JP4674632B2 - 拡散板駆動装置及び投射型画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、拡散板を駆動させる拡散板駆動装置、及びこの拡散板駆動装置を用いてスクリーン等の表示部に画像を投射して表示を行う投射型画像表示装置に関するものである。
大画面表示が可能な画像表示装置として、投射型画像表示装置、すなわちプロジェクタ装置が知られている。
この投射型画像表示装置は、光源からの光をスクリーン上に投射して画像を表示している。そして、投射型画像表示装置は、スクリーン上に映し出された画像を観察者が見ることができるように構成されている。
投射型画像表示装置用の光源としては、従来では、例えば高輝度の投射管が用いられている。これを例えば画像が表示された液晶パネルを通して投射することにより、スクリーンに画像を投射していたが、明るさや色再現性等が充分に満たされなかった。そこで、映像信号による変調の容易さ、色再現性の良さ、明るさの確保等を目的として、光源に赤、緑、青の各色のレーザ光を用いた投射型画像表示装置が提案されている。
ところが、このようにレーザ光を光源とした投射型画像表示装置においては、スペックルノイズという粒子状のノイズが画面上に発生し、画質を著しく劣化させることが問題となる。これは、レーザ光の高い可干渉性により、レーザスペックル現象が生じるためである。例えばスクリーン等の粗い表面等にレーザ光が照射されたときに、粒子状・斑点状の干渉パターンが発生する。
レーザ光を光源として用いた画像表示装置において、このスペックルノイズを低減する方法としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1は、レーザ光の光路中に回転可能に支持された拡散板(以下、「ディフューザ」という。)を設けている。このディフューザには、レーザ光から映像光(2次元中間像)が入射される。そして、特許文献1は、ディフューザを回転駆動させることによって、時間的に異なるスペックルパターンを発生させている。これにより、目の平均効果によりスペックルノイズを目立たなくさせている。
特開平6−208089号公報
従来、ディフューザにゴミが付着したりパターン欠陥が発生する場合があった。ディフューザにゴミが付着したりパターン欠陥が発生すると、ゴミやパターン欠陥がスクリーンに表示され、画質の低下を招いていた。そのため、ゴミやパターン欠陥をユーザに認識させないように、ディフューザを所定の時間(例えば、1秒間)のうちに同一軌跡を通らない軌道で駆動させる必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載されたスペックルノイズを低減する方法では、ディフューザを一方向に回転駆動させている。すなわち、特許文献1に記載されたディフューザの任意の点は、非常に短い周期で同一軌跡を通っていた。そのため、ディフューザに付着したゴミやパターン欠陥が、ディフューザに投射された2次元中間像内にて同一軌跡を描くことになる。その結果、投射したスクリーン上で円弧状のスジとなってユーザに認識され、画質低下を招く、という問題があった。
また、ディフューザを回転駆動させる投射型表示装置は、映像光のサイズ(2次元中間像)に比べて大きなディフューザが必要であった。そのため、装置全体の大型化を招くだけでなく、コストアップを招くという問題もあった。更に、ディフューザを回転駆動させると、ディフューザには、光の光軸方向に対して面ブレが生じていた。そして、ディフューザが面ブレすることにより、更なる画質の低下を招いていた。そのため、この回転駆動するディフューザの面ブレを低減するためには、偏心調整が必要であり、組み立て調整に手間がかかっていた。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、拡散板に付着したゴミやパターン欠陥による画質低下の影響を抑制することができる拡散板駆動装置及び投射型画像表示装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の拡散板駆動装置は、光源としてレーザを採用した投射型表示装置に用いられる拡散板駆動装置であって、拡散板が取り付けられた移動枠と、移動枠を移動可能に支持する支持枠とを備えた。また、移動枠を拡散板に入射される映像光の光軸と直交する第1の方向及び第1の方向と直交する方向であって光軸とも直交する第2の方向に振動可能とした駆動部を備えた。更に、移動枠における第1の方向への振動と第2の方向への振動との位相差を変化させ、且つ移動枠を拡散板に付着したゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されない速度以上の移動速度で駆動させるように駆動部を制御する制御部と、移動枠が駆動時において光軸の方向である第3の方向に対して面ブレすることを抑制し、又は防止するために、移動枠を支持枠側に付勢する付勢部材と、を備えた。
また、制御部は、移動枠を付勢部材の共振周波数よりも低い周波数で駆動させるように駆動部を制御する。
また、本発明の投射型画像表示装置は、映像光を形成して投射し、且つ光源としてレーザを用いた光学系ブロックと、この映像光を表示部へ拡大投射する投射レンズと、を有している。更に、光学系ブロックと投射レンズとの間に配置され、光学系ブロックから映像光が入射される拡散板を備えた拡散板駆動装置を有して構成されている。
拡散板駆動装置は、上述したとおりのものであり、拡散板が取り付けられた移動枠と、移動枠を移動可能に支持する支持枠とを備えた。また、移動枠を拡散板に入射される映像光の光軸と直交する第1の方向及び第1の方向と直交する方向であって光軸とも直交する第2の方向に振動可能とした駆動部を備えた。更に、移動枠における第1の方向への振動と第2の方向への振動との位相差を変化させ、且つ移動枠を拡散板に付着したゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されない速度以上の移動速度で駆動させるように駆動部を制御する制御部と、移動枠が駆動時において光軸の方向である第3の方向に対して面ブレすることを抑制し、又は防止するために、移動枠を支持枠側に付勢する付勢部材と、を備えた。
また、制御部は、移動枠を付勢部材の共振周波数よりも低い周波数で駆動させるように駆動部を制御する。
本発明の拡散板駆動装置及び投射型画像表示装置によれば、移動枠における第1の方向への振動と第2の方向への振動との位相の差を変化させている。これにより、拡散板のある一点が同一軌跡を通る時間の間隔を長くすることができる。すなわち、拡散板を、所定の時間のうちに同一軌跡を通らない軌道で駆動することができる。その結果、拡散板に付着したゴミやパターン欠陥をユーザが認識し難くなるため、画質低下の影響を抑制することが可能である。
