JP4679363B2 - 列車検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スペクトラム拡散通信方式を利用して列車の有無を検知する列車検知装置、特に列車検知の安定性と伝送効率の向上に関するものである。
鉄道における軌道回路はレールを所定の長さに区分けして電気回路を構成し、軌道回路の列車進出側の境界から列車検知信号を送信し、軌道回路の列車進入側の境界で所定レベルの列車検知信号を受信しているとき、その軌道回路に列車が在線していないと判定し、列車が軌道回路に進入して車軸によりレールが短絡されて受信している列車検知信号が一定レベル以下になったとき、その軌道回路に列車が在線していると判定している。
この軌道回路に列車検知信号を伝送するとき、交流電化区間の場合、運転電流の高調波が極めて強力である。この運転電流の高調波雑音等が入り込んでも、その影響を受けずに列車を検知するため、特許文献1や特許文献2,特許文献3等にスペクトラム拡散通信方式を使用した列車検知装置が開示されている。このスペクトラム拡散通信方式を使用した列車検知装置は、送信部から列車検知信号を擬似雑音符号(以下、PN符号という)でスペクトラム拡散変調して広い周波数帯に拡散してレールに送信し、受信部は、レールに送られているスペクトラムを拡散した信号を受信して、受信した信号を送信部と同じPN符号を使用して拡散変調する。このPN符号を使用して拡散変調すると、受信した信号に混入した雑音信号はスペクトラムが拡散され列車検知信号はもとの周波数帯域内に集められて送信部で発生した元の列車検知信号にもどされる。この拡散変調した信号を狭帯域のバンドパスフィルタを通して雑音成分を除去することにより、送信された列車検知信号を得る。
この受信部で拡散変調して列車検知信号を得るためには、拡散変調するPN符号の位相を受信したPN符号の位相と一致させる必要がある。PN符号を使用して拡散変調した受信信号はS/N比が非常に小さく、通常の方法では受信信号から同期のタイミングを抽出できないため、受信部のPN符号を受信信号のPN符号の時系列に合致させて狭帯域信号に変換する同期捕捉と、同期捕捉が完了してから時間が経過しても同期はずれが生じないように操作する同期保持が必要である。
特許第3291607号公報 特開平9−99836号公報 特開2004−276761号公報
前記のように受信部で拡散変調するPN符号の位相を受信したPN符号の位相と一致させるために、受信部に同期捕捉手段や同期保持手段を設けると、受信部の構成が非常に複雑になってしまうとともに同期捕捉に時間がかかってしまう。また、無絶縁軌道回路の場合、自軌道回路が列車の車軸で短絡した列車検知時には、受信レベルが低下するため、受信信号による同期検出が不安定になる。さらに、隣接する軌道回路に送信された列車検知信号との干渉により誤ったタイミングで動作してしまい、同期はずれにより列車検知性能が低下してしまうという短所もある。
この発明は、このような短所を改善し、送信部でスペクトラム拡散変調した列車検知信号を受信部で確実に検出するとともに伝送効率を高めることができる列車検知装置を得ることを目的とするものである。
この発明の列車検知装置は、各軌道回路の一方の境界に接続された送信器と他方の境界に接続された受信器とを有し、前記送信器は情報処理部とクロック信号発生部と拡散符号発生部と拡散変調部及び送信部を有し、前記情報処理部は隣接する軌道回路毎に異なる周波数の列車検知信号を生成し、前記クロック信号発生部はあらかじめ設定されている周波数のクロック信号を発生して前記拡散符号発生部と前記受信器に送り、前記拡散符号発生部はクロック信号発生部で発生したクロック信号により隣接する軌道回路で異なる擬似雑音符号(以下、PN符号という)を生成し、前記拡散変調部は情報処理部から送られた列車検知信号と拡散符号発生部で生成したPN符号を乗算して拡散変調した信号波を発生し、前記送信部は拡散変調した信号波をレールに送り出し、
