JP4678422B2 - レセプタクルコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、部分的に形状が異なる複数種類のプラグコネクタが挿抜自在に接続されるレセプタクルコネクタに関するものである。
近年、携帯電話機やディジタル家電製品(ディジタルカメラやディジタルビデオカメラ、ディジタルオーディオプレーヤなど)のインタフェース部としてUSB規格に準拠したコネクタが多用されている(例えば、特許文献1参照)。
図6に示すように、特許文献1に記載されているコネクタは、プラグコネクタ100とレセプタクルコネクタ200からなる。プラグコネクタ100は、金属材料によって角筒状に形成されたシェル101と、シェル101の内側に列設されている複数のコンタクト(図示せず)と、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、これら複数のコンタクトを支持してシェル101内に収納されるボディ102とを備えている。一方、レセプタクルコネクタ200は、金属材料によって角筒状に形成されたシェル201と、シェル201の内側に列設されている複数のコンタクト(図示せず)と、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、これら複数のコンタクトを支持してシェル201内に収納されるボディ202とを備えている。そして、レセプタクルコネクタ200のシェル201内にプラグコネクタ100のシェル101が挿入されると、両者のコンタクト同士が接触導通して機械的及び電気的に接続されることになる。ここで、従来のコネクタでは、プラグコネクタとレセプタクルコネクタの機械的な結合がシェル同士の弾性力で保持されていたが、上記従来例ではコネクタが非常に小型化されているためにシェル同士の弾性力で結合を保持することが困難となるので、プラグコネクタ100に一対の係合部材103,103を設けるとともに、レセプタクルコネクタ200には一対の係合部材103,103と係脱自在に係合する被係合部203,203を設け、係合部材103と被係合部203との係合によってプラグコネクタ100とレセプタクルコネクタ200の結合を保持するようになっている。
係合部材103は、後端部がボディ102に固定されるとともに後端部を支点として撓み自在である先端部に係合爪103aが突設されてなり、シェル101の一面(図6における上面)に開口した開口溝104を通して係合爪103aがシェル101の外側に進退自在に進出するようにシェル101内に収納されている。尚、一対の係合部材103,103は複数のコンタクトが並ぶ方向(図6における紙面と垂直な方向)に沿って当該コンタクトを挟む形で並設されている。
被係合部203,203は、シェル201の一面(図6における上面)に開口した孔からなる。尚、これら一対の被係合部203,203は複数のコンタクトが並ぶ方向(図6における紙面と垂直な方向)に沿って当該コンタクトを挟む形で並設されている。
而して、プラグコネクタ100のシェル101をレセプタクルコネクタ200のシェル201内に挿入すると、開口溝104から進出している係合爪103aがシェル201内面と摺接することで係合部材103が下向きに撓み、コンタクト同士が接触する位置まで到達すると開口溝104からシェル101の外へ進出した係合爪103aがシェル201の被係合部203とそれぞれ係合し、その結果、プラグコネクタ100とレセプタクルコネクタ200の結合を保持することができる。尚、プラグコネクタ100を反挿入向き(図6における右向き)にある程度の力で引っ張れば、係合部材103,103が撓んで係合爪103aと被係合部203との係合が外れてプラグコネクタ100をレセプタクルコネクタ200から離脱することができる。
登録実用新案公報第3141195号
ところで、上記従来例のように規格等でコンタクト数が5つと規定されているような場合、6つ以上のコンタクトが必要であれば、例えば、プラグコネクタのシェルを部分的に外側に膨出させることで生じるスペースに6番目以降の1乃至複数のコンタクトを配設することが考えられる。このとき、プラグコネクタのシェル形状に合わせてレセプタクルコネクタのシェルを部分的に外側に膨出させると、レセプタクルコネクタが搭載される機器のハウジングにおいて、レセプタクルコネクタの差込口をハウジング外に臨ませるための開口部分の形状が複雑になってしまう。例えば、従来の開口部分の形状は単純な矩形(長方形)であるが、上述のようにシェルの一部を部分的に外側に膨出させたときの開口部分の形状は略凸字形状となり、ハウジングの製造コスト(例えば、合成樹脂成形品からなるハウジングの金型費など)が上昇してしまう虞がある。したがって、コンタクト数を増やす場合においてもレセプタクルコネクタのシェル形状は従来通りの単純な形状(角筒形状など)であることが望ましい。
