JP4686004B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、縦横比X:Yの表示画面に入力される画像信号を順次サンプリングして画像表示を行う画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置に代表される画像表示装置は、薄型、軽量、低消費電力の特徴を生かして、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の表示装置として、テレビジョンあるいは、カー・ナビゲーション・システムの表示装置として、さらに投射型の表示装置として各種分野で利用されている、中でも、各表示画素にスイッチ素子が電気的に接続されてなるアクティブマトリクス型液晶表示装置は、隣接画素間でクロストークのない良好な表示画素を実現できることから、盛んに研究・開発が行われている。
【0003】
特に、近年では、アスペクト比3:4の表示画面から、視覚的に大画面が認識されるアスペクト比9:16等の水平走査方向に延びた表示画面へと移行しつつある。
【0004】
ところで、アスペクト比9:16の表示画面を備えた液晶表示装置に、アスペクト比3:4の画像情報を持つテレビジョン信号を表示させる場合、従来ではフレームメモリ等を用いた画像処理技術により、予め画像処理された映像信号に基づいて順次サンプリングし表示を行っていた。
【0005】
1.従来の画像表示装置の構成
図9は、従来の画像表示装置の概略構成図である。
【0006】
(入力処理回路1)
入力処理回路1は、例えば図10に示すように、復調回路103、マトリクス回路104、A/D(アナログ/デジタル)変換回路105から構成されている。
【0007】
入力端子101,102を介して入力された映像信号を、輝度信号Y1,Y2と色信号C1,C2と同期信号S1,S2とに復調回路103で復調し、マトリクス回路104で輝度信号と色信号から3原色信号R1,G1,B1とR2,G2、B2に復調される。
【0008】
そして、同期信号S1,S2と、A/D変換回路105で前記3原色信号がデジタルデータに変換されてなる映像信号1と映像信号2とが、図9のフレーム同期回路2に供給される。
【0009】
(フレーム同期回路2)
フレーム同期回路2は、図11に示すように、制御回路201とフレームメモリ202から構成されている。
【0010】
制御回路201に供給される同期信号S1,S2に基づいて前記映像信号2のフレームメモリ202への書き込みと読み出しの制御を行い、フレーム同期のとれた映像信号1と映像信号2を図13のデータ変換回路3へ供給する。
【0011】
(データ変換回路3)
データ変換回路3は、前記映像信号1と映像信号2のデータを平面表示装置7の画面表示に適するデータに変換し画像合成回路5に出力する。
【0012】
(残領域信号発生回路4)
残領域信号発生回路4は、平面表示装置7に表示する映像の有効表示期間以外の期内における信号である残領域信号を発生する回路である。
【0013】
この残領域信号とデータ変換回路3を介して入力された映像信号との画像の合成が画像合成回路5により行われ、合成された画像合成信号が出力処理回路6に出力される。
【0014】
(出力処理回路6)
出力処理回路6は、D/A(デジタル/アナログ)変換処理等を行い、平面表示装置7に前記画像合成信号を供給する。
【0015】
(平面表示装置7)
平面表示装置7は、図12に示すように、液晶パネル701と液晶パネル701に電気的に接続され映像信号をサンプリングすることにより所望の電圧を液晶パネル701の信号線705に供給する水平走査回路709及び液晶パネル701の走査線704に走査パルスを供給する垂直走査回路708、駆動信号発生回路711からの極性反転信号(POL)の制御により各水平走査期及び各垂直走査期間周期で基準電圧に対してレベル反転されるコモン電圧(VCOM)を発生し対向電極706に供給するコモン電圧発生回路710、駆動信号発生回路711、液晶パネル701を適切に駆動させるためにガンマ補正等の映像処理を行う映像信号処理回路712、及びレベル反転回路713から構成される。
【0016】
(レベル反転回路713)
レベル反転回路713は、駆動信号発生回路711からの極性反転信号(POL)の制御により、映像信号処理回路712から供給される映像信号をコモン電圧(VCOM)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して水平走査回路709に出力する。
【0017】
これにより、液晶印加電圧の極性が周期的に反転される。
【0018】
(液晶パネル701)
液晶パネル701は図示しないが、アレイ基板と対向基板とが、それぞれ配向膜を介してツイスト・ネマチック型の液晶層を保持し、シール材によって互いに保持されている。
【0019】
また、各基板外表面には、それぞれ偏光板が、その偏軸が直交するように配置されている。アレイ基板は、複数のデータ信号線705と複数の走査信号線704とが略直交するように配置されている。
【0020】
各データ信号線705と各走査信号線704との交差近傍には、それぞれ活性層に非結晶シリコン薄膜が用いられてなる逆スタガ型の薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)からなるスイッチング素子703を介してI.T.O(Indim Tin Oxide)からなる画素電極702が配置されている。
【0021】
また、アレイ基板は、図示しないが走査信号線704に対して略平行に、しかも画素電極702と重複する領域を有して配置される補助容量線Cj(j=1,2,……)を備え、画素電極と補助容量線Cjとによって補助容量(Cs)が形成されている。
【0022】
対向基板は図示しないが、アレイ基板に形成されるTFTからなるスイッチング素子703、データ信号線705と画素電極702との間隙、走査信号線704と画素電極702との間隙のそれぞれを遮光するためのマトリクス状の遮光層、カラー表示を実現するため遮光層間に配置される赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色で構成されるカラーフィルタ層を備え、さらに、I.T.O.からなる対向電極706が配置されている。
【0023】
各スイッチング素子703を構成するTFTは走査信号線704に接続されるゲート電極、画素電極702に接続されるドレイン電極、及びデータ信号線に接続されるソース電極を含む。
【0024】
そして、この走査信号線704を介して供給される走査パルスにより、ソースドレイン電極が導通し、データ信号線に応じて設定されたデータ信号線705の電位を画素電極に印加する。
【0025】
液晶パネル701の有効表示領域は、画素電極702、対向電極706、並びにこれら画素電極702及び対向電極間に配置される液晶層から構成される複数の表示画素からなり、各表示画素の光透過率はこれら画素電極702と対向電極706間の電位差により制御される。
【0026】
(駆動信号発生回路711)
このようにして、上述した液晶パネル701の駆動信号発生回路711は、水平走査回路709に水平走査クロック信号(CPH)、水平走査開始信号(STH)及び表示画素への書き込み信号(CX)を供給すると共に、垂直走査回路708に垂直走査クロック信号(CPV)、垂直走査開始信号(STV)及び垂直走査禁止信号(GOE)のそれぞれを出力する。
【0027】
2.データ変換回路3の構成
データ変換回路3の一構成例を図13に、平面表示装置7の表示形態を図14に示す。
【0028】
図14を用いて図13の構成を詳細に説明する。
【0029】
データ変換回路3は、1Hメモリー回路301,302,310と書き込み制御回路303,311と読み出し制御回路304,312と選択回路305,306,307,308及びデジタルフィルタ309から構成される。
【0030】
液晶パネル701の表示領域を図14(a)に示すようなアスペクト比9:16の表示形態で表示する場合について説明する。
【0031】
選択回路307は選択回路306を介して映像信号1と映像信号2のいずれか一方を画像合成回路5に供給する。このようにして供給された映像信号は水平走査期間(1H)の80%の期間を有効表示期間としてアスペクト比9:16の画面に表示されるので、図14(a)の表示形態を得る。
【0032】
液晶パネル701の表示領域を図14(b)に示すようにアスペクト比9:8の領域A、領域Bとに分割し、それぞれの領域に映像信号を表示する場合について説明する。
【0033】
書き込み制御回路303は入力される同期信号S1、クロック信号に基づき、フレーム同期回路2から供給されるフレーム同期した2つの映像信号1、映像信号2をそれぞれ1Hメモリー回路301,302にデータ数を1/2に間引いて書き込むよう制御する。読み出し制御回路304は入力される同期信号S1,クロック信号に基づき1/2H期に書き込まれた全データを読み出すよう制御される。選択回路307は前記1Hメモリー回路301,302から読み出される映像信号を選択回路305を介して選択出力することにより時分割多重された映像信号を画像合成回路5に供給するこのようにして供給された映像信号は水平走査期(1H)の80%の期間を有効表示期としてアスペクト比9:16の画面に表示されるので、図14(b)の領域Aと領域Bのそれぞれに映像信号1と映像信号2或いは映像信号2と映像信号1を表示することができる。
【0034】
次に、液晶パネル701の表示領域を図14(c),(d)に示すようにアスペクト比9:12(3:4)の第1表示領域Aとアスペクト比9:4の第2表示領域Bに分割し、領域Aに映像信号を領域Bに残領域信号を表示する場合について説明する。
【0035】
選択回路308は入力される映像信号と映像信号2のいずれか一方をデジタルフィルタ309に供給する。デジタルフィルタ309は選択回路308を介して供給される映像信号の4個のデータから3個のデータを、書き込み制御回路311から供給される補間演算制御信号と補間クロック信号、クロック信号に基づき補間演算処理することにより求め、1Hメモリ回路310に供給する。書き込み制御回路311はまた、デジタルフィルタ309の出力信号を1Hメモリ回路310に補間クロックで書き込むよう制御する。読み出し制御回路312は入力される同期信号S1,クロック信号に基づき補間クロックで書き込まれた全データをクロックで読み出すよう制御される。選択回路307は前記1Hメモリ回路310から供給される映像信号を画像合成回路5に供給する。画像合成回路5は映像信号の水平走査期間(1H)の80%の期間を有効表示期間とし、有効表示期間x3/4の期間に時間軸圧縮処理されたデータ変換回路3から供給される映像信号と、残りの有効表示期間x1/4の期間に残領域信号発生回路4から供給される残領域信号とを合成し出力処理回路6に出力する。アスペクト比9:16の画面には有効表示期間の映像が表示されるので、図14(c),(d)の領域Aと領域Bのそれぞれに前記映像信号と残領域信号を表示することができる。
【0036】
3.2画面表示の説明
図15は、2画面表示における表示形態を示す図である。
【0037】
図15(a)は、図14(b)の2画面表示における表示形態を示す図であり、表示される画像は図に示すように丸が縦長の楕円表示になるように表示される。
【0038】
図15(b)は、図13の書き込み制御回路303を同期信号S1、クロック信号に基づき、フレーム同期回路2から供給されるフレーム同期した2つの映像信号1・映像信号2をそれぞれ1Hメモリー回路301,302にデータ数を1/2に間引いて書き込むよう制御し、読み出し制御回路304を同期信号S1、クロック信号に基づき1/2H期間に書き込まれた全データのうち2/3を読み出すよう制御する方法か、あるいは、書き込み制御回路303を同期信号S1、クロック信号に基づき、フレーム同期回路2から供給されるフレーム同期した2つの映像信号1、映像信号2をそれぞれ1Hメモリー回路301,302にデータ数を2/3に間引いて書き込むよう制御し、読み出し制御回路304同期信号S1、クロック信号に基づき1/2H期間に書き込まれた全データを読み出すよう制御する方法のいずれかを用いる方法で行われ、表示されるべき画像の水平方向に対して2/3が表示される。例えば、アスペクト比3:4の映像の両側がそれぞれ2/3ずつカットされた、アスペクト比9:8の画面が表示される。この表示では図に示すようにが円になる。
【0039】
図15(c)は、図13の書き込み制御回路303を同期信号S1、クロック信号に基づき、フレーム同期回路2から供給されるフレーム同期した2つの映像信号1、映像信号2をそれぞれ1Hメモリー回路301,302にデータ数を1/2に間引いて書き込むよう制御し、読み出し制御回路304を同期信号S1、クロック信号に基づき1/2H期間に書き込まれた全データを読み出すよう制御し、平面表示装置7の駆動信号発生回路711を介して垂直走査回路708を間引き走査することにより行われ、図に示すように上下が残領域である表示となる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来ではアスペクト比9:16等の表示画面に、アスペクト比の異なる画像情報を持つ映像信号を、アスペクト比9:12なる領域やアスペクト比9:4なる領域、アスペクト比9:8なる表示画面の左右の領域、さらに任意のアスペクト比の領域に表示するためには、データ変換回路3が複雑になり、特に書き込み制御回路311の補間演算制御信号と補間クロック信号の発生回路とデジタルフィルタ309の回路構成が任意のアスペクト比に対応するには回路規模の増大なしには安価に実現できなかった。
