JP2007006360A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 購入後に電源コードを電源プラグに差し込み、電源スイッチをオンした初回のモニタ立ち上げ時から、任意のチャンネルの放送を受信してモニタに表示する。
【解決手段】 マイコン60は、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、最小チャンネルから順番に同期信号の有無を検出することによって受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して、探索したチャンネルを内部メモリ60aに記憶し、その後、電源スイッチがオンされると、内部メモリ60aに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ90の画面に表示した状態で、次の操作指示である自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 マイコン60は、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、最小チャンネルから順番に同期信号の有無を検出することによって受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して、探索したチャンネルを内部メモリ60aに記憶し、その後、電源スイッチがオンされると、内部メモリ60aに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ90の画面に表示した状態で、次の操作指示である自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、チャンネルプリセット機能を有するテレビジョン受像機に関し、より詳細には、チャンネルプリセット前でも、電源スイッチのオン時から任意のチャンネルの放送を視聴可能としたテレビジョン受像機に関する。
従来のテレビジョン受像機は、購入後にまずアンテナ端子をアンテナプラグに接続し、電源コードを電源プラグに差し込んだ状態で、電源スイッチをオンする。この後、自動チャンネルプリセットを選択することで、チャンネルプリセット処理が実行され、受信可能なチャンネルがメモリに記憶されるようになっている。
ここで、上記の自動チャンネルプリセットに関して種々の手法が提案されている。
例えば、特許文献1に記載のテレビジョン受信装置は、電源スイッチオン後に端末のチャンネルを起点としてチューナの受信チャンネルを順次切り換えながら局有りまたは局無しを判断してチャンネル種別を記憶させつつ、最初に検出した局有りチャンネルを受信させるようになっている。
また、特許文献2に記載の地上波デジタル放送受信装置は、初回電源投入時(初回の電源スイッチのオン時)にチャンネルスキャン処理(自動チャンネルプリセット処理)を行うようになっており、このチャンネルスキャン処理では、CPUの処理により、受信可能なチャンネルにより得られた選局情報を順次メモリに記憶していくとともに、同一局が既にサーチされているときにはチューナから得られるC/Nまたはエラーレートに基づき、その優れている方を選択してメモリに記憶させるようになっている。
また、特許文献3に記載のデジタルテレビ受信機は、受信機の電源投入(電源スイッチのオン時)等初期設定の際に、CATVの各伝送チャンネルに対してスキャニング(チャンネルプリセット)を行うようになっている。
特開2000−092403号公報
特開2002−320152号公報
特開2001−136444号公報
上記従来の自動チャンネルプリセット機能は、いずれも電源スイッチのオン時(すなわち、初回のモニタ立ち上げ時)に実施されている。つまり、購入後にまずアンテナ端子をアンテナプラグに接続し、電源コードを電源プラグに差し込んだ状態で、電源スイッチをオンしてモニタを立ち上げた後に実施されている。この場合、全チャンネルのプリセットには数分程度時間がかかるが、その間、モニタには何も表示されない状態が続くことになる。
このような状態は、ユーザにしてみれば、電源コードを電源プラグに差し込んで、電源スイッチをオンしている(つまり、通常のテレビ操作を行っている)にも関わらず、テレビが映らないため、故障しているとの誤解を招く恐れがあった。このような誤解は、特にアメリカ市場において多く発生している。その原因は、アメリカでは、テレビジョン受像機を購入しても同梱されている取扱説明書を読む人がほとんどいないため、テレビジョン受像機を購入しても、チャンネルプリセットを行わなければテレビが映らないことを認識している人が極めて少ないことに起因している。そのため、テレビジョン受像機が故障しているわけではないにも関わらず、購入直後に返品されてくるといったケースが多発している。
本発明はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、購入後に電源コードを電源プラグに差し込み、電源スイッチをオンした初回のモニタ立ち上げ時から、任意のチャンネルの放送を受信してモニタに表示することで、上記のような誤解を防止したテレビジョン受像機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のチャンネルプリセット機能を有するテレビジョン受像機は、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して探索したチャンネルをメモリに記憶し、その後、電源スイッチがオンされると、前記メモリに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示した状態で、次の操作指示をその表示画面上に表示することを特徴とする。
