JP4686961B2 - 固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電解質としてイオン伝導性の固体高分子膜を用いた固体高分子型燃料電池が開発され、家庭用の定置用電源や電気自動車の電源、あるいは小型携帯機器の電源として注目されている。通常、固体高分子型燃料電池では、一対の電極(単セル)による起電力が小さいので、複数の単セルを直列に接続して高電圧を得る構造となっている。
【0003】
複数の単セルを順次接続するための構造の一つとして、単セルを積み重ねた、いわゆるスタック型の燃料電池がある(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−78028号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、積み重ねた各単セル間に配置されるセパレータ板は、ガス拡散層に燃料(水素)や空気(酸素)を供給するための溝が設けられる。この溝のためにある程度の厚さが必要とされるセパレータ板の体積、重量によって、燃料電池の小型軽量化が妨げられるという問題がある。
【0006】
さらに、ガス拡散層を構成するカーボンシートなどの多孔体が、強度が低く、変形しやすいという性質を有しているため、取り扱いにくく、燃料電池の製造に困難を伴うという問題があった。
【0007】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、小型軽量の燃料電池を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、固体高分子型燃料電池に用いられるガス拡散層用部材を以下のようにするものである。
すなわち、本発明のガス拡散層用部材は、三次元網目構造を有する導電性多孔体からなるシート状で気孔径が10μm〜2mm、気孔率が40〜98%に設定されたガス拡散電極と、このガス拡散電極の周囲を覆うとともに該ガス拡散電極に一体に形成された樹脂部とを備えている。そして、樹脂部に、ガス拡散電極に流体(燃料または空気)を供給し、反応後の流体をガス拡散電極から排出させる流路として、ガス拡散電極に接続された第1の流体供給路および第1の流体排出路と、ガス拡散電極に接続されない第2の流体供給路および第2の流体排出路とが設けられており、第1の流体供給路および第1の流体排出路、第2の流体供給路および第2の流体排出路が、樹脂部を貫通する4個の貫通孔として設けられ、各貫通孔のいずれか2個ずつが、それぞれ線対称位置に設けられている。
つまり、2枚のガス拡散層用部材を、表裏を異ならせて積層した際に、(1)一方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体供給路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体供給路とが連通した燃料側供給路、(2)一方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体供給路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体供給路とが連通した酸素側供給路、(3)一方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体排出路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体排出路とが連通した燃料側排出路、(4)一方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体排出路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体排出路とが連通した酸素側排出路、の4経路が形成されるように各貫通孔が設けられている。
【0011】
本発明のガス拡散層用部材は、導電性多孔体をインサート部品として樹脂材料を射出するインサート成形により製造することが望ましい。
【0012】
また、本発明のガス拡散層用部材を用いて、固体高分子電解質からなる電解質層と、ガス拡散層用部材とにより構成される単セルを1以上備える固体高分子型燃料電池を構成することができる。
この固体高分子型燃料電池は、単セルにおいて、一方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体供給路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体供給路とを連通させた燃料側供給路と、一方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体供給路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体供給路とを連通させた酸素側供給路と、一方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体排出路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体排出路とを連通させた燃料側排出路と、一方のガス拡散層用部材に設けられた第2の流体排出路と他方のガス拡散層用部材に設けられた第1の流体排出路とを連通させた酸素側排出路とが備えられる。
