JP4483648B2 - 放送受信装置、放送受像装置、および、放送受信方法 - Google Patents

放送受信装置、放送受像装置、および、放送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送受信装置、放送受像装置、および、放送受信方法に関し、特に、可変指向性アンテナと接続される放送受信装置、放送受像装置、および、放送受信方法に関する。
テレビ放送には、VHF(Very High Frequency)およびUHF(Ultra High Frequency)の周波数帯域が割当てられている。一般的に、テレビ放送の信号受信には八木アンテナが用いられる。八木アンテナは、反射器、放射器および導波器で構成されており、反射器の働きにより導波器側へ強い指向性を有し、利得も大きいといった長所がある。
良好な受信ができるように、八木アンテナは、その指向性が放送局の方向と一致するように設定される。一般的に、アンテナは家屋の屋根等に固定して設置されるので、一旦設置されてしまうと、その指向性を変更することは容易ではない。そのため、複数の放送局が分散して存在している場合には、その指向性に応じた特定の方向にある放送局の放送信号しか受信できなかった。
そこで、指向性を複数種類に切換えて、分散して存在する各放送局からの電波を受信できる可変指向性アンテナが考案されている。可変指向性アンテナには、たとえば、スマートアンテナがある。このスマートアンテナは、複数のアンテナ素子で構成され、各アンテナ素子を適当な振幅および位相により励振することで指向性を切換えることができる。
したがって、上述のスマートアンテナを用いることで、放送局が分散して存在している場合でも各放送局からの電波が受信可能となる。
このような可変指向性アンテナを用いる場合には、少しでも電波状態の良い方向から電波を受信するために、定期的に、チャンネルサーチを行ない各チャンネルごとの可変指向性アンテナの指向性を自動的に設定するオートディレクションスキャンが実行される。
特許文献1には、アンテナの受信方向、増幅器の利得を調整制御して、信号同期状態と信号非同期状態との境界を検索することにより、アンテナで受信される信号レベルが最大となる状態を検出する最大受信レベル検出装置が開示されている(たとえば、特許文献1の第0067段落参照)。
また、特許文献2には、ユニークワードで変調された信号を受信し復調してユニークワードとの同期をとり、このユニークワードの成分のレベルをアンテナの方位角や仰角の調整基準として出力する方向調整支援装置が開示されている(たとえば、特許文献2の第0026段落参照)。また、水平同期信号を示す成分のレベルをアンテナの方位角や仰角の調整基準として出力する方向調整支援装置も開示されている(たとえば、特許文献2の第0031段落参照)。
また、特許文献3には、自動微細同調できる方向を電波受信状態が最適であるとして、その方向にアンテナを回転させるアンテナ移動装置が開示されている(たとえば、特許文献3の第0045段落参照)。特許文献3には、自動微細同調の方法が開示されていない。
特開平11−243312号公報 特開平10−284921号公報 特開平5−267919号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示されている技術によれば、信号のレベルをアンテナの方向を決定する指標としている。信号のレベルは相対的なものであるので、判断基準の設定によって映像の品質に差が生じる。また、信号のレベルを検出する必要があるため、信号のレベルを検出するための構成を備える必要がある。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、可変指向性アンテナの指向性の最適方向を容易に定めることが可能な放送受信装置、放送受像装置、および、放送受信方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、この発明のある局面に従えば、放送受信装置は、
指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と、
前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換える順次切換制御手段と、
前記順次切換制御手段によって切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の水平同期信号の数をカウントするカウント手段と、
前記順次切換制御手段によって切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウント手段によってカウントされた数と、前記抽出された放送信号の水平同期周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段によって算出された差分を所定値と比較する差分比較手段と、
前記差分比較手段による比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断する受信可否判断手段と、
前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1選択手段
前記第1選択手段が選択した指向性の方向が複数のときに所定条件により該複数の1を選択する第2選択手段と、
前記チャンネル毎に前記受信可否判断手段による判断結果と、前記第1選択手段が選択した指向性の方向とを対応付けて記憶する記憶手段と、
所望のチャンネルの指定を受付けるチャンネル受付手段と、
前記チャンネル受付手段によって受付けられたチャンネルに対応して前記記憶手段に記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させる選局手段とを備え、
前記第2選択手段の所定条件は、複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和が最も小さくなる方向、または複数の方向のうち真中の方向であり、
前記記憶手段は、前記第2選択手段が前記指向性の方向を選択した場合は、前記第1選択手段が選択した指向性の方向に代えて前記第2選択手段が選択した指向性の方向を記憶し、
前記チャンネル受付手段は、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるチャンネル切替指示受付手段を含み、
前記チャンネル切替指示受付手段が受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶手段から前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチする受信可能チャンネルサーチ手段を、さらに備える。
この発明の他の局面によれば、放送受信装置は、
指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と、