【0041】
また、表示パネルの左右に表示するいずれか一方の映像信号を主信号として、他方の映像信号のメモリからの読み出しを制御することでフィールド或いはフレーム同期をとるため、主信号が不安定な信号である場合には画像が安定して表示されないという課題があった。
【0042】
特に、カー・ナビゲーション・システムでTV放送を受信する際には、TV信号が弱電界となる場合があり、この場合TV信号を主信号にすると水平方向への画像の揺らぎや垂直信号が検出されないことによる画面の凍結、垂直信号の誤検出による画像の垂直方向の揺れ等が生じるため、車内に設置しているカー・ナビゲーション・システムで発生される地図情報等の信号を常に主信号に用いる必要があった。このため、車外から送信される信号は1系統しか表示することができなかった。
【0043】
この発明は、同期していない2系統の映像信号による2画面表示を行う画像表示装置において、画面切り換え時に発生する画像の欠落を防止することを目的としている。
【0044】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の走査信号線と複数のデータ信号線の交点にマトリクス状に配置された複数の表示画素とよりなり、電気的に独立のN個(N≧2)に分割された表示領域を有する表示パネルと、前記N個に分割された表示領域に配線された走査信号線にそれぞれ接続されるN個の垂直走査回路と、前記N個に分割された表示領域に配線されたデータ信号線にそれぞれ接続されるN個の水平走査回路と、互いに非同期、または、その仕様の異なるN個の映像信号から前記N個の表示領域に表示するN個の表示信号を得るN個の映像信号処理手段と、前記N個の映像信号からそれぞれ得られた同期信号と、外部より入力された表示制御信号とに基づいて、前記N個の垂直走査回路と前記N個の水平走査回路へ供給するそれぞれN個の垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等のN個の駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、を具備することを特徴とする画像表示装置である。
【0045】
第2の発明は、複数本の第1走査信号線と、前記第1走査信号線と略直交する複数本の第1データ信号線と、各前記第1走査信号線及びデータ信号線との交点近傍にスイッチ素子を介して配置される第1画素電極とから構成される第1表示領域と、前記第1走査信号線に沿って配置される複数本の第2走査信号線と、前記第2走査信号線と略直交する複数本の第2データ信号線と、各前記第2走査信号線及びデータ信号線との交点近傍にスイッチ素子を介して配置される第2画素電極とから構成される第2表示領域と、を備えた表示パネルと、前記第1及び第2走査信号線に接続される第1及び第2垂直走査回路と、前記第1及び第2データ信号線に接続される第1及び第2映像信号処理回路と、駆動信号発生手段と、を具備し、前記駆動信号発生手段は、外部から入力される第1入力映像信号に基づいて、前記第1垂直走査回路に第垂直制御信号を出力すると共に前記第映像信号処理回路に第1映像信号及び第1水平制御信号を出力する第1駆動回路部と、外部から入力され前記第1入力映像信号と非同期又は仕様の異なる第2入力映像信号に基いて、前記第2垂直走査回路に第2垂直制御信号を出力すると共に前記第2映像信号処理回路に第2映像信号及び第2水平制御信号を出力する第2駆動回路部とを含むことを特徴とする画像表示装置である。
【0046】
また、この発明は、表示パネルのほぼ中央で2分割された複数の走査信号線と複数のデータ信号線の交点にマトリクス状に配置された複数の表示画素と、前記2分割された複数の走査信号線にそれぞれ接続される垂直走査回路と、前記複数のデータ信号線に表示信号を供給する水平走査回路とを有し、前記垂直走査回路へ垂直走査クロック信号と垂直走査開始信号とを供給し、また、前記水平走査回路へ水平走査クロック信号と水平走査開始信号と映像信号とを供給することにより、前記表示パネルの左右に同期していない2系統の映像信号から得られる画像を表示する画像表示装置において、表示パネルの左側の画素に接続される第1の垂直走査回路と第1の水平走査回路とに供給する垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等の第1の駆動信号を発生する第1の走査制御手段と、表示パネルの右側の画素に接続される第2の垂直走査回路と第2の水平走査回路に供給する垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等の第2の駆動信号を発生する第2の走査制御手段と、第1の選択信号に基づき、前記第1の水平走査回路に供給する第1の表示信号を第1の映像信号と第2の映像信号のいずれかから得る第1の映像処理選択出力手段と、第2の選択信号に基づき、前記第2の水平走査回路に供給する第2の表示信号を第1の映像信号と第2の映像信号のいずれかから得る第2の映像処理選択出力手段と、第1の映像処理選択出力手段から供給される第1の映像信号の同期信号に同期した第1の基準信号である第1のクロック信号、映像開始タイミングを示す第1の映像開始信号及び映像終了タイミングを示す第1の映像終了信号を発生する第1の基準信号発生手段と、第2の映像処理選択出力手段から供給される第2の映像信号の同期信号に同期した第2の基準信号である第2のクロック信号、映像開始タイミングを示す第2の映像開始信号及び映像終了タイミングを示す第2の映像終了信号を発生する第2の基準信号発生手段と、前記第1の映像開始信号と第2の映像開始信号、第1のクロック信号と第2のクロック信号のいずれかを第1の選択信号に基づいて選択し、第1の走査制御手段に第1の基準信号として供給する第1の信号選択手段と前記第1の映像開始信号と第2の映像開始信号、第1のクロック信号と第2のクロック信号のいずれかを第2の選択信号に基づいて選択し、第2の走査制御手段に第2の基準信号として供給する第2の信号選択手段と第1の走査制御手段に供給する第1の表示制御信号を第1のサンプリング信号に基づいて得る第1の制御信号取得手段と第2の走査制御手段に供給する第2の表示制御信号を第2のサンプリング信号に基づいて得る第2の制御信号取得手段と外部より入力された表示制御信号から第1の制御信号取得手段、第2の制御信号取得手段及び画面切換制御手段に供給する信号を得るデコード手段と前記デコード手段から供給された信号に基づき、前記第1、第2の選択信号を発生する選択信号発生手段、前記第1、第2の制御信号取得手段に供給する第1、第2のサンプリング信号を発生するサンプリング制御手段、第1、第2の走査制御手段に供給する1画面表示期間を示す1/2画面信号を発生する1/2画面信号発生手段からなる画面切換制御手段を有する画像表示装置にある
【0047】
さらに、この発明は、選択信号発生手段が第1、第2の選択信号をそれぞれ第1、第2の走査制御手段による駆動走査が終了した後に新たな値に更新することにより、第1、第2の走査制御手段による駆動走査を、更新直後から新たな基準信号が供給されるまでの期間は一時的に停止する機能を有する画像表示装置にある。
【0048】
また、この発明の第1、第2の制御信号取得手段及びサンプリング制御手段による2画面表示から単一の画像からなる1画面表示への画面切り換え制御は、サンプリング制御信号取得手段から2画面表示と1画面表示のいずれも表示するよう制御される走査制御手段に供給する表示制御信号のデータ更新を、サンプリング制御手段に供給される制御信号が変わるタイミングから1画面表示を行わない方の映像終了信号が供給されるまでの間は、禁止することを特徴とする画像表示装置にある。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例の画像表示装置について、図面を参照して説明する。
【0050】
1.画像表示装置の全体構成の第1の実施例
1は、本発明に係わる画像表示装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【0051】
(液晶パネル701の構造)
液晶パネル701は、アレイ基板と対向基板とが、それぞれ配向膜を介してツイスト・ネマチック型の液晶層を保持し、シル材によって互いに保持されている。
【0052】
また、各基板外表面には、それぞれ偏光板が、その偏軸が直交するように配置されている。アレイ基板は、複数のデータ信号線705と複数の走査信号線704とが略直交するように配置されている。
【0053】
各データ信号線705と各走査信号線704との交点近傍には、それぞれ活性層に非結晶シリコン薄膜が用いられてなる逆スタガ型の薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)からなるスイッチング素子703を介してI.T.O(Indium Tin Oxide)からなる画素電極702が配置されている。
【0054】
アレイ基板は、走査信号線704に対して略平行に、しかも画素電極702と重複する領域を有して配置される補助容量線Cj(j=1,2,……)を備え、画素電極と補助容量線Cjとによって補助容量(Cs)が形成されている。
【0055】
対向基板は、アレイ基板に形成されるTFTからなるスイッチング素子703、データ信号線705と画素電極702との間隙、走査信号線704と画素電極702との間隙のそれぞれを遮光するためのマトリクス状の遮光層、カラー表示を実現するため遮光層間に配置される赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色で構成されるカラーフィルタ層を備え、さらに、I.T.O.からなる対向電極706(対向電極1、2)が配置されている。
【0056】
各スイッチング素子703を構成するTFTは走査信号線704に接続されるゲート電極、画素電極702に接続されるドレイン電極、及びデータ信号線に接続されるソース電極を含む。
【0057】
そして、この走査信号線704を介して供給される走査信号により、ソース・ドレイン電極が導通し、データ信号線に応じて設定されたデータ信号線705の電位を画素電極に印加する。
【0058】
液晶パネル701の有効表示領域は、画素電極702、対向電極706、並びにこれら画素電極702及び対向電極間に配置される液晶層から構成される複数の表示画素からなり、各表示画素の光透過率はこれら画素電極702と対向電極706間の電位差により制御される。
【0059】
(第1映像信号処理回路712−1)
第1映像信号処理回路712−1は、端子101を介して入力された映像信号を、3原色信号R1,G1,B1に復調した後、ガンマ処理を行って第1レベル反転回路713−1に供給すると共に、映像信号1の同期信号を駆動信号発生回路711に供給する。
【0060】
(第1レベル反転回路713−1)
第1レベル反転回路713−1は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号1(POL1)の制御により、第1映像信号処理回路712−1から供給される映像信号をコモン電圧1(VCOM1)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して第1SW回路714−1と第2SW回路714−2に供給する。
【0061】
(第2映像信号処理回路712−2)
第2映像信号処理回路712−2は、端子102を介して入力された映像信号を、3原色信号R2,G2,B2に復調した後、ガンマ処理を行って第2レベル反転回路713−2に供給すると共に、映像信号の同期信号を駆動信号発生回路711に供給する。
【0062】
(第2レベル反転回路713−2)
第2レベル反転回路713−2は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号2(POL2)の制御により、第2映像信号処理回路712−2から供給される映像信号をコモン電圧2(VCOM2)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して第1SW回路714−1と第2SW回路714−2に供給する。
【0063】
(第1SW回路714−1、第2SW回路714−2)
第1SW回路714−1と第2SW回路714−2は、第1レベル反転回路713−1と第2レベル反転回路713−2から供給される映像信号のいずれかを、駆動信号発生回路711から供給される制御信号により選択し、それぞれ第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2に出力する。
【0064】
(第1コモン電圧発生回路710−1)
第1コモン電圧発生回路710−1は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号1(POL1)の制御により各水平走査期間及び垂直走査期間毎に基準電位に対してレベル反転されるコモン電圧1(VCOM1)を発生し、第1対向電極に供給する。