【0013】
この発明によれば、強度の低い多孔質のガス拡散電極の周囲が樹脂部により補強されているので、製造時の取り扱いが容易となり、生産性のよい燃料電池を実現することができる。また、電解質層に対して樹脂部を接着させることができるのでシール性が良好となり、燃料電池における燃料漏れを効果的に防止でき、燃料を効率よく供給させることができる。
【0014】
また、導電性多孔体が三次元網目構造を有しているので、燃料や空気などの流体は、電極反応が起こる電解質−触媒界面に均一に拡散し、供給される。したがって、セパレータ板に流路用の溝を形成する必要がなく、厚みの小さいセパレータ板を用いることができるので、燃料電池の小型軽量化を図ることができる。
【0015】
また、本発明のガス拡散層用部材を複数枚積層して燃料電池を構成する場合に、各貫通孔をそれぞれ連通させて、ガス拡散層用部材の厚さ方向に延びる流体供給路あるいは流体排出路を容易に形成することができ、より効率のよい燃料供給が可能な燃料電池を実現することができる。
【0016】
また、本発明の貫通孔が線対称位置に設けられたガス拡散層用部材を用いることにより、表裏を異ならせて積層するだけで、一方のガス拡散層用部材を燃料極、他方を空気極とし、燃料極および空気極のいずれかに通じる流体供給路および流体排出路を、2系統形成することができる。したがって、部材が少なく構成が単純な、生産性のよい燃料電池を実現することができる。
【0017】
さらに、導電性多孔体と樹脂部とが接続される部分において、導電性多孔体の表面に開口する気孔中に溶融樹脂が入り込んで固化するので、アンカー効果により導電性多孔体と樹脂部とが強固に接続され、強度が高いガス拡散層用部材が製造できる。そして、導電性多孔体の気孔径が10μm〜2mm、気孔率が40〜98%に設定されていることにより、次のような効果を奏する。すなわち、前記アンカー効果が十分に確保され、樹脂部との接合強度が十分に得られて、これらの接合部で剥離するようなことが防止される。また、強度が確保され、樹脂成形圧および樹脂硬化時の圧縮に耐えられず変形してしまうようなことが防止される。
【0018】
なお、樹脂部をなす樹脂材料は、いわゆる合成樹脂に限らずエラストマーなどのゴム材なども含むものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
本発明のガス拡散層用部材10,20は、図1および図2に示すように、それぞれ、シート状の導電性多孔体からなるガス拡散電極11,21と、このガス拡散電極11,21の周囲を覆い面方向に延びる樹脂部12,22とが一体に形成された矩形薄板状のものである。
【0020】
これらのガス拡散層用部材10,20を備える本発明の固体高分子型燃料電池100の要部断面を図3および図4に示す。
この固体高分子型燃料電池100は、ガス拡散層用部材10,20および電解質層121からなる単セル30を、セパレータ板122,123,124を介して多層に積層した、いわゆるスタック型の構成が採用されている。なお、図3は図1のガス拡散層用部材10で示すところのIII−III線に沿う断面矢視図、図4は図2のガス拡散層用部材20で示すところのIV−IV線に沿う断面矢視図であり、燃料電池100を異なる断面で示す図である。
【0021】
この図3および図4に示す燃料電池100は、ガス拡散層用部材10とガス拡散層用部材20との間に触媒層Cを介して電解質層121を配置した2組の単セル30を有している。そして、各単セル30間はセパレータ板122で隔てられ、積層された単セル30の外側が、遮蔽板123,124で閉鎖された構成となっている。なお、セパレータ板122,123,124は、空気や燃料となるガスまたは液体を通過させず、導電性を有するたとえばカーボン板や耐食性のある金属板などで形成されている。
【0022】
電解質層121は、たとえばフッ素樹脂系の高分子電解膜で形成され、膜中では水素イオンが移動可能である反面、電子を通過させないという性質を有している。この電解質層121とガス拡散層用部材10,20との界面(本実施形態ではガス拡散電極11,21の表面部分)に、触媒層Cが設けられている。触媒層Cは、白金系触媒微粒子を担持させたカーボン粒子を含む高分子電解質溶液をガス拡散電極11,21の表面に塗布して形成されていて、ホットプレスにより電解質層121に密着固定されている。また、電解質層121と各ガス拡散層用部材10,20の樹脂部12,22とは、超音波接合により密着固定されている。
