JP4808017B2 - 列車検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スペクトラム拡散通信方式を利用して列車の有無を検知する列車検知装置、特に列車検知の安定性の向上に関するものである。
鉄道における軌道回路はレールを所定の長さに区分けして電気回路を構成し、軌道回路の列車進出側の境界から列車検知信号を送信し、軌道回路の列車進入側の境界で所定レベルの列車検知信号を受信しているとき、その軌道回路に列車が在線していないと判定し、列車が軌道回路に進入して車軸によりレールが短絡されて受信している列車検知信号が一定レベル以下になったとき、その軌道回路に列車が在線していると判定している。
この軌道回路に列車検知信号を伝送するとき、交流電化区間の場合、運転電流の高調波が極めて強力である。この運転電流の高調波雑音等が入り込んでも、その影響を受けずに列車を検知するため、特許文献1や特許文献2,特許文献3等にスペクトラム拡散通信方式を使用した列車検知装置が開示されている。このスペクトラム拡散通信方式を使用した列車検知装置は、送信部から列車検知信号を擬似雑音符号(以下、PN符号という)でスペクトラム拡散変調して広い周波数帯に拡散してレールに送信し、受信部は、レールに送られているスペクトラムを拡散した信号を受信して、受信した信号を送信部と同じPN符号を使用して拡散変調する。このPN符号を使用して拡散変調すると、受信した信号に混入した雑音信号はスペクトラムが拡散され列車検知信号はもとの周波数帯域内に集められて送信部で発生した元の列車検知信号にもどされる。この拡散変調した信号を狭帯域のバンドパスフィルタを通して雑音成分を除去することにより、送信された列車検知信号を得る。
この受信部で拡散変調して列車検知信号を得るためには、拡散変調するPN符号の位相を受信したPN符号の位相と一致させる必要がある。PN符号を使用して拡散変調した受信信号はS/N比が非常に小さく、通常の方法では受信信号から同期のタイミングを抽出できないため、受信部のPN符号を受信信号のPN符号の時系列に合致させてパルス信号に変換する同期捕捉と、同期捕捉が完了してから時間が経過しても同期はずれが生じないように操作する同期保持が必要である。
特許第3291607号公報 特開平9−99836号公報 特開2004−276761号公報
前記のように受信部で拡散変調するPN符号の位相を受信したPN符号の位相と一致させために、受信部に同期捕捉手段や同期保持手段を設けると、受信部の構成が非常に複雑になってしまうとともに同期捕捉に時間がかかってしまう。また、無絶縁軌道回路の場合、自軌道回路が列車の車軸で短絡した列車検知時には、受信レベルが低下するため、受信信号による同期検出が不安定になる。さらに、隣接する軌道回路に送信された列車検知信号との干渉により誤ったタイミングで動作してしまい、同期はずれにより列車検知性能が低下してしまうという短所もある。
この発明は、このような短所を改善し、受信部に同期捕捉手段や同期保持手段を必要としないで送信部で発生させる拡散信号と受信部で発生する拡散信号の位相を簡単に一致させて、送信された列車検知信号を確実に検出することができる列車検知装置を得ることを目的とするものである。
この発明の列車検知装置は、各軌道回路の一方の境界に接続され、信号波をレールに送信する送信器と、軌道回路の他方の境界に接続され、レールに送信された信号波を受信する受信器とを有し、
前記送信器は送信信号発生部と変圧器と同期信号発生部と拡散符号発生部及び拡散変調部を有し、前記送信信号発生部は接続した軌道回路に割り当てられた所定のIDデータで変調した変調信号を発生し、前記変圧器は商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、前記同期信号発生部は前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、前記拡散符号発生部は前記同期信号発生部で生成した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、前記拡散変調部は前記送信信号発生部で発生した変調信号を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して信号波を発生し、
前記受信器は変圧器と同期信号発生部と位相補正部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、前記変圧器は前記送信器と同じ商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、前記同期信号発生部は、前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、前記位相補正部は、前記受信器の前記同期信号発生部で生成した同期信号を商用電源からの電力を搬送するケーブルの前記送信器と受信器との間の線路長により生じる伝搬時間に基づく交流電圧の位相差に応じてシフトして前記送信器の前記同期信号発生部で生成した同期信号との位相ずれを補正し、前記拡散符号発生部は前記位相補正部で補正した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、前記拡散復調部は受信した信号波を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して復調した信号波を生成し、前記バンドパスフィルタは前記拡散復調部で拡散された信号波から雑音成分を除去して変調信号を抽出し、前記列車検知部は前記バンドパスフィルタで抽出した変調信号のレベルにより、軌道回路における列車の在線有無を検出することを特徴とする。
