JP4676743B2 - 開閉装置の速度抑制構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、上下方向へ開閉される引戸や窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、ゲート、防煙垂れ壁装置、防煙垂れ幕装置、防潮板装置等の開閉装置に具備された速度抑制構造に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、巻取ドラム(9)の回転速度を抑制するようにした調速装置(1)がある。
この発明によれば、駆動軸(2)が回転した際に、おもり部(17,17)の遠心力により、樹脂材料からなる支持片(18,18,18,18)が変形し、おもり部(17,17)がガバナケーシング(7)の内周面に摺接するため、駆動源(2)の回転速度を抑制することができ、ひいては、スラット(10)からなる開閉体の急速度の閉鎖動作を防ぐことが可能である。
しかしながら、上記従来技術では、巻取ドラム(9)の回転速度を上記調速装置(1)によって抑制するようにした構造であるため、開閉体を巻取ドラムや巻取軸等に巻かないようにした開閉装置(例えば、オーバーヘッドドア等)に対しては適用するのが困難である。
また、スラット(10)からなる開閉体が閉鎖された状態で、非常脱出等のために、該開閉体を持上げ開放しようとした場合には、上記調速装置(1)によって巻取ドラム(9)の回転が抑制されてしまうため、該開閉体を速やかに開放できなくなる。
実開平7−26600号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、より閉鎖側で開閉体の閉鎖速度を抑制することができる上、開閉体を巻取り軸に巻くようにした構造であるか否かに拘らず有効に作用する開閉装置の速度抑制構造を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、開閉体と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、自重により閉鎖動作する開閉体の速度を抑制するようにした開閉装置の速度抑制構造において前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで前記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記開閉体の手掛け部に上方への開放力が加わった際に前記抵抗を解除するようにした開閉装置の速度抑制構造であって、前記開閉体に、持上げ操作によって上方へ所定量移動するとともに自重によって下方へ同量移動する前記手掛け部と、前記ガイドレールに接触して転がる回転体をその回転速度が抑制されるように支持してなる接触部と、を具備し、前記手掛け部の下方への移動により前記接触部の前記回転体を前記ガイドレールに接触させ、前記手掛け部の上方への移動により同回転体を前記ガイドレールから離すようにしたことを特徴とする。
また、他の技術的手段では、開閉体と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、自重により閉鎖動作する開閉体の速度を抑制するようにした開閉装置の速度抑制構造において、前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで前記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記開閉体の手掛け部に上方への開放力が加わった際に前記抵抗を解除するようにした開閉装置の速度抑制構造であって、前記開閉体に、持上げ操作によって上方へ所定量移動するとともに自重によって下方へ同量移動する前記手掛け部と、前記ガイドレール面に沿って上下方向へ転動可能な回転体と、該回転体を抑制しながら回動させるように支持するとともに上記開閉体に対し回動自在に支持された支持軸とを備え、前記手掛け部は、前記開閉体から厚さ方向へ突出して上下方向へ移動可能な突出部の下方側に係合部を一体的に備え、下方へ移動した際に前記係合部を前記支持軸に係合させて該支持軸の回転を制動し、上方へ移動した際には前記係合部を前記支持軸から離すように構成してあることを特徴とする
第一の形態は、開閉体と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、自重により閉鎖動作する開閉体の速度を抑制するようにした開閉装置の速度抑制構造であって、前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで、前記開閉体の閉鎖速度を抑制するようにした。
ここで、本形態に係わる速度抑制構造が適用される開閉装置は、建物等の躯体開口部を、上下方向へスライドする開閉体によって開閉するように構成したものである。