前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換える順次切換制御手段と、
前記順次切換制御手段によって切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の水平同期信号の数をカウントするカウント手段と、
前記順次切換制御手段によって切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウント手段によってカウントされた数と、前記抽出された放送信号の水平同期周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段によって算出された差分を所定値と比較する差分比較手段と、
前記差分比較手段による比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断する受信可否判断手段と、
前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1選択手段と、
前記チャンネル毎に前記受信可否判断手段による判断結果と、前記第1選択手段が選択した前記指向性の方向とを対応付けて記憶する記憶手段と、
所望のチャンネルの指定を受付けるチャンネル受付手段と、
前記チャンネル受付手段によって受付けられたチャンネルに対応して前記記憶手段に記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させる選局手段とを備え、
前記第1選択手段は、該選択した指向性の方向が複数のときに、該複数の方向から無作為に選ばれた1方向を選択し、
前記チャンネル受付手段は、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるチャンネル切替指示受付手段を含み、
前記チャンネル切替指示受付手段が受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶手段から前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチする受信可能チャンネルサーチ手段を、さらに備える。
好ましくは、放送受信装置は、
前記可変指向性アンテナとして、複数のアンテナ素子で構成されるスマートアンテナを使用し、
振幅および位相を調節して前記スマートアンテナの各アンテナ素子を励振することで指向性を切換える。
この発明のさらに他の局面によれば、放送受像装置は、
前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理手段をさらに備え放送受信装置と、
前記信号処理手段によって信号処理された信号で示される情報を表示する表示装置とを備える。
この発明のさらに他の局面によれば、放送受信方法は、
指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段とを備えた放送受信装置で放送を受信する放送受信方法である。
また、放送受信方法は、
前記指向性切換手段前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換えるステップと、
前記順次切換えるステップで切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の同期信号の数をカウントするステップと、
前記順次切換えるステップで切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウントするステップでカウントされた数と、前記抽出された放送信号に対して予め定められている周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出するステップと、
算出された差分を所定値と比較するステップと、
前記比較するステップによる比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断するステップと、
前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1の選択ステップと
前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向が複数のときに所定条件により該複数の1を選択する第2の選択ステップと、
前記チャンネル毎に受信可否判断結果と、前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向とを対応付けて記憶するステップと、
所望のチャンネルの指定を受付けるステップと、
チャンネルの指定を受付けるステップで受付けられたチャンネルに対応して前記記憶するステップで記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させるステップとを含み、
前記第2の選択ステップの所定条件は、複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和が最も小さくなる方向、または複数の方向のうち真中の方向であり、
前記記憶するステップは、前記第2の選択ステップが前記指向性の方向を選択した場合は、前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向に代えて前記第2の選択ステップが選択した指向性の方向を記憶し、
前記チャンネルの指定を受付けるステップは、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるステップを含み、
前記チャンネル切替指示を受け付けるステップが受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶するステップで記憶されている前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチするステップと、さらに含む。
この発明のさらに他の局面によれば、放送受信方法は、
指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段とを備えた放送受信装置で放送を受信する放送受信方法であって、
前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換えるステップと、
前記順次切換えるステップで切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の同期信号の数をカウントするステップと、
前記順次切換えるステップで切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウントするステップでカウントされた数と、前記抽出された放送信号に対して予め定められている周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出するステップと、
算出された差分を所定値と比較するステップと、
