JP5213457B2 - 系統連系パワーコンディショナ - Google Patents

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Description

この発明は、直流発電システムを単相3線式の商用系統に連係させる系統連系パワーコンディショナに関し、特に、系統連系パワーコンディショナの誘導雷からの保護に関するものである。
系統連系パワーコンディショナは、太陽電池や燃料電池などの直流発電システムで発電された直流電力を、インバータを用いて電力会社による単相3線式の商用系統の周波数及び電圧に応じた交流電力に変換し、その商用系統に接続される家庭や工場などでの交流電気機器に使えるようにするとともに、余剰交流電力を商用系統側へ逆潮流できるようにする装置であり、一般の電気機器と同様に、商用系統側から侵入する誘導雷からの保護が必要である。
系統連系パワーコンディショナの誘導雷からの保護に関し、例えば特許文献1では、系統連系パワーコンディショナの2つの直流入力線と単相3線出力側における接地線との間に、通常状態では高抵抗状態となっていて、印加電圧が所定電圧値を超えた場合に抵抗値を急激に低下させることで印加電圧の制限を行うサージ保護素子を備えるサージ吸収器をそれぞれ設ける雷サージ保護方式が開示されている。
特許第3912330号公報(図4)
しかしながら、商用系統側の2本の電源ライン間や、片方の電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間への誘導雷によるサージ電流がパワーコンディショナ内を抜ける経路によっては、インバータを構成するスイッチング素子が破損する可能性があるが、そのような2本の電源ライン間や、電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間への誘導雷に対しては、上記特許文献1に開示される技術では、対処できないという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、商用系統側の2本の電源ライン間や、片方の電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間への誘導雷に対して、インバータを構成するスイッチング素子が破損するのを防止できる構成を備えた系統連系パワーコンディショナを得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、直流発電システムが発生する直流電力をインバータ部にて交流電力に変換し、単相3線式の商用系統における2本の電源ラインに出力する系統連系パワーコンディショナであって、前記2本の電源ラインへの交流出力端間に第一のバリスタが配置され、前記2本の電源ラインの片方への交流出力端とアースとの間に第一のサージアブソーバと第二のバリスタとが直列に配置され、前記直流発電システムの負極出力端に接続される負極入力端と前記第一のサージアブソーバ及び第二のバリスタの接続端との間に第三のサージアブソーバが配置されている場合に、前記第一のバリスタに発生する異常電圧を検出する第一の検出器と、前記第二のバリスタに発生する異常電圧を検出する第二の検出器とを設け、前記インバータ部を構成するスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路に、前記第一の検出器と前記第二の検出器との何れかが異常電圧を検出した場合に、前記インバータ部を構成するスイッチング素子をオフ動作させる機能を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、商用系統側の2本の電源ライン間や、電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間に、誘導雷による雷サージ電圧が印加された場合、第一の検出器と第二の検出器との何れかが異常電圧を検出すると、制御回路は、直ちに、インバータ部を構成するスイッチング素子をオフ動作させ、雷サージ電流がインバータ部に流れ込むのを阻止し、スイッチング素子に耐圧を超えるサージ電圧が発生しないようにする。
これによって、商用系統側の2本の電源ライン間や、電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間への誘導雷に対して、インバータを構成するスイッチング素子が破損するのを防止できるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる系統連系パワーコンディショナの好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による系統連系パワーコンディショナの構成を示す回路図である。