【0065】
(第2コモン電圧発生回路710−2)
第2コモン電圧発生回路710−2は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号2(POL2)の制御により各水平走査期間及び垂直走査期間毎に基準電位に対してレベル反転されるコモン電圧2(VCOM2)を発生し、第2対向電極に供給する。
【0066】
(駆動信号発生回路711)
駆動信号発生回路711は、画面表示制御回路715、第1走査制御回路716−1及び第2走査制御回路716−2から構成される。
【0067】
(画面表示制御回路715)
画面表示制御回路715は、第1映像信号処理回路712−1から供給される同期信号1から第1のH基準信号と第1のV基準信号を発生し、第2映像信号処理回路712−2から供給される同期信号2から第2のH基準信号と第2のV基準信号を発生する。
【0068】
そして、端子100から供給される画面表示制御信号に基づいて、同一或いは異なるH基準信号とV基準信号とを選択して第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に供給する。
【0069】
また、画面表示制御回路715は端子100から供給される画面表示制御信号に基づく画面表示信号を第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に供給する。
【0070】
(第1走査制御回路716−1)
第1走査制御回路716−1は、前記画面表示信号と、H基準信号、V基準信号に基づき、水平走査開始信号(STH1)、水平走査クロック信号(CPH1)、表示画素への書き込み信号(CX1)を発生し、第1水平走査回路709−1に供給すると共に、垂直走査クロック信号(CPV1)、垂直走査開始信号1(STV11、12)(STV1とする)及び垂直走査禁止信号(GOE11〜13)を発生し、第1垂直走査回路708−1に供給する。
【0071】
(第2走査制御回路716−2)
第2走査制御回路716−2では、前記画面表示信号と、H基準信号、V基準信号に基づき、水平走査開始信号(STH2)、水平走査クロック信号(CPH2)、表示画素への書き込み信号(CX2)を発生し、第2水平走査回路709−2に供給すると共に、垂直走査クロック信号(CPV2)、垂直走査開始信号2(STV21、22)(STV2とする)及び垂直走査禁止信号(GOE21〜23)を発生し、第2垂直走査回路708−2に供給する。
【0072】
(第1垂直走査回路708−1、第2垂直走査回路708−2)
第1垂直走査回路708−1と第2垂直走査回路708−2は、表示パネルの略中央で分割された走査信号線704のそれぞれに走査信号を供給する駆動動作を行う。この第1垂直走査回路708−1と第2垂直走査回路708−2は複数の走査信号線704に対応し、それぞれ垂直走査開始信号1,2(STV1、2)を伝送するために直列に接続される複数のフリップフロップで構成されるシフトレジスタ回路を有するこのシフトレジスタ回路は垂直走査クロック信号1,2(CPV1,2)に応答して垂直走査開始信号1,2(STV1、2)のシフト動作を行い、垂直走査開始信号1,2(STV1,2)をラッチしたフリップフロップに対応する走査信号線704に走査信号を出力する。また、前記走査信号は垂直走査禁止信号(GOE11〜13,GOE21〜GOE23)により走査信号線704に出力する期間を制限される。
【0073】
(第1水平走査回路709−1、第2水平走査回路709−2)
第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2は、それぞれレベル反転された映像信号1,2をデータ信号として順次サンプルホールドし、表示パネルの略中央で分割された走査信号704によ2分割された複数の画素電極702へそれぞれ映像信号を供給するよう、データ信号に応じて複数のデータ信号線705を駆動する駆動動作を行う。
【0074】
この第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2はそれぞれ水平走査開始信号1,2(STH1,2)を伝送するために直列に接続される複数のフリップフロップで構成される少なくとも1個のシフトレジスタを有する。
【0075】
各シフトレジスタは水平走査クロック信号1,2(CPH1,2)に応答して水平走査開始信号1,2(STH1,2)のシフト動作を行い、各フリップフロップ水平走査開始信号1,2(STH1,2)を出力するタイミングで映像信号をサンプルホールドし、このフリップフロップに対応するデータ信号線705にデータ信号として供給する。
【0076】
2.駆動信号発生回路711の構成
図2は、画面表示制御回路715の構成例を示す図である。
【0077】
図3は、基準信号発生回路717の第1の構成例を示す図であり、図4は基準信号発生回路717の第2の構成例を示す図である。
【0078】
図2,3,4を用いて本発明に係わる駆動信号発生回路711の動作を詳細に説明する。
【0079】
画面表示制御回路715は、第1基準信号発生回路717−1と第2基準信号発生回路717−2と制御回路718により構成される。また、第1基準信号発生回路717−1と第2基準信号発生回路717−2はそれぞれ、図3或いは図4の構成からなる。
【0080】
(基準信号発生回路717の第1の構成例)
図3の基準信号発生回路717は、PLL回路719、V同期検出回路724、Vカウンタ725,H基準信号発生回路726及びV基準信号発生回路727により構成される。
【0081】
PLL回路719はループフィルタ720、電圧制御発振器(VCO)721位相比較回路722,Hカウンタ723で構成される。
【0082】
PLL回路719では、位相比較回路722が映像信号処理回路712から供給される同期信号の水平同期信号とHカウンタ723から供給される基準水平信号との位相差を検出し、この位相差に応じた誤差信号を発生する。
【0083】
ループフィルタ720は、位相比較回路722から得られる誤差信号から高周波成分や雑音を取り除いた信号電圧を発生する。
【0084】
VC0721は、前記信号電圧に基づいて基準クロック信号を発生し、この基準クロック信号をHカウンタ723と、必要に応じてV同期検出回路724,Vカウンタ725,H基準信号発生回路726及びV基準信号発生回路727等に供給する。
【0085】
Hカウンタ723は、1行分の画素数をカウントし、この画素数に対応して基準クロック信号を分周し、基準水平信号として位相比較回路722に供給する。またHカウンタ723は、各回路ブロックが必要とする位相の異なる周波数fHの第2の基準水平信号や周波数n×fHの第3基準水平信号をVカウンタ725とH基準信号発生回路726及びV基準信号発生回路727に供給する。
【0086】
H基準信号発生回路726は、前記基準信号に基づいて、各種水平駆動制御信号を発生するための基準となるH基準信号を発生し、制御回路718に供給する。
【0087】
V同期検出回路724は、映像信号処理回路712から供給される同期信号から垂直同期信号を検出し、Vカウンタ725に供給する。
【0088】
Vカウンタ725は、例えば自走周期がNTSC方式の場合にはフィールド周期の525H/2となる機能を持つカウンタで構成される。このVカウンタ725には、前記Hカウンタ723から2×fHの基準水平信号が供給され、前記V同期検出回路724から垂直同期信号が供給されない場合は自己リセットをして525H/2の周期で自走するよう動作し、垂直同期信号が供給される場合は垂直同期信号と基準水平信号に基づいて位相を引き込むよう値がリセットされるよう動作する。またVカウンタは垂直同期信号に同期した基準垂直信号をV基準信号発生回路727に供給する。
【0089】
V基準信号発生回路727は、前記基準垂直信号に基づいて、各種垂直駆動制御信号を発生するための基準となるV基準信号を発生し、制御回路718に供給する。
【0090】
つまり、この図3の構成による基準信号発生回路717は、V同期検出回路724で垂直同期信号が検出できないような同期信号が入力された場合にも、安定にV基準信号を制御回路718に供給できる。
【0091】
この実施例では、H基準信号発生回路726とV基準信号発生回路727でH基準信号とV基準信号を、それぞれ供給される基準水平信号と基準垂直信号から発生しているが、制御回路71を介し、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に供給する信号が、水平タイミング信号と垂直タイミング信号の2種類の情報からなる信号である場合は、前記H基準信号発生回路726とV基準信号発生回路727を用いず、前記基準水平信号と基準垂直信号を制御回路71を介し、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に直接供給する構成にしてもよい。
【0092】
(基準信号発生回路717の第2の構成例)
図4の基準信号発生回路717は、図3の基準信号発生回路717のV同期検出回路724で検出された垂直基準信号を、V基準信号発生回路727に直接供給する構成であることを除き、他は同一の構成である。
【0093】
この構成は、同期信号が安定に基準信号発生回路717に供給される場合に用いられ、図3の構成よりも回路規模が少なくて済むという長所がある。
【0094】
(制御回路718)
制御回路718は、3つの役割を果たしている。
【0095】
第1の役割は、画面表示信号、H基準信号及びV基準信号を第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に供給する。また、選択した映像信号が第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2に供給されるよう第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0096】
第2の役割は、第1レベル反転回路713−1、第2レベル反転回路713−2、第1コモン電圧発生回路710−1、第2コモン電圧発生回路710−2に制御信号を供給することにある。
【0097】
これらは、第1映像信号処理回路712−1から供給される同期信号1、第2映像信号処理回路712−2から給される同期信号2及び外部から供給される画面表示制御信号に基づいて制御される。
【0098】
第1の役割について、もう少し詳しく説明する。この役割において、制御回路718は、画像表示制御信号に基いて、4種類の動作を行う。そして、第動作と第2動作とが1画面表示の場合の制御であり、第3動作と第4動作とが2画面表示の場合の制御である。なお、この表示方法については、後から詳しく説明する。
【0099】
(1)第1の動作
第1走査制御回路716−1、第2走査制御回路716−2に映像信号1の画面表示信号、H基準信号及びV基準信号を供給する。
【0100】
映像信号1が、第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2の両方に供給されるように第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0101】
(2)第2の動作
第1走査制御回路716−1、第2走査制御回路716−2に映像信号2の画面表示信号、H基準信号及びV基準信号を供給する。
【0102】
映像信号2が、第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2の両方に供給されるように第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0103】
(3)第3の動作
第1走査制御回路716−1に映像信号1の画面表示信号、H基準信号及びV基準信号を供給する。
【0104】
第2走査制御回路716−2に映像信号2の画面表示信号、H基準信号及V基準信号を供給する。
【0105】
映像信号が第1水平走査回路709−1に供給されるように、映像信号2が第2水平走査回路709−2に供給されるように第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0106】
(4)第4の動作
第1走査制御回路716−1に映像信号2の画面表示信号、H基準信号及びV基準信号を供給する。
【0107】
第2走査制御回路716−2に映像信号1の画面表示信号、H基準信号及V基準信号を供給する。
【0108】
映像信号2が第1水平走査回路709−1に供給されるように、映像信号1が第2水平走査回路709−2に供給されるように第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0109】
3.1画面表示の説明
図5は1画面表示における表示形態を示す図である。この1画面表示についての説明を以下に記す。
【0110】
1画面表示をする場合は、第1映像信号処理回路712−1、または、第2映像信号処理回路712−2に入力した2つの映像信号の内、1つの映像信号を選択して、その映像信号から再生される画面のみを表示するものである。
【0111】
画面表示制御回路715は、前記した第1の動作、または、第2の動作を行う場合である。
【0112】
