの各部の電位の変化の様子を示す波形図である。 実施例の一次側制御用ICの他の実施例を示す回路構成図である。 絶縁型DC−DCコンバータの他の実施例を示す回路構成図である。 図5のDC−DCコンバータを構成する一次側制御用ICの内部回路の構成例を示す回路構成図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を、一例として二次側から一次側へ帰還をかけずに、一次側で取得した情報のみで二次側の出力電圧の制御を行ういわゆる Primary Side Regulation (以下PSR)方式の絶縁型DC−DCコンバータに適用した場合の一実施形態を示す回路構成図である。
この実施形態のDC−DCコンバータは、一次巻線Npと二次巻線Nsおよび補助巻線Naとを有する電圧変換用のトランスTR1と、このトランスTR1の一次巻線Npと直列に接続されたNチャネルMOSFETからなるスイッチング素子としてのスイッチングトランジスタSWと、該スイッチングトランジスタSWを駆動する電源制御回路10を有する。特に限定されるものではないが、この実施形態では、電源制御回路10は、単結晶シリコンのような1個の半導体チップ上に半導体集積回路(以下、一次側制御用ICと称する)として形成されている。
また、図1のDC−DCコンバータは、一次側制御用IC10がスイッチングトランジスタSWをオン、オフするための発振回路を持たず、自励式でスイッチング制御を行うとともに、トランスTR1として二次巻線Nsの極性が一次巻線Npと逆極性のものを使用し疑似共振フライバックコンバータとして動作して、スイッチング素子の電流ピークを制御することで出力電圧を制御するように構成されている。
なお、図1のDC−DCコンバータは、前段に、ノイズ遮断用のフィルタや、交流電圧(AC)を整流し直流電圧に変換するダイオード・ブリッジ回路、整流後の電圧を平滑する平滑用コンデンサを設けてAC−DCコンバータ(いわゆるACアダプタ)として構成されることもある。
上記トランスTR1の二次側には、二次巻線Nsと直列に接続された整流用ダイオードD2と、このダイオードD2のカソード端子と二次巻線Nsの他方の端子との間に接続された平滑用コンデンサC2とが設けられている。
また、この実施形態のDC−DCコンバータの一次側には、上記補助巻線Naと直列に接続された整流用ダイオードD1と、このダイオードD1のカソード端子と接地点GNDとの間に接続された平滑用コンデンサC1とからなる整流平滑回路が設けられ、該整流平滑回路で整流、平滑された電圧が上記一次側制御用IC10の電源電圧端子VDDに印加されている。これとともに、入力電圧Vinが直接またはダイオードや抵抗を介して一次側制御用IC10の高圧起動端子HVに印加され、電源起動時の補助巻線Naに電圧が誘起される前に一次側制御用IC10を動作させることができるように構成されている。
さらに、本実施形態においては、スイッチングトランジスタSWのソース端子と接地点GNDとの間に、スイッチングトランジスタSWに流れる電流を電圧に変換する電流検出用の抵抗Rsが接続され、該電流検出用抵抗Rsにより変換されたノードN0の電圧Vcsが一次側制御用IC10の電流検出端子CSに入力されている。これとともに、補助巻線Naと直列に接続された整流用ダイオードD1のアノード端子と接地点GNDとの間に補助巻線Naの誘起電圧を分圧する分圧用の抵抗R1,R2が直列形態に接続され、該抵抗R1,R2の接続ノードN1の電位Vsが一次側制御用IC10の電圧検出端子VSに入力される。ここで、端子VSの電位Vsは二次側の出力電圧Voutに比例するため、一次側制御用IC10は端子VSの電位Vsに応じて一次巻線Npの電流およびスイッチング周期を制御することで、出力電圧Voutを所定の電圧に維持するように構成されている。
次に、図2を用いて、上記一次側制御用IC10の具体的な構成例について説明する。