図1に示すように、実施の形態1による系統連系パワーコンディショナ(以降、単に「パワーコンディショナ」と記す)1aは、直流発電システムである太陽電池2と、50Hz或いは60Hzの商用系統3との間に配置される。太陽電池2は、モジュール構成であって、その正極端及び負極端が、正極ライン2a及び負極ライン2bを介してパワーコンディショナ1aの直流入力端に接続されている。商用系統3は、単相三線式の配電系統であって、中性線は商用系統3側で対地GNDに接地され、残り2線の電源ライン(図示例ではU相ラインとW相ライン)が、パワーコンディショナ1aの交流出力端に接続されている。
パワーコンディショナ1aは、太陽電池2の出力直流電圧が商用系統3の交流電圧の波高値よりも低い場合での基本的な構成として、昇圧部4、平滑用の電解コンデンサ5、インバータ部6、フィルタ部7及び制御回路8を備えている。
そして、誘導雷からの保護用に、サージ保護回路9,10が設けられているが、この実施の形態1では、誘導雷からの保護を確実にするため、さらに、誘導雷による異常電圧(サージ電圧)を検出する、第一の検出器12と第二の検出器13と第三の検出器14とが追加されている。
直流入力端に配置される昇圧部4は、昇圧用リアクタ4a,スイッチング素子(図示例ではIGBT)4b及び逆流阻止用のダイオード4cで構成されている。インバータ部6は、4つのスイッチング素子(図示例ではMOSFET)6a,6b,6c,6dで構成されている。交流出力端に配置されるフィルタ部7は、2つの平滑用リアクタ7a,7bと平滑用のフィルムコンデンサ7cとで構成されている。
サージ保護回路9は、直流入力端側において、正極ライン2aと負極ライン2bとの間に直列に接続されたバリスタ9a及び直流ヒューズ9bと、負極ライン2bと筐体アース11との間に直列に接続されたサージアブソーバ9c及びバリスタ9dとで構成されている。なお、直流ヒューズ9bは、バリスタ9aが短絡故障した場合の保護用である。
また、サージ保護回路10は、交流出力端側において、2つの電源ライン(U相ラインとW相ライン)との間に直列に接続されたバリスタ10a及び交流ヒューズ10bと、2つの電源ラインの片側(図示例ではW相ライン)と筐体アース11との間に直列に接続されたサージアブソーバ10c及びバリスタ10dとで構成されている。なお、交流ヒューズ10bは、バリスタ10aが短絡故障した場合の保護用である。
なお、図1では、W相ラインと筐体アース11との間にのみ、サージアブソーバ10c及びバリスタ10dが設けられている。これは、サージアブソーバ10cが、個々の製品によってその放電電圧にバラツキはあるが、通常、3000V〜4000V程度で放電するものが設置されること、U相ラインとW相ラインの電源ライン間にはバリスタ10aが設けられることから、コスト削減を兼ねて、U相ラインと筐体アース11との間には、設けない場合が多いことによっている。
第一の検出器12は、フィルタ部7の交流出力端電圧を監視し、その交流出力端電圧が通常時の電圧であるか異常な高電圧(サージ電圧)であるかを区別できる検出信号を制御回路8に出力する構成である。第二の検出器13は、商用系統3側のW相ラインと筐体アース11間に設けられるバリスタ10dの両端にサージ電圧が発生したとき、その検出信号を制御回路8に出力する構成である。第三の検出器14は、太陽電池2側の負極ライン2bと筐体アース11との間に設けられるバリスタ9dの両端にサージ電圧が発生したとき、その検出信号を制御回路8に出力する構成である。
制御回路8は、これらの検出器12,13,14の何れかからもサージ電圧発生の検出信号が入力されない場合は、昇圧部4のスイッチング素子4bのオンオフ制御と、インバータ部6のスイッチング素子6a,6dの組とスイッチング素子6c,6bの組との交互オンオフ制御とを並行して行うが、これらの検出器12,13,14の何れかがサージ電圧の発生を検出すると、インバータ部6の全てのスイッチング素子をオフ動作させる駆動信号(ゲートブロック信号)を各スイッチング素子のゲート端子に出力する構成を備えている。なお、制御回路8とインバータ部6の各スイッチング素子のゲート端子との間は、フォトカプラを介して接続されている。
