JP4894131B2 - 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法 - Google Patents

固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4894131B2
JP4894131B2 JP2004107788A JP2004107788A JP4894131B2 JP 4894131 B2 JP4894131 B2 JP 4894131B2 JP 2004107788 A JP2004107788 A JP 2004107788A JP 2004107788 A JP2004107788 A JP 2004107788A JP 4894131 B2 JP4894131 B2 JP 4894131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas diffusion
current collector
porous body
diffusion layer
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004107788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005209607A (ja
Inventor
正弘 和田
栄子 神田
巧 渋谷
栄 秋山
和一 浜田
公明 加藤
和彦 田部井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2004107788A priority Critical patent/JP4894131B2/ja
Priority to EP04731721.9A priority patent/EP1633010B1/en
Priority to PCT/JP2004/006036 priority patent/WO2004100295A1/ja
Priority to US10/556,565 priority patent/US7838172B2/en
Publication of JP2005209607A publication Critical patent/JP2005209607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4894131B2 publication Critical patent/JP4894131B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法に関するものである。
近年、固体高分子電解質の利用により、携帯可能な小型の固体高分子型燃料電池の開発が進められている。通常、固体高分子型燃料電池では、一対の電極(単セル)による起電力が小さいので、複数の単セルを直列に接続することにより大きな起電力を得ている。この単セルは一般に、導電性の多孔質体を有する構成とされている。
ところで、複数の単セルを順次接続するために、単セルを積み重ねた構成(いわゆるスタック型)を採用すると、積み重ねた各単セル間にセパレータ板を配置しなければならず、また、積み重ねた狭い流路に燃料であるメタノール水溶液や空気を送る必要が生じ、ポンプなどの補機が必要となる。そのため、体積、重量、コスト等の点で不利となる。そこで、省スペース化を図るために、セパレータ板を用いずに単セルを平面に並べて接続する、いわゆる平面型の開発が進められている。
平面型燃料電池としては、たとえば、燃料極と空気極との間に電解質層を挟んだ単セルを構成し、各単セルの燃料極および空気極の電解質層とは反対側の面に、燃料供給用若しくは空気供給用の貫通孔を有する導電性の接続板を配置して、隣り合う単セルの燃料極と空気極とを接続板で順次電気的に接続する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、このような平面型燃料電池を組立てる方法として、燃料マニホールドの上に、各ガスシール部とともに一体化された各単セルと各接続板とを配置した後に、隣接する接続板間の隙間にシール剤を充填することにより一体化された単セルの直列接続体を乗せ、さらにその上に電気絶縁板を乗せ、各部材を貫通するねじ穴に締め付けねじを通して所定の圧力で締め付けることにより行う方法が開示されている。
特開2002−56855号公報
しかしながら、前記従来では、前記接続板が、燃料極,空気極,および電解質層の積層方向に貫通するねじ穴に締め付けねじを通し、これを所定の圧力で締め付けることによって取り付けられていたので、接続板と燃料極および空気極との接続を、互いが対向する表面同士で一様に当接させた状態で実現することが困難であるという問題があった。特に、接続板が当接する燃料極および空気極の表面には、開口率が高い導電性多孔質体が配設されているので、このような接続状態を実現することが極めて困難であるという問題があった。この場合、燃料極および空気極と接続板との間の電気抵抗が大きく、燃料極および空気極で発生した電流が接続板に良好に伝導せず、燃料電池の出力向上を図ることが困難となる。
また、接続板が締め付けねじにより取り付けられていることから、接続板と燃料極および空気極との接続状態を長期にわたって維持することが困難であるという問題もあった。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、固体高分子型燃料電池の燃料極および空気極(導電性多孔質体)と、接続板(集電体)との良好な電気的接続状態を実現できる固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
