JP3954961B2 - 自動選局装置、及びプリセット方法 - Google Patents

自動選局装置、及びプリセット方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送局よりチャンネルプランに基づき放送されるチャンネルをプリセットする自動選局装置、及びプリセット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ等の放送波を受信して動作する機器では、受信するチャンネルやその周波数はチャンネルプランによって予め定められている。しかし、受信することができるチャンネルやその周波数は、地域によっても異なる。
【0003】
そのため、一般に、受信するチャンネルやその周波数を設定し直し、あるいは受信できないチャンネルであることを決定するためのプリセットが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、チャンネルプランにより定められる各チャンネルは、複数の放送バンドにわたって存在している。即ち、各チャンネルは、相対的に低い周波数を帯域とする放送バンドから高い周波数を帯域とする放送バンドの複数の放送バンドにわたって存在している。
【0005】
そして、各チャンネルをプリセットする場合に、一つの放送バンドから他の放送バンドに変わるところで、チューナの動作が不安定となり安定してプリセットを行えないことがある。
【0006】
そこで、本発明は、各チャンネルのプリセットを安定して行うことができる自動選局装置、及びプリセット方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、複数の放送バンドにわたってチャンネルが存在するチャンネルプランの複数に基づく各チャンネルをチューナにより選択して受信する機器に用いられる自動選局装置であって、
前記各チャンネルを受信するための所定の周波数を前記チューナに設定する周波数設定手段と、
前記周波数設定手段により設定された所定の周波数に対するチャンネルを前記チューナが受信するか否か検出することにより、前記各チャンネルをプリセットするプリセット手段とを備え、
前記複数のチャンネルプランのうち、前記プリセットを行う基本とする一のチャンネルプランに基づき中心周波数の低いチャンネルより順に前記プリセットを行い、一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初のチャンネルに対して前記基本とする一のチャンネルプラン以外の他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うことを特徴とする自動選局装置である(請求項1)。
【0008】
本発明によると、各チャンネルを前記基本とする一のチャンネルプランに基づいて順にプリセットし、放送バンドが一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初の一つのチャンネルに対しては、基本とする一のチャンネルプラン以外の他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行う。
【0009】
これにより、放送バンドが一の放送バンドから他の放送バンドに変わるチャンネルを受信する場合に、チューナの動作が不安定となることなく、チューナが安定して受信することができる。これにより、プリセットを安定して行うことができる。
【0010】
また、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うとともに、前記基本とする一のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うこともできる(請求項2)。
【0011】
これにより、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、他のチャンネルプランに基づくプリセットを行うとともに、基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うこともできる。
【0012】
また、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うとともに、前記基本とする一のチャンネルプランに基づいてプリセットを行う場合に(請求項2)、前記他のチャンネルプランに基づくプリセットを行った後に、前記基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うことができる(請求項3)。
【0013】
これにより、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、前記他のチャンネルプランに基づくプリセットを行った後に、前記基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うことができる。これにより、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、より確実にプリセットを行うことができる。
【0014】
また、本発明は、複数の放送バンドにわたってチャンネルが存在するチャンネルプランの複数に基づく各チャンネルをプリセットするプリセット方法であって、
前記チャンネルを受信するための所定の周波数をチューナに設定する第一の工程と、
前記第一の工程により設定された所定の周波数に対するチャンネルを前記チューナが受信するか否か検出することにより前記チャンネルをプリセットする第二の工程とを備え、
前記複数のチャンネルプランのうち、基本とする一のチャンネルプランに基づき中心周波数の低いチャンネルより順に前記プリセットを行い、一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初のチャンネルに対して前記基本とする一のチャンネルプラン以外の他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うことを特徴とするプリセット方法である(請求項4)。
【0015】
本発明によると、各チャンネルのプリセットを、基本とする一のチャンネルプランに基づいて順に行い、放送バンドが一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初の一つのチャンネルに対しては、基本とする一のチャンネルプラン以外の他のチャンネルプランに基づいてプリセットを行う。
【0016】