この発明の他の列車検知装置は、各軌道回路の一方の境界に接続され、信号波をレールに送信する送信器と、軌道回路の他方の境界に接続され、レールに送信された信号波を受信する受信器とを有し、
前記送信器は送信信号発生部と変圧器と同期信号発生部と位相補正部と拡散符号発生部及び拡散変調部を有し、前記送信信号発生部は接続した軌道回路に割り当てられた所定のIDデータで変調した変調信号を発生し、前記変圧器は商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、前記同期信号発生部は前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、前記位相補正部は、前記同期信号発生部で生成した同期信号を商用電源からの電力を搬送するケーブルの前記送信器と受信器との間の線路長により生じる伝搬時間に基づく交流電圧の位相差に応じてシフトして前記受信器で生成する同期信号との位相ずれを補正し、前記拡散符号発生部は前記位相補正部で補正した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、前記拡散変調部は前記送信信号発生部で発生した変調信号を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して信号波を発生し、
前記受信器は変圧器と同期信号発生部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、前記変圧器は前記送信器と同じ商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、前記同期信号発生部は、前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、前記拡散符号発生部は前記同期信号発生部で生成した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、前記拡散復調部は受信した信号波を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して復調した信号波を生成し、前記バンドパスフィルタは前記拡散復調部で拡散された信号波から雑音成分を除去して変調信号を抽出し、前記列車検知部は前記バンドパスフィルタで抽出した変調信号のレベルにより、軌道回路における列車の在線有無を検出することを特徴とする。
この発明は、送信器と受信器で同じ商用電源の周波数に応じた同期信号を発生し、発生した同期信号を送信器と受信器との間のケーブル長により生じる商用電圧の位相差に応じて位相ずれ補正を行い、補正した同期信号によりPN符号列を発生するようにして、送信器でスペクトラム拡散変調するPN符号列と、受信器でスペクトラム拡散変調するPN符号列の位相を確実に一致させることができ、送信器から送られたIDデータ信号を受信器で確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を短縮して伝送効率を高めることができる。
図1はこの発明の列車検知装置の構成を示すブロック図である。図に示すように、列車検知装置は、各軌道回路1T〜3Tの一方の境界に接続された送信器1と他方の境界に接続された受信器2を有する。
送信器1は送信信号発生部3と変圧器4と同期信号発生部5と拡散符号発生部6と周波数逓倍回路7とQPSK変調部8と拡散変調部9とD/A変換部10及び増幅器11を有する。
送信信号発生部3は軌道回路2Tに割り当てられた識別子を含むIDデータ信号を作成してQPSK変調部8に出力する。変圧器4は商用電源12から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換して同期信号発生部5に出力する。同期信号発生部5は、図2のブロック図に示すように、バンドパスフィルタ(BPF)13と波形整形回路14を有する。BPF13は変圧器4で変換した交流信号を入力してノイズ成分を除去し、波形整形回路14はノイズ成分を除去した交流信号から商用電源12の周波数に応じた同期信号を生成して拡散符号発生部6と周波数逓倍回路6に出力する。拡散符号発生部6は入力した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生して拡散変調部9に出力する。