【0023】
ガス拡散電極11,21は、三次元網目構造を有する導電性多孔体からなる矩形の薄板であり、表面に開口する気孔が各方向に連通していることにより通気性を有し、軽量で表面積が大きいという特性を有している。
【0024】
このガス拡散電極11,21の周囲を覆って設けられている樹脂部12,22は、ガス拡散電極11,21の外周縁部に連なる薄板状で、ガス拡散電極部11,21と略同じ厚さで段差なく形成されている。
そして、これらガス拡散電極11,21および樹脂部12,22が一体に形成されたガス拡散層用部材10,20は、全体として1枚の薄板部材をなしている。
【0025】
図3および図4に示す燃料電池において、ガス拡散層用部材10のガス拡散電極11は、燃料側供給路101を通じて燃料が供給される燃料極とされている。一方、ガス拡散層用部材20のガス拡散電極21は、酸素側供給路103を通じて空気が供給される空気極とされている。
【0026】
ガス拡散層用部材10は、図1に示すように、ガス拡散電極11に接続してその気孔に連通する燃料供給用の貫通孔(第1の流体供給路)10aおよび燃料排出用の貫通孔(第2の流体排出路)10bと、ガス拡散電極11に接続せず離れた位置に設けられた空気供給用の貫通孔(第2の流体供給路)10cおよび空気排出用の貫通孔(第2の流体排出路)10dと、樹脂部12の四隅に設けられて固定用のボルト等を挿通させるボルト挿通孔10eとが、樹脂部12を貫通して設けられている。
【0027】
一方、ガス拡散層用部材20は、図2に示すように、ガス拡散電極21に接続して樹脂部22を貫通しその気孔に連通する空気供給用の貫通孔(第2の流体供給路)20aおよび空気排出用の貫通孔(第2の流体排出路)20bと、ガス拡散電極21に接続せず離れた位置に設けられた燃料供給用の貫通孔(第1の流体供給路)20cおよび燃料排出用の貫通孔(第1の流体排出路)20dと、樹脂部22の四隅に設けられて固定用のボルト等を挿通させるボルト挿通孔20eとが、樹脂部22を貫通して設けられている。
【0028】
これらガス拡散層用部材10,20は同一形状を有しており、表裏を異ならせて配置することによりそれぞれ燃料極、空気極として用いることができる。すなわち、ガス拡散層用部材10,20において、ガス拡散電極11,21に連通する2個の貫通孔と連通しない2個の貫通孔とがそれぞれ直線10l,20lを対称軸とする線対称位置に設けられている、換言すれば燃料供給・排出用の貫通孔と空気供給・排出用の貫通孔とが直線10l,20lに関して対称に形成されているので、積層されるガス拡散層用部材2枚のうち一方を裏返すことにより、ガス拡散電極に連通する貫通孔とガス拡散電極に連通しない貫通孔とが入れ替わり、一方を裏返した2枚を重ねれば各貫通孔を連通させることができる。
【0029】
さらに、これらガス拡散層用部材10,20間に配置される電解質層121には、ガス拡散層用部材10,20の各貫通孔およびボルト挿通孔に連通する貫通孔が設けられている。すなわち、電解質層121には、ガス拡散層用部材10,20の貫通孔10a,20cに連通する燃料供給用の貫通孔121aと、貫通孔10c,20aに連通する空気供給用の貫通孔121bと、貫通孔10b,20dに連通する燃料排出用の貫通孔121cと、貫通孔10d,20bに連通する空気排出用の貫通孔121dと、ボルト挿通孔10e,20e連通するボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。
【0030】
また、セパレータ板122にも、ガス拡散電極120の各貫通孔およびボルト挿通孔に連通する貫通孔が設けられている。すなわち、セパレータ板122には、ガス拡散層用部材10,20の貫通孔10a,20cに連通する貫通孔122aと、貫通孔10c,20aに連通する貫通孔122bと、貫通孔10b,20dに連通する貫通孔122cと、貫通孔10d,20bに連通する貫通孔122dと、ボルト挿通孔10e,20eに連通するボルト挿通孔(図示せず)が形成されている。
【0031】
さらに、空気極を有するガス拡散層用部材20の表面を閉鎖する遮蔽板123には、燃料供給のための貫通孔20cに連通する貫通孔123aと、空気排出のための貫通孔20bに連通する貫通孔123bと、ボルト挿通孔20eに連通するボルト挿通孔(図示せず)とが形成されている。
また、燃料極を有するガス拡散層用部材10の表面を閉鎖する遮蔽板124には、空気供給のための貫通孔10cに連通する貫通孔124aと、燃料排出のための貫通孔10bに連通する貫通孔124bと、ボルト挿通孔10eに連通するボルト挿通孔(図示せず)とが形成されている。
【0032】
