JP4670309B2 - 放送受信装置、放送受像装置、および、放送録画装置 - Google Patents

放送受信装置、放送受像装置、および、放送録画装置 Download PDF

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Description

本発明は、放送受信装置、放送受像装置、および、放送録画装置に関し、特に、可変指向性アンテナと接続される放送受信装置、放送受像装置、および、放送録画装置に関する。
テレビ放送には、VHF(Very High Frequency)およびUHF(Ultra High Frequency)の周波数帯域が割当てられている。一般的に、テレビ放送の信号受信には八木アンテナが用いられる。八木アンテナは、反射器、放射器および導波器で構成されており、反射器の働きにより導波器側へ強い指向性を有し、利得も大きいといった長所がある。
良好な受信ができるように、八木アンテナは、その指向性が放送局の方向と一致するように設定される。一般的に、アンテナは家屋の屋根等に固定して設置されるので、一旦設置されてしまうと、その指向性を変更することは容易ではない。そのため、複数の放送局が分散して存在している場合には、その指向性に応じた特定の方向にある放送局の放送信号しか受信できなかった。
そこで、指向性を複数種類に切換えて、分散して存在する各放送局からの電波を受信できる可変指向性アンテナが考案されている。可変指向性アンテナには、たとえば、スマートアンテナがある。このスマートアンテナは、複数のアンテナ素子で構成され、各アンテナ素子を適当な振幅および位相により励振することで指向性を切換えることができる。
したがって、上述のスマートアンテナを用いることで、放送局が分散して存在している場合でも各放送局からの電波が受信可能となる。
このような可変指向性アンテナでは、少しでも電波状態の良い方向から電波を受信するために、定期的に、チャンネルサーチを行ない各チャンネルごとの可変指向性アンテナの指向性を自動的に設定するオートディレクションスキャンが実行される。
特許文献1には、手動でアンテナの指向性を制御する手動設定モードでの手動調整部の指向性の設定方法の1つとして、ダイヤルやプラスキー・マイナスキーによって、0°から360°の間で、任意または1°ずつ、アンテナの指向性の方位を増減させる設定方法が開示されている。
特開平11−298226号公報
しかし、可変指向性アンテナのオートディレクションスキャンには、八木アンテナのような単一指向性アンテナのチャンネルサーチの数倍の時間を要する。たとえば、単一指向性アンテナのチャンネルサーチに2分要していたものが、16方向切換可能な可変指向性アンテナのオートディレクションスキャンには、約30分要してしまうといった問題があった。
また、特許文献1に開示されている技術では、自動設定モードにおいて、チャンネルごとの指向性を設定した後に、手動設定モードにおいて、ユーザが受信画像が良好かを確認しながら指向性を調整することができる。しかし、アンテナの指向性の設定において、設定時間を短縮することについては考慮されていない。
ところで、建物の壁やベランダなどに可変指向性アンテナを設置する場合がある。このような場合、建物側から可変指向性アンテナに入射する電波は微弱である。
この発明は上述の問題点を解決するためにさなれたもので、この発明の目的の1つは、放送信号の受信に適した方向を記憶するための時間を短縮することが可能な放送受信装置、放送受像装置、および、放送記録装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、この発明のある局面に従えば、放送受像装置および放送録画装置などに備えられる放送受信装置は、複数の伸縮可能なロッドアンテナで構成される可変指向性アンテナを備える。また、放送受信装置は、無効化方向検出部と、指向性切換部と、放送信号抽出部と、無効方向特定部と、順番切換制御部と、順番切換制御部と、受信適否判定部と、受信チャンネル記憶部とを備える。
無効方向検出部は、ロッドアンテナが縮められている方向を、可変指向性アンテナの指向性を無効化する方向であって複数のチャンネルに対して共通に定義される無効化方向として検出する。指向性切換部は、接続された指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性を所定の方向に切換える。放送信号抽出部は、可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号を抽出する。
無効方向特定部は、無効化方向検出部によって検出された無効化方向に基づいて、可変指向性アンテナの指向性のうち無効化された方向であって複数のチャンネルに対して共通に定義される無効方向を特定する。順番切換制御部は、指向性切換部と放送信号抽出部とを制御して、予め定められた複数の方向のうち、無効方向特定部によって特定された無効方向を除いて、所定のチャンネルと所定の方向とを切換える。
受信適否判定部は、順番切換制御部によって切換えられている所定のチャンネルと所定の方向との組合せごとに、放送信号抽出部によって抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定を行なう。受信チャンネル記憶部は、受信判定で受信に適していると判定された所定の方向のうち少なくとも1つを所定のチャンネルと対応付けて記憶する。