一方、コンタクト数を増やした場合でもプラグコネクタの係合部材とレセプタクルコネクタの被係合部とを係合させて両者の結合を機械的に保持させる必要があるが、レセプタクルコネクタのシェルを単純な形状とし、且つコンタクト数の増加に伴ってシェルの寸法を大きくした場合、従来例のようにシェルに設けた孔を被係合部とするためには係合部材の係合爪の突出寸法を大きくしなければならないという問題や、上記従来例のようなプラグコネクタ(コンタクト数が5つのもの)では係合部材の係合爪がシェルの被係合部に係合できないために当該プラグコネクタを接続することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、部分的に形状が異なる複数種類のプラグコネクタが接続できるとともに係合部材と被係合部との係合によって結合を保持することが可能なレセプタクルコネクタを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、角筒状に形成されたプラグシェルを有する第1のプラグコネクタ並びに一部が部分的に膨出されてなる筒状のプラグシェルを有する第2のプラグコネクタが択一的に挿抜自在に接続されるレセプタクルコネクタであって、第2のプラグコネクタのプラグシェルは、膨出されている前記一部を除いた部分が第1のプラグコネクタのプラグシェルと共通の形状を有しており、第1及び第2のプラグコネクタの複数のコンタクトと各別に接触導通する複数のコンタクトと、絶縁性を有し、これら複数のコンタクトを支持するボディと、角筒状に形成され、内側に複数のコンタクト及びボディを収納したレセプタクルシェルと、第1及び第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数の係合部材と係脱自在に係合する複数の被係合部とを備え、2のプラグコネクタにおいては複数の係合部材がラグシェルにおける膨出部分の両側の位置に設けられ、第1のプラグコネクタにおいては複数の係合部材が、プラグシェルにおける第2のプラグコネクタのプラグシェルと共通の形状を有し且つ第2のプラグコネクタのプラグシェルの膨出部分の両側に相当する位置に設けられており、前記複数の被係合部は、第2のプラグコネクタのプラグシェルがレセプタクルシェル内に挿入されたときに前記プラグシェルの膨出部分の両側においてレセプタクルシェルの内側に突出する形で設けられてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数の被係合部が、第2のプラグコネクタのプラグシェルがレセプタクルシェル内に挿入されたときに前記プラグシェルの膨出部分の両側においてレセプタクルシェルの内側に突出する形で設けられているので、レセプタクルシェルの形状を変更せずに第1のプラグコネクタと第2のプラグコネクタの双方の係合部材を被係合部に係合させることができる。その結果、部分的に形状が異なる複数種類のプラグコネクタが接続できるとともに係合部材と被係合部との係合によって結合を保持することが可能なレセプタクルコネクタが提供できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数の被係合部は、レセプタクルシェルと一体に設けられることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、部品点数が増えないために組立のコスト上昇が抑えられる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、複数の被係合部は、レセプタクルシェルを形成する金属材料を曲げ加工して形成されることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、被係合部の製造コストを抑えることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、複数の被係合部は、プラグシェルの挿入方向における手前側の部位が外側に向かって拡がる形状に形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、レセプタクルシェルへのプラグシェルの挿入が容易になる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、第1及び第2のプラグコネクタが有するプラグシェルを保持する保持部がレセプタクルシェル内に設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、プラグコネクタのこじりに対する保持強度を向上できる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記保持部は、プラグシェルの挿入方向において被係合部の奥側に設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、第2のプラグコネクタのプラグシェルにおける膨出部分が一対の被係合部及び保持部によって挟み込まれるので、プラグコネクタのこじりに対する保持強度をさらに向上できる。
