JP2006033904A - 三相欠相検出装置及びそれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】三相交流電源の欠相検出を確実、かつ、簡単な処理で行なえる三相欠相検出装置を提供する。
【解決手段】三相交流電源1と、この三相交流電源1を整流する整流回路2と、整流回路2による整流後の直流電圧を平滑化する平滑回路3により直流負荷4に電力を供給する電力変換装置において、平滑回路3の出力電圧を検出する電圧検出手段5と、その出力電圧と所定の電圧値とを比較する電圧比較手段7と、電圧比較手段7から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段8を備え、周波数判定手段7の周波数が所定の周波数の場合、三相交流電源1の欠相と判断する。
【選択図】図1
【解決手段】三相交流電源1と、この三相交流電源1を整流する整流回路2と、整流回路2による整流後の直流電圧を平滑化する平滑回路3により直流負荷4に電力を供給する電力変換装置において、平滑回路3の出力電圧を検出する電圧検出手段5と、その出力電圧と所定の電圧値とを比較する電圧比較手段7と、電圧比較手段7から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段8を備え、周波数判定手段7の周波数が所定の周波数の場合、三相交流電源1の欠相と判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、三相交流電源を電源とし、直流負荷に電力を供給する電力変換装置において三相交流電源の欠相検出を行ない、機器の保護を行なう三相欠相検出装置に関するものである。
三相交流電源を直流電圧に変換する電力変換装置では、三相交流電源の各相のうちのいずれか1相の欠相が発生した状態でそのまま運転を続けた場合、変換された直流電圧の値は大きく脈動するため、正常な運転を行うことが困難となり、装置の信頼性が著しく低下するため、欠相を検出する必要がある。
従来の三相欠相検出装置を、図7を参照しながら説明する。
図7において、三相交流電源1は、整流回路2と平滑回路3により整流平滑され、直流負荷4に直流の電力を供給する電力変換装置を構成している。前記平滑回路3の出力電圧を検出する電圧検出手段5と、その検出電圧を監視する電圧値監視手段6を備え、前記電圧値監視手段6は常時その電圧を監視している。この検出電圧を、事前に設定している正常下限電圧と比較し、検出電圧が一瞬でも正常下限電圧以下となった場合、電源の欠相と判断するものである。
特開2004−56893号公報
しかしながら、上記従来の三相欠相検出装置では、電圧値監視手段6は常時電圧を監視する必要があり、電圧値監視手段である具体的にはCPUに負担がかかるという問題を有していた。
また、三相交流電源が欠相でない場合でも電源電圧が低下し、正常下限電圧を下回った場合、誤検知するという問題も有している。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、三相欠相検出装置の制御部であるCPUへの負担を軽減し簡単な処理で、かつ、誤検知なく欠相を検出できる三相欠相検出装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の三相欠相検出装置は、三相交流電源と、この三相交流電源を整流する整流回路と、前記整流回路による整流後の直流電圧を平滑化する平滑回路により直流負荷に電力を供給する電力変換装置において、前記平滑回路の出力電圧を検出する電圧検出手段と、その出力電圧と所定の電圧値とを比較する電圧比較手段と、前記電圧比較手段から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段を備え、前記周波数判定手段の周波数が所定の周波数の場合、前記三相交流電源の欠相と判断するものである。
上記構成により、三相欠相検出装置の制御部であるCPUへの負担を軽減し簡単な処理で、かつ、誤検知なく欠相を検出することができる。
以上のように、本発明によれば、三相交流電源に欠相が生じた場合、三相欠相検出装置の制御部であるCPUは周波数判定をするという簡単な処理のみで良く、負担をかけずに欠相を検出することができる。また、電源電圧の変動に対しても誤検知なく欠相を検出できる。
第1の発明は、平滑回路の出力電圧を検出する電圧検出手段と、その出力電圧と所定の電圧値とを比較する電圧比較手段と、電圧比較手段から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段を備え、周波数判定手段の周波数が所定の周波数の場合、三相交流電源の欠相と判断するものである。これにより簡単な処理で、かつ誤検知なく欠相を検出することができる。
