JP2005190745A - 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 - Google Patents
固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005190745A JP2005190745A JP2003428307A JP2003428307A JP2005190745A JP 2005190745 A JP2005190745 A JP 2005190745A JP 2003428307 A JP2003428307 A JP 2003428307A JP 2003428307 A JP2003428307 A JP 2003428307A JP 2005190745 A JP2005190745 A JP 2005190745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous body
- current collector
- gas diffusion
- fuel cell
- conductive porous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【解決手段】 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材10であって、導電性多孔質体14の表面に当該面方向に延びる二次元網目構造を有する集電体15が配設され、少なくとも導電性多孔質体14の外周縁に、面方向に延びる樹脂部12が全周にわたって一体に形成されている。
【選択図】 図1
Description
請求項1に係る発明は、三次元網目構造を有するシート状の導電性多孔質体と、該導電性多孔質体の表面に配設された集電体とを備え、該集電体は面方向に延びる二次元網目構造を有し、少なくとも前記導電性多孔質体の外周縁に、面方向に延びる樹脂部が全周にわたって一体に形成されてなることを特徴とする。
なお、樹脂部を構成する樹脂は、いわゆる合成樹脂に限らずエラストマーなどのゴム材なども含むものとする。また、集電体は、導電性多孔質体より面内抵抗、すなわち表面上の所定位置における2点間の電気抵抗値が小さい特性を有する。さらに、集電体の二次元網目構造は、この面方向に延びる構成であれば、必ずしもこの方向に平行でなくてもよい。この集電体としては、エキスパンドメタル,金網,若しくはパンチングメタル等の穴明き平板状構造がある。
また、樹脂部が、少なくとも導電性多孔質体の外周縁に全周にわたって配設されているので、たとえば、樹脂部にのみ加工を施し、装置固定用の穴等の形状を容易に付与することも可能になる。
さらにまた、樹脂部を導電性多孔質体の外周縁のみならず、集電体の外周縁にも一体に形成した構成では、これらの導電性多孔質体と集電体とを互いが対向する表面同士で略一様に接続させることが可能になる。したがって、導電性多孔質体と集電体との間の電気抵抗を最小限に抑制することができる。
まず、本発明の固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材10の一実施形態について図1に従い説明する。
ところで、固体高分子型燃料電池に用いられる代表的な燃料としては水素ガスとメタノール水溶液の2種類があり、メタノール水溶液を用いる場合には導電性多孔質体を流れる燃料は液体であるが、この部分は慣用的にガス拡散層と呼ばれている。ここでは、液体燃料を用いる場合も含めて、慣用に従いガス拡散層と呼んでいるのであって、気体燃料用に限定するものではない。
このガス拡散層用部材10は、面方向に間隔をおいて複数枚(本実施形態では4枚)並んで配置されたガス拡散電極11と、このガス拡散電極11の外周縁を被覆する樹脂部12と、ガス拡散電極11に接続された接続用の端子部13とを備える概略構成とされている。
エキスパンドメタルの場合、図2においてLW値が約3.0mm、SW値が1.0mm、W値が0.6mm,厚さが0.2mmとされ、また、金網の場合、線径が0.05mmで50メッシュ〜300メッシュとされている。
この燃料電池20は、一対のガス拡散層用部材10,10と、これら一対のガス拡散層用部材10,10の電極面10a,10aに挟まれた電解質層30と、燃料極Aとしての一方のガス拡散層用部材10に燃料を供給する燃料供給部40とを備える概略構成とされている。電解質層30は、例えばフッ素樹脂系の高分子電解質膜で形成され、膜中では水素イオンが移動可能である反面、電子を通過させないという性質を有している。なお、一対のガス拡散層用部材10,10のうち他方は空気極Bとされている。
この方法は、端子部13,多孔質体14,および集電体15をインサート部品としてインサート成形するものであり、ここでは、1つのガス拡散層用部材10について、4組の端子部13,多孔質体14,および集電体15をインサートするものとする。
このインサート成形用金型装置40は、可動金型面41aと固定金型面42aとが互いに対向するように配設された一対の可動金型41と固定金型42とを備える概略構成とされ、可動金型41が固定金型42に向かって進退可能に支持された構成となっている。そして、可動金型41が固定金型42に向って前進移動し型締め状態になると、各金型面41a,42a間にキャビティ43が形成されるようになっている。なお、図示はしていないが、前記インサート部品を金型面41a,42aの表面に沿った方向に位置決めするための位置決めピンが、可動金型面41aの表面に出没可能に支持されている。
ここで、多孔質体14の厚さと集電体15の厚さとの総和は、型締め時に形成されるキャビティ43の深さ(型開閉方向の大きさ)より大きくされ、具体的には、集電体15の厚さ以下の大きさだけ、キャビティ43の深さより大きく設定されている。
また、樹脂部12が、多孔質体14および集電体15の外周縁に全周にわたって配設されているので、たとえば、樹脂部12にのみ加工を施し、装置固定用の穴等の形状を容易に付与することも可能になる。
さらにまた、本実施形態では、樹脂部12を多孔質体14の外周縁のみならず、集電体15の外周縁にも一体に形成しているので、これらの多孔質体14と集電体15とを互いが対向する表面同士で略一様に接続させることが可能になる。したがって、多孔質体14と集電体15との間の電気抵抗を最小限に抑制することができる。また、この場合、樹脂部12によりこれらの接続状態を長期にわたって維持することが可能になる。
以上により、多孔質体14と集電体15との間の電気抵抗を最小限に抑制することが可能なガス拡散層用部材10を確実にかつ高精度に形成することができる。