すなわち、本発明のテレビジョン受像機によれば、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されると、その時点から、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行し、受信可能な1つのチャンネルをメモリに記憶する。そのため、次にユーザが、受像機の電源スイッチをオンすると、メモリに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示し、次の操作指示である自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示する。これにより、ユーザは、テレビジョン受像機がまだチャンネルプリセット前の状態であっても、正常に受信していることを確認することができる。また、このとき、自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示するので、ユーザは、その指示に従って自動チャンネルプリセット処理を実行すればよい。
ここで、前記チャンネル探索処理は、最小チャンネルから順番に行う。そして、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、必要に応じ所定の時間間隔を置いて、再度またはその後複数回、前記チャンネル探索処理を実行する。すなわち、ユーザによっては、電源コードを電源プラグに差し込んでから、アンテナ端子をアンテナプラグに差し込む場合がある。そして、この場合には、電源コードを電源プラグに差し込んでから、アンテナ端子をアンテナプラグに差し込むまでの間にチャンネル探索処理を行っても、受信可能なチャンネルを見つけることはできない。そのため、このような事態を考慮し、本発明では上記したように、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、必要に応じ所定の時間間隔を置いて、再度またはその後複数回、チャンネル探索処理を実行する。これにより、電源コードを電源プラグに差し込んでから、アンテナ端子をアンテナプラグに差し込んだ場合でも、受信可能な1つのチャンネルを見つけ出すことが可能となる。
この場合、前記チャンネル探索処理は、同期信号の有無のみを検出することにより行う。つまり、自動周波数調整(AFT電圧による自動周波数調整)は行わず、同期信号有りと判断した時点で、その同期信号の見つかったチャンネルをメモリに記憶する。これにより、受信可能なチャンネルをいち早く見つけ出すことが可能となる。具体的には、同期信号の有無判定と自動周波数調整とを行ってチャンネルを探索していく場合に比べて、同期信号のみでチャンネルを探索していく方が、2〜5倍程度早く処理することが可能である。
一方、電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、前記同期信号の有無判定に加え、AFT電圧による自動周波数調整も行ってチャンネル探索処理を継続する。つまり、チャンネ探索処理は、最小チャンネルに戻って最初からやり直すのではなく、その時点でのチャンネルから継続して行う。またこの場合、電源スイッチがオンされてモニタが立ち上がっているので、ノイズの無い良好な画像を表示するため、同期信号有りと判断した場合には、AFT電圧による自動周波数調整も行って、良好な画像を表示するようにしている。
また、電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、アンテナの接続を促す警告を前記モニタ画面に表示する。これにより、ユーザは、アンテナ端子がアンテナプラグに接続されていないことを認識できるので、テレビジョン受像機が故障であるといった誤った認識を持つこともない。
この場合、前記警告表示は、アンテナ端子をアンテナプラグに接続することを促す状態の絵図をモニタ画面上に表示して行う。このように、アンテナ端子をアンテナプラグに接続する必要があることを、状態絵図で表示して警告することで、ユーザは、アンテナ端子の接続が必要であることを、より容易かつ明確に知ることが可能となる。
さらに、電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、チャンネル探索処理中であることを前記モニタ画面に表示するようにしてもよい。これにより、テレビジョン受像機のモニタ画面に任意のチャンネルの放送番組が表示されていない場合であっても、テレビジョン受像機が正常に動作中であることを確認することができる。