すなわち、画面表示制御回路715は、第1映像信号処理回路712−1から供給される同期信号1から発生した第1のH基準信号と第1のV基準信号と、第2映像信号処理回路712−2から供給される同期信号2から発生した第2のH基準信号と第2のV基準信号のいずれか一方を、端子100から供給される画面表示制御信号に基づいて選択して、同一のH基準信号とV基準信号を第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2に供給する。また、選択した映像信号が第1水平走査回路709−1と第2水平走査回路709−2に供給されるように第1SW回路714−1と第2SW回路714−2を制御する。
【0113】
第1走査制御回路716−1は、画面表示制御回路715を介して供給される画面表示信号と、H基準信号、V基準信号に基づいて、水平走査開始信号(STH1)、水平走査クロック信号(CPH1)、表示画素への書き込み信号(CX1)を発生し、第1水平走査回路709−1に供給すると共に、垂直走査クロック信号(CPV1)、垂直走査開始信号(STV1)及び垂直走査禁止信号(GOE11〜13)を発生し、第1垂直走査回路708−1に供給する。
【0114】
第2走査制御回路716−2は、画面表示制御回路715を介して供給される画面表示信号と、H基準信号、V基準信号に基づいて、水平走査開始信号(STH2)、水平走査クロック信号(CPH2)、表示画素への書き込み信号(CX2)を発生し、第2水平走査回路709−2に供給すると共に、垂直走査クロック信号(CPV2)、垂直走査開始信号(STV2)及び垂直走査禁止信号(GOE21〜23)を発生し、第2垂直走査回路708−2に供給する。
【0115】
(第1の表示例)
図5(a)はアスペクト比3:4の映像信号をアスペクト比9:16の表示パネルにそのまま表示する形態を示した図であり、表示される画像は図に示すように丸が横長の楕円表示になるように表示される。
【0116】
この表示において、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2のいずれか一方の発生する水平走査開始信号(STH1)或いは水平走査開始信号(STH2)は、表示パネルの略中央で分割された走査信号線704により2分割された複数の画素電極702へ供給される映像信号が、その分割された画素電極間のサンプリング周期が一定になるように発生される。
【0117】
また、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2の発生する水平走査クロック信号(CPH1)或いは水平走査クロック信号(CPH2)は、同一の信号波形或いは水平走査回路がサンプリングする期間外はその波形が変化しないようにしてサンプリングを禁止する波形として発生される。
【0118】
さらに、表示画素への書き込み信号(CX1)或いは表示画素への書き込み信号(CX2)は前記水平走査クロック信号(CPH1)或いは水平走査クロック信号(CPH2)が同一の信号の場合、第1水平走査回路709−1と第2走査制御回路709−2が映像信号をサンプルホールドし終わり、前記サンプルホールドした回路が次に映像信号をサンプルホールドし始める期間内の同一或いは異なるタイミングの信号として発生される。また、前記水平走査クロック信号(CPH1)と水平走査クロック信号(CPH2)が互いに映像信号をサンプリングする期間外はその波形が変化しないようにしてサンプリングを禁止する波形として発生される場合は、映像信号をサンプルホールドし終わり、前記サンプルホールドした回路が次に映像信号をサンプルホールドし始める期間内のタイミングの信号として発生される。
【0119】
(第2の表示例)
図5(b)〜(d)において、端子101或いは端子102を介して供給される映像信号1或いは映像信号2は、予め、映像信号と残領域の表示タイミングに残領域信号を合成した信号として供給される。
【0120】
図5(b)は、例えば、第1水平走査回路709−1が画面の左側、第2水平走査回路709−2が画面の右側の映像を表示する場合である。
【0121】
第1水平走査回路709−1は、残領域信号をサンプリングした後、映像信号の表示期間(T)の前半のT1期間をサンプリングする。第2水平走査回路709−2は残りの後半T2=T−T1期間をサンプリングした後、残領域信号をサンプリングする。
【0122】
(第3の表示例)
図5(c)は、例えば、第1水平走査回路709−1が画面の左側、第2水平走査回路709−2が画面の右側の映像を表示する場合である。
【0123】
第1水平走査回路709−1は、映像信号の表示期間(T)の前半のT1と略等しい2T/3期間をサンプリングする。第2水平走査回路709−2は、残りの後半T2=T−T1期間をサンプリングした後、残領域信号をサンプリングする。
【0124】
(第4の表示例)
図5(d)は、例えば、第1水平走査回路709−1が画面の左側、第2水平走査回路709−2が画面の右側の映像を表示する場合である。
【0125】
第1水平走査回路709−1は、残領域信号をサンプリングした後映像信号の表示期間(T)の前半のT1と略等しい2T/3期間をサンプリングする。第2水平走査回路709−2は、残りの後半2=T−T1期間をサンプリングする。
【0126】
(第5の表示例)
図5(e)の表示形態において、図5(a)の構成と異なるのは、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2からそれぞれ第1垂直走査回路708−1と第2垂直走査回路708−2に供給される垂直走査クロック信号(CPV1)、垂直走査開始信号(STV1)及び垂直走査禁止信号(GOE11〜13)と垂直走査クロック信号(CPV2)、垂直走査開始信号(STV2)及び垂直走査禁止信号(GOE21〜23)により、3ラインのうち1回だけ2ライン同時走査を行い、垂直方向に4/3倍に画像を伸長して表示するよう動作することである。したがって表示される画像は図に示すように3:4のアスペクト比の映像信号の上下合わせて0.75:4だけ欠落した画像が9:16のアスペクト比の液晶パネル701に表示される。
【0127】
4.2画面表示の説明
図6はアスペクト比9:16の表示パネルをアスペクト比9:8の2つの領域に分割し、それぞれの領域にアスペクト比3:4からなる映像信号を表示する場合の表示形態を示した図である。
【0128】
図6(a)〜(c)は、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2が同一の走査制御を行う場合の表示形態を示したものである。
【0129】
入力する映像信号1,2は、互いに非同期の信号である場合である。また、入力する映像信号1,2は、PAL方式のTV信号とNTSC方式のTV信号などの仕様の異なる信号であってもよい。
【0130】
画面表示制御回路715は、前記した第3の動作、または、第4の動作を行う場合である。
【0131】
(第1の表示例)
図6(a)は、例えば、第1水平走査回路709−1が画面の左側に映像信号を、第2水平走査回路709−2が画面の右側に映像信号2を表示する場合には、水平方向の画素数の半分ずつをそれぞれの映像信号の有効表示期間にサンプリングすることにより、図に示すようなが縦長の楕円表示で表示される。
【0132】
そして、この場合に、映像信号1と映像信号2とが、非同期であっても特別な信号処理をすることなしに、1つの表示装置に2つの画面を表示することができる。また、映像信号1,2が、PAL方式のTV信号とNTSC方式のTV信号などの仕様の異なる信号であっても同様である。これは、液晶パネル701の各画素電極702がそれぞれ電気的に独立であるためにできる表示方法であり、ブラウン管の表示装置では、到底実現できない表示方法である。なお、次に説明する第2、3の表示方法及びその他の表示方法も同様である。
(第2の表示例)
図6(b)は、図6(a)のサンプリング周波数をfとした場合、3f/2の周波数でサンプリングした場合の表示形態を示したもので、元来9:12のアスペクト比で表示される映像のうち左右合わせて9:4のアスペクト比の画像が欠落した画像が、左右それぞれの領域に表示される。
【0133】
(第3の表示例)
図6(c)の表示形態において、図6(a)の構成と異なるのは、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2からそれぞれ第1垂直走査回路708−1と第2垂直走査回路708−2に供給される垂直走査クロック信号(CPV1)、垂直走査開始信号(STV1)及び垂直走査禁止信号(GOE11〜13)と垂直走査クロック信号(CPV2)、垂直走査開始信号(STV2)及び垂直走査禁止信号(GOE21〜23)により、3ラインのうち1ラインを間引く間引き走査を行い、垂直方向に2/3倍に画像を圧縮して表示するよう動作することである。さらに前記映像信号のサンプリング期間外に合成された残領域信号をサンプリングすることで図に示す例のような残領域表示部を液晶パネル701に表示する。
【0134】
(その他の表示例)
図6(d)〜(i)は、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2が互いに異なる走査制御を行う場合の表示形態を示したものであり、第1走査制御回路716−1と第2走査制御回路716−2のそれぞれの動作は図6(a)〜(c)の場合と同一であるので動作を省略する。
【0135】
5.画像表示装置の全体構成の第2の実施例
図7は、本発明の第2の実施例に係わる画像表示装置を示す図である。
【0136】
図7において、図1の構成と同一のものには同符号を付している。
【0137】
コモン電圧発生回路710はコモン電圧(VCOM)を発生して第1対向電極と第2対向電極に供給する。また、このコモン電圧(VCOM)は第1レベル反転回路713−1と第2レベル反転回路713−2にも供給される。
【0138】
第1レベル反転回路713−1は、駆動信号発生回路711からの極性反転信号(POL)の制御により、第1映像信号処理回路712−1から供給される映像信号をコモン電圧(VCOM)を基準電圧とし、この基準電圧に対してレベル反転して第1SW回路714−1に出力する。
【0139】
第2レベル反転回路713−2も、駆動信号発生回路711からの極性反転信号(POL)の制御により、第2映像信号処理回路712−2から供給される映像信号をコモン電圧(VCOM)を基準電圧とし、この基準電圧に対してレベル反転して第2SW回路714−2に出力する。
【0140】
これにより、液晶印加電圧の極性が周期的に反転される。
【0141】
この構成では図1とは異なり、データ信号線に供給する映像信号のダイナミックレンジは増大するが対向電極は分離しなくてもよい。
【0142】
他の構成は図1の構成と同一のため説明を省略する。
【0143】
6.画像表示装置の全体構成の第3の実施例
図8は、本発明の第3の実施例に係わる画像表示装置を示す図である。
【0144】
図8において、図1の構成と同一のものには同符合を付している。
【0145】
図8において図1の構成と異なる点を説明する。
【0146】
端子101と端子102に供給される映像信号1と映像信号2はそれぞれ第1SW回路714−1と第2SW回路714−2に供給される。
【0147】
第1SW回路714−1と第2SW回路714−2は、前記映像信号のいずれかを、駆動信号発生回路711から供給される制御信号により選択し、それぞれ第1映像信号処理回路712−1と第2映像信号処理回路712−2に出力する。
【0148】
第1映像信号処理回路712−1は、第1SW回路714−1を介して供給された映像信号を、3原色信号R1,G1,B1に復調した後、ガンマ処理を行って第1レベル反転回路713−1に供給すると共に、映像信号1の同期信号を駆動信号発生回路711に供給する。
【0149】
第1レベル反転回路713−1は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号1(POL1)の制御により、第1映像信号処理回路712−1から供給される映像信号をコモン電圧1(VCOM1)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して第1水平走査回路709−1に供給する。
【0150】
第2映像信号処理回路712−2は、第2SW回路714−2を介して供給された映像信号を、3原色信号R2,G2,B2に復調した後、ガンマ処理を行って第2レベル反転回路713−2に供給すると共に、映像信号の同期信号を駆動信号発生回路711に供給する。
【0151】
第2レベル反転回路713−2は、駆動信号発生回路711から供給される極性反転信号2(POL2)の制御により、第2映像信号処理回路712−2から供給される映像信号をコモン電圧2(VCOM2)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して第2水平走査回路709−2に供給する。
【0152】
他の構成は図1の構成と同一のため説明を省略する。
【0153】
7.本実施例の変更例
上記実施例では、入力する非同期信号が2つの場合について説明したが、これに限らず、走査線制御回路等を4つ準備すれば4つの信号に対応でき、画面表示が4つに分割できる。さらに、走査線制御回路等を複数準備すれば、それに対応して非同期で入力する信号の数を増加させることができる。