本実施例の一次側制御用IC10は、電流検出電圧Vcsに基づいてスイッチングトランジスタSWのオフタイミングを決定して一次巻線のピーク電流を制御するとともに、補助巻線Naの誘起電圧に基づいて二次側電流がゼロになるポイントすなわち二次側へのエネルギー放出期間(消磁期間)の終了点を検出してスイッチングトランジスタSWのオンタイミングを決定する。また、一次側制御用IC10は、スイッチングトランジスタSWが所定時間以上オン状態を継続しないように制御するとともに、二次巻線の消磁期間が所定時間以上継続したことを検出する機能を有する。さらに、本実施例の一次側制御用IC10は、センス抵抗Rsの短絡が検出されると、スイッチングトランジスタSWがオンされるのを防止する機能を有する。
上記オフタイミング決定機能を実現するため、本実施例の一次側制御用IC10は、図2に示すように、端子VSに入力されている補助巻線誘起電圧に比例した電圧Vsを所定のタイミングで取り込んで保持するサンプルホールド回路S/Hと、取り込まれた電圧Vsと所定の基準電圧Vref1との電位差に応じた電圧を生成する誤差アンプ11と、端子CSに入力されている電流検出電圧Vcsと上記誤差アンプ11の出力電圧Vcontとを比較するコンパレータ12を備え、該コンパレータ12の出力がORゲートG1を介してRSフリップフロップFF1のリセット端子Rに入力されている。
そして、フリップフロップFF1の出力電圧Qは駆動回路(ドライバ)13に供給され、駆動回路13からの出力がスイッチングトランジスタSWをオン、オフ駆動する駆動パルスDRVとなる。この実施例では、電流検出電圧Vcsが誤差アンプ11の出力電圧Vcontを越えるとコンパレータ12の出力がハイレベルに変化してRSフリップフロップFF1がリセットされてその出力Qがローレベルに変化し、駆動回路13から出力される駆動パルスDRVがローレベルに変化してスイッチングトランジスタSWがオフされるように構成されている。なお、RSフリップフロップFF1は、後述の第1タイマ回路17や第2タイマ回路18からのタイムアップ信号によってもリセットされる。
また、上記オンタイミング決定機能を実現するため、一次側制御用IC10は、端子VSに入力されている補助巻線誘起電圧の検出電圧Vsと所定の参照電圧Vref2とを比較するコンパレータ14と、該コンパレータ14の出力電圧に基づいて二次巻線の消磁期間の終了点を検出する放電終了検出回路15とを備える。そして、該放電終了検出回路15の出力EN1が、ANDゲートG5、ORゲートG2およびANDゲートG3を介してRSフリップフロップFF1のセット端子Sに入力されている。参照電圧Vref2は、0Vに近い値に設定される。電流検出電圧Vsが電圧Vref2よりも低くなるとコンパレータ14の出力がハイレベルに変化してRSフリップフロップFF1がセットされてその出力Qがハイレベルに変化し、駆動回路13から出力される駆動パルスDRVがハイレベルに変化してスイッチングトランジスタSWがオンされるように構成されている。
さらに、一次側制御用IC10は、スイッチングトランジスタSWがオフされたタイミングすなわち駆動回路13から出力される駆動パルスDRVがローレベルからハイレベルに変化したタイミングから計時動作を開始し、スイッチング周期を計時するタイマ回路16を備えている。そして、このタイマ回路16は、誤差アンプ11の出力電圧Vcontに応じた時間を計時するように構成されている。具体的には、前述の一次巻線のピーク電流制御のことを考えなければ、誤差アンプ12の出力電圧Vcontが高くなるとタイマ回路16が計時する時間が短くなってスイッチング周期が短くなり、誤差アンプ12の出力電圧Vcontが低くなるとタイマ回路16が計時する時間が長くなってスイッチング周期が長くなるように構成される。これにより、補助巻線に誘起される電圧に応じて一次側のスイッチング周期を変化させることができる。なお、上記のようなスイッチング周期の制御と前述の一次巻線のピーク電流制御とが合わさることで、二次側の出力電圧を一定に維持する制御を行うので、電圧Vcontが上昇してもスイッチング周期が変化しないもしくは減少することもある。
そして、上記タイマ回路16の出力EN2と上記放電終了検出回路15の出力EN1がANDゲートG5に供給され、その論理和をとった信号ENがORゲートG2、ANDゲートG3を介してフリップフロップFF1のセット端子に入力されている。つまり、タイマ回路16がタイムアップするとともに、放電終了検出回路15が放電終了を検出しその出力EN1がハイレベルに変化した場合に、フリップフロップFF1がセットされるようになっている。