第2の発明は、特に第1の発明で電圧検出手段は平滑回路の出力電圧を抵抗で分圧した回路とし、電圧比較手段であるコンパレータの一方の入力に接続し、電圧比較手段の所定の電圧値は平滑回路の出力電圧を電圧検出手段と同一抵抗値で分圧しかつ低電位側の抵抗に並列にコンデンサを挿入した回路により設定し、前記電圧比較手段であるコンパレータのもう一方の入力に接続しその出力を前記周波数判定手段に入力する構成としたものである。これによって三相交流電源の欠相を電圧変動によらず確実に検出することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明で、直流負荷をインバータ回路とした三相欠相検出装置を空気調和機に用いたものである。これによって各々の三相欠相検出装置の特長を発揮した空気調和機とすることができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図7の従来の技術で説明した同一要素には同一符号を付け、できるだけ重複説明を省略する。
(実施の形態1)
図1において、従来と異なる部分は、電圧監視手段6を廃止し、電圧検出手段5の出力電圧を事前に設定した所定の電圧値と比較する電圧比較手段7と、前記電圧比較手段7から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段8を備えた部分である。
図1において、従来と異なる部分は、電圧監視手段6を廃止し、電圧検出手段5の出力電圧を事前に設定した所定の電圧値と比較する電圧比較手段7と、前記電圧比較手段7から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段8を備えた部分である。
図2は三相交流電源1が正常な場合の電圧波形を示したものである。Vpは平滑回路3により平滑された波形で、負荷4の大きさによりそのリップル電圧は異なるが、リップル電圧の周波数は電源周波数の6倍の周波数となる。Vrは事前に設定した基準電圧値である。ここで、Vpは電圧比較手段7の一方の入力に、Vrは電圧比較手段7のもう一方の入力に入力されるため、電圧比較手段7としてコンパレータを用い、Vpを+側入力、Vrを−側入力に入力されるとすると電圧比較手段7の出力は図2のVoとなり、Voの周波数は電源周波数の6倍の周波数となる。
図3は三相交流電源1の1相に欠相が発生した場合の電圧波形を示したものである。Vp1は平滑回路3により平滑された波形で、欠相により単相電源を整流平滑したのと同様の波形となり、リップル電圧の周波数は電源周波数の2倍の周波数となる。正常な場合と同様に、Vpを電圧比較手段7の+側入力、Vrを−側入力に入力されるとすると電圧比較手段7の出力は図3のVo1となり、Vo1の周波数は電源周波数の2倍の周波数となる。
電圧比較手段7の出力波形を周波数判定手段8に入力しその周波数を判定することにより、三相交流電源1の欠相を判断することができる。すなわち、周波数判定手段8の入力波形の周波数が電源周波数の6倍の周波数である場合は正常で、電源周波数の2倍の周波数である場合、三相交流電源1が欠相していると判断する。
(実施の形態2)
実施の形態1において、電圧比較手段7の比較基準電圧となるVrの設定値は事前に設定した適当な電圧値としたが、三相交流電源1の電圧変動を考えると、その設定値の選択に検討を要することになる。
実施の形態1において、電圧比較手段7の比較基準電圧となるVrの設定値は事前に設定した適当な電圧値としたが、三相交流電源1の電圧変動を考えると、その設定値の選択に検討を要することになる。
図4は三相交流電源の電圧変動を考慮した本発明の実施の形態3における3相欠相検出装置の構成図で、図1の電圧検出手段5を平滑回路3の両端に接続した直列の抵抗R1、R2で分圧した回路とし、電圧比較手段7の比較基準電圧となるVrの設定値を平滑回路3の両端に接続した直列の抵抗R3、R4で分圧した回路とし、R4に並列にコンデンサC1を挿入した回路としたものである。抵抗R1,R2により分圧された電圧は電圧比較手段7であるコンパレータの+側入力に入力され、抵抗R3,R4により分圧された電圧はコンパレータの−側入力に入力される。電圧比較手段7であるコンパレーの出力は図1と同様に周波数判定手段8に入力される。
図5は電圧比較手段7であるコンパレータの入力電圧波形と出力波形を示した図で、三相交流電源1が正常な場合のものである。平滑回路3により平滑された波形Vpは抵抗R1,R2により分圧されVppとなる。電圧比較手段7の比較基準電圧であるVrrは、VpをR3,R4により分圧しコンデンサC1により平滑したものであり、抵抗R3,R4の抵抗値をR3=R1、R4=R2とし、コンデンサC1を充分容量の大きなものとすれば、Vppの平均値相当の電圧値になり、Vppのリップル電圧の最大値と最小値との間の電圧値となる。従って、電圧比較手段7であるコンパレータの出力は図5のVoとなり、Voの周波数は電源周波数の6倍の周波数となる。また、図5のVppとVrrの相対的な関係は三相交流電源1の電圧変動によらないため、Voも電圧変動の影響を受けることはない。
