JP4677775B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、陽極部と陰極部とを有する固体電解コンデンサに関するものである。
従来の固体電解コンデンサとしては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この文献に記載の固体電解コンデンサは、陽極引出し部と素子箔部とを区画するレジスト層を、親水性樹脂層と撥水性樹脂層とから形成することにより、例えば化学重合時に陽極引出し部へのポリマー(重合液)の這い上がりを阻止すると共に、レジスト層の近傍にポリマーの未形成部が残ることを防止できる様にしたものである。
特開平6−45206号公報
しかしながら、上記従来技術においては、レジスト層の形成状態によっては、陽極引出し部への重合液の這い上がりを十分に阻止しきれない場合がある。この場合には、陰極部の形成状態が悪くなり、結果的にコンデンサ容量等の特性に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明の目的は、陰極部の形成状態が良好な固体電解コンデンサを提供することである。
本発明の固体電解コンデンサは、極端子領域及び陰極形成領域を有する陽極部を構成する弁金属基体と、弁金属基体の陰極形成領域の表面に設けられた酸化皮膜上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成された陰極部と、陽極端子領域と陰極形成領域とを区画するように弁金属基体の表面に形成され、親水性を有する樹脂からなる第1レジスト部と、第1レジスト部よりも陽極端子領域側にずらした形で、第1レジスト部における陽極端子領域側の表面と弁金属基体の表面とに跨って連続的に形成され、疎水性を有する樹脂からなる第2レジスト部とを備え、弁金属基体の表面は、拡面化されており、第1レジスト部及び第2レジスト部は、弁金属基体において拡面化によって作られた微細穴に入り込むように印刷によって形成されていることを特徴とするものである。
このような固体電解コンデンサを製造する場合には、まず陽極部を構成する弁金属基体における陽極端子領域と陰極形成領域との間の表面に、上記の第1レジスト部及び第2レジスト部を形成する。そして、例えば弁金属基体の陰極形成領域を重合液に浸漬して、陰極形成領域の表面に固体電解質層を形成し、更に固体電解質層上に導電体層を積層することにより、陰極形成領域に陰極部を形成する。このとき、親水性を有する第1レジスト部は、疎水性を有する第2レジスト部よりも陰極形成領域側に形成されている。このため、固体電解質層の形成時には、重合液が十分に第1レジスト部になじむので、弁金属基体の陰極形成領域の表面全体に確実に固体電解質層が形成されるようになる。また、第2レジスト部は、第1レジスト部における陽極端子領域側の表面と弁金属基体の表面とに跨って形成されているので、親水性を有する第1レジスト部の陽極端子領域側の面は、疎水性を有する第2レジスト部によって覆われた状態となる。このため、固体電解質層の形成時に、例えば第1レジスト部上に形成された第2レジスト部に多少の欠け等がある場合でも、重合液が第2レジスト部を回り込んで弁金属基体の陽極端子領域に達することは殆ど無い。また、第1レジスト部と第2レジスト部との間に隙間ができにくいので、第1レジスト部と第2レジスト部との間を重合液がしみ込んで弁金属基体の陽極端子領域に達することも殆ど無い。以上により、弁金属基体の陰極形成領域のみに固体電解質層が適切に形成されるため、陰極部の形成状態が良好な固体電界コンデンサを得ることができる。
また、本発明の固体電解コンデンサは、陽極端子領域及び陰極形成領域を有する陽極部を構成する弁金属基体と、弁金属基体の陰極形成領域の表面に設けられた酸化皮膜上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成された陰極部と、陽極端子領域と陰極形成領域とを区画するように弁金属基体の表面に形成され、疎水性を有する樹脂からなる第1レジスト部と、第1レジスト部よりも陰極端子領域側にずらした形で、第1レジスト部における陰極形成領域側の表面と弁金属基体の表面とに跨って連続的に形成され、親水性を有する樹脂からなる第2レジスト部とを備え、弁金属基体の表面は、拡面化されており、第1レジスト部及び第2レジスト部は、弁金属基体において拡面化によって作られた微細穴に入り込むように印刷によって形成されていることを特徴とするものである。
