JP6148454B2 - トラネキサム酸を含む外用及び内服用組成物 - Google Patents

トラネキサム酸を含む外用及び内服用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用及び内服用組成物に関する。
トラネキサム酸は、止血作用、及び抗炎症作用があり、医薬の経口剤、注射剤、及び外用剤などの有効成分として、また、歯磨き剤のなどの有効成分として用いられている。また、肌荒れ改善作用を有するため、化粧品にも配合されている。さらに、トラネキサム酸は、色素沈着抑制作用を有するため、化粧品の美白成分としても広く用いられている。
しかし、トラネキサム酸は非常に結晶性が高く、皮膚外用剤や、内服剤などの水を含む組成物に配合した場合、使用を重ねるうちに、容器口付近に結晶が析出し易い。中でも、容器がディスペンサーである場合は、容器口に付着した製剤が蒸発乾固し、トラネキサム酸の硬い結晶が容器口元付近に析出して目詰まりを起こしたり、吐出液中に結晶が混入してざらつくという問題がある。特に、組成物が乳液のように水分の少ない組成物である場合は、トラネキサム酸の析出が顕著になる。
このため、従来は、容器形態を工夫し、製剤が経時的に蒸発乾固するのを防止することで対応しているが、トラネキサム酸を比較的多く配合しても結晶が析出し難い組成物を開発できれば好都合である。
トラネキサム酸の析出を抑制する試みとして、特許文献1は、トラネキサム酸の他に、高級アルコール、及び特定の長鎖アシルスルホン酸塩型陰イオン性界面活性剤を含み、pHが3.0〜6.0である皮膚外用剤は、トラネキサム酸の結晶析出が抑制されることを教えている。
また、特許文献2は、トラネキサム酸の他に、油分、PEG−60水添ヒマシ油、及び水を含み、さらに有機酸及び/又は無機酸を添加してpHを5.5以下に調製した皮膚外用剤は、トラネキサム酸の結晶析出が抑制されることを教えている。
しかし、これらの文献に記載の組成物は、トラネキサム酸の結晶析出のために添加すべき成分数が多く、制約が多い。
特開2011−84551号 特開2011−195460号
本発明は、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩(以下、「塩」と略称することがある)の組成物中での結晶析出が簡単に抑制された組成物、及びトラネキサム酸又はその塩の組成物中での結晶析出を簡単に抑制できる方法を提供することを課題とする。
本発明者は上記課題を解決するために研究を重ね、トラネキサム酸又はその塩とポリヒドロキシ酸又はその塩とを組み合わせることにより、組成物中でのトラネキサム酸又はその塩の結晶析出を効果的に抑制できることを見出した。また、ポリヒドロキシ酸又はその塩に加えて、さらに多価アルコール、及び/又は水溶性高分子を組成物に配合することにより、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が一層効果的に抑制されることも見出した。
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、以下の組成物などを提供する。
項1. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩、及びポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を含む、外用又は内服用組成物。
項2. ポリヒドロキシ酸がグルコン酸である項1に記載の組成物。
項3. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.001〜10重量%含む項1又は2に記載の組成物。
項4. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.1〜30重量%含む項1〜3の何れかに記載の組成物。
項5. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を0.1〜100重量部含む項1〜4の何れかに記載の組成物。
項6. さらに、多価アルコールを含む項1〜5の何れかに記載の組成物。
項7. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、多価アルコールを0.1〜100重量部含む項6に記載の組成物。
項8. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、多価アルコールを0.1〜100重量部含む項6又は7に記載の組成物。
項9. 多価アルコールを、組成物の全量に対して、0.1〜80重量%含む項6〜8の何れかに記載の組成物。
項10. さらに、水溶性高分子を含む項1〜9の何れかに記載の組成物。
項11. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、水溶性高分子を0.01〜100重量部含む項10に記載の組成物。
項12. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、水溶性高分子を0.001〜100重量部含む項10又は11に記載の組成物。
項13. 水溶性高分子を、組成物の全量に対して、0.01〜10重量%含む項10〜12の何れかに記載の組成物。
項14. pHが3〜7である項1〜13の何れかに記載の組成物。
項15. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物に配合する、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の結晶析出抑制方法。
項16. ポリヒドロキシ酸がグルコン酸である項15に記載の方法。
項17. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を配合後の外用又は内服用組成物が、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.001〜10重量%含む項15又は16に記載の方法。
項18. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を配合後の外用又は内服用組成物が、ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.1〜30重量%含む項15〜17の何れかに記載の方法。
項19. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を配合後の外用又は内服用組成物が、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を0.1〜100重量部含む項15〜18の何れかに記載の方法。
項20. さらに、多価アルコールを、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物に配合する項15〜19の何れかに記載の方法。