前記比較するステップによる比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断するステップと、
前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択するステップと、
前記チャンネル毎に受信可否判断結果と、前記選択するステップが選択した指向性の方向とを対応付けて記憶するステップと、
所望のチャンネルの指定を受付けるステップと、
チャンネルの指定を受付けるステップで受付けられたチャンネルに対応して前記記憶するステップで記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させるステップとを含み、
前記選択するステップは、該選択した指向性の方向が複数のときに、該複数の方向から無作為に選ばれた1方向を選択し、
前記チャンネルの指定を受付けるステップは、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるステップを含み、
前記チャンネル切替指示を受け付けるステップが受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶するステップで記憶されている前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチするステップと、さらに含む。
この発明に従えば、放送受信装置によって、指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向が切換えられ、チャンネルが切換えられ、可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えられたチャンネルに対応する放送信号が抽出される。
また、放送受信装置によって、チャンネルと指向性の方向とが順次切換えられ、切換えられているチャンネルと指向性の方向との組合せごとに、抽出された放送信号から検出された所定期間の同期信号の数がカウントされ、切換えられているチャンネルに対して、カウントされた数が放送信号に対して予め定められている周波数と所定期間とから定められる基準値に最も近い方向が1つ選択される。
このため、放送受信装置によって、放送受信装置で一般的に検出される同期信号の数が、簡単な構成であるカウンタなどによってカウントされ、基準値と比較されるだけで、可変指向性アンテナの指向性の最適方向を容易に定めることができる。
また、放送受信装置によって、切換えられている複数のチャンネルのそれぞれに対して、カウントされた数が基準値に最も近い指向性の方向が1つずつ選択され、選択された指向性の方向が複数のチャンネルのそれぞれと対応させて記憶される。
このため、複数のチャンネルに対して、それぞれ、可変指向性アンテナの指向性の最適方向を予め記憶させておくことができる。その結果、いずれかのチャンネルが選局されたときに、可変指向性アンテナの指向性の方向を迅速に切換えることができる。
また、放送受信装置によって、所望のチャンネルの指定が受付けられ、受付けられたチャンネルと、そのチャンネルに対応して記憶された指向性の向に切換えられる。
このため、可変指向性アンテナの指向性の方向をユーザから受付けられたチャンネルに応じた最適方向に迅速に切換えることができる。
また、他の局面の放送受信装置によって、指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向が切換えられ、チャンネルが切換えられ、可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えられたチャンネルに対応する放送信号が抽出される。
また、その放送受信装置によって、所望のチャンネルの指定が受付けられ、受付けられたチャンネルに切換えられ、方向が順次切換えられ、切換えられている方向ごとに、抽出された放送信号から検出された所定期間の同期信号の数がカウントされ、カウントされた数が放送信号に対して予め定められている周波数と所定期間とから定められる基準値に最も近い方向のうちいずれかの方向が選択され、選択された方向に切換えらる。
このため、放送受信装置によって、放送受信装置で一般的に検出される同期信号の数が、簡単な構成であるカウンタなどによってカウントされ、基準値と比較されるだけで、可変指向性アンテナの指向性の最適方向を容易に定めることができる。
また、同期信号は、水平同期信号であり、放送信号に対して予め定められている周波数は、水平同期周波数である。水平同期信号は、一般的に検出が容易である。このため、さらに容易に可変指向性アンテナの指向性の最適方向を定めることができる。
また、放送受像装置によって、抽出された放送信号が信号処理され、信号処理された信号で示される情報が表示される。このため、放送受像装置によって、指向性の方向が最適方向に定められた可変指向性アンテナで受信された放送信号が信号処理された信号で示される質のよい情報を表示させることができる。
また、さらに他の局面の放送受信方法が放送受信装置に用いられることによって、チャンネルと指向性の方向とが順次切換えられ、切換えられているチャンネルと指向性の方向との組合せごとに、抽出された放送信号から検出された所定期間の同期信号の数がカウントされ、切換えられているチャンネルに対して、カウントされた数が放送信号に対して予め定められている周波数と所定期間とから定められる基準値に最も近い指向性の方向が1つ選択される。
このため、放送受信方法が用いられることによって、放送受信装置で一般的に検出される同期信号の数が、簡単な構成であるカウンタなどによってカウントされ、基準値と比較されるだけで、可変指向性アンテナの指向性の最適方向を容易に定めることができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
また、この発明の実施の形態においては、放送信号を受信するアンテナとしてスマートアンテナを用いることとする。しかし、これに限定されず、外部からの制御によって指向性を切換えることが可能な可変指向性アンテナであれば、他のアンテナを用いることができる。
[第1実施形態]
図1は、この発明の第1実施形態に従う放送受信装置1の概略構成図である。
図1を参照して、この発明の第1実施形態に従う放送受信装置1は、スマートアンテナ30から放送信号を受信し、スマートアンテナ30に対して受信方向切換信号を出力する。また、放送受信装置1は、モニタ40に対して映像信号および音声信号を出力する。さらに、放送受信装置1は、リモコン42から指令信号を受信する。
スマートアンテナ30は、放送受信装置1から受信方向切換信号を受けて、各アンテナ素子に対する励振を変化させて指向性を切換える。
モニタ40およびリモコン42は、周知であるので詳細な説明は省略する。
放送受信装置1は、制御部10と、チューナ16と、アナログ復調器20と、受信方向切換部24と、リモコン受信部26とを含む。
制御部10は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)10aと、