前記受信器はシフト量記憶部と受信部とクロック制御部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、前記シフト量記憶部には、あらかじめ各軌道回路のレール長と送信器と受信器間のケーブル長の差又は各軌道回路のレール長及び前記送信器と受信器のレールとの接続ケーブル長に応じて送信器と受信器との間に生じるPN符号の位相ずれを測定して検出した位相シフト量が格納され、前記受信部はレールに送られている信号波を受信し、前記クロック制御部は送信器から送られるクロック信号をシフト量記憶部に記憶した位相シフト量だけシフトし、前記拡散符号発生部はクロック制御部でシフトしたクロック信号により同じ軌道回路に接続されている送信器の拡散符号発生部で発生するPN符号と同じPN符号を生成し、前記拡散復調部は受信部で受信した受信波を拡散符号発生部で生成したPN符号により拡散変調し、前記バンドパスフィルタは同じ軌道回路に接続された送信器で生成する列車検知信号の周波数帯域の通過域を有し、拡散復調部で拡散された信号波から列車検知信号を抽出し、前記列車検知部はバンドパスフィルタで抽出した列車検知信号のレベルの変化により、各軌道回路に列車が在線したか否を検出することを特徴とする。
前記隣接する軌道回路で使用するPN符号は、相互相関の値が自己相関のピーク値に対して十分に小さなプリファードペアなM系列符号を使用する。
この発明は、受信器で生成しているPN符号を、受信した信号波のなかから送信器で送信された拡散符号の1周期ごとに出力信号を発生する整合フィルタの出力に応じて拡散復調部に送り、受信波を送信器と同じPN符号を使用して拡散変調するから、送信器から送られた列車検知信号を受信器で確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を短縮して伝送効率を高めることができる。
また、受信器にあらかじめ送信器と受信器との間の伝送遅延によって生じるPN符号の位相ずれを測定して検出した位相シフト量を記憶しておき、送信器で発生しているクロック信号を記憶した位相シフト量だけシフトしたクロック信号で送信器と同じPN符号を使用した受信した信号波を拡散変調するから、送信部から送られた列車検知信号を受信部で確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を不要として伝送効率を高めることができる。
また、隣接する軌道回路で異なるPN符号を使用するとともに隣接する軌道回路で異なる周波数の列車検知信号を使用するから、隣接する軌道回路に送られた信号波との干渉を低減することができる。
さらに、前記隣接する軌道回路で使用するPN符号として相互相関の値が自己相関のピーク値に対して十分に小さなプリファードペアなM系列符号を使用することにより、隣接する軌道回路に送られた信号波との干渉をより低減することができる。
図1はこの発明の列車検知装置の配置図である。図に示すように、列車検知装置は、各軌道回路1T〜6Tの列車進入側の境界に接続された送信器1と列車進出側の境界に接続された受信器2を有する。
送信器1は、図2のブロック図に示すように、情報処理部3とクロック信号発生部4と拡散符号発生部5と拡散変調部6とバンドパスフィルタ(BPF)7及び送信部8を有する。情報処理部3は各軌道回路IDを含む列車検知信号を生成して拡散変調部6に送る。この列車検知信号の周波数は少なくとも2周波使用し、隣接する軌道回路で異なる周波数を使用する。例えば図1に示すように、軌道回路2Tでは周波数f1を使用し、軌道回路3Tでは周波数f2を使用し、軌道回路4Tでは周波数f1を使用する。クロック信号発生部4はあらかじめ設定されている周波数のクロック信号を発生して拡散符号発生部5に送る。拡散符号発生部5はクロック信号発生部4から送られるクロック信号によりあらかじめ定められた広帯域の擬似雑音符号(以下、PN符号という)を生成し、生成したPN符号を拡散変調部6に送る。この拡散符号発生部4で生成するPN符号は、相互相関の値が自己相関のピーク値に対して十分に小さなプリファードペアなM系列符号を使用する。このプリファードペアなM系列符号は例えば周期127のとき6種類となる。そして軌道回路の1群で異なるPN符号を使用する。例えば1群の軌道回路2T〜5Tにおいて、軌道回路2TではPN1を使用し、軌道回路3TではPN2、軌道回路4TではPN3、軌道回路5TではPN4を使用する。拡散変調部6は情報処理部3から送られた列車検知信号と拡散符号発生部5から送られたPN符号を乗算して、列車検知信号の周波数帯域よりもはるかに広い周波数帯域に拡散し、拡散変調した信号波を発生する。BPF7は拡散変調した信号波の不要周波数成分を除去する。送信部8は拡散変調した信号波をレール9に送り出す。