請求項に係る発明は、三次元網目構造を有する導電性多孔質体と、該導電性多孔質体に電気的に接続された集電体とを備える固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法であって、前記集電体は面方向に延びる二次元網目構造を有する、エキスパンドメタル若しくは金網からなり、該二次元網目の内側に、金属粉末、発泡剤、有機バインダおよび溶媒等が混合されてなるスラリーを充填し、その後、前記スラリーを加熱して前記発泡剤を発泡させ発泡体を形成した後に、該発泡体を乾燥および脱脂し、その後、前記発泡体を焼成して、前記二次元網目に接合された導電性多孔質体を形成することを特徴とする。
この発明によれば、ガス拡散層用部材を製造するに際し、集電体の二次元網目の内側にスラリーを充填し、その後このスラリーを発泡させて発泡体とした後に、この発泡体を乾燥および脱脂し、その後この発泡体を焼成して、前記網目に接合された導電性多孔質体を形成するので、集電体と導電性多孔質体とが強固かつ緊密に接続されることになり、これらの良好な電気的接続状態をさらに確実に実現することができる。また、前記三次元網目構造に起因した多孔質体の柔軟性により、ガス拡散層用部材に外力が作用した際に、導電性多孔質体と前記網目との接合界面に作用する応力を緩和させることが可能になる。
請求項に係る発明は、請求項記載の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法において、前記発泡体を焼成して前記導電性多孔質体を形成するに際し、前記発泡体を通電加熱することを特徴とする。
この発明によれば、前記発泡体をその厚さ方向および表面に沿った方向において均一に加熱して焼成することが可能になり、得られる導電性多孔質体の製品品質のばらつきを最小限に抑制することができる。
本発明に係る固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法によれば、固体高分子型燃料電池に発生した電流が集電体に伝導するまでの間における電気抵抗の低減を図ることが可能になるとともに、集電体における面内抵抗の低減を図ることが可能になり、この燃料電池全体の電気抵抗の低減化を図る、すなわち高出力化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
まず、本発明の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材10の製造方法により製造されるガス拡散層用部材について図1に従い説明する。
ところで、固体高分子型燃料電池に用いられる代表的な燃料としては水素ガスとメタノール水溶液の2種類があり、メタノール水溶液を用いる場合には導電性多孔質体を流れる燃料は液体であるが、この部分は慣用的にガス拡散層と呼ばれている。ここでは、液体燃料を用いる場合も含めて、慣用に従いガス拡散層と呼んでいるのであって、気体燃料用に限定するものではない。
このガス拡散層用部材10は、面方向に間隔をおいて複数枚(本実施形態では4枚)並んで配置されたガス拡散電極11と、このガス拡散電極11の外周縁を被覆する樹脂部12と、ガス拡散電極11に接続された接続用の端子部13とを備える概略構成とされている。
ガス拡散電極11は、三次元網目構造を有するシート状の導電性多孔質体(以下、単に「多孔質体」という)14と、この多孔質体14の一方の表面に配設され、当該面方向に延びる二次元網目構造を有する集電体15とを備え、該集電体15は多孔質体14の表面に少なくとも一部が食い込まれ、多孔質体14と集電体15とは電気的に接続された構成となっている。そして、本実施形態では、多孔質体14の表面のうち、集電体15が配設された表面と反対側の表面が、電極面11aとされている。以下、説明の便宜のため、ガス拡散層用部材10の表面のうち、電極面11aが位置する表面をガス拡散層用部材10の電極面10aという。なお、ガス拡散電極11の表面のうち、集電体15が配設された側の表面を電極面11aとしてもよい。
多孔質体14は、気孔率や厚さを適宜調節でき、使用できる原料金属も多様である発泡金属焼結シートにより形成されている。この発泡金属焼結シートは、後述するように、金属粉末をバインダ、溶媒を加えて混練したものに発泡剤を混ぜて発泡性スラリーとし、発泡成形後に焼結して得られるものである。
集電体15は、図1および図2に示すように、エキスパンドメタル若しくは金網により形成され、両者ともに材質はSUS316Lとされている。
エキスパンドメタルの場合、図2においてLW値が約3.0mm、SW値が1.0mm、W値が0.6mm,厚さが0.2mmとされ、また、金網の場合、線径が0.05mmで50メッシュ〜300メッシュとされている。
樹脂部12は、導電性および通気性のない樹脂(本実施形態では熱可塑性樹脂)により形成され、各ガス拡散電極11,すなわち多孔質体14および集電体15の外周縁に、この面方向に延びて一体に形成されており、これら14,15の外周縁全体が樹脂部12によって被覆され、各ガス拡散電極11間が絶縁されるようになっている。さらに、この樹脂部12により、多孔質体14と集電体15とが、互いに対向する表面同士が一様に接続された構成となっている。
端子部13は、導電性を有し通気性のない薄板状の金属部材であり、集電体15の側面15aにスポット溶接により接合されている。
なお、本実施形態では、前述したように、多孔質体14として、発泡金属焼結シートを採用したが、これに代えて、金属不職布、またはカーボンペーパー、カーボンクロスといったカーボン製多孔体を用いてもよい。ただし、固体高分子型燃料電池に供される多孔質体14は、良好なガス拡散性および導電性が要求されるため、発泡金属焼結シート,金属不職布,および積層メッシュ等が好ましい。なかでも発泡金属焼結シートは、前述したように、気孔率や厚さを適宜調節でき、使用できる原料金属も多様であり、さらに高い気孔率までも製造可能であるため、より好ましい。