好ましくは、放送受信装置は、無効方向特定部によって特定された無効方向を示す情報を表示するための映像信号を表示装置に出力する映像出力部をさらに備える。
好ましくは、放送受像装置は、放送受信装置と、表示装置とを備える。放送受信装置は、放送信号抽出部によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理部をさらに備える。表示装置は、信号処理部によって信号処理された信号で示される情報を表示する。
好ましくは、放送記録装置は、放送受信装置と、記録装置とを備える。放送受信装置は、放送信号抽出部によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理部をさらに備える。記録装置は、信号処理部によって信号処理された信号で示される情報を記録する。
この発明に従えば、放送受信装置によって、接続された可変指向性アンテナの指向性が所定の方向に切換えられ、可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号が抽出される。
また、放送受信装置によって、可変指向性アンテナの指向性のうち無効化された無効方向が特定され、予め定められた複数の方向のうち、特定された無効方向を除いて、所定のチャンネルと所定の方向とを切換えるチャンネル方向切換制御が行なわれ、切換えられている所定のチャンネルと所定の方向との組合せごとに、抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定が行なわれ、受信判定で受信に適していると判定された所定の方向のうち少なくとも1つが所定のチャンネルと対応付けられて記憶される。
このため、無効方向を除かない場合と比較して、無効方向を除いてチャンネル方向切換制御、受信判定、および、受信に適した方向の記憶を行なう場合は、無効方向のチャンネル方向切換制御、受信判定、および、受信に適した方向の記憶を行なうのに要する時間を短縮することができる。
その結果、放送信号の受信に適した方向を記憶するための時間を短縮することが可能な放送受信装置、放送受像装置、および、放送記録装置を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
また、この発明の実施の形態においては、放送信号を受信するアンテナとしてスマートアンテナを用いることとする。しかし、これに限定されず、指向性を切換えることが可能な可変指向性アンテナであれば、他のアンテナを用いることができる。
[第1実施形態]
図1は、この発明の第1実施形態に従う放送受信装置1の概略構成図である。
図1を参照して、この発明の第1実施形態に従う放送受信装置1は、スマートアンテナ30から放送信号を受信し、スマートアンテナ30に対して受信方向切換信号を出力する。また、放送受信装置1は、モニタ40に対して映像信号および音声信号を出力する。さらに、放送受信装置1は、リモコン42から指令信号を受信する。
スマートアンテナ30は、放送受信装置1から受信方向切換信号を受けて、各アンテナ素子に対する励振を変化させて指向性を切換える。
モニタ40およびリモコン42は、周知であるので詳細な説明は省略する。
放送受信装置1は、制御部10と、チューナ16と、デジタル復調器18と、アナログ復調器20と、OSD(On Screen Display)回路21と、MPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダ22と、映像合成部23と、受信方向切換部24と、リモコン受信部26とからなる。
制御部10は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)10aと、
実行されるプログラム、プログラム実行中のデータ、およびプログラム実行結果のデータを記憶するメモリ10bとからなる。
チューナ16は、受信した放送信号の中から、制御部10からの指令に応じて選択されたチャンネルに対応する放送信号を抽出する。そして、抽出された放送信号がデジタルテレビ放送信号である場合は、チューナ16は、デジタル復調器18に放送信号を出力する。一方、抽出された放送信号がアナログテレビ放送信号である場合は、チューナ16は、アナログ復調器20へ放送信号を出力する。
デジタル復調器18は、チューナ16から放送信号を受けて、映像および音声の信号であるMPEG信号に復調し、そのMPEG信号をMPEGデコーダ22へ出力する。
ここで、デジタルテレビ放送信号は、リード・ソロモン符号および畳み込み符号で符号化されて送信される。そのため、デジタル復調器18は、上述の復号処理において誤り訂正ができる。この誤り訂正の処理過程において、デジタル復調器18は、受信した放送信号の受信データ誤り率を演算し、その受信データ誤り率を制御部10へ出力する。このとき、デジタル復調器18は、受信した放送信号に含まれる所定のデータ数毎に誤り訂正を行うので、受信開始から1フレーム(1/30秒)以内で受信データ誤り率の演算ができる。制御部10は、受信データ誤り率によって、放送信号の信号レベルを判断することができる。