特に、集電体15としてパンチングメタルを採用した場合には、パンチングメタルの製造プロセス上、集電体15の表裏面のうち一方の表面における、貫通孔の開口縁部が、この表面から突起することになる。したがって、多孔質体14の表面に、集電体15を、前記一方の表面が対向するように配置した状態で、これらを圧縮すると、集電体15を多孔質体14の表面に良好に食い込ませることができる。
例えば、樹脂部12の材質として前記実施形態では、熱可塑性樹脂を採用した構成を示したが、これに限られるものではない。すなわち、樹脂部12は、エラストマー(ゴムを含む)など、射出成形可能な材質で、かつ導電性および通気性を有していなければよいので、耐熱温度や硬度等を考慮し、適宜選択することが可能である。軟質な樹脂を用いれば、シール性を高めることができる。
また、ガス拡散層用部材10を用いて固体高分子型燃料電池を形成するに際して、この部材10の集電体15が配設されている表面を電極面11aとすることも可能である。
11a 電極面
12 樹脂部
14 導電性多孔質体
15 集電体
20 固体高分子型燃料電池
41a,42a 金型面
43 キャビティ
46 溶融樹脂
Claims (2)
- 三次元網目構造を有するシート状の導電性多孔質体と、該導電性多孔質体の表面に配設された集電体とを備え、該集電体は面方向に延びる二次元網目構造を有し、
少なくとも前記導電性多孔質体の外周縁に、面方向に延びる樹脂部が全周にわたって一体に形成されてなることを特徴とする固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材。 - 三次元網目構造を有するシート状の導電性多孔質体と、該導電性多孔質体の表面に配設された集電体とを備える固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法であって、
前記導電性多孔質体の表面に前記集電体を配置してなる当該導電性多孔質体および集電体をインサート部品として、
金型面上に配置した前記インサート部品をこれらの金型面によってこの厚さ方向に圧縮して固定するとともに、キャビティを形成する型締め工程と、
該型締め工程の後に、前記キャビティに溶融樹脂を射出し、前記導電性多孔質体および前記集電体の外周縁に、面方向に延びる樹脂部を全周にわたって一体に形成することを特徴とする固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428307A JP2005190745A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 |
PCT/JP2004/006036 WO2004100295A1 (ja) | 2003-05-12 | 2004-05-07 | 複合多孔体、ガス拡散層用部材、セル部材およびそれらの製造方法 |
US10/556,565 US7838172B2 (en) | 2003-05-12 | 2004-05-07 | Composite porous body, gas diffusion layer member, cell member, and manufacturing method thereof |
EP04731721.9A EP1633010B1 (en) | 2003-05-12 | 2004-05-07 | Composite porous body, member for gas diffusion layer, cell member, and their manufacturing methods |
CN2008100967118A CN101281969B (zh) | 2003-05-12 | 2004-05-07 | 复合多孔体、气体扩散层用构件、电池单元构件及其制造方法 |
CN2004800127276A CN1788378B (zh) | 2003-05-12 | 2004-05-07 | 复合多孔体、气体扩散层用构件、电池单元构件及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428307A JP2005190745A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005190745A true JP2005190745A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34787349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003428307A Pending JP2005190745A (ja) | 2003-05-12 | 2003-12-24 | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005190745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008159516A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Mitsubishi Materials Corp | 多孔質板、その製造方法及び燃料電池 |
JP2010218960A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Aquafairy Kk | 燃料電池 |
JP2010533351A (ja) * | 2007-07-10 | 2010-10-21 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 平面燃料電池用の不透過性多孔質基板及び集積パッケージ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04233163A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Aisin Aw Co Ltd | 電極構造体 |
JP2000513480A (ja) * | 1995-11-28 | 2000-10-10 | ヘキスト・リサーチ・アンド・テクノロジー・ドイチュラント・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー | 高分子電解質膜型燃料電池用ガス拡散電極 |
JP2003031237A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-31 | Honda Motor Co Ltd | 膜・電極構造体及び燃料電池セル |