以下、本発明の実施の形態例について、図1〜図12を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
1.第1の実施の形態例
[投射型画像表示装置の構成]
まず、本発明が適用される投射型画像表示装置の実施の形態例を図1に従って説明する。図1は本発明の投射型画像表示装置の実施の形態例を示す概略構成図である。
図1に示す、投射型画像表示装置は、1次元型光変調素子1と、オフナーリレー2と、ガルバノミラー3と、像面湾曲補正光学系4と、拡散板駆動装置5と、投射レンズ6とを有して構成されている。1次元型光変調素子1は、紙面に垂直な方向に多数の画素が並んで形成されている。
この1次元型光変調素子1には、例えばいわゆるGLV(Grating Light Valve)素子に代表される位相反射型回折格子等を用いることができる。なお、GLV素子等を用いた場合には、素子自身が発光しないので、図示しない光源と光源からの光を素子に投射する光学系とが必要になる。このとき、光源としては、コヒーレントな光源を用いることが望ましい。そして、この1次元型光変調素子1から光が出射する方向には、オフナーリレー2が配置されている。
オフナーリレー2は、反射ミラーの組み合わせによるリレー光学系である。オフナーリレー2は、一次元画像の等倍像を形成するものである。このオフナーリレー2は、正鏡と副鏡により構成されている。
正鏡は、1次元型光変調素子1側に凹面が向いた凹面鏡であり、1次元型光変調素子1からの光について、1回目と3回目の反射を担当している。副鏡は、正鏡側に凹面が向いた凹面鏡であり、2回目の反射を担当している。
1次元型光変調素子1からオフナーリレー2に入射した光は、まず正鏡で反射されてから副鏡に到達し、ここで2回目の反射を受けて再び正鏡へと向かう。そして、正鏡で3回目の反射を受けた光がガルバノミラー3へと向かうことになる。
ガルバノミラー3は、平板状のミラーから成り、オフナーリレー2の結像位置の手前に配置されている。このガルバノミラー3は、画像信号と同期して一次元像を走査する光走査部として構成されている。ガルバノミラー3は、1次元型光変調素子1の配列方向に対して垂直な面において、図示しない駆動手段(アクチュエータ等)により、平板状のミラーを回動させることにより、走査を行うことができる。
このとき、ガルバノミラー3の走査角に応じた画像信号に基づいて、1次元型光変調素子1で光変調を行うことにより、1次元像から、この1次元像を含む面に直交する方向に走査して形成される2次元像が得られる。この2次元像は、ガルバノミラー3の回動軸を中心とした円筒面上に形成される。
このように円筒面上に形成された2次元像をそのまま投射しても、平面のスクリーンに画像を正しく表示することができない。そこで、ガルバノミラー3により形成される2次元像の位置に、像面湾曲補正光学系4が設置されている。この像面湾曲補正光学系4を通過させることにより、平面状の2次元中間像を形成することができる。この像面湾曲補正光学系4としては、例えば円筒レンズを用いて構成することができる。
1次元型光変調素子1と、オフナーリレー2と、ガルバノミラー3と、像面湾曲補正光学系4が、光学系ブロック9を構成している。この光学系ブロック9は、上述したように映像光である2次元中間像を形成している。そして、光学系ブロック9は、拡散板駆動装置5及び投射レンズ6に形成した2次元中間像を投射している。
また、投射レンズ6は、形成された平面状の2次元中間像をスクリーン上に拡大投影するものである。そして、像面湾曲補正光学系4と投射レンズ6との間における平面上の2次元中間像が形成されている位置に、拡散板駆動装置5が配置されている。
[拡散板駆動装置の構成]
次に、図2〜図6を参照して本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)について説明する。図2は、本例の拡散板駆動装置を示す斜視図、図3及び図4は、本例の拡散板駆動装置を示す分解斜視図である。図5は、本例の拡散板駆動装置を断面した状態を示す説明図、図6は、本例の拡散板駆動装置を模式的に示す平面図である。
図2〜図4に示すように、拡散板駆動装置5は、固定台11と、支持枠12と、第1の移動枠13と、第2の移動枠14と、拡散板(以下、「ディフューザ」という。)16と、2つの駆動部17,18と、制御部7と等を備えて構成されている。
第1の移動枠13は、支持枠12に光学系の光軸Lである第3の方向Zと直交する第1の方向Xへ移動自在に支持されている。第2の移動枠14は、第1の移動枠13に第3の方向Zと直交する方向であって第1の方向Xとも直交する第2の方向Yへ移動自在に支持されている。すなわち、図2及び図5に示すように、支持枠12と、第1の移動枠13と、第2の移動枠14の3つの部材は、第3の方向Zに対してやぐら状に組み立てられている。
固定台11は、略長方形状の平面部を有する略平板状として形成されている。この固定台11は、複数の固定ねじ19等の固定方法により投射型表示装置10の本体に固定される。そして、固定台11の平面部には、位置調整台21が重ね合わされている。
位置調整台21は、略平板状に形成されている。位置調整台21には、複数の固定穴が設けられている。なお、図に現れないが、複数の固定穴は、楕円形をなす長穴として形成されている。そして、位置調整台21は、固定ねじ19による固定方法により固定台11に固定されている。更に、位置調整台21には、略L字型をなす固定部22が設けられている。固定部22は、固定ねじ19等の固定方法により位置調整台21に固定されている。そして、この固定部22には、支持枠12が固定ねじ等の固定方法によって固定されている。
また、位置調整第21は、長穴をなす複数の固定穴によって、支持枠12の第3の方向Zにおける初期位置を調整することができる。更に、この位置調整第21は、L字型をなす固定部22によって、支持枠12における第1の方向Xを回転軸とした回転角度X−roと第2の方向Yを回転軸とした回転角度Y−roの初期位置を調整することができる。その結果、この位置調整台21を固定台11と支持枠12の間に設けることで、ディフューザ16のパターン面と、像面湾曲補正光学系4から投射される2次元中間像の位置合わせ及び角度合わせを行うことが可能である。
支持枠12は、略長方形状の板体から形成されている。支持枠12には、その略中央に略長方形状の開口部23が設けられている。この開口部23の開口面積は、2次元中間像のサイズと略等しいか、あるいはやや大きく設定されている。そして、支持枠12は、その長手方向が第1の方向Xと平行をなすように、位置調整台21の固定部22に取り付けられている。そのため、図3及び図4に示すように、支持枠12の開口部23の開口側は、第3の方向Zに向けられている。