図6は三相交流電源1の1相に欠相が発生した場合の電圧比較手段7であるコンパレータの入力電圧波形と出力波形を示した図である。平滑回路3により平滑された波形Vp1は抵抗R1,R2により分圧されVpp1となり、Vrr1は図5と同様にVpp1の平均値相当の電圧値になり、Vpp1のリップル電圧の最大値と最小値との間の電圧値となる。従って、電圧比較手段7であるコンパレータの出力は図6のVo1となり、Vo1の周波数は電源周波数の2倍の周波数となり、電圧変動の影響を受けることはない。
電圧比較手段7の出力波形を周波数判定手段8に入力しその周波数を判定することにより、実施の形態1と同様に三相交流電源1の欠相を判断することができ、三相交流電源1の電圧変動によらず確実に検出することができる。
本発明の三相欠相検出装置は、簡単な処理のみで欠相を検出することができ、また、電源電圧の変動に対しても誤検知なく欠相を検出できるので、三相交流を電源とする機器の電力変換装置に有用である。
1 三相交流電源
2 整流回路
3 平滑回路
4 直流負荷
5 電圧検出手段
6 電圧値監視手段
7 電圧比較手段
8 周波数判定手段
2 整流回路
3 平滑回路
4 直流負荷
5 電圧検出手段
6 電圧値監視手段
7 電圧比較手段
8 周波数判定手段
Claims (3)
- 三相交流電源と、この三相交流電源を整流する整流回路と、前記整流回路による整流後の直流電圧を平滑化する平滑回路により直流負荷に電力を供給する電力変換装置において、前記平滑回路の出力電圧を検出する電圧検出手段と、その出力電圧と所定の電圧値とを比較する電圧比較手段と、前記電圧比較手段から出力される信号の周波数を判定する周波数判定手段を備え、前記周波数判定手段の周波数が所定の周波数の場合、前記三相交流電源の欠相と判断する三相欠相検出装置。
- 電圧検出手段は平滑回路の出力電圧を抵抗で分圧した回路とし、電圧比較手段であるコンパレータの一方の入力に接続し、前記電圧比較手段の所定の電圧値は前記平滑回路の出力電圧を前記電圧検出手段と同一抵抗値で分圧しかつ低電位側の抵抗に並列にコンデンサを挿入した回路により設定し、前記電圧比較手段であるコンパレータのもう一方の入力に接続しその出力を周波数判定手段に入力する構成としたことを特徴とする請求項1記載の三相欠相検出装置。
- 前記直流負荷をインバータ回路としたことを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の三相欠相検出装置を用いた空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004204380A JP2006033904A (ja) | 2004-07-12 | 2004-07-12 | 三相欠相検出装置及びそれを用いた空気調和機 |
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Publications (1)
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JP2006033904A true JP2006033904A (ja) | 2006-02-02 |
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ID=35899578
Family Applications (1)
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JP2004204380A Pending JP2006033904A (ja) | 2004-07-12 | 2004-07-12 | 三相欠相検出装置及びそれを用いた空気調和機 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102841286A (zh) * | 2012-08-07 | 2012-12-26 | 南京南瑞继保电气有限公司 | 一种判断换流桥控制脉冲电缆接反的方法 |
CN102841267A (zh) * | 2012-08-07 | 2012-12-26 | 南京南瑞继保电气有限公司 | 一种判断换流桥交流进线相序接错的方法 |
CN105425055A (zh) * | 2014-09-17 | 2016-03-23 | 浙江海利普电子科技有限公司 | 输入缺相检测装置和方法以及多相交流输入电子设备 |
WO2023186184A1 (zh) * | 2022-04-02 | 2023-10-05 | 合肥美的暖通设备有限公司 | 变频器三相供电电路的故障检测方法、装置以及空调器 |
-
2004
- 2004-07-12 JP JP2004204380A patent/JP2006033904A/ja active Pending
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