周波数逓倍回路7は入力した同期信号の周波数を整数倍して拡散符号のチップ数に相当するクロック信号を発生してD/A変換部10に出力する。QPSK変調部8は伝送ビットレートを大きくするため送信信号発生部3から送られたIDデータ信号を直交位相変調して拡散変調部9に出力する。拡散変調部9は入力したIDデータ信号を拡散符号発生部6から入力したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調してIDデータ信号の周波数帯域よりもはるかに広い周波数帯域の拡散して拡散信号をD/A変換部10に出力する。D/A変換部10は入力した拡散信号を周波数逓倍回路7から送られるクロック信号により直流の信号波に変換して増幅器11に出力する。増幅器11は送られた信号波を増幅して整合変成器15を介してレール16に送り出す。
受信器2は前置増幅器18と変圧器19と同期信号発生部20と位相補正部21と拡散符号発生部22と周波数逓倍回路23とA/D変換部24と拡散復調部25と狭帯域のバンドパスフィルタ(BPF)26とQPSK復調部27と受信信号照査部28と2乗回路29とローパスフィルタ(LPF)30とレベル判定部31及び列車検知判定部32を有する。
前置増幅器18は、送信器1からレール16に送られている信号波を整合変成器17から入力し、入力した信号波を増幅してA/D変換部24に出力する。変圧器19は商用流電源12から出力する交流電圧を低電圧の交流信号に変換して同期信号発生部20に出力する。同期信号発生部20は、送信器1の同期信号発生部5と同じ構成をし、変圧器19で変換した交流信号を入力してノイズ成分を除去して商用電源12の周波数に応じた同期信号を位相補正部21に出力する。位相補正部21は商用電源12からの電力を搬送するケーブルの送信器1と受信器2との間の線路長により生じる交流電圧の位相差に応じて入力した同期信号をシフトして送信器1と受信器2の位相ずれを補正し、補正した同期信号を拡散符号発生部22と周波数逓倍回路23に出力する。拡散符号発生部22は入力した同期信号により送信器1の拡散符号発生部6と同じPN符号列を発生して拡散復調部25に出力する。周波数逓倍回路23は入力した同期信号の周波数を整数倍して拡散符号のチップ数に相当するクロック信号を発生してA/D変換部24に出力する。A/D変換部24は前置増幅器18で増幅した信号波を周波数逓倍回路23から送られるクロック信号によりデジタルの受信信号に変換して拡散復調部25に出力する。拡散復調部25は入力した受信信号を拡散符号発生部22から入力するPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して受信信号に混入した雑音信号を広い周波数帯域に拡散して受信信号に含まれるIDデータ信号をもとの周波数帯域内に集めた拡散信号を生成してBPF26に出力する。BPF26は入力した拡散信号から雑音成分を除去してIDデータ信号を含む受信信号を抽出してQPSK復調部27と2乗回路29に出力する。QPSK復調部27は入力した受信信号を直交位相変調して復調した受信信号を受信信号照査部28に出力する。受信信号照査部28は入力した受信信号が軌道回路2Tに対応するIDデータ信号と一致しているかどうかを確認し、その確認結果を列車検知判定部32に出力する。2乗回路29は入力した受信信号の2乗信号を生成してLPF30に出力する。LPF30は入力した2乗信号に現れる2倍の周波数成分を除去してレベル判定部31に出力する。レベル判定部31は入力した信号の受信レベルを判定して列車検知判定部32に出力する。列車検知判定部32は受信信号照査部28から軌道回路2Tに対応するIDデータ信号を受信していることが入力されているとき、レベル判定部31による受信レベルの判定結果により軌道回路2Tに列車33が在線したか否を判定する。
前記のように構成した列車検知装置の動作を図3と図4の波形図を参照して説明する。
軌道回路2Tに設けられた送信器1は、商用電源12から出力する商用電圧を変圧器4で低電圧の交流信号に変換して同期信号発生部5に出力し、同期信号発生部5は入力した交流信号により同期信号を発生して拡散符号発生部6と周波数逓倍回路7に出力している。この同期信号発生部5で同期信号を発生するとき、同期信号発生部5のBPF13は変圧器4から入力する交流信号のノイズ成分を除去して、図3(a)に示すように、正弦波の交流信号を波形整形回路14に出力する。波形整形回路14は入力した交流信号の例えば零ボルトを閾値として、図3(b)に示すように、パルス信号に整形し、整形したパルス信号から、図3(c)に示すように、商用電源12の周波数に応じた同期信号を生成する。拡散符号発生部6は入力した同期信号により、図3(d)に示すように、軌道回路2Tに固有の広帯域のPN符号列を発生して拡散変調部9に出力する。周波数逓倍回路7は入力した同期信号の周波数を整数倍して拡散符号のチップ数に相当するクロック信号を発生してD/A変換部10に出力する。