本発明のテレビジョン受像機によれば、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されると、その時点から、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して探索した1つのチャンネルをメモリに記憶し、次にユーザが受像機の電源スイッチをオンすると、メモリに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示するように構成したので、ユーザは、本テレビジョン受像機を購入後、最初に電源スイッチをオンした状態、すなわちテレビジョン受像機がまだチャンネルプリセット前の状態であっても、その時点でテレビジョン受像機が正常に動作していることをモニタ画面より確認することができる。また、このとき、自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示するので、ユーザは、その指示に従って自動チャンネルプリセット処理を実行することができる。これにより、テレビジョン受像機を購入後、最初に電源スイッチをオンしても、すぐに画面が表示されないことによって、ユーザが故障(不良品)であると誤認識してしまうといった従来の問題を確実に解決することができる。
また、本発明によれば、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、必要に応じ所定の時間間隔を置いて、再度またはその後複数回、チャンネル探索処理を実行するように構成している。これにより、電源コードが電源プラグに差し込まれてから、アンテナ端子がアンテナプラグに差し込まれたような場合でも、受信可能な1つのチャンネルを確実に見つけ出すことが可能となる。
さらに、チャンネル探索処理は、同期信号の有無のみを判定することによって行ってもよい。これにより、受信可能なチャンネルをいち早く見つけ出すことが可能となる。
さらにまた、電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、アンテナの接続を促す警告をモニタ画面に表示するように構成している。これにより、ユーザは、アンテナ端子がアンテナプラグに接続されていないことを認識できるので、テレビジョン受像機が故障であるといった誤った認識を持つこともない。この場合、前記警告表示は、アンテナ端子をアンテナプラグに接続することを促す状態の絵図をモニタ画面上に表示して行うようにしてもよい。これによりユーザは、アンテナ端子の接続が必要であることを、より容易かつ明確に知ることが可能となる。
さらにまた、電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、チャンネル探索処理中であることをモニタ画面に表示するように構成している。これにより、テレビジョン受像機のモニタ画面に任意のチャンネルの放送番組が表示されていない場合であっても、テレビジョン受像機が正常に動作中であることを、モニタ画面を見て確認することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るテレビジョン受像機の電機的構成を示す機能ブロック図である。
このテレビジョン受像機は、チューナ10、VIF回路20、ビデオIC30、オーディオIC40、リモコン50、マイコン60、D/Aコンバータ70、EEPROM80からなっている。
チューナ10は、U/Vアンテナを介して所望のチャンネル周波数に応じた信号を受信し、所要の信号だけを選択して高周波増幅して出力する。このチューナ10は、いわゆる電圧シンセサイザ方式を採用しており、同調電圧とバンド切替電圧の入力に基づいて所望のチャンネル周波数に同調する。なお、本実施形態においては、テレビ放送電波を受信する構成としてあるが、ケーブルテレビ放送などの他の放送形態に適用してもよく、適宜変更可能である。
チューナ10から出力された信号は、VIF回路20にて映像中間周波増幅が施されてビデオIC30に出力される。また、音声中間周波信号は、映像中間周波信号の周波数である58.75MHzよりも4.5MHz低いFMされた信号として存在しており、増幅後の信号を図示しないダイオードで振幅検波すると4.5MHzの第2音声中間周波信号として取り出される。そして、取り出された第2音声中間周波信号は、オーディオIC40にてFM検波された後に適宜増幅されて、スピーカ100から出力される。
一方、ビデオIC30では、上記のようにして入力される映像中間周波増幅後の信号にて映像検波し、同期分離や色再生などの各種の信号処理を施して、映像信号としてモニタ90に出力する。さらに、このビデオIC30には、図示しないAFT回路が備えられており、このAFT回路によって実際の映像搬送波の周波数と基準周波数とのずれに応じたAFT(誤差)電圧を発生するようになっている。このAFT電圧は、図2に示すように、正規同調点f0を中心とした逆S字状の電圧特性を有している。すなわち、実際の映像搬送波の周波数と基準周波数とが一致する場合にAFT電圧はB電圧となる。そして、両者が僅かにずれる場合に、そのずれの方向に応じて単調増加または単調減少の傾向を示し、両者が大きくずれた場合には、B電圧の上側と下側で飽和して一定となる。従って、実際のAFT電圧を検出してB電圧と比較すれば、上記のずれの程度と方向が判明することになる。
また、本テレビジョン受像機では、リモコン50を用いて各種の操作を実行可能となっている。このリモコン50の操作パネル上には、図示は省略しているが、電源ボタン、チャンネルボタン、チャンネルアップ/ダウンボタン、ボリュームボタンなどが設けられており、それぞれの操作ボタンを押し下げると、対応する赤外線リモコン信号が送出される。そして、この赤外線リモコン信号を本体機側の図示しない赤外線リモコン信号受光部を介して受信し、マイコン60が検知して対応する処理を実行するようになっている。