また、一次側制御用IC10には、高圧起動端子HVに印加された電圧によって、補助巻線Naに電圧が誘起されて補助電源(D1,C1)からの電圧VDDが立ち上がる前の電源投入直後に内部回路を起動させるスタート回路20が設けられ、該スタート回路20から供給されるスタートアップ信号STARTがORゲートG2およびANDゲートG3を介してRSフリップフロップFF1に供給されて駆動パルスDRVを立ち上げるように構成されている。
従って、放電終了検出回路15とタイマ回路16は、スイッチングトランジスタSWのオンタイミングを与えるオンタイミング生成回路として機能することとなる。
なお、ANDゲートG3の他方の入力端子には、センス抵抗Rsの短絡を検出するため後述の第2タイマ回路からのタイムアップ信号が入力されており、センス抵抗Rsの短絡が検出されると、ANDゲートG3を遮断してRSフリップフロップFF1へオンタイミングを付与する信号が供給されるのを阻止し、スイッチングトランジスタSWがオンされるのを防止するようになっている。
また、一次側制御用IC10には、高圧起動端子HVに印加された電圧によって、補助電源(D1,C1)の電圧が立ち上がる前の電源投入時に内部回路を起動させるスタート回路20が設けられ、該スタート回路20から供給されるスタートアップ信号STARTがORゲートG2を介して第1タイマ回路17に供給されて起動させるように構成されている。
さらに、センス抵抗Rsの短絡を検出するとスイッチングトランジスタSWがオンされるのを防止する上記機能を実現するため、本実施例の一次側制御用IC10は、スイッチングトランジスタSWの最大オン時間(以下、一次側最大オン時間)を計時するための第1タイマ回路17と、予め設定されたトランスの許容消磁期間(二次側最大オン時間)を計時する第2タイマ回路18とを備える。
第1タイマ回路17は、定電流源CS1および該定電流源CS1からの電流によって充電されるキャパシタC3、キャパシタC3の放電スイッチとして機能するMOSトランジスタM1、キャパシタC3の充電電圧と所定の参照電圧Vref3とを比較するコンパレータCMP1を備える。MOSトランジスタM1のゲート端子には、前記フリップフロップFF1の反転出力/Qが印加されており、/QがハイレベルとなるスイッチングトランジスタSWのオフ期間中はキャパシタC3の電荷を放電し、SWがオンされるとMOSトランジスタM1がオフ状態にされてキャパシタC3の充電を開始し、充電電圧が参照電圧Vref3に達するとコンパレータCMP1の出力がハイレベルに変化する。
つまり、第1タイマ回路17は、スイッチングトランジスタSWのオンしている時間を計時し、予め設定された所定の時間(一次側最大オン時間)T1maxを経過すると後段のフリップフロップFF2をセットする。また、コンパレータCMP1の出力は前記ORゲートG1を介して前段のフリップフロップFF1のリセット端子Rにフィードバックされており、一次側最大オン時間T1maxを経過するとフリップフロップFF1をリセットさせ、スイッチングトランジスタSWを強制的にオフさせることとなる。なお、フリップフロップFF2は、フリップフロップFF1の出力Q(SWのオン信号)の立ち上がりに同期してパルスを生成するワンショットパルス生成回路19からのパルスPLによって、スイッチングトランジスタSWのオンと同時にリセットされる。
一方、第2タイマ回路18は、定電流源CS2、該定電流源CS2からの電流によって充電されるキャパシタC4、キャパシタC4の放電スイッチとして機能するMOSトランジスタM2、キャパシタC4の充電電圧と所定の参照電圧Vref4とを比較するコンパレータCMP2、該コンパレータCMP2の出力がセット端子Sに入力されるRSフリップフロップFF3などを備える。そして、このフリップフロップFF3の出力Qが前記ANDゲートG3に入力されている。
また、MOSトランジスタM2のゲート端子には、前記第1タイマ回路17の出力によってセットされる前記フリップフロップFF2の反転出力/Qが印加されており、スイッチングトランジスタSWのオンと同時にフリップフロップFF2がリセットされその反転出力/QがハイレベルにされることでM2がオン状態にされてキャパシタC4の電荷を放電し、第1タイマ回路17がタイムアップすなわち一次側最大オン時間を計時するとMOSトランジスタM2がオフ状態にされてキャパシタC4の充電を開始し、充電電圧が参照電圧Vref4に達するとコンパレータCMP2の出力がハイレベルに変化して後段のフリップフロップFF3をセットする。