項21. 多価アルコールを配合後の外用又は内服用組成物が、多価アルコールを、組成物の全量に対して、0.1〜80重量%含む項20に記載の方法。
項22. 多価アルコールを配合後の外用又は内服用組成物が、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、多価アルコールを0.1〜100重量部含む項20又は21に記載の方法。
項23. 多価アルコールを配合後の外用又は内服用組成物が、ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、多価アルコールを0.1〜100重量部含む項20〜22の何れかに記載の方法。
項24. さらに、水溶性高分子を、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物に配合する項15〜23の何れかに記載の方法。
項25. 水溶性高分子を配合後の外用又は内服用組成物が、水溶性高分子を、組成物の全量に対して、0.01〜10重量%含む項24に記載の方法。
項26. 水溶性高分子を配合後の外用又は内服用組成物が、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、水溶性高分子を0.01〜100重量部含む項24又は25に記載の方法。
項27. 水溶性高分子を配合後の外用又は内服用組成物が、ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、水溶性高分子を0.001〜100重量部含む項24〜26の何れかに記載の方法。
項28. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩、又はさらに多価アルコール及び水溶性高分子からなる群より選ばれる化合物を配合後の外用又は内服用組成物のpHが3〜7である項15〜27の何れかに記載の方法。
項29. ポリヒドロキシ酸又は薬学的に許容されるその塩を含む、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の結晶析出抑制剤。
項30.さらに、多価アルコール、及び/又は水溶性高分子を含む項29に記載の結晶析出抑制剤。
一般に、トラネキサム酸又はその塩を、所望の活性が得られるだけの濃度で組成物に配合すると、使用しているうちに容器口での結晶析出が目立つようになる場合が多い。特に、濃度が高くなるとこの傾向が顕著になる。本発明の組成物は、種々の濃度でトラネキサム酸又はその塩を含む場合にも、結晶析出が認められない、又は使用に問題ない程度にまで抑制されるものである。
また、本発明の組成物は、ポリヒドロキシ酸又はその塩を含むという簡単な組成で、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が効果的に抑制されているため、広範囲の用途の組成物に適用できる。また、ポリヒドロキシ酸又はその塩に加えて、さらに多価アルコール、及び/又は水溶性高分子を、トラネキサム酸又はその塩を含む組成物に配合することにより、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が一層効果的に抑制される。このように、本発明では、汎用の成分を用いて、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出を抑制できる。
グルコン酸が、無機酸やポリヒドロキシ酸以外の有機酸と異なり、効果的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制したことを示す図である。 グルコン酸が、pHにかかわらず、効果的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制したことを示す図である。 グルコン酸に加えて多価アルコールを配合することにより、トラネキサム酸の結晶析出が一層効果的に抑制されたことを示す図である。 グルコン酸が、用量依存的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制したことを示す図である。 プロピレングリコールが、用量依存的に、グルコン酸によるトラネキサム酸結晶析出抑制を増強したことを示す図である。 プロピレングリコールが、用量依存的に、グルコン酸によるトラネキサム酸結晶析出抑制を増強したことを示す図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
トラネキサム酸又はその塩
トラネキサム酸の薬学的に許容される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;亜鉛塩;鉄塩;アンモニウム塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチンのような塩基性アミノ酸との塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのようなアミンとの塩などが挙げられる。中でも、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、アルギニン塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
トラネキサム酸又はその塩の含有量は、組成物の全量に対して、約0.001重量%以上が好ましく、約0.1重量%以上がより好ましく、約1重量%以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩が有する美白、抗炎症、肌荒れ改善などの作用が十分に得られる。
また、組成物中のトラネキサム酸又はその塩の含有量は、組成物の全量に対して、約10重量%以下が好ましく、約5重量%以下がより好ましく、約2重量%以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、容器口での結晶析出が十分に抑制される。
ポリヒドロキシ酸又はその塩
ポリヒドロキシ酸としては、炭素数3〜15、水酸基数2〜10(好ましくは、2〜6、カルボキシル基数1〜2(好ましくは1)の化合物が挙げられる。
このようなポリヒドロキシ酸の具体例として、グリセリン酸のようなジヒドロキシプロパン酸(水酸基数2、カルボキシル基数1);エリスロン酸、及びスレオン酸のようなトリヒドロキシブタン酸(水酸基数3、カルボキシル基数1);リボン酸、アラビノン酸、キシロン酸、及びリキソン酸のようなテトラヒドロキシペンタン酸(水酸基数4、カルボキシル基数1);アロン酸、アルトロン酸、グルコン酸、マンノン酸、グロン酸、イドン酸、ガラクトン酸、及びタロン酸のようなペンタヒドロキシヘキサン酸(水酸基数5、カルボキシル基数1);グルコヘプトン酸、及びガラクトヘプトン酸のようなヘキサヒドロキシヘプタン酸(水酸基数6、カルボキシル基数1);並びに酒石酸(水酸基数2、カルボキシル基数2)などが挙げられる。また、上記のポリヒドロキシ酸と、ガラクトース、グルコース、及びマルトースのような糖との糖酸も、本発明のポリヒドロキシ酸に含まれる。