例えば、チューナ10の受信チャンネルを指示する場合には、チャンネルボタンを押し下げるか、あるいはチャンネルアップ/ダウンボタンを押し下げる。すると、マイコン60がこれを検知し、指示されたチャンネルを受信させるべくディジタルコード化された同調電圧データを出力する。この同調電圧データは、D/Aコンバータ70にてアナログの同調電圧に変換された後、チューナ10に供給される。このとき、バンド切替電圧も同時に供給される。
本実施形態のチューナ10は、電圧シンセサイザ方式を採用している。そのため、予め上記の同調電圧データをプリセットしておく必要がある。すなわち、予め「1」〜「12」のチャンネル番号に対して所望の同調電圧データを割り当ててEEPROM80に記憶させておく自動チャンネルプリセット処理を実行し、対応するチャンネル番号の受信指示がなされたときに、マイコン60が該当する同調電圧データを取り出して送出する構成とする。具体的には、EEPROM80のメモリ空間は、図3に示すように各チャンネル番号に対応したチャンネルポジションに分割されており、チャンネルポジションごとに同調電圧データを割り当てて記憶することができるようになっている。
実際の割り当て作業を行うにあたっては、マイコン60にて所定の自動チャンネルプリセット処理を実行させて記憶させるようにしている。この場合、ビデオIC30にて分離された同期信号と、AFT電圧とをマイコン60に取り込んでチューナ10の選局周波数を略連続的に変化させ、同期信号が有り、かつ、AFT電圧が最も小さくなる同調点を探索して所定のチャンネル番号に割り当てて記憶させるようにすればよい。
上記構成において、本実施形態では、マイコン60は、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して探索したチャンネルの同調電圧データをマイコン60内の内部メモリ60aに記憶し、その後、リモコン50の電源ボタン(請求項に記載の電源スイッチに対応)や、図示しない機器本体の前面パネルに設けられた電源ボタン(請求項に記載の電源スイッチに対応)がオンされると、内部メモリ60aに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示した状態で、次の操作指示をその表示画面上に表示するようになっている。
以下、マイコン60により、チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されてから、電源ボタンがオンされてモニタ90が立ち上がるまでの動作(初期動作)と、電源ボタンがオンされてモニタ90が立ち上がってからの動作(パワーオン時の動作)とに分けて、図4及び図5に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
[初期動作の説明]
チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されると、マイコン60は、その時点から、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を開始する(ステップS1)。
チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されると、マイコン60は、その時点から、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を開始する(ステップS1)。
すなわち、まず処理回数nを1に設定し(ステップS2)、選局チャンネルを最小チャンネルに設定して(ステップS3)、当該チャンネルの選局を開始する(ステップS4)。すなわち、マイコン60は、当該チャンネルの選局周波数をチューナ10に設定して同期信号の有無を判定する(ステップS5)。その結果、同期信号有りと判断された場合(ステップS5でYesと判断された場合)には、その選局チャンネル(具体的には、同調電圧データ)を内部メモリ60aに記憶して(ステップS6)、初期動作の処理を終了する。すなわち、初期動作の段階では、自動チャンネルプリセット処理とは異なり、同期信号有りと判断した場合には、AFT電圧による自動周波数調整は行わずに、当該チャンネルの同調電圧データを内部メモリ60aに記憶するようにしている。
一方、当該チャンネルの選局周波数にて同期信号無しと判断された場合(ステップS5でNoと判断された場合)には、そのチャンネルが最大チャンネルであるか否かを判断する(ステップS7)。その結果、最大チャンネルでない場合(ステップS7でNoと判断された場合)には、次に、選局チャンネルを隣接する次のチャンネルに設定(ステップS8)して、ステップS4に戻り、当該チャンネルの同期信号の有無判定を再び行うことになる。
一方、ステップS7において、チャンネル探索処理がすでに最大チャンネルまで行われたと判断した場合(Yesと判断された場合)には、そのチャンネル探索処理が予め設定された所定回数(例えば、3回等)まで行われたか否かを判断し(ステップS9)、所定回数まで行われていない場合(ステップS9でNoと判断された場合)には、処理回数nをプラス1して(ステップS10)、ステップS3に戻り、再び最小チャンネルから同期信号の有無判定を開始する。一方、このようなチャンネル探索処理が所定回数繰り返し行われた場合(ステップS9でYesと判断された場合)には、受信可能なチャンネルが見つからなかったものとして処理を終了する。