請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか1項の発明において、複数のコンタクトは、プラグシェルの挿入方向において相対的に手前側に位置するコンタクトと相対的に奥側に位置するコンタクトからなることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、複数のコンタクトを挿入方向に沿ってずらして位置させることにより、各コンタクトを撓ませるためのスペースを大きく採ることができる。
本発明によれば、部分的に形状が異なる複数種類のプラグコネクタが接続できるとともに係合部材と被係合部との係合によって結合を保持することが可能なレセプタクルコネクタが提供できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明の技術思想が適用可能なコネクタは特定の規格に準拠するコネクタに限定されるものではなく、任意の規格(例えば、USB規格やIEEE1394規格など)に準拠するコネクタ全般に適用可能である。
(実施形態1)
本実施形態のレセプタクルコネクタR1は、図1及び図2に示すように複数(図示例では12本)のコンタクト2と、これら複数のコンタクト2を支持するボディ1と、内側に複数のコンタクト2及びボディ1を収納したレセプタクルシェル3とを備えている。尚、以下の説明では図1(a)において上下左右の各方向を規定し、図1(b)における左方を前方(手前)、右方を後方(奥)とし、前方から後方へ向かう向きを挿入向き、後方から前方へ向かう向きを反挿入向きと呼ぶ。
ボディ1は絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、略直方体形状の主部10と、主部10の前面より前方へ突出する矩形板状のポスト11とを有している。主部10並びにポスト11には、複数のコンタクト2がインサート成形されている。コンタクト2は帯板状の金属板が鈎形に折曲されてなり、図1(b)に示すように主部10にインサートされている主片20と、主片20の前端から前方へ延びる接触片21と、主片20の後端より後方へ延びる端子片22とを有している。ここで、12本のうちの5本のコンタクト2Aは接触片21(21A)がポスト11の下面側に露設され、残り7本のコンタクト2Bは接触片21(21B)がポスト11の上面側に露設されている。尚、ポスト11の下面側及び上面側の何れにおいても各接触片21A,21Bは左右方向に等間隔(等ピッチ)で並設されている(図1(a),図2(e)参照)。また、12本のコンタクト2の各端子片22は、図2(e)及び(f)に示すように主部10の後方下部において左右方向に等間隔(等ピッチ)で並設されている。
レセプタクルシェル3は、耐食性を有する金属製(例えば、ステンレス鋼製)の板材によって角筒状に形成され、後端側の下部が切り欠かれている(図2(c)参照)。そして、後端側から挿入されるボディ1の下部前面がレセプタクルシェル3の下部後端面と当接した状態で、レセプタクルシェル3の上側後端部分の左右中央より下方へ切り起こされた一対の切り起こし片30,30をボディ1の上部後面に当接させることでボディ1がレセプタクルシェル3内に収納され且つ抜け止めされる(図1(b)参照)。尚、ボディ1の上側後端部には、下方に切り起こされた切り起こし片30,30を逃げるために凹部12が設けられている(図2(f)参照)。
またレセプタクルシェル3の上下左右の各前端縁からは各々外側に曲げ起こされた誘い込み片31が突出している。そして、上部の誘い込み片31の左右両側に一対の被係合部32,32が設けられている。被係合部32は、レセプタクルシェル3の前端縁から延出されている幅細の突片を下方及び後方へ弧状に曲げることで形成されている。ここで、被係合部32は、その前方部分32aが略円弧状に曲成され、中間部分32bがほぼ水平に形成され、さらに後端部分32cが斜め上後向きに曲げ起こされている。
さらに、レセプタクルシェル3の左右両側面における前後方向の略中央部分には、レセプタクルシェル3内に向かってほぼ水平に延出する一対の保持部33,33が切り起こして形成されている。但し、各保持部33,33の上側には、ボディ1前面の左右両端部より前方へ突設された一対の保持片13,13が配置されており、これら一対の保持部33,33が上方へ曲げられることを各保持片13,13によって抑制している。尚、図1(a)に示すように保持部33は前後方向において被係合部32と重なる位置に設けられるとともに、被係合部32の中間部分32bの下端面と保持部33の下端面とは上下方向において略同一高さに配置されている。
ところで、本実施形態のレセプタクルコネクタR1に対して挿抜自在に接続されるプラグコネクタには2種類有る。一つは、特許文献1に記載されているプラグコネクタ(以下、「第1のプラグコネクタ」と呼ぶ。)100であり、もう一つは図3に示すプラグコネクタ(以下、「第2のプラグコネクタ」と呼ぶ。)300である。