中でも、ペンタヒドロキシヘキサン酸(特に、グルコン酸)、酒石酸、又はこれらの酸とガラクトース、グルコース、及びマルトースのような糖との糖酸(特に、ラクトビオン酸、マルトビオン酸)が好ましい。
グルコン酸は、単糖でありながらビフィズ菌を選択的に増殖させるなどの機能性を有しており、また、まろやかな酸味を有している。このため、グルコン酸又はその塩は、塩味代替成分、味のマスキング剤、pH調節剤、又は日持向上剤などとして、化粧品、医薬部外品、医薬、及び食品などに幅広く利用されている成分である。
ポリヒドロキシ酸の薬学的に許容される塩としては、ナトリウム塩、及びカリウム塩のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩、及びマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;亜鉛塩;鉄塩;アンモニウム塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、及びオルニチンのような塩基性アミノ酸との塩;並びにモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンのようなアミンとの塩などが挙げられる。中でも、ナトリウム塩、カリウム塩、アルギニン塩、及びトリエタノールアミン塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
ポリヒドロキシ酸又はその塩は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
ポリヒドロキシ酸又はその塩の含有量は、組成物の全量に対して、約0.1重量%以上が好ましく、約1重量%以上がより好ましく、約1.5重量%以上がさらにより好ましい。さらに多価アルコールを組成物に加える場合には、ポリヒドロキシ酸又はその塩の含有量は、組成物の全量に対して、約0.1重量%以上が好ましく、約0.5重量%以上がより好ましく、約1重量%以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制される。
また、組成物中のポリヒドロキシ酸又はその塩の含有量は、組成物の全量に対して、約30重量%以下が好ましく、約20重量%以下がより好ましく、約10重量%以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分に結晶析出が抑制され、使用感のよいものが得られる。
また、ポリヒドロキシ酸又はその塩の含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約0.01重量部以上が好ましく、約0.1重量部以上がより好ましく、約0.75重量部以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制される。
また、ポリヒドロキシ酸又はその塩の含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約100重量部以下が好ましく、約20重量部以下がより好ましく、約10重量部以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分に結晶析出が抑制され、使用感のよいものが得られる。
多価アルコール
多価アルコールとしては、炭素数2〜10のものが好ましく、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、及びネオペンチルグリコール等が挙げられる。中でも、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、及びオクタンジオールが好ましく、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、イソプレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、ペンタンジオール、及びヘキサンジオールがより好ましい。
多価アルコールは、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
多価アルコールの含有量は、本発明の効果を奏する量であればよく、特に制限されないが、組成物の全量に対して、例えば約0.1重量%以上とすればよく、約0.5重量%以上が好ましく、約1重量%以上がより好ましく、約3重量%以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ多価アルコールが有する保湿等の作用が十分に発揮される。
また、組成物中の多価アルコールの含有量は、組成物の全量に対して、例えば約80重量%以下とすればよく、約60重量%以下が好ましく、約40重量%以下がより好ましく、約20重量%以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な保湿効果が得られながら、使用感のよいものが得られる。
また、多価アルコールの含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約0.1重量部以上が好ましく、約0.2重量部以上がより好ましく、約0.75重量部以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ多価アルコールが有する保湿等の作用が十分に発揮される。
また、多価アルコールの含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約100重量部以下が好ましく、約70重量部以下がより好ましく、約40重量部以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な保湿効果が得られながら、使用感のよいものが得られる。
また、多価アルコールの含有量は、ポリヒドロキシ酸又はその塩の1重量部に対して、約0.1重量部以上が好ましく、約0.2重量部以上がより好ましく、約0.75重量部以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ多価アルコールが有する保湿等の作用が十分に発揮される。
また、多価アルコールの含有量は、ポリヒドロキシ酸又はその塩の1重量部に対して、約100重量部以下が好ましく、約70重量部以下がより好ましく、約40重量部以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な保湿効果が得られながら、使用感のよいものが得られる。
水溶性高分子