実行されるプログラム、プログラム実行中のデータ、およびプログラム実行結果のデータを記憶するメモリ10bとからなる。
チューナ16は、受信した放送信号の中から、制御部10からの指令に応じて選択されたチャンネルに対応する放送信号を抽出する。そして、チューナ16は、抽出した放送信号をアナログ復調器20へ出力する。
アナログ復調器20は、チューナ16から放送信号を受けて、放送信号に含まれる映像部分と音声部分とを信号処理して、映像信号および音声信号へ復調する。そして、アナログ復調器20は、復調された映像信号および音声信号を外部(本実施の形態においては、モニタ40)へ出力する。
ここで、アナログテレビ放送信号には、走査線の水平走査および垂直走査を制御するために、水平同期信号および垂直同期信号が含まれている。アナログ復調器20が映像信号の復調を行うために、上述の水平同期信号および垂直同期信号を捕捉する必要がある。
なお、水平同期信号は、垂直同期信号に対して十分に周波数が高い。そのため、水平同期信号は、垂直同期信号に比較して、ノイズ等の影響を受けやすい。つまり、水平同期信号を捕捉できたか否かで受信状態を判断することができる。
なお、アナログテレビ放送は、日本や米国等のNTSC(National System Committee
)方式の他に、ドイツやイギリス等のPAL(Phase Alternation by Line)方式および
フランス等のSECAM(Sequentiel Couleur a Memoire)方式があるが、いずれの方式においても放送信号に水平同期信号が含まれているため、水平同期信号の捕捉の可否により受信状態を判断できる。
したがって、本実施の形態におけるアナログ復調器20は、上述のいずれの方式を用いてもよい。
また、アナログ復調器20は、水平同期信号を検出するたびに、パルス信号を制御部10に出力する機能を含む。制御部10は、アナログ復調器20から受けた所定期間のパルス信号の数をカウントする。
なお、放送受信装置1として、所定期間に検出した水平同期信号の数をカウントするものであれば、他の構成によるものでもよい。たとえば、アナログ復調器20が、所定期間に検出した水平同期信号の数をカウントして、カウントした数を制御部10に出力するようにしてもよい。また、制御部10が、アナログ復調器20から水平同期信号を受けて、所定期間の水平同期信号の数を水平同期信号を検出するたびにカウントするようにしてもよい。
受信方向切換部24は、制御部10からの指令に応じて、受信方向切換信号をスマートアンテナ30へ出力する。
リモコン受信部26は、リモコン42からの指令を受信して制御部10へ出力する。ユーザは、所望の動作を行わせるためリモコン42を用いて、指令を送信する。
本実施の形態では、スマートアンテナ30は、指向性を切換えることにより水平面に対して16分割された各方向に受信方向を変更できるとして説明する。
図2は、この発明の第1実施形態に従うスマートアンテナ30の受信方向切換図である。
本実施形態においては、図2に示すように時計回り(正の回転方向)に1,2,・・・,16と各受信方向に番号付けを行なう。
図3は、この発明の第1実施形態に従うオートスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
図3を参照して、まず、放送受信装置1の制御部10は、変数iを定数Fで初期化する(ステップS111)。定数Fは、物理チャンネルの最初のチャンネルを示す番号であり、本実施の形態においては、F=2である。
次に、制御部10は、変数iが定数Lより大きくなったか否かを判断する(ステップS112)。定数Lは、物理チャンネルの最後のチャンネルを示す番号であり、本実施の形態においては、L=69である。
i>Lでない場合、つまり、i≦Lである場合(ステップS112においてNOの場合)、制御部10は、チューナ16を制御して、抽出する放送信号のチャンネルをチャンネル番号iに切換える(ステップS113)。
そして、制御部10は、アナログ復調器20が水平同期信号を検出するたびに出力した所定期間のパルス信号の数をカウントし、そのカウント値と基準値との差分が所定値以内の方向を探索する(ステップS121)。本実施の形態においては、所定値を2.0とする。
また、本実施の形態においては、所定期間を1.5msとする。通常のアナログテレビ放送の場合、水平同期周波数は、15734Hzである。この場合、すべての水平同期信号が過不足なく検出されたときの所定期間の水平同期信号の数は、水平同期周波数15734Hz×0.0015秒(=1.5ms)=23.601となる。これより、本実施の形態においては、基準値を予め23.6と定めておく。
なお、たとえば、所定期間を10msとした場合、すべての水平同期信号が過不足なく検出されたときの所定期間の水平同期信号の数は、15734Hz×0.01秒(=10ms)=157.34となる。この場合、基準値を157.3とする。
表1は、各受信方向に対する差分値の例を示す表である。
Figure 0004483648
表1を参照して、ステップS121が実行されることによって、カウント値と基準値23.6との差分が所定値2.0以内の方向が、受信方向番号6から10までの方向であることが探索される。
次に、制御部10は、差分が所定値以内の方向があるか否かを判断する(ステップS122)。差分が所定値以内の方向がないと判断した場合(ステップS122においてNOの場合)、制御部10は、ADDフラグFiの値を0として(ステップS123)、ステップS141に実行する処理を進める。
ADDフラグFiは、物理チャンネルiの放送信号が受信可能か否かを示すフラグであって、Fi=1のとき受信可能であることを示し、Fi=0のとき受信不可能であることを示す。
一方、差分が所定値以内の方向があると判断した場合(ステップS122においてYESの場合)、制御部10は、ADDフラグFiの値を1とする(ステップS124)。次に、制御部10は、カウント値と基準値との差分が最も小さくなる方向を探索する(ステップS131)。
表1を再び参照して、この場合、カウント値と基準値との差分値が最も小さくなる方向は、受信方向番号8の方向である。
図3に戻って、制御部10は、カウント値と基準値との差分が最も小さくなる方向が1つであるか否かを判断する(ステップS132)。最も小さくなる方向が1つであると判断した場合(ステップS132においてYESの場合)、制御部10は、その方向を示す番号を受信方向番号Jiとしてメモリ10bに記憶させる(ステップS133)。ステップS133の後、制御部10は、実行する処理をステップS141に進める。
表1の場合は、カウント値と基準値との差分値が最も小さくなる方向は、受信方向番号8の方向であるので、受信方向番号Ji=8として記憶させる。
一方、最も小さくなる方向が1つでないと判断した場合、つまり、最も小さくなる方向が複数である場合(ステップS132においてNOの場合)、制御部10は、複数の方向のうち所定条件を満たす方向を示す番号を受信方向番号Jiとしてメモリ10bに記憶させる(ステップS134)。その後、制御部10は、実行する処理をステップS141に進める。