各貫通孔をそれぞれ連通させるように積層されたガス拡散層用部材10,20、電解質層121およびセパレータ板122、遮蔽板123,124は、各ボルト挿通孔にボルトを挿通させてナットで固定することにより、一体に固定することができる。なお、樹脂部12,22とセパレータ板122、樹脂部12,22と電解質層121などの接合面は、超音波接合により密着される。また、ガス拡散電極11,21の表面と電解質層121とは、ホットプレスにより密着される。
【0033】
以上説明したガス拡散層用部材10,20および電解質層121,セパレータ板122,123,124を積層することにより、燃料電池100には、燃料側供給路101,燃料側排出路102および酸素側供給路103および酸素側排出路104が形成される。
【0034】
燃料側供給路101は、遮蔽板123の貫通孔123a、各ガス拡散層用部材10の貫通孔10a、各ガス拡散層用部材20の貫通孔20c、電解質層121の貫通孔121aおよびセパレータ板122の貫通孔122aの各貫通孔が連通して形成されている。
また、燃料側排出路102は、各ガス拡散層用部材10の貫通孔10b、各ガス拡散層用部材20の貫通孔20d、セパレータ板122の貫通孔122cおよび遮蔽板124の貫通孔124bの各貫通孔が連通して形成されている。
【0035】
これらの燃料側供給路101および燃料側排出路102は、ガス拡散層用部材10のガス拡散電極(燃料極)11に連通する一方、ガス拡散用部材20のガス拡散電極(空気極)21には連通していない。
【0036】
一方、酸素側供給路103は、遮蔽板124の貫通孔124a、各ガス拡散層用部材10の貫通孔10c、各ガス拡散層用部材20の貫通孔20a、電解質層121の貫通孔121bおよびセパレータ板122の貫通孔122bの各貫通孔が連通して形成されている。
また、酸素側排出路104は、各ガス拡散層用部材10の貫通孔10d、各ガス拡散層用部材20の貫通孔20b、セパレータ板122の貫通孔122dおよび遮蔽板123の貫通孔123bの各貫通孔が連通して形成されている。
【0037】
これらの酸素側供給路103および酸素側排出路104は、ガス拡散層用部材20のガス拡散電極(空気極)21に連通する一方、ガス拡散用部材10のガス拡散電極(燃料極)11には連通していない。
【0038】
したがって、遮蔽板123の貫通孔123aから供給された燃料は、ガス拡散電極(燃料極)11の連通気孔中を通過しながら電解質層121と触媒層Cの界面に水素を供給する。この水素は、触媒層C上で電極反応によりイオン化して電解質層121をガス拡散電極(空気極)21に向かい移動する。電極反応後の燃料は、燃料側排出路102を通じて遮蔽板124の貫通孔124bから燃料電池100の外部へ排出される。
一方、遮蔽板124の貫通孔124aから供給された空気は、各ガス拡散電極(空気極)21の連通気孔中を通過しながら電解質層121と触媒層Cの界面に酸素を供給し、反応により生成した水とともに酸素側排出路104を通じて排出される。
【0039】
そして、ガス拡散電極(燃料極)11から、電解質層121を挟んで他方側に配置されたガス拡散電極(空気極)21に到達した水素は、電解質層121と触媒層Cとの界面で、ガス拡散電極21に供給された空気中の酸素と電極反応により反応して水を生成する。
一方で、水素のイオン化により発生した電子は、ガス拡散層部材10,20の外部に設けられた回路(図示せず)を、ガス拡散電極(燃料極)11からガス拡散電極(空気極)21へと移動する。この電子の移動により、電気エネルギを発生させることができる。
【0040】
ところで、ガス拡散電極11,21を形成する導電性多孔体としては、カーボンペーパー、カーボンクロスといったカーボン製多孔体を用いてもよいが、ガス拡散性と導電性がともに良好な、3次元網目構造を有する金属製のもの、たとえば金属粉末を焼結したシート、金属不織布、積層メッシュ等を用いることが望ましい。なかでも、気孔率や厚さを適宜調節でき、使用できる原料金属も多様である金属粉末を焼結したシートは、このガス拡散層用部材の導電性多孔質体として、より好適である。
【0041】
さらにまた、金属粉末をバインダ、溶媒を加えて混練したものに発泡剤を混ぜて発泡性スラリーとし、発泡成形後に焼結して得られる発泡金属焼結シートでは、高い気孔率までも製造可能であることから、より好ましい。
本実施形態では、気孔率や厚さを適宜調節でき、使用できる原料金属も多様である発泡金属焼結シートを採用している。
【0042】
ここで、発泡金属焼結シートの製造方法について図5を参照して説明する。
発泡金属焼結シートは、金属粉末をバインダ、溶媒を加えて混練したものに発泡剤を混ぜて発泡性スラリーSとし、発泡成形後に焼結して得られるものである。
【0043】
スラリーSは、導電性を有する金属粉末、発泡剤(ヘキサン)、有機バインダ(メチルセルロース)、溶媒(水)等を混合したものである。このスラリーSをドクターブレード法により薄く成形するグリーンシート製造装置80を図5に示す。