水溶性高分子は、天然由来品、又は合成品の何れであってもよい。水溶性高分子としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びカルボキシエチルセルロースのようなセルロース系増粘剤;グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、及びスクレロチウムガムのようなガム系増粘剤;アルギン酸;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ヒアルロン酸;ポリビニルアルコール;ポリビニルピロリドン;カルボキシビニルポリマー、並びにアルキル変性カルボキシビニルポリマーなどが挙げられる。中でも、キサンタンガム、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、及びカルボキシビニルポリマーが好ましい。
水溶性高分子の含有量は、本発明の効果を奏する量であればよく、特に制限されないが、組成物の全量に対して、例えば約0.01重量%以上とすればよく、約0.05重量%以上が好ましく、約0.1重量%以上がより好ましく、約0.3重量%以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ水溶性高分子が有する増粘等の作用が十分に発揮される。
また、組成物中の水溶性高分子の含有量は、組成物の全量に対して、例えば約10重量%以下とすればよく、約8重量%以下が好ましく、約5重量%以下がより好ましく、約2重量%以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な増粘効果が得られながら、使用感のよいものが得られる。
また、水溶性高分子の含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約0.01重量部以上が好ましく、約0.05重量部以上がより好ましく、約0.1重量部以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ水溶性高分子が有する増粘等の作用が十分に発揮される。
また、水溶性高分子の含有量は、トラネキサム酸又はその塩の1重量部に対して、約100重量部以下が好ましく、約70重量部以下がより好ましく、約40重量部以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な増粘が得られながら、使用感のよいものが得られる。
また、水溶性高分子の含有量は、ポリヒドロキシ酸又はその塩の1重量部に対して、約0.001重量部以上が好ましく、約0.01重量部以上がより好ましく、約0.02重量部以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ水溶性高分子が有する増粘等の作用が十分に発揮される。
また、水溶性高分子の含有量は、ポリヒドロキシ酸又はその塩の1重量部に対して、約100重量部以下が好ましく、約70重量部以下がより好ましく、約40重量部以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、十分な増粘効果が得られながら、使用感のよいものが得られる。
pH
本発明の組成物のpHは、約3以上が好ましく、約3.5以上がより好ましく、約4以上がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ使用感のよいものが得られる。
また、本発明の組成物のpHは、約7以下が好ましく、約6.5以下がより好ましく、約6以下がさらにより好ましい。上記範囲であれば、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出が十分に抑制され、かつ使用感のよいものが得られる。
化粧品、又は医薬部外品用の外用組成物
本発明の組成物は、トラネキサム酸又はその塩、及びポリヒドロキシ酸又はその塩、さらに必要であれば多価アルコール、及び/又は水溶性高分子を、化粧品、又は医薬部外品に通常使用される基剤又は担体、及び必要に応じて添加剤、その他の有効成分と共に混合して、化粧品、又は医薬部外品用の皮膚や粘膜などに適用される外用組成物とすることができる。
外用組成物の形態は、特に限定されず、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、及びエアゾール剤等が挙げられる。また、トラネキサム酸又はその塩を溶解させることができる程度の水を含む場合は軟膏とすることもできる。中でも、液剤、乳剤、クリーム剤、ゲル剤、ローション剤、及びエアゾール剤が好ましく、液剤、乳剤、クリーム剤、及びゲル剤がより好ましい。
クリーム剤、乳剤、及び軟膏剤のように、油性基剤と水性基剤とを含む場合は、W/O型でもよく、O/W型でもよいが、トラネキサム酸の安定性及び使用感が良い点で、O/W型が好ましい。
外用組成物の具体的な用途としては、化粧水、乳液、ジェル、クリーム、美容液、日焼け止め用化粧料、パック、マスク、ハンドクリーム、ボディーローション、及びボディクリームのような基礎化粧料;洗顔料、メイク落とし、ボディーシャンプー、シャンプー、リンス、及びトリートメントのような洗浄用化粧料;歯磨き剤、口中洗浄剤、及びうがい剤のような口腔用剤;制汗剤;並びに育毛剤、及び染毛剤のような毛髪又は頭皮用剤などが挙げられる。
<基剤又は担体>
基剤又は担体としては、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ゲル化炭化水素(プラスチベースなど)、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、及び軽質流動パラフィンのような炭化水素;メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン、ポリエーテル変性分岐シリコーン、ポリグリセリン変性分岐シリコーン、アクリルシリコーン、フェニル変性シリコーン、及びシリコーンレジンのようなシリコーン油;ヤシ油、オリーブ油、コメヌカ油、シアバターのような油脂;ホホバ油、ミウロウ、キャンデリラロウ、及びラノリンのようなロウ類;セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、フィトステロール、及びコレステロールのような高級アルコール;エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースのようなセルロース誘導体;ポリビニルピロリドン;カラギーナン;ポリビニルブチラート;ポリエチレングリコール;ジオキサン;ブチレングリコールアジピン酸ポリエステル;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、及びテトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリットのようなエステル類;デキストリン、及びマルトデキストリンのような多糖類;カルボキシビニルポリマー、及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのようなビニル系高分子;エタノール、及びイソプロパノールのような低級アルコール;並びにエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、及びジプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなグリコールエーテルなどが挙げられる。本発明の組成物が多価アルコールを含む場合、多価アルコールは基剤又は担体としての役割も果たす場合がある。