つまり、第2タイマ回路18は、トランスの消磁時間を計時し、予め設定されたVref4に対応した許容消磁期間T2maxを経過すると後段のフリップフロップFF3をセットする。そして、フリップフロップFF3がセットされると、その反転出力/Qがローレベルに変化してANDゲートG2を遮断し、放電終了検出回路15やタイマ回路16から出力されるスイッチングトランジスタSWのオンタイミングを与える信号が、RSフリップフロップFF1へ供給されないようしてスイッチングトランジスタSWがオンされるのを防止する構成されている。
なお、フリップフロップFF3のリセット端子には初期化信号(リセット信号)が入力されており、/Qが一旦ローレベルに変化するとICが初期化されるまで状態を維持することで、スイッチングトランジスタSWがオンされるのを防止する。
次に、第1タイマ回路17と、予め設定されたトランスの許容消磁期間(二次側最大オン時間)を計時する第2タイマ回路18とを設けている理由について説明する。
センス抵抗Rsがショートした場合、端子CSの電圧Vcsがローレベルに張り付くことで、コンパレータ12が応答不能となり、コンパレータ12の出力によってフリップフロップFF1がリセット、つまりスイッチングトランジスタSWがオフされなくなる。
この時、トランスの一次巻線のピーク電流をI1p 、一次巻線の入力電圧をVin 、一次巻線のインダクタンスをL1 、一次巻線の最大オン時間をT1maxとすると、I1pは次式
I1p=(Vin/L1)・T1max ……(1)
で表わされる。上記式(1)は、一次巻線のピーク電流I1pが入力電圧依存性を有しているが、一次側最大オン時間T1maxにより一次側ピーク電流I1pを抑制できることを表わしている。そこで、この実施例の一次側制御用IC10は、第1タイマ回路17が一次側最大オン時間T1maxを計時してタイムアップするとフリップフロップFF1をリセットしてスイッチングトランジスタSWをオフするようにしている。
一方、二次巻線のインダクタンスをL2、二次側の出力電圧をVout、二次側の整流用ダイオードD2の順方向電圧をVF、トランスの消磁時間をTdemとすると、Tdemは次式
Tdem=(L2・I2p)/(Vout+VF) ……(2)
で表わされる。ここで、二次側ピーク電流I2pは一次側ピーク電流I1pに比例することから、一次巻線の巻数をN1、二次巻線の巻数をN2とすると、上式は
Tdem=T1max・(N2/N1)・{Vin/(Vout+VF)} ……(3)
のように、変形することができる。この式(3)は、Vout、VFが固定であるとすると、トランスの消磁期間TdemはVin, T1max に比例することを表している。
そこで、この実施例の一次側制御用IC10は、許容消磁期間T2maxを設定し、一次側最大オン時間T1maxを計時する第1タイマ回路17がタイムアップしてスイッチングトランジスタSWがオフすると、第2タイマ回路18の計時を開始してTdemがT2maxを越えた時点でフリップフロップFF3をリセットし、その出力/QでANDゲートG2を遮断してオン開始信号ENがフリップフロップFF1に供給されないようにすることで、センス抵抗ショート時には、スイッチングトランジスタSWがオン状態になるのを阻止して一次巻線に継続して電流が流れるのを防止するようにしている。
なお、図2の実施例では、フリップフロップFF2の反転出力/QがMOSトランジスタM2のゲート端子に直接入力されているが、フリップフロップFF2の反転出力端子とMOSトランジスタM2のゲート端子との間に、破線で示すようにコンパレータ14の出力信号を他方の入力とするORゲートG4を設けて、コンパレータ14の出力がローレベル(VS端子の電圧Vsが0V)であることを条件に、フリップフロップFF2の反転出力/Qがローレベルに変化した場合にMOSトランジスタM2をオフして、キャパシタC4の充電開始すなわち第2タイマ回路18の計時を開始させるように構成しても良い。従って、この場合、コンパレータ14が消磁期間であることを検出する手段として機能し、第2タイマ回路18は消磁期間であることを条件として計時動作を実行することとなる。