【0154】
8.本実施例の適用例
以上説明したように、本実施例によれば、2画面表示の画像表示装置を安価に提供することができる。
【0155】
すなわち、2画面表示において表示パネルの左右に表示する映像信号のいずれか一方の信号が不安定な信号であっても他方の表示には影響されないため、従来のように、主信号となる一方の映像信号が安定した信号でないと画像が安定して表示されないという構成が必要でないために、2画面表示の画像表示装置を安価に提供することができる。
【0156】
したがって、カー・ナビゲーション・システム等では車内に設置しているカー・ナビゲーション・システムで発生される地図情報等の信号を常に用いることなく、受信できる2系統の信号を表示することが可能となった。
【0157】
また、放送方式の異なる2つの映像信号を同じに表示する安価な画像表示信号を提供することができる。例えば、欧州等のPAL方式のTV信号が受信できる地域では、走査線変換等の信号処理回路を用いずに、NTSC方式で再生されるカー・ナビゲーション・システムの地図情報等の信号とTV放送を同時に表示することができる。
【0158】
そして、本実施例のその他の適用例としては、TV等の大画面表示の平面表示装置に適用した場合である。
【0159】
すなわち、一画面で表示する場合は、その大画面を使用して図5に説明した表示が可能である。一方、2画面で表示する場合には、例えば、異なる同期の取れていないチャンネルのTV信号を、容易に表示することができる。また、大画面で、かつ、表示画素の多い平面表示装置であれば、2画面に限らず4画面、それ以上の複数画面を表示してもよい。
【0160】
図16は、本発明に係わる画像表示方法の一実施例を示すブロック図である。
【0161】
駆動信号発生回路711は水平走査回路1709−1と垂直走査回路1708−1による駆動走査を制御する走査制御回路1716−1と水平走査回路2709−2と垂直走査回路2708−2による駆動走査を制御する走査制御回路2716−2と映像信号1と映像信号2の同期信号からそれぞれ得られた基準信号を選択し走査制御回路1716−1、走査制御回路2716−2に供給する画面表示制御回路715から構成される。
【0162】
映像信号処理回路1712−1は端子101を介して入力された映像信号1を、3原色信号R1,G1,B1に復調した後、ガンマ処理を行ってSW回路1714−1とSW回路2714−2に供給すると共に、映像信号1の同期信号を駆動信号発生回路711の画面表示制御回路715に供給する。
【0163】
映像信号処理回路2712−2は端子102を介して入力された映像信号2を、3原色信号R2,G2,B2に復調した後、ガンマ処理を行ってSW回路1714−1とSW回路2714−2に供給すると共に、映像信号の同期信号を駆動信号発生回路711の画面表示制御回路715に供給する。SW回路1714−1とSW回路2714−2は画面表示制御回路715からそれぞれ供給される選択信号1と選択信号2に基づき、映像信号処理回路1712−1と映像信号処理回路2712−2から供給される映像信号のいずれかを選択してレベル反転回路1713−1とレベル反転回路2713−2にそれぞれ出力する。
【0164】
レベル反転回路1713−1は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号1の制御により、SW回路1714−1から供給される映像信号をコモン電圧1(VCOM1)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して水平走査回路1709−1に供給する。
【0165】
レベル反転回路2713−2は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号2の制御により、SW回路2714−2から供給される映像信号をコモン電圧2(VCOM2)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転して水平走査回路2709−2に供給する。コモン電圧発生回路1710−1は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号の制御により各水平走査期間及び垂直走査期間毎に基準電位に対してレベル反転されるコモン電圧1(VCOM1)を発生し、対向電極1に供給する。
【0166】
コモン電圧発生回路2710−2は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号2の制御により各水平走査期間及び垂直走査期間毎に基準電位に対してレベル反転されるコモン電圧2(VCOM2)を発生し、対向電極2に供給する。画面表示制御回路715は映像信号処理回路1712−1から供給される同期信号1から第1のクロック信号、第1の基準H信号及び第1の基準V信号を発生し、映像信号処理回路2712−2から供給される同期信号2から第2のクロック信号、第2の基準H信号及び第2の基準V信号を発生する。
【0167】
そして、端子100から供給される画面表示制御信号に基づいて、同一或いは異なるクロック信号、基準H信号及び基準V信号を選択して走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2にそれぞれ基準信号1、基準信号2として供給する。また、画面表示制御回路715は端子100から供給される画面表示制御信号に基づく画面表示制御信号を発生し、走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2にそれぞれ表示制御信号1、表示制御信号2として供給する。走査制御回路1716−1は前記表示制御信号1と、基準信号1に基づき、水平走査開始信号(STH1)、水平走査クロック信号(CPH1)、表示画素への書き込み信号(CX1)を発生し、水平走査回路1709−1に供給すると共に、垂直走査クロック信号(VCK1)、垂直走査開始信号(STV1)及び垂直走査禁止信号(GOE11〜13)を発生し、垂直走査回路1708−1に供給する。走査制御回路2716−2は前記表示制御信号2と、基準信号2に基づき、水平走査開始信号(STH2)、水平走査クロック信号(CPH2)、表示画素への書き込み信号(CX2)を発生し、水平走査回路2709−2に供給すると共に、垂直走査クロック信号(VCK2)、垂直走査開始信号(STV2)及び垂直走査禁止信号(GOE21〜23)を発生し、垂直走査回路2708−2に供給する。
【0168】
垂直走査回路1708−1と垂直走査回路2708−2は表示パネル701のほぼ中央で分割された走査信号線704のそれぞれに走査信号を供給する駆動動作を行う。この垂直走査回路1708−1と垂直走査回路2708−2は複数の走査信号線704に対応し、それぞれ垂直走査開始信号1,2(STV1,2)を伝送するために直列に接続される複数のフリップフロップで構成されるシフトレジスタ回路を有する。このシフトレジスタ回路は垂直走査クロック信号1,2(CPV1,2)に応答して垂直走査開始信号1,2(STV1,2)のシフト動作を行い、垂直走査開始信号1,2(STV1,2)をラッチしたフリップフロップに対応する走査信号線704に走査信号を出力する。また、前記走査信号は垂直走査禁止信号(GOE11〜13,GOE21〜GOE23)により走査信号線704に出力する期間を制限される。
【0169】
水平走査回路1709−1と水平走査回路2709−2はそれぞれレベル反転された映像信号1,2をデータ信号として順次サンプルホールドし、表示パネル701のほぼ中央で分割された走査信号線704により2分割された複数の画素電極702へそれぞれ映像信号を供給するよう、データ信号に応じて複数のデータ信号線705を駆動する駆動動作を行う。
【0170】
この水平走査回路1709−1と水平走査回路2709−2はそれぞれ水平走査開始信号1,2(STH1,2)を伝送するために直列に接続される複数のフリップフロップで構成される少なくとも1個のシフトレジスタを有する。各シフトレジスタは水平走査クロック信号1,2(CPH1,2)に応答して水平走査開始信号1,2(STH1,2)のシフト動作を行ない、各フリップフロップが水平走査開始信号1,2(STH1,2)を出力するタイミングで映像信号をサンプルホールドし、このフリップフロップに対応するデータ信号線705にデータ信号として供給する。
【0171】
図17は画面表示制御回路715の一構成例を示す図であり、図18は基準信号発生回路717の一構成例を示す図である。
【0172】
画面表示制御回路1715は、制御回路718と図18のPLL回路719,V同期検出回路724,Vカウンタ725、基準H信号発生回路726、基準V信号発生回路727により構成された基準信号発生回路1717−1と基準信号発生回路2717−2により構成される。
【0173】
PLL回路719はループフィルタ720、電圧制御発振器(VCO)721位相比較回路722,Hカウンタ723で構成される。PLL回路719では、位相比較回路722が映像信号処理回路712から供給される同期信号の水平同期信号とHカウンタ723から供給される基準水平信号との位相差を検出し、この位相差に応じた誤差信号を発生する。
【0174】
ループフィルタ720は位相比較回路722から得られる誤差信号から高周波成分や雑音を取り除いた信号電圧を発生する。VCO721は前記信号電圧に基づいてクロック信号を発生し、このクロック信号をHカウンタ723と、制御回路718と、必要に応じてV同期検出回路724,Vカウンタ725、基準H信号発生回路726及び基準V信号発生回路727等に供給する。Hカウンタ723は1行分の画素数をカウントし、この画素数に対応してクロック信号を分周し、基準水平信号として位相比較回路722に供給する。
【0175】
またHカウンタ723は、各回路ブロックが必要とする位相の異なる周波数fH1の第2の基準水平信号や周波数n×fHの第3の基準水平信号をVカウンタ725と基準H信号発生回路726及び基準V信号発生回路727に供給する。基準H信号発生回路は前記基準信号に基づいて、各種水平駆動制御信号を発生するための基準となる基準H信号を発生し、制御回路718に供給する。V同期検出回路724は映像信号処理回路712から供給される同期信号から垂直同期信号を検出し、Vカウンタ725に供給する。
【0176】
Vカウンタ725は、例えば自走周期がNTSC方式の場合にはフィールド周期の525H/2となる機能を持つカウンタで構成される。このVカウンタ725には、前記Hカウンタ723から2×fHの基準水平信号が供給され、前記V同期検出回路724から垂直同期信号が供給されない場合は自己リセットをして525H/2の周期で自走するよう動作し、垂直同期信号が供給される場合は垂直同期信号と基準水平信号に基づいて位相を引き込むよう値がリセットされるよう動作する。
【0177】
またVカウンタは垂直同期信号に同期した基準垂直信号を基準V信号発生回路727に供給する。基準V信号発生回路727は前記基準垂直信号に基づいて、各種垂直駆動制御信号を発生するための基準となる基準V信号を発生し、制御回路718に供給する。つまり、この図18の構成による基準信号発生回路717はV同期検出回路724で垂直同期信号が検出できないような同期信号が入力された場合にも、安定に基準V信号を制御回路718に供給できる。この実施例では、基準H信号発生回路726と基準V信号発生回路727で基準H信号と基準V信号を、それぞれ供給される基準水平信号と基準垂直信号から発生しているが、前記基準H信号発生回路726と基準V信号発生回路727を用いずに、前記基準水平信号と基準垂直信号を制御回路718を介し、走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2に直接供給する構成にしても良い。
【0178】
図19は制御回路718の一構成例を示す図である。制御回路718はPOL1信号発生回路801−1,POL2信号発生回路801−2,SW回路3802−1,SW回路4802−2、信号選択回路1803−1、信号選択回路2803−2、デコード回路804、制御信号取得回路1805−1、制御信号取得回路2805−2、画面切換制御回路806から構成される。POL1信号発生回路801−1は基準信号発生回路1717−1から供給される信号のうち少なくとも基準H信号と基準V信号に基づいて極性反転信号POL1を発生し、SW回路3802−1とSW回路4802−2に供給する。
【0179】
POL2信号発生回路801−2は基準信号発生回路2717−2から供給される信号のうち少なくとも基準H信号と基準V信号に基づいて極性反転信号POL2を発生し、SW回路3802−1とSW回路4802−2に供給する。SW回路3802−1は極性反転信号POL1,POL2のいずれかを画面切換制御回路806から供給される選択信号1に基づいて選択し、極性反転信号1としてコモン電圧発生回路1710−1、レベル反転回路1713−1に供給する。SW回路4802−2は極性反転信号POL1,POL2のいずれかを画面切換制御回路806から供給される選択信号2に基づいて選択し、極性反転信号2としてコモン電圧発生回路2710−2、レベル反転回路2713−2に供給する。信号選択回路1803−1は画面切換制御回路806から供給される選択信号1に基づいて選択した基準信号発生回路1717−1と基準信号発生回路2717−2の一方から供給されるクロック信号、基準H信号及び基準V信号を基準信号1として走査制御回路1716−1に供給する。