このような固体電解コンデンサを製造する場合には、まず陽極部を構成する弁金属基体における陽極端子領域と陰極形成領域との間の表面に、上記の第1レジスト部及び第2レジスト部を形成する。そして、例えば弁金属基体の陰極形成領域を重合液に浸漬して、陰極形成領域の表面に固体電解質層を形成し、更に固体電解質層上に導電体層を積層することにより、陰極形成領域に陰極部を形成する。このとき、親水性を有する第2レジスト部は、疎水性を有する第1レジスト部よりも陰極形成領域側に形成されている。このため、固体電解質層の形成時には、重合液が十分に第2レジスト部になじむので、弁金属基体の陰極形成領域の表面全体に確実に固体電解質層が形成されるようになる。また、第2レジスト部は、第1レジスト部における陰極形成領域側の表面と弁金属基体の表面とに跨って形成されている。このため、固体電解質層の形成時に、第1レジスト部と第2レジスト部との間に隙間ができにくいので、第1レジスト部と第2レジスト部との間を重合液がしみ込んで弁金属基体の陽極端子領域に達することは殆ど無い。また、万が一重合液が親水性を有する第2レジスト部を越えたとしても、その重合液は疎水性を有する第1レジスト部にはじかれるため、重合液が第1レジスト部を回り込んで弁金属基体の陽極端子領域に達することも殆ど無い。以上により、弁金属基体の陰極形成領域のみに固体電解質層が適切に形成されるため、陰極部の形成状態が良好な固体電界コンデンサを得ることができる。
好ましくは、第2レジスト部は、第1レジスト部に対して第1レジスト部の延在方向に全体的に形成されている。例えば弁金属基体の陰極形成領域を重合液に浸漬して、陰極形成領域の表面に陰極部を形成する際、重合液の這い上がりの発生具合は、重合液の種類等によって異なり、弁金属基体のエッジ部(外側部分)から這い上がりが生じることもあるし、弁金属基体の内側部分から這い上がりが生じることもある。そこで、第2レジスト部を第1レジスト部に対して第1レジスト部の延在方向に全体的に形成することにより、重合液が弁金属基体の外側部分から這い上がる場合でも、重合液が弁金属基体の内側部分から這い上がる場合でも、第1レジスト部及び第2レジスト部を設けることの上記作用効果を同等に発揮させることができる
本発明によれば、固体電解コンデンサにおける陰極部の形成状態が良好になる。その結果、固体電解コンデンサのコンデンサ容量等の特性が向上する。
以下、本発明に係わる固体電解コンデンサの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる固体電解コンデンサの第1の実施形態を示す断面図であり、図2は、その固体電解コンデンサの要部の平面図である。各図において、本実施形態の固体電解コンデンサ1は、コンデンサ素子2と、このコンデンサ素子2が載置・固定される基板3と、コンデンサ素子2をモールドする樹脂モールド部4とを備えている。
コンデンサ素子2は、陽極部5と、陰極部6と、陽極部5と陰極部6とを電気的に絶縁する段状の絶縁部7とを有している。陽極部5は、箔状のアルミニウム基体8で形成されている。アルミニウム基体8の表面は、図3に示すように、表面積を増やすべく粗面化(拡面化)されている。また、アルミニウム基体8の表面には、化成処理(陽極酸化)によって絶縁性の酸化アルミニウム皮膜9が形成されている。このように化成処理されたアルミニウム基体8は、陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとを有している。陽極端子領域8aは、基板3と接続される領域であり、陰極形成領域8bは、陰極部6が形成される領域である。
絶縁部7は、化成処理されたアルミニウム基体8における陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとの境界部分の表面(上面、下面及び側面)上に形成されている。絶縁部7は、陽極部5と陰極部6とを電気的に絶縁する機能(前述)の他に、導電性高分子重合工程やペースト塗布工程等の浸漬工程(後述)において溶液の這い上がりを防止する機能も有している。
絶縁部7は、アルミニウム基体8の陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとを区画するようにアルミニウム基体8の表面に形成されたレジスト部10と、このレジスト部10における陽極端子領域8a側の表面とアルミニウム基体8の表面とに跨って連続的に形成されたレジスト部11とを有している。レジスト部10,11は、コンデンサ素子2の一側面から他側面に向けてアルミニウム基体8の幅方向に延びるように形成されている。つまり、レジスト部11は、レジスト部10に対してレジスト部10の延在方向に全体的に形成されている。レジスト部10は、親水性を有する樹脂、例えばエポキシ樹脂等から形成されている。レジスト部11は、疎水性(撥水性)を有する樹脂、例えばシリコン樹脂やフッ素樹脂等から形成されている。