JP2003115312A (ja) * | 2001-10-01 | 2003-04-18 | Sony Corp | 燃料電池装置及び燃料電池装置の出力取り出し方法 |
-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003428307A patent/JP2005190745A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04233163A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Aisin Aw Co Ltd | 電極構造体 |
JP2000513480A (ja) * | 1995-11-28 | 2000-10-10 | ヘキスト・リサーチ・アンド・テクノロジー・ドイチュラント・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー | 高分子電解質膜型燃料電池用ガス拡散電極 |
JP2003031237A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-31 | Honda Motor Co Ltd | 膜・電極構造体及び燃料電池セル |
JP2003115312A (ja) * | 2001-10-01 | 2003-04-18 | Sony Corp | 燃料電池装置及び燃料電池装置の出力取り出し方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008159516A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Mitsubishi Materials Corp | 多孔質板、その製造方法及び燃料電池 |
JP2010533351A (ja) * | 2007-07-10 | 2010-10-21 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 平面燃料電池用の不透過性多孔質基板及び集積パッケージ |
JP2010218960A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Aquafairy Kk | 燃料電池 |
JP4608582B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2011-01-12 | アクアフェアリー株式会社 | 燃料電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7838172B2 (en) | Composite porous body, gas diffusion layer member, cell member, and manufacturing method thereof | |
JP2008218304A (ja) | 固体高分子型燃料電池 | |
CN110635149B (zh) | 燃料电池的单元电池及其制造方法 | |
JP4894131B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材の製造方法 | |
CN102057527B (zh) | 燃料电池和燃料电池的制造方法 | |
US7681304B2 (en) | Membrane electrode assembly and method of manufacturing a membrane electrode assembly | |
JP2004349198A (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 | |
JP4887597B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池、ガス拡散層用部材およびその製造方法 | |
JP4686961B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池用のガス拡散層用部材およびその製造方法 | |
JP2005190745A (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびその製造方法 | |
JP4438327B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびガス拡散層用部材の製造方法 | |
JP4389532B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のセル部材及び固体高分子型燃料電池 | |
EP2045860A1 (en) | Tube-type solid polymer fuel cell and method for manufacturing tube-type solid polymer fuel cell | |
JP2005011624A (ja) | 固体高分子型燃料電池用セル部材およびその製造方法 | |
JP5111869B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP4682500B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材およびガス拡散層用部材の製造方法 | |
JP5512298B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP4892873B2 (ja) | 燃料電池に用いられる導電性多孔質体および燃料電池 | |
JP2009283412A (ja) | 燃料電池及びその製造方法 | |
JP2005158344A (ja) | 燃料電池スタック | |
JP2003142117A (ja) | 高分子電解質型燃料電池および製造方法 | |
JP4422423B2 (ja) | 燃料電池およびその製造方法 | |
JP4501385B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池のガス拡散層用部材及びセル部材、固体高分子型燃料電池 | |
JP5282871B2 (ja) | 燃料電池及びその製造方法 | |
JP2003142129A (ja) | 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120403 |