また、集電体15として、エキスパンドメタル若しくは金網を示したが、これに限らず、例えばパンチングメタル等であってもよい。すなわち、面方向および厚さ方向に導電性を有し、特に面方向の導電性が多孔質体14より良好で(電気抵抗が小さい)、かつ厚さ方向に通気性を有する構成、つまり面方向に延びる二次元網目構造を有する導電体であればよい。
さらに、ガス拡散層用部材10が固体高分子型燃料電池に用いられる場合、端子部13,多孔質体14,集電体15には、電極反応による電子が流れることになるので、これらの各部材13〜15は、ステンレス鋼等の耐食材料を用いることが好ましい。
図3に、このガス拡散層用部材10を適用した固体高分子型燃料電池20の要部断面図を示す。
この燃料電池20は、一対のガス拡散層用部材10,10と、これら一対のガス拡散層用部材10,10の電極面10a,10aに挟まれた電解質層30と、燃料極Aとしての一方のガス拡散層用部材10に燃料を供給する燃料供給部40とを備える概略構成とされている。電解質層30は、例えばフッ素樹脂系の高分子電解質膜で形成され、膜中では水素イオンが移動可能である反面、電子を通過させないという性質を有している。なお、一対のガス拡散層用部材10,10のうち他方は空気極Bとされている。
燃料極Aは、各ガス拡散電極11の電極面11aが触媒層Cを介して電解質層30に接続されるとともに、この電極面11aと反対側の表面が燃料を保持および供給する燃料供給部40に接続された構成となっている。触媒層Cは、ガス拡散電極11の電極面11aの表面に、白金系触媒微粒子を担持させたカーボン粒子を含む高分子電解質溶液を塗布することにより形成される。
燃料極Aおよび空気極Bにそれぞれ4つ連設された各ガス拡散電極11は、これらの電極11に各別に設けられた端子部13によって、ガス拡散電極11の連設方向に直列に接続されるように、電解質層30を挟んでこの連設方向の隣に位置するガス拡散電極11の端子部13に、配線16を介して接続されている。そして、前記直列の両端に位置する端子部13がこの燃料電池20の陽極21,陰極22として機能するようになっている。
燃料供給部40は、燃料(ここではメタノール水溶液)を保持し、燃料極Aのガス拡散電極11に供給するフェルトなどからなる多孔質部41が、樹脂枠42によって被覆された構造となっている。そして、燃料供給部40の多孔質部41を燃料極Aのガス拡散電極11の集電体15に接触して配置させることにより、多孔質部41に保持された燃料を、浸透圧によってガス拡散電極11に供給させることができる。燃料供給部40の樹脂枠42とガス拡散層用部材10の樹脂部12とは、たとえば超音波接合により固定されている。
つまり、燃料極Aおよび空気極Bのガス拡散電極11は、この固体高分子型燃料電池20において、三次元網目構造を有する多孔質体14が通気性および導電性を備え、また、二次元網目構造を有する集電体15も通気性および導電性、特に面方向における導電性を備えることにより、いわゆるガス拡散層と集電板とを兼ねるようになっている。
なお、触媒層Cは、ここではガス拡散電極11の電極面11aに塗布形成したが、ガス拡散電極11と電解質層30との界面に設けられていればよいので、電解質層30の表面に形成してもよい。
以上のように構成された燃料電池20は、燃料供給部40から燃料極A側のガス拡散電極11に供給された燃料中の水素が、触媒層C上で電極反応によりイオン化して電解質層30を空気極Bに向かい移動する。そして、電解質層30を挟んで他方側に配置された空気極Bに到達した水素イオンは、電解質層30と触媒層Cとの界面で、このガス拡散電極11の電極面11aと反対側の表面から供給された空気中の酸素と電極反応により反応して水を生成する。
一方で、水素のイオン化により発生した電子は、ガス拡散層用部材10の外部に設けられた回路(図示せず)を、燃料極Aから端子部13を介して空気極Bへと移動する。この電子の移動により、電気エネルギを発生させることができる。
ここで、ガス拡散電極11に好適な発泡金属焼結シートの製造方法について説明する。この発泡金属焼結シートは、たとえば、金属粉末を含むスラリーSを薄く成形して乾燥させたグリーンシートGを焼成することにより製造される。
スラリーSは、導電性を有する金属粉末、発泡剤(例えば炭素数5〜8の非水溶性炭化水素系有機溶剤(例えばネオペンタン、ヘキサン、ヘプタン))、有機バインダ(例えばメチルセルロースやヒドロキシプロピルメチルセルロース)、溶媒(水)等を混合したものである。このスラリーSをドクターブレード法により薄く成形するグリーンシート製造装置50を図4に示す。
グリーンシート製造装置50において、まず、スラリーSが貯蔵されたホッパー51から、キャリアシート52上にスラリーSが供給される。キャリアシート52はローラ53によって搬送されており、キャリアシート52上のスラリーSは、移動するキャリアシート52とドクターブレード54との間で延ばされ、所要の厚さに成形される。
成形されたスラリーSは、さらにキャリアシート52によって搬送され、加熱処理を行う発泡槽55および加熱炉56を順次通過する。発泡槽55では高湿度雰囲気下にて加熱処理を行うので、スラリーSにひび割れを生じさせずに発泡剤を発泡させることができる。そして、発泡により空洞が形成されたスラリーSが加熱炉56にて乾燥されると、粒子間に空洞を形成している金属粉末が有機バインダによって接合された状態のグリーンシートGが形成される。
このグリーンシートGを、キャリアシート52から取り外した後、図示しない真空炉にて脱脂・焼成することにより、有機バインダが取り除かれ、金属粉末同士が焼結して三次元網目構造となった発泡金属焼結シート(多孔質体14)が得られる。