以下、動作について説明する。まず、基本的な動作を簡単に説明する。太陽電池2が正極ライン2a及び負極ライン2b間に出力する直流電圧は、昇圧部4にて、昇圧用リアクタ4aと制御回路8bがオンオフ制御するスイッチング素子4bとの作用によって昇圧され、ダイオード4cを介して電解コンデンサ5に充電・蓄積されることで、電解コンデンサ5の両端間に、所定電圧値に昇圧された直流電圧として保持出力される。
インバータ部6では、スイッチング素子6a,6bの直列回路と、スイッチング素子6c,6dの直列回路とが、並列に電解コンデンサ5の両端間に接続されているので、制御回路8が、スイッチング素子6a,6dの組とスイッチング素子6c,6bの組とを交互にオンオフ制御することで、電解コンデンサ5の両端間に保持されている直流電圧は、スイッチング素子6a,6bの接続端とスイッチング素子6c,6dの接続端との間に、変換された所定周波数及び振幅値の交流電力として出力される。インバータ部6の出力交流電圧(AC200V)は、フィルタ部7にて、高調波成分が抑制されてU相ライン及びW相ラインに出力される。
このようなパワーコンディショナ1aの出力は、商用系統3に接続される家庭や工場などの負荷に供給されるが、余剰電力が生じた場合は、商用系統3側に逆潮流される場合もある。
次に、2本の電源ライン間や、片方の電源ライン或いは直流入力側の負極ラインとアースとの間に雷サージ電圧が印加された場合に流れるサージ電流の挙動について説明する。ここでは、図1〜図3を参照して、商用系統3側において、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加された場合と、U相ラインまたはW相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加された場合とについて説明する。
なお、図2は、商用系統側への交流出力ライン間に雷サージ電圧が印加された場合に系統連系パワーコンディショナ内に流れ込むサージ電流の経路例を示す図である。図3は、商用系統側への交流出力ラインの一方とアース間に雷サージ電圧が印加された場合に系統連系パワーコンディショナ内に流れ込むサージ電流の経路例を示す図である。図2と図3では、制御回路8と3つの検出器12,13,14は、図示を省略した。
(1)商用系統3側において、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加された場合(図1、図2)。
U相ラインとW相ラインとの間に設けられるバリスタ10aは、インバータ部6の出力電圧(AC200V)よりも十分に高い電圧(例えばAC470V)でその抵抗値が急減する特性を有するものが使用されており、U相ラインとW相ラインとの間にAC470Vを超える雷サージ電圧が印加された場合、バリスタ10aの抵抗値が急減することで印加された雷サージ電圧は吸収されるが、その際に、バリスタ10aの両端間に、つまり、U相ラインとW相ラインとの間に、フィルタ部7の出力交流電圧(AC200V)よりも大きな電圧aが発生する。
この場合、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加されたタイミングにおいてインバータ部6の全てのスイッチング素子がオフ動作状態にあれば、問題ないが、雷サージ電圧が印加されたタイミングが、インバータ部6において、例えば、スイッチング素子6a,6dがオン動作しているタイミングであると、図2に示すように、この電圧aによるサージ電流15aが、スイッチング素子6a,6d及び電解コンデンサ5を通る経路で、インバータ部6側に流れ込むことが起こり、後述するような問題の起こる場合がある(図4)。
(2)商用系統3側において、U相ラインまたはW相ラインと筐体アースとの間に雷サージ電圧が印加された場合(図1、図2、図3)。
サージアブソーバが設けられていないU相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加された場合は、U相ラインとW相ラインとの間に設けられるバリスタ10aの両端に電圧が発生するので、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加された場合と同様の挙動を示し、図2の場合と同様の態様でインバータ部6に雷サージ電流15aが流れ込むことが起こり、後述するような問題の起こる場合がある(図4)。
また、W相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加された場合は、サージアブソーバ10cの放電電圧と、太陽電池2側の負極ライン2bと筐体アース11との間に設けられるサージアブソーバ9cの放電電圧との相違によって、サージアブソーバ9cが先に放電する場合がある。