一方、送信信号発生部3で発生している軌道回路2Tに割り当てられた識別子を含むIDデータ信号はQPSK変調部8で直交位相変調されて拡散変調部9に出力する。拡散変調部9はQPSK変調部8で変調したIDデータ信号を拡散符号発生部6から入力したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調してIDデータ信号の周波数帯域よりもはるかに広い周波数帯域に拡散して拡散信号をD/A変換部10に出力する。D/A変換部10は入力した拡散信号を周波数逓倍回路7から送られるクロック信号により直流の信号波に変換して増幅器11に出力し、増幅器11は送られた信号波を増幅して整合変成器15を介してレール16に送り出す。
受信器2は商用電源12から出力する商用電圧を変圧器19で低電圧の交流信号に変換して同期信号発生部20に送り、同期信号発生部20で入力した交流信号により同期信号を発生し、発生した同期信号を位相補正部21で送信器1と受信器2の位相ずれを補正して拡散符号発生部6と周波数逓倍回路7に出力している。この状態で整合変成器7を介してレール16に送信されている信号波を受信すると、受信した信号波を前置増幅器18で増幅し、増幅した受信波をA/D変換部24で周波数逓倍回路23から送られるクロック信号によりデジタルの受信信号に変換して拡散復調部25に出力する。この拡散復調部25に送られた受信信号には、図4(a)に示すように、レール13を伝搬しているときに雑音信号が加えられている。そこで拡散復調部25は送られた信号波を、拡散符号発生部22から送られているPN符号列によりスペクトラム拡散変調して、図4(b)に示すように、受信した信号波に混入した雑音信号を広い周波数帯域に拡散して受信信号に含まれるIDデータ信号をもとの周波数帯域内に集めた拡散信号を生成してBPF26に出力する。BPF26は、図4(c)に示すように、入力した拡散信号から雑音成分を除去してIDデータ信号を含む受信信号を抽出しQPSK復調部27と2乗回路29に出力する。この拡散復調部25でスペクトラム拡散変調するPN符号列は、送信器1と同じ商用電源12の周波数に応じた同期信号により発生し、かつ送信器1と受信器2との間のケーブル長により生じる商用電圧の位相差に応じて位相ずれ補正を行っているから、送信器1で発生しているPN符号列と位相を一致させることができる。また、発生するPN符号列は、送信器1で発生するPN符号列と同じ軌道回路2Tに固有のものであるから、拡散復調部25で拡散変調してBPF26を通した受信信号には例えば軌道回路3Tに送信された軌道回路2Tとは異なるPN符号列で発生した信号を含まず、他の軌道回路に送信された信号の影響を受けないですむ。
QPSK復調部27は入力した受信信号を直交位相変調して復調し、受信信号照査部28は復調した受信信号が軌道回路2Tに対応するIDデータ信号と一致しているかどうかを確認し、その確認結果を列車検知判定部32に出力する。また、2乗回路29は入力した受信信号の2乗信号を生成し、LPF30は2乗信号に現れる2倍の周波数成分を除去してレベル判定部31に出力する。レベル判定部31は入力した信号の受信レベルを判定して列車検知判定部32に出力する。列車検知判定部32は受信信号照査部28から軌道回路2Tに対応するIDデータを受信していることが入力されているとき、レベル判定部31による受信レベルの判定結果により軌道回路2Tに列車33が在線したか否を判定する。
このように、送信器1と受信器2で商用電源12の周波数に応じた同期信号によりPN符号列を発生するようにしたから、送信器1でスペクトラム拡散変調するPN符号列と、受信器2でスペクトラム拡散変調するPN符号列の位相を確実に一致させることができ、送信器1から送られたIDデータ信号を受信器2で確実に検出することができるとともに、同期捕捉に要する時間を短縮して伝送効率を高めることができる。
前記説明では、送信器1と受信器2で商用電源12の周波数に応じた同期信号によりPN符号列を発生するようにしたが、送信器1と受信器2の変圧器4,19の代わりにGPS受信器を設け、GPSの時刻パルスから同期信号を発生するようにしても良い。
この発明の列車制御装置の構成を示すブロック図である。 同期信号発生部の構成を示すブロック図である。 送信部の同期信号発生部における出力波形とPN符号列の波形図である。 受信信号と拡散復調した信号と雑音成分を除去した信号のスペクトラム分布図である。
符号の説明
1;送信器、2;受信器、3;送信信号発生部、4;変圧器、5;同期信号発生部、
6;拡散符号発生部、7;周波数逓倍回路、8;QPSK変調部、9;拡散変調部、
10;D/A変換部、11;増幅器、12;商用電源、13;BPF、
14;波形整形回路、15;整合変成器、16;レール、17;整合変成器、
18;前置増幅器、19;変圧器、20;同期信号発生部、21;位相補正部、
22;拡散符号発生部、23;周波数逓倍回路、24;A/D変換部、
25;拡散復調部、26;BPF、27;QPSK復調部、28;受信信号照査部、
29;2乗回路、30;LPF、31;レベル判定部、32;列車検知判定部、
33;列車。

Claims (2)