次に、センス抵抗Rsがショートした場合における本実施例の一次側制御用IC10の動作を、図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。
本実施例の一次側制御用IC10は、センス抵抗Rsがショートしていない正常な期間(図3のT1の期間)においては、端子VSの電圧Vsが基準電圧Vref2以下になった時点で放電終了検出回路15の出力信号EN1がハイレベルに変化する。また、タイマ16はパルス信号PLによってリセットされて計時を開始し、誤差増幅アンプ11の出力電圧Vcontにより決められる時間経過で出力信号EN2がハイレベルに変化する。
そして、上記信号EN1と信号EN2の双方がハイレベルになると、ANDゲートG5の出力信号ENがハイレベルになり、フリップフロップFF1がセットされて駆動信号DRVがハイレベルに変化し、スイッチングトランジスタSWがオンされる(タイミングt1)。すると、ワンショットパルス生成回路19により駆動信号DRVの立ち上がりが検出されてパルスPLが生成される(タイミングt2)。そして、このパルスが第2タイマ回路18のフリップフロップFF2に供給され、その反転出力/Qがハイレベルに変化され、MOSトランジスタM2がオンされ、キャパシタC4の電荷がディスチャージされる。
一方、スイッチングトランジスタSWがオンされると、第1タイマ回路17が計時を開始し、一次側最大オン時間T1maxを経過すると、コンパレータ12の出力がハイレベルに変化することによってフリップフロップFF1がリセットされ、駆動信号DRVがローレベルに変化し、スイッチングトランジスタSWがオフされる(タイミングt3)。すると、トランスに蓄積されたエネルギーの二次側への放電が開始される。その後、二次巻線の電流I2がゼロ近くまで減少すると、共振が発生して端子VSの電圧Vsが変動(リンギング)を起こす。
このとき、センス抵抗Rsがショートしていると、電流検出電圧Vcsが上昇しなくなるため、コンパレータ12の出力がハイレベルに変化しなくなり、通常のターンオフが発生せず、第1タイマ回路17が一次側最大オン時間を計時した時点(タイミングt6)でフリップフロップFF1がリセットされ、駆動信号DRVがローレベルに変化してスイッチングトランジスタSWがオフされる。これにより、SWのオン時間が長くなって一次巻線の電流I1のピークが大きくなり、二次巻線の消磁期間に流される電流I2および消磁期間が増加する。
また、第1タイマ回路17のタイムアップ(一次側最大オン時間の計時)でフリップフロップFF2がセットされて、第2タイマ回路18による許容消磁期間の計時が開始される。そして、一次巻線の電流I1のピークが大きくなることで、端子VSの電圧Vsが下がるのが遅くなるため、許容消磁期間経過時点(タイミングt7)で、第2タイマ回路18がタイムアップしてフリップフロップFF3がセットされ、その出力Qの変化でフリップフロップFF1がリセットされて、スイッチングトランジスタSWがオフされる。そして、フリップフロップFF3がセットされると、その出力/QによってANDゲートG2を通過するオン開始信号ENを遮断することで、スイッチングトランジスタSWがオフ状態を維持して一次側に電流が流れ続けるのを防止することができる。
その結果、センス抵抗Rsの短絡によりスイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受けるのを防止することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の一次側制御用IC10の変形例について、図4を用いて説明する。なお、この変形例の一次側制御用IC10を適用するDC−DCコンバータの構成は図1のものと同じである。