この場合に、例えば、インバータ部6のスイッチング素子6c,6bがオン動作している場合に、W相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加されると、図3に示すように、雷サージ電流15bが、W相ライン〜スイッチング素子6b〜負極ライン2b〜サージアブソーバ9c〜バリスタ9d〜筐体アース11の経路で流れる。つまり、インバータ部6に流れ込む雷サージ電流が発生し、後述するような問題が起こる場合がある(図4)。
一方、上記とは逆に、サージアブソーバ10cが先に放電する場合は、U相ラインとW相ラインとの間に設けられるバリスタ10aの両端に電圧aが発生するので、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加された場合と同様の挙動を示し、図2の場合と同様の態様でインバータ部6に雷サージ電流15aが流れ込むことが起こり、後述するような問題の起こる場合がある(図4)。
次に、図4を参照してスイッチング素子がオフ動作する際に発生するサージ電圧について説明する。なお、図4は、系統連系パワーコンディショナ内のインバータ部を構成するスイッチング素子のオフ動作時に生ずるサージ電圧の発生態様を説明する波形図である。図4(1)では通常時での、図4(2)では雷サージ電流通過時での、ドレインーソース間電圧とドレイン電流との各波形が示され、ドレイン電流がオフする際に、ドレインーソース間電圧に、サージ電圧17a,17bが発生する様子が示されている。
インバータ部6のスイッチング素子に使用される近年のIGBTやMOSFETは、オンオフするスイッチングのスピードが速いので、電流の流れているオン動作状態から電流を遮断するオフ動作状態へ移行する場合に、急峻に電流が遮断される。そのため、配線などのインダクタンスに蓄積されるエネルギーが急激に変化して、ドレインーソース間電圧にサージ電圧が発生する。
通常の動作時においては、どの程度のサージ電圧が発生するかは、算出できるので、スイッチング素子の耐圧を超えないレベルでサージ電圧が発生するように設計されている。つまり、図4(1)に示すように、通常時に発生するサージ電圧17aは、スイッチング素子の耐圧よりも小さいので、問題は起きない。
しかし、過大な雷サージ電流が流れると、その過大な雷サージ電流をスイッチング素子が遮断する際に、配線などのインダクタンスに蓄積されるエネルギーが、より一層急激に変化するので、図4(2)に示すように、通常時よりも大きなサージ電圧17bが発生する。この大きなサージ電圧17bがスイッチング素子の耐圧を超えると、スイッチング素子の破損を招来するという問題が起こる。
つまり、インバータ部6のスイッチング素子は、過大な雷サージ電流が流れ込まなければ破損するようなことはない。この点に関し、本発明者は、図5に示すように、雷サージ電圧が印加されてから、雷サージ電流が流れ出すまでに、ほぼ10μsの遅延時間tが存在することを知見した。
図5は、ラインとアースとの間にサージ電圧を印加した場合に、サージアブソーバが放電してから雷サージ電流が流れ出すまでの時間関係を説明する測定波形図である。図5では、上段に雷サージ電圧の波形が示され、下段に雷サージ電流の波形が示されている。
上段に示す雷サージ電圧の波形は、JIS−C−61000−4−5に規定されるコンビネーション波形であり、4kVのスパイク状サージ電圧が発生している。下段に示す雷サージ電流の波形では、4kVのスパイク状サージ電圧の印加によってサージアブソーバが放電した時刻18から、或る遅延時間t経過後の時刻19にて、雷サージ電流が流れ出すことが示されている。この遅延時間tは、電流経路の回路定数などに依存するが、ほぼ10μsである。
U相ラインとW相ラインとの間にサージ電圧を印加した場合の測定結果は示されてないが、この場合は、フィルタ部7の出力交流端電圧が、バリスタ10aの作用によって図2に示した電圧aに持ち上がった時から、ほぼ10μs後に、図2に示した雷サージ電流15aが流れ出した。
そこで、スイッチング素子の破損を防止する構成として、図1に示すように、誘導雷による異常電圧(サージ電圧)を検出する、第一の検出器12と第二の検出器13と第三の検出器14とを設け、これらの検出器12,13,14の何れかがサージ電圧の発生を検出すると、制御回路8が、インバータ部6の全てのスイッチング素子をオフ動作させるようにしてある。