なお、レジスト部10,11の幅は、例えば0.1〜1.0mmである。レジスト部10,11の厚さは、例えば1〜50μmであり、好ましくは10〜40μmである。
化成処理されたアルミニウム基体8における陰極形成領域8bの表面(上面、下面及び側面)上には、導電性高分子を含む固体電解質層12が設けられている。この固体電解質層12は、図3に示すように、アルミニウム基体8の粗面化によって作られた微細穴8cに入り込むように形成されている。固体電解質層12上には、カーボンペースト層13及び銀ペースト層14からなる導電体層15が形成されている。これらの固体電解質層12及び導電体層15によって陰極部6が形成されている。
このようなコンデンサ素子2は、基板3の上面に載置・固定されている。基板3は、例えばエポキシ樹脂製のプリント基板である。基板3の上面には、コンデンサ素子2の陽極部5と電気的に接続されるランド部16と、コンデンサ素子2の陰極部6と電気的に接続されるランド部17とが設けられている。これらのランド部16,17は、例えば銅箔で形成されている。ランド部16には、陽極部5を形成するアルミニウム基体8の陽極端子領域8aがYAGレーザ溶接等により接合されている。ランド部17には、陰極部6を形成する導電体層12が導電性接着剤18で接合されている。
基板3の下面には、引き出し電極19,20が設けられている。これらの引き出し電極19,20は、電子回路基板等(図示せず)に実装される部分であり、例えば銅箔で形成されている。また、基板3には、ランド部16と引き出し電極19とを電気的に接続するスルーホール21と、ランド部17と引き出し電極20とを電気的に接続するスルーホール22とが設けられている。
次に、上述した固体電解コンデンサ1を製造する方法について説明する。まず表面が粗面化され且つ化成処理されたアルミニウム基体8を用意し、そのアルミニウム基体8を金型により所定の形状に打ち抜く。
続いて、印刷法、ディスペンサ、インクジェット、転写法等を用いて、化成処理されたアルミニウム基体8における陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとの境界部分の表面上に絶縁部7を形成する。具体的には、まずアルミニウム基体8の当該境界部分の表面上に、親水性を有する樹脂からなるレジスト部10を形成する。続いて、このレジスト部10に対して所定長だけアルミニウム基体8の陽極端子領域8a側にずれた位置に、疎水性を有する樹脂からなるレジスト部11をレジスト部10と同じ幅になるように形成する。これにより、レジスト部10における陰極形成領域8b側の部分は露出し、レジスト部10における陽極端子領域8a側の部分は、レジスト部11に覆われた状態となる。
続いて、上記の金型打ち抜き加工により露出したアルミニウム基体8のエッジ部分の表面(切断面)に酸化アルミニウム皮膜を形成する。
続いて、例えば化学酸化重合法によって、アルミニウム基体8の陰極形成領域8bの表面上に、導電性高分子を含む固体電解質層12を形成する。具体的には、図4に示すように、アルミニウム基体8の陰極形成領域8bを重合槽23内の重合液Pに浸漬させて化学酸化重合を行うことにより、固体電解質層12を形成する。このとき、重合液Pがなじみやすい親水性のレジスト部10は、疎水性のレジスト部11よりもアルミニウム基体8の陰極形成領域8b側に形成されているため、重合液Pがレジスト部10にはじかれることは殆ど無い。このため、固体電解質層12はアルミニウム基体8の陰極形成領域8bの全体に形成され、レジスト部10の近傍に固体電解質層12の未形成部分が生じることは無い。
続いて、スクリーン印刷法、浸漬法及びスプレー塗布法等を用いて、固体電解質層12上にグラファイトペースト層13及び銀ペースト層14を順に積層して、陰極部6を形成する。これにより、上記のようなコンデンサ素子2が得られる。このとき、上述したようにアルミニウム基体8の陰極形成領域8bにおけるレジスト部10の近傍には固体電解質層12の未形成部分が存在しないため、陰極部6の形成領域が十分に確保されることになる。これにより、コンデンサ素子2のコンデンサ容量の低下が防止される。
その後、コンデンサ素子2を基板3上に載せ、コンデンサ素子2の陰極部6を導電性接着剤18で基板3のランド部17に固定し、コンデンサ素子2の陽極部5をレーザー溶接等で基板3のランド部16に固定する。そして、キャスティングモールド、インジェクション、トランスファーモールド等によってコンデンサ素子2をモールドし、図1に示すような固体電解コンデンサ1を完成させる。