たとえば、表1において、受信方向番号8の差分値が0.6の場合、差分値が最も小さくなる方向が、受信方向番号6,8,10の複数の方向となる。
ここで、所定条件とは、本実施の形態においては、差分値が最も小さくなる複数の方向のうち真中の方向であるという条件である。表1において、受信方向番号8の差分値が0.6の場合、差分値が最も小さくなる受信方向番号6,8,10の複数の方向のうち、真中の方向は、受信方向番号8の方向である。
なお、所定条件は、これに限定されず、他の条件であってもよい。たとえば、所定条件は、差分値が最も小さくなる複数の方向から無作為に選ばれた方向であるという条件としてもよい。
また、所定条件は、差分値が最も小さくなる複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和が最も小さくなる方向であるという条件としてもよい。この場合、表1において、受信方向番号8の差分値が0.6のときの差分値が最も小さくなる受信方向番号6,8,10の複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和は、それぞれ、9.0,2.8,9.0となる。このため、所定条件を満たす方向は、受信方向番号8の方向となる。
処理がステップS141に進められた場合、制御部10は、変数iに1加算する(ステップS141)。その後、制御部10は、実行する処理をステップS112に戻す。変数iがLより大きくなったと判断した場合、つまり、i>Lの場合(ステップS112においてYESの場合)、制御部10は、実行する処理をこのオートスキャン処理の呼出元の処理に戻す。
このように、オートスキャン処理が実行されることによって、FからLまでの全チャンネルに対して、ADDフラグが設定される。また、ADDフラグの値が1のチャンネルについては、所定期間の水平同期信号のカウント値と基準値との差分値が最も小さい方向が受信方向として記憶される。なお、カウント値と基準値との差分値が最も小さい方向は、カウント値と基準値とが最も近い方向と等しい。
信号のレベルは、放送信号の受信状態などによって変化する相対的な値である。しかし、水平同期周波数などの放送信号の同期周波数は、放送信号に対して予め定められている絶対的な値である。このため、水平同期周波数の1サイクルごとに放送信号に含まれる水平同期信号が所定期間のカウント値は、放送信号が送信された状態のままきっちりと受信される場合には、基準値と等しい一定値となる。
しかし、放送信号が微弱である場合など、検出できない水平同期信号がある場合、カウント値は基準値より少なくなる。また、ノイズなどの影響で誤検出された水平同期信号がある場合、カウント値は基準値より多くなることがある。このように水平同期信号の数に過不足がある場合、経験的に映像が悪くなることが分かっている。
また、信号の数のカウントや、カウント値と基準値との比較は、信号の大きさの計測や、信号の時間的方向での差分の計算などと比較して、CPUによって一般的に容易に実行することができる。
このため、所定期間の水平同期信号の数をカウントして、所定期間の水平同期信号のカウント値と基準値との差分値が最も小さい方向を選択するだけで、スマートアンテナ30の指向性の最適方向を容易に定めることができる。
表2は、オートスキャン処理が実行されることによって記憶されるADDフラグおよび受信方向の内容の例を示す表である。
Figure 0004483648
表2を参照して、物理チャンネル2,4,68のADDフラグの値が1であって、ADDフラグの値が1である物理チャンネル2,4,68の受信方向が、それぞれ、受信方向番号1,8,16の方向であることが示されている。
なお、表2のADDフラグの項目の内容は、オートスキャン処理のステップS123またはステップS124の処理で記憶される。また、受信方向の項目の内容は、ステップS133またはステップS134の処理で記憶される。
図4は、この発明の第1実施形態に従う選局処理の流れを示すフローチャートである。
図4を参照して、まず、制御部10は、現在、放送信号を受信している現在受信チャンネルのチャンネル番号mをメモリ10bから取得する(ステップS151)。現在受信チャンネルのチャンネル番号は、後述するステップS156でメモリ10bに記憶される。
次に、制御部10は、リモコン42からチャンネルアップを指示する信号が入力されたことを示すチャンネルアップ信号が、リモコン受信部26から入力されたか否かを判断する(ステップS152)。
チャンネルアップ信号が入力されたと判断した場合(ステップS152においてYESの場合)、制御部10は、現在受信チャンネルのチャンネル番号mから昇順に、メモリ10bに記憶されたADDフラグのうち、値Fn=1の最初のチャンネルのチャンネル番号nを探索する(ステップS153)。その後、制御部10は、実行する処理をステップS156に進める。
たとえば、表2において、現在受信チャンネルのチャンネル番号が2である場合、昇順に探索してADDフラグF=1の最初のチャンネルは、チャンネル番号4のチャンネルである。
一方、チャンネルアップ信号が入力されていないと判断した場合(ステップS152においてNOの場合)、制御部10は、リモコン42からチャンネルダウンを指示する信号が入力されたことを示すチャンネルダウン信号が、リモコン受信部26から入力されたか否かを判断する(ステップS154)。
チャンネルダウン信号が入力されたと判断した場合(ステップS154においてYESの場合)、制御部10は、現在受信チャンネルのチャンネル番号mから降順に、メモリ10bに記憶されたADDフラグのうち、値Fn=1の最初のチャンネルのチャンネル番号nを探索する(ステップS155)。その後、制御部10は、実行する処理をステップS156に進める。
たとえば、表2において、現在受信チャンネルのチャンネル番号が2である場合、降順に探索してADDフラグF=1の最初のチャンネルは、チャンネル番号68のチャンネルである。
一方、チャンネルダウン信号が入力されていないと判断した場合(ステップS154においてNOの場合)、制御部10は、実行する処理をこの選局処理の呼出元の処理に戻す。
ステップS156に処理が進められた場合、制御部10は、チャンネル番号nを現在受信チャンネルのチャンネル番号としてメモリ10bに記憶させる(ステップS156)。そして、制御部10は、チャンネルnに対応させてメモリ10bに記憶されている受信方向番号Jnを読出す(ステップS157)。
たとえば、表2において、チャンネル番号4のチャンネルにチャンネルアップまたはチャンネルダウンされた場合は、チャンネル番号4に対応させて記憶されている受信方向番号8が読出される。
次に、制御部10は、受信方向番号Jnの方向にスマートアンテナ30の指向性を切換えることを指示する受信方向切換コマンドを受信方向切換部24に送信する(ステップS158)。受信方向切換部24は、制御部10から受けた受信方向切換コマンドに応じて、受信方向を受信方向番号Jnの方向に切換えるようスマートアンテナ30を制御する受信方向切換信号をスマートアンテナ30に出力する。