つまり、制御回路8が、各検出器が検出した雷サージ電圧の印加を認識して、インバータ部6の全てのスイッチング素子(6a,6b,6c,6d)をオフ動作させるゲートブロック信号を生成して出力し、全てのスイッチング素子がオフ動作状態になるまでの時間は、上記の遅延時間10μsよりも短い時間であるので、図2や図3にて説明したような雷サージ電流がインバータ部6に流れ込む前に、全てのスイッチング素子をオフ動作状態にすることができ、スイッチング素子の破損を未然に防止することができる。
次に、第一の検出器12の構成例を示す。図6は、図1に示す第一の検出器の構成例を示す回路図である。第一の検出器12は、例えば、図6に示すように、差動増幅器20と比較器21とで構成することができる。
差動増幅器20は、演算増幅器20aを備えている。演算増幅器20aの正相入力端(+)は抵抗器20bを介して回路グランドに接続され、逆相入力端(−)は抵抗器20cを介して出力端に接続されている。そして、演算増幅器20aの正相入力端(+)及び逆相入力端(−)は、高抵抗器2dを介してフィルタ部7の交流出力端に接続されている。高抵抗器2dは、フィルタ部7の交流出力端電圧を、制御回路8の電圧レベルまで低下させるためのものである。なお、高抵抗器2dに代えて、トランスを用いてもよい。
比較器21は、コンパレータ21aと、DC5Vの動作電源と回路グランドとの間に直列に接続された抵抗器21b,21cによる基準電圧発生回路とを備えている。抵抗器21b,21cの接続端に現れる基準電圧(例えば2.5V)がコンパレータ21aの正相入力端(+)に入力される。コンパレータ21aの逆相入力端(−)には差動増幅器20aの出力が入力される。そして、コンパレータ21aの出力は、制御回路8に入力されるが、コンパレータ21aの出力端と制御回路8の入力端との接続ラインは、抵抗器23を介してDC5Vの動作電源に接続されている。
以上の構成において、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加されていない通常の状態では、フィルタ部7の交流出力端電圧は、インバータ部6が生成するAC200Vである。この場合の差動増幅器20の出力電圧は、比較器21の基準電圧(2.5V)よりも十分に低い電圧であるので、比較器21は、出力を5Vの電圧レベルにする。
一方、U相ラインとW相ラインとの間に雷サージ電圧が印加されると、フィルタ部7の交流出力端電圧がAC200Vを大きく超えて高電圧側に変化するので、差動増幅器20の出力電圧が比較器21での基準電圧(2.5V)を超えることが起こる。差動増幅器20の出力電圧が比較器21での基準電圧(2.5V)を超えると、比較器21は、出力を5Vから0Vにする。
これによって、制御回路8は、比較器21の出力レベル変化を監視して、比較器21の出力レベルが、5Vの電圧レベルを維持している間は、通常通りにインバータ部6のスイッチング素子6a,6dの組とスイッチング素子6c,6bの組とを交互にオンオフ制御する。そして、比較器21の出力レベルが、5Vの電圧レベルから0Vの電圧レベルに立ち下がると、雷サージ電圧が印加されたと判断して、インバータ部6のスイッチング素子6a,6b,6c,6dの各ゲート端子にオフ動作させるゲートブロック信号を出力する。
次に、図7は、図1に示す第二、第三の検出器の構成例を示す回路図である。第二の検出器13及び第三の検出器14は、例えば、図7に示すように、同様の構成とすることができる。
図7において、第二の検出器13及び第三の検出器14は、ダイオードD1〜D4のブリッジで構成した整流回路25と、抵抗器Ra,Rbによる分圧回路と、絶縁用のフォトカプラ26とで構成とすることができる。
整流回路25の一方の入力端は、抵抗器Raを介して、サージアブソーバ9c,10cとバリスタ9d,10dとの接続端に接続され、他方の入力端はバリスタ9d,10dと筐体アース11との接続端に接続されている。また、整流回路25の出力端は、フォトカプラ26の発光ダイオードに接続されるが、その整流回路25の出力端間に抵抗器Rbが接続されている。フォトカプラ26のフォトトランジスタの出力端は制御回路8内の図示しない比較器に接続されている。
W相ラインと筐体アース11との間に、或いは、負極ライン2bと筐体アース11との間に、雷サージ電圧が印加されていない通常時では、バリスタ9d,10dの両端には電圧は発生していない。バリスタ9d,10dの両端に電圧が発生するのは、雷サージ電圧が印加されてサージアブソーバ9c,10cが放電したときである。サージアブソーバ9c,10cは、前記したように、3000V〜4000Vの雷サージ電圧で放電するが、このときにバリスタ9d,10dの両端にはほぼ1000V程度の電圧が発生する。そして、発生するサージ電圧の極性は、アース電位に対して、正負のいずれかである。