また、支持枠12は、2つのレール部材24A,24Bと、4つの磁石26,26,26,26を有している。2つのレール部材24A,24Bは、第1の移動枠13を第1の方向Xと平行に移動(振動)可能に支持するものである。2つのレール部材24A,24Bは、それぞれ断面形状がコの字状に形成されている。そして、2つのレール部材24A,24Bのコの字状をなす凹部内には、第1の移動枠13に取り付けられる後述する摺動部材32A,32Bがそれぞれ摺動可能に係合されている。
図3及び図6に示すように、第1のレール部材24Aは、支持枠12の平面部における短手方向の一側で、且つ長手方向の一側に配置されている。そして、第1のレール部材24Aは、その長手方向を支持枠12の長手方向、すなわち、第1の方向Xと略平行に設けられている。
また、第2のレール部材24Bは、支持枠12の平面部における短手方向の他側で、且つ長手方向の他側に配置されている。すなわち、第2のレール部材24Bは、支持枠12において第1のレール部材24Aの対角線上に配置されている。そして、第2のレール部材24Bは、その長手方向を支持枠12の長手方向、すなわち、第1の方向Xと略平行に設けられている。このように、第1のレール部材24A及び第2のレール部材24Bは、開口部23における長手方向及び短手方向の外側に配置されている。
図3に示すように、4つの磁石26,26,26,26は、開口部23を間に挟んで開口部23の長手方向の両側に2つずつ配置されている。この磁石26は、支持枠12と第1の移動枠13の間に介在される。そして、磁石26は、その吸着力によって駆動時における第1の移動枠13の第3の方向Zへの振動を軽減させるものである。これにより、駆動時における光軸Lと平行をなす第3の方向Zへの面ブレを抑制することができ、投射画像にて良好なフォーカスを得ることができる。
第1の移動枠13は、略長方形をなす平板状の部材から形成されている。第1の移動枠13は、短手方向の両端が略垂直に折り曲げられている。この、第1の移動枠13における上部両端には、第1の上部係止穴15aと第2の上部係止穴15bが設けられている。更に、第1の移動枠13における下部両端には、下部係止穴15cが設けられている。
また、第1の移動枠13には、その略中央に略長方形状の第1の開口窓27が設けられている。第1の開口窓27の開口面積は、支持枠12に設けた開口部23の開口面積と略等しく、あるいはやや大きく設定されている。図5に示すように、第1の開口窓27は、第1の移動枠13と支持枠12を重ね合わせた際に、支持枠12の開口部23と対向する。更に、第1の移動枠13は、その長手方向の一端側に第1の取付片28を有している。この第1の取付片28は、舌片状をなして第1の移動枠13の短辺の略中央から突出している。
また、第1の移動枠13には、2つのレール部材31A,31Bと、2つの摺動部材32A,32Bが設けられている。2つのレール部材31A,31Bは、支持枠12に設けた2つのレール部材24A,24Bと同様に、それぞれ断面形状がコの字状に形成されている。そして、2つのレール部材31A,31Bのコの字状をなす凹部内には、第2の移動枠14に取り付けられる後述する摺動部材37A,37Bがそれぞれ摺動可能に係合されている。
図3及び図6に示すように、第3のレール部材31A及び第4のレール部材31Bは、第1の開口窓27を間に挟むように、第1の開口窓27の長手方向の両側に配置されている。第3のレール部材31Aは、第1の開口窓27の長手方向の一側に設けられている。また、第4のレール部材31Bは、第1の開口窓27の長手方向の他側に設けられている。そして、第3のレール部材31A及び第4のレール部材31Bは、その長手方向を第1の移動枠13の短手方向、すなわち、第2の方向Yと略平行に設けられている。
2つの摺動部材32A,32Bは、それぞれ略直方体に形成されている。この2つの摺動部材32A,32Bは、2つのレール部材31A,31Bを取り付けた面は反対側である第1の移動枠13の背面部側に取り付けられる。第1の摺動部材32Aは、第1の移動枠13の背面部における短手方向の一側で、且つ長手方向の一側に配置されている。この第1の摺動部材32Aは、その長手方向を第1の移動枠13の長手方向、すなわち、第1の方向Xと略平行に設けられている。そして、第1の摺動部材32Aは、固定ねじ等の固定方法によって第1の移動枠13に固定される。
また、第2の摺動部材32Bは、第1の移動枠13の背面部における短手方向の他側で、且つ長手方向の他側に配置されている。すなわち、第2の摺動部材32Bは、第1の移動枠13において第1の摺動部材32Aの対角線上に配置されている。そして、第2の摺動部材32Bは、その長手方向を第1の移動枠13の長手方向、すなわち、第1の方向Xと略平行に設けられている。そして、第2の摺動部材32Bは、固定ねじ等の固定方法によって第1の移動枠13に固定される。なお、第1及び第2の摺動部材32A,32Bの固定方法は、固定ねじに限定されるものではなく、例えば溶接によって第1及び第2の摺動部材32A,32Bを固定してもよいことは、言うまでもない。
更に、第1の摺動部材32Aは、支持枠12と第1の移動枠13を重ね合わせた際に、支持枠12に設けた第1のレール部材24Aと摺動可能に係合する。そして、この第1のレール部材24Aと第1の摺動部材32Aで本発明のガイド部材の一具体例を構成している。同様に、第2の摺動部材32Bは、支持枠12に設けた第2のレール部材24Bと摺動可能に係合する。そして、この第2のレール部材24Bと第2の摺動部材32Bで本発明のガイド部材の一具体例を構成している。これにより、第1の移動枠13は、第1のレール部材24A及び第2のレール部材24Bにガイドされて、第1の方向Xと略平行に移動可能とされている。
第2の移動枠14は、略長方形をなす平板状の部材から形成されている。第2の移動枠14は、長手方向の両端が略垂直に折り曲げられている。そして、第2の移動枠14における上部両端には、上部係止穴25aが設けられている。更に、第2の移動枠14における下部両端には、下部係止穴25bが設けられている。
また、第1の移動枠13と同様に、第2の移動枠14には、その略中央に略長方形状の第2の開口窓34が設けられている。第2の開口窓34の開口面積は、第1の開口窓27の開口面積と略等しく設定されている。図5に示すように、第2の開口窓34は、支持枠12、第1の移動枠13及び第2の移動枠14を重ね合わせた際に、開口部23、第1の開口窓27と対向する。更に、第2の移動枠14は、その短手方向の一端側に第の取付片36を有している。この第2の取付片36は、舌片状をなして第2の移動枠14の長辺の略中央から突出している。
また、第2の移動枠14には、2つの摺動部材37A,37Bと、複数の留め具38が設けられている。2つの摺動部材37A,37Bは、それぞれ略直方体に形成されている。この2つの摺動部材37A,37Bは、第2の移動枠14を第1の移動枠13と重ね合わせた際に第1の移動枠13と向かい合う第2の移動枠14の背面部側に取り付けられる。
