JP4670343B2 - サイトケラチン20mRNAの検出および定量方法 - Google Patents

サイトケラチン20mRNAの検出および定量方法 Download PDF

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本発明は、特定配列を利用したサイトケラチン20mRNAの検出および定量方法に関する。
サイトケラチン(CK)は、上皮細胞の細胞骨格を成す中間径(直径7〜11nm)フィラメントであるが、単一のものではなく複数の遺伝子に支配される分子量40〜68kDのタンパク質の総称であり、CK18,CK19、CK20等がよく知られている。サイトケラチン20(CK20)は、主に胃腸組織と胃腸組織を原発巣とする癌、婦人科粘膜癌、移行上皮癌、Merkel細胞癌でそのmRNAが発現していることが報告されている。したがって、リンパ節等の組織においてCK20mRNA発現の有無を調べることで、上記の癌の転移の有無を検索することができる。また、正常組織と癌組織でCK20mRNA発現量に差が生じている場合には、その発現量を比較することで癌転移の可能性を推察することができる。
癌細胞は原発巣部位から放出され、血流やリンパ液流を経由して広がり、遠方の臓器に微小転移を形成する。この微小転移によって原発巣の根治的切除が成功したにも関わらず再発する症例があることにより、原発巣のみならず周辺のリンパ節切除(リンパ節郭清)が標準術式となっているが、リンパ節郭清で再発を防ぐことができたとしても後遺症(むくみ等)で生活レベルの低下を余儀なくされている患者が多いことも問題となっている。そこで再発を防ぎ、かつ、切除範囲をできるだけ縮小することが現代の腫瘍外科手術の目標となっている。また、リンパ節転移の検出は、胃癌においては術後の治療方針選択の指針となり、食道癌では術式選択の指針にもなっている。これらのことから、微小転移を正確に、かつ、迅速に(手術中に)捕らえることは極めて重要な意義を有している。
従来のリンパ節への癌微小転移診断法としては、切除したリンパ節組織の切断面のCKタンパク質を免疫染色法で検出する病理学的方法がある。しかし、このような方法では、代表切片の検索であるため癌細胞の見落としの可能性がある。また、癌細胞か否かの判定には熟練を要する。
近年、RT−PCR(reverse transcription−polymerase chain reaction)法によるCK20mRNAの増幅、検出、定量が可能となっている(特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。これは、例えば、腫瘍組織からRNAを抽出し、逆転写酵素(RT)によりcDNAを合成し、このcDNAをPCRで増幅し、検出する方法であり、感度が高いという特徴がある。この方法により、切除組織からのCK20mRNAの検出、定量が可能となり、病理学的方法の欠点である見落としをある程度防ぐことができる。しかし、この方法はCK20mRNAをcDNAに変換する工程が必要であり、操作に熟練を要し、検出結果を得るまでに長時間を要する。
また、最近、RT−LAMP(reverse transcription−loop mediated isothermal amplification)法を利用したCK20mRNAの増幅、検出も可能となっている(特許文献3)。これは、2種類のインナープライマー、2種類のアウタープライマー、逆転写酵素、鎖置換型DNA合成酵素、基質等を混合し、一定温度(65℃前後)で保温することにより、CK20mRNAを増幅する方法である。この方法では、検出に必要な増幅産物が約30分で得られ、RT−PCR法より短時間ではあるが、まだ迅速性には問題がある。
一方、以下の方法が知られている。
RNAを逆転写してcDNAに変換した後、反応液を昇降温してDNAを増幅するいわゆるPCRを実施するRT−PCR法とは異なり、反応液の昇降温なしにRNAをRNAとして増幅し検出する方法である(例えば特許文献4に記載されたNASBA法、特許文献5に記載されたTMA法、特許文献6に記載された増幅・検出法等)。これらの方法では、例えば、その転写によって特定配列のRNA転写産物を生成する、RNAポリメラーゼのプロモーター配列を含む2本鎖DNAを合成することを含む方法である。