ここで、比較例として、上記の絶縁部7とは形状の異なる絶縁部を図5に示す。同図に示す絶縁部50は、アルミニウム基体8における陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとの境界部分の表面上に形成され、親水性を有する樹脂からなるレジスト部51と、このレジスト部51におけるアルミニウム基体8の陽極端子領域8a側の表面上のみに形成され、疎水性を有する樹脂からなるレジスト部52とを有している。
このような絶縁部50では、以下のような不具合が存在する。即ち、印刷法を用いて絶縁部50を形成する場合、印刷条件等によっては上段側のレジスト部52を全体的に一定幅になるように形成するのは困難であり、最悪の場合には印刷不良によりレジスト部52に欠け等が生じることがある。この欠け等があると、その後の工程において、化学酸化重合法によりアルミニウム基体8の陰極形成領域8bに固体電解質層12を形成する際に、重合液Pがレジスト部52をアルミニウム基体8の陽極端子領域8a側に乗り越えやすくなる。このとき、親水性を有するレジスト部51の陽極端子領域8a側の側面51aは露出しているので、レジスト部51の側面51aまで達した重合液Pがアルミニウム基体8の陽極端子領域8aに回り込むことがある。この場合には、当該陽極端子領域8aの一部に固体電解質層12が形成されることになるので、結果的に陰極部6の形成状態が悪くなる。その結果、コンデンサ素子2のコンデンサ容量の周波数特性がばらつく等、コンデンサ素子2の特性劣化につながってしまう。
もう一つの比較例として、上記の絶縁部7とは形状の異なる他の絶縁部を図6に示す。同図に示す絶縁部60は、アルミニウム基体8における陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとの境界部分の表面上に形成され、親水性を有する樹脂からなるレジスト部61と、アルミニウム基体8におけるレジスト部61よりも陽極端子領域8a側の表面上に形成され、疎水性を有する樹脂からなるレジスト部62とを有している。
このような絶縁部60では、以下のような不具合が存在する。即ち、印刷法を用いてレジスト部61,62をアルミニウム基体8の表面上に隣接して形成すると、レジスト部61,62間に隙間ができやすい。この隙間があると、その後の工程において、化学酸化重合法によりアルミニウム基体8の陰極形成領域8bに固体電解質層12を形成する際に、重合液Pがレジスト部61,61間をしみ込んで、アルミニウム基体8の陽極端子領域8aに達することがある。この場合にも、当該陽極端子領域8aの一部に固体電解質層12が形成されることになるので、陰極部6の形成状態が悪くなり、最終的に得られるコンデンサ素子2の特性が劣化してしまう。
これに対し本実施形態では、疎水性を有するレジスト部11を、親水性を有するレジスト部10におけるアルミニウム基体8の陽極端子領域8a側の表面とアルミニウム基体8の表面とに跨がるように形成したので、図4に示すような化学酸化重合法による固体電解質層12の形成時における上記不具合を解決することができる。
即ち、親水性を有するレジスト部10の陽極端子領域8a側の側面10aは、疎水性を有するレジスト部11によって覆われることになる。このため、印刷条件等によってレジスト部11におけるレジスト部10上に形成された部分に欠け等が生じても、重合液Pがレジスト部11を乗り越えてアルミニウム基体8の陽極端子領域8aまで回り込むことは殆ど無い。また、レジスト部11の一部をレジスト部10に対して重ねた構造としているので、レジスト部10,11間には殆ど隙間が生じない。このため、重合液Pがレジスト部10,11間をしみ込んでアルミニウム基体8の陽極端子領域8aまで達することも殆ど無い。従って、アルミニウム基体8の陰極形成領域8aのみに固体電解質層12が適切に形成されるため、その後の工程において、固体電解質層12上に導電体層15を形成してコンデンサ素子2を作り上げたときに、陰極部6の形成状態が良好になる。その結果、コンデンサ素子2におけるコンデンサ容量の周波数特性のばらつき等が抑制されるため、品質や性能の良い固体電解コンデンサ1を得ることができる。
また、レジスト部11を、レジスト部10に対してレジスト部10の延在方向に全体的に形成したので、重合液Pの種類等に起因した重合液Pの這い上がり具合の違いによらず、同等に対処可能となる。即ち、図7(a)に示すようにアルミニウム基体8のエッジ部(外側部分)から這い上がりし易い重合液Pを使用した場合でも、図7(b)に示すようにアルミニウム基体8の内側部分から這い上がりし易い重合液Pを使用した場合でも、絶縁部7における重合液Pの回り込みやしみ込みを同じように抑えることができる。