この開閉装置には、上記開閉体を巻取り軸によって巻き取ったり繰出したりすることで開閉させる態様や、上記開閉体を巻取ることなく繰出したり収納したりする態様(例えばオーバーヘッドドアなど)等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、幕状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、幕状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、「前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで、前記開閉体の閉鎖速度を抑制するようにした」という構成は、上記ガイドレール側に配設された構成であってもよいし、上記開閉体側に配設された構成であってもよい。更に、この構成は、上記ガイドレール側と上記開閉体側との双方に配設された構成であってもよい。
また、上記「前記開閉体の閉鎖速度を抑制する」とは、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖速度を下げるようにすることを意味し、この構成には、上記開閉体を停止させることは含まない。
また、「前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせる」という構成は、特に簡素で生産性の良好な具体的構造としては、上記開閉体を上記ガイドレールに対し直接的又は間接的に接触させ、上記開閉体と上記ガイドレールとの間に摩擦抵抗を生じさせるようにした構成とすることができる。また、他の構造としては、上記開閉体と上記ガイドレールとの間に磁力による抵抗を生じさせるようにした構成とすることなども可能である。
また、第二の形態では、前記開閉体と前記ガイドレールとの間で摩擦抵抗を生じさせる手段を、上記開閉体に設けた。
ここで、「前記開閉体と前記ガイドレールとの間で摩擦抵抗を生じさせる手段」には、上記開閉体を、上記ガイドレールに直接的に摺接させるようにした態様や、上記開閉体を、摩擦式の速度抑制機構(例えばガバナ装置や減速装置など)等を介してガイドレールに接触させるようにした態様等を含む。
また、前記手段を設ける位置は、上記開閉体における開閉方向のどの位置であっても構わないが、上記開閉体の閉鎖速度を全開位置から全閉位置まで連続的に抑制できるようにするためには、より閉鎖側である上記開閉体の閉鎖方向端部側とすることが好ましい。
また、前記手段は、上記開閉体における上記ガイドレールの内部に位置する部分に設けることが好ましく、この場合、外力や埃等の悪影響を受け難い上、外観上の体裁も向上することができる。
また、前記手段は、上記開閉体における上記ガイドレールの外部に位置する部分であって、上記ガイドレールに近接する部分に設けてもよく、この場合には、メンテナンス性を良好にすることができる。
なお、前記手段を上記ガイドレールの外部に設けた場合、上記開閉体を上記ガイドレールの外面等に直接的に接触させて、その際の接触抵抗によって上記開閉体の閉鎖速度を抑制するようにしてもよいし、あるいは、上記ガイドレールの外部に、上記開閉体を案内するためのガイド部とは別のガイド部を設け、このガイド部に対し上記開閉体を接触させて、その際の接触抵抗によって上記開閉体の閉鎖速度を抑制するようにしてもよい。
また、第三の形態では、開閉体に加わる上方への開放力によって、上記開閉体と上記ガイドレールとの間で摩擦抵抗を生じさせる手段が解除されるようにした。
ここで、「開閉体に加わる上方への開放力」とは、例えば、上記開閉体に手掛け部を設けた場合に該手掛け部に加わる上方への力や、上記開閉体の閉鎖方向端部に設けられる座板部材に加わる上方への力、上記開閉体の表面や裏面に加わる上方への力等のことである。
なお、上記開閉体に手掛け部を設けた場合、この手掛け部は、上記開閉体の幅方向の任意の位置に設けることができるが、好ましくは、開閉体幅方向のどの位置であっても手を掛けて持上げ操作し易いように、上記開閉体の幅方向における略全長にわたって設けるとよい。
また、この手掛け部には、上記開閉体からその厚さ方向へ突出して、操作者の手が掛けられるようにした態様や、上記開閉体に凹部を形成し、該凹部に操作者の手が掛けられるようにした態様等を含む。
また、この手掛け部は、上記開閉体の表側と裏側との双方に設けられていてもよいし、その一方のみに設けられていてもよい。
また、第四の形態では、上記開閉体に、該開閉体を持上げ操作するための手掛け部を備え、この手掛け部は、上記開閉体に相対する上下方向へ所定量移動するように設けられるとともに、自重によって下方へ移動した際に上記開閉体の閉鎖速度を抑制し、その抑制力を該手掛け部が上方へ移動した際に解除するように構成されている。
