JPH08294072A - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその駆動方法

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JPH08294072A
JPH08294072A JP9378695A JP9378695A JPH08294072A JP H08294072 A JPH08294072 A JP H08294072A JP 9378695 A JP9378695 A JP 9378695A JP 9378695 A JP9378695 A JP 9378695A JP H08294072 A JPH08294072 A JP H08294072A
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JP
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video signal
signal
scanner
liquid crystal
display device
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JP9378695A
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Atsushi Sugama
敦 須釜
Yoshiharu Nakajima
義晴 仲島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイド画面対応高解像度液晶表示装置にピク
チャー・アウト・ピクチャー等のマルチ映像を表示する
液晶表示装置およびその駆動方法を提供する。 【構成】 第1、第2、第3映像信号を発生するデコー
ダ25、26、27およびシグナルドライバ29、3
0、31、各種制御信号を発生するTG28、更にワイ
ド液晶パネル20は例えば第1映像信号を処理する第1
Hスキャナ21、第2映像信号、第3映像信号を処理す
るシフトレジスタ34が内挿された第2Hスキャナ3
2、第3Hスキャナ33から構成される。 【効果】 第2Hスキャナ、第3Hスキャナにも点順次
走査で映像が入力できるようになり、ワイド画面対応高
解像度液晶表示装置にアスペクト比4:3の映像を表示
した残余の表示エリアに、他の映像を表示することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶モニタ付機
器や液晶プロジェクタに用いられる液晶表示装置および
その駆動方法に関し、更に詳しくは、ワイド画面対応高
解像度液晶表示装置の駆動方法を改良してピクチャー・
アウト・ピクチャー(Picture out Picture) 等のマルチ
表示を可能とする液晶表示装置およびその駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気通信技術の目覚ましい発展に
より、無線系、有線系のニューメディアが続々登場して
いる。高画質でアスペクト比が16:9の高品位テレビ
ジョン(HDTV)やワイド対応の衛星放送も放送さ
れ、これらを受信するワイドテレビジョンも普及してい
る。また、ワイド化と高画質化を図った第2世代EDT
V(Extended Definition Television)も計画され、更に
ワイド対応のパッケージメディアも各種発売され普及し
ている。一方、液晶モニタ付機器や液晶プロジェクタに
代表される液晶表示装置付機器の普及とともに液晶表示
装置への高性能化の要求が高まり、多機能化や高解像度
化が進んでいる。その液晶表示装置では大型の液晶パネ
ルおよび映像を数十倍に拡大して表示する液晶プロジェ
クタ用液晶パネルを中心に高性能化が進み、例えばハイ
ビジョン信号も入力可能でアスペクト比16:9のワイ
ド画面を表示可能とするワイド画面対応高解像度液晶表
示装置(以下、単に「ワイド液晶表示装置」と記す)も
現出している。本発明は普及の進むワイド液晶表示装置
に係わるものであり、以下その具体例を示して説明す
る。
【0003】初めに、従来技術のワイド液晶表示装置の
構成を図5を参照して説明する。図5は従来技術のワイ
ド液晶表示装置を示すブロック部である。
【0004】図5において、符号1は従来技術のワイド
液晶表示装置を指す。前記従来技術のワイド液晶表示装
置1は、映像信号が入力される入力端子2、入力映像信
号を倍速R、G、B等のセパレート信号に変換するデコ
ーダ3、シグナルドライバ4、後述するワイド液晶パネ
ルの制御に必要なHST、HCK1、HCK2等の水平
制御信号、VST、VCK等の垂直制御信号からなる制
御信号Aや黒色信号を印加するための制御パルスDおよ
び前記シグナルドライバ4に映像信号反転用のフレーム
パルスFRPを出力するタイミングジェネレータ(以
下、単に「TG」と記す)8、そして映像を映出するカ
ラーやモノクロでなるワイド液晶パネル10で大略構成
される。
【0005】前記ワイド液晶パネル10の細部構成は、
Hシフトレジスタ、ゲート回路およびCMOSサンプル
ホルダよりなるHスキャナ11、Vシフトレジスタ、イ
ネーブルゲートおよびバッファからなるVスキャナ12
が内挿され、前記Hスキャナ11には信号線13が接続
され、前記Vスキャナ12には走査線(以下、単に「ラ
イン」と記す)14が接続され、これらはマトリクス状
に配列されている。また、前記信号線13下部の無画部
相当部にはサイドブラック制御回路16が形成されてい
る。更に、前記ライン14にはゲートG、信号線13に
はソース・ドレインSDを介して薄膜トランジスタTF
T(Thin Film Transistor:以下、単に「TFT」と記
す)15が配設されている。前記TFT15には蓄積容
量Csおよび液晶セルLCを介して対向電極が形成さ