なお、上記初期動作の説明では、ステップS7でYesと判断されたとき、チャンネル探索処理を最小チャンネルに戻って引き続き行うように構成しているが、チャンネル探索処理を最小チャンネルから最大チャンネルまで1回終了すると、所定時間を置いてから、再度、チャンネル探索処理を実行するように構成してもよい。
ステップS9でYesと判断されるケースとしては、電源コードを電源プラグに差し込んだ後、アンテナ端子をアンテナプラグに接続しない状態で、その後に電源スイッチがオンされたような場合が考えられる。また、電源コードを電源プラグに差し込んでから、電源スイッチがオンされるまでの間が短時間である場合には、上記初期動作の処理が終了する前(すなわち、ステップS6で選局チャンネルが内部メモリ60aに記憶される前)に、電源スイッチがオンされる場合もある。次のパワーオン時の動作では、これらのケースも想定した処理動作となっている。
[パワーオン時の動作の説明]
電源スイッチがオンされると、マイコン60は、内部メモリ60aに受信可能な1つのチャンネルが記憶されているか否かを判断する(ステップS21)。その結果、1つのチャンネルが記憶されている場合(ステップS21でYesと判断された場合)には、マイコン60は、内部メモリ60aに記憶されているチャンネルの同調電圧データを、D/Aコンバータ70を介してチューナ10に供給し、当該チャンネルの放送を受信して、モニタ90の画面に表示する(ステップS22)。このとき、マイコン60は、次の操作指示である自動チャンネルプリセット処理の実行指示をモニタ画面上に表示して(ステップS23)、ユーザに自動チャンネルプリセット処理が必要であることを通知する。
電源スイッチがオンされると、マイコン60は、内部メモリ60aに受信可能な1つのチャンネルが記憶されているか否かを判断する(ステップS21)。その結果、1つのチャンネルが記憶されている場合(ステップS21でYesと判断された場合)には、マイコン60は、内部メモリ60aに記憶されているチャンネルの同調電圧データを、D/Aコンバータ70を介してチューナ10に供給し、当該チャンネルの放送を受信して、モニタ90の画面に表示する(ステップS22)。このとき、マイコン60は、次の操作指示である自動チャンネルプリセット処理の実行指示をモニタ画面上に表示して(ステップS23)、ユーザに自動チャンネルプリセット処理が必要であることを通知する。
図6は、このときの通知画面例を示している。すなわち、放送番組が背景画像として表示されており、その上に、例えば「自動チャンネルプリセット処理が必要です。画面下の「実行」ボタンを押して下さい。」等のメッセージを表示し、画面下に「実行」ボタンを表示する。これにより、ユーザが、リモコン50の図示しないチャンネルアップ/ダウンボタン等を操作して、画面上の「実行」ボタンを選択することにより、マイコン60は、自動チャンネルプリセット処理を実行する。
一方、電源スイッチがオンされたとき、内部メモリ60aに受信可能なチャンネルが記憶されていないと判断した場合(ステップS21でNoと判断した場合)には、マイコン60は、アンテナの接続を促す警告をモニタ画面に表示する(ステップS24)。これにより、ユーザは、アンテナ端子がアンテナプラグに接続されていないことを認識できるので、テレビジョン受像機が故障であるといった誤った認識を持つこともない。
図7は、警告表示の一例を示している。この例では、アンテナ端子11をアンテナプラグ12に接続することを促すメッセージとその状態の絵図とをモニタ画面上に表示している。同図(a)は差し込む様子を示す絵図、同図(b)は差し込んだ状態を示す絵図である。これら(a)、(b)の状態を動画的に連続して繰り返し表示することで、ユーザは、アンテナ端子11の接続が必要であることを、容易かつ明確に知ることが可能となる。
一方、マイコン60は、このような警告表示と並行して、電源スイッチがオンされた後であっても、チャンネル探索処理を継続して実行する(ステップS25)。ただし、この場合のチャンネル探索処理は、電源スイッチがオンされるまでのチャンネル探索処理とは異なる。すなわち、同期信号の有無判定に加え、AFT電圧による自動周波数調整も行って、チャンネル探索処理を継続する。また、チャンネ探索処理は、最小チャンネルに戻って最初からやり直すのではなく、その時点でのチャンネルから継続して行うようにしてもよい。この方が、受信可能なチャンネルをより早く見つけ出すことが可能となる。
さらに、この場合には、モニタ画面にチャンネル探索処理中であることを表示するようにしてもよい。これにより、テレビジョン受像機のモニタ画面に任意のチャンネルの放送番組が表示されていない場合であっても、テレビジョン受像機が正常に動作中であることをユーザに通知することが可能となる。
10 チューナ
20 VIF回路
30 ビデオIC
40 オーディオIC
50 リモコン
60 マイコン
70 D/Aコンバータ
80 EEPROM
90 モニタ
100 スピーカ
20 VIF回路
30 ビデオIC
40 オーディオIC
50 リモコン
60 マイコン
70 D/Aコンバータ
80 EEPROM
90 モニタ
100 スピーカ
Claims (10)
- チャンネルプリセット機能を有するテレビジョン受像機において、
チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、最小チャンネルから順番に同期信号の有無を検出することによって受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して探索したチャンネルをメモリに記憶し、その後、電源スイッチがオンされると、前記メモリに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示した状態で、次の操作指示である自動チャンネルプリセット指示をその表示画面上に表示する一方、
前記チャンネル探索処理において、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、所定の時間間隔を置いて再度またはその後複数回、前記チャンネル探索処理を実行するとともに、電源スイッチがオンされたときに1つもチャンネルを探索できていなかった場合には、チャンネル探索処理中であることをモニタ画面に表示するとともに、アンテナ端子をアンテナプラグに接続することを促す状態の絵図をモニタ画面上に表示してアンテナの接続を促す警告を行うことを特徴とするテレビジョン受像機。 - チャンネルプリセット機能を有するテレビジョン受像機において、
チャンネルプリセット前の状態で電源コードが電源プラグに接続されたとき、受信可能な1つのチャンネルを探索するチャンネル探索処理を実行して探索したチャンネルをメモリに記憶し、その後、電源スイッチがオンされると、前記メモリに記憶しておいたチャンネルの放送を受信してモニタ画面に表示した状態で、次の操作指示をその表示画面上に表示することを特徴とするテレビジョン受像機。 - 前記チャンネル探索処理は、最小チャンネルから順番に行うとともに、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、再度またはその後複数回、前記チャンネル探索処理を実行することを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記チャンネル探索処理は、最小チャンネルから順番に行うとともに、最小チャンネルから最大チャンネルまで探索を行っても受信可能なチャンネルが見つからなかった場合には、所定の時間間隔を置いて再度またはその後複数回、前記チャンネル探索処理を実行することを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記チャンネル探索処理は、同期信号の有無を判定することにより行うことを特徴とする請求項2または請求項4のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
- 電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、前記同期信号の有無判定に加え、自動周波数調整も行ってチャンネル探索処理を継続することを特徴とする請求項5に記載のテレビジョン受像機。
- 電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、アンテナの接続を促す警告を前記モニタ画面に表示することを特徴とする請求項2または請求項6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
- 前記警告表示は、アンテナ端子をアンテナプラグに接続することを促す状態の絵図を画面上に表示して行うことを特徴とする請求項7に記載のテレビジョン受像機。
- 電源コードが電源プラグに接続された後、電源スイッチがオンされるまでに1つもチャンネルを探索できなかった場合には、電源スイッチがオンされたとき、チャンネル探索処理中であることを前記モニタ画面に表示することを特徴とする請求項2または請求項6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
- 前記次の操作指示が自動チャンネルプリセット指示であることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
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Cited By (2)
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JP2008205563A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Sharp Corp | 放送受信装置 |
CN102256071A (zh) * | 2010-05-19 | 2011-11-23 | 北京创毅视讯科技有限公司 | 一种移动模拟电视中的搜台方法和装置 |
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2005
- 2005-06-27 JP JP2005186778A patent/JP2007006360A/ja active Pending
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