また、本発明の組成物は、通常、トラネキサム酸又はその塩を溶解させるために水を含む。水の含有量は、組成物の用途によって異なるが、組成物の全量に対して、約30重量%以上が好ましく、約40重量%以上がより好ましく、約60重量%以上がさらにより好ましい。水の量の上限は、特に限定されない。
水以外の基剤又は担体を含む場合、高級アルコール、炭化水素、油脂、エステル類、シリコーン油、及びロウ類が好ましく、高級アルコール、エステル油、及びシリコーン油がより好ましい。これら成分の中では、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、ジメチコン、シクロメチコン、ポリエーテル変性シリコン、及びポリグリセリン変性シリコンがさらに好ましい。
基剤又は担体は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
<添加剤>
外用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、又は医薬部外品に添加される公知の添加剤、例えば、酸化防止剤、界面活性剤、増粘剤、保存剤、pH調整剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、香料、及びパール光沢付与剤等を添加することができる。
酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、トコフェロール、トコフェロール誘導体、エリソルビン酸、及びL−システイン塩酸塩などが挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、及びテトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタンのようなソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸プロピレングリコールのようなプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO−40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、及びイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンのようなポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル;グリセリンアルキルエーテル;アルキルグルコシド;ポリオキシエチレンセチルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ステアリルアミン、及びオレイルアミンのようなアミン類;並びにポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、及びPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンのようなシリコーン系界面活性剤などが挙げられる。
増粘剤としては、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びカルボキシエチルセルロースのようなセルロース系増粘剤、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリエチレングリコール、ベントナイト、アルギン酸、マクロゴール、並びにコンドロイチン硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
防腐剤、保存剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、クロロブタノール、ソルビン酸およびその塩、並びにグルコン酸クロルヘキシジンなどが挙げられる。
pH調整剤としては、無機酸(塩酸、及び硫酸など)、有機酸(乳酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、及びコハク酸ナトリウムなど)、無機塩基(水酸化カリウム、及び水酸化ナトリウムなど)、並びに有機塩基(トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、及びトリイソプロパノールアミンなど)などが挙げられる。
安定化剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エデト酸塩、及びヒドロキシエタンジホスホン酸などが挙げられる。
刺激低減剤としては、甘草エキス、及びアルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
<その他の有効成分>
外用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の有効成分を含むことができる。有効成分の具体例としては、例えば、保湿成分、抗炎症成分、抗菌成分、ビタミン類、ペプチド又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、細胞賦活化成分、老化防止成分、血行促進成分、角質軟化成分、美白成分、及び収斂成分などが挙げられる。
保湿成分としては、ヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン類似物質、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、キチン、及びキトサンのような高分子化合物;グリシン、アスパラギン酸、及びアルギニンのようなアミノ酸;乳酸ナトリウム、尿素、及びピロリドンカルボン酸ナトリウムのような天然保湿因子;セラミド、コレステロール、及びリン脂質のような脂質;並びにカミツレエキス、ハマメリスエキス、チャエキス、及びシソエキスのような植物抽出エキスなどが挙げられる。
抗炎症成分としては、植物(例えば、コンフリー)に由来する成分、アラントイン、グリチルリチン酸又はその誘導体、酸化亜鉛、塩酸ピリドキシン、酢酸トコフェロール、サリチル酸又はその誘導体、及びε-アミノカプロン酸などが挙げられる。
抗菌又は殺菌成分としては、クロルヘキシジン、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、イオウ、レゾルシン、エタノール、塩化ベンゼトニウム、アダパレン、過酸化ベンゾイル、クリンダマイシン、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノグリシン、グルコン酸クロルヘキシジン、並びにパラフェノールスルホン酸亜鉛等が挙げられる。