なお、デジタルテレビ放送には、日本のISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式の他に、米国のATSC(Advanced Television Systems Committee)方式およびヨーロッパのDVB−T(Digital Video Broadcasting for Terrestrial)がある。いずれの方式においても、放送信号は符号化されて送信されるため、誤り訂正が可能であり、その処理過程において受信データ誤り率が演算できる。したがって、この発明の第1実施形態におけるデジタル復調器18は、上述のいずれの方式を用いてもよい。
アナログ復調器20は、チューナ16から放送信号を受けて、映像信号および音声信号へ復調する。そして、アナログ復調器20は、復調された音声信号を外部へ出力する。また、アナログ復調器20は、復調された映像信号を映像合成部23へ出力する。さらに、アナログ復調器20は、水平同期信号の捕捉の可否を制御部10へ出力する。
ここで、アナログテレビ放送信号には、走査線の水平走査および垂直走査を制御するために、水平同期信号および垂直同期信号が含まれている。アナログ復調器20が映像信号の復調を行うために、上述の水平同期信号および垂直同期信号を捕捉する必要がある。
なお、水平同期信号は、垂直同期信号に対して十分に周波数が高い。そのため、水平同期信号は、垂直同期信号に比較して、ノイズ等の影響を受けやすい。つまり、水平同期信号を捕捉できたか否かで受信状態を判断することができる。
また、アナログ復調器20は、AGC(Auto Gain Control)回路を含む。AGC回路は、アナログテレビ放送の放送信号の強弱による映像のコントラストの変化を軽減するために、フィードバック制御によりチューナ16からの放送信号を一定のレベルに保つ回路である。
AGC回路から出力される放送信号の電圧レベルが低い場合は、水平同期信号を捕捉できない。このため、AGC回路によって放送信号が増幅される。制御部10は、水平同期信号を捕捉できたときのAGC回路による放送信号の増幅率によって、放送信号の信号レベルを判断することができる。
水平同期信号を捕捉するにあたり、アナログ復調器20は、受信した放送信号に対して、雑音除去処理、周波数分離処理、同期信号分離処理および整形増幅処理等を行なう。それゆえ、受信開始から水平同期信号の捕捉までには、上述のデジタル復調器18における受信データ誤り率の演算に比較して、多くの時間を要する。
なお、アナログテレビ放送は、日本や米国等のNTSC(National System Committee
)方式の他に、ドイツやイギリス等のPAL(Phase Alternation by Line)方式および
フランス等のSECAM(Sequentiel Couleur a Memoire)方式があるが、いずれの方式においても放送信号に水平同期信号が含まれているため、水平同期信号の捕捉の可否により受信状態を判断できる。
したがって、この発明の第1実施形態におけるアナログ復調器20は、上述のいずれの方式を用いてもよい。
OSD回路21は、制御部10からの指令に応じて、モニタ40の画面上に情報を表示するためのOSD信号を生成して、映像合成部23へ出力する。この実施の形態においては、OSD回路21は、ハードウェア回路で実現されることとする。しかし、これに限定されず、制御部10によりソフトウェアが実行されることによって、OSD回路21の機能が実現されるようにしてもよい。
MPEGデコーダ22は、デジタル復調器18から受けた信号を映像信号および音声信号に復号する。そして、MPEGデコーダ22は、復号された音声信号を外部へ出力する。また、MPEGデコーダ22は、復号された映像信号を映像合成部23へ出力する。
映像合成部23は、アナログ復調器20またはMPEGデコーダ22から受けた映像信号で示される映像に、OSD回路21から受けたOSD信号で示される映像を重畳させる。そして、映像合成部23は、重畳された映像を示す映像信号を外部へ出力する。
受信方向切換部24は、制御部10からの指令に応じて、受信方向切換信号をスマートアンテナ30へ出力する。
リモコン受信部26は、リモコン42からの指令を受信して制御部10へ出力する。ユーザは、所望の動作を行わせるためリモコン42を用いて、指令を送信する。
第1実施形態では、スマートアンテナ30は、指向性を切換えることにより水平面に対して16分割された各方向に受信方向を変更できるとして説明する。
図2は、この発明の第1実施形態に従うスマートアンテナ30の受信方向切換図である。本実施形態においては、図2に示すように時計回り(正の回転方向)に1,2,・・・,16と各受信方向に番号付けを行なう。
図3は、この発明の第1実施形態に従う無効化方向設定処理の流れを示すフローチャートである。
無効化方向設定処理は、オートディレクションスキャンをしない方向を無効方向として設定する処理である。オートディレクションスキャンとは、チャンネルごとに受信に適した受信方向を自動的に検出することである。
図3を参照して、まず、制御部10は、OSD回路21を制御して、無効化方向設定画面をODS表示する(ステップS101)。
図4は、この発明の第1実施形態に従う無効化方向設定画面の一例を示す図である。