図8は、本発明に係わる固体電解コンデンサの第2の実施形態を示す断面図であり、図9は、その固体電解コンデンサの要部の平面図である。図中、第1の実施形態と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
各図において、本実施形態の固体電解コンデンサ30は、コンデンサ素子31と、基板3と、樹脂モールド部4とを備えている。コンデンサ素子31は、第1の実施形態における絶縁部7に代えて、絶縁部32を有している。コンデンサ素子31の他の構成は、第1の実施形態におけるコンデンサ素子2と同様である。
絶縁部32は、アルミニウム基体8の陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとを区画するようにアルミニウム基体8の表面に形成されたレジスト部33と、このレジスト部33における陰極形成領域8b側の表面とアルミニウム基体8の表面とに跨って連続的に形成されたレジスト部34とを有している。レジスト部33,34は、コンデンサ素子31の一側面から他側面に向けてアルミニウム基体8の幅方向に延びるように形成されている。つまり、レジスト部34は、レジスト部33に対してレジスト部33の延在方向に全体的に形成されている。レジスト部33は、疎水性を有する樹脂から形成され、レジスト部34は、親水性を有する樹脂から形成されている。
このような絶縁部32を形成する場合は、まずアルミニウム基体8における陽極端子領域8aと陰極形成領域8bとの境界部分の表面上にレジスト部33を形成する。続いて、このレジスト部33に対して所定長だけアルミニウム基体8の陰極形成領域8b側にずれた位置に、レジスト部34をレジスト部33と同じ幅となるように形成する。これにより、レジスト部33における陽極端子領域8a側の部分は露出し、レジスト部33における陰極形成領域8b側の部分は、レジスト部34に覆われた状態となる。
このような絶縁部32をアルミニウム基体8の表面上に形成することにより、その後の工程において、図10に示すように化学酸化重合法によりアルミニウム基体8の陰極形成領域8bに固体電解質層12を形成する際、重合液Pが親水性のレジスト部34になじむようになる。このため、第1の実施形態と同様に、固体電解質層12はアルミニウム基体8の陰極形成領域8bの全体に形成されるため、結果的に陰極部6の形成領域が十分に確保されるようになる。
また、レジスト部34は、レジスト部33の表面とアルミニウム基体8の表面とに跨って段状に形成されているので、レジスト部33,34間には殆ど隙間が生じない。このため、固体電解質層12の形成時に、重合液Pがレジスト部33,34間にしみ込んでアルミニウム基体8の陽極端子領域8aまで達することが防止される。また、重合液Pが親水性のレジスト部34を乗り越えたとしても、その重合液Pは疎水性のレジスト部33にはじかれるため、重合液Pがレジスト部33を回り込んでアルミニウム基体8の陽極端子領域8aに達することも防止される。従って、アルミニウム基体8の陰極形成領域8aのみに固体電解質層12が適切に形成されるため、最終的に得られるコンデンサ素子31の陰極部6の形成状態が良好になる。これにより、第1の実施形態と同様に、品質や性能の良い固体電解コンデンサ30を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態では、レジスト部11がレジスト部10に対してレジスト部10の延在方向に全体的に形成されるような絶縁部7としたが、絶縁部の構造としては、特にこれには限られない。例えば、固体電解質層12の形成工程や、浸漬法による導電体層12の形成工程において、アルミニウム基体8のエッジ部から這い上がりしやすい溶液が使用される場合には、レジスト部10の両端部に対応する位置のみにレジスト部11を形成し、アルミニウム基体8の内側部分から這い上がりしやすい溶液が使用される場合には、レジスト部10の中央部に対応する位置のみにレジスト部11を形成しても良い。第2の実施形態についても同様である。
また、上記実施形態では、化成処理されたアルミニウム基体8の表面つまり酸化アルミニウム皮膜9上に絶縁部を形成したが、化成処理されていない状態のアルミニウム基体8の表面に絶縁部を直接形成しても良い。