次に、固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法の参考例について説明する。
この方法は、端子部13,多孔質体14,および集電体15をインサート部品としてインサート成形するものであり、ここでは、1つのガス拡散層用部材10について、4組の端子部13,多孔質体14,および集電体15をインサートするものとする。
まず、このインサート成形を実施するためのインサート成形用金型装置40の概略構成について図5および図6に従い説明する。
このインサート成形用金型装置40は、可動金型面41aと固定金型面42aとが互いに対向するように配設された一対の可動金型41と固定金型42とを備える概略構成とされ、可動金型41が固定金型42に向かって進退可能に支持された構成となっている。そして、可動金型41が固定金型42に向って前進移動し型締め状態になると、各金型面41a,42a間にキャビティ43が形成されるようになっている。なお、図示はしていないが、前記インサート部品を金型面41a,42aの表面に沿った方向に位置決めするための位置決めピンが、可動金型面41aの表面に出没可能に支持されている。
以上のように構成されたインサート成形用金型装置40により、図1に示すガス拡散層用部材10を形成するに際しては、まず予め、集電体15の端面15aに端子部13を溶接しておき、これらのうち集電体15の表面に多孔質体14を積層配置したもの4つを、可動金型面41a上のうち、前記位置決めピンが突出した位置に合わせて、互いに面方向に間隔を空けて、集電体14および端子部13の表面が可動金型面41aと当接するように配置する。
ここで、多孔質体14の厚さと集電体15の厚さとの総和は、型締め時に形成されるキャビティ43の深さ(型開閉方向の大きさ)より大きくされ、具体的には、集電体15の厚さ以下の大きさだけ、キャビティ43の深さより大きく設定されている。
次に、可動金型41を固定金型42に向って前進移動し型締めを行いキャビティ43を形成する。この際、前述のように、多孔質体14と集電体15との積層方向の大きさは、キャビティ43の深さより大きく設定されているので、型締め時に、多孔質体14と固定金型面42aとが、および集電体15と可動金型面41aとがそれぞれ一様に密接するとともに、型締め方向に多孔質体14が塑性変形され、多孔質体14,集電体15,および端子部13が金型面41a,42a間で強固に固定される。また、この際、多孔質体14は3〜90%圧縮されることにより、製造するガス拡散層用部材10を構成する多孔質体14の気孔率に調整されるとともに、二次元網目構造を構成する集電体15の複数の孔内に、多孔質体14が各別に食い込んだ状態で、多孔質体14と集電体15とが接続され、これらの各部材14,15の互いが対向する表面同士が密接することになる。
そして、前記位置決めピンを可動金型面41a上から後退移動した後に、ランナ44からゲート45を通じて射出した溶融樹脂46をキャビティ43内に充填することにより、多孔質体14,集電体15,および端子部13と、樹脂部12とが連なり一体になったインサート成形品であるガス拡散層用部材10を形成する。
なお、射出圧力や成形温度等の射出成形条件は、樹脂の種類に応じて適宜選定される。たとえば、射出圧力が高すぎると、導電性多孔質体中に樹脂が過剰に充填されてしまい、通気性を損なうなど、多孔質体の機能を発揮できなくなる。また、熱可塑性樹脂を用いる場合は導電性多孔質体に接する金型面を部分的に冷却したり、シリコーンゴムのような熱硬化性樹脂を用いる場合は金型面を部分的に加熱するなどして、多孔質体への樹脂の浸透を制御することができる。具体的に一例を挙げると、樹脂部12としてポリプロピレンを採用した場合、成形温度180℃、80kNで型締めし、成形圧250kg/cmで射出成形すると、このようなガス拡散層用部材10が得られる。
以上説明したように、本実施形態によるガス拡散層用部材10によれば、集電体15が、多孔質体14の表面に食い込まれているので、多孔質体14と集電体15との良好な電気的接続状態を実現できる。また、集電体15は、面方向に延びる二次元網目構造を有しているので、固体高分子型燃料電池20で発生した電流を、この集電体15により面方向に良好に伝導させることができる。
以上により、電気抵抗の小さい、高出力の固体高分子型燃料電池20を実現することができる。
また、多孔質体14の外周縁に樹脂部12が一体に形成されているので、このガス拡散層用部材10の取り扱い性の向上を図ることができ、このガス拡散層用部材10を用いて固体高分子型燃料電池20を組立てる際の組立て工数の低減を図ることができるとともに、組立て精度の向上を図ることができる。
特に、本実施形態では、樹脂部12を多孔質体14の外周縁のみならず、集電体15の外周縁にも一体に形成しているので、これらの多孔質体14と集電体15とを互いが対向する表面同士で略一様に接続させることが可能になるとともに、これらの接続状態を長期にわたって維持することが可能になる。さらにこの場合、多孔質体14と集電体15との接続状態を長期にわたって維持することが可能になる。
したがって、集電体15が多孔質体14の表面に食い込まれていることと相俟って、多孔質体14と集電体15との間の電気抵抗を最小限に抑制することができ、さらなる固体高分子型燃料電池20の高出力化を図ることができるとともに、この電池20の長寿命化を図ることができる。なお、樹脂部12が配設されていることにより、この樹脂部12のみを加工し、装置固定用の穴等の形状を容易に付与することができる。