  1. 各軌道回路の一方の境界に接続され、信号波をレールに送信する送信器と、軌道回路の他方の境界に接続され、レールに送信された信号波を受信する受信器とを有し、
    前記送信器は送信信号発生部と変圧器と同期信号発生部と拡散符号発生部及び拡散変調部を有し、
    前記送信信号発生部は接続した軌道回路に割り当てられた所定のIDデータで変調した変調信号を発生し、
    前記変圧器は商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、
    前記同期信号発生部は前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、
    前記拡散符号発生部は前記同期信号発生部で生成した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、
    前記拡散変調部は前記送信信号発生部で発生した変調信号を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して信号波を発生し、
    前記受信器は変圧器と同期信号発生部と位相補正部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、
    前記変圧器は前記送信器と同じ商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、
    前記同期信号発生部は、前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、
    前記位相補正部は、前記受信器の前記同期信号発生部で生成した同期信号を商用電源からの電力を搬送するケーブルの前記送信器と受信器との間の線路長により生じる伝搬時間に基づく交流電圧の位相差に応じてシフトして前記送信器の前記同期信号発生部で生成した同期信号との位相ずれを補正し、
    前記拡散符号発生部は前記位相補正部で補正した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、
    前記拡散復調部は受信した信号波を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して復調した信号波を生成し、
    前記バンドパスフィルタは前記拡散復調部で拡散された信号波から雑音成分を除去して変調信号を抽出し、前記列車検知部は前記バンドパスフィルタで抽出した変調信号のレベルにより、軌道回路における列車の在線有無を検出することを特徴とする列車検知装置。
  2. 各軌道回路の一方の境界に接続され、信号波をレールに送信する送信器と、軌道回路の他方の境界に接続され、レールに送信された信号波を受信する受信器とを有し、
    前記送信器は送信信号発生部と変圧器と同期信号発生部と位相補正部と拡散符号発生部及び拡散変調部を有し、
    前記送信信号発生部は接続した軌道回路に割り当てられた所定のIDデータで変調した変調信号を発生し、
    前記変圧器は商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、
    前記同期信号発生部は前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、
    前記位相補正部は、前記同期信号発生部で生成した同期信号を商用電源からの電力を搬送するケーブルの前記送信器と受信器との間の線路長により生じる伝搬時間に基づく交流電圧の位相差に応じてシフトして前記受信器で生成する同期信号との位相ずれを補正し、
    前記拡散符号発生部は前記位相補正部で補正した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、
    前記拡散変調部は前記送信信号発生部で発生した変調信号を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して信号波を発生し、
    前記受信器は変圧器と同期信号発生部と拡散符号発生部と拡散復調部とバンドパスフィルタ及び列車検知部を有し、
    前記変圧器は前記送信器と同じ商用電源から出力する商用電圧を低電圧の交流信号に変換し、
    前記同期信号発生部は、前記変圧器で変換した交流信号から商用電源の周波数に応じた同期信号を生成し、
    前記拡散符号発生部は前記同期信号発生部で生成した同期信号によりあらかじめ定められた広帯域のPN符号列を発生し、
    前記拡散復調部は受信した信号波を前記拡散符号発生部で発生したPN符号系列によりスペクトラム拡散変調して復調した信号波を生成し、
    前記バンドパスフィルタは前記拡散復調部で拡散された信号波から雑音成分を除去して変調信号を抽出し、前記列車検知部は前記バンドパスフィルタで抽出した変調信号のレベルにより、軌道回路における列車の在線有無を検出することを特徴とする列車検知装置。
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