【0180】
信号選択回路2803−2は画面切換制御回路806から供給される選択信号2に基づいて選択した基準信号発生回路1717−1と基準信号発生回路2717−2の一方から供給される
クロック信号、基準H信号及び基準V信号を基準信号2として走査制御回路2716−2に供給する。デコード回路804は制御信号取得回路1805−1を介して走査制御回路1716−1に供給する表示制御信号1と、制御信号取得回路2805−2を介して走査制御回路2716−2に供給する表示制御信号2を端子100から供給される画面表示制御信号から得て、それぞれの信号を制御信号取得回路1805−1と制御信号取得回路2805−2にモード信号として供給する。
【0181】
また、選択信号1と選択信号2のもととなる切り換え情報である制御信号1と制御信号2を端子100から供給される画面表示制御信号から得て、画面切換制御回路806に供給する。
【0182】
図20は画面切換制御回路806の具体的構成例を示す図である。画面切換制御回路806は、選択信号発生回路807、1/2画面信号発生回路808、サンプリング制御回路809から構成される。
【0183】
基準信号発生回路1717−1で発生された第1の基準V信号のうち映像信号1の表示パネルヘの表示が終了するタイミングを示す映像終了信号1と、基準信号発生回路2717−2で発生された第2の基準V信号のうち映像信号2の表示パネルヘの表示が終了するタイミングを示す映像終了信号2は、選択信号発生回路807−1/2画面信号発生回路808、サンプリング制御回路809に供給される。
【0184】
また、デコード回路804で発生された制御信号1、制御信号2は、選択信号発生回路807、サンプリング制御回路809に供給される。選択信号発生回路807は制御信号1、制御信号2、映像終了信号1、映像終了信号2とに基づいて選択信号1と選択信号2を発生し、選択信号1を1/2画面信号発生回路808、サンプリング制御回路809,SW回路1714−1,SW回路3802−1、信号選択回路1803−1に供給し、また、選択信号2を1/2画面信号発生回路808、サンプリング制御回路809,SW回路2714−2,SW回路4802−2、信号選択回路2803−2に供給する。
【0185】
サンプリング制御回路は制御信号1,制御信号2、映像終了信号1、映像終了信号2、選択信号1、選択信号2に基づきサンプリング信号1とサンプリング信号2を発生し、それぞれの信号を制御信号取得回路1805−1と制御信号取得回路2805−2に供給する。1/2画面信号発生回路808は選択信号1、選択信号2、映像終了信号1、映像終了信号2に基づいて表示パネル701への1画面表示期の制御信号である1/2画面信号を発生し、走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2に供給する。走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2は供給された1/2画面信号が1画面表示期間である場合に、水平走査クロック信号1,2(CPH1,2)の周波数を2画面表示時の約1/2の周波数で発生し、更に水平走査回路1709−2と水平走査回路2709−2でそれぞれ走査された映像を合わせると1画面の画像となるように水平走査開始信号1,2(STH1,2)の位相をずらして発生する。
【0186】
制御信号取得回路1805−1は画面切換制御回路806から供給されるサンプリング信号1に基づいてデコード回路804から供給されるデコード信号をサンプリングし、表示制御信号1として走査制御回路1716−1に供給する。制御信号取得回路28052は画面切換制御回路806から供給されるサンプリング信号2に基づいてデコード回路804から供給されるデコード信号をサンプリングし、表示制御信号2として走査制御回路2716−2に供給する。
【0187】
図21〜図23は制御回路718の動作例を説明するためのタイミング図であり、この図を用いて本発明の動作を詳細に説明する。尚、説明を簡略にするために、2画面表示制御期間は制御信号1と制御信号2、選択信号1と選択信号2の極性を異なる信号とし、表示パネル701には映像信号1と映像信号2の異なる画像を表示する動作タイミングを表示している。
【0188】
また、実線に示した制御信号1と制御信号2の極性が反対の極性である場合の動作波形を点線の波形にて表示しているが、この動作は実線で示した動作から容易に理解できるので説明を省く。
【0189】
図において、映像開始信号1、映像終了信号1は映像信号1の映像期間を示す第1の基準V信号なる垂直タイミング信号であり、映像開始信号2、映像終了信号2は映像信号2の映像期間を示す第2の基準V信号なる垂直タイミング信号である。また、第1、第2の基準H信号、第1、第2のクロック信号については図示しないが、前記第1、第2の基準V信号に同期して発生される。
【0190】
制御回路718の画面切換制御回路806を構成する選択信号発生回路807は基準信号発生回路1717−1から供給される映像終了信号1により、制御信号1がHレベルの場合には選択信号1を、制御信号2がHレベルの場合には選択信号2をそれぞれHレベルにセットし、また、基準信号発生回路2717−2から供給される映像終了信号2により制御信号1がLレベルの場合には選択信号1を、制御信号2がLレベルの場合には選択信号2をそれぞれLレベルにセットする。
【0191】
SW回路1714−1は、選択信号1がLレベルの場合にはレベル反転回路1713−1の出力信号を、Hレベルの場合にはレベル反転回路2713−2の出力信号をそれぞれ選択するよう動作し、SW回路2714−2は選択信号2がLレベルの場合にはレベル反転回路2714−2の出力信号を、Hレベル場合にはレベル反転回路1714−1の出力信号をそれぞれ選択するよう動作する。
【0192】
また、SW回路3802−1は選択信号1がLレベルの場合にはPOL1信号発生回路801−1の出力信号を、Hレベル場合にはPOL2信号発生回路801−2の出力信号をそれぞれ選択するよう動作し、SW回路4は選択信号2がLレベルの場合にはPOL2信号発生回路801−2の出力信号を、Hレベル場合にはPOL1信号発生回路801−1の出力信号をそれぞれ選択するよう動作する。更に、信号選択回路1803−1は選択信号1がLレベルの場合には映像開始信号1を、Hレベル場合には映像開始信号2をそれぞれ選択するよう動作し、信号選択回路2は選択信号2がLレベルの場合には映像開始信号2を、Hレベル場合には映像開始信号1をそれぞれ選択するよう動作する。図21は2画面表示から映像信号1による1画面表示への切り換え動作と、この1画面表示から2画面表示への切り換え動作を示すタイミング図であり、図21(1)は映像終了信号1から映像終了信号までの間である期間BCに、モード信号が2画面表示から映像信号1からなる1画面表示に切り換えられ、次なる期間bcに1画面表示から2画面表示に切り換えられる場合の動作タイミング図である。また、図21(2)は映像終了信号2から映像終了信号1までのである期間ABに、モード信号が2画面表示から映像信号1からなる1画面表示に切り換えられ、次なる期間abに1画面表示から2画面表示に切り換えられる場合の動作タイミング図である。図21(1)の選択信号1はLレベルの制御信号1と時間C,E,c,eの映像信号2によりLレベルにセットされる。
【0193】
また、選択信号2はHレベルの制御信号2と時間Bの映像終了信号2によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号と時間C,E,cの映像終了信号2によりLレベルにセットされ、更に、Hレベルの制御信号2と時間dの映像信号1によりHレベルにセットされる。信号選択回路1803−1はLレベルなる選択信号1に基づき映像開始信号1を基準信号1として走査制御回路1716−1に供給し、信号選択回路2はHレベルなる選択信号2に基づき映像開始信号2を基準信号2として走査制御回路2716−2に供給するよう動作する。
【0194】
また、制御信号取得回路1805−1と制御信号取得回路2805−2はサンプリング制御回路809からそれぞれ供給されるサンプリング信号1とサンプリング信号2に基づいてデコード回路804から供給されるモード信号をサンプリングし、走査制御回路1716−1と走査制御回路2716−2にそれぞれ表示制御信号1と表示制御信号2として供給する。
【0195】
このサンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号は、選択信号1、選択信号2に基づいて、サンプリング信号1は全期間を通じて映像終了信号1と同一のタイミング、サンプリング信号2は期間Cdでは映像終了信号1、それ以外の期間では映像終了信号2と同一のタイミングとなる。従って、走査制御回路1716−1は時間Dの映像終了信号1までは映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示するよう動作し、また、期間D以降は時間Dのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を1画面表示するよう動作する。
【0196】
そして、時間d以降では時間dのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示するよう動作する。一方、走査制御回路2716−2は時間Cの映像終了信号2までの期間T2は映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作し、時間Cの映像終了信号2の直後はHレベルからLレベルに切り換えられた選択信号2により走査を一時的に停止した状態となった後、、時間Dのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号1の画像を1画面表示するよう動作する。
【0197】
時間d以降では時間dの映像終了信号1の直後はLレベルからHレベルに切り換えられた選択信号2により走査を一時的に停止した状態となった後、時間eのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作する。
【0198】
図21(2)の選択信号1はLレベルの制御信号1と時間C,a,cの映像信号2によりLレベルにセットされる。また、選択信号2はHレベルの制御信号と時間Bの映像終了信号2によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号2と時間C,aの映像終了信号2によりLレベルにセットされ、更に、Hレベルの制御信号2と時間bの映像信号1によりHレベルにセットされる。サンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号1は、制御信号1と制御信号2が共にLレベルとなった直後の映像終了信号1がサンプリング信号1とならないよう禁止することにより、期間ABを除いて映像終了信号1と同一のタイミングとなり、サンプリング信号2は期間Cbでは映像終了信号1、それ以外の期間では映像終了信号2と同一のタイミングとなる。
【0199】
従って、走査制御回路1716−1は時間Dの映像終了信号1までは映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示するよう動作し、また、期間D以降は時間Dのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を1画面表示するよう動作する。そして、時間b以降では時間bのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示するよう動作する。一方、走査制御回路2716−2は時間Cの映像終了信号2までの期間T2は映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作し、時間Cの映像終了信号2の直後はHレベルからLレベルに切り換えられた選択信号2により走査を一時的に停止した状態となった後、時間Dのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号1の画像を1画面表示するよう動作する。
【0200】
時間b以降では時間bの映像終了信号1の直後はLレベルからHレベルに切り換えられた選択信号2により走査を一時的に停止した状態となった後、時間Cのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作する。
【0201】
図22は2画面表示から映像信号1による1画面表示への切り換え動作と、この1画面表示から2画面表示への切り換え動作を示すタイミング図であり、図22(1)は映像終了信号から映像終了信号までの間である期間BCに、モード信号が2画面表示から映像信号2からなる1画面表示に切り換えられ、次なる期間bcに1画面表示から2画面表示に切り換えられる場合の動作タイミング図である。また、図21(2)は映像終了信号2から映像終了信号1までの間である期間ABに、モード信号が2画面表示から映像信号2からなる1画面表示に切り換えられ、次なる期間abに1画面表示から2画面表示に切り換えられる場合の動作タイミング図である。