第3の摺動部材37A及び第4の摺動部材37Bは、第2の開口窓34を間に挟むように、第2の開口窓34の長手方向の両側に配置されている。第3の摺動部材37Aは、第2の開口窓34の長手方向の一側に設けられている。また、第4の摺動部材37Bは、第2の開口窓34の長手方向の他側に設けられている。そして、第3の摺動部材37A及び第4の摺動部材37Bは、その長手方向を第2の移動枠14の短手方向、すなわち、第2の方向Yと略平行に設けられている。
そして、第3の摺動部材37A及び第4の摺動部材37Bは、固定ねじ等の固定方法によって第1の移動枠13に固定される。なお、第及び第の摺動部材32A,32Bの固定方法は、固定ねじに限定されるものではなく、例えば溶接や接着によって第1及び第2の摺動部材32A,32Bを固定してもよいことは、言うまでもない。
また、第3の摺動部材37Aは、第1の移動枠13と第2の移動枠14を重ね合わせた際に、第1の移動枠13に設けた第3のレール部材31Aと摺動可能に係合する。そして、この第3のレール部材31Aと第3の摺動部材37Aで本発明のガイド部材の一具体例を構成している。同様に、第4の摺動部材37Bは、第1の移動枠13に設けた第4のレール部材31Bと摺動可能に係合する。そして、この第4のレール部材31Bと第4の摺動部材37Bで本発明のガイド部材の一具体例を構成している。これにより、第2の移動枠14は、第3のレール部材31A及び第4のレール部材31Bにガイドされて、第2の方向Yと略平行に移動可能とされている。
なお、本例では、第1の移動枠13及び第2の移動枠14をガイドするガイド部材の一具体例としてレール部材と摺動部材を用いた例を説明した。しかしながら、第1の移動枠13及び第2の移動枠14をガイドするガイド部材は、上述したレール部材と摺動部材に限定されるものではない。例えば、ガイド部材を、棒状の部材からなる摺動軸と、この摺動軸を摺動可能にガイドする軸受とから構成してもよい。
複数の留め具38は、第2の開口窓34を囲むように配置されている。そして、この複数の留め具38によって、第2の開口窓34の開口を閉じるように、ディフューザ16が例えば固定ねじ等の固定方法によって固定されている。すなわち、ディフューザ16は、第3の方向Zに対して略垂直に配置されている。なお、ディフューザ16の固定方法は、固定ねじに限定されるものではなく、例えば接着剤を用いて接着させてもよい。
ディフューザ16は、略長方形をなす平板状の部材である。図6に示すように、ディフューザ16の表面積は、2次元中間像Mの面積よりもやや大きく設定されている。このディフューザ16は、表面に複数の凹凸を有している。このように、ディフューザ16の表面に凹凸パターンを形成したことにより、ディフューザ16を通過した光は、凹凸パターンの形状に対応した空間位相変調を受ける。そして、スクリーンに投影された投影像のスペックルノイズパターンは、光の位相によって変化する。従って、ディフューザ16を駆動する(動かす)ことにより、時々刻々異なる位相変調を与えることができる。これにより、スクリーン上のスペックルパターンは変化するため、人間の目の平均効果によりノイズが低減することができる。
このようなディフューザ16、透明材例えばガラス基板を用いて、フォトリソグラフィ等の手法により、繰り返しの凹凸パターンを形成することにより製造することができる。
更に、図5及び図6に示すように、像面湾曲補正光学系4からの2次元中間像が光軸Lに沿って開口部23、第1の開口窓27及び第2の開口窓34を通過する。そして、この2次元中間像がディフューザ16に投射されて、ディフューザ16のパターン面に、2次元中間像Mが形成される。
ここで、図6に示すように、第1のレール部材24Aと第1の摺動部材32Aは、開口部23及び第1の開口窓27の上方を避けるように配置されている。また、第3及び第4のレール部材31A,31Bと第3及び第4の摺動部材37A,37Bは、第1の開口窓27及び第2の開口窓34の左右両端に配置されている。すなわち、第1の移動枠13と第2の移動枠14をガイドする摺動機構は、光路の上方(重力方向上部)を避けて配置されている。これにより、レール部材と摺動部材が摺動して摩耗粉が発生した場合、その摩耗粉が光路上に落ちることを防止し、又は抑制することができる。その結果、ディフューザ16のパターン面に摩耗粉が付着することを防止することができると共にディフューザ16のパターン面に綺麗な2次元中間像Mを形成することが可能である。
次に、2つの駆動部17,18について説明する。2つの駆動部17,18は、同一の構成を有するものである。そして、この2つの駆動部17,18の駆動方式は、ボイスコイルモータ(以下、「VCM」という。)方式である。
第1の駆動部17は、第1のコイル41と、2つのマグネット42a,42bと、第1のヨーク43とから構成されている。この第1の駆動部17は、その駆動によって第1の移動枠13を第1の方向Xへ移動(振動)させるものである。
図3及び図4に示すように、第1のコイル41は、平面的に巻回されていると共に略楕円形をなしており、中央に略長方形状の空間部を有する扁平コイルとして構成されている。図2に示すように、第1のコイル41は、フレキシブル配線板49を間に介して第1の移動枠13の第1の取付片28に配設されている。この第1のコイル41は、ハンダ付け等の固着手段により実装されてフレキシブル配線板49と一体的に構成されている。これにより、第1のコイル41は、フレキシブル配線板49に設けた配線パターンと電気的に接続されている。
ここで、第1のコイル41において、幅方向に対向する長辺側の2つの直線部分が、駆動部として推力を発生する推力発生部となっている。第1の駆動部17の第1のコイル41は、推力発生部が延長する方向を第1の方向Xと直交する方向に向けて配置されている。
第1のヨーク43は、扁平状をなす筒体として形成されている。この第1のヨーク43は、第1ヨーク部材44と、第2ヨーク部材46とから構成されている。第1ヨーク部材44は、略コの字状に形成されている。第1ヨーク部材44は、互いに対向するように配置された2つの対向片44a,44aと、両対向片44a,44aをつなぐ連結片44cを有している。この第1ヨーク部材44における両対向片44a,44aには、係合爪45,45がそれぞれ設けられている。更に、第1ヨーク部材44における連結片44cには、第1マグネット42aが接着等の固定方法によって一体的に固定されている。
これに対し、第2ヨーク部材46は、平板状をなしている。第2ヨーク部材46の長手方向の両端には、第1ヨーク部材44の2つの係合爪45が係合される係合受部48が設けられている。この第2ヨーク部材46には、第2マグネット42bが接着等の固定方法によって一体的に固定されている。また、第2ヨーク部材46における第2マグネット42bを配置した面と反対側には、支持枠12に固定するための固定部材47が取り付けられている。そして、固定部材47は、固定ねじ等の固定方法によって支持枠12の長手方向の一側に固定される。
