JPH053621A - 入力欠相検出方式 - Google Patents

入力欠相検出方式

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JPH053621A
JPH053621A JP3181962A JP18196291A JPH053621A JP H053621 A JPH053621 A JP H053621A JP 3181962 A JP3181962 A JP 3181962A JP 18196291 A JP18196291 A JP 18196291A JP H053621 A JPH053621 A JP H053621A
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JP
Japan
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voltage
phase
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circuit
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JP3181962A
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Yuichi Yamada
裕一 山田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、入力欠相検出方式に関し、簡単な
回路により、入力欠相を確実に検出できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 整流部1を備え、3相3線式あるいは3相4
線式で入力した交流電圧を、直流に変換して負荷2に供
給する電源装置において、入力異常検出回路8を設け、
この回路8で、整流部1の出力側に発生するリップル電
圧を、所定の検出レベルと比較することにより、入力欠
相の検出を行う。また、3相の交流電圧を検出し、その
内最も高い電圧を判定して、前記検出レベルを自動設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力欠相検出方式に関
し、更に詳しくいえば、3相3線式、あるいは3相4線
式の電源装置(例えば電子計算機の電源装置)に用いら
れる入力欠相検出方式に関する。なお、この発明で、入
力欠相とは、入力ラインの内、一相のみが停電した状態
をいう。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の入力欠相検出方式を示した
図、図5は図4の各部波形図である。図中、1は整流
部、2は負荷、3は制御部(ファームウェアによる制
御)、4はファン(ACファン)、C1 〜C4 はコンデ
ンサ、D1 〜D3 はダイオード、T1 〜T3 はトラン
ス、COMP1〜COMP3は比較器、L1 〜L3 はラ
イン、E1 〜E3 は基準電源を示す。
【0003】従来、例えば電子計算機の電源装置とし
て、3相3線式の装置が知られていた。このような電源
装置における入力欠相検出方式を図4、図5を参照しな
がら説明する。
【0004】近年、電子計算機は、高信頼化が要求さ
れ、入力欠相及び入力逆相等の入力異常に対しても、ア
ラームを送出し、装置内の回路部等を保護する方式を採
用していた。
【0005】図4に示した装置は、3相3線式の各ライ
ンL1 、L2 、L3 を整流部1に接続すると共に、ファ
ン4及びトランスT1 〜T3 にも接続する。整流部1で
は全波整流を行い、コンデンサC1 で平滑化した後、負
荷(例えば電子計算機のロジック部)2に直流電圧を供
給する。また、ファン4を駆動して、整流部1と負荷2
の冷却も行っている。
【0006】トランスT1 〜T3 、ダイオードD1 〜D
3 、コンデンサC1 〜C4 、比較器COMP1〜COM
P3、及び制御部3は、入力欠相検出部を構成してい
る。そして、入力欠相を検出するとアラームを送出し、
保守員等に通報するように構成されている。
【0007】入力欠相検出部の動作は次のとおりであ
る。すなわち、トランスT1 〜T3 へ入力した各相の電
圧は、低圧に変換された後、ダイオードD1 〜D3 で整
流され、更にコンデンサC2 〜C4 で平滑化され、直流
電圧となって各比較器COMP1〜COMP3に入力す
る。
【0008】各比較器COMP1〜COMP3では、前
記の入力電圧を、基準電源E1 〜E 3 と比較し、比較結
果を制御部3へ入力する。制御部3では欠相を検出する
とアラームを出力する。
【0009】正常時には、各比較器COMP1〜COM
P3から出力される検出パルスは図5Aのようになって
いるが、例えばラインL1 が欠相すると、COMP1の
検出パルスが無くなるので、制御部2により欠相を検出
してアラームを送出する。
【0010】ところが、ファン4(ACファン)が駆動
されていると、入力欠相が起きても、ファン4が発電機
の役目をしてしまうため、電圧が低下しない。このた
め、図5Bに示したように、比較器COMP1の入力電
圧が、基準電源E1 より低くならない。従って、制御部
3では入力欠相を検出できない。
【0011】なお、負荷2側に設けたファン4は、ロジ