【0202】
図22(1)の選択信号1はHレベルの制御信号1と時間D,bの映像信号1によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号1と時間C,eの映像終了信号2によりLレベルにセットされる。また、選択信号2はHレベルの制御信号2と時間B,D,b,dの映像終了信号1によりHレベルにセットされる。信号選択回路1803−1はLレベルなる選択信号1に基づき映像開始信号1を基準信号1として走査制御回路1716−1に供給し、信号選択回路2はHレベルなる選択信号2に基づき映像開始信号2を基準信号2として走査制御回路2716−2に供給するよう動作する。サンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号1は、期間Dcでは映像終了信号2、それ以外の期間では映像終了信号1と同一のタイミングとなり、サンプリング信号2は制御信号1と制御信号2が共にHレベルとなった直後の映像終了信号2がサンプリング信号2とならないよう禁止することにより、期間BCを除いて映像終了信号2と同一のタイミングとなる。従って、走査制御回路1716−1は時間Dの映像終了信号1までの期間T1は映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作し、時間Dの映像終了信号1の直後はLレベルからHレベルに切り換えられた選択信号1により走査を一時的に停止した状態となった後、時間Eのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号2の画像を1画面表示するよう動作する。
【0203】
時間c以降では時間cの映像終了信号2の直後はHレベルからLレベルに切り換えられた選択信号1により走査を一時的に停止した状態となった後、時間dのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作する。一方、走査制御回路2716−2は時間Eの映像終了信号2までは映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作し、また、期間E以降は時間Eのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を1画面表示するよう動作する。そして、時間以降では時間のタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作する。
【0204】
図22(2)の選択信号1はHレベルの制御信号1と時間B,d,bの映像信号1によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号1と時間の映像終了信号2によりLレベルにセットされる。また、選択信号2はHレベルの制御信号2と時間B,D,b,dの映像終了信号2によりHレベルにセットされる。サンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号1は、期間Bcでは映像終了信号2、それ以外の期では映像終了信号1と同一のタイミングとなり、サンプリング信号2は全期間で映像終了信号2と同一のタイミングとなる。
【0205】
従って、走査制御回路1716−1は時間Bの映像終了信号1までの期間T1は映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作し、時間Bの映像終了信号1の直後はLレベルからHレベルに切り換えられた選択信号1により走査を一時的に停止した状態となった後、時間cのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号2の画像を1画面表示するよう動作する。
【0206】
時間c以降では時間cの映像終了信号2の直後はHレベルからLレベルに切り換えられた選択信号1により走査を一時的に停止した状態となった後、時間dのタイミングにより供給される表示制御信号1,1/2画面信号、基準信号1に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作する。一方、走査制御回路2716−2は時間Cの映像終了信号2までは映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作し、また、期間C以降は時間Cのタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を1画面表示するよう動作する。
【0207】
そして、時間以降では時間のタイミングにより供給される表示制御信号2,1/2画面信号、基準信号2に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作する。
【0208】
図23は2画面表示において左右の画像を入れ換える動作を示すタイミング図である。図23(1)の選択信号1はLレベルの制御信号1と映像信号2によりLレベルにセットされた後、Hレベルの制御信号1と映像終了信号1によりHレベルにセットされる。また、選択信号2はHレベルの制御信号2と映像終了信号1によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号2と映像終了信号2によりLレベルにセットされる。サンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号1は、選択信号1がLレベルの間は映像終了信号1、それ以外の期間では映像終了信号2と同一のタイミングとなり、サンプリング信号2は制御信号2がHレベルの期間は映像終了信号2、それ以外の期間では映像終了信号1と同一のタイミングとなる。
【0209】
従って、走査制御回路1716−1は期間T1では映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作し、選択信号1の変化により期間T4の走査を一時的に停止した状態となった後、期間T4に続く期間T2では映像終了信号2のタイミングにより供給される表示制御信号1と基準信号1に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作する。一方、走査制御回路2716−2は期間T2では映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作し、選択信号2の変化により期間T3の走査を一時的に停止した状態となった後、期間T3に続く期間T1では映像終了信号1のタイミングにより供給される表示制御信号2と基準信号2に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作する。
【0210】
図23(2)の選択信号1はLレベルの制御信号1と映像信号2によりLレベルにセットされた後、Hレベルの制御信号1と映像終了信号1によりHレベルにセットされる。
【0211】
また、選択信号2はHレベルの制御信号2と映像終了信号1によりHレベルにセットされた後、Lレベルの制御信号2と映像終了信号2によりLレベルにセットされる。サンプリング制御回路809で発生されるサンプリング信号1は、選択信号1がLレベルの間は映像終了信号1、それ以外の期間では映像終了信号2と同一のタイミングとなり、サンプリング信号2は制御信号2がHレベルの期間は映像終了信号2、それ以外の期間では映像終了信号1と同一のタイミングとなる。
【0212】
従って、走査制御回路1716−1は期間T1では映像信号1の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作し、選択信号1の変化により期間T4の走査を一時的に停止した状態となった後、期間T4に続く期間T2では映像終了信号2のタイミングにより供給される表示制御信号1と基準信号1に基づいて映像信号2の画像を2画面表示動作の一方として表示をするよう動作する。
【0213】
一方、走査制御回路2716−2は期間T2では映像信号2の画像を2画面表示動作の他方として表示をするよう動作し、選択信号2の変化により期間T3の走査を一時的に停止した状態となった後、期間T3に続く期間T1では映像終了信号1のタイミングにより供給される表示制御信号2と基準信号2に基づいて映像信号1の画像を2画面表示動作の他方として表示するよう動作する。
【0214】
図24は、本発明の画像表示装置の他の実施例を示すブロック図である。図24において、図1の構成と同一のものには同符号を付して、その説明を省略する。映像信号処理回路1712−1は端子101を介して入力された映像信号1を、3原色信号R1,G1,B1に復調した後、ガンマ処理を行ってレベル反転回路1713−1に供給すると共に、映像信号1の同期信号を駆動信号発生回路711の画面表示制御回路715に供給する。映像信号処理回路2712−2は端子102を介して入力された映像信号2を、3原色信号R2,G2,B2に復調した後、ガンマ処理を行ってレベル反転回路2713−2に供給すると共に、映像信号1の同期信号を駆動信号発生回路711の画面表示制御回路715に供給する。
【0215】
レベル反転回路1713−1は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号POL1の制御により、映像信号処理回路1712−1から供給される映像信号をコモン電圧1(VCOM1)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転してSW回路1714−1とSW回路2714−2に供給する。レベル反転回路2713−2は画面表示制御回路715から供給される極性反転信号POL2の制御により、映像信号処理回路2712−2から供給される映像信号をコモン電圧2(VCOM2)のレベル反転に同期して、逆位相で基準電圧に対してレベル反転してSW回路1714−1とSW回路2714−2に供給する。
【0216】
SW回路1714−1とSW回路2714−2は画面表示制御回路715からそれぞれ供給される選択信号1と選択信号2に基づき、レベル反転回路1713−1とレベル反転回路2713−2から供給される映像信号のいずれかを選択して水平走査回路1709−1と水平走査回路2709−2にそれぞれ出力する。画面表示制御回路715は図2に示すように、基準信号発生回路1717−1、基準信号発生回路2717−2及び制御回路718から構成される。
【0217】
図25は図24の画像表示装置の画面表示制御回路715を構成する制御回路718の構成例を示す図であり、図19の構成と同一のものには同符号を付してある。図25において図19の構成と異なるのは、SW回路1714−1とSW回路2714−2からそれぞれ出力される極性反転信号1、極性反転信号2ではなく、POL1信号発生回路801−1とPOL2信号発生回路801−2からそれぞれ出力される極性反転信号POL1、極性反転信号POL2がレベル反転回路1713−1とレベル反転回路2713−2にそれぞれ供給される構成となっていることであり、他は図19と同一の構成であるので説明を省略する。
【0218】
以上説明したように、本発明によれば、1画面表示も可能であり、また、互いに非同期の複数の信号、仕様の異なる複数の信号が入力しても複数の画面表示が可能であり、その上この画像表示装置を安価に提供することができる。
【0219】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像表示装置によれば、表示パネルの左右に同期していない2系統の映像信号から得られる画像を表示する画像表示装置を安価に提供することが出来る。
【0220】
また、2画面表示において表示パネルの左右に表示する映像信号のいずれか一方の信号が不安定な信号であっても他方の表示には影響されないため、従来のように、主信号となる一方の映像信号が安定した信号でないと画像が安定して表示されないという課題がなくなった。
【0221】
従って、カー・ナビゲーション・システム等では車内に設置しているカー・ナビゲーション・システムで発生される地図情報等の信号を常用いることなく、受信できる2系統の信号を表示することが可能となった。
【0222】
また、放送方式の異なる2つの映像信号を同時に表示する安価な画像表示装置を提供することができる。
【0223】
例えば、欧州等のPAL方式のTV信号が受信できる地域では、走査線変換等の信号処理回路を用いずに、NTSC方式で再生されるカー・ナビゲーション・システムの地図情報等の信号とTV放送を同時に表示することができる。
【0224】
更に、同期していない2系統の映像信号を表示パネルの左右に表示した状態から、いずれか一方の映像信号のみを表示するよう切り換える際に、表示パネルの左右のどちらかの画像が半分だけ表示されるという2系統の映像信号が同期していないことに起因する課題を解決することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係わる画像表示装置の概略構成図である。
【図2】 図1の画像表示装置の画面表示制御回路の一構成例を示す図である。
【図3】 図2の基準信号発生回路の第1の構成例を示す図である。