前述の式(1)からも分かるように、一次巻線のピーク電流I1pは一次巻線の入力電圧Vinに比例している。そこで、図4に示す変形例の一次側制御用ICは、第1タイマ回路17の電流源CS1を可変電流源で構成するとともに、入力電圧Vinが印加される端子HVの電位を検出してVinに比例した電圧を出力するVinレベル検出回路21を設け、Vinレベル検出回路21の出力電圧により可変電流源CS1の電流値を変化させるように構成されている。具体的には、入力電圧Vinが高くなると、可変電流源CS1の電流が増加して第1タイマ回路17がタイムアップするまでの時間を短くし、逆に入力電圧Vinが低くなると、可変電流源CS1の電流が減少して第1タイマ回路17がタイムアップするまでの時間を長くするように構成されている。
これにより、一次側最大オン時間T1maxを、入力電圧 Vin に反比例する可変値とすることができ、センス抵抗ショート時のトランスの一次側電流ピーク値および二次側電流ピーク値の入力電圧依存性をキャンセルできる。
例えば、入力電圧 Vin が高くなると、センス抵抗ショート時のトランスの一次側電流ピーク値および二次側電流ピーク値が高くなるため、第1タイマ回路17がタイムアップするまでの時間が変わらないとすると、トランスにおける電力損失が増大するとともに、トランスやスイッチングトランジスタSW、ダイオードD2等のデバイスへのストレスが、電流ピーク値が低い場合に比べて増大しダメージを受け易くなる。
これに対し、本変形例を適用することにより、Vin が高くなると第1タイマ回路17のタイムアップ時間が短くなって一次側電流ピーク値および二次側電流ピーク値の増加が抑えられるため、電力損失の増大を抑制するとともにデバイスがダメージを受けにくくすることができる。なお、端子HVは、もともと電源投入直後の補助巻線に誘起電圧が発生していない期間にICが動作できるようにするため、もともと一次側制御用IC10に設けられている端子を利用することで、端子数の増加を招くことなく実現することができる。
また、図4に示す変形例の一次側制御用ICにおいては、第2タイマ回路18の電流源CS2を可変電流源で構成するとともに、補助巻線の誘起電圧を分圧した電圧Vsが印加される端子VSに接続されたサンプルホールド回路(S/H)により取り込まれた電圧に比例した電圧を出力するVsレベル検出回路22を設け、Vsレベル検出回路22の出力電圧により可変電流源CS2の電流を変化させるように構成されている。具体的には、電圧Vsが高くなると、可変電流源CS2の電流が増加して第2タイマ回路18がタイムアップするまでの時間を短くし、電圧Vsが低くなると、可変電流源CS2の電流が減少して第2タイマ回路18がタイムアップするまでの時間を長くするように構成されている。
図1に示すようなフライバックコンバータにおいては、トランスの消磁期間は、一次側電流ピーク値に比例し、Vout+VF(出力電圧+ダイオードD2の順方向電圧)に反比例することが知られている。許容消磁期間T2maxが固定値の場合、スイッチング停止時の一次側電流ピーク値および二次側の電流ピーク値は、Vout+VFに比例するため、出力電圧が高いほどスイッチング素子やトランス、ダイオードなどの構成部品がダメージを受け易くなる。このような電流ピーク値の出力電圧依存性は、バッテリーの充電やLED照明等の用途に向けた定電流出力のコンバータにとっては好ましくない特性である。そこで、上記のようにトランスの許容消磁時間T2maxを、電圧Vsに反比例する可変値とすることにより、スイッチング停止時のトランスの電流ピーク値の出力電圧依存性をキャンセルすることができる。
また、トランスを使用した絶縁型コンバータでは(Vout+VF)の電圧を一次側へ伝達する構成を実現しようとすると回路が複雑になるが、補助巻線には、二次側の(Vout+VF)の電圧に比例した電圧が現れる。より詳細に説明すると、端子VSの電位は、補助巻線と二次巻線の巻線比をNa/N2、二次側のダイオードD2の順方向電圧をVFとすると、次式
Figure 2016116320
で表わされる。上記式(4)より分かるように、端子VSの電位は二次巻線の端子間電圧(=Vout+VF)に比例する。従って、上記のように端子VSの電位Vsを取り込みそれに応じて第2タイマ回路18のタイムアップ時間の可変を行うことで、電流ピーク値の出力電圧依存性をキャンセルして負荷がダメージを受けるのを防止することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、図4に示す変形例においては、Vinレベル検出回路21の出力電圧により第1タイマ回路17がタイムアップするまでの時間を可変にする構成と、Vsレベル検出回路22の出力電圧により第1タイマ回路17がタイムアップするまでの時間を可変にする構成の両方を設けた一次側制御用IC10を示したが、いずれか一方の構成のみ設けた変形例も可能である。