そして、制御部10は、チャンネル番号nのチャンネルの放送信号を受信するよう、チューナ16を制御する(ステップS159)。
このように、選局処理が実行されることによって、ユーザが所望するチャンネルの指定が受付けられ、前述したオートスキャン処理によって放送信号が受信可能であるとして記憶されたチャンネルのうち指定されたチャンネル、および、そのチャンネルに対して記憶された最適な受信方向に切換えられる。
このため、スマートアンテナ30の指向性の方向をユーザから受付けられたチャンネルに応じた最適方向に迅速に切換えることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、受信可能なそれぞれのチャンネルについて予め最適方向をスキャンして記憶しておき、ユーザによってチャンネルが選局されたときに、選局されたチャンネルに切換えるとともに、選局されたチャンネルに応じて記憶された最適方向にスマートアンテナ30の指向性を切換える放送受信装置1について説明した。
第2実施形態においては、ユーザによってチャンネルが選局されたときに、選局されたチャンネルについて最適方向をスキャンし、選局されたチャンネルに切換えるとともに、スキャンされた最適方向にスマートアンテナ30の指向性を切換える放送受信装置1について説明する。
第2実施形態における放送受信装置1の構成は、図1で説明した構成と同様であるので、説明は繰返さない。
図5は、この発明の第2実施形態に従う選局スキャン処理の流れを示すフローチャートである。
図5を参照して、ステップS151からステップS156までの処理、および、ステップS159の処理は、図4で説明したステップS151からステップS156までの処理、および、ステップS159の処理とそれぞれ同様であるので、説明は繰返さない。
なお、第1実施形態においては、ADDフラグはオートスキャン処理で設定されるようにした。しかし、第2実施形態においては、ADDフラグは、放送信号を受信可能なチャンネルに対するフラグ値が1に予め設定されているか、または、すべてのチャンネルに対するフラグ値が1に予め設定されていることとする。
つまり、ステップS151からステップS159までの処理が実行されることによって、現在受信チャンネルの昇順または降順の、次の受信可能チャンネル、または、次のチャンネル(受信可能、受信不可能は不問)に、チャンネルが切換えられる。
次に、制御部10は、スキャン処理を実行する(ステップS160)。スキャン処理については、図6で説明する。
図6は、この発明の第2実施形態に従うスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
図6を参照して、ステップS121、ステップS122、ステップS131、および、ステップS132の処理は、図3で説明したステップS121、ステップS122、ステップS131、および、ステップS132の処理とそれぞれ同様であるので、説明は繰返さない。
カウント値と基準値との差分値が最も小さくなる方向が1つであると判断した場合(ステップS132においてYESの場合)、制御部10は、その方向にスマートアンテナ30の指向性の方向を切換えることを指示する受信方向切換コマンドを受信方向切換部24に送信する(ステップS135)。
一方、カウント値と基準値との差分値が最も小さくなる方向が1つでないと判断した場合、つまり、最も小さくなる方向が複数である場合(ステップS132においてNOの場合)、制御部10は、複数の方向のうち所定条件を満たす方向にスマートアンテナ30の指向性の方向を切換えることを指示する受信方向切換コマンドを受信方向切換部24に送信する(ステップS136)。
受信方向切換部24は、ステップS135またはステップS136が実行されることによって制御部10から受けた受信方向切換コマンドに応じて、受信方向を受信方向切換コマンドで指定される方向に切換えるようスマートアンテナ30を制御する受信方向切換信号をスマートアンテナ30に出力する。
ステップS135またはステップS136の後、制御部10は、実行する処理をこのスキャン処理の呼出元の処理である前述した選局スキャン処理に戻す。
図5に戻って、制御部10は、ステップS160の後、実行する処理をこの選局スキャン処理の呼出元の処理に戻す。
このように、選局スキャン処理およびスキャン処理が実行されることによって、ユーザが所望するチャンネルの指定が受付けられ、指定されたチャンネルに対して、所定期間の水平同期信号のカウント値と基準値との差分値が最も小さい方向が受信方向として選択され、指定されたチャンネル、および、そのチャンネルに対して選択された最適な受信方向に切換えられる。
このため、所定期間の水平同期信号の数をカウントして、所定期間の水平同期信号のカウント値と基準値との差分値が最も小さい方向を選択するだけで、スマートアンテナ30の指向性の最適方向を容易に定めることができる。
また、スマートアンテナ30の指向性の方向をユーザから受付けられたチャンネルに応じた最適方向に迅速に切換えることができる。
なお、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、同期信号および同期周波数として、水平同期信号および水平同期周波数を用いたが、これに限定されず、垂直同期信号および垂直同期周波数を用いてもよいし、色同期信号(カラーバースト)およびカラーサブキャリア周波数を用いてもよい。
また、可変指向性アンテナを制御して、同期信号を有する放送信号を受信する装置であれば、放送受信装置に限定されず、放送受信装置に加えてモニタやスピーカを備えた放送受像装置であってもよいし、放送受信装置に加えて録画装置を備えた放送録画装置であってもよいし、放送受像装置に加えて録画装置を備えた放送受像録画装置であってもよい。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態では、放送受信装置1は、スマートアンテナ30から受けた放送信号をアナログの映像信号および音声信号に信号処理して外部に出力するようにした。
しかし、これに限定されず、スマートアンテナ30から受けた放送信号を信号処理して外部に出力するものであれば、他のものであってもよい。たとえば、スマートアンテナ30から受けた放送信号をデジタルの映像信号および音声信号に信号処理して外部に出力するものであってもよい。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態では、可変指向性アンテナとして、電気的に指向性を調整するものを示したが、例えばアンテナの方位角をモータによって変更するような機械的に指向性を調整することができる構成を使用できる。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、放送受信装置1が、スマートアンテナ30に接続されるようにした。しかし、これに限定されず、放送受信装置1が、スマートアンテナ30などの可変指向性アンテナと構造的に一体として構成されるようにしてもよい。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、放送受信装置1が、スマートアンテナ30と分離された構成として説明した。しかし、これに限定されず、放送受信装置1とスマートアンテナ30とから構成される放送受信システムとして発明を捉えることができる。