受信器2は受信部10とクロック信号発生部11と整合フィルタ12と拡散符号発生部13と拡散復調部14と狭帯域のバンドパスフィルタ(BPF)15及び列車検知部16を有する。受信部10は送信器1からレール9に送られている信号波を受信する。クロック信号発生部11は送信器1のクロック信号発生部4と同じ周波数のクロック信号を発生して拡散符号発生部13に送る。整合フィルタ12は受信部10から送られた受信波から送信器1aで送信された拡散符号の1周期ごとに出力信号を発生して拡散符号発生部13に送る。拡散符号発生部13はクロック信号発生部11で発生しているクロック信号により同じ軌道回路に接続されている送信器1の拡散符号発生部5で発生するPN符号と同じPN符号を発生し、発生したPN符号を整合フィルタ12の出力信号に応じて拡散復調部14に送る。拡散復調部14は受信器10で受信した受信波を拡散符号発生部13から送られるPN符号によりスペクトラム拡散変調して受信波に混入した雑音信号を広い周波数帯域に拡散して列車検知信号をもとの周波数帯域内に集めた信号波を生成する。BPF15は各軌道回路2T〜5Tごとに情報処理部3で生成する列車検知信号の周波数帯域の通過域を有し、拡散復調部14で拡散された信号波から雑音成分と隣接する軌道回路に送信された信号波を除去して列車検知信号を抽出して列車検知部16に送る。列車検知部16は送られた列車検知信号のレベルの変化により、各軌道回路2T〜5Tに列車17が在線したか否を検出する。
前記のように構成した列車検知装置で軌道回路2Tに列車17が在線したか否を検出するときの動作を図3の波形図を参照して説明する。
軌道回路2Tに設けられた送信器1aのクロック信号発生部4は、図3(a)に示すように、あらかじめ設定されている周波数のクロック信号を発生して拡散符号発生部5に送る。拡散符号発生部5は、図3(b)に示すように、送られたクロック信号によりあらかじめ定められたPN1のPN符号を生成し、生成したPN符号を拡散変調部6に送る。拡散変調部6は情報処理部3から送られた周波数f1の列車検知信号と拡散符号発生部4から送られたPN符号を乗算して、列車検知信号の周波数帯域よりもはるかに広い周波数帯域に拡散し、拡散変調した信号波を発生してBPF7に送る。BPF7は送られた信号波の不要周波数成分を除去して送信部8に送り、送信部8は送られた信号波をレール9に送り出す。
受信器2aの受信部10は送信器1aからレール9に送信された信号波を受信し、受信した信号波を整合フィルタ12と拡散復調部14に送る。この受信した受信波にはレール9を伝搬しているときの雑音信号が加えられているとともに軌道回路3Tの送信器1bからレール9に送信した信号波も含まれる。整合フィルタ12は,図3(e)に示すように、送られた信号波のなかから送信器1aで送信された拡散符号の1周期ごとに出力信号を発生して拡散符号発生部13に送る。一方、クロック信号発生部11は、図3(c)に示すように、送信器1aのクロック信号発生部4と同じ周波数のクロック信号を発生して拡散符号発生部13に送る。拡散符号発生部13は送られたクロック信号により、図3(d)に示すように、軌道回路2Tに接続されている送信器1aの拡散符号発生部5で発生するPN符号と同じPN1のPN符号を生成し、生成したPN符号を、図3(f)に示すように、整合フィルタ12の出力信号により拡散復調部14に送る。拡散復調部14は受信部10で受信した受信波を拡散符号発生部13から送られるPN符号によりスペクトラム拡散変調して受信波に混入した雑音信号を広い周波数帯域に拡散して列車検知信号をもとの周波数帯域内に集めた信号波を生成する。BPF15は拡散復調部14で拡散された信号波から雑音成分と隣接する軌道回路3Tに送信されたPN符号を除去して周波数f1の列車検知信号を抽出して列車検知部16に送る。列車検知部16は送られた列車検知信号のレベルがあらかじめ設定された閾値を超えているとき軌道回路2Tに列車17が在線していないと判断し、列車検知信号のレベルがあらかじめ設定された閾値より小さくなったとき軌道回路2Tに列車17が在線していると判断して列車在線信号を出力する。
このように受信器2aで生成しているPN符号を、受信した信号波のなかから送信器1aで送信された拡散符号の1周期ごとに出力信号を発生する整合フィルタ12の出力に応じて拡散復調部14に送り、受信波を送信器1aと同じPN符号を使用して拡散変調するから、送信器1aから送られた列車検知信号を受信器2aで確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を短縮して伝送効率を高めることができる。
また、1群の軌道回路で異なるPN符号を使用するとともに隣接する軌道回路で異なる周波数の列車検知信号を使用するから、隣接する軌道回路に送られた信号波との干渉を低減することができる。さらに、隣接する軌道回路に送信する列車検知信号の周波数にガードバンドを設けておくと、隣接する軌道回路との混信をより確実に防ぐことができる。
前記説明では、送信器1と受信器2に同じ周波数のクロック信号を発生するクロック信号発生部4,11を設けた場合について説明したが、外部信号、例えば同じ電源からの交流信号やGPSの時刻パルスから同期信号を発生するようにしても良い。
前記説明では送信器1aと受信器2aにクロック信号発生部4,11を設けた場合について説明したが、図4のブロック図に示すように、送信器1aのクロック信号発生部4で発生しているクロック信号をケーブルにより受信器2に送るようにしても良い。この場合、受信器2aには受信部10と拡散符号発生部13と拡散復調部14とBPF15及び列車検知部16のほかにシフト量記憶部18とクロック信号制御部19を有する。シフト量記憶部18には、送信器1aと受信器2aの設置場所が離れている場合は、軌道回路2Tのレール長と送信器1aから受信器2aにクロック信号を送るケーブル長の差に応じた伝送遅延で送信器1aと受信器2aの間に生じるPN符号の位相ずれをあらかじめ測定して検出した位相シフト量が格納され、送信器1aと受信器2aの設置場所が同じ場所に設置されている場合は、軌道回路2Tのレール長及び送信器1aと受信器2aのレール9との接続ケーブル長の差に応じた伝送遅延で送信器1aと受信器2aの間に生じるPN符号の位相ずれを測定して検出した位相シフト量が格納されている。各軌道回路2T〜5Tのレール長やクロック信号を送るケーブル長あるいは送信器1aと受信器2aのレール9との接続ケーブル長はそれぞれ既知で変動しないため、伝送遅延も軌道回路2T〜5T毎に一定になるからである。クロック制御部19は受信器1aのクロック信号発生部4から送られるクロック信号をシフト量記憶部18に記憶した位相シフト量だけシフトして拡散符号発生部13に送る。
この列車検知装置で軌道回路2Tに列車17が在線したか否を検出するとき、送信器1aのクロック信号発生部4は、図5(a)に示すように、あらかじめ設定されている周波数のクロック信号を発生して拡散符号発生部5に送り、拡散符号発生部5は、図5(b)に示すように、送られたクロック信号によりあらかじめ定められたPN1のPN符号を生成する。拡散変調部6は情報処理部3から送られた周波数f1の列車検知信号を拡散符号発生部4から送られたPN符号で拡散変調し、拡散変調した信号波をBPF7と送信部8を介してレール9に送り出す。
受信器2aの受信部10で送信器1aからレール9に送信された信号波を受信し、受信した受信波を拡散復調部14に送る。一方、クロック制御部19は、図5(c)に示すように、送信器1aから送られたクロック信号をシフト量記憶部18に記憶した位相シフト量S(θ)だけシフトしてシフトしたクロック信号を拡散符号発生部13に送る。拡散符号発生部13は送られたクロック信号により、図5(d)に示すように、軌道回路2Tに接続されている送信器1aの拡散符号発生部5で発生するPN符号と同じPN1のPN符号を生成して拡散復調部14に送る。拡散復調部14は受信部10で受信した受信波を拡散符号発生部13から送られるPN符号によりスペクトラム拡散変調して列車検知信号をもとの周波数帯域内に集めた信号波を生成し、生成した拡散された信号波から雑音成分と隣接する軌道回路3Tに送信されたPN符号をBPF15で除去して周波数f1の列車検知信号を抽出して列車検知部16に送る。列車検知部16は送られた列車検知信号のレベルがあらかじめ設定された閾値を超えているとき軌道回路2Tに列車17が在線していないと判断し、列車検知信号のレベルがあらかじめ設定された閾値より小さくなったとき軌道回路2Tに列車17が在線していると判断して列車在線信号を出力する。