より具体的には、例えば、任意のRNAに存在し、該RNAを他のRNAから区別し得る特定配列に対して、(1)その3’端に相補的なDNAプライマーとRNA依存性DNAポリメラーゼ(逆転写酵素)を用い、RNAを鋳型として特定配列と相補的なDNAを生成し、(2)この逆転写によって生じるRNA−DNA2本鎖に対して、リボヌクレアーゼH活性を有する酵素を作用させてRNAを分解し、1本鎖DNAを生成させ、(3)この1本鎖の3’端に相補的で、それ自身がその5’端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列を有するDNAプライマーとDNA依存性DNAポリメラーゼを用い、前記したプロモーター配列を含む2本鎖DNAを合成し、(4)この2本鎖DNAにRNAポリメラーゼを作用させてRNA転写産物(特定配列のRNA)を生成するのである。RNA転写産物は特定配列のRNAであるため、前記(1)の反応における鋳型となり、前記(1)反応で用いるDNAプライマーと結合し、(2)以降の反応が進行してRNA増幅の連鎖反応が引き起こされる。
これら方法の特徴は、PCRのように反応液を昇降温する必要がなく、またRNAの逆転写とその後の連鎖的増幅反応を分けて実施することがない、という点にある。さらに、増幅された特定配列に対して特異的に結合可能な、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを反応液に共存させ、特定配列またはそれに相補的な配列の増幅と同時にその増幅の様子を検出(モニタリング)することができる特許文献6に記載の増幅、検出法は一定温度、一段階操作で実施でき、迅速性に優れた定量法である。
しかし、この特許文献6の方法に適したCK20mRNA増幅用プライマー検出用のプローブは知られていない。これは、反応の開始時に一度反応温度よりも高温にし、標的となるRNAの高次構造を変性させる工程を必要とするNASBA法、TMA法等と比較し、特許文献6の方法が反応中は常に比較的低温の一定温度(35〜50℃、好ましくは43℃)でmRNAの増幅、検出を行うことに由来する。そして、特許文献6の方法では標的となるmRNAが高次構造を形成してオリゴヌクレオチドの結合を阻害するため、増幅、検出効率が悪くなると考えられているからである。よって、一定温度(35〜50℃、好ましくは43℃)においても結合効率が低下せず、CK20mRNAの増幅、検出を行い得るオリゴヌクレオチドが必要であった。
WO9617080号 WO0175153号 特開2004−089180号 特許第2650159号 特許第3241717号 特開2000−014400号 J.Exp.Clin.Cancer Res.,21.4.555−562 (2002)
そこで本発明の目的は、ヒト細胞や組織から得られた試料に対し、特許文献6のような方法を適用して、CK20mRNAを増幅、検出することにより、CK20mRNAを一定温度、一段階操作で、迅速に検出、定量可能な方法を提供することにある。
前記の目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、ヒト細胞や組織から得られた試料に対して、CK20mRNAに存在する特定配列について、特定配列の一部と相補的な配列を有する第1のプライマー(配列番号7、8、または9で示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上を含むことを特徴とする)および特定配列の一部と相同的な配列を有する第2のプライマー(配列番号4、5または6で示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上を含むことを特徴とする。ここで第1または第2のプライマーのいずれか一方はその5’末端側にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたプライマーである)を用いて、
(1)RNAを鋳型とするRNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列に相補的なcDNAの合成、
(2)リボヌクレアーゼH活性を有する酵素によるRNA−DNA2本鎖のRNAの分解(1本鎖DNAの生成)、
(3)1本鎖DNAを鋳型とするDNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列または特定配列に相補的な配列とRNAを転写可能なプロモーター配列を有する2本鎖DNAの生成、および、
(4)RNAポリメラーゼ活性を有する酵素による該2本鎖DNAを鋳型とするRNA転写産物の生成(このRNA転写産物は、前記(1)の反応における鋳型となる)、
を行うことによるCK20mRNAに存在する特定配列の増幅方法である。
本願請求項2の発明は、請求項1のCK20mRNAの増幅方法において、インターカレーター性蛍光色素で標識された配列番号10または11に示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上、またはその相補鎖中の少なくとも連続した10塩基以上からなるオリゴヌクレオチドを作用させ、該オリゴヌクレオチドとRNA転写産物との相補結合によって、複合体を形成していない場合と比較して蛍光特性が変化することを利用して、反応液の蛍光強度を測定することによる、CK20mRNAの検出および定量方法である。