また、前述した第1実施形態および第2実施形態においては、それぞれ、放送受信装置1について説明した。しかし、図3、図4、図5、および、図6で説明した処理を放送受信装置1で実行する制御方法として発明を捉えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の第1実施形態に従う放送受信装置の概略構成図である。 この発明の第1実施形態に従うスマートアンテナの受信方向切換図である。 この発明の第1実施形態に従うオートスキャン処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1実施形態に従う選局処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態に従う選局スキャン処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態に従うスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 放送受信装置、10 制御部、10a CPU、10b メモリ、16 チューナ、20 アナログ復調器、24 受信方向切換部、26 リモコン受信部、30 スマートアンテナ、40 モニタ、42 リモコン。

Claims (6)

  1. 指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
    チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換える順次切換制御手段と、
    前記順次切換制御手段によって切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の水平同期信号の数をカウントするカウント手段と、
    前記順次切換制御手段によって切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウント手段によってカウントされた数と、前記抽出された放送信号の水平同期周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段によって算出された差分を所定値と比較する差分比較手段と、
    前記差分比較手段による比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断する受信可否判断手段と、
    前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1選択手段と、
    前記第1選択手段が選択した指向性の方向が複数のときに所定条件により該複数の1を選択する第2選択手段
    前記チャンネル毎に前記受信可否判断手段による判断結果と、前記第1選択手段選択指向性の方向とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    所望のチャンネルの指定を受付けるチャンネル受付手段と、
    記チャンネル受付手段によって受付けられたチャンネルに対応して前記記憶手段に記憶された指向性の向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させる選局手段とを備え
    前記第2選択手段の所定条件は、複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和が最も小さくなる方向、または複数の方向のうち真中の方向であり、
    前記記憶手段は、前記第2選択手段が前記指向性の方向を選択した場合は、前記第1選択手段が選択した指向性の方向に代えて前記第2選択手段が選択した指向性の方向を記憶し、
    前記チャンネル受付手段は、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるチャンネル切替指示受付手段を含み、
    前記チャンネル切替指示受付手段が受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶手段から前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチする受信可能チャンネルサーチ手段を、さらに備える、放送受信装置。
  2. 指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
    チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段と、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換える順次切換制御手段と、
    前記順次切換制御手段によって切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の水平同期信号の数をカウントするカウント手段と、
    前記順次切換制御手段によって切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウント手段によってカウントされた数と、前記抽出された放送信号の水平同期周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段によって算出された差分を所定値と比較する差分比較手段と、
    前記差分比較手段による比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断する受信可否判断手段と、
    前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1選択手段と、
    前記チャンネル毎に前記受信可否判断手段による判断結果と、前記第1選択手段選択前記指向性の方向とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    所望のチャンネルの指定を受付けるチャンネル受付手段と、
    記チャンネル受付手段によって受付けられたチャンネルに対応して前記記憶手段に記憶された指向性の向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させる選局手段とを備え
    前記第1選択手段は、該選択した指向性の方向が複数のときに、該複数の方向から無作為に選ばれた1方向を選択し、
    前記チャンネル受付手段は、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるチャンネル切替指示受付手段を含み、
    前記チャンネル切替指示受付手段が受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶手段から前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチする受信可能チャンネルサーチ手段を、さらに備える、放送受信装置。
  3. 前記可変指向性アンテナとして、複数のアンテナ素子で構成されるスマートアンテナを使用し、
    振幅および位相を調節して前記スマートアンテナの各アンテナ素子を励振することで指向性を切換える、請求項1または2に記載の放送受信装置。
  4. 前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号を信号処理する信号処理手段をさらに備え、請求項1〜3のいずれかに記載の放送受信装置と、
    前記信号処理手段によって信号処理された信号で示される情報を表示する表示装置とを備え、放送受像装置。
  5. 指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
    チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段とを備えた放送受信装置で放送を受信する放送受信方法であって、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換えるステップと、
    前記順次切換えるステップで切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の同期信号の数をカウントするステップと、
    前記順次切換えるステップで切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウントするステップでカウントされた数と、前記抽出された放送信号に対して予め定められている周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出するステップと
    算出された差分を所定値と比較するステップと、
    前記比較するステップによる比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断するステップと、
    前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択する第1の選択ステップと、
    前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向が複数のときに所定条件により該複数の1を選択する第2の選択ステップと、
    前記チャンネル毎に受信可否判断結果と、前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向とを対応付けて記憶するステップと、
    所望のチャンネルの指定を受付けるステップと、
    チャンネルの指定を受付けるステップで受付けられたチャンネルに対応して前記記憶するステップで記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させるステップとを含み、
    前記第2の選択ステップの所定条件は、複数の方向のそれぞれの両隣の方向の差分値の和が最も小さくなる方向、または複数の方向のうち真中の方向であり、
    前記記憶するステップは、前記第2の選択ステップが前記指向性の方向を選択した場合は、前記第1の選択ステップが選択した指向性の方向に代えて前記第2の選択ステップが選択した指向性の方向を記憶し、
    前記チャンネルの指定を受付けるステップは、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるステップを含み、
    前記チャンネル切替指示を受け付けるステップが受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶するステップで記憶されている前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチするステップと、さらに含む、放送受信方法。
  6. 指向性を切換可能な可変指向性アンテナの指向性の方向を切換える指向性切換手段と、
    チャンネルを切換えて、前記可変指向性アンテナから入力された複数のチャンネルのそれぞれに対応する放送信号のうちから、切換えたチャンネルに対応する放送信号を抽出する放送信号抽出手段とを備えた放送受信装置で放送を受信する放送受信方法であって、
    前記指向性切換手段と前記放送信号抽出手段とを制御して、前記チャンネルと前記指向性の方向とを順次切換えるステップと、
    前記順次切換えるステップで切換えられている前記チャンネルと前記指向性の方向との組合せごとに、前記放送信号抽出手段によって抽出された放送信号から検出した所定期間の同期信号の数をカウントするステップと、
    前記順次切換えるステップで切換えられている複数の前記チャンネルのそれぞれに対して、前記カウントするステップでカウントされた数と、前記抽出された放送信号に対して予め定められている周波数と前記所定期間とから定められる基準値との差分を算出するステップと
    算出された差分を所定値と比較するステップと、
    前記比較するステップによる比較の結果、前記算出された差分が前記所定値以内となったチャンネルを受信可能チャンネルと判断するステップと、
    前記受信可能チャンネルについて、前記基準値との差分が最小となった指向性の方向を選択するステップと、
    前記チャンネル毎に受信可否判断結果と、前記選択するステップが選択した指向性の方向とを対応付けて記憶するステップと、
    所望のチャンネルの指定を受付けるステップと、
    チャンネルの指定を受付けるステップで受付けられたチャンネルに対応して前記記憶するステップで記憶された指向性の方向に、前記指向性切換手段を制御して前記可変指向性アンテナの指向性の方向を切換えさせるとともに、該受付けられたチャンネルに対応する放送信号を前記放送信号抽出手段を制御して抽出させるステップとを含み、
    前記選択するステップは、該選択した指向性の方向が複数のときに、該複数の方向から無作為に選ばれた1方向を選択し、
    前記チャンネルの指定を受付けるステップは、チャンネル番号アップ方向またはチャンネル番号ダウン方向へのチャンネル切替指示を受け付けるステップを含み、
    前記チャンネル切替指示を受け付けるステップが受け付けたチャンネル切替指示により、前記記憶するステップで記憶されている前記受信可能チャンネルを、指示されたチャンネル番号アップ方向または指示されたチャンネル番号ダウン方向へサーチするステップと、さらに含む、放送受信方法。
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