図4を参照して、無効化方向設定画面は、オートディレクションスキャンをしない方向である無効方向と、オートディレクションスキャンをする方向である有効方向とを示す表示を左側に、操作方法の説明表示を右側に含む。
操作方法の説明表示は、「△」キー、「▽」キーが、指示されている方向番号を切換えるためのキーであり、「選択」キーが、無効と有効とを切換えるためのキーであり、「決定」キーが、無効化方向の設定を終了するためのキーであることを示す。
無効方向は、●の中に記載された方向番号で示される方向である。図4では、方向番号7番から11番までの方向が、無効方向として示されている。有効方向は、○の中に記載された方向番号で示される方向である。図4では、方向番号1番から6番までおよび12番から16番までの方向が、有効方向として示されている。
また、◎の中に記載された方向番号で示される方向は、「△」キーまたは「▽」キーによって方向が切換えられることによって、現在指示されている方向を示す。図4では、方向番号4番の方向が、現在指示されている方向である。
なお、無効化方向設定画面の背景には、受信中の放送が表示されるようにしてもよいし、青や黒などの単一色の画面が表示されるようにしてもよい。
また、無効化方向設定画面は、無効化方向の設定が可能であって、無効方向をユーザに報知することが可能なものであれば他のレイアウトの画面であってもよい。
図5は、この発明の無効化方向設定画面の変形例を示す図である。
図5を参照して、変形例の無効化方向設定画面の操作方法の説明表示は、図4で説明した操作方法の説明表示と同様であるので、説明は繰返さない。
無効方向は、塗り潰された扇形の方向番号で示される方向である。図5では、方向番号7番から11番までの方向が、無効方向として示されている。有効方向は、塗り潰されていない扇形の方向番号で示される方向である。図5では、方向番号1番から6番までおよび12番から16番までの方向が、有効方向として示されている。
また、1つの方向番号分の塗り潰されていない扇形で示される方向は、「△」キーまたは「▽」キーによって方向が切換えられることによって、現在指示されている方向を示す。図5では、方向番号4番の方向が、現在指示されている方向である。
図3に戻って、制御部10は、ユーザによるリモコン42からの入力を受付けたか否かを判断する(ステップS102)。入力を受付けていないと判断した場合(ステップS102においてNOの場合)、制御部10は、ステップS102の処理を繰返す。
一方、入力を受付けたと判断した場合(ステップS102においてYESの場合)、制御部10は、受付けた入力が「△」キー、「▽」キー、または、「選択」キーのいずれかの入力であるか否かを判断する(ステップS103)。
「△」キー、「▽」キー、または、「選択」キーのいずれかの入力であると判断した場合(ステップS103においてYESの場合)、制御部10は、OSD回路21を制御して、入力に応じたODS表示に変更する(ステップS104)。
たとえば、図4で示した無効化方向設定画面において、「△」キーの入力があった場合は、指示されている方向が方向番号3番に変更される。同様に、「▽」キーの入力があった場合は、指示されている方向が方向番号5番に変更される。
また、図4で示した無効化方向設定画面において、「選択」キーの入力があった場合は、指示されている方向番号4番の表示が○から●に切換えられる。つまり、指示されている方向番号4番で示される方向が有効方向から無効方向に変更される。
ステップS104の後、または、「△」キー、「▽」キー、または、「選択」キーのいずれかの入力でないと判断した場合(ステップS103においてNOの場合)、制御部10は、受付けた入力が「決定」キーの入力であるか否かを判断する(ステップS105)。
「決定」キーの入力でないと判断した場合(ステップS105においてNOの場合)、制御部10は、処理をステップS102に戻す。
一方、「決定」キーの入力であると判断した場合(ステップS105においてYESの場合)、制御部10は、無効化方向設定画面で表示されている無効方向をメモリ10bに記憶させる(ステップS106)。図4で示されている無効化方向設定画面において、「決定」キーの入力があった場合は、方向番号7から11までの方向が無効方向として記憶される。
ステップS106の後、制御部10は、実行する処理を呼出元の処理に戻す。
このように、無効化方向設定処理が実行されることによって、無効化する方向を示す情報の入力を受付けて、受付けた方向を無効方向として設定することができる。
なお、本実施形態においては、無効方向を記憶して無効方向を設定するようにした。しかし、有効方向を記憶することによって無効方向を設定するようにしてもよい。
図6は、この発明の第1実施形態に従うスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
図6を参照して、まず、制御部10は、現在の時刻がオートディレクションスキャンを実行する実行時間であるか否かを判断する(ステップS111)。
本実施形態においては、電波の受信状況の日々の変化に対応するために、オートディレクションスキャンを1日に1回行なうこととする。このため、予め設定された実行時間になったときに、オートディレクションスキャンを開始する。