れ、前記対向電極にはコモン電圧6が入力されるように
形成されている。
【0006】このように構成された従来技術のワイド液
晶表示装置の動作を説明する。図5における入力端子2
に入力されたコンポジットビデオ等の映像信号はデコー
ダ3に入力される。前記デコーダ3では映像信号をワイ
ド液晶パネル10の駆動に適合した倍速R、G、Bのセ
パレート信号に変換するとともにカラー、ピイクチャ
ー、ヒュー(色相)等の調整回路(図示省略)が付加さ
れて次段のシグナルドライバ4に送出される。シグナル
ドライバ4では、次段のワイド液晶パネル10がカラー
の場合はR、G、Bの各映像信号5を、モノクロの場合
は単色の映像信号5をフレームパルスFRPを基に交流
化して出力する。同じく、例えば直流電圧であるコモン
電圧6や、ワイド液晶パネル10にアスペクト比4:3
の通常画面が表示された場合の左右サイド部に黒色の映
像を表示するための黒色信号7等を生成して出力する。
【0007】TG8では、ワイド液晶パネル10の制御
の用途に供する制御パルスDや制御信号AをVCO(Vol
tage Controlled Oscillator) やH-Sync 、V-Sync
(同期信号)から生成して次段のワイド液晶パネル10
に出力する。これら制御信号Aは具体的にはHST、H
CK1、HCK2等の水平制御信号、VST、VCK等
の垂直制御信号であり、その動作を説明するならば、H
STはHスキャナ11のシフトレジスタ用のスタートパ
ルスであり、HCK1およびHCK2はシフトレジスタ
駆動用のクロックパルスであり、このHSTを基に水平
方向のシフトレジスタにより順次信号線13を選択する
ようになされている。同様にVST、VCKはVスキャ
ナ12用のスタートパルスおよびクロックパルスであ
り、制御パルスDは前述のワイド液晶パネル10にアス
ペクト比4:3の通常映像が表示された場合の周辺部に
黒色の映像を表示するための制御信号である。
【0008】ワイド液晶パネル10は、前述の処理回路
手段から入力された倍速R、G、B等の映像信号5や、
コモン電圧6、黒色信号7および水平制御信号、垂直制
御信号等からなる制御信号A、制御パルスDを受取する
とともに、Hスキャナ11やVスキャナ12およびサイ
ドブラック制御回路16に供給する。TFT15ではV
スキャナ12に接続されたライン14から供給される1
水平期間毎に順次1個ずつ発せられる選択パルスに応動
して、Hスキャナ11から1水平期間に順次出力される
選択パルスによってサンプリングされた映像信号5を信
号線13を介して取り込む。取り込まれた映像信号5は
蓄積容量Csおよび液晶セルLCに供給され、液晶セル
LCでは各画素の映像レベルに応じて供給された映像電
圧により液晶分子(図示省略)を印加電圧方向に捩じれ
て倒立させ、この液晶分子と偏光板による旋光性を利用
してワイド液晶パネル10のアスペクト比16:9の横
長の映像表示がなされる。更に、前記ワイド液晶パネル
10にアスペクト比4:3のNTSCやPAL等の通常
映像が表示される場合は、TG8から制御パルスDが発
せられてサイドブラック制御回路16の制御トランジス
タが“オン状態”となり、シグナルドライバ4が発生す
る例えば中点電位6Vに対する略4.5Vの交流信号
(ノーマリホワイト時)の黒色信号7を取り込み黒色表
示がなされる。
【0009】このような従来技術のワイド液晶表示装置
の左右サイド部に他の映像信号を表示しようとする場
合、即ち、ワイド液晶表示装置にピクチャー・アウト・
ピクチャー等のマルチ映像を表示しようとする場合の手
法として従来技術のワイド液晶表示装置を含めて次の2
方式が知られている。その一つは、前述の従来技術のワ
イド液晶表示装置で示した方法であり、ワイド液晶パネ
ル10における左右サイド部の表示エリア内の信号線下
部にサイドブラック制御回路等のスイッチング回路を接
続し、このスイッチング回路を介して他の映像信号を書
き込む方法である。その二つは、入力される映像信号5
の略10.9μs期間の水平ブランキング期間に左右サ
イド部に表示する映像信号を挿入して高速で左右サイド
部に映像を書き込む方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術のワ
イド液晶表示装置にピクチャー・アウト・ピクチャー等
のマルチ映像を表示しようとする場合の方法の一つであ
る制御回路を開閉して他の映像信号を書き込む方法で
は、その制御回路のゲートは共通の信号入力線で接続さ
れ、また、制御回路は共通の制御入力線で接続されて同
時に制御するようになされているため、制御回路を個別
に制御することはできず、左右サイド部に他の映像を表
示することはできない。その二つ目である映像信号の水
平ブランキング期間に左右サイド部に表示する映像信号
を挿入する方法においては、水平ブランキングの僅かな
期間にワイド液晶パネルのシフトレジスタを高速で駆動
しなければならず、現状のTFTにおけるワイド液晶パ
ネルでは駆動速度が追従できず、左右サイド部に他の映
像を表示することはできないという不具合点があった。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来技術のワイド画面対応高解像度液晶表示装置に
マルチ映像を表示する場合の不備や、水平ブランキング
期間に左右サイド部に表示する映像信号を挿入する場合
の不備を改善し、ワイド画面対応高解像度液晶表示装置
にピクチャー・アウト・ピクチャー等のマルチ映像を表
示する液晶表示装置およびその駆動方法を提供するもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の液晶表示装置では、ワイド画面対応高解像
度液晶表示装置にマルチ映像を表示する液晶表示装置で
あって、第1映像信号、第2映像信号および第3映像信
号を出力する処理回路手段と、制御信号を発生する信号