また、第1ヨーク部材44の係合爪45を第2ヨーク部材46の係合受部48に係合させると、第1マグネット42aと第2マグネット42bが対向する。このとき、第1マグネット42aと第2マグネット42bは、互いに異なる磁性が対向している。そして、図2及び図5に示すように、この第1マグネット42aと第2マグネット42bの間の空間に、第1の移動枠13に取り付けられた第1のコイル41が配置されている。
このように、第1マグネット42a及び第2マグネット42bによる磁力が第1のコイル41と垂直をなす方向に作用している。その結果、第1のコイル41に電流を流すと、フレミングの左手の法則により、第1の駆動部17には第1の方向Xに向かう推力が発生する。
第2の駆動部18は、第2のコイル51と、2つのマグネット52a,52bと、第2のヨーク53とから構成されている。この第2の駆動部18は、第2の移動枠14を第2の方向Yへ移動(振動)させるものである。
図3及び図4に示すように、第2のコイル51は、第1のコイル41と同様に、平面的に巻回されていると共に略楕円形をなしており、中央に略長方形状の空間部を有する扁平コイルとして構成されている。図2に示すように、第2のコイル51は、フレキシブル配線板49を間に介して第2の移動枠14の第2の取付片36に配設されている。この第2のコイル51は、ハンダ付け等の固着手段により実装されてフレキシブル配線板49と一体的に構成されている。これにより、第2のコイル51は、フレキシブル配線板49に設けた配線パターンと電気的に接続されている。
ここで、第1のコイル41と同様に、第2のコイル51において、幅方向に対向する長辺側の2つの直線部分が、アクチュエータとして推力を発生する推力発生部となっている。第2の駆動部18の第2のコイル51は、推力発生部が延長する方向を第2の方向Yと直交する方向に向けて配置されている。
第2のヨーク53は、扁平状をなす筒体として形成されている。この第2のヨーク53は、第1ヨーク部材54と、第2ヨーク部材56とから構成されている。第1ヨーク部材54は、略コの字状に形成されている。第1ヨーク部材54は、互いに対向するように配置された2つの対向片54a,54bと、両対向片54a,54bをつなぐ連結片54cを有している。この第1ヨーク部材54における両対向片54a,54aには、係合爪55,55がそれぞれ設けられている。更に、第1ヨーク部材54における連結片54cには、第1マグネット52aが接着等の固定方法によって一体的に固定されている。
これに対し、第2ヨーク部材56は、平板状をなしている。第2ヨーク部材56の長手方向の両端には、第1ヨーク部材54の2つの係合爪55が係合される係合受部58が設けられている。この第2ヨーク部材56には、第2マグネット52bが接着等の固定方法によって一体的に固定されている。また、第2ヨーク部材56における第2マグネット52bを配置した面と反対側には、支持枠12に固定するための固定部材57が取り付けられている。そして、固定部材57は、固定ねじ等の固定方法によって支持枠12の短手方向の一側に固定される。また、固定部材57には、2つの係止穴59,59が設けられている。
更に、第1ヨーク部材54の係合爪55を第2ヨーク部材56の係合受部58に係合させると、第1マグネット52aと第2マグネット52bが対向する。このとき、第1マグネット52aと第2マグネット52bは、互いに異なる磁性が対向している。そして、図2及び図5に示すように、この第1マグネット52aと第2マグネット52bの間の空間に、第1の移動枠13に取り付けられた第2のコイル51が配置されている。
このように、第1マグネット52a及び第2マグネット52bによる磁力が第2のコイル51と垂直をなす方向に作用している。その結果、第2のコイル51に電流を流すと、フレミングの左手の法則により、第2の駆動部18には第2の方向Yに向かう推力が発生する。
なお、本例では、第1の駆動部17及び第2の駆動部18の駆動方式としてVCM方式を用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の駆動部17及び第2の駆動部18の駆動方式として、圧電素子や形状記憶合金、偏心カム機構等を適用してもよい。
このような構成を有する第1の駆動部17及び第2の駆動部18は、フレキシブル配線板49を介して制御部7と電気的に接続されている。
更に、図2に示すように、支持枠12と第1の移動枠13は、付勢部材の一具体例を示す2つの引張コイルばね61,61によって連結されている。2つの引張コイルばね61,61の長手方向の一端は、第1の移動枠13の上部両端に設けた第1の上部係止穴15aに係止されている。そして、2つの引張コイルばね61の長手方向の他端は、支持枠12に固定された固定部材57の係止穴59に係止されている。
この2つの引張コイルばね61,61は、第1の移動枠13を支持枠12側に付勢している。そのため、第1及び第2のレール部材24A,24Bと第1及び第2の摺動部材32A,32Bは、駆動中常に第3の方向Zへの負荷がかかるようになっている。これにより、第1の移動枠13が駆動時において光軸方向である第3の方向Zに対して面ブレすることを抑制し、又は防止することが可能である。
また、第1の移動枠13と第2の移動枠14は、4つの引張コイルばね62A,62B,62C,62Dによって連結されている。第1の引張コイルばね62Aと第2の引張コイルばね62Bは、第1の移動枠13及び第2の移動枠14の長手方向の一端側に配設されている。また、第3の引張コイルばね62Cと第4の引張コイルばね62Dは、第1の移動枠13及び第2の移動枠14の長手方向の他端側に配設されている。
第1の引張コイルばね62Aは、その長手方向の一端が第1の移動枠13の上部に設けた第2の上部係止穴15bに係止されている。そして、第1の引張コイルばね62Aは、長手方向の他端が第2の移動枠14の下部係止穴25bに係止されている。第2の引張コイルばね62Bは、その長手方向の一端が第2の移動枠14の上部係止穴25aに係止され、長手方向の他端が第1の移動枠13の下部係止穴15cに係止されている。すなわち、第1の引張コイルばね62Aと第2の引張コイルばね62Bは、第1の移動枠13及び第2の移動枠14の長手方向の一端において、互いに交差するように設けられている。
また、同様に、第3の引張コイルばね62Cと第4の引張コイルばね62Dは、第1及び第2の移動枠13,14の長手方向の他端において互いに交差するように設けられている。