さらに、上記実施形態では、コンデンサ素子の陽極部5を形成する弁金属基体としてアルミニウム基体8を用いたが、弁金属基体の材料としては、アルミニウム以外に、アルミニウム合金、チタン、タンタル、ニオブ及びジルコニウムまたはこれらの合金等を使用してもよい。
また、本発明の固体電解コンデンサは、複数の陽極部を有する多端子型構造のものや、コンデンサ素子をリードフレームに固定する構造のものや、コンデンサ容量を稼ぐために複数枚のコンデンサ素子を積層してなる構造のもの等にも適用可能である。
[実施例1]
金型により所定の形状に打ち抜かれたアルミニウム化成箔(化成処理されたアルミニウム基体)の表面上に、図4に示すような絶縁部を形成した。具体的には、まずスクリーン印刷を用いて、親水性のエポキシ樹脂からなる第1レジスト部を形成し、印刷後に加熱硬化を行った。第1レジスト部の幅は0.6mmとし、第1レジスト部の膜厚は10μmとした。また、エポキシ樹脂としては、レジナス化成のC-471Gを用いた。
次いで、第1レジスト部よりもアルミニウム基体の陽極端子領域側に0.3mmずらした形で、同様にスクリーン印刷を用いて、撥水性のシリコン樹脂からなる第2レジスト部を形成し、印刷後に加熱硬化を行った。第2レジスト部の幅は0.6mmとし、第2レジスト部の膜厚は10μmとした。これにより、第1レジスト部は、アルミニウム基体の陰極形成領域側に0.3mm幅の領域を残して、第2レジスト部で覆われた状態となる。なお、シリコン樹脂としては、東芝シリコーンのTSE326を用いた。
次いで、7wt%アジピン酸アンモニウム溶液を用いて再化成処理を行い、上記の金型打ち抜き加工により露出した化成アルミニウム基体のエッジ部分の表面に酸化アルミニウム皮膜を形成した。
次いで、エチレンジオキシチオフェン(EDOT)とパラトルエンスルホン酸鉄との混合溶液(ブタノール溶液)にアルミニウム基体の陰極形成領域を浸漬し、導電性高分子であるポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)を当該陰極形成領域の表面上に形成した。
次いで、固体電解質層上にグラファイトペースト及び銀ペーストを塗布して、陰極部を形成した。そして、アルミニウム基体の陽極端子領域及び陰極部をそれぞれ基板のランド部に接合した後、コンデンサ素子を樹脂モールドすることにより、チップ状の固体電界コンデンサを得た。
このようにして得られた固体電界コンデンサにおいて、120Hzでコンデンサ容量を測定した時のバラツキは、±1.5%以内であった。この事から、PEDOTがアルミニウム基体の陰極形成領域のみに精度良く形成(重合)されていることが分かった。
[実施例2]
実施例1と同様の形状に打ち抜かれたアルミニウム基体の表面上に、図10に示すような絶縁部を形成した。具体的には、まずスクリーン印刷を用いて、撥水性のシリコン樹脂(TSE326)からなる第1レジスト部を形成し、印刷後に加熱硬化を行った。第1レジスト部の幅は0.6mmとし、第1レジスト部の膜厚は10μmとした。
次いで、第1レジスト部よりもアルミニウム基体の陰極形成領域側に0.3mmずらした形で、同様にスクリーン印刷を用いて、親水性のエポキシ樹脂(C-471G)からなる第2レジスト部を形成し、印刷後に加熱硬化を行った。第2レジスト部の幅は0.6mmとし、第2レジスト部の膜厚は10μmとした。これにより、第1レジスト部は、アルミニウム基体の陽極端子領域側に0.3mm幅の領域を残して、第2レジスト部で覆われた状態となる。
この絶縁部の形成工程以外は上記の実施例1と同様にして、固体電界コンデンサを作成した。
このようにして得られた固体電界コンデンサにおいて、120Hzでコンデンサ容量を測定した時のバラツキは、±1.5%以内であり、実施例1と同様に、PEDOTがアルミニウム基体の陰極形成領域のみに精度良く形成されていることが分かった。
[比較例1]
実施例1と同様の形状に打ち抜かれたアルミニウム基体の表面上に、図5に示すような絶縁部を形成した。具体的には、まずスクリーン印刷を用いて、親水性のエポキシ樹脂(C-471G)からなる0.9mm幅の第1レジスト部を形成した。次いで、同様にスクリーン印刷を用いて、第1レジスト部におけるアルミニウム基体の陽極端子領域側の部分に重なるように、撥水性のシリコン樹脂(TSE326)からなる0.3mm幅の第2レジスト部を形成した。この絶縁部の形成工程以外は上記の実施例1と同様にして、固体電界コンデンサを作成した。
このようにして得られた固体電界コンデンサにおいて、120Hzでコンデンサ容量を測定した時のバラツキは、±5.0%と非常に大きなものであった。
[比較例2]