なお、オートディレクションスキャンを実行する周期は、1日ごとに限定されず、たとえば、1週間ごと、1ヶ月ごとなど予め定められた他の周期であってもよい。また、ユーザからの指示によって、オートディレクションスキャンを実行するようにしてもよい。
現在の時刻が実行時間でない場合(ステップS111においてNOの場合)、制御部10は、このスキャン処理を終了し、実行する処理を呼出元の処理に戻す。
一方、現在の時刻が実行時間でない場合(ステップS111においてYESの場合)、制御部10は、ループカウンタとしての変数iを一番最初のチャンネル番号Fに、ループカウンタとしての変数jを受信方向番号1に初期化する(ステップS112)。そして、ステップS113からステップS126までの変数iについてのループが実行される。
最初に、制御部10は、変数iがオートディレクションスキャンを実行する一番最後のチャンネル番号Lより多くなったか否かを判断する(ステップS113)。
変数iがチャンネル番号Lより多くなっていない場合(ステップS113においてNOの場合)、制御部10は、チューナ16を制御して、受信するチャンネルをチャンネル番号iに切換える(ステップS114)。
次いで、制御部10は、変数Jを受信方向番号0に、変数Sを0に初期化する(ステップS115)。変数Jは、所定レベル以上の信号レベルであって最も高いレベルの受信方向番号を格納するための変数である。変数Sは、最高信号レベルを示す量を格納するための変数である。なお、受信方向番号0は、いずれの方向も示さない番号である。
そして、ステップS116からステップS124までの変数jについてのループが実行される。最初に、制御部10は、変数jが最後の受信方向番号である16より多くなったか否かを判断する(ステップS116)。
変数jが最後の受信方向番号より多くなっていない場合(ステップS116においてNOの場合)、制御部10は、受信方向番号jの方向が、メモリ10bに記憶されている無効方向であるか否かを判断する(ステップS117)。無効方向は、図3で説明した無効化方向設定処理が実行されることによってメモリ10bに記憶される。
受信方向番号jの方向が無効方向でない場合(ステップS117においてNOの場合)、制御部10は、受信方向切換部24を制御して、スマートアンテナ30の指向性をj番目の方向に切換える(ステップS118)。
次に、制御部10は、デジタル復調器18またはアナログ復調器20からの信号レベルsを測定する(ステップS119)。そして、制御部10は、信号レベルsが所定レベルより大きいか否かを判断する(ステップS121)。
信号レベルsは、たとえば、デジタルの場合、受信データ誤り率の逆数、アナログの場合、AGC回路による増幅率の逆数で表わすことができる。また、所定レベルは、放送を受信することができる最低限のレベルである。
信号レベルsが所定レベルよりも大きい場合(ステップS121においてYESの場合)、制御部10は、さらに、信号レベルsが信号レベルSより大きいか否かを判断する(ステップS122)。
信号レベルsが最高信号レベルSより大きい場合(ステップS122においてYESの場合)、制御部10は、最高レベル受信方向番号Jに、信号レベルsの受信方向番号jの値を代入し、最高信号レベルSに信号レベルsの値を代入する(ステップS123)。
受信方向番号jの方向が無効方向である場合(ステップS117においてYESの場合)、信号レベルsが所定レベルより大きくない場合(ステップS121においてNOの場合)、信号レベルsが信号レベルSより大きくない場合(ステップS122においてNOの場合)、または、ステップS123の後、制御部10は、変数jにj+1の値を代入して、処理をステップS116に戻す。
変数jが最後の受信方向番号より多くなった場合(ステップS116においてYESの場合)、制御部10は、チャンネルiの受信方向番号JiにJの値を代入する(ステップS125)。
そして、制御部10は、変数iにi+1の値を代入して、処理をステップS113に戻す。
変数iがチャンネル番号Lより多くなった場合(ステップS113においてYESの場合)、制御部10は、このスキャン処理を終了し、実行する処理を呼出元の処理に戻す。
このように、スキャン処理が実行されることによって、所定周期ごとに、記憶された無効方向を除いて、予め定められた順番でチャンネルと受信方向とが切換えられ、それぞれのチャンネルと受信方向との組合せごとに、チューナ18からの放送信号が受信に適しているか否かが判断され、受信に適した受信方向番号がチャンネル番号と対応付けられて記憶される。これにより、オートディレクションスキャンが実行される。
以上説明したように、第1実施形態における放送受信装置1は、チューナ16と、デジタル復調器18と、アナログ復調器20と、受信方向切換部24と、制御部10とを含む。
受信方向切換部24は、接続された指向性を切換可能なスマートアンテナ30の指向性を所定の方向に切換える。チューナ16は、スマートアンテナ30から入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号を抽出する。