そして、4つの引張コイルばね62A,62B,62C,62Dは、第2の移動枠14を第1の移動枠13側に付勢している。そのため、第3及び第4のレール部材31A,31Bと第3及び第4の摺動部材37A,37Bは、駆動中常に第3の方向Zへの負荷がかかるようになっている。これにより、第1の移動枠13と同様に、第2の移動枠14が駆動時において第3の方向Zに対して面ブレすることを抑制し、又は防止することが可能である。その結果、極めて簡単な構成で、駆動中のディフューザ16に垂直な方向へのふらつきを低減することができ、良好な画像を得ることができる。
このように、本例の拡散板駆動装置5は、第1の方向X及び第2の方向Yに沿って引張コイルばね61,62A〜62Dを設けている。これにより、引張コイルばね61,62A〜62Dの弾性力によって、2つの駆動部17,18が駆動していない時に、第1の移動枠13及び第2の移動枠14をストロークセンター付近に戻すことができる。更に、引張コイルばね61,62A〜62Dの弾性力が、第1の駆動部17及び第2の駆動部18による振動駆動の補助となる。その結果、第1の駆動部17及び第2の駆動部18の消費電力を軽減することができる。
なお、本例では、付勢部材として引張コイルばねを用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、付勢部材にマグネットを用いて、磁力による吸着力で第1の移動枠13及び第2の移動枠14を支持枠12側に付勢するようにしてもよい。
[拡散板駆動装置の回路構成例]
次に、図7を参照して拡散板駆動装置の回路構成について説明する。図7は、拡散板駆動装置5の制御概念を説明するブロック図である。制御部7は、中央演算部(マイコン)71と、2つの増幅器(AMP)72A,72Bと、2つのローパスフィルタ(LPF)73A,73Bを備えて構成されている。中央演算部71は、第1の増幅器72Aと、第1のローパスフィルタ73Aを介して第1の駆動部17と電気的に接続されている。また、中央演算部71は、第2の増幅器72Bと、第2のローパスフィルタ73Bを介して第2の駆動部18と電気的に接続されている。そして、中央演算部71は、第1の駆動部17及び第2の駆動部18に対して後述する制御信号を出力する。
[制御部の駆動処理例及び拡散板駆動装置の動作]
次に、図7〜図10を参照して、制御部7による第1の駆動部17及び第2の駆動部18の駆動制御について説明する。
図8は、ある瞬間における第1の駆動部及び第2の駆動部に出力される制御信号を示す図、図9は、第1の駆動部及び第2の駆動部に出力される制御信号の位相差を示す図である。図10は、ディフューザにおける任意の点の駆動軌跡を示す図である。
ここでディフューザ16にゴミが付着したりパターン欠陥が発生した場合には、ゴミやパターン欠陥をユーザに認識させないように、ディフューザ16を所定の時間のうちに同一軌跡を通らない軌道で駆動させる必要がある。そこで、本例の拡散板駆動装置5は、制御部7によって、下記のように第1の駆動部17及び第2の駆動部18を駆動制御し、ディフューザ16を駆動している。
図7に示す制御部7の中央演算部71は、例えば下記式1から電圧値又は電流値Vxを算出し、この電圧値又は電流値Vxを第1の駆動部17に出力している。このとき、Axは、第1の駆動部17に与える電圧又は電流の最大値、Txは、第1の駆動部17の基本振動の周期である。そして、tは時間、Pは、第1の駆動部17と第2の駆動部18の制御に与える位相差を示している。
[式1]
Vx=Ax×sin(2π×t/Tx+P)
同様に、中央演算部71は、例えば下記式2から電圧値又は電流値Vyを算出し、この電圧値又は電流値Vyを第2の駆動部18に出力している。このとき、Ayは、第2の駆動部18に与える電圧又は電流の最大値、Tyは、第2の駆動部18の基本振動の周期である。
[式2]
Vy=Ay×cos(2π×t/Ty−P)
すなわち、第1の駆動部17及び第2の駆動部18には、ある瞬間において図8に示す駆動波形が制御部7から出力される。
ここで、第1の駆動部17を構成する2つのマグネット42a,42bの磁力は、一定であるため、第1の移動枠13における第1の方向Xへの速度は、第1の駆動部17に与えられた電圧値又は電流値Vxと相関している。そして、第1の移動枠13は、電圧値又は電流値Vxが+のときは、第1の方向Xの一側に駆動力が発生し、電圧値又は電流値Vxが−のときは、第1の方向Xの他側に駆動力が発生する。そのため、第1の移動枠13は、第1の方向Xに沿って周期Txで振動する。
同様に、第2の駆動部18を構成する2つのマグネット52a,52bの磁力は、一定であるため、第2の移動枠14における第2の方向Yへの速度は、第2の駆動部18に与えられた電圧値又は電流値Vyと相関している。そして、第2の移動枠14は、電圧値又は電流値Vyが+のときは、第2の方向Yの一側に駆動力が発生し、電圧値又は電流値Vyが−のときは、第2の方向Yの他側に駆動力が発生する。そのため、第2の移動枠14は、第2の方向Yに沿って周期Tyで振動する。
なお、第1の駆動部17と第2の駆動部18の制御に与える位相差Pは、例えば下記式3から求められる。ここで、Tpは、動的位相差の繰り返し期間(周期)、Paは、動的位相差の最大値、Ppは、静的位相差を示している。
[式3]
P=Pa×sin(2π×t/Tp)+Pp
このように、制御部7は、第1の駆動部17と第2の駆動部18の制御に与える位相差Pを時間t毎に逐次変化させている。ここで、上述したように、第1の駆動部17に与えられる電圧値又は電流値Vxは、第1の移動枠13の速度に比例している。また、第2の駆動部18に与えられる電圧値又は電流値Vyは、第2の移動枠14の速度に比例している。その結果、第1の駆動部17と第2の駆動部18に与えられる信号の位相差が変化することにより、第1の移動枠13における第1の方向Xへの振動と第2の移動枠14における第2の方向Yへの振動との位相差も変化する。
そして、第1の移動枠13における第1の方向Xへの振動と第2の移動枠14における第2の方向Yへの振動が合成されることで、ディフューザ16の任意の点は、図10に示すような駆動軌跡を描く。
この図10に示すように、第1の方向Xへの振動と第2の方向Yへの振動との位相差Pを変化させることで、ディフューザ16における任意の一点が描く軌道の長さを長くすることができる。その結果、ディフューザを回転駆動させる場合よりも、ディフューザ16における任意の一点が同一軌跡を通る時間の間隔(以下、「駆動周期」という。)を長くすることが可能である。
そのため、所定の時間あたりの同一エリアの通過回数(駆動軌跡の重複回数)を、ディフューザ16を回転駆動させる場合よりも、減らすことが可能である。すなわち、ディフューザ16は、所定時間のうちに同一軌跡を通らない軌道で駆動するため、ディフューザ16に付着したゴミやパターン欠陥をユーザに対して認識し難くすることができる。これにより、ゴミの付着やパターン欠陥による画質低下の影響を抑制することが可能である。