また、第五の形態では、上記手掛け部は、上記開閉体から厚さ方向へ突出して上下方向へ揺動可能な突出部の逆端側に、該突出部の揺動と連動して開閉体厚さ方向へ揺動する接触部を備え、この接触部は、前記突出部が下方へ揺動した際に、上記ガイドレールに接触して上記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記突出部が上方へ揺動した際には、上記ガイドレールから離れるように設けられている。
ここで、上記接触部には、上記手掛け部における上記突出部の逆端側を直接的に上記ガイドレールに接触させるようにした態様や、上記手掛け部における上記突出部の逆端側に、上記ガイドレール面に沿って転動するローラーと、該ローラーの転動速度を抑制する装置とを具備し、前記ローラーを上記ガイドレールに接触させるようにした態様(より具体的には、例えば、ガバナ装置や減速装置等の回転体を上記ガイドレールに接触させるようにした態様)等を含む。
また、第六の形態では、上記手掛け部を、上記開閉体の表裏両面の各々から開閉体厚さ方向へ突出させるように二つ設け、これら二つの手掛け部の揺動を連動させるようにした。
ここで、二つの手掛け部の揺動を連動させる具体的構成としては、双方の手掛け部に歯車を設け、これら歯車を噛み合わせることによって双方の手掛け部の揺動が連動するようにした構成、双方の手掛け部をリンク部材によって連動させるようにした構成、双方の手掛け部をベルトとプーリーやチェーンと歯車等によって連動させるようにした構成等が挙げられる。
また、第七の形態では、ガイドレール面に沿って上下方向へ転動可能な回転体と、該回転体を抑制しながら回動させるように支持するとともに上記開閉体に対し回動自在に支持された支持軸とを備え、上記手掛け部は、上記開閉体から厚さ方向へ突出して上下方向へ移動可能な突出部の下方側に係合部を一体的に備え、下方へ移動した際に前記係合部を前記支持軸に係合させて該支持軸の回転を制動し、上方へ移動した際には前記係合部を前記支持軸から離すように構成してある。
ここで、「ガイドレール面に沿って上下方向へ転動可能な回転体と、該回転体を抑制しながら回動させるように支持するとともに上記開閉体に対し回動自在に支持された支持軸とを備え」という構成は、具体的には、いわゆるガバナ装置や、減速装置等を用いることで実現することができる。
また、上記「該支持軸の回転を制動し」という構成には、上記係合部と上記支持軸とを凹凸状に嵌め合わせて、上記支持軸を回転不能にロックするようにした構成、及び上記係合部を上記支持軸に摺接させ、その際の摩擦抵抗によって上記支持軸の回転速度を低下するようにした構成等を含む。
また、第八の形態では、上記回転体及び上記支持軸を開閉体厚さ方向に二つ並設し、上記突出部が下方へ移動した際に、上記係合部を前記二つの支持軸の谷間に係合させ、同突出部が上方へ移動した際には、上記係合部を前記二つの支持軸の谷間から離すようにした。
また、第九の形態では、上記開閉体の下端には、上記開閉体をその当接対象部位に当接させるための座板部材が、上記開閉体に対し上下方向へ移動するように設けられ、上記手掛け部は、前記座板部材と連動して上下方向へ移動するように設けられている。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、該開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態にある上記開閉体の厚さ方向を意味する。
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、開閉体の閉鎖速度を、開閉体とガイドレールとの間の抵抗によって抑制するようにしたため、巻取り軸に巻かれた開閉体を繰出す態様の開閉装置に対し適用可能であることは勿論のこと、開閉体を巻取り軸に巻かない態様の開閉装置(例えば、オーバーヘッドドア等)に対しても適用することができる。
更に、第二の形態によれば、開閉体とガイドレールとの間で抵抗を生じさせる構成を、生産性のよい簡素な構造でもって提供することができる。
更に、第三の形態によれば、開閉体に対し上方への開放力が作用した際には、開閉体とガイドレールとの間で作用する速度抑制力が無効になる。
したがって、例えば、開閉体が閉鎖されている際に、その開閉体を持上げて該開閉体の下方を通過しようとした場合、開閉体を速やかに上方へ移動させることができ、ひいては、非常時等の脱出行為を容易にすることができる。また、開閉体の通常の開放動作を行う際にも、その開放動作を速やかに行うことができる。
更に、第四の形態によれば、手掛け部によって開閉体を持上げようとする操作によって、開閉体とガイドレール間で作用する速度抑制力を無効にすることができ、ひいては、非常時等における脱出行為を、いっそう容易にすることができる。
しかも、手掛け部から手を離すと、再度、速度抑制力が有効になり、開閉体が比較的低速度に閉鎖動作する。したがって、例えば非常時等の脱出行為の後に、開閉体を全閉させて、該開閉体による閉鎖性(防火性、防煙性、防塵性、気密性等を含む)を維持することができる。
更に、第五の形態によれば、上下方向へ移動可能な手掛け部の操作により、速度抑制力を有効にしたり無効にしたりする構成を、簡素で生産性の良好な具体的構造でもって提供することができる。