【0044】
グリーンシート製造装置80において、まず、スラリーSが貯蔵されたホッパー81から、キャリアシート82上にスラリーSが供給される。キャリアシート82はローラ83によって搬送されており、キャリアシート82上のスラリーSは、移動するキャリアシート82とドクターブレード84との間で延ばされ、所要の厚さに成形される。
【0045】
成形されたスラリーSは、さらにキャリアシート82によって搬送され、加熱処理を行う発泡槽85および加熱炉86を順次通過する。発泡槽85では高湿度雰囲気下にて加熱処理を行うので、スラリーSにひび割れを生じさせずに発泡剤を発泡させることができる。そして、発泡により空洞が形成されたスラリーSが加熱炉86にて乾燥されると、粒子間に空洞を形成している金属粉末が有機バインダによって接合された状態のグリーンシートGが形成される。
【0046】
このグリーンシートGを、キャリアシート82から取り外した後、図示しない真空炉にて脱脂・焼成することにより、有機バインダが取り除かれ、金属粉末同士が焼結して三次元網目構造となった発泡金属焼結シート(導電性多孔体)が得られる。
【0047】
このようにして形成された導電性多孔体を所定形状に切断したものをインサート部品としてインサート成形を行うことにより、導電性多孔体からなるガス拡散電極11,21と樹脂部12,22とを一体に備えたガス拡散層用部材10,20を製造することができる。
【0048】
すなわち、図6に示す一対の型板70,71間に形成されたキャビティ72の中に、インサート部品として導電性多孔体を配置し、ランナ73からゲート74を通じて射出した溶融樹脂75をキャビティ72内に充填することにより、導電性多孔体からなるガス拡散電極11(ガス拡散電極21)と樹脂部12(樹脂部22)とが一体となったガス拡散層用部材10(ガス拡散層用部材20)が形成される。ガス拡散電極11と樹脂部12とは、ガス拡散電極11の側部に開口する気孔中、5μm〜1000μm程度の深さまで溶融樹脂が含浸して硬化することにより強固に接合される。樹脂部12(樹脂部22)を貫通する各貫通孔は、この射出成形時に金型により形成することができる。
【0049】
たとえば樹脂部12の材料にポリプロピレンを用いた場合、成形温度180℃、80kNで型締めし、成形圧250kg/cm2で射出成形すると、複合金属多孔体10が得られる。
【0050】
なお、インサート成形によりガス拡散層用部材10,20を形成する場合、型閉時のキャビティ72の厚さ(型開閉方向の大きさ)は、ガス拡散電極11,21よりも若干小さくし、型閉時に型板70,71間でガス拡散電極11,21が3〜90%圧縮されるようにすると、射出樹脂圧によりガス拡散電極11,21をキャビティ73に対して固定できるとともに、ガス拡散電極11,21の平坦度を向上させることができる。
【0051】
また、ガス拡散電極11,21は、気孔径や気孔率が小さすぎると溶融樹脂が気孔中に入り込めないのでアンカー効果が不十分となり、樹脂部12,22との接合強度が十分に得られず、接合部で剥離する虞がある。一方、気孔径や気孔率が大きすぎると、強度が不足し、樹脂成形圧および樹脂硬化時の圧縮に耐えられず、変形してしまう。したがって、気孔径10μm〜2mm程度、気孔率40〜98%程度であるとより好ましい。
一方、樹脂部12,22の材質は、熱可塑性樹脂、エラストマーなど、射出成形可能な材質であればよいので、耐熱温度や硬度等を考慮し、用途に応じて適宜選択すればよい。
【0052】
なお、以上の実施形態において示した各構成部材、その諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記実施形態では燃料や空気の供給路・排出路を、樹脂部を貫通させる貫通孔を連通させることにより形成したが、樹脂部の外縁とガス拡散電極とを連通させる溝形状を樹脂部表面に形成し、これを供給路あるいは排出路として、ポンプ等により空気あるいは燃料を圧送させる構成としてもよい。
【0053】
また、前記実施形態では触媒層Cをガス拡散電極の表面に塗布形成した構成としたが、たとえばカーボンペーパー(導電性多孔体)に触媒スラリーを含浸させたものを触媒層として電解質層とガス拡散電極との間に配置する構成としてもよい。この場合、触媒層(カーボンペーパー)は、電解質層に対してホットプレス接合し、ガス拡散電極(発泡金属焼結シート)に対しては圧力をかけて接するように燃料電池を構成すれば、電子や流体(燃料や酸素)を円滑に流通させることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、強度が高く取り扱い性のよいガス拡散層用部材により、燃料電池の生産性を向上させることができる。また、電解質層とガス拡散層とのシール性が良好であることから、燃料漏れを効果的に防止でき、安全で効率のよい燃料電池を実現させることができる。
【0055】