制御部10は、ステップS101からステップS106までの処理を実行することによって、スマートアンテナ30の指向性のうち無効化された無効方向を特定する。そして、制御部10は、ステップS112からステップS118まで、ステップS124、および、ステップS126の処理を実行することによって、予め定められた複数の方向のうち、特定された無効方向を除いて、所定のチャンネルと所定の方向とを切換える。
また、制御部10は、ステップS119からステップS123までの処理を実行することによって、デジタル復調器18またはアナログ復調器20からの信号に基づいて、切換えられている所定のチャンネルと所定の方向との組合せごとに、チューナ16によって抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定を行なう。
制御部10のメモリ10bは、制御部10によりステップS125の処理が実行されることによって、受信判定で受信に適していると判定された所定の方向のうち最も信号レベルが高い方向を所定のチャンネルと対応付けて記憶する。
これによって、放送受信装置1によって、接続されたスマートアンテナ30の指向性が所定の方向に切換えられ、スマートアンテナ30から入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号が抽出される。
また、放送受信装置1によって、スマートアンテナ30の指向性のうち無効化された無効方向が特定され、予め定められた複数の方向のうち、特定された無効方向を除いて、所定のチャンネルと所定の方向とを切換えるチャンネル方向切換制御が行なわれ、切換えられている所定のチャンネルと所定の方向との組合せごとに、抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定が行なわれ、受信判定で受信に適していると判定された所定の方向のうち最も信号レベルが高い方向が所定のチャンネルと対応付けられて記憶される。
このため、無効方向を除かない場合と比較して、無効方向を除いてチャンネル方向切換制御、受信判定、および、受信に適した方向の記憶を行なう場合は、無効方向のチャンネル方向切換制御、受信判定、および、受信に適した方向の記憶を行なうのに要する時間を短縮することができる。
その結果、放送受信装置1は、放送信号の受信に適した方向を記憶するための時間を短縮することができる。
また、放送受信装置1は、特定された無効方向を示す無効化方向設定画面を表示するための映像信号をモニタ40に出力するOSD回路21および映像合成部23を備える。
これによって、ユーザに無効方向を報知することができる。
また、放送受信装置1は、スマートアンテナ30の指向性を無効化する方向を示す方向情報の入力を受付けるリモコン受信部26およびリモコン42を備える。また、制御部10は、ステップS101からステップS106までの処理を実行することによって、リモコン受信部26およびリモコン42によってユーザから受付けられた方向情報に基づいて、無効方向を特定する。
これによって、ユーザによる無効方向の設定を可能とすることができる。
[第2実施形態]
図7は、この発明の第2実施形態に従う放送受像装置100の概略構成図である。
図7を参照して、放送受像装置100は、第1実施形態において説明した放送受信装置1に加えて、モニタ400をさらに備えた、放送を表示する装置である。このため、第2実施形態においては、第1実施形態と共通の部分について説明を繰返さない。
モニタ400の機能は、第1実施形態のモニタ40の機能と同様である。アナログ復調器20は、復調された音声信号をモニタ400に出力する。アナログ復調器20の他の機能は、第1実施形態のアナログ復調器20の機能と同様である。
MPEGデコーダ22は、復号された音声信号をモニタ400に出力する。MPEGデコーダ22の他の機能は、第1実施形態のMPEGデコーダ22の機能と同様である。
映像合成部23は、アナログ復調器20またはMPEGデコーダ22から受けた映像信号で示される映像に、OSD回路21から受けたOSD信号で示される映像を重畳させ、重畳された映像信号をモニタ400に出力する。映像合成部23の他の機能は、第1実施形態の映像合成部23の機能と同様である。
また、チューナ16、デジタル復調器18、ODS回路21、受信方向切換部24、リモコン受信部26、および、制御部10の機能は、第1実施形態のチューナ16、デジタル復調器18、ODS回路21、受信方向切換部24、リモコン受信部26、および、制御部10の機能と同様である。
以上説明したように、第2実施形態における放送受像装置100は、チューナ16によって抽出された放送信号を信号処理するデジタル復調器18、アナログ復調器20、OSD回路21、MPEGデコーダ22、および、映像合成部23などの信号処理部、および、モニタ400を備える。そして、モニタ400は、信号処理部によって信号処理された信号で示される情報を表示する。
これによって、第2実施形態の放送受像装置100は、第1実施形態の放送受信装置1と同様、放送信号の受信に適した方向を記憶するための時間を短縮することができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態において、スマートアンテナ30が、スマートアンテナ30の指向性を無効化する無効化方向を検出する無効化方向検出センサを備え、制御部10が、無効化方向検出センサによって検出された無効化方向に基づいて、無効方向を特定するようにしてもよい。