更に、第六の形態によれば、開閉体の表裏両面側のどちら側からであっても、手掛け部を持上げて、速度抑制力を無効にする操作を行うことができる。
更に、第七の形態によれば、手掛け部が下方へ移動すると、その移動に伴って係合部が支持軸に係合し、支持軸の回転に制動力が作用する。したがって、この状態で、回転体は、支持軸によって抑制されながら回動する。そのため、開閉体は、回転体によって閉鎖速度が抑制される。
また、手掛け部が上方へ移動すると、その移動に伴って係合部が支持軸から離れ、支持軸が回動自在な状態になる。したがって、この状態で、回転体は、支持軸によって回動を抑制されることがなく、支持軸と共に回動する。そのため、開閉体は、回転体によって閉鎖速度を抑制されることがなくなる。
よって、この形態によれば、上下方向へ移動可能な手掛け部の操作により、速度抑制力を有効にしたり無効にしたりする構成を、簡素で生産性の良好な具体的構造とすることができる。
更に、第八の形態によれば、手掛け部の係合部が二つの支持軸の谷間に嵌り込んで、支持軸の回転を制動する構造としているため、支持軸の回動をより確実に制動することができ、ひいては、開閉体の閉鎖速度を抑制する際の動作性を向上することができる。
更に、第九の形態によれば、開閉体を持上げ開放する際、例えば、最初に手掛け部に手を掛けて持上げ操作し、座板部材がある程度の高さに位置した時点から、座板部材に手を掛けて持上げ操作することが可能になる。
したがって、開閉体を、持上げ操作したり、その持上げ操作により全開したり等する際の操作性を向上することができる
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の速度抑制構造Aは、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設されて、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置、特に火災等の災害時に炎や煙等を遮断する防火防煙用のシャッター装置に適用した一例について説明する。
開閉装置1は、自重によって閉鎖動作可能な開閉体10と、該開閉体10を上下方向へスライドさせて案内するガイドレール20と、該開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸30とを具備し、開閉体10とガイドレール20との間に、開閉体10の閉鎖速度を抑制する速度抑制構造Aを構成している。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下端部に、当接対象部位p(地面や、床面、下枠等)に当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
そして、この開閉体10は、その閉鎖方向端部側(より具体的には、座板部材12の若干上側)に、手掛け部13を備え、この手掛け部13等によって後述する速度抑制構造Aを構成している。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形、スチールやステンレス製などの金属板や他の金属板の曲げ加工等の加工によって、開閉体10の幅方向の端部を囲む部位が横断面略コの字状に形成された部材であり、巻取り軸30と当接対象部位pとの間にわたって配設されている。
また、巻取り軸30は、収納ケース等の不動部位に、軸受け部材などを介して回動自在に支持され、その外周面に、開閉体10の上端部を止着している。
そして、この巻取り軸30は、ロック機構31が解除されることで、自由回転し、開閉体10を自重によって繰出す。
なお、この巻取り軸30には、開閉体10を開放する際の力を軽減するために、好ましくは、該巻取り軸30を開放方向へ付勢するように付勢部材(例えばスプリングやゼンマイ等)を備える。
そして、上記開閉装置1は、開閉体10の下端側に、開閉体10とガイドレール20との間に摩擦抵抗を生じさせることで、開閉体10の閉鎖速度を抑制する速度抑制構造Aを構成している。
この速度抑制構造Aは、開閉体10の下端側に設けられた上記手掛け部13と、該手掛け部13に対し一体的に設けられてガイドレール20と接触可能な接触部14とを具備しいる。
手掛け部13は、開閉体10の幅方向へわたり且つ開閉体10から厚さ方向へ突出する突出部13aの逆端側に、前記接触部14を支持した側面視略逆L字状に形成され、前記接触部14を、開閉体幅方向の端部側でガイドレール20内に配置するように支持している。
この手掛け部13は、前記突出部13aよりも若干下側の部分が、開閉体10の幅方向の端部に軸支されることで、開閉体10に相対して突出部13aを上下方向へ揺動させるとともに、その突出部13aの揺動と連動して、接触部14を開閉体厚さ方向へ揺動させるように構成してある。