発生手段と、信号線が接続され、かつ前記処理回路手段
の出力する映像信号を制御する第1Hスキャナと、第2
Hスキャナと、第3Hスキャナと、走査線が接続された
Vスキャナと、信号線と走査線の交差部に形成された画
素とを備えた。
【0013】また、前記信号発生手段の発生する制御信
号は、第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号
と同期した制御信号であるか或いは第1映像信号に同期
した第1制御信号、第2映像信号と同期した第2制御信
号、第3映像信号と同期した第3制御信号である個別の
ものとした。
【0014】同様に、第1映像信号は第1Hスキャナに
入力され、第2映像信号は第2Hスキャナに入力され、
第3映像信号は第3Hスキャナに入力されることとし、
更に、第1映像信号はアスペクト比4:3の主画部の映
像信号であり、第2映像信号および第3映像信号は主画
部以外の表示部であることとして前記課題を解決した。
【0015】更に、本発明の液晶表示装置の駆動方法で
は、第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号を
出力する処理回路手段と、制御信号を発生する信号発生
手段と、信号線が接続され、かつ処理回路手段の出力す
る映像信号を制御する第1Hスキャナと、第2Hスキャ
ナと、第3Hスキャナと、走査線が接続され、選択パル
スを出力するVスキャナと、信号線と前記走査線の交差
部に形成された画素とを備えた。そして、Vスキャナが
発生する選択パルスに応動して、第1映像信号、第2映
像信号および第3映像信号を、第1Hスキャナ、第2H
スキャナおよび第3Hスキャナに供給して映像を表示す
ることとした。
【0016】また、信号発生手段の発生する制御信号
は、第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号と
同期した制御信号であり、これらは第1Hスキャナ、第
2Hスキャナおよび第3Hスキャナに印加される。また
個別の第1制御信号、第2制御信号、および第3制御信
号は別々に第1Hスキャナ、第2Hスキャナおよび第3
Hスキャナに印加されるものとした。
【0017】同様に、第1映像信号は第1Hスキャナに
入力され、第2映像信号は第2Hスキャナに入力され、
第3映像信号は第3Hスキャナに入力されるものとし、
更に、第1映像信号はアスペクト比4:3の主画部の映
像信号として主画部に表示され、第2映像信号および第
3映像信号は主画部以外の表示部に表示されるものとし
て前記課題を解決した。
【0018】
【作用】本発明の液晶表示装置では、第1映像信号、第
2映像信号および第3映像信号を出力する処理回路手段
と、前記処理回路手段の出力する映像信号を制御する第
1Hスキャナと、第2Hスキャナと、第3Hスキャナと
を備えた。そして、例えば第1映像信号は第1Hスキャ
ナに入力され、第2映像信号は第2Hスキャナに入力さ
れ、第3映像信号は第3Hスキャナに入力されるものと
し、更に、第1映像信号はアスペクト比4:3の主画部
の映像信号であり、第2映像信号および第3映像信号は
主画部以外の表示部であることとしたため、ワイド画面
対応高解像度液晶表示装置にアスペクト比4:3の映像
を表示したときの残余の表示エリア内の画素も点順次走
査が行えるようになり、アスペクト比4:3の第1映像
信号とは別に、第1映像信号とは異なる第2の映像信号
および第3の映像信号を残余の表示エリアに表示するこ
とができる。
【0019】また、請求項3に記載の液晶表示装置で
は、第1映像信号に同期した第1制御信号と、第2映像
信号と同期した第2制御信号および第3映像信号と同期
した第3制御信号とに分離して表示するようにしたた
め、第1映像信号を表示しながら第2映像信号と第3映
像信号を残余の表示エリアに第1映像信号とは異なる規
格の映像を表示することができるようになる。
【0020】更に、本発明の液晶表示装置の駆動方法で
は、第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号を
出力する処理回路手段と、第1Hスキャナと、第2Hス
キャナと、第3Hスキャナとを備えた。そして、Vスキ
ャナが発生する選択パルスに応動して、第1映像信号、
第2映像信号および第3映像信号を、第1Hスキャナ、
第2Hスキャナおよび第3Hスキャナに供給して映像を
表示することとした。そのため、ワイド画面対応高解像
度液晶表示装置にアスペクト比4:3の映像を表示した
ときの残余の表示エリア内の画素も点順次走査が行える
ようになり、アスペクト比4:3の第1映像信号とは別
に、第1映像信号とは異なる第2の映像信号および第3
の映像信号を表示することができる。
【0021】また、請求項8に記載の液晶表示装置で
は、第1映像信号に同期した第1制御信号と、第2映像
信号と同期した第2制御信号および第3映像信号と同期
した第3制御信号とに分離して印加するようにしたた
め、第1映像信号を表示しながら第2映像信号と第3映
像信号を残余の表示エリアに第1映像信号とは異なる規
格の映像を表示することができる。
【0022】
【実施例】以下、図1ないし図4を参照して本発明の液
晶表示装置およびその駆動方法の実施例を説明する。な
お、従来技術のワイド液晶表示装置の構成と同一の部分
には同一の参照符号を付し、それらの構成や動作の説明
を省略する。
【0023】実施例1 図1ないし図3を参照して本発明のワイド液晶表示装置
の第1の実施例の詳細を説明する。初めに、図1を参照
して本発明のワイド液晶表示装置の第1の実施例の構成
を説明する。図1は本発明のワイド液晶表示装置の第1
の実施例を示すブロック部である。
【0024】図1において、符号100は本発明のワイ
ド液晶表示装置を指す。前記本発明のワイド液晶表示装