これによって、スマートアンテナ30側での無効化方向の検出に基づいて、無効方向を設定することができる。
また、このときに、スマートアンテナ30が複数の伸縮可能なロッドアンテナで構成され、無効化方向検出センサが、ロッドアンテナが縮められている方向を、無効化方向として検出するようにしてもよい。
これによって、スマートアンテナ30を設置する際に、建物の壁など電波の受信に障害となる障害物の位置を確認しながら、ユーザがスマートアンテナ30のロッドアンテナを伸縮させることによって、無効方向を設定することができる。
また、第1実施形態および第2実施形態において、スマートアンテナ30が、スマートアンテナ30が設置されている方位を検出する方位検出センサを備え、方位検出センサによって検出された方位に基づいて、無効方向を示す表示に方位を示す表示を含めた映像信号を出力するようにしてもよい。
これによって、ユーザに無効方向と方位との対応関係を報知することができる。
また、第1実施形態および第2実施形態において、スマートアンテナ30に予め方位を示す表示を付しておく。そして、ユーザがスマートアンテナを設置する際に、表示で示された方位を実際の方位に合致するように設置するようにしてもよい。
これによっても、ユーザに無効方向と方位との対応関係を報知することができる。
また、第2実施形態のモニタ400に替えて、録画装置を備えてもよいし、モニタおよび録画装置を備えてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、無効化方向設定画面で、それぞれの方向に対して、無効方向とするか有効方向とするかを選択するようにした。しかし、無効化方向設定画面が、無効方向または有効方向をいずれの方向にするかを示す複数の選択肢を含むようにしてもよい。選択肢は、たとえば、「東側8方向」「南東側4方向」「西側1/4ブロック」「北北西1方向」などである。
また、第1実施形態および第2実施形態において、所定のチャンネルについて予め定められた複数の方向すべてに切換えた後に次のチャンネルに切換える順番で、チャンネル方向切換制御を行なうようにした。
しかし、チャンネル方向切換制御を行なう順番は特に限定されない。たとえば、予めプリセットされたチャンネルについて優先的にチャンネル方向切換制御を行なった後に、プリセットされていないチャンネルについてチャンネル方向切換制御を行なうようにしてもよい。また、プリセットされていないチャンネルについて優先的にチャンネル方向切換制御を行なった後に、プリセットされたチャンネルについてチャンネル方向切換制御を行なうようにしてもよい。また、ランダムな順番でチャンネル方向切換制御を行なうようにしてもよい。
また、前述した第1実施形態では、放送受信装置1は、スマートアンテナ30から受けた放送信号をアナログの映像信号および音声信号に信号処理して外部に出力するようにした。
しかし、これに限定されず、スマートアンテナ30から受けた放送信号を信号処理して外部に出力するものであれば、他のものであってもよい。たとえば、スマートアンテナ30から受けた放送信号をデジタルの映像信号および音声信号に信号処理して外部に出力するものであってもよい。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態では、可変指向性アンテナとして、電気的に指向性を調整するものを示したが、例えばアンテナの方位角をモータによって変更するような機械的に指向性を調整することができる構成を使用できる。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、放送受信装置1および放送受像装置100が、それぞれ、スマートアンテナ30に接続されるようにした。しかし、これに限定されず、放送受信装置1および放送受像装置100が、スマートアンテナ30などの可変指向性アンテナと構造的に一体として構成されるようにしてもよい。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、放送受信装置1および放送受像装置100が、それぞれ、スマートアンテナ30と分離された構成として説明した。しかし、これに限定されず、放送受信装置1とスマートアンテナ30とから構成される放送受信システム、および、放送受像装置100とスマートアンテナ30とから構成される放送受像システムとして発明を捉えることができる。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、それぞれ、放送受信装置1および放送受像装置100について説明した。しかし、図3、図4、および、図5で説明した処理を放送受信装置1、放送受像装置100、または、放送受信装置1を含む録画再生装置で実行する制御方法として発明を捉えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の第1実施形態に従う放送受信装置の概略構成図である。 この発明の第1実施形態に従うスマートアンテナの受信方向切換図である。 この発明の第1実施形態に従う無効化方向設定処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1実施形態に従う無効化方向設定画面の一例を示す図である。 この発明の無効化方向設定画面の変形例を示す図である。 この発明の第1実施形態に従うスキャン処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態に従う放送受像装置の概略構成図である。