また、本実施形態によるガス拡散層用部材の製造方法によれば、型締め時に集電体15を多孔質体14の表面に食い込ませるので、射出時に、金型面41a,42aと前記インサート部品の表面との密接状態を実現することができる。したがって、溶融樹脂46が、金型面41a,42aとインサート部品の表面との間に入り込むことや、射出圧により、インサート部品が位置ずれすることを抑制することができる。これにより、集電体15と多孔質体14との良好な電気的接続状態を確実に実現することが可能になるとともに、製造上の不具合を生じさせることなく高精度にガス拡散層用部材10を形成することが可能になる。
特に、集電体15としてパンチングメタルを採用した場合には、パンチングメタルの製造プロセス上、集電体15の表裏面のうち一方の表面における、貫通孔の開口縁部が、この表面から突起することになる。したがって、多孔質体14の表面に、集電体15を、前記一方の表面が対向するように配置した状態で、これらを圧縮すると、集電体15を多孔質体14の表面に良好に食い込ませることができる。
また、多孔質体14と樹脂部12とが接続される部分において、多孔質体14の側部に開口する気孔中に溶融樹脂が5μm〜1000μm程度の深さまで含浸して硬化するので、アンカー効果により多孔質体14と樹脂部12とが強固に接続される。これにより、集電体15が多孔質体14の表面に食い込まれていることと相俟って、多孔質体14と集電体15と樹脂部12とからなるガス拡散層用部材10の各部材の接続の高強度化および長寿命化を図ることができる。
なお、以上の実施形態において示した各構成部材、その諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求に基づき種々変更可能である。
例えば、樹脂部12の材質として前記実施形態では、熱可塑性樹脂を採用した構成を示したが、これに限られるものではない。すなわち、樹脂部12は、エラストマー(ゴムを含む)など、射出成形可能な材質で、かつ導電性および通気性を有していなければよいので、耐熱温度や硬度等を考慮し、適宜選択することが可能である。軟質な樹脂を用いれば、シール性を高めることができる。
また、樹脂部12および端子部13をいわゆる二色成形により成形することもできる。つまり、導電性樹脂を射出成形して端子部13を形成し、その後、非導電性樹脂を射出成形して樹脂部12を形成してよい。
さらに、前述したインサート成形を行うに先立ち、多孔質体14と集電体15とを予め、ろう付け,スポット溶接,若しくは拡散接合しておいてもよい。この場合、キャビティ43内に溶融樹脂46を射出する前に、前記位置決めピンを後退移動させる際の、多孔質体14と集電体15との相対的な位置ずれ発生を確実に抑制することができる。
また、ガス拡散層用部材10を用いて固体高分子型燃料電池を形成するに際して、この部材10の集電体15が配設されている表面を電極面11aとすることも可能である。
さらに、前記実施形態では、樹脂部12を多孔質体14および集電体15の双方の外周縁部に一体に形成した構成を示したが、図7に示すように、多孔質体14の外周縁部にのみ樹脂部12を形成してもよい。この場合においても、ガス拡散層用部材10を用いた燃料電池の組立て工数を低減できるとともに、組立て精度の向上を図ることができる。
さらにまた、多孔質体14の表面に集電体15を食い込ませてガス拡散層用部材10を製造する方法は、前記実施形態のように、多孔質体14を塑性変形させる方法に限定されるものではない。例えば、次のようにしてガス拡散層用部材10を製造することも可能である。
まず、この製造方法を実施するための製造装置の概略構成について図8および図9に従い説明する。この装置は、スラリーSが充填されたスラリー槽31と、スラリー槽31の上端開口部より上方に配設された掻き取り部材32と、スラリーSを発泡させて発泡体を形成する図示しない発泡槽と、前記発泡体に乾燥処理を施す図示しない乾燥炉と、該乾燥処理された発泡体を押圧する図示しない押圧ロールと、該押圧された発泡体を脱脂、焼成する焼成炉部と、長尺の集電体15を走行させる図示しない集電体走行手段とを備える概略構成とされている。集電体走行手段は、長尺の集電体15が巻回された図示しない複数のローラを備えており、この集電体15が以上の装置の各構成要素31、32・・・を連続的に順次通過させられるようになっている。
掻き取り部材32は、スラリー槽31内を通過した集電体15の表裏面に肉盛状態で付着されたスラリーSを掻き取る構成とされ、集電体15の表裏面それぞれに対向するように一対設けられており、これらの間隔は位置調整可能とされている。なお、これら一対の掻き取り部材32の先端同士の距離を集電体15の厚さより小さくすることにより、掻き取り部材32の先端によって、スラリーSを二次元網目構造を構成する集電体15の複数の孔(以下、単に「網目」という)内にその表裏面それぞれから押し込み、集電体15に付着されたスラリーS中に空孔が包含されていた場合でも、この空孔をスラリーSから排除することが可能になる。この場合、掻き取り部材32を柔軟性を有するゴム材料により形成するのが望ましい。
前記押圧ロールは、走行状態にある集電体15の幅方向に延びる水平な回転軸回りに回転可能に支持されており、走行状態にある前記集電体15をその表裏面側から回転しながら押圧するようになっている。
前記焼成炉部は、発泡体を脱脂する図示しない脱脂炉と、脱脂された発泡体を焼成する焼成炉33とを備え、焼成炉33の内部には、発泡体を加熱する通電ロール部34が配設された構成となっている。