置100は、例えばワイド液晶パネルの主画部に表示さ
れる映像信号が入力される第1入力端子、ワイド液晶パ
ネルの左サイド部に表示される映像信号が入力される第
2入力端子、同じく右サイド部に表示される映像信号が
入力される第3入力端子、これらに共通のHsync、Vsy
nc等の同期信号が入力される同期入力端子、更に第1入
力端子から入力された映像信号を例えば倍速処理した
R、G、Bのセパレート信号に変換するデコーダ25、
第1映像信号や図示を省略したコモン電圧を出力するシ
グナルドライバ29からなる。
【0025】同様に、第2入力端子および第3入力端子
から入力された映像信号を倍速処理したR、G、Bのセ
パレート信号に変換するデコーダ26、27、第2映像
信号および第3映像信号やコモン電圧を出力するシグナ
ルドライバ30、31、前記同期入力端子から入力され
る同期信号やVCOからワイド液晶パネルの制御に必要
なHST、HCK1、HCK2等の水平制御信号、VS
T、VCK等の垂直制御信号からなる第1、第2、第3
映像信号に共通する制御信号A、選択パルスB、B′お
よび共通クロックCや前記シグナルドライバ29、3
0、31にフレームパルスFRPを出力する信号発生手
段としてのTG28、そして映像を映出するカラーやモ
ノクロでなるワイド液晶パネル20で構成される。
【0026】前記ワイド液晶パネル20の細部構成は、
一例としてHシフトレジスタやゲート回路およびCMO
Sサンプルホルダよりなり順次信号線を選択する第1H
スキャナ21、Vシフトレジスタやイネーブルゲートお
よびバッファからなり垂直方向の各ラインを選択するV
スキャナ22、主画部にアスペクト比4:3の通常映像
が表示されたとき、左サイド部に映像信号を点順次入力
する第2Hスキャナ32および右サイド部用の第3Hス
キャナ33が内挿され、前記第2Hスキャナ32および
第3Hスキャナ33にはシフトレジスタ34が内挿され
ている。また、前記第1Hスキャナ21には信号線23
が接続され、前記信号線は第2Hスキャナ32および第
3Hスキャナ33にも共通的に接続されている。
【0027】更に、前記Vスキャナ22には走査線(ラ
イン)24が接続され、これらは各々マトリクス状に配
列されている。前記信号線23およびライン24の交差
部にはTFT15が配設されており、前記TFT15に
は蓄積容量Csや液晶セルLCを介してコモン電圧(図
示省略)が入力されるコモン電極32が形成されてい
る。なお、本発明のワイド液晶パネル20は厳密には1
ライン毎に1.5画素ずれたデルタ配列を採用している
が、簡略化のためストライプ配列として図示した。ま
た、第2Hスキャナ32および第3Hスキャナ33は、
水平方向の画素数に比例した配分がなされているが、左
サイド部、主画部、右サイド部と簡略化して示した。
【0028】このような構成の本発明のワイド液晶表示
装置の動作を説明する。図1において、第1入力端子に
入力された例えば主画部用の映像信号はデコーダ25に
入力される。デコーダ25では、コンポジットビデオ等
の映像信号をワイド液晶パネル20の駆動に適合した倍
速処理されたR、G、B等のセパレート信号に変換する
とともにカラー、ピイクチャー、ヒュー等の調整回路
(図示省略)が付加されて次段のシグナルドライバ29
に送出される。シグナルドライバ29では、次段のワイ
ド液晶パネル20がカラーの場合はR、G、Bの映像信
号を、モノクロの場合は単色の映像信号ををフレームパ
ルスFRPを基に交流化して第1映像信号として出力す
る。
【0029】同様に、第2の入力端子に入力された例え
ば左サイド部用の映像信号はデコーダ26に入力され
る。デコーダ26では、コンポジットビデオ等の映像信
号をワイド液晶パネル20の駆動に適合した倍速R、
G、B等のセパレート信号に変換するとともにカラー、
ピイクチャー、ヒュー等の調整回路が付加されて次段の
シグナルドライバ30に送出する。シグナルドライバ3
0では、R、G、Bや単色の映像信号を交流化して第2
映像信号として第2Hスキャナ32に出力する。更に、
第3入力端子に入力された例えば右サイド部用の映像信
号は前述と同様に処理されて第3の映像信号として第3
Hスキャナ33に入力される。なお、前記第1Hスキャ
ナ21や第2Hスキャナ32および第3Hスキャナ33
は共通の制御信号Aで制御される。
【0030】TG28では、ワイド液晶パネル20の制
御の用途に供するHST、HCK1、HCK2等の水平
制御信号、VST、VCK等の垂直制御信号からなる制
御信号AをVCO(図示省略)や同期入力端子から入力
された共通の同期信号から生成して出力する。更に、次
段のワイド液晶パネル20内の第2Hスキャナ32や第
3Hスキャナ33の選択手段となる選択パルスB、B′
および転送タイミングとなる共通クロックCを生成して
出力する。
【0031】ワイド液晶パネル20は、前述の処理回路
手段から次のような信号を受取してワイド液晶パネル2
0内の各部に供給する。即ち、HST、HCK1、HC
K2、VST、VCK等の制御信号Aをワイド液晶パネ
ル20に、第1入力端子から入力された主画部用のアス
ペクト比4:3等の第1映像信号を第1Hスキャナ21
に、第2入力端子から入力された例えば左サイド部用の
第2映像信号、選択パルスBおよび共通クロックCを第
2Hスキャナ32に、第3入力端子から入力された例え
ば右サイド部用の第3映像信号、選択パルスB′および
共通クロックCを第3Hスキャナ33に各々供給する。
このように、本発明のワイド液晶表示装置では、ワイド
液晶パネル20の黒色信号を印加するスイッチング回路
に新たに前記スイッチング回路を制御するシフトレジス
タ34を形成した。そのため、アスペクト比4:3の映
像を表示したときの左右サイド部表示エリア内の画素も
点順次走査が行えるようになり、左右サイド部に第1映
像信号とは異なる映像を表示することができる。