第2のプラグコネクタ300は、図3(a)に示すように上面における左右方向中央部分が上方へ膨出することにより、プラグシェル301が前方から見て略凸字状に形成されるとともに、当該膨出部分301aに追加のコンタクト302(図示例では7本)が左右方向に沿って並設されている点が第1のプラグコネクタ100と異なっている。尚、第2のプラグコネクタ300においては、プラグシェル301上面における膨出部分301aの左右両側に形成された溝301b、301bを通して係合部材303,303の係合爪303a,303aが進退自在にプラグシェル301から突出している。ここで、第1のプラグコネクタ100と第2のプラグコネクタ300においては、プラグシェル101,301の左右方向の幅寸法と下側に並設されている5本のコンタクト304の位置、膨出部分301aを除いたプラグシェル101,301の上下寸法及び前後寸法と一対の係合部材103,303の位置などは共通となっている。
而して、本実施形態のレセプタクルコネクタR1に第1のプラグコネクタ100を接続した場合、図1(a)に示すように第1のプラグコネクタ100のプラグシェル101はレセプタクルシェル3における被係合部32,32よりも下側の空間にのみ挿入され、プラグシェル101上面の左右両側に設けられている一対の係合部材103,103の各係合爪103a、103aがレセプタクルシェル3に設けられている一対の被係合部32,32と各々係合することになる(図1(b)参照)。このとき、レセプタクルコネクタR1のポスト11下面側に並設されている5本のコンタクト2Aの接触片21Aと、第1のプラグコネクタ100のプラグシェル101内の下側に並設されている5本のコンタクト105(図1(a)参照)とが上下方向に各別に弾接して接触導通する。尚、プラグシェル101の左右方向における外寸とレセプタクルシェル3の左右方向における内寸がほぼ等しいから、レセプタクルシェル3の左右両側に設けられいてる一対の保持部33,33の下側にプラグシェル101の先端側の左右両端部が位置し、これら一対の保持部33,33によってプラグシェル101が保持されることになる(図1(b)参照)。
一方、本実施形態のレセプタクルコネクタR1に第2のプラグコネクタ300を接続した場合、図1(c)に示すように第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301はレセプタクルシェル3における被係合部32,32よりも下側の空間と左右方向において被係合部32,32に挟まれた空間とに挿入されるとともに、プラグシェル301上面の膨出部分301aを挟んで左右両側に設けられている一対の係合部材303の各係合爪303aがレセプタクルシェル3に設けられている一対の被係合部32,32と各々係合することになる(図1(b)参照)。このとき、レセプタクルコネクタR1のポスト11下面側に並設されている5本のコンタクト2Aの接触片21Aと、第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301内の下側に並設されている5本のコンタクト304とが上下方向に各別に弾接して接触導通すると同時に、ポスト11上面側に並設されている7本のコンタクト2Bの接触片21Bと、第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301内の上側に並設されている7本のコンタクト302とが上下方向に各別に弾接して接触導通する。さらに、プラグシェル301の左右方向における外寸は第1のプラグコネクタ100のプラグシェル101の左右方向における外寸と共通であるから、第1のプラグコネクタ100と同様に、レセプタクルシェル3の左右両側に設けられいてる一対の保持部33,33の下側にプラグシェル301の先端側の左右両端部が位置し、これら一対の保持部33,33によってプラグシェル301が保持されることになる(図1(b)参照)。
上述のように本実施形態のレセプタクルコネクタR1では、コンタクトの本数及びシェル(プラグシェル)の形状が異なる2種類のプラグコネクタ(第1のプラグコネクタ100と第2のプラグコネクタ300)が何れも挿抜自在に接続できるとともに、第1及び第2のプラグコネクタ100,300が共通に備えている一対の係合部材103,303と係脱自在に係合する被係合部32,32を有しているため、第1のプラグコネクタ100と第2のプラグコネクタ300の何れが接続された場合でも同程度に結合を保持することができる。しかも、これら一対の被係合部32,32がレセプタクルシェル3の内側に突出する形で設けられているので、第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301の形状に合わせてレセプタクルシェルを前方から見て略凸字形状とせずに、従来例と同様の単純な角筒形状とすることが可能である。そして、レセプタクルシェル3を単純な角筒形状に形成することができれば、レセプタクルコネクタR1が搭載される機器(携帯電話機やディジタル家電機器など)のハウジングにおいて、レセプタクルコネクタR1の差込口(レセプタクルシェル3の前方開口部分)をハウジング外に臨ませるための開口部分の形状を単純な形状(長方形)にできるから、当該機器の製造コストの上昇を抑えることができるものである。