本願請求項3の発明は、請求項1の方法において、CK20mRNAを特定配列の5’末端で切断する際に、配列番号1、2または3で示されるいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上からなるオリゴヌクレオチドを使用することを特徴とする増幅方法である。
本願請求項4の発明は、配列番号7、8または9で示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上、またはその相補鎖中の、少なくとも連続した10塩基以上を含む、CK20mRNAまたはその相補配列に特異的なオリゴヌクレオチドである。
本願請求項5の発明は、配列番号4、5または6で示されるいずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上、またはその相補鎖中の少なくとも連続した10塩基以上を含む、CK20mRNAまたはその相補配列に特異的なオリゴヌクレオチドである。
本願請求項6の発明は、配列番号10または11で示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上、またはその相補鎖中の少なくとも連続した10塩基以上を含む、CK20mRNAまたはその相補配列に特異的なオリゴヌクレオチドである。
本願請求項7の発明は、配列番号1、2または3で示される、いずれかの塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上、またはその相補鎖中の少なくとも連続した10塩基以上を含む、CK20mRNAまたはその相補配列に特異的なオリゴヌクレオチドである。
本願請求項8の発明は、請求項4,5、6または7に記載のいずれかのオリゴヌクレオチドを含有するCK20mRNAの検出および定量キットである。
本願請求項9の発明は、試料中のCK20mRNA内の特定配列の一部と相補的な配列を有する第1のプライマーおよび特定配列の一部と相同的な配列を有する第2のプライマー(ここで第2のプライマーにはその5’末端側にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたプライマーである)を用いて、
(1)RNAを鋳型とするRNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列に相補的なcDNAの合成、
(2)リボヌクレアーゼH活性を有する酵素によるRNA−DNA2本鎖のRNAの分解(1本鎖DNAの生成)、
(3)1本鎖DNAを鋳型とするDNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列または特定配列に相補的な配列とRNAを転写可能なプロモーター配列を有する2本鎖DNAの生成、および、
(4)RNAポリメラーゼ活性を有する酵素による該2本鎖DNAを鋳型とするRNA転写産物の生成(このRNA転写産物は、前記(1)の反応における鋳型となる)を行う、試料中のCK20mRNAを増幅する方法において、
第1のプライマーが配列番号7で示される塩基配列の少なくとも連続した10塩基以上からなるオリゴヌクレオチドであり、
第2のプライマーが配列番号4で示される塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上からなるオリゴヌクレオチドであり、
CK20mRNAの特定配列の5’末端に重複して隣接する領域に対して相補的な配列を有する配列番号1の塩基配列中の少なくとも連続した10塩基以上からなるオリゴヌクレオチドの存在下で実施されることを特徴とする、CK20mRNAの増幅方法である。
本願請求項10の発明は、請求項9に示されるオリゴヌクレオチドを含有するCK20mRNAの検出および定量キットである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、RNAをRNAとして増幅する方法を採用することにより、CK20mRNAを一定温度、一段階操作で、迅速に検出可能である。特にRNA転写産物に対して特異的に結合可能な、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを反応液に共存させておけば、特定配列またはそれに相補的な配列の増幅と同時にその増幅の様子を検出(モニタリング)することができる。モニタリングに用いるプローブは、特定配列またはそれに相補的な配列と特異的に結合可能なオリゴヌクレオチドに、該オリゴヌクレオチドがRNA転写産物と相補結合すると、結合していない状態と比較して蛍光特性が変化するインターカレーター性蛍光色素を結合したものであり、本発明を実施するにおいて前記モニタリングは最も好適な形態である。なお、オリゴヌクレオチドへのインターカレーター性蛍光色素の標識方法は特に限定はないが、リン原子からリンカーを介して結合する方法が望ましい。結合方法としてはまず、オリゴヌクレオチドの鎖内または末端にアミノ基等の官能基を導入し、インターカレーター性蛍光色素にも必要であればオリゴヌクレオチドへ導入した官能基と反応または結合可能な官能基を導入し、双方の官能基同士を結合させることが例示できる。より詳細には、特願2000−154431号またはIshiguro,T(1996)Nucleic Acids Res.24(24)4992−4997に記載されている。
本発明は、一定温度で実施することができるが、その温度は35℃から50℃(好ましくは43℃)と比較的低温である。
本発明中の特定配列とはCK20mRNAの少なくとも一部の塩基配列からなり、第1のプライマーおよび第2のプライマーによって規定される領域の配列を有する。本発明では、特定配列に由来するRNA転写産物が増幅される。
本発明の実施に当たっては、まずCK20mRNA中に存在する特定配列を決定する。次に、CK20mRNA内の特定配列に基づいて本発明の実施に使用する第1および第2プライマー等の配列をデザインする。例えば配列番号4〜9で示される塩基配列の、少なくとも10の連続するヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドは、実施例において述べるように、CK20mRNAの増幅用プライマーとして好適な配列の一例を示したものであり、配列番号10または11で示される塩基配列またはその相補鎖中の、少なくとも10の連続するヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチドは、検出用プローブとして好適な配列の一例を示したものである。
ここで試料とは、RNAを含む核酸試料を意味する。本発明では、ヒト細胞や組織を材料として、例えば特開平7−59572号等に記載された方法に基づいて調製した試料を使用し、前記例示したようなRNAを直接的な増幅・検出対象とすることで、当該試料の由来元であるヒト細胞や組織中のCK20mRNAの検出および定量を行うのである。
以下に本願発明をさらに具体的に説明する。試料中に、増幅・検出対象としたCK20遺伝子のmRNAが存在した場合には、
(1)CK20mRNA中に存在する特定配列を鋳型として、第1のプライマー(特定配列の3’末端領域に相補的な配列)が相補結合し、RNA依存性DNAポリメラーゼによる伸長反応からcDNAを生成することによりRNA−DNAからなる2本鎖を形成し、
(2)次いでリボヌクレアーゼH活性を有する酵素によりRNA−DNA2本鎖のRNAが分解されて1本鎖DNAを生成する。その後、
(3)該1本鎖DNAに対し第2のプライマー(特定配列の5’末端領域に相同的な配列で、その5’末端にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されている)が相補結合し、DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素により特定配列と相同的な配列からなるRNAを転写可能なプロモーターを有する2本鎖DNAを生成する。そして、
(4)該2本鎖DNAがRNAポリメラーゼ活性を有する酵素存在下で特定配列と相同的な配列からなるRNA転写産物が生成されるが、このRNA転写産物は特定配列からなるRNAであるため(1)の反応における鋳型となり、結果として上記(1)から(4)の反応はRNAやDNAを生成する際の酵素基質が使い尽くされるか、または、上記の各種酵素が失活するまで連鎖的に生じることになる。
上記例は第2プライマーとしてその5’末端側にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたものを用いる例(以下第1形態という)である。本発明では、第1プライマーの5’末端側にRNAポリメラーゼのプロモーター配列を付加して使用しても良い(以下第2形態という)。第1形態で本発明を実施する場合には、特定配列の増幅効率を高めてその検出感度を向上させるために、前記(1)の反応に先立って、特定配列を含むRNAを特定配列の5’末端で切断しておくことが好ましい(例えば特許文献6参照)。
RNAを切断する方法としては、例えば、特定配列の5’末端に重複して隣接する領域に対して相補的な配列を有するオリゴヌクレオチド(切断用オリゴヌクレオチド)を共存させ、後の反応でも使用されるリボヌクレアーゼH活性を有する酵素を作用させて切断する方法を例示することができる。CK20mRNAの切断用オリゴヌクレオチドは、配列番号1、2または3に示す配列の少なくとも連続した10塩基からなるオリゴヌクレオチドであることが好ましい。ここで、切断用オリゴヌクレオチドの3’末端は、このオリゴヌクレオチドがプライマーとして機能しないよう、例えばアミノ化等の処理を施しておくことが好ましい。
CK20mRNAを検出および定量するためには、上記のようにして増幅された特定配列の存在を検出してその存否を確認し、または、増幅された特定配列の量(RNAコピー数)から試料中に存在した特定配列量(対象となったRNAコピー数)を推定する必要がある。特定配列の検出は、例えば一定時間上記反応を行った反応液に対して、特定配列に対して相補的に結合し得る固定化および標識化プローブを用いるサンドイッチアッセイ法を適用することもできるが、前述したように、特定配列に特異的に結合する、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを使用することが好ましい。またこのプローブは前記(1)から(4)の反応を阻害しないため、その存在下で上記特定配列の増幅を実施して、特定配列の増幅の様子をモニタリングすることが特に好ましい。なお、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブ共存下で特定配列の増幅を行う場合には、そのプローブ部分が伸長反応のプライマーとして機能しないように、例えばその3’末端にグリコール酸やビオチンを付加する等しておくことが好ましい。そして増幅反応中にこのインターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブが特定配列と結合して発する蛍光信号を蛍光検出機によって測定し、そのプロファイルから得られる情報(例えば蛍光色素が発する蛍光の強度が一定の強度に達するまでに要した増幅反応時間等)を既知量の標準RNAに関するプロファイルから得られる情報と比較することにより、その存否を確認し、または、増幅された特定配列の量(RNAコピー数)から試料中に存在した特定配列量(対象となったRNAコピー数)を推定することができる。CK20mRNA検出用のインターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブの塩基配列としては、配列番号10または11に示した配列中の少なくとも連続した10塩基、またはその相補鎖中の少なくとも連続した10塩基からなる配列であることが好ましい。
以上に記載した本発明の方法は、予め検出キットを用意しておくことにより、極めて簡単に実施することが可能である。検出キットは、好ましくは、第1のプライマー、第2のプライマー、(第1形態で本発明を実施するのであれば)切断用プライマー、インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブ、RNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素、リボヌクレアーゼH活性を有する酵素、DNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素、RNAポリメラーゼ活性を有する酵素、及びこれら酵素の基質等の特定配列を増幅し検出するために必要な全ての試薬を含むものであるが、これら全ての試薬を単一の容器に封入可能な点は特筆すべきである。すなわち、一定量の試料をかかる単一容器に分注するという操作さえ実施すれば、その後は自動的にCK20遺伝子のmRNAを増幅し検出することができる。この容器は、例えば蛍光色素が発する信号を外部から測定可能なように、少なくともその一部分が透明な材料で構成されてさえいれば良く、試料を分注した後に密閉することが可能なものはコンタミネーションの防止のうえで特に好ましい。
以上の説明のように、本発明によれば、比較的低温かつ一定温度(35℃〜50℃、好ましくは43℃)の条件下で、増幅反応から検出までを完全に一段階の操作で、短時間に、CK20遺伝子のmRNAを増幅、検出、定量することができる。したがって、反応の開始時にも反応温度以上に温度を上昇させる必要がなく、操作を簡便なものとし、反応装置の複雑化を防ぐことができる。また、短時間の検出を達成することで、癌細胞の微小転移を迅速に捕らえることを可能とする。 本発明では、試料中のCK20遺伝子のmRNAをもとにして、DNA依存性RNAポリメラーゼのプロモーター領域を末端にもつ2本鎖DNAが合成され、これが多量の1本鎖RNAの合成源になり、さらに合成された1本鎖RNA量は飛躍的に増大し、インターカレーター性蛍光色素で標識されたプローブが、生成した1本鎖RNAと相補結合することによる蛍光増加を測定する工程において、蛍光特性が変化する過程を解析することにより、簡便かつ、短時間に初期RNA量を決定することが可能である。
本発明は、一段階操作でCK20遺伝子のmRNAを検出するためのオリゴヌクレオチドの組合せを提供すること、すなわち高次構造を変性させることなくCK20mRNAに相補的結合可能な増幅用のオリゴヌクレオチドプライマー、および検出用のオリゴヌクレオチドプローブの組合せを提供することで、それを利用した簡便、迅速かつ高感度なCK20mRNA発現細胞の検出および定量方法ならびに検出および定量キットを医療分野に提供する。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。使用した第1のプライマー、第2のプライマーおよび切断用プライマーの組合せは表1に示した。ただし本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
Figure 0004670343
実施例1
インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを作製した。
配列番号11に記載の配列中の5’末端から13番目の塩基(C)と14番目の塩基(T)の間のリン原子に、インターカレーター性蛍光色素として公知の色素であるオキサゾールイエローを標識し、オキサゾールイエロー標識オリゴヌクレオチドプローブ(配列番号11)を調製した(Ishiguro,T(1996)Nucleic Acids Res.24(24)4992−4997参照)。
実施例2
本願発明によるオリゴヌクレオチドプライマーの組合わせを用いて、CK20 RNAの様々な初期コピー数における検出を行った。
(1)CK20 RNAの調製を行った。
CK20 RNAとは、CK20の塩基配列(National Center Biotechnology Informationのaccession No.:NM_019010の1817塩基中の40番目〜1710番目の1671塩基の2本鎖DNAをクローニング後、鋳型としてインビトロ転写により合成、精製されたRNAである。
CK20 RNA(1671mer)を試料とし、260nmの紫外部吸収により定量後、RNA希釈液(10mM Tris−HCl(pH8.0)、0.1mM EDTA、0.5U/μl RNase Inhibitor、5.0mM DTT)を用い1.0×10コピー/5μl〜30コピー/5μlとなるよう希釈した。コントロール試験区(nega)にはRNA希釈液のみを用いた。
(2)以下の組成の反応液20.0μlを0.5ml容PCR用チューブ(individual PCR tube with dome cap、フナコシ製)に分注し、これに上記RNA試料5μlを添加した。
反応液の組成(濃度は酵素溶液添加後の反応系の最終濃度)
60.0mM Tris−塩酸緩衝液(pH8.6)
18.0mM 塩化マグネシウム
90.0mM 塩化カリウム
1.0mM DTT
各0.25mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各3.0mM ATP、CTP、UTP
2.25mM GTP
3.6mM ITP
各1.0μMの第1のオリゴヌクレオチドプライマー(配列番号7)と第2のオリゴヌクレオチドプライマー(配列番号4)。なお、第2オリゴヌクレオチドプライマーの塩基配列の5’末端には配列番号16(T7ポリメラーゼのプロモーター配列)を付加して使用した。
0.16μMの切断用オリゴヌクレオチドプライマー(配列番号1;CK20 RNAを第2のプライマーが結合し得る位置で切断するためのオリゴヌクレオチド。3’末端はアミノ化)
6ユニット リボヌクレアーゼ インヒビター(タカラバイオ製)
13.0% DMSO
容量調製用蒸留水
6.0nMのインターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブ(実施例1で調製したもの)。
(3)上記の反応液を、43℃で5分間保温後、以下の組成で、かつ、予め43℃で2分間保温した酵素液5.0μlを添加した。
酵素液の組成(反応時の最終濃度)
2.0% ソルビトール
6.4ユニット AMV逆転写酵素 (タカラバイオ製)
142ユニット T7 RNAポリメラーゼ (GIBCO製)
3.6μg 牛血清アルブミン
容量調製用蒸留水。
(4)引き続きPCRチューブを直接測定可能な温調機能付き蛍光分光光度計を用い、43℃保温して、励起波長470nm、蛍光波長510nmで、反応溶液の蛍光強度を経時的に測定した。
各サンプルに酵素を順次添加していき、全てのサンプルに酵素を添加した後、測定開始した。酵素添加時の時刻を0分として、サンプルの蛍光強度比(所定時刻の蛍光強度値÷バックグランドの蛍光強度値)の経時変化を図1に示した。なお、バックグラウンドの蛍光強度値は各サンプルの測定開始時から90、120、150秒後の蛍光強度値の平均値とした。RNAサンプル濃度は10コピー/30μlから30コピー/30μlである。図1より、CK20 RNAの初期濃度に依存した蛍光プロファイルが得られ、未知試料中に存在するCK20遺伝子のmRNA量を検出、定量することが可能であることが示唆された。また、RNA転写産物生成量に依存した蛍光強度比の増加開始時間は、10コピー/30μlで約11分だった。
なお検出時間は、酵素添加時から蛍光強度比が1.2に達した時間を意味する。
実施例3
第1のプライマー、第2のプライマーおよび切断用プライマーにおいて表1の各組合せの比較を行なった。オリゴヌクレオチドプライマーを除く試薬組成および検出方法は実施例2と同様にし、CK20 RNAの10コピーの検出時間を表1に示した。表1の全ての組合せにおいて、短時間でCK20 RNAの検出を達成し、20分以内での検出も十分可能であることが示された。特に組合せの1番において最も迅速なCK20mRNAの検出が可能であることが示唆された。
実施例4
本願発明によるオリゴヌクレオチドプライマーの組合せを用いて、実際の培養細胞株SW1116が発現するCK20mRNAを測定した。
(1)細胞の培養、回収
ヒト結腸腺癌培養細胞株SW1116(CK20mRNA発現細胞)とヒト慢性骨髄性白血病培養細胞株K562(CK20mRNA非発現細胞)をそれぞれE−RDF培地(極東製薬社製)に10%ウシ胎児血清を加えた培地で培養した。SW1116はトリプシン処理とピペットによる吸引、吐出によって、細胞を培養ディッシュから剥離し回収した。K562はピペットによる吸引、吐出によって、細胞を培養ディッシュから剥離し回収した。それぞれの細胞について、遠心分離(300g、5分)により培地を取り除き、リン酸緩衝化生理食塩水で洗浄した後、再度、遠心分離を行い、細胞ペレットを得た。
(2)サンプル調製
上記、SW1116とK562の細胞ペレットを2mLのリン酸緩衝化生理食塩水に溶解した後、血球計算盤を用いて細胞数を求めた。得られた細胞数より、以下の5種類のサンプルを作製した。(1)10個のK562のみ、(2)10個のSW1116に10個のK562を加えたもの、(3)10個のSW1116に10個のK562を加えたもの、(4)10個のSW1116に10個のK562を加えたもの、(5)10個のSW1116に10個のK562を加えたもの。
これらのサンプルを遠心分離し、上清を廃棄後、細胞ペレットにQuickGene−800(富士フィルム製)付属のLysis buffer(1%βメルカプトエタノール含有)350μLを加えた。以降の操作は、QuickGene−800の操作方法に従い、上記サンプル(1)〜(5)のRNA抽出物を得た。抽出物の容量は100μLだった。
(3)サンプルの測定
試薬組成は実施例2と同様の条件で実施した。サンプルは(1)〜(5)をそれぞれ5μL使用した。CK20 RNAは、10コピー/5μL、10コピー/5μL、10コピー/5μLを測定した。測定は酵素添加時から30分間実施した。
(4)サンプル中のポルフォビリノーゲン・デアミナーゼmRNAの測定
抽出操作の誤差を補正するために、ハウスキーピング遺伝子であるポルフォビリノーゲン・デアミナーゼ(porphobilinogen deaminase、以降PBGDと略す)遺伝子のmRNAを同様のサンプルについて実施例2と同様の方法で測定した。オリゴヌクレオチドプライマーとインターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブを除く試薬組成は実施例2と同様である。
第1のオリゴヌクレオチドプライマーは配列番号14を、第2のオリゴヌクレオチドプライマーは配列番号13を使用した。なお、第2オリゴヌクレオチドプライマーの塩基配列の5’末端には配列番号16(T7ポリメラーゼのプロモーター配列)を付加して使用した。切断用オリゴヌクレオチドプライマーは(PBGD RNAを第2のプライマーが結合し得る位置で切断するためのオリゴヌクレオチド。3’末端はアミノ化)、配列番号12を使用した。
インターカレーター性蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブは配列番号15を使用した(配列番号15に記載の配列中の5’末端から8番目の塩基(C)と9番目の塩基(A)の間のリンに、インターカレーター性蛍光色素として公知の色素であるオキサゾールイエローを標識してある)。
PBGD RNAは、PBGDの塩基配列(National Center Biotechnology Informationのaccession No.:NM_000190)を含む2本鎖DNAをクローニング後、鋳型としてインビトロ転写により合成、精製することにより調製した。得られたPBGD RNA(1501mer)を、260nmの紫外部吸収により定量後、RNA希釈液(10mM Tris−HCl(pH8.0)、0.1mM EDTA、0.5U/μl RNase Inhibitor、5.0mM DTT)を用い10コピー/5μL、10コピー/5μL、10コピー/5μLに希釈して測定した。
サンプル(1)〜(5)について、CK20mRNAとPBGDmRNAの測定結果を図2に示した。K562のみの抽出物(サンプル(1))からはCK20mRNAは検出されなかった。また、SW1116細胞数に依存した「CK20コピー数/PBGDコピー数」が得られ、本発明は、CK20mRNA非発現細胞中のCK20mRNA発現細胞を検出、定量しうることが証明された。
初期CK20 RNA量10コピー/30μlから30コピー/30μlにおいて、反応時間とRNAの生成とともに増大する蛍光増加率のグラフである。cal30はCK20 RNA 30コピー/5μL、cal10^2はCK20 RNA 10コピー/5μL、cal10^3はCK20 RNA 10コピー/5μL、cal10^4はCK20 RNA 10コピー/5μL、cal10^5はCK20 RNA 10コピー/5μL、cal10^6はCK20 RNA 10コピー/5μLである。negaはRNA試料の代わりにRNA希釈液のみを用いた。 サンプル(1)〜(5)(実施例4(2)サンプル調製の項を参照)について、CK20mRNAの検出時間(酵素添加時の時刻を0分として、サンプルの蛍光強度比(蛍光強度値÷バックグランドの蛍光強度値)が1.2に達したときの反応時間)とPBGDmRNAの検出時間を図2のカラムAとCに示した。非検出は、酵素添加時から30分以内に蛍光強度比が1.2に達しなかったことを意味する。また、CK20 RNAまたはPBGD RNAの濃度と検出時間より作成した検量線から算出したコピー数を、カラムBとDに示した。各サンプルのCK20 RNAコピー数をPBGD RNAコピー数で補正した値(CK20コピー数/PBGDコピー数 x 10^5)をカラムEに示した。cal10^2はCK20 RNAまたはPBGD RNA 10コピー/5μL、cal10^4はCK20 RNAまたはPBGD RNA 10コピー/5μL、cal10^6はCK20 RNAまたはPBGD RNA 10コピー/5μLである。

Claims (4)

  1. 試料中のサイトケラチン20(cytokeratin 20、以降CK20と略す)mRNA内の特定配列の一部と相補的な配列を有する第1のプライマーおよび特定配列の一部と相同的な配列を有する第2のプライマー(ここで第2のプライマーその5’末端側にRNAポリメラーゼのプロモーター配列が付加されたプライマーである)を用いて、
    (1)RNAを鋳型とするRNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列に相補的なcDNAの合成、
    (2)リボヌクレアーゼH活性を有する酵素によるRNA−DNA2本鎖のRNAの分解(1本鎖DNAの生成)、
    (3)1本鎖DNAを鋳型とするDNA依存性DNAポリメラーゼ活性を有する酵素による特定配列または特定配列に相補的な配列とRNAを転写可能なプロモーター配列を有する2本鎖DNAの生成、および、
    (4)RNAポリメラーゼ活性を有する酵素による該2本鎖DNAを鋳型とするRNA転写産物の生成(このRNA転写産物は、前記(1)の反応における鋳型となる)、
    を行う、試料中のCK20mRNAを増幅する方法において、第1のプライマーが配列番号7で示されるオリゴヌクレオチドであり、第2のプライマーが配列番号4で示されるオリゴヌクレオチドであり、CK20mRNAの特定配列の5’末端に重複して隣接する領域に対して相補的な配列を有する配列番号1で示されるオリゴヌクレオチドの存在下で実施されることを特徴とする、CK20mRNAの増幅方法。
  2. 請求項1のCK20mRNAの増幅方法において、インターカレーター性蛍光色素で標識された、配列番号11で示されるオリゴヌクレオチドを作用させ、該オリゴヌクレオチドとRNA転写産物との相補結合によって、複合体を形成していない場合と比較して蛍光特性が変化することを利用して、反応液の蛍光強度を測定することによる、CK20mRNAの検出および定量方法。
  3. 配列番号1、配列番号7及び配列番号4で示されるオリゴヌクレオチドを含有するCK20mRNAの増幅用キット。
  4. 配列番号1、配列番号7、配列番号4および配列番号11で示されるオリゴヌクレオチドを含有するCK20mRNAの増幅用キット。
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