ック部(LOGIC)を冷却するためのACファンであ
る。またロジック系の入力電圧の定格は、AC200〜
240Vである。
【0012】この入力電圧AC240Vの時も、上記と
同様にして、各比較器COMP1〜COMP3の入力電
圧が基準電圧以下にならず、入力欠相を検出できない
(通常はAC200Vを基準にして検出するため)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 負荷への給電と同時に、交流駆動のファンへも給電
している電源装置の場合、前記ファンの駆動中に入力欠
相があっても、ファンが発電機の役目をするため、各比
較器の入力電圧が低くならない。従って、入力欠相があ
っても検出できない。
【0014】(2) 定格入力電圧がAC200V〜240
Vの場合、AC240V入力時には、上記と同様に、比
較器の入力電圧が基準電圧以下にならず、入力欠相を検
出できない(AC200Vを基準に検出レベルを設定し
てあるため)。本発明は、このような従来の課題を解決
し、簡単な回路により、入力欠相を確実に検出できるよ
うにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、1は整流部、2は負荷、3は制御部、5は
リップル電圧検出回路、6は平滑部、7は自動設定検出
レベル回路、8は入力異常検出回路、9は入力電圧検出
回路、10はOR回路を示す。
【0016】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) 整流部1を備え、該整流部1により、3相3線式あ
るいは3相4線式で入力した交流電圧を、直流電圧に変
換して負荷2に供給する電源装置の入力欠相検出方式に
おいて、前記電源装置に、入力異常検出回路8を設け、
整流部1の出力側に発生するリップル電圧を、前記入力
異常検出回路8に入力して、所定の検出レベルと比較す
ることにより、入力欠相の検出を行うようにした。
【0017】(2) 上記構成(1)において、交流入力電
圧を検出する入力電圧検出回路9を設け、該入力電圧検
出回路9で検出した各相の電圧の内、最も高い電圧を判
定することにより、上記入力異常検出回路8の検出レベ
ルを自動設定するようにした。
【0018】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。整流部1と自動設定検出レベル回路
7には、3相3線式、あるいは3相4線式で交流電圧が
入力する。
【0019】整流部1では入力交流電圧を整流して、直
流電圧にするが、その出力側にはリップル電圧が発生す
る。このリップル電圧は、リップル電圧検出回路5によ
り検出され、入力異常検出回路8に入力する。また、前
記リップル電圧は、平滑部6で平滑化され、負荷2に供
給される。
【0020】一方、自動設定検出レベル回路7では、入
力電圧検出回路9により、入力交流電圧を検出した後、
OR回路10により、検出した各相の電圧の内、最も高
い電圧を判定し、その結果に基づいて、入力異常検出回
路8の検出レベルを自動設定する。
【0021】入力異常検出回路8では、前記リップル電
圧を、検出レベルと比較することにより、入力異常を検
出し、検出パルスを出力する。この検出パルスは、制御
部3で判定することにより、入力欠相(一相が停電)を
検出し、アラームを出力する。
【0022】このように、整流部の出力側に発生するリ
ップル電圧を監視して欠相検出を行うので、入力側にフ
ァン等が接続されていても、確実に入力欠相の検出が可
能となる。
【0023】また、検出レベルは、入力交流電圧を検出
して自動設定するので、定格電圧がAC200V〜24
0Vの場合でも、確実に入力欠相の検出が可能となる。
更に、制御部(ファーム)等は従来のものがそのまま使
用でき、全体として簡単な回路で入力欠相の検出ができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例の説明)図2〜図3は、本発明の従来を示した
図であり、図2は入力欠相方式を示した図、図3は図2
の各部の波形図である。
【0025】図中、図1、図4と同符号は同一のものを
示す。またd1 〜d3 はダイオード、R1 〜R4 は抵抗
を示す。この実施例は交流3相3線式の例であり、図1
との対応関係は次のとおりである。
【0026】リップル電圧検出回路5は抵抗R3 とR4
で構成し、平滑部6はコンデンサC1 で構成する。また
OR回路10はダイオードd1 〜d3 と抵抗R1 、R2
で構成し、入力電圧検出回路9はトランスT1 〜T3
ダイオードD1 〜D3 、コンデンサC2 〜C4 で構成す
る。入力異常検出回路8は比較器COMP1で構成す
る。
【0027】図2に示したように、L1 、L2 、L3
各ラインは、整流部1とトランスT1 〜T3 に接続して
おり、整流部1の出力側には、リップル電圧VABが発生
している。
【0028】このリップル電圧VABはコンデンサC1
平滑し、負荷2に供給するが、これと同時に抵抗R3
4 で分割し、分割した電圧Va を比較器COMP1の
+側に入力する。
【0029】一方、トランスT1 〜T3 では、ラインL
1 〜L3 の電圧を低圧に変換し、更にダイオードD1
3 で整流した後、コンデンサC2 〜C4 で平滑化して
直流電圧を得る。
