JP4682166B2 - ドレン排水装置 - Google Patents

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本発明は、ガス燃焼式の熱源器で発生するドレンの排水装置に関するものである。
ガス燃焼時の燃焼排気から顕熱と潜熱を吸収することにより、高い熱効率が得られるようにした潜熱回収型の熱源器が知られている。
図1は、このような熱源器を用いて浴槽の追焚きを行う風呂追焚き装置の概略構成図である。
器具本体(10)に収納された熱源器(19)を構成するガスバーナ(11)の排気通路(1)には、ガスバーナ(11)からの燃焼排気の顕熱を吸収する顕熱熱交換器(12)と、その下流側に位置し且つ燃焼排気の潜熱を吸収する潜熱熱交換器(13)が配設されており、該潜熱熱交換器(13)で生成されるドレンはドレン受け(14)上に滴下するようになっている。
浴槽を追焚する為の風呂熱交換器(17)の一次側の熱媒循環路(15)には、前記潜熱熱交換器(13)と顕熱熱交換器(12)と循環ポンプ(16)が配設されていると共に、風呂熱交換器(17)の二次側には、追焚きポンプ(18)を具備する風呂用循環回路(21)によって浴槽(20)が接続されている。
一方、潜熱が吸収されることで潜熱熱交換器(13)部分に生じるドレンは、燃焼排気中の硫黄酸化物や窒素酸化物等を吸収してpH値の高い酸性水になっているから、これを中和する為のドレン中和器(30)がドレン受け(14)の排水通路(31)に設けられている。この排水通路(31)は、前記ドレン受け(14)→ドレン中和器(30)→ドレンタンク(32)→排水ポンプ(33)→逆止弁(34)→浴槽ドレン受け(22)の経路で繋がっている。
このものでは、浴槽(20)の追焚き時には、ガスバーナ(11)を燃焼させると共に熱媒循環路(15)の循環ポンプ(16)を作動させ、更に、風呂用循環路(21)に配設された追焚きポンプ(18)を作動させる。
すると、ガスバーナ(11)からの燃焼排気によって顕熱熱交換器(12)と潜熱熱交換器(13)を通る熱媒循環路(15)内の熱媒体が循環加熱される一方、潜熱熱交換器(13)で生成されるドレンがドレン受け(14)から排水通路(31)を介してドレン中和器(30)に流入して中和される。そして、中和されたドレンはドレンタンク(32)に貯留され、ドレンタンク(32)内のドレンが設定水位になる毎に排水ポンプ(33)が作動し、これにより、排水ポンプ(33)→逆止弁(34)→浴槽ドレン受け(22)と排水されたドレンが、該浴槽ドレン受け(22)から屋外に排水される。
特開2003―156256号公報 特開2005―337710号公報
しかしながら、上記従来のものでは、例えば、器具本体(10)に対する浴槽(20)の相対的設置高さが変化すると、排水ポンプ(33)と浴槽ドレン受け(22)との高低差に対する排水ポンプ(33)の揚程の比率が変化する。従って、排水通路(31)の下流端(310)から吐出されるドレンの流速も変化する。
従って、器具本体(10)に対する浴槽(20)の相対的設置高さが低い場合は、排水ポンプ(33)の能力に余裕が生じ、これにより、排水通路(31)の下流端(310)から排水されるドレンの流速が大きくなる。かかる場合は、排水通路(31)から排水されたドレンが浴槽ドレン受け(22)の構成壁に勢い良く衝突して騒音が大きくなって使用者に不快感を与える。一方、器具本体(10)に対する浴槽(20)の相対的設置高さが高いと、排水ポンプ(33)の能力に余裕がなくなり、これにより、排水通路(31)の下流端(310)から排水されるドレンの流速が遅くなって前記騒音は小さくなるものの、該騒音が長時間継続する問題がある。
尚、排水ポンプ(33)から浴槽ドレン受け(22)に至る排水通路(31)の屈曲回数が変わると、該排水通路(31)の通路抵抗が変化するから、かかる場合も、排水通路(31)の下流端(310)からのドレン排水速度が変化し、前記騒音の増大や、騒音の長時間継続の問題が生じる。
尚、上記に於いては、排水通路(31)の下流端(310)を浴槽(20)が設置された浴室の浴槽ドレン受け(22)に導く場合を例示的に説明したが、前記排水通路(31)の下流端(310)を建物のベランダやその他の排水場所に導く場合でも、上記と同様の騒音の問題が生じる。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、
『潜熱回収型のガス燃焼式熱源器で発生したドレンを貯留する為のドレンタンク(32)と、
前記ドレンタンク(32)に貯留されたドレンを、排水通路(31)を介してドレン排水部に排水する排水ポンプ(33)と、排水ポンプ(33)の駆動を制御する制御装置(37)とを具備する、ドレン排水装置』に於いて、排水通路(31)からドレンが排水される時に生じる騒音の長時間継続を防止しつつ、騒音抑制の要請に応え得るようにすることを課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の解決手段は、
設定量のドレンの排水が完了したのを検知する排水完了検知手段と、
前記ドレンの排水開始時からの経過時間を計測するタイマーとを具備しており、
前記制御装置(37)は、
前記排水ポンプ(33)の作動により前記排水通路(31)から排水されるドレンの排水速さが速く前記ドレン排水部での排水音が大きいと判断するための第1基準時間と、前記第1基準時間より長い時間であって前記排水速さが遅く前記ドレン排水部での排水音が長時間継続すると判断するための第2基準時間とが設定され、
前記排水完了検知手段が前記排水完了を検知するまでに前記タイマーが計測した排水所要時間が前記第1基準時間以下の場合は前記ポンプ能力低下指令を出力する一方、前記排水所要時間が前記第2基準時間以上の場合は前記ポンプ能力上昇指令を出力し、
前記ポンプ能力低下指令が出力された場合は前記排水速さが低下するように前記排水ポンプ(33)を制御する一方、前記ポンプ能力上昇指令が出力された場合は前記排水速さが上昇するように前記排水ポンプ(33)を制御して、前記排水所要時間が前記第1基準時間と前記第2基準時間との間の適正時間内となるように前記排水速さを制御する』ことである。
このものでは、排水ポンプ(33)が作動してドレンの排水が開始すると、該ドレンの排水所要時間がタイマーで計測され始める。そして、設定量のドレンの排水が完了したことが排水完了検知手段で検知されると、該検知時までに前記タイマーが計測した時間(排水所要時間)が第1基準時間や第2基準時間と比較される。そして、排水所要時間が第1基準時間以下の場合(排水速さが大きい場合)はポンプ能力低下指令が排水速さ判定手段から出力され、これにより、請求項1の発明と同様に排水速さが低下するように排水ポンプ(33)が制御される。
一方、ドレンの排水所要時間が第1基準時間より長い第2基準時間以上の場合(排水速さが小さい場合)は、ポンプ能力上昇指令が排水速さ判定手段から出力され、これにより、排水速さが上昇するように排水ポンプ(33)が制御される。
このように、ドレンの排水速さが設定レベル以上になった場合、即ち、排水の騒音が許容範囲を超えて増大しそうになった場合は、ポンプ能力低下指令が出力され、このポンプ能力低下指令によって、排水速さが低下するように排水ポンプ(33)が制御される。これにより、排水通路(31)から吐出されるドレンの速度が抑えられて排水の騒音増大が防止される。一方、ドレンの排水速さが設定レベル未満の場合、即ち、ドレン排水時に生じる騒音が長時間継続しそうになった場合は、排水速さ判定手段からポンプ能力上昇指令が出力され、このポンプ能力上昇指令により、排水速さが上昇するように排水ポンプ(33)が制御される。これにより、排水通路(31)から吐出されるドレンの速度が速くなって、ドレンの排水時間が長くなるのが抑制され、前記騒音の長時間継続が防止される。
尚、『前記排水部は、浴槽からの排水を受けて下水側に導く浴槽ドレン受である』ものとすれば、浴室やその近傍の居室等、特に騒音対策が必要とされる生活場所での騒音問題が解消される。
[請求項に係る発明]
請求項に係る発明に於いて、
『前記ドレンタンク(32)には、前記排水検知手段たる第1水位センサと、該第1水位センサが検知するドレンの水位より上方の水位を検知する第2水位センサが配設されており、
前記第2水位センサがドレンを検知したときは、前記タイマーが前記経過時間の計測を開始すると共に前記排水ポンプ(33)が始動し、
前記第1水位センサがドレンを検知しなくなった排水完了時に前記排水ポンプ(33)が停止する』ものとすることができる。
このものでは、ドレンタンク(32)内のドレン貯留量が増加して前記第2水位センサがドレンを検知したときから、前記排水完了検知手段たる第1水位センサが排水完了を検知するまでの排水所要時間がタイマーで計測される。そして、前述のように排水所要時間と前記第1,第2基準時間の比較を行って、排水ポンプ(33)に対するポンプ能力上昇指令やポンプ能力低下指令が出力される。
[請求項に係る発明]
請求項又は請求項に係る発明に於いて、
『前記排水速さ判定手段から出力される前記ポンプ能力上昇指令によって前記排水ポンプ(33)が最大能力に設定された後の経過時間を計測するポンプ故障判定タイマーと、
前記ポンプ故障判定タイマーの計測時間が故障判定時間より大きくなっても前記排水完了検知手段が前記排水完了を検知しない場合に故障信号を出力する判定手段を備えている』ものでは、排水ポンプ(33)が最大能力に設定されると、その後の経過時間がポンプ故障判定タイマーで計測され始める。排水ポンプ(33)が最大能力に設定されたにも関わらず、前記ポンプ故障判定タイマーの計測時間が故障判定時間より大きくなっても排水完了検知手段がドレンの排水完了を検知しない場合は、ドレンの排水が殆ど進んでいないと考えられる。従って、かかる場合は、排水ポンプ(33)が故障していることを示す故障信号が判定手段から出力される。
そして、この故障信号により、例えば、排水ポンプ(33)を停止させたり、該排水ポンプ(33)の故障を報知したりするエラー処理が行なえる。
本発明は次の特有の効果を奏する。
請求項1,2に係る発明によれば、ドレンの排水速さが設定レベル以上になった場合は、排水速さが低下するように排水ポンプ(33)が制御されて排水の騒音増大が防止される。これとは逆に、ドレンの排水速さが設定レベル未満の場合は、前記排水速さが上昇するように排水ポンプ(33)が制御されて排水時の騒音の長時間継続が防止される。従って、ドレン排水時の騒音の長時間継続を防止しつつ、騒音抑制の要請に応えることができる。
また、タイマーによってドレンの排水所要時間を計測する構成にしたから、排水ポンプ(33)の下流側の排水通路に流量計を設けて排水速さを判定する場合のように、排水通路の通路抵抗が増加する不都合がない。
請求項に係る発明では、判定手段からの故障信号により排水ポンプ(33)の故障を検知することができる。従って、排水ポンプ(33)の故障時には、前述のように、排水ポンプ(33)を停止させたり、該排水ポンプ(33)の故障を報知したりするエラー処理が行なえ、排水ポンプ(33)の故障時の適切な対処が可能になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るドレン排水装置(A)は、図1,図3に示すように、ドレン中和器(30)で中和されたドレンを貯留するドレンタンク(32)と、ドレンタンク(32)に貯留されたドレンを排水する排水ポンプ(33)を具備している。又、本実施の形態に係るドレン排水装置を適用する風呂追焚き装置も図1のように構成されている。従って、図1の構成について既に説明した事項は本実施の形態の説明に援用する。
図3は、ドレン中和器(30)とドレンタンク(32)と更に排水ポンプ(33)の配設部の拡大図を示しており、ドレン中和器(30)内には中和剤(38)(38)が充填されていると共に、ドレン中和器(30)の天井から仕切板(39)が垂下している。そして、仕切板(39)の下端とドレン中和器(30)の底壁(300)の間には、ドレンを通過させる為の間隙が形成されている。又、ドレンタンク(32)には、ドレンの最大貯留水位を検知する第2水位センサ(35)と、最小貯留水位を検知する第1水位センサ(36)が設けられており、ドレンタンク(32)内に貯留されたドレンの水面が第2水位センサ(35)の下端と第1水位センサ(36)の下端の間に保たれるように、排水ポンプ(33)が間欠的に動作するようになっている。尚、本実施の形態では、第2水位センサ(35)の下端から第1水位センサ(36)の下端までの間に500ccのドレンが貯留されるようにドレンタンク(32)の大きさが設定されている。
図1に示す風呂追焚き装置では、ガスバーナ(11)を燃焼させると共に熱媒循環路(15)の循環ポンプ(16)を作動させ、更に、風呂用循環路(21)内の追焚きポンプ(18)を作動させることにより、浴槽(20)の追焚きを開始させると、既述したように、 ガスバーナ(11)からの燃焼排気によって顕熱熱交換器(12)と潜熱熱交換器(13)を通る熱媒循環路(15)内の熱媒体が循環加熱される。一方、潜熱熱交換器(13)で生成されるドレンは、既述したように、ドレン受け(14)から排水通路(31)を介してドレン中和器(30)に流入して中和された後に、ドレンタンク(32)に貯留され、ガスバーナ(11)の燃焼継続に伴ってドレンタンク(32)内のドレン貯留量が次第に増加する。
一方、本実施の形態に係るドレン排水装置(A)は、図2のフローチャートに示す内容の制御される点で、既述従来のものと相違している。
ドレン排水装置(A)の動作を制御する制御装置(37)には、図2のフローチャートに示す内容の制御動作を実行するマイクロコンピュータが格納されており、以下、図2のフローチャートに従って、本実施の形態に係るドレン排水装置の動作を説明する。尚、制御装置(37)は、風呂の追焚制御を行う機能も備えているが、追焚き機能を実現する為のフローチャートは省略する。
先ず、ステップ(ST1)で第2水位センサ(35)がドレンタンク(32)内のドレンを検知すると、ステップ(ST2)で排水ポンプ(33)を作動させると共に制御装置(37)に設けられた排水所要時間を計測する為のタイマー(T)(図示せず)をリセットする。これにより、ドレンタンク(32)に貯留されたドレンの排水が開始される。
排水ポンプ(33)が作動すると、ドレンタンク(32)に貯留されたドレンがこれに接続された排水ポンプ(33)から逆止弁(34)を経由し、排水通路(31)の下流端(310)から浴槽ドレン受け(22)に排水され始め、これにより、ドレンタンク(32)内のドレンの水位が次第に低下して行く。
次に、ステップ(ST3)(ST4)で、第1水位センサ(36)が水位検知しなくなったか否かを、30秒間監視し(ステップ(ST4)参照)、これにより、ドレンタンク(32)内のドレンの水位が第1水位センサ(36)の下端より低くなるまでドレンの排水動作を継続させる。そして、前記30秒以内にドレンタンク(32)内のドレンの排水が完了してその水面が第1水位センサ(36)以下になると、ステップ(ST5A)で排水ポンプ(33)が停止される。尚、本実施の形態では、上記30秒の時間が既述発明特定事項として記載の、「第2基準時間」に対応している。
次に、ステップ(ST5B)を実行し、後述するステップ(ST11)でレベル上昇判定フラグFに“レベル上昇”が書き込まれたか否か(排水ポンプ(33)の能力が1段階上昇されたか否か)を判断し、レベル上昇判定フラグFに“レベル上昇”が書き込まれている場合は、ステップ(ST5C)でレベル上昇判定フラグFの内容をクリアしてステップ(ST1)に制御を戻す。これにより、ステップ(ST11)で排水ポンプ(33)の能力を上昇させた制御が無意味になるのを防止する。
一方、ステップ(ST5B)でレベル上昇判定フラグFに“レベル上昇”が書き込まれていないと判断された場合は、浴槽(20)が低い位置に設置されていたり、又、排水通路(31)の屈曲回数が少ないことが原因で、ドレンの排水速さ、即ち、ドレン流速が大きすぎて大きな騒音(排水音)が生じているか否かを判断する。具体的には、ステップ(ST6)で、排水所要時間計測用のタイマー(T)(ステップ(ST2)でリセットされている)の計測時間が15秒未満か否かを判断し、15秒以下の場合は、ドレンの排水速さが大きすぎて排水の騒音が大きいと判断する。尚、本実施の形態では、上記15秒の時間が既述発明特定事項として記載の「第1基準時間」に対応する。
次に、ステップ(ST7)で排水ポンプ(33)の駆動モータに印加された電圧が最小レベルか否かを判断することにより、排水ポンプ(33)が最小能力に設定されているか否かを判断し、最小能力に設定されていない場合は、ステップ(ST8)で、排水ポンプ(33)の駆動モータに印加する電圧を1レベル低下させる命令(既述発明特定事項たる「ポンプ能力低下指令」に対応する)が実行される。これにより、排水ポンプ(33)の能力を1段階低下させてドレンの排水速さ、即ち、ドレン流速を低下させ、排水騒音を抑える。その後、ステップ(ST1)に制御動作が戻される。尚、ステップ(ST7)で、排水ポンプ(33)の駆動モータへの印加電圧が最小レベルになっていると判断された場合も、制御動作がステップ(ST1)に戻される。
又、ステップ(ST6)で排水時間監視用のタイマー(T)の計測時間が15秒より長いと判断されると、この場合は、タイマー(T)の計測時間は30秒以下であることがステップ(ST4)で既に判断されているから、排水ポンプ(33)によるドレンの排水所要時間は適正時間(15秒〜30秒の範囲)にあると判断される。即ち、ドレンの排水速さは適正であると判断される。そして、かかる場合は、ステップ(ST1)に制御が戻される。
次に、浴槽(20)が高い位置に設置されている等の理由から、排水ポンプ(33)によるドレンの排水速さが遅く、排水時間が上記30秒を超える場合は、ステップ(ST4)からステップ(ST9)に制御が移って排水ポンプ(33)が停止される。
次に、ステップ(ST10)で排水ポンプ(33)の駆動モータに印加されている電圧が最大レベルか否かを判断することにより、排水ポンプ(33)が最大能力に設定されているか否かを判断し、最大能力に設定されていない場合は、ステップ(ST11)で、排水ポンプ(33)の駆動モータに印加する電圧を1レベル上昇させる命令(既述発明特定事項たる「ポンプ能力上昇指令」に対応する)を実行する。又、排水ポンプ(33)の能力を1段階上昇させたことを記憶する為に、レベル上昇判定フラグFに“レベル上昇”の情報を書き込む。これにより、排水ポンプ(33)の能力を1段階上昇させてドレンの排水速さを大きくし、ドレン排水に伴う騒音が長時間継続するのを防止する。
このように、本実施の形態に係るドレン排水装置によれば、ドレンの排水速さが設定レベル以上になった場合、即ち、ドレンの排水所要時間がステップ(ST6)で15秒以下と判断された場合は、ステップ(ST8)で排水ポンプ(33)の能力を低下させて排水速さを低下させ、これにより、排水の騒音増大を防止する。これとは逆に、ドレンの排水速さが設定レベル未満の場合、即ち、ドレンの排水所要時間がステップ(ST4)で30秒を超えると判断された場合は、ステップ(ST11)で排水ポンプ(33)の能力を上昇させて排水速さを大きくし、これにより、排水時の騒音の長時間継続を防止する。よって、ドレン排水時の騒音の長時間継続を防止しつつ、騒音抑制の要請に応えることができる。よって、排水場所やその近傍に人が存在する場合でも、かかる場所での騒音を防止することができ、不快感を与えることがない。
次に、上記ステップ(ST10)を実行した結果、排水ポンプ(33)の駆動モータに印加された電圧が最大レベルになったと判断された場合、即ち、排水ポンプ(33)が最大能力に設定されたと判断された場合は、ステップ(ST12)〜(ST14)を実行し、これにより、30秒(請求項4の「故障判定時間」に対応する。)間でドレンタンク(32)内のドレンを排水できるか否かを再度確認する。即ち、ステップ(ST12)で排水ポンプ(33)を作動させると共に、排水時間監視用のタイマー(T)をリセットした後、ステップ(ST13)で、第1水位センサ(36)が水位検知しなくなったか否かを判断し、ステップ(ST14)でタイマー(T)の計測時間が30秒を超えると、排水ポンプ(33)の故障と判断する。そして、かかる場合は、ステップ(ST15)で排水ポンプ(33)を停止させた後、ステップ(ST16)で図示しない表示器でエラー表示を行う。
従って、本実施の形態では、上記ステップ(ST12)でリセットされるタイマー(T)が、既述発明特定事項たる「ポンプ故障判定タイマー」に対応する。又、ステップ(ST13)(ST14)で、前記タイマー(T)の計測時間が30秒より大きくなっても第1水位センサ(36)が水位検知していると判断される場合には、制御をステップ(ST15)側に移行させるマイクロコンピュータの機能部が、既述発明特定事項たる「故障信号を出力する判定手段」に対応する。更に、ステップ(ST14)でタイマー(T)の計測時間が30秒を超えたとするマイクロコンピュータ内の情報が、既述発明特定事項たる「故障信号」に対応する。
一方、ステップ(ST13)(ST14)の実行により、30秒以内で第1水位センサ(36)が水位検知しなくなると、第1水位センサ(36)の下端部までドレンタンク(32)内のドレンが排水されたのであるから、ステップ(ST17)で排水ポンプ(33)を停止させ、その後、制御動作をステップ(ST1)に戻す。
[その他]