また本実施形態のレセプタクルコネクタR1では、レセプタクルシェル3を形成する金属材料(ステンレス鋼からなる金属板)を曲げ加工することで一対の被係合部32,32がレセプタクルシェル3と一体に形成されているので、被係合部をレセプタクルシェル3と別体に形成する場合と比較して部品点数が増えないために組立のコスト上昇が抑えられるとともに、被係合部32,32の製造コストを抑えることができるという利点がある。さらに、被係合部32はプラグシェル101,301の挿入方向における手前側の部位(前方部位32a)が外側に向かって拡がる形状に形成されているため、レセプタクルシェル3へのプラグシェル101,301の挿入が容易になるという利点もある。
また、上述したように第1及び第2のプラグコネクタ100,300の各プラグシェル101,301を保持する保持部33,33がレセプタクルシェル3内に設けられているので、プラグコネクタ100,300のこじりに対する保持強度が向上でき、しかも、保持部33がプラグシェル100,300の挿入方向において被係合部32の奥側に設けられているから、第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301における膨出部分301aが一対の被係合部32,32及び保持部33,33によって左右方向に挟み込まれるため、第2のプラグコネクタ300のこじりに対する保持強度がさらに向上できるという利点がある。
ここで、本実施形態では一対の被係合部32,32をレセプタクルシェル3と一体に形成しているが、図4に示すように合成樹脂成形品からなるボディ1と一体に被係合部14,14を形成しても良い。
(実施形態2)
実施形態1のレセプタクルコネクタR1では、ポスト11の下面側に並設される5本のコンタクト2Aとポスト11の上面側に並設される7本のコンタクト2Bがポスト11の前後方向において同じ位置に配設されている。この場合、ポスト11の厚み寸法(上下寸法)は規格によって一意に決まってしまう。一方、第2のプラグコネクタ300においては、コンタクト302が上下方向に撓み自在に形成されていることでレセプタクルコネクタR1のコンタクト2と弾接するのであるが、レセプタクルコネクタR1と接続されていない状態では、ポスト11の厚み寸法が小さいために下側のコンタクト302Aと上側のコンタクト302Bとの間に充分な距離を保つことが難しく、両コンタクト302A,302Bが接触してしまう可能性が有る。特に、上側に併設するコンタクト302Bの本数が多いほど接触の可能性が高くなる。
そこで本実施形態のレセプタクルコネクタR2においては、図5に示すように上側のコンタクト2Bを下側のコンタクト2Aに対して後方にずらして配置することにより、第2のプラグコネクタ(図示せず)における上側及び下側のコンタクトが撓むスペースを相対的に大きくしている。但し、本実施形態のレセプタクルコネクタR2は実施形態1のレセプタクルコネクタR1と基本的な構成が共通しているから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のレセプタクルコネクタR2は、図5に示すように下面側に5本のコンタクト2Aが並設される第1のポスト11Aと、主部10の前面より突設されて上面側に7本のコンタクト2Bが並設されるとともに第1のポスト11Aが前面より突設されている第2のポスト11Bとを備えている点に特徴がある。尚、第1のポスト11Aの厚み寸法並びに前後方向の長さ寸法は実施形態1のレセプタクルコネクタR1におけるポスト11と共通である。
第2のポスト11Bは、上面が第1のポスト11Aの上面と面一であり且つ下面がボディ1の主部10の下面と面一となる高さ寸法に形成され、その上面に7本のコンタクト2Bが露設されている。したがって、第1のポスト11Aに支持されている5本のコンタクト2Aに対して、第2のポスト11Bに支持されている7本のコンタクト2Bが後方にずれて配置されることになる。尚、レセプタクルシェル3の前後寸法もボディ1に合わせて延長されている。
而して、本実施形態のレセプタクルコネクタR2では、上述のように第2のポスト11Bに支持されるコンタクト2Bを第1のポスト11Aに支持されるコンタクト2Aに対して後方にずらして配置しているので、第2のプラグコネクタ(図示せず)におけるコンタクトが撓むスペースを相対的に大きくすることができて未接続時における上側と下側のコンタクトの接触を回避することができる。