また、前記実施形態では、スイッチング素子をオンさせるタイミングを与える電圧検出回路(コンパレータ14)がトランスの補助巻線に誘起される電圧またはそれに比例した電圧に基づいて検出しているが、一次巻線の電圧に基づいてスイッチング素子をオンさせるタイミングを検出することも可能である。なお、一次巻線の電圧に基づく場合、補助巻線との違いは、極性が逆になる点と、消磁完了後のLC共振電圧の中心が接地電位ではなく入力電圧Vinとなる点にある。
また、図1に示すDC−DCコンバータでは、二次側回路として整流用のダイオードD2と平滑用コンデンサC2を設けた最もシンプルな構成のものを一例として示したが、本発明は、整流用のダイオードD2の代わりにMOSトランジスタを接続するとともに、該トランジスタのソース電圧およびドレイン電圧を監視してオン、オフ制御信号を生成する制御回路を設けて、整流用ダイオードに電流が流れるタイミングで整流用MOSトランジスタを導通させる同期整流方式のDC−DCコンバータにも適用することができる。
さらに、前記実施例では、二次側からのフィードバック電圧を用いずに、一次側の情報のみで二次側の出力電圧の制御を行うPSR方式のDC−DCコンバータに適用したものについて説明したが、本発明は、図5に示すように、二次側に出力電圧もしくは出力電流を検出する検出回路31および検出された情報を一次側制御用IC10へ伝達するフォトカプラ(発光ダイオード32aおよびフォトトランジスタ32b)を備えたDC−DCコンバータにも適用することができる。
なお、図5に示すDC−DCコンバータを実現する場合、一次側制御用IC10には、二次側からのフィードバック情報を受けるフォトトランジスタ32bを接続する端子FBを設ける必要がある。そして、そのような一次側制御用IC10において上記実施例で説明したような機能を実現する場合、図2や図4に示されている回路に加えて、例えば図6に示すように、端子FBの他、端子FBに接続されたフォトトランジスタ32bにバイアス電流を流す定電流源CS3、端子FBの電位に基づいてコンパレータ12やタイマ16の参照電圧Vcontを生成する誤差アンプなどからなるVcont生成回路24を設けるようにするとよい。
10 一次側制御回路(一次側制御用IC)
11 誤差増幅回路(誤差アンプ)
12 コンパレータ(電流検出回路)
13 駆動回路(ドライバ)
14 コンパレータ(電圧検出回路)
15 放電終了点検出回路
17 第1タイマ回路
18 第2タイマ回路
19 ワンショットパルス生成回路

Claims (8)

  1. 一次巻線と二次巻線と補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、該トランスの一次巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの補助巻線に誘起される電圧に比例した電圧が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する一次側制御回路とを備えた絶縁型直流電源装置であって、
    前記一次側制御回路は、
    前記トランスの一次巻線の電圧もしくは補助巻線に誘起される電圧またはそれに比例した電圧に基づいて前記スイッチング素子をオンさせるタイミングを与える電圧検出回路と、
    前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧に基づいて前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを与える電流検出回路と、
    前記電流検出回路から出力される信号および前記電圧検出回路から出力される信号に応じて前記スイッチング素子をオン、オフ制御する信号を生成するオン、オフ信号生成回路と、