【0030】そして、OR回路のダイオードd1 〜d3
により、各相の中で最も高い入力電圧を判別し、その電
圧を抵抗R1 、R2 で分割する。この分割電圧Vc を、
比較器COMP1の一側に、検出レベルとして設定す
る。
【0031】前記検出レベルVc は、入力電圧が高けれ
ば高くなり、入力電圧が低ければ低くなる、従って、比
較器COMP1の検出レベルが交流入力電圧により自動
設定される。比較器COMP1では、リップル電圧Va
を、検出レベルVC と比較することにより、検出パルス
を制御部3に出力する。
【0032】各ラインL1 〜L3 が正常な場合には図3
Aに示したように、リップル電圧Va を比較器COMP
1の検出レベルVC よりも高くしておけば、比較器CO
MP1からは、正常な検出パルスが出力される。
【0033】しかし、一相が欠相(停電)した場合に
は、図3Bに示したように、欠相した相の影響がリップ
ル電圧Va に現われる。すなわち、入力欠相により、リ
ップル電圧Va が検出レベルVC より低くなる。
【0034】従って、Va の低下時に、比較器COMP
1から出力される検出パルスが無くなる。比較器COM
P1の検出パルスが無くなると、この状態は制御部3で
検出し、アラーム送出を行う。
【0035】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) 3相3線式だけでなく、3相4線式の電源装置にも
適用できる。(2) 電子計算機の電源装置に限らず、他の
同様な電源装置にも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) 整流部の出力側に発生するリップル電圧を所定の検
出レベルと比較することにより、入力欠相の検出を行う
ので、例えファンが接続されていても、その影響を受け
ずに、確実に入力欠相の検出を行うことができる。
【0037】(2) ハードの一部を変更するだけで、従来
の制御部(ファーム)をそのまま使うことができる。
【0038】(3) 従来方式とくらべて、部品点数の増加
もなく、高い信頼性と安全性をもって入力欠相の検出を
行うことができる。
【0039】(4) 入力異常検出回路の検出レベルは、交
流入力電圧を検出して自動設定するので、例えば、AC
200V〜AC240V定格の装置においても、確実に
入力欠相の検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例における入力欠相検出方式を示
した図である。
【図3】図2の各部の波形図である。
【図4】従来の入力欠相検出方式を示した図である。
【図5】図4の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 整流部 2 負荷 3 制御部 5 リップル電圧検出回路 6 平滑部 7 自動設定検出レベル回路 8 入力異常検出回路 9 入力電圧検出回路 10 OR回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流部(1)を備え、該整流部(1)に
    より、3相3線式あるいは3相4線式で入力した交流電
    圧を、直流電圧に変換して負荷(2)に供給する電源装
    置の入力欠相検出方式において、前記電源装置に、入力
    異常検出回路(8)を設け、整流部(1)の出力側に発
    生するリップル電圧を、前記入力異常検出回路(8)に
    入力して所定の検出レベルと比較することにより、入力
    欠相の検出を行うことを特徴とした入力欠相検出方式。
  2. 【請求項2】 上記交流入力電圧を検出する入力電圧検
    出回路(9)を設け、該入力電圧検出回路(9)で検出
    した各相の電圧の内、最も高い電圧を判定することによ
    り、上記入力異常検出回路(8)の検出レベルを自動設
    定することを特徴とした請求項1記載の入力欠相検出方
    式。
JP3181962A 1991-06-26 1991-06-26 入力欠相検出方式 Withdrawn JPH053621A (ja)

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JP3181962A JPH053621A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 入力欠相検出方式

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001296324A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Yaskawa Electric Corp 3相電源欠相検出回路
JP2008026089A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Hioki Ee Corp 非接触型検相装置
JP2016508706A (ja) * 2013-10-02 2016-03-22 コリア ハイドロ アンド ニュークリア パワー カンパニー リミティッド ロゴスキーコイルを利用した原子力発電所における待機変圧器の連結線路の欠相検出装置

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903