ところで、本発明に係るレセプタクルコネクタにおいては、レセプタクルシェルの断面形状(前後方向と直交する面の断面形状)を、2種類のプラグコネクタのプラグシェルの断面形状(前後方向と直交する面の断面形状)と共通している部分(以下、「共通形状部分」と呼ぶ。)と、相違している部分(以下、「相違形状部分」と呼ぶ。)とを組み合わせて形成していると考えることができる。すなわち、上述した実施形態1,2においては、第1のプラグコネクタ100のみが挿入可能であった従来例のレセプタクルシェル201よりも上下方向に拡大したレセプタクルシェル3を形成するとともに、レセプタクルシェル3の上部における左右両側より内向きに突出する部分(被係合部32又は14)を設けることによって、被係合部32(又は14)よりも下側の部分を2種類のプラグコネクタ(第1及び第2のプラグコネクタ100,300)のプラグシェル101,301との共通形状部分とし、左右方向において被係合部32(又は14)に挟まれた部分を第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301における膨出部分301aに対応した相違形状部分としており、第2のプラグコネクタ300が接続された場合、プラグシェル301の膨出部分301aがレセプタクルシェル3の相違形状部分内に収まり、一対の被係合部32(又は14)とレセプタクルシェル3の共通形状部分とで第2のプラグコネクタ300のプラグシェル301を上下左右の両方向から挟み込んで支持している。
本発明の実施形態1を示し、(a)は第1のプラグコネクタを接続した状態の正面図、(b)は第1又は第2のプラグコネクタを接続した状態の側面断面図、(c)は第2のプラグコネクタを接続した状態の正面図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)は下面断面図、(f)は背面図である。 第2のプラグコネクタを示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。 同上の別の構成を示す側断面図である。 本発明の実施形態2を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図、(e)は右側面断面図、(f)は背面図である。 従来のレセプタクルコネクタとプラグコネクタの接続状態を示す側面断面図である。
符号の説明
R1 レセプタクルコネクタ
1 ボディ
2 コンタクト
3 レセプタクルシェル
11 ポスト
32 被係合部
100 第1のプラグコネクタ
103 係合部材
103a 係合爪
300 第2のプラグコネクタ
303 係合部材
303a 係合爪

Claims (7)

  1. 角筒状に形成されたプラグシェルを有する第1のプラグコネクタ並びに一部が部分的に膨出されてなる筒状のプラグシェルを有する第2のプラグコネクタが択一的に挿抜自在に接続されるレセプタクルコネクタであって、
    第2のプラグコネクタのプラグシェルは、膨出されている前記一部を除いた部分が第1のプラグコネクタのプラグシェルと共通の形状を有しており、
    第1及び第2のプラグコネクタの複数のコンタクトと各別に接触導通する複数のコンタクトと、絶縁性を有し、これら複数のコンタクトを支持するボディと、角筒状に形成され、内側に複数のコンタクト及びボディを収納したレセプタクルシェルと、第1及び第2のプラグコネクタにそれぞれ設けられた複数の係合部材と係脱自在に係合する複数の被係合部とを備え、
    2のプラグコネクタにおいては複数の係合部材がラグシェルにおける膨出部分の両側の位置に設けられ、第1のプラグコネクタにおいては複数の係合部材が、プラグシェルにおける第2のプラグコネクタのプラグシェルと共通の形状を有し且つ第2のプラグコネクタのプラグシェルの膨出部分の両側に相当する位置に設けられており、
    前記複数の被係合部は、第2のプラグコネクタのプラグシェルがレセプタクルシェル内に挿入されたときに前記プラグシェルの膨出部分の両側においてレセプタクルシェルの内側に突出する形で設けられてなることを特徴とするレセプタクルコネクタ。
  2. 複数の被係合部は、レセプタクルシェルと一体に設けられることを特徴とする請求項1記載のレセプタクルコネクタ。
  3. 複数の被係合部は、レセプタクルシェルを形成する金属材料を曲げ加工して形成されることを特徴とする請求項2記載のレセプタクルコネクタ。
  4. 複数の被係合部は、プラグシェルの挿入方向における手前側の部位が外側に向かって拡がる形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレセプタクルコネクタ。
  5. 第1及び第2のプラグコネクタが有するプラグシェルを保持する保持部がレセプタクルシェル内に設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレセプタクルコネクタ。
  6. 前記保持部は、プラグシェルの挿入方向において被係合部の奥側に設けられていることを特徴とする請求項5記載のレセプタクルコネクタ。
  7. 複数のコンタクトは、プラグシェルの挿入方向において相対的に手前側に位置するコンタクトと相対的に奥側に位置するコンタクトからなることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のレセプタクルコネクタ。
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