ビタミン類としては、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、及びコハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム等のビタミンE類;リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、及びリボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類;ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチン酸β−ブトキシエチル、及びニコチン酸1−(4−メチルフェニル)エチル等のニコチン酸類;メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールなどのビタミンD類;フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類、γ−オリザノール、ジベンゾイルチアミン、及びジベンゾイルチアミン塩酸塩;チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、及びチアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類;塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール、及び塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類;シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、及びデオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類;葉酸、及びプテロイルグルタミン酸等の葉酸類;ニコチン酸、及びニコチン酸アミドなどのニコチン酸類;パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンテサイン、D−パンテチン、補酵素A、及びパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;ビオチン、及びビオチシン等のビオチン類;並びにカルニチン、フェルラ酸、α−リポ酸、及びオロット酸等のビタミン様作用因子などが挙げられる。
ペプチド又はその誘導体としては、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、エラスチン分解ペプチド、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、加水分解大豆蛋白、小麦蛋白、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、並びにアシル化ペプチド(パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、及びパルミトイルテトラペプチド等)などが挙げられる。
アミノ酸又はその誘導体としては、ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、ヒスチジン、タウリン、γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、及びクレアチン等が挙げられる。
細胞賦活化成分としては、γ-アミノ酪酸、及びε-アミノプロン酸などのアミノ酸類;レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、及びパントテン酸類などのビタミン類;グリコール酸、及び乳酸などのα-ヒドロキシ酸類;タンニン、フラボノイド、サポニン、アラントイン、並びに感光素301号などが挙げられる。
老化防止成分としては、パンガミン酸、カイネチン、ウルソール酸、ウコンエキス、スフィンゴシン誘導体、ケイ素、ケイ酸、N−メチル−L−セリン、及びメバロノラクトン等が挙げられる。
血行促進作用成分としては、植物(例えば、オタネニンジン、アシタバ、アルニカ、イチョウ、ウイキョウ、エンメイソウ、オランダカシ、カミツレ、ローマカミツレ、カロット、ゲンチアナ、ゴボウ、コメ、サンザシ、シイタケ、セイヨウサンザシ、セイヨウネズ、センキュウ、センブリ、タイム、チョウジ、チンピ、トウキ、トウニン、トウヒ、ニンジン、ニンニク、ブッチャーブルーム、ブドウ、ボタン、マロニエ、メリッサ、ユズ、ヨクイニン、ローズマリー、ローズヒップ、チンピ、トウキ、トウヒ、モモ、アンズ、クルミ、及びトウモロコシ)に由来する成分;並びにグルコシルヘスペリジンなどが挙げられる。
角質軟化成分としては、尿素、サリチル酸、グリコール酸、フルーツ酸、フィチン酸、及びイオウなどが挙げられる。
美白成分としては、トコフェロールなどが挙げられる。
収斂成分としては、パラフェノールスルホン酸亜鉛、酸化亜鉛、メントール、及びエタノールなどが挙げられる。
その他の有効成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
医薬用の外用組成物
また、本発明の組成物は、トラネキサム酸又はその塩、及びポリヒドロキシ酸又はその塩を、医薬に通常使用される基剤又は担体、及び必要に応じて添加剤、その他の有効成分と共に混合して、医薬用の皮膚や粘膜などに適用される外用組成物とすることができる。
医薬用の外用組成物の形態は特に限定されず、例えば、液剤、懸濁剤、乳剤、クリーム剤、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、エアゾール剤、及びパップ剤などが挙げられる。また、トラネキサム酸又はその塩を溶解させることができる程度の水を含む場合は軟膏とすることもできる。これらの製剤は、第15改正日本薬局方製剤総則に記載の方法等に従い製造することができる。中でも、液剤、乳剤、クリーム剤、ゲル剤、ローション剤、及びエアゾール剤が好ましく、液剤、乳剤、クリーム剤、及びゲル剤がより好ましい。
クリーム剤、乳剤、軟膏剤のように、油性基剤と水性基剤とを含む場合は、W/O型でもよく、O/W型でもよいが、トラネキサム酸の安定性及び使用感が良い点で、O/W型が好ましい。
基剤又は担体、添加剤については、化粧品又は医薬部外品について述べたのと同じである。また、その他の有効成分は、特に限定されず、本発明の効果を損なわない範囲で任意の成分を配合できる。
内服用医薬組成物
本発明の組成物は、内服用ないしは経口投与用医薬組成物とすることができる。製剤の剤型としては、乳剤、液剤、及びシロップ剤などが挙げられる。このような製剤は、例えば、トラネキサム酸又はその塩、及びポリヒドロキシ酸又はその塩を、水、及び必要に応じて、エタノール、グリセリン、及び/又は単シロップなどと混合することにより調製することができる。