そして、上記手掛け部13は、前記突出部13aを開閉体10の表裏両面の各々から開閉体厚さ方向へ突出させるように二つ備えられる。
各突出部13aを開閉体10に軸支する箇所には、一方の手掛け部13が他方の手掛け部13と連動して揺動するように、歯車13bが固定されている。すなわち、一方の手掛け部13の歯車13bが、他方の手掛け部13の歯車13bと凹凸状に噛み合って、一方の手掛け部13の揺動を他方の手掛け部13に連動させるようにしている。
また、接触部14は、ガイドレール20の内面に接触して転がる回転体を、その回転速度が抑制されるように支持してなる機構であり、例えば、いわゆるガバナ装置や、減速装置等によって構成される。
そして、この接触部14は、手掛け部13の突出部13aが下方へ揺動した際に、ガイドレール20の内面に接触し、同突出部13aが上方へ揺動した際には、ガイドレール20の内面から離れるように、手掛け部13における突出部13aの逆端側に配置されている。
この接触部14は、その一例について詳細に説明すれば、ガイドレール20の内面に沿って上下方向へ転動可能な回転体と、該回転体内で該回転体と一体的に回転するとともに径方向へ移動自在な摩擦部材と、遠心方向へ移動した際の該摩擦部材に接触可能な受け部材とを備え、回転体の回転速度が上昇した際に、前記摩擦部材を遠心力によりその遠心方向へ移動させて前記受け部材に摺接させ、その際の摩擦抵抗によって前記回転体の回転を抑制するように構成してある。
なお、上記接触部14は、前記のような回転体を具備した構成を省き、手掛け部13の逆端側を、ガイドレール20の内面に対し直接的に摺接させるようにした態様とすることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、その作用効果を詳細に述べる。
図示しないロック装置等が解除されると、開閉体10は、自重によって閉鎖動作を開始する。この閉鎖動作中、手掛け部13は、その突出部13a側の自重によって、該突出部13aを下方へ揺動させた位置で静止している。
そのため、手掛け部13における突出部13aの逆端側では、接触部14の外周面がガイドレール20の内面に接触する(図2(a)参照)。より詳細には、接触部14を構成する回転体がガイドレール20の内面に沿って転動する。その際、前記回転体は、上述した内部の摩擦抵抗により回転速度が抑制される。
したがって、開閉体10は、前記摩擦抵抗によって速度が抑制されながら、閉鎖動作することになる。
また、開閉体10が全閉状態の際に、表裏側何れか一方の手掛け部13に手が掛けられ、該手掛け部13の突出部13aが上方へ持上げられると、この突出部13aの上方への揺動に連動して、他方の手掛け部13も突出部13aを揺動させる。
そして、これら突出部13a,13aの上方への揺動に連動して、双方の接触部14,14が、開閉体厚さ方向へ狭まるようにして揺動し、ガイドレール20の内面から離れる。
そのため、閉鎖動作中の開閉体10に対する速度抑制力が解除され、操作者は、開閉体10を容易に持上げ開放することができる(図1(c),図2(b)参照)。
そして、開閉体10が開放され、手掛け部13から前記操作者の手が離れると、両手掛け部13,13は、両突出部13a,13aをその自重によって下方へ揺動させる。
したがって、再度、両接触部14,14がガイドレール20の内面に接触した状態となり、開閉体10は、両接触部14,14の摩擦抵抗によって、閉鎖動作速度が抑制されながら閉鎖されることになる。
次に、本発明に係わる開閉装置の速度抑制構造の他例について説明する。
なお、以下に示す速度抑制構造において、上述した速度抑制構造Aを略同様の構成についは、上記速度抑制構造Aと同一の符号を用いることで、重複する詳細説明を省略する。
図4に示す速度抑制構造Bは、上述した速度抑制構造Aに対し、手掛け部13を手掛け部15に置換し、更に、座板部材12を座板部材16に置換した構成とされる。
手掛け部15は、断面略コ字状を呈し、開閉体幅方向へわたって開閉体厚さ方向へ突出する突出部15aを有するとともに、この突出部15aの逆端側(上端側)には、上記速度抑制構造Aのものと略同構成の接触部14を支持している。
そして、この手掛け部15の下端には、座板部材16が一体的に設けられている。
座板部材16は、開閉体10の最下端部において開閉体厚さ方向へわたる断面略L字状の部材であり、手掛け部15の突出部15aの付け根付近に接合されている。
この座板部材16は、上記手掛け部15と同一体的に成形された部材であってもよいし、手掛け部15に対し別部材を固定したものであってもよい。
上記のようにして一体的な手掛け部15及び座板部材16は、突出部15aが上下に揺動されることで、接触部14がガイドレール20内面に対し離れたり接触したりするように、突出部15aと接触部14との間の部位が、開閉体10に軸支されている。
そして、上記手掛け部15及び座板部材16は、開閉体10の表裏両面の各々から開閉体厚さ方向へ突出するように二つ備えられ、上記手掛け部13と略同様にして、歯車15c,15cを介することで、連動して揺動するように係合し合っている。
上記構成の速度抑制構造Bによれば、開閉体10が全閉されると、座板部材16,16が開閉体幅方向へわたって当接対象部位pに当接する。そして、手掛け部15の突出部15aに手が掛けられて、該突出部15aが上方へ揺動されると、接触部14,14による速度抑制力が解除される。したがって、開閉体10を速やかに持上げ開放することができる。
そして、座板部材16,16がある程度の高さに位置した時点からは、その座板部材16,16に手を掛けて、開閉体10を持上げ開放することができる。
また、手掛け部15の突出部15aから手を離した際には、上記速度抑制構造Aと略同様にして、手掛け部15及び座板部材16が自重によって元の位置まで揺動する。したがって、開閉体10は、再度、接触部14,14の摩擦抵抗により速度を抑制されながら閉鎖されることになる。
また、図5に示す速度抑制構造Cは、上記速度抑制構造Aにおける接触部14を接触部17に置換し、手掛け部13を手掛け部18に置換した構成としている。
接触部17は、ガイドレール20面に沿って上下方向へ転動可能な回転体17aと、該回転体17aを抑制しながら回動させるように支持するとともに、上記開閉体10に対し回動自在に支持された支持軸17bとからなり(図6参照)、具体的には、いわゆるガバナ装置や減速装置等を用いて構成される。前記支持軸17bの外周面は、後述する手掛け部18によって係止されるように、スプライン状あるいは歯車状等の凹凸状に形成されている。
そして、この接触部17は、ガイドレール20内で開閉体厚さ方向に二つ並ぶように配置され、開閉体10の下端側における開閉体幅方向の端部に軸支されている。
また、手掛け部18は、開閉体幅方向へわたる断面略T字状を呈し、開閉体10から厚さ方向の両側へ突出して上下方向へ移動可能な突出部18a,18aの下方側に係合部18bを一体的に備え、下方へ移動した際に係合部18bを前記支持軸17b,17bに係合させて支持軸17b,17bの回転を制動し、上方へ移動した際には前記係合部18bを前記支持軸17b,17bから離すように構成されている。
前記係合部18bは、その下端側の部位を、上記二つの支持軸17b,17bの谷間に係合可能な略逆三角形状に形成しており、その外面を、支持軸17b周囲の凹凸部と嵌り合う凹凸状に形成してある。
そして、この手掛け部18は、上記二つの支持軸17b,17bに接触する位置と、これら支持軸17b,17bから所定間隔上方へ離れた位置との間で、上下方向へ自在にスライドするように、開閉体10に支持されている。
上記構成の速度抑制構造Cによれば、手掛け部18が下方へ移動すると、その移動に伴って係合部18bが両支持軸17b,17bの谷間に嵌り込むとともに、係合部18bと各支持軸17bとが凹凸状に嵌り合う。
したがって、この状態では、両支持軸17b,17bが回動不能となり、各支持軸17bに支持された回転体17aは、その内部構造によって回転速度が抑制されながら回転する。よって、開閉体10は、閉鎖動作の際、閉鎖速度が抑制されることになる。
また、持上げ操作等によって手掛け部18が上方へ移動した際には、その移動に伴って係合部18bが両支持軸17b,17bから離れる。
したがって、回転体17a及び支持軸17bが回動自在な状態となり、開閉体10に対する閉鎖速度の抑制力が解除される。
また、図7及び図8に示す速度抑制構造Dでは、上記速度抑制構造Cを構成する開閉装置1の座板部材12を、両接触部17,17間のスペースを介して手掛け部18の下端部に接続している。
この速度抑制構造Dによれば、上記速度抑制構造Bと略同様に作用し、開閉体10が全閉されると、座板部材12が開閉体幅方向へわたって当接対象部位pに当接する。そして、手掛け部18の突出部18aに手が掛けられて、開閉体10が持上げられると、接触部17,17による速度抑制力が解除され、開閉体10を速やかに上方へ移動することができる。
そして、座板部材12がある程度の高さに位置した時点からは、その座板部材12に手を掛けて、開閉体10を持上げ開放することができる。
次に、上記速度抑制構造を適用した開閉装置の他例について説明する。
図9に示す開閉装置2は、大間口用開閉体40の幅方向の端部に沿って、小間口用開閉体50を連設し、この小間口用開閉体50を、前記大間口用開閉体が閉鎖された際に、大間口用開閉体40の幅方向の端部に案内させて上下方向へ開閉するようにしている。
大間口用開閉体40は、上述した開閉体10と略同様にして、複数のスラットを上下方向へ連接してなる。
そして、この大間口用開閉体40は、その幅方向における小間口用開閉体50側の端部が大間口用開閉体支持部材41によって支持されるとともに、同幅方向における他端部が固定ガイドレール42によって支持され、上方側の巻取り軸43によって巻き取られたり繰出されたりする。
前記大間口用開閉体支持部材41は、大間口用開閉体40の閉鎖動作に伴って、リンク接続された上下の支持片41a,41aを、大間口用開閉体40側へ向けた二つ折りの状態から広げて、下方へ繰出し、閉鎖された際の大間口用開閉体40を、小間口用開閉体50側の端部に沿って支持し、大間口用開閉体40が開放動作する際には、折れ曲がるようにして、大間口用開閉体40と共に開閉体閉鎖方向側へ収納される。
また、小間口用開閉体50は、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、難燃性を有する可撓性シート材からなる正面視略矩形状の本体シートの下端側に、幅方向へわたる金属性の座板部材を接続し、該座板部材の幅方向の両端部に、上述した速度抑制構造A,Aを構成している。なお、この速度抑制構造Aは、上述した他の速度抑制構造B,C,又はDに置換することも可能である。
そして、この小間口用開閉体50は、その幅方向における大間口用開閉体40側の端部を、可動ガイドレール51により支持されるとともに、同幅方向における他端側を固定ガイドレール52によって支持され、上方側の巻取り軸53によって巻き取られたり繰出されたりする。
可動ガイドレール51は、上記した大間口用開閉体支持部材41を左右対称に構成したものであり、大間口用開閉体支持部材41と略同様に、上下の支持片51a,51a等からなる。
前記上下の支持片51a,51aは、小間口用開閉体50の幅方向の端部を、開閉体厚さ方向に挟むようにして、小間口用開閉体50の表裏両面側に配設される。
そして、可動ガイドレール51は、大間口用開閉体40が閉鎖される際、大間口用開閉体支持部材41と略同期して、下方へ繰出される。
より詳細に説明すれば、可動ガイドレール51は、上下の支持片51a,51aの接続箇所を小間口用開閉体50側へ向けた二つ折りの状態から広げて、大間口用開閉体40と共に下方へ繰出される。
そして、可動ガイドレール51は、大間口用開閉体40に沿う上下方向へわたって略直線的に配置され、小間口用開閉体50を上下方向へ導く。
すなわち、上記大間口用開閉体支持部材41が大間口用開閉体40の幅方向の端部を支持する目的で用いられているのに対し、可動ガイドレール51は、上記大間口用開閉体支持部材41と略同構成の部材を、小間口用開閉体50を上下方向へ導く目的で用いている。
上記開閉装置2によれば、小間口用開閉体を閉鎖状態の大間口用開閉体に沿って上下方向へ開閉させる構造であるため、小間口用開閉体を設置したり収納したりするためのスペースを幅方向に確保する必要がない。
しかも、小間口用開閉体50の座板部材の両端部に速度抑制構造A,Aを具備しているため、閉鎖される際の小間口用開閉体50に速度抑制力を加えることができる上、小間口用開閉体50を持上げ開放する際には、前記速度抑制力を解除して、該小間口用開閉体50を速やかに開放することができ、非常時等の脱出性が良好である。
なお、図10に示す開閉装置3のように、上記開閉装置2の構成から可動ガイドレール51を省き、大間口用開閉体支持部材41によって、小間口用開閉体50を案内する構成とすることも可能である。
開閉装置3における大間口用開閉体支持部材41は、その開閉体幅方向の一端側によって大間口用開閉体40を支持するとともに、同大間口用開閉体支持部材41における開閉体幅方向の他端側によって小間口用開閉体50を上下方向へ案内するようにしている。
この開閉装置3によれば、上記開閉装置2と略同様の作用効果を奏する上、より簡素で生産性の良好な構造とすることができる。
なお、上記速度抑制構造A,B,C,Dは、開閉体を巻取り軸により巻き取ったり繰出したりする開閉装置に適用した例を示しているが、開閉体を巻取り軸に巻き取ることなく、その上方へ収納するようにした開閉装置(例えばオーバーヘッドドア等)に適用することも可能である。
本発明に係わる速度抑制構造の一例を適用した開閉装置を示す模式図であり、(a)は開閉体が全開されている状態、(b)は開閉体が全閉されている状態、(c)は開閉体が持上げ操作された状態、(d)は開閉体に対する持上げ力が除去された状態を示す。 同速度抑制構造の要部模式図を示し、(a)は手掛け部の突端側が下方へ移動した状態、(b)は手掛け部の突端側が上方へ移動した状態を示す。 図2の速度抑制構造を開閉体厚さ方向側から視た図を示す。 本発明に係わる速度抑制構造の他例における要部模式図であり、(a)は手掛け部の突端側が下方へ移動した状態、(b)は手掛け部の突端側が上方へ移動した状態を示す。 本発明に係わる速度抑制構造の他例における要部模式図であり、(a)は手掛け部の突端側が下方へ移動した状態、(b)は手掛け部の突端側が上方へ移動した状態を示す。 図5の速度抑制構造を開閉体厚さ方向側から視た図を示す。 本発明に係わる速度抑制構造の他例における要部模式図であり、(a)は手掛け部の突端側が下方へ移動した状態、(b)は手掛け部の突端側が上方へ移動した状態を示す。 図7の速度抑制構造を開閉体厚さ方向側から視た図を示す。 本発明に係わる速度抑制構造を適用した開閉装置の他例を示す正面図である。 本発明に係わる速度抑制構造を適用した開閉装置の他例を示す正面図である。
10:開閉体
12,16,19:座板部材
13,15,18:手掛け部
13a:突出部
13b:歯車
14:接触部
17:接触部
18b:係合部
20:ガイドレール

Claims (7)

  1. 開閉体と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、自重により閉鎖動作する開閉体の速度を抑制するようにした開閉装置の速度抑制構造において
    前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで前記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記開閉体の手掛け部に上方への開放力が加わった際に前記抵抗を解除するようにした開閉装置の速度抑制構造であって、
    前記開閉体に、持上げ操作によって上方へ所定量移動するとともに自重によって下方へ同量移動する前記手掛け部と、前記ガイドレールに接触して転がる回転体をその回転速度が抑制されるように支持してなる接触部と、を具備し、
    前記手掛け部の下方への移動により前記接触部の前記回転体を前記ガイドレールに接触させ、前記手掛け部の上方への移動により同回転体を前記ガイドレールから離すようにしたことを特徴とする開閉装置の速度抑制構造。
  2. 前記接触部は、前記ガイドレールの内面に沿って上下方向へ転動可能な前記回転体と、該回転体内で該回転体と一体的に回転するとともに径方向へ移動自在な摩擦部材と、遠心方向へ移動した際の該摩擦部材に接触可能な受け部材とを備え、前記回転体の回転速度が上昇した際に、前記摩擦部材を遠心力によりその遠心方向へ移動させて前記受け部材に摺接させ、その際の摩擦抵抗によって前記回転体の回転を抑制するように構成してあることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の速度抑制構造。
  3. 上記手掛け部は、上記開閉体から厚さ方向へ突出して上下方向へ揺動可能な突出部の逆端側に、該突出部の揺動と連動して開閉体厚さ方向へ揺動する上記接触部を備え、
    この接触部は、前記突出部が下方へ揺動した際に、上記回転体を上記ガイドレールに接触させて上記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記突出部が上方へ揺動した際には、上記回転体を上記ガイドレールから離すように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置の速度抑制構造。
  4. 上記手掛け部を、上記開閉体の表裏両面の各々から開閉体厚さ方向へ突出させるように二つ設け、これら二つの手掛け部の揺動を歯車によって連動させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の開閉装置の速度抑制構造。
  5. 開閉体と該開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備え、自重により閉鎖動作する開閉体の速度を抑制するようにした開閉装置の速度抑制構造において、
    前記開閉体と前記ガイドレールとの間に抵抗を生じさせることで前記開閉体の閉鎖速度を抑制し、前記開閉体の手掛け部に上方への開放力が加わった際に前記抵抗を解除するようにした開閉装置の速度抑制構造であって、
    前記開閉体に、持上げ操作によって上方へ所定量移動するとともに自重によって下方へ同量移動する前記手掛け部と、前記ガイドレール面に沿って上下方向へ転動可能な回転体と、該回転体を抑制しながら回動させるように支持するとともに上記開閉体に対し回動自在に支持された支持軸とを備え、
    前記手掛け部は、前記開閉体から厚さ方向へ突出して上下方向へ移動可能な突出部の下方側に係合部を一体的に備え、下方へ移動した際に前記係合部を前記支持軸に係合させて該支持軸の回転を制動し、上方へ移動した際には前記係合部を前記支持軸から離すように構成してあることを特徴とする開閉装置の速度抑制構造。
  6. 上記回転体及び上記支持軸を開閉体厚さ方向に二つ並設し、
    上記突出部が下方へ移動した際に、上記係合部を前記二つの支持軸の谷間に係合させ、同突出部が上方へ移動した際には、上記係合部を前記二つの支持軸の谷間から離すようにしたことを特徴とする請求項5記載の開閉装置の速度抑制構造。
  7. 上記開閉体の下端には、上記開閉体をその当接対象部位に当接させるための座板部材が、上記開閉体に対し上下方向へ移動するように設けられ、
    上記手掛け部は、前記座板部材と連動して上下方向へ移動するように設けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の開閉装置の速度抑制構造。
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