【0032】第1Hスキャナ21では、Vスキャナ22
に接続されたライン24から供給される1水平期間毎に
順次1個ずつ発せられる選択パルスに応動して、サンプ
リングされた第1映像信号を信号線23を介してTFT
15に取り込む。取り込まれた主画部用の例えばアスペ
クト比4:3の第1映像信号は蓄積容量Csおよび液晶
セルLCに供給される。前記液晶セルLCでは各画素の
映像レベルに応じて供給された映像信号電圧により不図
示の液晶分子を印加電圧方向に捩じれて倒立させ、この
液晶分子と液晶パネルの外部に配設された偏向板(図示
省略)による旋光性を利用してワイド液晶パネル20の
主画部にアスペクト比4:3の通常映像が表示される。
【0033】また、左サイド部の第2Hスキャナ32で
は、Vスキャナ22に接続されたライン24から供給さ
れる選択パルスに応動して、第2Hスキャナ32によっ
て左サイド用の第2映像信号を点順次走査で左サイド部
のTFT15に取り込む。取り込まれた左サイド部用の
第2映像信号はTFT15の蓄積容量Csおよび液晶セ
ルLCに供給される。前記液晶セルLCでは各画素の映
像レベルに応じて供給された映像信号電圧により液晶分
子を印加電圧方向に捩じれて倒立させ、ワイド液晶パネ
ル20の左サイド部に所定の映像表示がなされる。
【0034】同様に、右サイド部の第3Hスキャナ33
では、Vスキャナ22に接続されたライン24から供給
される選択パルスに応動して、第3Hスキャナ33によ
って右サイド用の第3映像信号を点順次走査で右サイド
部のTFT15に取り込む。取り込まれた右サイド部用
の第3映像信号はTFT15の蓄積容量Csおよび液晶
セルLCに供給される。前記液晶セルLCでは前述と同
様の動作によりワイド液晶パネル20の右サイド部に所
定の映像表示がなされる。このようにして、本発明のワ
イド液晶表示装置の主画部には第1Hスキャナ21によ
ってアスペクト比4:3の通常映像が表示され、左サイ
ド部には第2Hスキャナ32によって映像表示がなさ
れ、右サイド部には第3Hスキャナ33によって映像表
示がなされ、同一規格で内容の異なるマルチ映像を同時
に表示することが可能となる。なお、前述の入力映像信
号は適宜入れ替えることが可能である。
【0035】次に、図2および図3を参照して本発明の
ワイド液晶表示装置およびその駆動方法の詳細を説明す
る。初めに、図2を参照して本発明のワイド液晶パネル
の第1例の構成を説明する。図2は本発明のワイド液晶
パネルの第1例としてアスペクト比4:3の映像を中央
部に表示する場合の内部構成図である。
【0036】図2において、本発明のワイド液晶パネル
20の内部構成は、水平制御信号および第1映像信号が
入力されるとともに全水平領域に跨がって接続された第
1映像信号を制御する第1Hスキャナとしての第1Hシ
フトレジスタ40および第1スイッチング回路41、第
2映像信号および水平制御信号が入力されるとともに例
えば信号線下部の左サイド部に接続され、左サイド部の
第2映像信号を制御する第2Hスキャナとしての第2H
シフトレジスタ42および第2スイッチング回路43、
第3映像信号および水平制御信号が入力されるととも
に、例えば信号線下部の右サイド部に接続され、右サイ
ド部の第3映像信号を制御する第3Hスキャナとしての
第3Hシフトレジスタ44および第3スイッチング回路
45、およびVスキャナ22等で構成される。
【0037】このように構成された本発明のワイド液晶
パネルの第1例の動作を説明する。図2における本発明
のワイド液晶パネルの第1例では、前述の処理回路手段
から各種制御信号を受取してワイド液晶パネル20内の
制御手段に供給する。主画部に相当する第1Hシフトレ
ジスタ40および第1スイッチング回路41では、Vス
キャナ22に接続されたラインから供給される選択パル
スに応動して、1水平期間に順次サンプリングされた第
1映像信号を信号線を介してTFTに取り込む。取り込
まれた主画部用の例えばアスペクト比4:3の第1映像
信号は、TFT等の動作により不図示の液晶分子を介し
てワイド液晶パネル20の主画部に表示される。第2H
シフトレジスタ42では水平制御信号を基に第2スイッ
チング回路43に例えば左サイド部用の第2映像信号を
供給する。第2スイッチング回路43では、Vスキャナ
22に接続されたラインから供給される選択パルスに応
動して、1水平期間に順次サンプリングされた第2映像
信号を信号線を介してTFTに取り込む。取り込まれた
左サイド用の第2映像信号は、TFT等の動作により不
図示の液晶分子を介してワイド液晶パネル20の左サイ
ド部に映像を表示する。
【0038】第3Hシフトレジスタ44では水平制御信
号を基に第3スイッチング回路45に例えば右サイド部
用の第3映像信号を供給する。第3スイッチング回路4
5では、Vスキャナ22に接続されたラインから供給さ
れる選択パルスに応動して、1水平期間に順次サンプリ
ングされた第3映像信号を信号線を介してTFTに取り
込む。取り込まれた右サイド用の第3映像信号はTFT
等の動作により右サイド部に映像を表示する。このよう
にして、本発明のワイド液晶表示装置の主画部には第1
Hシフトレジスタ40および第1スイッチング回路41
によってアスペクト比4:3の通常映像が表示され、左
サイド部には左サイド用第2シフトレジスタ42および
第2スイッチング回路43によって左サイド用の映像が
表示され、右サイド部には右サイド用第3Hシフトレジ
スタ44およびスイッチング回路45によって右サイド
用の映像が表示され、内容の異なるマルチ映像を同時に
表示することができる。
【0039】次に、図3を参照して本発明のワイド液晶
パネルの第2例の構成を説明する。図3は本発明のワイ
ド液晶パネルの第2例としてアスペクト比4:3の映像
をサイド部に表示する場合の内部構成図である。
【0040】図3において、本発明のワイド液晶パネル
20の内部構成は、水平制御信号および第1映像信号が