また、セパレータ板に流路用の溝を形成する必要がなく、厚みの小さいセパレータ板を用いることができるので、燃料電池の小型軽量化を図ることができる。
【0056】
また、燃料極用のガス拡散層用部材と空気極用のガス拡散層用部材が同一形状であることにより、ガス拡散層用部材の製造コストを抑えることができるだけでなく、燃料電池を構成する部材の種類を削減し、燃料電池の生産性をより向上させることができる。
【0057】
さらに、インサート成形により、導電性多孔体と樹脂部とが強固にかつ気密に接続されるので、強度が高く燃料漏れの虞が小さい燃料電池を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガス拡散層用部材(燃料極用)を示す平面図である。
【図2】 本発明のガス拡散層用部材(空気極用)を示す平面図である。
複合金属多孔体の金属部を製造する方法の一例を示す模式図である。
【図3】 本発明のスタック型燃料電池の一例であって、図1におけるIII−III線に沿う燃料供給および排出の経路を示す断面図である。
【図4】 本発明のスタック型燃料電池の一例であって、図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 本発明のガス拡散層用部材に用いる導電性多孔体を製造する装置の概要を示す模式図である。
【図6】 図1および図2に示すガス拡散層用部材を製造するインサート射出成形用金型の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20 ガス拡散層用部材
11,21 ガス拡散電極(導電性多孔体)
12,22 樹脂部
10a,20c 貫通孔(第1の流体供給路)
10b,20d 貫通孔(第1の流体排出路)
10c,20a 貫通孔(第2の流体供給路)
10d,20b 貫通孔(第2の流体排出路)
30 単セル
100 固体高分子型燃料電池
101 燃料側供給路
102 燃料側排出路
103 酸素側供給路
104 酸素側排出路
Claims (3)
- 固体高分子型燃料電池に用いられるガス拡散層用部材であって、
三次元網目構造を有する導電性多孔体からなるシート状で気孔径が10μm〜2mm、気孔率が40〜98%に設定されたガス拡散電極と、該ガス拡散電極の周囲を覆うとともにこのガス拡散電極に一体に形成された樹脂部とを備え、
該樹脂部に、前記ガス拡散電極に接続された第1の流体供給路および第1の流体排出路と、前記ガス拡散電極に接続されない第2の流体供給路および第2の流体排出路とが設けられており、
前記第1の流体供給路および前記第1の流体排出路、前記第2の流体供給路および前記第2の流体排出路が、前記樹脂部を貫通する4個の貫通孔として設けられ、
前記各貫通孔のいずれか2個ずつが、それぞれ線対称位置に設けられていることを特徴とする固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材。 - 前記導電性多孔体をインサート部品として樹脂材料を射出するインサート成形により、請求項1に記載の前記ガス拡散層用部材を製造することを特徴とする固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材の製造方法。
- 請求項1に記載の前記ガス拡散層用部材が、固体高分子電解質からなる電解質層の表裏面にそれぞれ配置されて構成される単セルを1以上備える固体高分子型燃料電池であって、
前記単セルにおいて、一方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第1の流体供給路と他方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第2の流体供給路とを連通させた燃料側供給路と;一方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第2の流体供給路と他方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第1の流体供給路とを連通させた酸素側供給路と;一方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第1の流体排出路と他方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第2の流体排出路とを連通させた燃料側排出路と;一方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第2の流体排出路と他方の前記ガス拡散層用部材に設けられた前記第1の流体排出路とを連通させた酸素側排出路と;が備えられていることを特徴とする固体高分子型燃料電池。
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