符号の説明
1 放送受信装置、10 制御部、10a CPU、10b メモリ、16 チューナ、18 デジタル復調器、20 アナログ復調器、21 OSD回路、22 MPEGデコーダ、23 映像合成部、24 受信方向切換部、26 リモコン受信部、30 スマートアンテナ、40 モニタ、42 リモコン、100 放送受像装置、400 モニタ。

Claims (5)

  1. 複数の伸縮可能なロッドアンテナで構成されるスマートアンテナを備える放送受信装置であって、
    前記スマートアンテナは、
    前記ロッドアンテナが縮められている方向を、前記スマートアンテナの指向性を無効化する方向であって複数のチャンネルに対して共通に定義される無効化方向として検出する無効化方向検出手段を備え、
    接続された指向性を切換可能な前記スマートアンテナの指向性を所定の方向に切換える指向性切換手段と、
    前記スマートアンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と
    前記無効化方向検出手段によって検出された無効化方向に基づいて、前記スマートアンテナの指向性のうち無効化された方向であって前記複数のチャンネルに対して共通に定義される無効方向を特定する無効方向特定手段と、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記無効方向特定手段によって特定された無効方向を除いて、前記所定のチャンネルと前記所定の方向とを切換える順番切換制御手段と、
    前記順番切換制御手段によって切換えられている前記所定のチャンネルと前記所定の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定を行なう受信適否判定手段と、
    前記受信判定で受信に適していると判定された前記所定の方向のうち少なくとも1つを前記所定のチャンネルと対応付けて記憶する受信チャンネル記憶手段と、
    前記無効方向特定手段によって特定された無効方向を示す情報を表示するための映像信号をモニタに出力する映像出力手段とを備えた、放送受信装置。
  2. 複数の伸縮可能なロッドアンテナで構成される可変指向性アンテナを備える放送受信装置であって、
    前記可変指向性アンテナは、
    前記ロッドアンテナが縮められている方向を、前記可変指向性アンテナの指向性を無効化する方向であって複数のチャンネルに対して共通に定義される無効化方向として検出する無効化方向検出手段を備え、
    接続された指向性を切換可能な前記可変指向性アンテナの指向性を所定の方向に切換える指向性切換手段と、
    前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから所定のチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と、
    前記無効化方向検出手段によって検出された無効化方向に基づいて、前記可変指向性アンテナの指向性のうち無効化された方向であって前記複数のチャンネルに対して共通に定義される無効方向を特定する無効方向特定手段と、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、予め定められた複数の方向のうち、前記無効方向特定手段によって特定された無効方向を除いて、前記所定のチャンネルと前記所定の方向とを切換える順番切換制御手段と、
    前記順番切換制御手段によって切換えられている前記所定のチャンネルと前記所定の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号が受信に適しているか否かの受信判定を行なう受信適否判定手段と、
    前記受信判定で受信に適していると判定された前記所定の方向のうち少なくとも1つを前記所定のチャンネルと対応付けて記憶する受信チャンネル記憶手段とを備えた、放送受信装置。
  3. 前記無効方向特定手段によって特定された無効方向を示す情報を表示するための映像信号を表示装置に出力する映像出力手段をさらに備える、請求項2に記載の放送受信装置。
  4. 前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理手段をさらに備えた請求項1から請求項までのいずれかに記載の放送受信装置と、前記信号処理手段によって信号処理された信号で示される情報を表示する表示装置とを備えた、放送受像装置。
  5. 前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理手段をさらに備えた請求項1から請求項までのいずれかに記載の放送受信装置と、前記信号処理手段によって信号処理された信号で示される情報を記録する記録装置とを備えた、放送録画装置。
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