入力されるとともに、主画部に相当する第1映像信号を
制御する第1Hシフトレジスタ40および第1スイッチ
ング回路41、水平制御信号が入力される第2Hシフト
レジスタ42、第2Hシフトレジスタ42′、第3Hシ
フトレジスタ44、第3Hシフトレジスタ44′、第2
映像信号が入力される第2スイッチング回路43、第2
スイッチング回路43′、第3映像信号が入力される第
3スイッチング回路45、第3スイッチング回路45′
およびVスキャナ22等で構成される。
【0041】このように構成された本発明のワイド液晶
パネルの第2例の動作を説明する。図3における本発明
のワイド液晶パネルの第2例は、第1映像信号を主画部
に表示し、第2映像信号を左サイド部に表示し、第3映
像信号を右サイド部に表示する場合は、前述と同様の動
作により映像表示が行われる。即ち、第1映像信号は水
平制御信号を基に第1スイッチング回路41を介して中
央部に映像を表示し、第2映像信号は水平制御信号を基
に第2スイッチング回路43を介して左サイド部に映像
を表示し、第3映像信号は水平制御信号を基に第3スイ
ッチング回路45′を介して右サイド部に映像を表示す
る。
【0042】次に、本実施例の特徴である主画部を左右
どちらかに寄せて表示する場合の動作を説明するなら
ば、一例としてアスペクト比4:3のNTSCやPAL
の第1映像信号を右サイド部に表示し、第2映像信号お
よび第3映像信号を左方部にずらして表示する場合、第
1映像信号は第1Hシフトレジスタ40の制御を基に第
1スイッチング回路41からの信号供給を受けて右サイ
ド部に映像を表示する。第2映像信号は第2Hシフトレ
ジスタ42の制御を基に第2スイッチング回路43から
の信号供給を受けて左端部に映像を表示する。第3映像
信号は第3シフトレジスタ44の制御を基に第3スイッ
チング回路45からの信号供給を受けてそれに続く左部
に映像を表示する。このようにして第2映像信号を左端
部に、第3映像信号をそれに続く左部に、4:3の第1
映像信号を右サイド部に各々表示することが可能とな
る。
【0043】更に、例えばアスペクト比4:3のNTS
CやPALの映像信号を左サイド部に表示し、第2映像
信号および第3映像信号を右方部にずらして表示する場
合の動作を説明するならば、第1映像信号は第1Hシフ
トレジスタ40の制御を基に第1スイッチング回路41
からの信号供給を受けて左サイド部に映像を表示する。
第2映像信号は第2Hシフトレジスタ42′の制御を基
に第2スイッチング回路43′からの信号供給を受けて
右部に映像を表示する。第3映像信号は第3Hシフトレ
ジスタ44′の制御を基に第3スイッチング回路45′
からの信号供給を受けて右端部に映像を表示する。この
ようにして4:3の第1映像信号を左端部に、第3映像
信号を右端部に、第2映像信号をそれに続く右部に各々
映像を同時に表示することができる。
【0044】実施例2 本実施例は、第1の実施例における共通の同期信号に代
えて、第1、第2、第3の異なる同期信号から異なる制
御信号を生成して異なる規格の映像を表示できるように
した例であり、これを図4を参照して説明する。図4は
本発明のワイド液晶表示装置の第2の実施例を示すブロ
ック部である。なお、第1の実施例と同一部分には同一
参照符号を付し、それらの説明を一部省略する。特に、
ワイド液晶パネル部分は重複するためその説明を省略す
る。
【0045】図4において、符号101は本発明のワイ
ド液晶表示装置を指す。前記本発明のワイド液晶表示装
置101は、一例としてワイド液晶パネルの主画部に表
示される映像信号が入力される第1入力端子、ワイド液
晶パネルの左サイド部に表示される映像信号が入力され
る第2入力端子、同じく右サイド部に表示される映像信
号が入力される第3入力端子、第1入力端子から入力さ
れた映像信号を例えば倍速処理したR、G、Bのセパレ
ート信号に変換するデコーダ25、第1映像信号や図示
を省略したコモン電圧を出力するシグナルドライバ29
から構成される。同様に、第2入力端子および第3入力
端子から入力された映像信号を倍速処理したR、G、B
のセパレート信号に変換するデコーダ26、27、第2
映像信号および第3映像信号や図示を省略したコモン電
圧を出力するシグナルドライバ30、31、更に、前記
第1、第2、第3入力端子からは別々の同期信号が入力
されるとともにVCOから別々のワイド液晶パネルの制
御に必要な制御信号A1、A2、A3、選択パルスB、
B′および共通クロックCや、前記シグナルドライバ2
9、30、31にフレームパルスFRPを出力するTG
48、そして映像を映出するカラーやモノクロでなるワ
イド液晶パネル20で構成される。
【0046】このような構成である本発明のワイド液晶
表示装置の第2の実施例の動作を説明する。図4におけ
る第1入力端子に入力されたワイド液晶パネル20にお
ける例えば主画部用の映像信号はデコーダ25に入力さ
れる。デコーダ25では、コンポジットビデオ等の映像
信号をワイド液晶パネル20の駆動に適合した例えば倍
速処理されたR、G、Bのセパレート信号に変換すると
ともにカラー、ピイクチャー、ヒュー等の調整回路が付
加されて次段のシグナルドライバ29に送出される。シ
グナルドライバ29では、次段のワイド液晶パネル20
がカラーの場合はR、G、Bの映像信号を、モノクロの
場合は単色の映像信号をフレームパルスFRPを基に交
流化して第1映像信号として出力する。
【0047】同様に、第2の入力端子に入力されたワイ
ド液晶パネル20における例えば左サイド部用の映像信
号はデコーダ26に入力される。デコーダ26では、コ
ンポジットビデオ等の映像信号をワイド液晶パネル20
の駆動に適合した倍速R、G、B等のセパレート信号に
変換するとともにカラー、ピイクチャー、ヒュー等の調
整回路が付加されて次段のシグナルドライバ30に送出
される。シグナルドライバ30では、R、G、Bや単色
の映像信号を交流化して第2映像信号として左サイド用
Hスキャナに出力する。第3入力端子に入力されたワイ
ド液晶パネル20における例えば右サイド部用の映像信
号は前述と同様に処理されて第3の映像信号として右サ
イド用Hスキャナに出力される。
【0048】TG48では、ワイド液晶パネル20の制
御の用途に供する3つの制御信号A1、A2、A3をV
CO(図示省略)や第1、第2、第3入力端子から入力
された別々の同期信号から生成して出力する。更に、次
段のワイド液晶パネル20内の左サイド用Hスキャナや
右サイド用Hスキャナの制御信号となる選択パルスB、
B′、転送タイミングとなる共通クロックCを生成して
出力する。このように、TG48では3つの異なる制御
信号を別々に形成することとし、これらの制御信号を同
時に駆動することとした。これにより、3種類のシフト
レジスタを各々任意のクロックと選択パルスB、B′で
駆動することができ、第1映像信号にアスペクト比4:
3のNTSCやPAL等の映像を表示しながら、第2映
像信号と第3映像信号を両サイドや左右サイド部にHD
映像やデータ信号等の第1映像信号とは異なる規格の映
像を表示することができるようになる。
【0049】更に、本実施例におけるワイド液晶パネル
20は、前述の2例のどちらをも適用することが可能で
ある。つまり、前述の図2に示した中央部にアスペクト
比4:3の第1映像信号を表示し、左サイド部に第2映
像信号を表示し、右サイド部に第3映像信号を同時に表
示することができる。また、前述の図3に示すように左
右2つのHシフトレジスタとスイッチング回路を形成し
て第2映像信号、第3映像信号が入力できるようにす
る。そうすることによって、アスペクト比4:3の第1
映像信号の映像をワイド液晶パネルの左右何方か一方に
寄せて、第2映像信号、第3映像信号をその反対側に表
示することも可能である。なお、前述の入力映像信号は
適宜入れ替えて表示することも可能である。
【0050】本発明は前記実施例に限定されず、種々の
実施形態を採ることができる。例えば、前記実施例では
一例としてTFTを使用したアクティブマトリクス液晶
パネルについて説明したがTFTを使用しないパッシブ
タイプの液晶パネルにも適用可能であり、また、液晶モ
ードや方式には特に限定されず、TN型の液晶方式以外
の例えば強誘電性液晶表示装置等にも応用可能である。
更に、本実施例に限定されず様々な形態に発展できるこ
とは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液晶表示装
置およびその駆動方法によれば、ワイド画面対応高解像
度液晶表示装置にマルチ映像を表示する場合において、
ワイド画面対応高解像度液晶表示装置にアスペクト比
4:3の通常映像が表示されたときの残余の表示エリア
を有効に利用することにより、ピクチャー・アウト・ピ
クチャー等のマルチ映像を表示することが可能となる。
【0052】また、ワイド画面対応高解像度液晶表示装
置にアスペクト比4:3の通常映像が表示されたときの
残余の表示エリアに映像を表示させるための信号線は、
各々独立した処理回路手段で駆動しているため、Hスキ
ャナに過度の高速動作を強いることなく映像を表示する
ことができる。
【0053】更に、請求項8記載の本発明の液晶表示装
置の駆動方法では、第1映像信号に同期した第1制御信
号と、第2映像信号に同期した第2制御信号および第3
映像信号に同期した第3制御信号とに分離して印加する
ようにしたため、第1映像信号を表示しながら第2映像
信号と第3映像信号を残余の表示エリアに第1映像信号
とは異なる規格の映像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイド液晶表示装置の第1の実施例
を示すブロック部である。
【図2】 本発明のワイド液晶パネルの第1例としてア
スペクト比4:3の映像を中央部に表示する場合の内部
構成図である。
【図3】 本発明のワイド液晶パネルの第2例としてア
スペクト比4:3の映像をサイド部に表示する場合の内
部構成図である。
【図4】 本発明のワイド液晶表示装置の第2の実施例
を示すブロック部である。
【図5】 従来技術のワイド液晶表示装置を示すブロッ
ク部である。
【符号の説明】
20 ワイド液晶パネル 21 第1Hスキャナ 22 Vスキャナ 23 信号線 24 走査線(ライン) 25,26,27 デコーダ 29,30,31 シグナルドライバ 28,48 タイミングジェネレータTG 32 第2Hスキャナ 33 第3Hスキャナ 34 シフトレジスタ 40 第1Hシフトレジスタ 41 第1スイッチング回路 42,42 ′第2Hシフトレジスタ 43,43 ′第2スイッチング回路 44,44 ′第3Hシフトレジスタ 45,45 ′第3スイッチング回路 100,101 本発明のワイド液晶表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイド画面対応高解像度液晶表示装置に
    マルチ映像を表示する液晶表示装置であって、 第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号を出力
    する処理回路手段と、 制御信号を発生する信号発生手段と、 信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力する映
    像信号を制御する第1Hスキャナと、 前記信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力す
    る映像信号を制御する第2Hスキャナと、 前記信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力す
    る映像信号を制御する第3Hスキャナと、 走査線が接続されたVスキャナと、 前記信号線と前記走査線の交差部に形成された画素とを
    具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記信号発生手段の発生する前記制御信
    号は、前記第1映像信号、前記第2映像信号および前記
    第3映像信号と同期した制御信号であることを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号発生手段の発生する前記制御信
    号は、前記第1映像信号に同期した第1制御信号、前記
    第2映像信号と同期した第2制御信号、および前記第3
    映像信号と同期した第3制御信号であることを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1映像信号は前記第1Hスキャナ
    に入力され、前記第2映像信号は前記第2Hスキャナに
    入力され、前記第3映像信号は前記第3Hスキャナに入
    力されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1映像信号はアスペクト比4:3
    の主画部の映像信号であり、前記第2映像信号は前記主
    画部の表示部の残余の表示部であり、前記第3映像信号
    は前記主画部の表示部の残余の表示部であることを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 ワイド画面対応高解像度液晶表示装置に
    マルチ映像を表示する液晶表示装置の駆動方法であっ
    て、 第1映像信号、第2映像信号および第3映像信号を出力
    する処理回路手段と、 制御信号を発生する信号発生手段と、 信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力する映
    像信号を制御する第1Hスキャナと、 前記信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力す
    る映像信号を制御する第2Hスキャナと、 前記信号線が接続され、かつ前記処理回路手段の出力す
    る映像信号を制御する第3Hスキャナと、 走査線が接続され、選択パルスを出力するVスキャナ
    と、 前記信号線と前記走査線の交差部に形成された画素とを
    備え、 前記Vスキャナが発生する前記選択パルスに応動して、
    前記第1映像信号、前記第2映像信号および前記第3映
    像信号を、前記第1Hスキャナ、前記第2Hスキャナお
    よび前記第3Hスキャナに供給して映像を表示すること
    を特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記信号発生手段の発生する前記制御信
    号は、前記第1映像信号、前記第2映像信号および前記
    第3映像信号と同期した制御信号であって、前記第1H
    スキャナ、前記第2Hスキャナおよび前記第3Hスキャ
    ナには同一の制御信号が印加されることを特徴とする請
    求項6に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記信号発生手段の発生する前記制御信
    号は、前記第1映像信号に同期した第1制御信号、前記
    第2映像信号と同期した第2制御信号、および前記第3
    映像信号と同期した第3制御信号であって、前記第1H
    スキャナには前記第1制御信号、前記第2Hスキャナに
    は前記第2制御信号、および前記第3Hスキャナには前
    記第3制御信号が印加されることを特徴とする請求項6
    に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記第1映像信号は前記第1Hスキャナ
    に入力され、前記第2映像信号は前記第2Hスキャナに
    入力され、前記第3映像信号は前記第3Hスキャナに入
    力されることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装
    置の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記第1映像信号はアスペクト比4:
    3の主画部の映像信号であり、前記第2映像信号は前記
    主画部の表示部の残余の表示部であり、前記第3映像信
    号は前記主画部の表示部の残余の表示部であって、前記
    第1映像信号は前記主画部に表示され、前記第2映像信
    号および前記第3映像信号は前記残余の表示部に表示さ
    れることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の
    駆動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060001559A (ko) * 2004-06-30 2006-01-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 와이드 액정 표시 장치
CN100447852C (zh) * 2004-09-23 2008-12-31 乐金显示有限公司 液晶显示器件及其驱动方法

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KR20060001559A (ko) * 2004-06-30 2006-01-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 와이드 액정 표시 장치
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