実施例1と同様の形状に打ち抜かれたアルミニウム基体の表面上に、図6に示すような絶縁部を形成した。具体的には、まずスクリーン印刷を用いて、親水性のエポキシ樹脂(C-471G)からなる0.6mm幅の第1レジスト部を形成した。次いで、同様にスクリーン印刷を用いて、第1レジスト部よりもアルミニウム基体の陽極端子領域側に、撥水性のシリコン樹脂(TSE326)からなる0.3mm幅の第2レジスト部を第1レジスト部に隣接して形成した。この絶縁部の形成工程以外は上記の実施例1と同様にして、固体電界コンデンサを作成した。
このようにして得られた固体電界コンデンサにおいて、120Hzでコンデンサ容量を測定した時のバラツキは、±3.5%と大きなものであった。
本発明に係わる固体電解コンデンサの第1の実施形態を示す側断面図である。 図1に示したコンデンサ素子の平面図である。 図2に示したコンデンサ素子の一部構造を詳細に示す拡大断面図である。 図1に示したアルミニウム基体の陰極形成領域に固体電界質層を形成する様子を示す断面図である。 図1に示した絶縁部とは異なる絶縁部を有するアルミニウム基体の陰極形成領域に固体電界質層を形成する様子を示す断面図である。 図1に示した絶縁部とは異なる他の絶縁部を有するアルミニウム基体の陰極形成領域に固体電界質層を形成する様子を示す断面図である。 図1に示した固体電解質層を形成する時に起こる重合液の這い上がり状態を示す図である。 本発明に係わる固体電解コンデンサの第2の実施形態を示す側断面図である。 図8に示したコンデンサ素子の平面図である。 図8に示したアルミニウム基体の陰極形成領域に固体電界質層を形成する様子を示す断面図である。
符号の説明
1…固体電解コンデンサ、2…コンデンサ素子、5…陽極部、6…陰極部、7…絶縁部、8…アルミニウム基体(弁金属基体)、8a…陽極端子領域、8b…陰極形成領域、9…酸化アルミニウム皮膜(酸化皮膜)、10…レジスト部(第1レジスト部)、11…レジスト部(第2レジスト部)、12…固体電解質層、15…導電体層、30…固体電解コンデンサ、31…コンデンサ素子、32…絶縁部、33…レジスト部(第1レジスト部)、34…レジスト部(第2レジスト部)。

Claims (3)

  1. 陽極端子領域及び陰極形成領域を有する陽極部を構成する弁金属基体と、
    前記弁金属基体の前記陰極形成領域の表面に設けられた酸化皮膜上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成された陰極部と、
    前記陽極端子領域と前記陰極形成領域とを区画するように前記弁金属基体の表面に形成され、親水性を有する樹脂からなる第1レジスト部と、
    前記第1レジスト部よりも前記陽極端子領域側にずらした形で、前記第1レジスト部における前記陽極端子領域側の表面と前記弁金属基体の表面とに跨って連続的に形成され、疎水性を有する樹脂からなる第2レジスト部とを備え、
    前記弁金属基体の表面は、拡面化されており、
    前記第1レジスト部及び前記第2レジスト部は、前記弁金属基体において拡面化によって作られた微細穴に入り込むように印刷によって形成されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 陽極端子領域及び陰極形成領域を有する陽極部を構成する弁金属基体と、
    前記弁金属基体の前記陰極形成領域の表面に設けられた酸化皮膜上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成された陰極部と、
    前記陽極端子領域と前記陰極形成領域とを区画するように前記弁金属基体の表面に形成され、疎水性を有する樹脂からなる第1レジスト部と、
    前記第1レジスト部よりも前記陰極端子領域側にずらした形で、前記第1レジスト部における前記陰極形成領域側の表面と前記弁金属基体の表面とに跨って連続的に形成され、親水性を有する樹脂からなる第2レジスト部とを備え、
    前記弁金属基体の表面は、拡面化されており、
    前記第1レジスト部及び前記第2レジスト部は、前記弁金属基体において拡面化によって作られた微細穴に入り込むように印刷によって形成されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  3. 前記第2レジスト部は、前記第1レジスト部に対して前記第1レジスト部の延在方向に全体的に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の固体電解コンデンサ。
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