また、医薬組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、甘味料、防腐剤、粘滑剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、着香剤、及び着色剤などの医薬製剤に使用される任意の添加剤や、任意の有効成分を添加することができる。
医薬部外品用の内服用組成物
本発明の組成物は、医薬部外品用の内服用組成物とすることもできる。具体的には、例えば、口中清涼剤、のど清涼剤、又は健胃清涼剤などとして用いられる内服用組成物が挙げられる。
医薬部外品用の内服用組成物の剤型としては、乳剤、液剤、及びシロップ剤などが挙げられる。このような液体製剤は、例えば、トラネキサム酸又はその塩、及びポリヒドロキシ酸又はその塩を、水、及び必要に応じて、エタノール、グリセリン、及び/又は単シロップなどと混合することにより調製することができる。
また、医薬部外品用の内服用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、甘味料、防腐剤、粘滑剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、着香剤、及び着色剤などの食品又は医薬部外品組成物に使用される任意の添加剤や、任意の有効成分を添加することができる。
使用方法
本発明の組成物が外用組成物である場合の組成物の使用方法は、使用対象の皮膚や粘膜の状態、トラネキサム酸又はその塩の使用目的、年齢、又は性別などによって異なるが、例えば以下の方法とすればよい。
即ち、1日数回(例えば、約1〜5回、好ましくは1〜3回)、適量(例えば、約0.05〜5g)を皮膚に塗布すればよい。また、トラネキサム酸又はその塩の1日使用量が、例えば約3〜1000mgとなるように組成物を塗布すればよい。塗布期間は、例えば約3〜100日間とすればよい。
本発明の組成物が内服用組成物である場合の組成物の使用方法は、使用対象の状態、トラネキサム酸又はその塩の使用目的、年齢、性別、又は体重などによって異なるが、例えば以下の方法とすればよい。
即ち、トラネキサム酸又はその塩の例えば約20〜2000mgを、1日数回(例えば、約1〜3回)に分けて内服すればよい。また、内服期間は、例えば約1〜100日間とすればよい。
その他
本発明は、ポリヒドロキシ酸又はその塩を、トラネキサム酸又はその塩を含む外用又は内服用組成物に配合する、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出抑制方法を包含する。さらに、ポリヒドロキシ酸又はその塩と、多価アルコール及び/又は水溶性高分子とを、トラネキサム酸又はその塩を含む外用又は内服用組成物に配合する、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出抑制方法を包含する。各成分の種類、含有量、含有比率、組成物の性状、用途などは本発明の組成物について説明した通りである。
また、本発明は、ポリヒドロキシ酸又はその塩を含む、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出抑制剤を包含する。さらに、ポリヒドロキシ酸又はその塩と、多価アルコール及び/又は水溶性高分子とを含む、トラネキサム酸又はその塩の結晶析出抑制剤を包含する。各成分の種類、含有量、含有比率、組成物の性状、用途などは本発明の組成物について説明した通りである。
以下、本発明を実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
結晶析出試験(1)(酸の種類の検討)
精製水に上記表1の通り、トラネキサム酸と、クエン酸、塩酸又はグルコン酸とを加えて溶解させた。本明細書において、溶解は、見た目に結晶が見当たらず、沈殿もおこさない状態のことを表す。その後、プラスチックシャーレ(FALCON EASY GRIP Peri Dish (35x10mm):ポリスチレン製:BECTON DICKINSON Cabbage,. NJ, USA.)に水溶液各5gを取り、60℃のホットプレート(EC−1200N:アズワン株式会社)上で6時間加熱し、水分を蒸発させた。シャーレを黒色の紙の上に置いて、結晶析出状態を目視で確認した。加熱後の各試験液の状態を図1に示す。
グルコン酸を添加した実施例1〜3では、同濃度のクエン酸、又は塩酸を添加した比較例1〜7に比べて結晶析出が抑えられていた。
結晶析出試験(2)(pHの影響)
下記表2の通り、精製水にトラネキサム酸およびグルコン酸を加えて溶解させ、1N 水酸化ナトリウム溶液にてpH調整を行った。その後、6well plate(TPP tissue culture plates TPP92406:Second Plastic Products AG社:直径34.6mm)に水溶液各1gを取り、60℃のホットプレート(EC−1200N:アズワン株式会社)上で時々振盪させながら2時間加熱し、水分を蒸発させた。蒸発後660nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダー(SH-9000:コロナ電気株式会社)を用いて測定し、各wellの濁度を調べた。
グルコン酸を加えない場合(比較例1)(コントロール)の吸光度に対する実施例4〜7の吸光度の比率を結晶析出率(%)とした結果を図2に示す。pH4〜7の範囲で、トラネキサム酸の結晶析出が極めて効果的に抑制されたことが分かる。また、実施例4〜7は、目視でも結晶析出が認められなかった。
結晶析出試験(3)(助剤の影響)
下記表3の通り、精製水にトラネキサム酸、グルコン酸及び各成分を加え、溶解させた。その後、6well plate(TPP tissue culture plates TPP92406:Techno Plastic Products AG社:直径34.6mm)に水溶液各1gを取り、60℃のホットプレート(EC−1200N:アズワン株式会社)上で時々振盪させながら、2時間加熱し、水分を蒸発させた。蒸発後660nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダー(SH-9000:コロナ電気株式会社)を用いて測定し、各wellの濁度を調べた。
ペムレン:ペムレンTR-1(B.F.Goodrich社)
グルコン酸を加えない場合(比較例1)(コントロール)の吸光度に対する実施例8〜15の吸光度の比率を結晶析出率(%)とした結果を図3に示す。
図3から明らかなように、グルコン酸を含む実施例8〜15の製剤は、グルコン酸を含まない比較例1の製剤に比べて、トラネキサム酸の結晶析出が、顕著に抑制されていた。多価アルコール配合製剤(実施例8〜12)は、トラネキサム酸及びグルコン酸のみを含む実施例15の製剤に比べて、トラネキサム酸の結晶析出がより効果的に抑えられた。また、多価アルコールに代えて、キサンタンガム又はペムレンを配合した実施例13及び14の製剤は、トラネキサム酸及びグルコン酸のみを含む実施例15の製剤とほぼ同程度に結晶析出が抑えられていた。以上の結果から、多価アルコールを配合することにより、トラネキサム酸の結晶析出がより効果的に抑制されることが分かる。
結晶析出試験(4)(グルコン酸の濃度)
下記表4の通り、精製水にトラネキサム酸、又はさらにグルコン酸を加え、溶解させた。その後、結晶析出試験(3)と同様にして、660nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダーを用いて測定した。
グルコン酸を加えない場合(比較例1)(コントロール)の吸光度に対する実施例16、17の吸光度の比率を結晶析出率(%)とした結果を図4に示す。図4から明らかなように、グルコン酸は、用量依存的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制した。
結晶析出試験(5)(プロピレングリコールの濃度)
下記表5の通り、精製水にトラネキサム酸、又はさらにグルコン酸及びプロピレングリコールを加え、溶解させた。その後、結晶析出試験(3)と同様にして、660nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダーを用いて測定した。
グルコン酸を加えない場合(比較例1)(コントロール)の吸光度に対する実施例18、19の吸光度の比率を結晶析出率(%)とした結果を図5に示す。図5から明らかなように、プロピレングリコールは、グルコン酸と併用することにより、用量依存的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制した。
結晶析出試験(6)(プロピレングリコールの濃度)
下記表6の通り、精製水にトラネキサム酸、又はさらにグルコン酸、又はさらにプロピレングリコールを加え、溶解させた。その後、結晶析出試験(3)と同様にして、660nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダーを用いて測定した。
グルコン酸を加えない場合(比較例8)(コントロール)の吸光度に対する実施例20〜23の吸光度の比率を結晶析出率(%)とした結果を図6に示す。図6から明らかなように、プロピレングリコールは、グルコン酸と併用することにより、用量依存的に、トラネキサム酸の結晶析出を抑制した。
以下、本発明の組成物の具体例を示す。
<実施例16:化粧水>
精製水に下記表7の各成分を混合、溶解して調整した。pHは6.7であった。
<実施例17:乳液>
下記表8に示す組成で、トラネキサム酸、グルコン酸、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、SEPIGEL 305、イソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO)、キサンタンガム、メチルパラベン、エデト酸二ナトリウム及び精製水を混ぜて水相とし、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ステアリルアルコール、モノステアリン酸グリセリン及びプロピルパラベンを混ぜて油相とし、各相を加熱攪拌し、均一にした後に、水相と油相を混ぜて乳化し、冷却後に香料を加えて調整した。pHは4.7であった。
<実施例18:ジェル>
精製水に、下記表9の各成分を混合して均一にし、調整した。pHは5.8であった。
<実施例19:クリーム>
下記表10に示す組成で、精製水にトラネキサム酸、グルコン酸、ジプロピレングリコール、ピロ亜硫酸ナトリウム及びメチルパラベンを混合して水相とし、スクワラン、ホホバ油、SIMULGEL NS、メチルポリシロキサン及び酢酸トコフェロールを混合して油相とし、各相を加熱攪拌して、均一にした後に乳化し、冷却後にフェノキシエタノール及び香料を加え、pH調整剤を加えて調整した。pH4.2であった。
<実施例20:風邪用液体内服薬>
精製水に、下記表11の各成分を混合して均一にし、調整した。pH3.8であった。
本発明の組成物は、汎用の成分を用いた簡単な組成で、トラネキサム酸の結晶析出が効果的に抑制されているため、広範囲の用途の組成物に適用できる。

Claims (12)

  1. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩、及びグルコン酸又は薬学的に許容されるその塩(グルコン酸クロルヘキシジンを除く)を含む、外用又は内服用組成物(ただし、水溶性遷移金属化合物を含有する歯磨組成物を除く)。
  2. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.001〜10重量%含む請求項1に記載の組成物。
  3. グルコン酸又は薬学的に許容されるその塩を、組成物の全量に対して、0.1〜30重量%含む請求項1又は2に記載の組成物。
  4. トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の1重量部に対して、グルコン酸又は薬学的に許容されるその塩を0.1〜100重量部含む請求項1〜3の何れかに記載の組成物。
  5. さらに、多価アルコールを含む請求項1〜4の何れかに記載の組成物。
  6. さらに、水溶性高分子を含む請求項1〜5の何れかに記載の組成物。
  7. グルコン酸又は薬学的に許容されるその塩(グルコン酸クロルヘキシジンを除く)を、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物(ただし、水溶性遷移金属化合物を含有する歯磨組成物を除く)に配合する、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の結晶析出抑制方法。
  8. さらに、多価アルコールを、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物(ただし、水溶性遷移金属化合物を含有する歯磨組成物を除く)に配合する請求項7に記載の方法。
  9. さらに、水溶性高分子を、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩を含む外用又は内服用組成物(ただし、水溶性遷移金属化合物を含有する歯磨組成物を除く)に配合する請求項7又は8に記載の方法。
  10. グルコン酸又は薬学的に許容されるその塩(グルコン酸クロルヘキシジンを除く)を含む、トラネキサム酸又は薬学的に許容されるその塩の結晶析出抑制剤。
  11. さらに、多価アルコールを含む請求項10に記載の結晶析出抑制剤。
  12. さらに、水溶性高分子を含む請求項10又は11に記載の結晶析出抑制剤。
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