通電ロール部34は、焼成炉33内に走行状態にある集電体15の幅方向に延びる水平な回転軸回りに回転可能に支持されるとともに、集電体15の前記網目内に充填された前記発泡体と接して、これに電流を流す、すなわち通電加熱する一対の通電ロール34Aと、該通電ロール34Aに電流を供給する電源34Bとを備える概略構成とされている。通電ロール34Aは、集電体15の走行方向Fに対して複数箇所(図9の例では、走行方向Fに対して前側および後側の2箇所)に設けられ、それぞれのロール34A・・・は集電体15および前記発泡体の表裏面にその幅方向全域に亙って接するようになっている。
以上の製造装置によりガス拡散層用部材10を製造する方法について説明する。
まず、図8に示すように、スラリーSが充填されたスラリー槽31の下部からこの槽31の内部に長尺の集電体15を進入させ、その後この集電体15を上方へ移動させて、スラリー槽31の上端開口部から集電体15を引出す。この際、長尺の集電体15の表裏面にスラリーSが肉盛状態で付着する。そして、この集電体15をさらに上方へ移動させることにより、スラリー槽31の上端開口部より上方に配設された一対の掻き取り部材32の先端によって、前記肉盛状態で付着されたスラリーSを掻き取る。
次に、スラリーSを有する集電体15をさらに走行させて前記発泡槽を通過させる。この発泡槽においては、湿度が約65%以上に設定された高湿度雰囲気下で、スラリーSを約25℃〜80℃で加熱し、スラリーSが含有する発泡剤を発泡させる。この際に湿度が約65%以上に設定されているので、スラリーSはひび割れることなく良好に発泡される。また、この際、集電体15の一方の表面を前記発泡槽内の載置面に載置して拘束し、他方の表面を無拘束とすることにより、集電体15の前記網目内に充填されたスラリーSが、この他方の表面から膨出することになる。
その後、発泡されたスラリーS(以下、単に発泡体という)を有する集電体15をさらに走行させて前記乾燥炉を通過させる。この乾燥炉においては、その内部が例えば遠赤外線ヒータランプにより30℃〜150℃に加熱されるとともに、その内部に前記ヒータランプによる加熱温度と略同温とされた乾燥エアが供給されている。この環境下において、前記発泡体は乾燥され、前記発泡により粒子間に空洞を形成している金属粉末が有機バインダによって接合された状態となる。
次に、この発泡体を有する集電体15をさらに走行させて前記押圧ロールの配設位置を通過させる。これにより、前記発泡槽内でスラリーSが発泡することによって、集電体15の前記他方の表面から発泡体が無拘束状態で膨出した場合においても、この膨出分を押し潰し、発泡体の厚さや気孔率が調整される。
その後、厚さや気孔率が調整された発泡体を有する集電体15をさらに走行させて前記焼成炉部を通過させる。この際にまず前記脱脂炉を通過させる。この脱脂炉においては、その内部が400℃〜700℃に設定されるとともに、スラリーSの含有する金属粉末がSUS316L粉末、あるいはTi粉末の場合は還元雰囲気若しくは真空雰囲気とされている。
そして、この脱脂された発泡体をさらに走行させて焼成炉33を通過させる。この焼成炉33においては、その内部が還元雰囲気、不活性雰囲気、若しくは真空雰囲気とされるとともに、スラリーSがSUS316L粉末の場合はその内部温度が1100℃〜1350℃に設定されている。この焼成炉33の内部に前述したように配設された通電ロール34Aにより、前記発泡体の表面に沿った方向および厚さ方向の全域に亙って電流を流し、この発泡体にジュール熱を発生させて、この熱により発泡体を焼成する。これにより、前記バインダが取除かれ金属粉末同士が焼結して、三次元網目構造を有する多孔質体14が形成されるとともに、集電体15の前記網目に多孔質体12が接合された長尺のガス拡散層用部材が形成される。その後、この長尺とされたガス拡散層用部材を所定の長さで切断した後に、前述したインサート成形を行い、図1若しくは図7に示すガス拡散層用部材10を形成する。
以上のように形成されたガス拡散層用部材10にあっては、前述した実施形態と同様に多孔質体14に集電体15を食い込ませることが可能になるとともに、特に集電体15の前記網目と多孔質体14とを接合させることが可能になる。従って、集電体15と多孔質体14とが強固かつ緊密に接続されることになるので、これら14、15の良好な電気的接続状態をさらに確実に実現することが可能になる。
なお、前記実施形態では、ガス拡散層用部材10を製造する際に、前記乾燥炉により前記発泡体を乾燥させた後、前記焼成炉部により脱脂、焼成する前に、前記押圧ロールにより、前記発泡体を押圧したが、この押圧は必要に応じて実施すれば足りるものであって、必ず実施しなければならないものではない。また、本実施形態の製造方法では、多孔質体14の表面に集電体15を食い込ませる形態として、図1および図7に示す形態の他に、多孔質体14の厚さが集電体15の厚さ以下とされた形態や、多孔質体14の内部に集電体15が完全に埋没された形態も実現することができる。
固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材において、導電性多孔質体と集電体との良好な電気的接続状態を実現できる固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法を提供する。
本発明の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法により製造されるガス拡散層用部材の平面図および断面図である。 図1に示す集電体の拡大平面図である。 図1に示すガス拡散層用部材を用いた固体高分子型燃料電池の一実施形態である。 多孔質体を製造する方法の一例を示す模式図である。 本発明の参考例として示した固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材をインサート成形する際の第1工程を示す図である。 本発明の参考例として示した固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材をインサート成形する際の第2工程を示す図である。 本発明の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法により製造されるガス拡散層用部材の断面図である。 本発明の一実施形態として示したガス拡散層用部材の製造方法において、集電体の網目内にスラリーを充填する一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態として示したガス拡散層用部材の製造方法において、発泡体を焼成する際の一例を示す模式図である。