このように受信器2aに、あらかじめ伝送遅延によって送信器1aと受信器2aの間に生じるPN符号の位相ずれを測定して検出した位相シフト量を記憶しておき、この位相シフト量だけシフトしたクロック信号で送信器1aと同じPN符号を使用した受信した信号波を拡散変調するから、送信器1aから送られた列車検知信号を受信器2aで確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を不要として伝送効率を高めることができる。
この発明の列車検知装置の配置図である。 列車検知装置の構成を示すブロック図である。 列車検知装置の処理を示す波形図である。 他の列車検知装置の構成を示すブロック図である。 他の列車検知装置の処理を示す波形図である。
符号の説明
1;送信器、2;受信器、3;情報処理部、4;クロック信号発生部、
5;拡散符号発生部、6;拡散変調部、7;BPF,8;送信部、9;レール、
10;受信部、11;クロック信号発生部、12;整合フィルタ、
13;拡散符号発生部、14;拡散復調部、15;BPF、16;列車検知部、
17;列車、18;シフト量記憶部、19;クロック制御部。

Claims (2)

  1. 各軌道回路の一方の境界に接続された送信器と他方の境界に接続された受信器とを有し、
    前記送信器は情報処理部とクロック信号発生部と拡散符号発生部と拡散変調部及び送信部を有し、
    前記情報処理部は隣接する軌道回路毎に異なる周波数の列車検知信号を生成し、前記クロック信号発生部はあらかじめ設定されている周波数のクロック信号を発生して前記拡散符号発生部と前記受信器に送り、前記拡散符号発生部はクロック信号発生部で発生したクロック信号により隣接する軌道回路で異なる擬似雑音符号(以下、PN符号という)を生成し、前記拡散変調部は情報処理部から送られた列車検知信号と拡散符号発生部で生成したPN符号を乗算して拡散変調した信号波を発生し、前記送信部は拡散変調した信号波をレールに送り出し、
    前記受信器はシフト量記憶部と受信部とクロック制御部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、前記シフト量記憶部には、あらかじめ各軌道回路のレール長と送信器と受信器間のケーブル長の差又は各軌道回路のレール長及び前記送信器と受信器のレールとの接続ケーブル長に応じて送信器と受信器との間に生じるPN符号の位相ずれを測定して検出した位相シフト量が格納され、前記受信部はレールに送られている信号波を受信し、前記クロック制御部は送信器から送られるクロック信号をシフト量記憶部に記憶した位相シフト量だけシフトし、前記拡散符号発生部はクロック制御部でシフトしたクロック信号により同じ軌道回路に接続されている送信器の拡散符号発生部で発生するPN符号と同じPN符号を生成し、前記拡散復調部は受信部で受信した受信波を拡散符号発生部で生成したPN符号により拡散変調し、前記バンドパスフィルタは同じ軌道回路に接続された送信器で生成する列車検知信号の周波数帯域の通過域を有し、拡散復調部で拡散された信号波から列車検知信号を抽出し、前記列車検知部はバンドパスフィルタで抽出した列車検知信号のレベルの変化により、各軌道回路に列車が在線したか否を検出することを特徴とする列車検知装置。
  2. 前記隣接する軌道回路で使用するPN符号は、相互相関の値が自己相関のピーク値に対して十分に小さなプリファードペアなM系列符号である請求項1記載の列車検知装置。
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