1.上記実施の形態では、ドレンタンク(32)に貯留された500ccのドレンの排水所要時間が15秒〜30秒の範囲であるか否かを判断することにより、排水ポンプ(33)のドレン排水速さを判定するようにしたが、排水ポンプ(33)の吐出側の排水通路(31)に流量計を配設し、該流量計が計測する流量に基づいて排水ポンプ(33)のドレン排水速さを判定するようしてもよい。この場合、前記流量計が計測する流量が適正範囲に入るように、排水ポンプ(33)の駆動用モータの電圧を制御する。
2.上記実施の形態では、排水通路(31)の下流端(310)を浴槽(20)が設置された浴室の浴槽ドレン受け(22)に導くようにしたが、前記下流端(310)を建物のベランダや玄関脇等、種々の排水場所に導くようにしてもよい。
3.本発明は、器具本体(10)の設置高さが一定で浴槽ドレン受け(22)やベランダ等の排水場所の高さが変化する場合に適用できるだけでなく、これとは逆に、前記排水場所の高さが一定で器具本体(10)の設置高さが変化する場合にも適用できる。即ち、本発明は、器具本体(10)に対する排水場所の相対的な設置高さが変わる場合に適用することができる。
4.上記実施の形態では、第1基準時間は15秒に、第2基準時間は30秒に、夫々設定されているが、第2基準時間が第1基準時間より長い時間に設定されている限り、これらの時間として種々の値を設定することができる。
潜熱回収型の熱源器を用いた風呂追焚き装置の概略構成図 本発明の実施の形態を説明するフローチャート ドレン排水装置(A)の配設部の拡大図
符号の説明
(30)・・・ドレン中和器
(31)・・・排水通路
(32)・・・ドレンタンク

Claims (3)

  1. 潜熱回収型のガス燃焼式熱源器で発生したドレンを貯留する為のドレンタンク(32)と、前記ドレンタンク(32)に貯留されたドレンを排水通路(31)を介してドレン排水部に排水する排水ポンプ(33)と、排水ポンプ(33)の駆動を制御する制御装置(37)とを具備する、ドレン排水装置に於いて、
    設定量のドレンの排水が完了したのを検知する排水完了検知手段と、
    前記ドレンの排水開始時からの経過時間を計測するタイマーとを具備しており、
    前記制御装置(37)は、
    前記排水ポンプ(33)の作動により前記排水通路(31)から排水されるドレンの排水速さが速く前記ドレン排水部での排水音が大きいと判断するための第1基準時間と、前記第1基準時間より長い時間であって前記排水速さが遅く前記ドレン排水部での排水音が長時間継続すると判断するための第2基準時間とが設定され、
    前記排水完了検知手段が前記排水完了を検知するまでに前記タイマーが計測した排水所要時間が前記第1基準時間以下の場合は前記ポンプ能力低下指令を出力する一方、前記排水所要時間が前記第2基準時間以上の場合は前記ポンプ能力上昇指令を出力し、
    前記ポンプ能力低下指令が出力された場合は前記排水速さが低下するように前記排水ポンプ(33)を制御する一方、前記ポンプ能力上昇指令が出力された場合は前記排水速さが上昇するように前記排水ポンプ(33)を制御して、前記排水所要時間が前記第1基準時間と前記第2基準時間との間の適正時間内となるように前記排水速さを制御する、ドレン排水装置。
  2. 請求項1に記載のドレン排水装置に於いて、
    前記ドレンタンク(32)には、前記排水検知手段たる第1水位センサと、該第1水位センサが検知するドレンの水位より上方の水位を検知する第2水位センサが配設されており、
    前記第2水位センサがドレンを検知したときは、前記タイマーが前記経過時間の計測を開始すると共に前記排水ポンプ(33)が始動し、
    前記第1水位センサがドレンを検知しなくなった排水完了時に前記排水ポンプ(33)が停止する、ドレン排水装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドレン排水装置に於いて、
    前記排水速さ判定手段から出力される前記ポンプ能力上昇指令によって前記排水ポンプ(33)が最大能力に設定された後の経過時間を計測するポンプ故障判定タイマーと、
    前記ポンプ故障判定タイマーの計測時間が故障判定時間より大きくなっても前記排水完了検知手段が前記排水完了を検知しない場合に故障信号を出力する判定手段を備えている、ドレン排水装置。
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