符号の説明
10 ガス拡散層用部材
11a 電極面
12 樹脂部
14 導電性多孔質体
15 集電体
20 固体高分子型燃料電池
41a、42a 金型面
43 キャビティ
46 溶融樹脂

Claims (2)

  1. 三次元網目構造を有する導電性多孔質体と、該導電性多孔質体に電気的に接続された集電体とを備える固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法であって、
    前記集電体は面方向に延びる二次元網目構造を有する、エキスパンドメタル若しくは金網からなり、
    該二次元網目の内側に、金属粉末、発泡剤、有機バインダおよび溶媒等が混合されてなるスラリーを充填し、
    その後、前記スラリーを加熱して前記発泡剤を発泡させ発泡体を形成した後に、
    該発泡体を乾燥および脱脂し、
    その後、前記発泡体を焼成して、前記二次元網目に接合された導電性多孔質体を形成することを特徴とする固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法。
  2. 請求項記載の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法において、
    前記発泡体を焼成して前記導電性多孔質体を形成するに際し、前記発泡体を通電加熱することを特徴とする固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法。
JP2004107788A 2003-05-12 2004-03-31 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法 Expired - Fee Related JP4894131B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004107788A JP4894131B2 (ja) 2003-12-24 2004-03-31 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法
EP04731721.9A EP1633010B1 (en) 2003-05-12 2004-05-07 Composite porous body, member for gas diffusion layer, cell member, and their manufacturing methods
PCT/JP2004/006036 WO2004100295A1 (ja) 2003-05-12 2004-05-07 複合多孔体、ガス拡散層用部材、セル部材およびそれらの製造方法
US10/556,565 US7838172B2 (en) 2003-05-12 2004-05-07 Composite porous body, gas diffusion layer member, cell member, and manufacturing method thereof

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428308 2003-12-24
JP2003428308 2003-12-24
JP2004107788A JP4894131B2 (ja) 2003-12-24 2004-03-31 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005209607A JP2005209607A (ja) 2005-08-04
JP4894131B2 true JP4894131B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=34914038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004107788A Expired - Fee Related JP4894131B2 (ja) 2003-05-12 2004-03-31 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4894131B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5015460B2 (ja) * 2006-01-05 2012-08-29 トヨタ自動車株式会社 燃料電池の製造方法
JP5111869B2 (ja) * 2007-01-18 2013-01-09 三菱マテリアル株式会社 燃料電池
JP2008177048A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Mitsubishi Materials Corp 燃料電池用ガス拡散部材及びその製造方法
JP5023742B2 (ja) 2007-03-07 2012-09-12 トヨタ車体株式会社 固体高分子型燃料電池