ここで、ディフューザ16の駆動速度が遅くなると、ディフューザ16のパターン面に付着したゴミやパターン欠陥がユーザに認識されやすくなる。そのため、制御部7は、ディフューザ16の駆動速度が所定の速度(付着したゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されない速度)以上で駆動するように、第1の駆動部17及び第2の駆動部18を制御している。
例えば、2次元中間像面のサイズが18mm×32mmの場合、直径50μmのゴミやパターン欠陥が画質に影響を及ぼさないようにするには、ディフューザ16の駆動速度を100mm/s以上にする必要がある。そのため、第1の移動枠13と第2の移動枠14を、振幅4mm、周波数5Hzで振動させ、その位相差を±20°の範囲で10°ずつ変化させる。これにより、ゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されにくくなり、画質が低下することを防止し、又は抑制することができる。
また、第1の駆動部17及び第2の駆動部18による第1の移動枠13及び第2の移動枠14を駆動させる周波数は、引張コイルばね61,62A〜62Dの共振周波数よりも低く設定することが好ましい。例えば、引張コイルばね61,62A〜62Dの共振周波数が8Hzの場合、駆動周波数を5Hzに設定する。これにより、長時間の使用においても、2つの移動枠13,14が引張コイルばね61,62A〜62Dと共振して、駆動中にストッパー等に衝突することを防止し、又は抑制することができる。その結果、拡散板駆動装置5の摺動機構の寿命を延ばすことができるだけでなく、騒音や消費電力を軽減することが可能である。
なお、引張コイルばね61,62A〜62Dの共振周波数よりも駆動周波数を高く設定しても、低い場合と同様に、スペックル低減効果や、ゴミや欠陥によって画質が劣化することを削減する効果を得ることが可能である。
また、駆動周波数を引張コイルばね61,62A〜62Dの共振周波数に合わせてもよい。これにより、引張コイルばね61,62A〜62Dとの共振作用を利用することで消費電力を更に軽減することができる。なお、駆動周波数を引張コイルばね61,62A〜62Dの共振周波数に合わせる場合、2つの移動枠13,14の駆動中にストッパー等に衝突することを防止するために共振による振幅を制御することが必要である。
また、ディフューザ16の駆動軌跡をより正確に制御するために、第1の移動枠13及び第2の移動枠14のスライド位置を検出する位置検出センサを設けてもよい。位置検出センサとしては、例えば、ホール素子、リニアエンコーダやPSD(Position Sensitive Detector)からなる光位置センサ等を用いることができる。位置検出センサは、制御部7に電気的に接続され、第1の移動枠13及び第2の移動枠14の位置情報を制御部7に出力する。そして、制御部7は、入力された位置情報に応じて第1の駆動部17の第1のコイル41及び第2の駆動部18の第2のコイルに与える電圧値又は電流値を制御する。これにより、ディフューザ16の駆動軌跡をその位置に応じて正確に制御することができる。
2.第2の実施の形態例
[拡散板駆動装置の構成]
次に、図11及び図12を参照して本発明の拡散板駆動装置の第2の実施の形態例について説明する。図11は、第2の実施の形態例に係る拡散板駆動装置を模式的に示す平面図、図12は、第2の実施の形態例における拡散板駆動装置の要部を示す説明図である。
この第2の実施の形態例に係る拡散板駆動装置105は、ディフューザ16を保持する移動枠を一つにしたものである。図11に示すように、拡散板駆動装置105は、支持枠112と、ディフューザ16を保持する移動枠113と、2つの駆動部117,118と、3つの球体119等を備えて構成されている。
移動枠113は、ガイド部材の他の具体例を示す3つの球体119を介して支持枠112に光学系の光軸である第3の方向Zと直交する2方向(第1の方向X及び第2の方向Y)へ移動自在に支持されている。更に、移動枠113は、第1の駆動部117により第1の方向Xへ移動可能とされていると共に、第2の駆動部118により第2の方向Yへ移動可能とされている。また、移動枠113は、3つのばね部材121により、支持枠112側へ付勢されている。
図12に示すように、支持枠112には、球体119を保持する球体保持部122が設けられている。この球体保持部122は、球体119の直径よりも大きな直径で、円形の凹部として形成されている。3つの球体119は、支持枠112に設けた球体保持部122内に転動自在に保持されている。この3つの球体119は、球体保持部122に保持された状態で、支持枠112と移動枠113の間に介在されている。これにより、移動枠113と球体119と支持枠112との間に生じる摩擦抵抗を極めて小さくすることができる。その結果、各駆動部117,118は、小さな駆動力で移動枠113を確実に振動させることができる。また、球体119や、この球体119と接触する部分は、摩耗により劣化や発塵等が起きやすいので、セラミック等摩耗に強い材質とすることが好ましい。
その他の構成及び動作は、前述した第1の実施の形態にかかる拡散板駆動装置5と同様であるため、それらの説明は省略する。このような、構成を有する拡散板駆動装置105によっても、前述した第1の実施の形態にかかる拡散板駆動装置5と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、この第2の実施の形態例に係る拡散板駆動装置105によれば、第1の実施の形態例に係る拡散板駆動装置5よりも第2の移動枠の部品点数を削減することができ、装置全体を小型化することが可能である。
以上説明してきたように、本発明の拡散板駆動装置では、拡散板を保持する移動枠の第1の方向への振動と第2の方向への振動との位相差を変化させている。そのため、拡散板を回転駆動させる場合よりも、拡散板における駆動周期を長くすることができる。すなわち、拡散板を所定時間のうちに同一軌跡を通らない軌道で駆動することができる。更に、拡散板の駆動速度を、ユーザに対して拡散板に付着したゴミやパターン欠陥を認識されない速度以上で駆動している。その結果、拡散板に付着したゴミやパターン欠陥をユーザに対して認識し難くすることができ、ゴミの付着やパターン欠陥による画質低下の影響を抑制することが可能である。
また、移動枠を支持側に付勢する付勢部材を設けたことにより、駆動中の拡散板における光軸方向のブレを低減することができ、投射画像にて良好なフォーカスを得ることができる。更に、拡散板を2次元中間像面よりもひとまわり大きなサイズで済むことにより、拡散板を回転駆動させるタイプに比べて拡散板のコストを削減することができる。
なお、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。例えば、映像光(2次元中間像)を形成し、投射する光学系ブロックの構成としては、上述した実施の形態例に限定されるものではない。すなわち、複数の発光部や他のレーザを光源として用いた光学系ブロックを適用してもよい。
また、拡散板(ディフューザ)と移動枠を一体に構成し、拡散板に駆動部を形成するコイル等を固定し、この拡散板を駆動するようにしてもよい。
本発明の投射型画像表示装置の実施の形態例を示す概略構成図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例を示す斜視図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例を正面側から見た分解斜視図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例を背面側から見た分解斜視図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例を断面した状態を示す説明図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例を模式的に示す平面図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例に係る制御部の回路構成を示すブロック図である。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例に係る第1の駆動部及び第2の駆動部に出力される制御信号を示すグラフである。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例に係る第1の駆動部及び第2の駆動部に出力される制御信号の位相差を示すグラフである。 本発明の拡散板駆動装置の第1の実施の形態例に係る拡散板の任意の点の駆動軌跡を示す説明図である。 本発明の拡散板駆動装置の第2の実施の形態例を模式的に示す平面図である。 本発明の拡散板駆動装置の第2の実施の形態例における要部を断面して示す説明図である。
符号の説明
1…1次元型光変調素子、 2…オフナーリレー、 3…ガルバノミラー、 4…像面湾曲補正光学系、 5,105…拡散板駆動装置、 6…投射レンズ、 7…制御部、 9…光学系ブロック、 10…投射型表示装置、 12,112…支持枠、13,113…第1の移動枠(移動枠)、 14…第2の移動枠(移動枠)、 16…ディフューザ(拡散板)、 17,117…第1の駆動部(駆動部)、 18,118…第2の駆動部(駆動部)、21…位置調整台、 22…固定部、 24A…第1のレール部材(ガイド部材)、 24B…第2のレール部材(ガイド部材)、 27…第1の開口窓、 31A…第3のレール部材、31B…第4のレール部材(ガイド部材)、 32A…第1の摺動部材(ガイド部材)、 32B…第2の摺動部材(ガイド部材)、 34…第2の開口窓、 37A…第3の摺動部材(ガイド部材)、 37B…第4の摺動部材(ガイド部材)、 49…フレキシブル配線板、 61,62A,62B,62C,62D…引張コイルばね(付勢部材) 71…中央演算部、 119…球体、 L…光軸、 M…2次元中間像、 P…位相差、 X…第1の方向、 Y…第2の方向、 Z…第3の方向

Claims (5)

  1. 光源としてレーザを採用した投射型表示装置に用いられる拡散板駆動装置であって、
    拡散板が取り付けられた移動枠と、
    前記移動枠を移動可能に支持する支持枠と、
    前記移動枠を前記拡散板に入射される映像光の光軸と直交する第1の方向及び前記第1の方向と直交する方向であって前記光軸とも直交する第2の方向に振動可能とした駆動部と、
    前記移動枠における前記第1の方向への振動と前記第2の方向への振動との位相差を変化させ、且つ前記移動枠を前記拡散板に付着したゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されない速度以上の移動速度で駆動させるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記移動枠が駆動時において前記光軸の方向である第3の方向に対して面ブレすることを抑制し、又は防止するために、前記移動枠を前記支持枠側に付勢する付勢部材と、
    を備え
    前記制御部は、前記移動枠を前記付勢部材の共振周波数よりも低い周波数で駆動させるように前記駆動部を制御する
    拡散板駆動装置。
  2. 前記支持枠は、前記移動枠を前記第1の方向及び前記第2の方向にガイドするガイド部材を有し、
    前記ガイド部材は、前記支持枠に取り付けられた前記拡散板における重力方向の上方を避けて配置されている
    請求項1に記載の拡散板駆動装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記移動枠と前記支持枠の間に介在される少なくとも3つの球体からなる
    請求項に記載の拡散板駆動装置。
  4. 前記移動枠は、前記拡散板を保持し、且つ前記第1の方向に移動可能な第1の移動枠と、前記第1の移動枠を移動可能に支持し、且つ前記第2の方向に移動可能な第2の移動枠とからなり、
    前記駆動部は、前記第1の移動枠を前記第1の方向に移動可能とした第1の駆動部と、前記第2の移動枠を前記第2の方向に移動可能とした第2の駆動部と、から構成されている
    請求項1〜3のいずれかに記載の拡散板駆動装置。
  5. 映像光を形成して投射し、且つ光源としてレーザを用いた光学系ブロックと、
    前記映像光を表示部へ拡大投射する投射レンズと、
    前記光学系ブロックと前記投射レンズとの間に配置され、前記光学系ブロックから前記映像光が入射される拡散板を備えた拡散板駆動装置と、から構成され、
    前記拡散板駆動装置は、
    前記拡散板が取り付けられた移動枠と、
    前記移動枠を移動可能に支持する支持枠と、
    前記移動枠を前記拡散板に入射される前記映像光の光軸と直交する第1の方向及び前記第1の方向と直交する方向であって前記光軸とも直交する第2の方向に振動可能とした駆動部と、
    前記移動枠における前記第1の方向への振動と前記第2の方向への振動との位相差を変化させ、且つ前記移動枠を前記拡散板に付着したゴミやパターン欠陥がユーザに対して認識されない速度以上の移動速度で駆動させるように前記駆動部を制御する制御部と、
    前記移動枠が駆動時において前記光軸の方向である第3の方向に対して面ブレすることを抑制し、又は防止するために、前記移動枠を前記支持枠側に付勢する付勢部材と、
    を備え
    前記制御部は、前記移動枠を前記付勢部材の共振周波数よりも低い周波数で駆動させるように前記駆動部を制御する
    投射型画像表示装置。
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