    前記スイッチング素子のオンタイミングにより起動して前記スイッチング素子のオン時間の計時動作を開始し、予め設定された一次側最大オン時間を計時した時点でタイムアップする第1タイマ回路と、
    前記第1タイマ回路のタイムアップにより起動して計時動作を開始し、予め設定された許容消磁時間を計時した時点でタイムアップする第2タイマ回路と、
    を備え、前記第1タイマ回路のタイムアップにより前記スイッチング素子をオフさせる一方、前記第2タイマ回路がタイムアップした場合には、前記オン、オフ信号生成回路によって前記スイッチング素子をオンさせる信号を生成しないように構成されていることを特徴とする絶縁型直流電源装置。
  2. 前記トランスが消磁期間中であることを検出する消磁期間検出手段を備え、前記第2タイマ回路は前記消磁期間検出手段が消磁期間であることを検出していることを条件として計時動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の絶縁型直流電源装置。
  3. 前記電流検出回路は、前記スイッチング素子と直列に接続された抵抗素子により電流−電圧変換された電圧を入力とすることを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁型直流電源装置。
  4. 前記電圧検出回路は、前記トランスの補助巻線に誘起された電圧を分圧手段により分圧した電圧を入力とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の絶縁型直流電源装置。
  5. 前記トランスの一次巻線に印加される入力電圧の電位を検出する入力電圧レベル検出回路を備え、前記第1タイマ回路は入力電圧に反比例した時間を計時するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の絶縁型直流電源装置。
  6. 前記分圧手段により分圧した電圧の電位を検出する誘起電圧レベル検出回路を備え、前記第2タイマ回路は誘起電圧に反比例した時間を計時するように構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の絶縁型直流電源装置。
  7. 前記電流検出回路は電圧比較回路であり、該電圧比較回路は、前記スイッチング素子と直列の前記抵抗素子により電流−電圧変換された電圧と、前記分圧手段により分圧された電圧に比例した電圧とを比較して前記スイッチング素子をオフさせるタイミングを示す信号を出力することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の絶縁型直流電源装置。
  8. 一次巻線と二次巻線と補助巻線を有する電圧変換用のトランスと、該トランスの一次巻線に間欠的に電流を流すためのスイッチング素子と、前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧と前記トランスの補助巻線に誘起される電圧に比例した電圧が入力されることで前記スイッチング素子をオン、オフ制御する駆動パルスを生成し出力する一次側制御回路と、を備えた絶縁型直流電源装置の制御方法であって、
    前記トランスの補助巻線に誘起される電圧またはそれに比例した電圧と前記トランスの一次巻線に流れる電流に比例した電圧とを監視しながら、
    前記スイッチング素子がオンされる毎にそのオンタイミングにより第1計時動作を開始して、予め設定された一次側最大オン時間を計時する前に前記トランスの一次巻線に流れる電流が、前記電流検出回路にて所定の電流値になったことを検出した場合には、前記スイッチング素子の次回のオン動作を開始させ、
    前記トランスの一次巻線に流れる電流が、前記電流検出回路にて所定の電流値になったことを検出する前に前記一次側最大オン時間を計時した場合には、前記一次側最大オン時間の計時を完了した時点で前記スイッチング素子をオフさせる一方、第2計時動作を開始し予め設定された許容消磁時間を計時した場合に、その後前記スイッチング素子のオン信号を生成させないことを特徴とする絶縁型直流電源装置の制御方法。
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