そこで、図7に示すように、バリスタ9d,10dの両端に発生する雷サージ電圧を検出できるようにするため、抵抗器Ra,Rbによる分圧回路を設けて検出電圧を制御回路8の動作レベルまで引き下げる。そして、発生するサージ電圧が、アース電位に対して、正負のいずれの極性でも検出できるように、整流回路25を設けてある。
したがって、例えば、図3に示したように、W相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加されて、先にサージアブソーバ9cが放電し、バリスタ9dの両端に電圧が発生すると、第三の検出器14でのフォトカプラ26のフォトトランジスタがオン動作するので、制御回路8は、内部の図示しない比較器の出力レベルが反転することで、雷サージ電圧が印加されたと判断して、インバータ部6のスイッチング素子6a,6b,6c,6dの各ゲート端子にオフ動作させるゲートブロック信号を出力することができる。
ここで、フォトカプラ26によって、サージ検出回部である整流回路25と制御回路8との間を絶縁しているのは、制御回路8と各スイッチング素子のゲート端子と間に設けてある図示しないフォトカプラの耐圧破壊を防止するためである。
すなわち、バリスタ9d,10dの片側は、アース電位であるので、フォトカプラ26を設けないと、制御回路8のグランド電位と筐体アース11の電位とが等しくなる。そうすると、W相ラインと筐体アース11との間に、或いは、負極ライン2と筐体アース11との間に印加された雷サージ電圧が、そのまま制御回路8と各スイッチング素子のゲート端子との間に設けてある図示しないフォトカプラの両端に印加される。ところが、その図示しないフォトカプラの耐圧は、高々2kV程度であるのに対して、印加される雷サージ電圧は3kVのようにフォトカプラの耐圧を超える場合があるので、その図示しないフォトカプラの破損を防止するため、フォトカプラ26によって、制御回路8のグランド電位と筐体アース11の電位とを分離するようにしてある。
これに対して、第一の検出器12では、上記のような絶縁措置は、不要である。すなわち、第一の検出器12では、フィルタ部7の交流出力端電圧を高抵抗器20dで引き下げて差動増幅器20に入力している。例えば、W相ラインと筐体アース11との間に雷サージ電圧が印加された場合、筐体アース11の電位を基準にすると、W相ラインの電位は、雷サージ電圧の分だけ振れるので、スイッチング素子の負極ライン2bとの接続端の電位も同様に振れる。また、差動増幅器20のグランド電位も同様に振れる。結局、制御回路8と各スイッチング素子のゲート端子との間に設けてある図示しないフォトカプラの両端間に電位差が無く破損することがない。
以上のように、実施の形態1によれば、系統連系用パワーコンディショナの商用系統から侵入する雷サージに対して、交流出力側のライン間に発生する異常電圧を検出して、インバータ部のスイッチング素子のゲート信号を停止させ、また、商用系統側の各相と対地間に侵入する雷サージに対して、交流出力側のラインとアースとの間と、太陽電池側の負極ラインとアースとの間とに、それぞれ設けられるサージアブソーバの放電時にバリスタに印加されるサージ電圧を検出して、インバータ部のスイッチング素子のゲート信号を停止させるようにしたので、雷サージ電流がインバータ部に流れ込むのを防止することができる。
したがって、通常時よりも過大な電流が流れることによって発生する、スイッチング素子のオフ動作時における耐圧を超えるサージ電圧の発生を無くすことができるので、スイッチング素子の破損を防止することができ、雷サージの侵入に対して安全に保護することができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2による系統連系パワーコンディショナの構成を示す回路図である。なお、図8では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図7に示したように、第二の検出器13と第三の検出器14は、検出対象が同質で、同一の構成であるので、図8に示すように、この実施の形態2による系統連系パワーコンディショナ1bでは、図1(実施の形態1)に示した構成において、バリスタ9dを省略して、サージアブソーバ9cをサージアブソーバ10cと共にバリスタ10dに接続し、第二の検出器13及び第三の検出器14の代わりになる第四の検出器28でもってバリスタ10dの両端電圧を検出する構成としてある。勿論、第四の検出器28も、図7に示したように構成される。なお、第四の検出器28は、請求項における第二の検出器に対応している。
この実施の形態2によれば、商用系統側の各相と対地間に発生する雷サージの侵入に対して、商用系統側と太陽電池側との両方に設けるサージ電圧検出器を一つにまとめる構成としたので、雷サージ保護回路の部品点数を減らすことができ、実装面積の削減が図れるという効果がある。
以上のように、この発明にかかる系統連系パワーコンディショナは、商用系統側の2本の電源ライン間や、電源ライン或いは負極ラインとアースとの間への誘導雷に対して、インバータを構成するスイッチング素子が破損するのを防止できる構成を備えた系統連系パワーコンディショナとして有用である。
この発明の実施の形態1による系統連系パワーコンディショナの構成を示す回路図である。 商用系統側への交流出力ライン間に雷サージ電圧が印加された場合に系統連系パワーコンディショナ内に流れ込むサージ電流の経路例を示す図である。 商用系統側への交流出力ラインの一方とアース間に雷サージ電圧が印加された場合に系統連系パワーコンディショナ内に流れ込むサージ電流の経路例を示す図である。 系統連系パワーコンディショナ内のインバータ部を構成するスイッチング素子のオフ動作時に生ずるサージ電圧の発生態様を説明する波形図である。 ラインとアースとの間にサージ電圧を印加した場合にサージアブソーバが放電してから雷サージ電流が流れ出すまでの時間関係を説明する測定波形図である。 図1に示す第一の検出器の構成例を示す回路図である。 図1に示す第二、第三の検出器の構成例を示す回路図である。 この発明の実施の形態2による系統連系パワーコンディショナの構成を示す回路図である。
符号の説明
1a,1b 系統連系パワーコンディショナ
2 太陽電池
2a 正極ライン
2b 負極ライン
3 商用系統
4 昇圧部
4a 昇圧用リアクタ
4b スイッチング素子
4c ダイオード
5 平滑用の電解コンデンサ
6 インバータ部
6a,6b,6c,6d スイッチング素子
7 フィルタ部
7a,7b 平滑用リアクタ
7c 平滑用のフィルムコンデンサ
8 制御回路
9,10 サージ保護回路
9a,9d,10a,10d バリスタ
9b 直流ヒューズ
9c,10c サージアブソーバ
10b 交流ヒューズ
12 第一の検出器
13 第二の検出器
14 第三の検出器
20 差動増幅器
21 比較器
25 整流回路
26 フォトカプラ
28 第四の検出器

Claims (3)

  1. 直流発電システムが発生する直流電力をインバータ部にて交流電力に変換し、単相3線式の商用系統における2本の電源ラインに出力する系統連系パワーコンディショナであって、
    前記2本の電源ラインへの交流出力端間に第一のバリスタが配置され、前記2本の電源ラインの片方への交流出力端とアースとの間に第一のサージアブソーバと第二のバリスタとが直列に配置され、前記直流発電システムの負極出力端に接続される負極入力端と前記第一のサージアブソーバ及び第二のバリスタの接続端との間に第三のサージアブソーバが配置されている場合に、
    前記第一のバリスタに発生する異常電圧を検出する第一の検出器と、前記第二のバリスタに発生する異常電圧を検出する第二の検出器と、を設け、
    前記インバータ部を構成するスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路に、前記第一の検出器と前記第二の検出器との何れかが異常電圧を検出した場合に、前記インバータ部を構成するスイッチング素子をオフ動作させる機能を設けた、
    ことを特徴とする系統連系パワーコンディショナ。
  2. 前記第一の検出器は、基準電圧が設定され、前記第一のバリスタに発生する電圧が前記基準電圧を超えない場合は第一の検出信号を前記制御回路に出力し、前記第一のバリスタに発生する電圧が前記基準電圧を超える場合は第二の検出信号を前記制御回路に出力し、
    前記制御回路は、前記第二の検出信号を受けて前記インバータ部を構成するスイッチング素子をオフ動作させる、ことを特徴とする請求項に記載の系統連系パワーコンディショナ。
  3. 前記第二の検出器は、前記第二のバリスタに電圧が発生した場合に検出信号を前記制御回路に出力する、ことを特徴とする請求項に記載の系統連系パワーコンディショナ。
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