JP2014200482A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 有限会社上川製作所 皮膚用ローラー
JP6816674B2 (ja) * 2017-07-31 2021-01-20 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体の製造方法
CN114744215B (zh) * 2022-03-15 2023-10-10 上海碳际实业集团有限公司 一种具有新型结构的燃料电池气体扩散层及制备方法
CN115663211B (zh) * 2022-11-11 2023-09-29 上海氢晨新能源科技有限公司 气体扩散层及燃料电池

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01163971A (ja) * 1987-12-21 1989-06-28 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 液体燃料電池用集電板及びその製造方法
JPH04233163A (ja) * 1990-12-28 1992-08-21 Aisin Aw Co Ltd 電極構造体
JPH07130381A (ja) * 1993-11-05 1995-05-19 Japan Storage Battery Co Ltd 燃料電池
DE19544323A1 (de) * 1995-11-28 1997-06-05 Magnet Motor Gmbh Gasdiffusionselektrode für Polymerelektrolytmembran-Brennstoffzellen
JPH1074527A (ja) * 1996-06-25 1998-03-17 Du Pont Kk 固体高分子電解質型燃料電池
JP3206904B2 (ja) * 1999-09-22 2001-09-10 溶融炭酸塩型燃料電池発電システム技術研究組合 燃料電池の電極製造方法
JP4316164B2 (ja) * 2001-07-10 2009-08-19 本田技研工業株式会社 膜・電極構造体及び燃料電池セル
JP4267854B2 (ja) * 2002-01-18 2009-05-27 九州電力株式会社 燃料電池電極材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005209607A (ja) 2005-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7838172B2 (en) Composite porous body, gas diffusion layer member, cell member, and manufacturing method thereof
JP4860264B2 (ja) 燃料電池およびその製造方法
JP2007188834A (ja) 燃料電池構成部品、燃料電池構成部品の製造方法
JP4894131B2 (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法
JP2009199877A (ja) 燃料電池および燃料電池の製造方法
CN102057527B (zh) 燃料电池和燃料电池的制造方法
JP2006294404A (ja) 燃料電池用セパレータ
CN101281969B (zh) 复合多孔体、气体扩散层用构件、电池单元构件及其制造方法
JP2004349198A (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法
US7681304B2 (en) Membrane electrode assembly and method of manufacturing a membrane electrode assembly
JP4887597B2 (ja) 固体高分子型燃料電池、ガス拡散層用部材およびその製造方法
JP4686961B2 (ja) 固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材およびその製造方法
CN101346840B (zh) 燃料电池的密封结构
JP5111869B2 (ja) 燃料電池
JP2005011624A (ja) 固体高分子型燃料電池用セル部材およびその製造方法
JP4438327B2 (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびガス拡散層用部材の製造方法
JP4389532B2 (ja) 固体高分子型燃料電池のセル部材及び固体高分子型燃料電池
JP2005190745A (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法
JP2010186606A (ja) 燃料電池用セパレータおよびその製造方法
JP4682500B2 (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびガス拡散層用部材の製造方法
JP4511610B2 (ja) 燃料電池及びその製造方法
JP5512298B2 (ja) 燃料電池
JP4892873B2 (ja) 燃料電池に用いられる導電性多孔質体および燃料電池
JP2003142117A (ja) 高分子電解質型燃料電池および製造方法
JP4501385B2 (ja) 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材及びセル部材、固体高分子型燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees