JP4683861B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4683861B2
JP4683861B2 JP2004160139A JP2004160139A JP4683861B2 JP 4683861 B2 JP4683861 B2 JP 4683861B2 JP 2004160139 A JP2004160139 A JP 2004160139A JP 2004160139 A JP2004160139 A JP 2004160139A JP 4683861 B2 JP4683861 B2 JP 4683861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ascorbic acid
acid
skin
external preparation
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004160139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005336133A (ja
Inventor
賢 稲岡
修一 常次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2004160139A priority Critical patent/JP4683861B2/ja
Priority to CA 2508093 priority patent/CA2508093A1/en
Priority to CN 200510074305 priority patent/CN1701792A/zh
Priority to US11/138,860 priority patent/US20060030621A1/en
Publication of JP2005336133A publication Critical patent/JP2005336133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683861B2 publication Critical patent/JP4683861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Active legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の経皮吸収性に優れ、かつ保湿力の高い皮膚外用剤に関する。
アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体は、抗炎症効果、ニキビ改善効果、美白効果、老化防止効果、抗酸化効果、コラーゲン等の生体成分の合成促進による細胞賦活効果、表皮角化細胞の紫外線による細胞障害やDNA損傷を抑制する効果といった各種の効果を発揮することが知られており、これらの効果を期待して皮膚外用剤として広く用いられている。効果を十分に発揮するため、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の経皮吸収量を増加させ、効率的に吸収されうる手段が求められる。
トリメチルグリシンに代表される低分子ベタインは、保湿剤として皮膚外用剤に広く用いられる成分である。低分子ベタインはアスコルビン酸誘導体等の美白成分の経皮吸収性を高めること、美白剤と低分子ベタインにシリコーン油及び植物油から選ばれる油性成分とを含有する皮膚外用剤では、美白剤の経皮吸収性が向上し、美白効果が高まると共に、美白剤によるシミ・くすみ改善効果が高まり肌荒れ、保湿機能の改善効果が高まり、使用感が良好になることが知られている。(特許文献1)。
ジグリセリンは、保湿剤として皮膚外用剤に用いられる成分である。トリメチルグリシンとジグリセリンの併用によって保湿力が持続することが知られている(特許文献2)。
特開2001−89321号公報 特開平8−20520号公報
本発明は、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体を含有する皮膚外用剤において、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の経皮吸収量を高め、シミやくすみの改善効果を十分に発揮するとともに、保湿効果に優れた皮膚外用剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体から選択される1種又は2種以上を含有する皮膚外用剤において、ジグリセリンおよび低分子ベタインを併用することで、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の経皮吸収性を高め、シミやくすみ改善効果を十分に発揮するとともに、保湿効果に優れる皮膚外用剤を提供することを見いだした。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(3)に示す皮膚外用剤である。
(1)(A)アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体から選択される1種又は2種以上、(B)ジグリセリン、および(C)低分子ベタインを含有する皮膚外用剤、
(2)低分子ベタインが、トリメチルグリシンである(1)に記載の皮膚外用剤、
(3)さらに美白成分、抗炎症成分、抗菌成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、老化防止成分及び保湿成分からなる群から選択される少なくとも1種を含有する(1)又は(2)のいずれかに記載の皮膚外用剤。
なお、本明細書中、特に言及しない限り、%は重量%を意味するものとする。
本発明では、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体から選択される1種又は2種以上と、ジグリセリンおよび低分子ベタインを併用することで、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の経皮吸収量を格段に高めることができる。そのため、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体の作用効果が十分に発揮され、シミ・くすみ等の改善効果に優れた皮膚外用剤を提供できる。また、本発明の皮膚外用剤では、アスコルビン酸又はアスコルビン酸誘導体に起因する特有の皮膚乾燥から皮膚を保護しつつ皮膚の保湿力を維持し高めることができる。そのため、皮膚の保湿力が改善し、肌のシミやくすみが改善し、ハリ・弾力が格段に向上する。
本発明で用いられるアスコルビン酸又はその誘導体は、医薬品、医薬部外品または化粧品分野において皮膚外用剤の成分として市販されているものを用いることができる。また、本発明で用いられるアスコルビン酸又はその誘導体は、医薬品、医薬部外品または化粧品分野において皮膚外用剤の成分として用いられるものであれば特に限定されず、1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
本発明の上記のアスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体のうち好ましくは、アスコルビン酸,アスコルビン酸のリン酸エステル誘導体,アスコルビン酸の硫酸エステル誘導体,アスコルビン酸のパルミチン酸エステル誘導体,アスコルビン酸のエーテル誘導体であり、より具体的には、アルコルビン酸モノリン酸エステル、アルコルビン酸ジリン酸エステル、アルコルビン酸トリリン酸エステル、アスコルビン酸−2−モノ硫酸エステル、アスコルビン酸−2−ジ硫酸エステル、アスコルビン酸−2−トリ硫酸エステル、アスコルビン酸モノパルミチン酸エステル、アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、アスコルビン酸トリパルミチン酸エステル、アスコルビン酸−2−グルコシド及びそれらの塩であり、皮膚や粘膜に対する安全性の高さと作用効果の高さから、特に好ましくは、アスコルビン酸,アスコルビン酸モノリン酸エステルまたはそれらの塩、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸−2−グルコシドである。
本発明には、アスコルビン酸類のd体、l体、dl体をいずれも用いることができる。本発明では、アスコルビン酸又はその誘導体の経皮吸収性が格段に向上しているので、通常は経皮吸収しにくいとされる水溶性のアスコルビン酸又は水溶性アスコルビン酸誘導体(例えば、アスコルビン酸のエステル誘導体またはエーテル誘導体等)にも好適に用いることができる。かかる水溶性アスコルビン酸誘導体としては、具体的には、エステル誘導体としてはL−アスコルビン酸モノリン酸エステル,L−アスコルビン酸ジリン酸エステルまたはL−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のL−アスコルビン酸のリン酸エステル誘導体;アスコルビン酸の硫酸エステルとしては、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル等が例示できる。また、エーテル誘導体としてはL−アスコルビン酸−2−グルコシド等が例示できる。なかでも、好ましくはL−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸のリン酸エステル誘導体、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシドであり、皮膚や粘膜に対する安全性の高さと作用効果の高さから、特に好ましくは、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシドである。
また、アスコルビン酸又はその誘導体は、薬学上許容される塩としても使用でき、例えば、有機塩基との塩(例えば、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ピリジン塩などの第3級アミンとの塩、アルギニンなどの塩基性アンモニウム塩など)、無機塩基との塩(例えば、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩など)などが挙げられ、特に好ましい塩は、ナトリウム塩、カリウム塩である。具体的には、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸モノリン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸ジリン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸トリリン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム等が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤において、アスコルビン酸又はその誘導体の配合量は、皮膚外用剤全重量に対して好ましくは0.1〜30重量%とすることができ、かかる範囲内において所望するアスコルビン酸又はその誘導体の各種作用や皮膚外用剤の用途に応じて適宜選択することができる。本発明の効果から鑑みて、さらに好ましくは3〜25重量%、特に好ましくは5〜20重量%の範囲である。
本発明の皮膚外用剤に用いられるジグリセリンは公知の化合物であり、ジグリセリンの皮膚外用剤における配合量は、本発明の効果を奏すれば特に制限されず、本発明の効果を奏する限り適宜選択して用いることができるが、皮膚外用剤全体に対して、通常1〜95重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは1〜10重量%であれば良い。
本発明の皮膚外用剤に用いられる低分子ベタインとは、分子量200以下の分子内で両性イオンを形成するものを示し、具体的には、4級アンモニウム塩基、4級ホスホニウム塩基、3級スルホニウム塩基等が挙げられ、これらは界面活性剤としての性質をほとんど示さない。中でも好ましくは、下記式(1)
Figure 0004683861
(式中、R、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜6のアルキル基を表し、nは1〜6を表す。)で表されるN,N,N−トリアルキルアミノ酸が挙げられる。
〜Rとしては、炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を広く用いることができる。すなわち、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、2,2−ジメチルブチル基又は2,3−ジメチルブチル基等がそれぞれ例示される。なおR〜Rは同一であっても異なっていてもよい。
具体的には、n=1のトリメチルグリシン、トリエチルグリシン、トリプロピルグリシン、トリイソプロピルグリシン、n=2のトリメチル−β−アラニン、n=3のトリメチル−γ−アミノ酪酸等が挙げられ、好ましくはトリメチルグリシンである。
また、これらの低分子ベタインは置換されていてもよく、具体的には、n=1のN,N,N−トリメチルアラニン、N,N,N−トリエチルアラニン、N,N,N−トリイソプロピルアラニン、N,N,N−トリメチルメチルアラニン、カルニチン、アセチルカルニチン等が挙げられ、好ましくはカルニチンである。
本発明の皮膚外用剤において低分子ベタインの配合量は、皮膚外用剤全重量に対して好ましくは0.5〜10重量%であり、かかる範囲内において所望するアスコルビン酸の各種作用や皮膚外用剤の用途に応じて適宜選択することができる。本発明の効果から鑑みて、さらに好ましくは0.5〜9重量%、特に好ましくは1〜8重量%の範囲である。0.1重量%未満では効果が発揮できない場合があり、また10重量%を超えると使用感が悪くなる場合がある。
本発明の皮膚外用剤には、前述するアスコルビン酸又はその誘導体に加えて、皮膚外用剤にさらに有用な作用を付加するため美白成分、抗炎症成分、抗菌成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、ニキビ改善成分、老化防止成分、コラーゲン等の生体成分合成促進成分、血行促進成分、保湿成分、老化防止成分等の各種成分を1種または2種以上組み合わせて配合することができる。好ましくは美白成分、抗炎症成分、抗菌成分、細胞賦活化成分、収斂成分、抗酸化成分、老化防止成分または保湿成分の1種または2種以上の成分である。これらの各成分としては、医薬品、医薬部外品、または化粧品分野において皮膚外用剤の成分として従来から使用され、また将来使用されるものであれば特に制限されず、任意のものを適宜選択し使用することができる。
例えば、美白成分としては、アルブチン;エラグ酸;フィチン酸;ルシノール;カモミラET;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、パントテン酸又はその誘導体等のビタミン類等が挙げられる。このうち、好ましいものとしては、パントテン酸又はその誘導体、エラグ酸、フィチン酸、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体を挙げることができる。これらの美白成分は1種または2種以上を用いてもよい。
美白作用を有する植物成分を美白成分として用いてもよく、かかる植物成分としては、イリス(アイリス)、アーモンド、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、オドリコソウ、海藻、カッコン、クチナシ、クジン、クロレラ、ゴバイシ、コムギ、コメ、コメハイガ、オリザノール、コメヌカ、サイシン、サンショウ、シソ、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、ダイズ、納豆、茶、トウキ、トウキンセンカ、ニンニク、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、ヨクイニン、トウキ、アメジスト、アセンヤク、アセビワラビ、イヌマキ、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、キササゲ、クロマメ、ゲンチアナ、ゲンジン、サルサ、サヤインゲン、ショクマ、ジュウロウ、セージ、ゼンコ、ダイコン、ツツジ、ツクシハギ、トシン、ニガキ、パセリ、ヒイラギ、ホップ、マルバハギ、チョウジ、カンゾウ等の植物に由来する成分が挙げられる。好ましくは、イリス(アイリス)、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、オドリコソウ、海藻、カッコン、クチナシ、クジン、ゴバイシ、コムギ、コメ、コメヌカ、サイシン、サンショウ、シソ、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、茶、トウキ、トウキンセンカ、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、ヨクイニン、アメジスト、アセンヤク、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、キササゲ、クロマメ、ゲンチアナ、サルサ、サヤインゲン、ジュウロウ、セージ、ゼンコ、ダイコン、ツツジ、ツクシハギ、トシン、ニガキ、パセリ、ヒイラギ、ホップ、チョウジ、カンゾウ及びトウキの植物由来成分であり、より好ましくは、イリス(アイリス)、アロエ、イチョウ、エイジツ、オウゴン、オウレン、オトギリソウ、クチナシ、クジン、コメ、コメヌカ、サイシン、シャクヤク、センキュウ、ソウハクヒ、茶、トウキ、トウキンセンカ、ハマメリス、ベニバナ、ボタンピ、アメジスト、アセンヤク、エノキ、カキ(Diospyros kaki)、セージ、ダイコン、ツツジ、パセリ、ホップ、カンゾウ及びヨクイニンの植物由来成分である。
これらの植物成分を本発明の皮膚外用剤に用いる場合、植物成分の形態は特に制限されないが、通常は植物エキス(植物抽出物)や精油などの態様で使用することができる。なお、上記植物成分中に記載の( )内は、その植物の種類、別名または生薬名である。
抗炎症成分としては、アラントイン、カラミン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、酸化亜鉛、グアイアズレン、酢酸トコフェロール、塩酸ピリドキシン、メントール、カンフル、テレピン油、インドメタシン、サリチル酸又はその誘導体等が挙げられる。好ましくはアラントイン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、グアイアズレン、メントールである。
抗菌成分としては、クロルヘキシジン、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、エタノール、塩化ベンゼトニウム、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシン等が挙げられる。好ましくは、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸及びその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシン等が挙げられる。さらに好ましくは、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸及びその誘導体、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノールである。
細胞賦活化成分としては、γ-アミノ酪酸、ε-アミノプロン酸などのアミノ酸類:レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類:グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類:タンニン、フラボノイド、サポニン、アラントイン、感光素301号などが挙げられる。好ましくは、γ-アミノ酪酸、ε-アミノプロン酸などのアミノ酸類:レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類である。
収斂成分としては、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム等の金属塩;タンニン酸、クエン酸、乳酸、コハク酸などの有機酸を挙げることができる。好ましくは、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸である。
抗酸化成分としては、トコフェロール及びその誘導体、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、亜硫酸水素ナトリウム、エリソルビン酸及びその塩、フラボノイド、グルタチオン、グルタチオンペルオキシダーゼ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、カタラーゼ、スーパーオキサイドジスムターゼ、チオレドキシン、タウリン、チオタウリン、ヒポタウリンなどが挙げられる。好ましくは、トコフェロール及びその誘導体、チオタウリン、ヒポタウリン、チオレドキシン、フラボノイドである。
老化防止成分としては、レチノイド(レチノール、レチノイン酸、レチナール等)、パンガミン酸、カイネチン、ウルソール酸、ウコンエキス、スフィンゴシン誘導体、ケイ素、ケイ酸、N−メチル−L−セリン、メバロノラクトン等が挙げられる。好ましくは、レチノイド(レチノール、レチノイン酸、レチナール等)、カイネチンである。
保湿成分としては、アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニンなどのアミノ酸及びその誘導体;コラーゲン、コラーゲンペプチド、ゼラチン等のペプチド;グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール;ソルビトールなどの糖アルコール;レシチン、水素添加レシチン等のリン脂質;ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン等のムコ多糖;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素などのNMF由来成分のほか、ポリグルタミン酸などがあげられる。好ましいものは、アラニン、セリン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニン、コラーゲン、コラーゲンペプチド、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、水素添加レシチン、ヒアルロン酸、ヘパリン、コンドロイチン、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリグルタミン酸である。
保湿成分を用いる場合、本発明の皮膚外用剤に配合する割合としては、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、より好ましくは0.5〜5重量%を挙げることができる。
本発明の皮膚外用剤は、上記各成分に加えて、さらに界面活性剤、可溶化成分、油脂類、糖類または経皮吸収促進成分を配合することもできる。特に界面活性剤、可溶化成分または油脂類を配合することによって、水性溶媒中における水溶性アスコルビン酸の安定性、有効性、使用感をより向上させることができる。
ここで用いられる界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEと言う)−オクチルドデシルアルコールやPOE−2−デシルテトラデシルアルコール等のPOE−分岐アルキルエーテル;POE−オレイルアルコールエーテルやPOE−セチルアルコールエーテル等のPOE−アルキルエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート及びソルビタンモノラウレート等のソルビタンエステル;POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノイソステアレート、及びPOE−ソルビタンモノラウレート等のPOE−ソルビタンエステル;グリセリンモノオレエート、グリセリンモノステアレート、及びグリセリンモノミリステート等のグリセリン脂肪酸エステル;POE−グリセリンモノオレエート、POE−グリセリンモノステアレート、及びPOE−グリセリンモノミリステート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステル;POE−ジヒドロコレステロールエステル、POE−硬化ヒマシ油、及びPOE−硬化ヒマシ油イソステアレート等のPOE−硬化ヒマシ油脂肪酸エステル;POE−オクチルフェニルエーテル等のPOE−アルキルアリールエーテル;モノイソステアリルグリセリルエーテルやモノミリスチルグリセリルエーテル等のグリセリンアルキルエーテル;POE−モノステアリルグリセリルエーテル、POE−モノミリスチルグリセリルエーテル等のPOE−グリセリンアルキルエーテル;ジグリセリルモノステアレート、デカグリセリルデカステアレート、デカグリセリルデカイソステアレート、及びジグリセリルジイソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル等の各種非イオン界面活性剤:あるいはレシチン、水素添加レシチン、サポニン、サーファクチンナトリウム、コレステロール、胆汁酸などの天然由来の界面活性剤等を例示することができる。これらの界面活性剤は、1種単独で使用してもまた2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
油脂類としては、医薬品、医薬部外品または化粧品分野において外用剤の成分として用いられるものであれば特に限定されない。例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド等の合成油脂;大豆油、米油、菜種油、綿実油、ゴマ油、サフラワー油、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、椿油、ヒマワリ油、パーム油、アマ油、シソ油、シア油、サル油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、及びアボガド油等の植物油脂;ミンク油、卵黄油、牛脂、乳脂、及び豚脂等の動物油脂;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然及び合成脂肪酸;セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルデカノール、ラウリルアルコール等の天然及び合成高級アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステルやエーテル類;シリコーン油等が挙げられる。これらの油脂類は、1種単独で使用しても、または2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
糖類としては、医薬品、医薬部外品または化粧品分野において外用剤の成分として用いられるものであれば特に限定されない。例えば、単糖類(例えば、グルコース、ガラクトース、マンノース、リボース、アラビノース、キシロース、デオキシリボース、フルクトース、リブロース、リキソースなど)、二糖類(例えば、蔗糖、トレハロース、ラクトース、マルトース、セロビオースなど)、オリゴ糖類(例えば、ラクツロース、ラフィノース、プルランなど)、セルロース又はその誘導体(例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ニトロセルロースなど)、高分子糖類[例えば、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、デルマタン、ヘパラン、ヘパリン、ケラタン又はそれらの塩(例えば、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸などの薬学上又は生理的に許容される塩など)など]、及び糖アルコール類(例えば、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、マルチトール、ソルビトール、ポリデキストロースなど)その他、キシロース、イノシトール、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ、黒砂糖抽出物等が挙げられる。これらの糖類は、1種単独で使用しても、または2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用剤には、外観安定性や粘度等の品質を損なわず、また本発明の効果を損なわない量的及び質的範囲内で、必要に応じて医薬品、医薬部外品または化粧品分野において外用剤の成分として一般的に用いられる各種の成分、例えば、アミノ酸、刺激軽減剤、増粘剤、防腐剤、紫外線防御剤、着色剤、分散剤、pH調整剤、香料等を配合することができる。なお、これらの成分は1種単独で、または2種以上を任意に配合することができる。
本発明の皮膚外用剤は、必要に応じて上記各任意成分を配合混合し、さらに必要に応じてその他の溶媒や通常使用される外用剤の基剤等を配合することによって、ペースト状、ムース状、ジェル状、液状、乳液状、クリーム状、シート状(基材担持)、エアゾール状、スプレー状などの各種所望の形態に調製することができる。これらは当業界の通常の方法にて製造することができる。
本発明の皮膚外用剤は、通常pH1〜8の液性を備えていればよいが、水溶性アスコルビン酸の安定性、皮膚や粘膜に対する低刺激性、及び皮膚使用感のよさという観点から、好ましくはpH2〜7、より好ましくはpH2〜6の領域であることが望ましい。
本発明の皮膚外用剤は、例えば、ファンデーション、口紅、マスカラ、アイシャドウ、アイライナー、眉墨及び美爪料等のメーキャップ化粧料;乳液、クリーム、ローション、オイル及びパックなどの基礎化粧料;洗顔料やクレンジング、ボディ洗浄料などの洗浄料;腋臭防止剤、水虫治療剤、鎮痒剤、創傷治癒剤、清拭剤、清浄剤、消炎鎮痛剤、にきび治療剤、痔疾用剤、殺菌消毒剤、美白剤、紫外線防御剤などの、化粧品、外用医薬品または外用医薬部外品の分野に属する各種の外用組成物とすることができる。皮膚への作用効果が高まることから、経皮剤等の外皮に適用される製品に使用されることが好ましい。
以下に本発明を実施例及び試験例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例等に限定されるものではない。なお、下記の各処方において%とは、特に言及しない限り、重量(W/W)%を意味するものとする。

試験例1
ヘアレスマウスの背部皮膚を経皮吸収セルに挟み固定し、レセプター側を生理食塩水で満たした。ドナー側は表1に記載の製剤を満たし、両セル内をスターラーバーで撹拌しながら、37℃でインキュベートした。24時間後、高速液体クロマトグラフ法によりレセプター側の液中のアスコルビン酸濃度を測定した。測定結果を表1に示す。結果は、比較例1(アスコルビン酸単独溶液)におけるアスコルビン酸透過量を1として、その相対比で示した。
Figure 0004683861
試験の結果から、ジグリセリンおよびトリメチルグリシンを組み合わせた場合には、アスコルビン酸の透過量、すなわち経皮吸収量が相乗的に増加していることが確認できた。アスコルビン酸、ジグリセリンおよびトリメチルグリシンを組み合わせて含有する皮膚外用剤では、より多くのアスコルビン酸を皮膚内に届けることができるため、アスコルビン酸の有する作用効果を十分に発揮することができる。
試験例2
10名のパネラーに、比較例1及び実施例2を実際に使用してもらい、シミ改善度、くすみ改善度、肌の弾力感、肌の保水感について官能評価してもらった。一日二回洗顔後に、普段使用している化粧水で肌を整えた後に顔全体に塗布してもらった。まず比較例1を2週間連続使用した後に、実施例2を2週間連続して使用して評価を行った。評価の基準としては、実施例2が比較例1に比べて良かったか、ほぼ同じくらいか、劣っているかを評価してもらい、実施例2が比較例1に比べて良かったと回答した者の割合が80%以上は◎、60〜80%は○、50〜60%は△、50%未満は×とした。また、同様の試験を比較例1及び比較例3を実際に使用してもらい行った。結果は表2に示す。
Figure 0004683861
試験の結果から、ジグリセリンとトリメチルグリシンをアスコルビン酸と組み合わせた実施例2においては、アスコルビン酸の経皮吸収性が向上しアスコルビン酸の有する作用効果が十分に発揮され、くすみやシミが改善し、肌の弾力性が高まるうえに、肌の保水感が改善されて、ハリと潤いのある肌の回復に優れた効果を発揮することが確認された。

Claims (5)

  1. (A)アスコルビン酸、(B)ジグリセリン、および(C)低分子ベタインを含有する皮膚外用剤であって、前記皮膚外用剤全重量に対し、(A)アスコルビン酸を10〜30重量%含有する、皮膚外用剤
  2. 皮膚外用剤全重量に対し、(B)ジグリセリンを1〜50重量%含有する、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 皮膚外用剤全重量に対し、(C)低分子ベタインを0.5〜10重量%含有する、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
  4. 低分子ベタインがトリメチルグリシンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
  5. pHが2〜6である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
JP2004160139A 2004-05-28 2004-05-28 皮膚外用剤 Active JP4683861B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160139A JP4683861B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 皮膚外用剤
CA 2508093 CA2508093A1 (en) 2004-05-28 2005-05-20 Preparation for external use on skin
CN 200510074305 CN1701792A (zh) 2004-05-28 2005-05-25 皮肤外用剂
US11/138,860 US20060030621A1 (en) 2004-05-28 2005-05-26 Preparation for external use on skin

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160139A JP4683861B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 皮膚外用剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005336133A JP2005336133A (ja) 2005-12-08
JP4683861B2 true JP4683861B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=35452335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004160139A Active JP4683861B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 皮膚外用剤

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4683861B2 (ja)
CN (1) CN1701792A (ja)
CA (1) CA2508093A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015080011A1 (ja) 2013-11-29 2015-06-04 花王株式会社 皮膚外用剤

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290749A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Ichimaru Pharcos Co Ltd メラニン生成抑制剤
JP2013056866A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Pias Arise Kk Bmal1遺伝子の発現活性化剤及びBmal1遺伝子の発現活性化方法
JP6605283B2 (ja) * 2015-10-02 2019-11-13 御木本製薬株式会社 水性皮膚外用剤
WO2023002873A1 (ja) * 2021-07-21 2023-01-26 株式会社資生堂 皮膚浸透用化粧料、及び皮膚浸透用化粧料の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000063255A (ja) * 1998-08-12 2000-02-29 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JP2001089321A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Lion Corp 皮膚外用剤
JP2005060236A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145217A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 Taisho Pharmaceut Co Ltd 経皮投与組成物
JPH01207220A (ja) * 1988-02-10 1989-08-21 Lion Corp 皮膚用組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000063255A (ja) * 1998-08-12 2000-02-29 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JP2001089321A (ja) * 1999-09-17 2001-04-03 Lion Corp 皮膚外用剤
JP2005060236A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015080011A1 (ja) 2013-11-29 2015-06-04 花王株式会社 皮膚外用剤

Also Published As

Publication number Publication date
CA2508093A1 (en) 2005-11-28
CN1701792A (zh) 2005-11-30
JP2005336133A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6326601B2 (ja) 皮膚更新のためのペプチド及び前記ペプチドを使用する方法
CA2907495C (en) Antioxidant compositions and methods of using the same
JP6352560B2 (ja) アスコルビン酸及び/又はその塩を含有する外用組成物
JP6148454B2 (ja) トラネキサム酸を含む外用及び内服用組成物
US20060263399A1 (en) Preparation for external use on skin
JP2005306831A (ja) 皮膚外用剤
JP2004323401A (ja) 皮膚外用剤
JP5241054B2 (ja) コラーゲン合成促進用組成物
JP5102944B2 (ja) 皮膚外用剤
WO2020111067A1 (ja) 脂肪族アルコールとグリセリンとのエーテルを含む組成物
JP2005263794A (ja) コラーゲン合成促進用組成物
JP2005047910A (ja) 皮脂分泌抑制用組成物
CA2508093A1 (en) Preparation for external use on skin
JP4789464B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2004182635A (ja) 皮膚外用剤
US20060030621A1 (en) Preparation for external use on skin
JP2007230921A (ja) 皮膚外用剤
JP4993890B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2004123575A (ja) 外用ゲル状組成物
KR101626473B1 (ko) 시클로헥산 디카르복실산 유도체를 함유하는 피부 외용제 조성물
JP2005336134A (ja) 経皮吸収促進剤
JP5137326B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5520703B2 (ja) コラーゲン合成促進用組成物
JP2004182636A (ja) 皮膚外用剤
US20060039961A1 (en) Percutaneous absorption accelerator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101215

TRDD Decision of grant or rejection written
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4683861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250