【図4】 図2の基準信号発生回路の第2の構成例を示す図である。
【図5】 図1の画像表示装置の1画面表示における表示形態を示す図である。
【図6】 図1の画像表示装置の2画面表示における表示形態を示す図である。
【図7】 図1の画像表示装置の第2の実施例を示す図である。
【図8】 図1の画像表示装置の第3の実施例を示す図である。
【図9】 従来の一画像表示装置の概略構成図である。
【図10】 図9の画像表示装置の入力処理回路の概略構成図である。
【図11】 図9の画像表示装置のフレーム同期回路の概略構成図である。
【図12】 図9の画像表示装置の液晶表示装置の概略構成図である。
【図13】 図9の画像表示装置のデータ変換回路の概略構成図である。
【図14】 図9の画像表示装置の一表示形態を示す図である。
【図15】 図9の画像表示装置の2画面表示における表示形態を示す図である。
【図16】 図16は本発明の一実施例に係わる画像表示装置の概略構成図である。
【図17】 図17は図16の画像表示装置の画面表示制御回路の一構成例を示す図である。
【図18】 図18は図17の基準信号発生回路の一構成例を示す図である。
【図19】 図19は図17の制御回路の一構成例を示す図である。
【図20】 図20は図19の画面切換制御回路の一構成例を示す図である。
【図21】 図21は図19の制御回路の2画面表示から映像信号1による1画面表示への切り換え動作と、この1画面表示から2画面表示への切り換え動作を示すタイミング図である。
【図22】 図22は図19の制御回路の2画面表示から映像信号2による1画面表示への切り換え動作と、この1画面表示から2画面表示への切り換え動作を示すタイミング図である。
【図23】 図23は2画面表示において左右の画像を入れ換える図19の制御回路の動作を示すタイミング図である。
【図24】 図24は、本発明の画像表示装置の他の実施例を示すブロック図である。
【図25】 図25は図24の画像表示装置の画面表示制御回路715を構成する制御回路718の構成例を示す図である。
【符号の説明】
7…平面表示装置
701…表示(液晶)パネル
702…画素電極
703…スイッチング素子
704…走査信号線
705…データ信号線
706…対向電極
708,708−1,708−2…垂直走査回路
709,709−1,709−2…水平走査回路
710,710−1,710−2…コモン電圧発生回路
711…駆動信号発生回路
712,712−1,712−2…映像信号処理回路
713,713−1,713−2…レベル反転回路
714−1,714−2…SW回路
715…画面表示制御回路
716−1,716−2…走査制御回路
717−1,717−2…基準信号発生回路
803−1,803−2…信号選択回路
804…デコード回路
805−1,805−2…制御信号取得回路
806…画面切換制御回路
807…選択信号発生回路
808…1/2画面信号発生回路
809…サンプリング制御回路

Claims (9)

  1. 複数の走査信号線と複数のデータ信号線の交点にマトリクス状に配置された複数の表示画素とよりなり、電気的に独立のN個(N≧2)に分割された表示領域を有する表示パネルと、
    前記N個に分割された表示領域に配線された走査信号線にそれぞれ接続されるN個の垂直走査回路と、
    前記N個に分割された表示領域に配線されたデータ信号線にそれぞれ接続されるN個の水平走査回路と、
    互いに非同期、または、その仕様の異なるN個の映像信号から前記N個の表示領域に表示するN個の表示信号を得るN個の映像信号処理手段と、
    前記N個の映像信号からそれぞれ得られた同期信号と、外部より入力された表示制御信号とに基づいて、
    前記N個の垂直走査回路と前記N個の水平走査回路へ供給するそれぞれN個の垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等のN個の駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
    を具備する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記駆動信号発生手段は、選択手段を具備し、
    この選択手段は、
    前記表示制御信号に基づいて、
    前記N個の映像信号、または、前記N個の表示信号を前記N個の水平走査回路に振り分けてそれぞれ出力するか、
    または、前記N個の映像信号、または、前記N個の表示信号のうち1個の映像信号、または、1個の表示信号を前記N個の水平走査回路へ全て供給することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 複数本の第1走査信号線と、前記第1走査信号線と略直交する複数本の第1データ信号線と、各前記第1走査信号線及びデータ信号線との交点近傍にスイッチ素子を介して配置される第1画素電極とから構成される第1表示領域と、
    前記第1走査信号線に沿って配置される複数本の第2走査信号線と、前記第2走査信号線と略直交する複数本の第2データ信号線と、各前記第2走査信号線及びデータ信号線との交点近傍にスイッチ素子を介して配置される第2画素電極とから構成される第2表示領域と、
    を備えた表示パネルと、
    前記第1及び第2走査信号線に接続される第1及び第2垂直走査回路と、
    前記第1及び第2データ信号線に接続される第1及び第2映像信号処理回路と、
    駆動信号発生手段と、を具備し、
    前記駆動信号発生手段は、
    外部から入力される第1入力映像信号に基づいて、前記第1垂直走査回路に第1垂直制御信号を出力すると共に前記第1映像信号処理回路に第1映像信号及び第1水平制御信号を出力する第1駆動回路部と、
    外部から入力され前記第1入力映像信号と非同期又は仕様の異なる第2入力映像信号に基づいて、前記第2垂直走査回路に第2垂直制御信号を出力すると共に前記第2映像信号処理回路に第2映像信号及び第2水平制御信号を出力する第2駆動回路部とを含む
    ことを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記駆動信号発生手段は、
    前記第2垂直走査回路に第2垂直制御信号を出力すると共に前記第2映像信号処理回路に第2映像信号及び第2水平制御信号を出力するか、
    または、前記第2垂直走査回路に第1垂直制御信号を出力すると共に前記第映像信号処理回路に第1映像信号及び第1水平制御信号を出力するか、を選択する選択手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  5. 前記第1及び第2垂直制御信号は、
    垂直走査クロック信号及び垂直走査開始信号を含み、
    前記第1及び第2水平制御信号は、水平走査クロック信号及び水平走査開始信号を含むことを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  6. 前記表示パネルは、複数本の第3走査信号線と、前記第3走査信号線と略直交する複数本の第3データ信号線と、各前記第3走査信号線及びデータ信号線との交点近傍にスイッチ素子を介して配置される第3画素電極とから構成される第3表示領域を含み、前記第3走査信号線に接続される第3垂直走査回路と、
    前記第3データ信号線に接続される第3映像信号処理回路と、を具備し、
    前記駆動信号発生手段は、
    外部から入力される第3入力映像信号に基づいて、前記第3垂直走査回路に第3垂直制御信号を出力すると共に前記第3映像信号処理回路に第3映像信号及び第3水平制御信号を出力する第3駆動回路部を含むことを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  7. 表示パネルのほぼ中央で2分割された複数の走査信号線と複数のデータ信号線の交点にマトリクス状に配置された複数の表示画素と、前記2分割された複数の走査信号線にそれぞれ接続される垂直走査回路と、前記複数のデータ信号線に表示信号を供給する水平走査回路とを有し、
    前記垂直走査回路へ垂直走査クロック信号と垂直走査開始信号とを供給し、また、前記水平走査回路へ水平走査クロック信号と水平走査開始信号と映像信号とを供給することにより、前記表示パネルの左右に同期していない2系統の映像信号から得られる画像を表示する画像表示装置において、
    表示パネルの左側の画素に接続される第1の垂直走査回路と第1の水平走査回路とに供給する垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等の第1の駆動信号を発生する第1の走査制御手段と、表示パネルの右側の画素に接続される第2の垂直走査回路と第2の水平走査回路に供給する垂直走査クロック信号、垂直走査開始信号、水平走査クロック信号、及び水平走査開始信号等の第2の駆動信号を発生する第2の走査制御手段と、第1の選択信号に基づき、前記第1の水平走査回路に供給する第1の表示信号を第1の映像信号と第2の映像信号のいずれかから得る第1の映像処理選択出力手段と、第2の選択信号に基づき、前記第2の水平走査回路に供給する第2の表示信号を第1の映像信号と第2の映像信号のいずれかから得る第2の映像処理選択出力手段と、第1の映像処理選択出力手段から供給される第1の映像信号の同期信号に同期した第1の基準信号である第1のクロック信号、映像開始タイミングを示す第1の映像開始信号及び映像終了タイミングを示す第1の映像終了信号を発生する第1の基準信号発生手段と、第2の映像処理選択出力手段から供給される第2の映像信号の同期信号に同期した第2の基準信号である第2のクロック信号、映像開始タイミングを示す第2の映像開始信号及び映像終了タイミングを示す第2の映像終了信号を発生する第2の基準信号発生手段と、前記第1の映像開始信号と第2の映像開始信号、第1のクロック信号と第2のクロック信号のいずれかを第1の選択信号に基づいて選択し、第1の走査制御手段に第1の基準信号として供給する第1の信号選択手段と前記第1の映像開始信号と第2の映像開始信号、第1のクロック信号と第2のクロック信号のいずれかを第2の選択信号に基づいて選択し、第2の走査制御手段に第2の基準信号として供給する第2の信号選択手段と第1の走査制御手段に供給する第1の表示制御信号を第1のサンプリング信号に基づいて得る第1の制御信号取得手段と第2の走査制御手段に供給する第2の表示制御信号を第2のサンプリング信号に基づいて得る第2の制御信号取得手段と外部より入力された表示制御信号から第1の制御信号取得手段、第2の制御信号取得手段及び画面切換制御手段に供給する信号を得るデコード手段と前記デコード手段から供給された信号に基づき、前記第1、第2の選択信号を発生する選択信号発生手段、前記第1、第2の制御信号取得手段に供給する第1、第2のサンプリング信号を発生するサンプリング制御手段、第1、第2の走査制御手段に供給する1画面表示期間を示す1/2画面信号を発生する1/2画面信号発生手段からなる画面切換制御手段を具備し、前記1/2画面信号が2画面表示期間を示す場合には、第1の走査制御手段、第2の走査制御手段は表示パネルの左側の画素と右側の画素に同期していない2系統の映像信号から得られる画像を表示するように、それぞれ第1、第2の駆動信号を発生し、前記1/2画面信号が1画面表示期間を示す場合には、第1の走査制御手段、第2の走査制御手段は第1、第2の水平走査回路にそれぞれ供給する水平走査クロック信号の周波数を2画面表示時の約1/2の周波数とし、更に、第1の水平走査回路、第2の水平走査回路にそれぞれ供給する水平走査開始信号の位相を、第1の水平走査回路、第2の水平走査回路においてそれぞれ走査された映像を合わせると1画面の画像となるような位相で発生することを特徴とする画像表示装置。
  8. 第1の走査制御手段、第2の走査制御手段にそれぞれ供給される第1、第2の基準信号を、同一或いは異なる基準信号から選択し供給することにより表示パネルに単一或いは複数の画像からなる表示を行う画像表示装置において、前記選択信号発生手段は、第1、第2の選択信号をそれぞれ第1、第2の走査制御手段による駆動走査が終了した後に新たな値に更新することにより、第1、第2の走査制御手段による駆動走査を、更新直後から新たな基準信号が供給されるまでの期は一時的に停止することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 第1、第2の走査制御手段にそれぞれ供給される第1、第2の基準信号を異なる基準信号から同一の基準信号に切り換えることにより、2画面表示から単一の画像からなる1画面表示への画面切り換え機能を有する画像表示装置において、前記単一画像への切り換え制御は、第1、第2の制御信号取得手段とサンプリング制御手段により、サンプリング制御信号取得手段から2画面表示と1画面表示のいずれも表示するよう制御される走査制御手段に供給する表示制御信号のデータ更新を、サンプリング制御手段に供給される制御信号が変わるタイミングから1画面表示を行わない方の映像終了信号が供給されるまでの間は、禁止することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
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