これにより、放送バンドが他の放送バンドに変わるチャンネルを受信する場合に、チューナの動作を不安定とすることなく、チューナが安定して受信することができる。これにより、プリセットを安定して行うことができる。
【0017】
また、前記プリセット方法において、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記他のチャンネルプランに基づくプリセットを行った後に、前記基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うことができる(請求項5)。
【0018】
この発明によると、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、他のチャンネルプランに基づくプリセットに加えて、基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うこともできる。そして、前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、他のチャンネルプランに基づくプリセットを行った後に、基本とする一のチャンネルプランに基づくプリセットを行うので、より確実にプリセットを行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態である自動選局装置10の構成の概略を示すブロック図である。
【0020】
本発明の一実施形態であるプリセット方法は、以下に説明する自動選局装置10により実施することができる。図1に示される自動選局装置10は、テレビの放送波を受信するテレビ受像機に用いられる。
【0021】
そして、テレビ受像機として用いるにあたり、図1に図示されない信号処理回路や陰極線管(CRT)等が設けられ、自動選局装置10によって選局されたチャンネルの映像信号に基づいて前記陰極線管に映像が表示される。
【0022】
図1において、1はアンテナであり、2はチューナである。アンテナ1は、各放送局より送信される各チャンネルの放送波を受信する。
【0023】
チューナ2は、受信しようとするチャンネルの選択に応じて所定の周波数が設定されると、アンテナ1が受信する各チャンネルの放送波のうち設定された所定の周波数の信号を取り出して所定の処理を行い、中間周波数信号(Intermediate Frequency信号(IF信号))を出力する。そして、チューナ2内でIF信号がPLL(Phase Locked Loop(位相同期ループ))に出力されると、チューナ2より後に説明する選局制御マイコン5に映像信号が出力される。
【0024】
自動選局装置10は、以下に説明するように、放送されるチャンネルを受信するための所定の周波数をチューナ2に設定する周波数設定手段、及び各チャンネルをプリセットするプリセット手段を備えている。
【0025】
自動選局装置10は、選局制御マイコン5と外部メモリ6を備えている。選局制御マイコン5は、チューナ2に選局周波数を設定し、また後に説明するチャンネルプランに基づく各チャンネルに対するプリセットを実行する。
【0026】
選局制御マイコン5は、図示しないROM(読み出し専用メモリ)やRAM(読み書き可能メモリ)を内部に備えている。選局制御マイコン5のROMにはプリセットプログラムが格納されている。選局制御マイコン5がプリセットプログラムを実行することにより、各チャンネルのプリセットが実行される。
【0027】
また、このプリセットプログラムを実行することにより、チューナ2に選局周波数が設定される。チューナ2の選局周波数は、受信しようとするチャンネルについて、後に説明するチャンネルプランによる各チャンネルの中心周波数のデータに基づく所定の周波数が設定される。
【0028】
また、設定された選局周波数に対するチャンネルをチューナ2が受信し、映像信号が選局制御マイコン5に入力されると、入力された映像信号に基づきプリセットプログラムが同調の有無を検出する。
【0029】
また、選局制御マイコン5のROMには、チャンネルプランに関するデータが記憶されている。図2乃至図4は、ROMに記憶されるチャンネルプランの例を示している。図2乃至図4は、CATVモード(ケーブルテレビモード)における第一のチャンネルプラン(HRC:Harmonic Related Carrier)、第二のチャンネルプラン(STD:Standard)、第三のチャンネルプラン(IRC:Incremental Related Carrier)を示している。
【0030】
図2には、三つのチャンネルプランの各々についての002チャンネルから036チャンネルの映像周波数(中心周波数)が示される。図3には、三つのチャンネルプランについての037チャンネルから077チャンネルの映像周波数(中心周波数)が示される。また、図4には、三つのチャンネルプランについての078チャンネルから125チャンネルの映像周波数(中心周波数)が示される。
【0031】
図2に示される三つのチャンネルプランにおいて、002チャンネルから015チャンネルは第一の放送バンドに属する。また、図2及び図3に示される016チャンネルから047チャンネルは第二の放送バンドに属する。また、図3及び図4に示される048チャンネルから125チャンネルは第三の放送バンドに属する。
【0032】
図2乃至図4に示される3つのチャンネルプランについて、005チャンネル及び006チャンネルを除き、同じチャンネルで比較すると第一のチャンネルプランに基づく各チャンネルの中心周波数が最も低い。
【0033】
一方、005及び006チャンネルについては、図2に示されるように第二のチャンネルプランにおける中心周波数が最も低く、第三のチャンネルプランにおける中心周波数が最も高い。
【0034】
また、選局制御マイコン5には、外部メモリ6が接続されている。外部メモリ6は、E2PROM等により構成することができる。外部記憶メモリ6には、プリセットを行うことによって検出された各チャンネルを受信するか否かに関するデータや、受信が検出されたチャンネルを受信する周波数が記憶される。
【0035】
以下に、自動選局装置10を動作させる例について説明する。自動選局装置10を動作させる例として、図2乃至図4に示されるチャンネルプランに基づく各チャンネルのプリセットを行う例により説明する。
【0036】
図5は、第一のチャンネルプラン(HRC)を基本のチャンネルプランとしてプリセットを行う手順を示すフローチャートである。この図5は、プリセットプログラムに含まれる手順の一部を示している。
【0037】
図1に示されるアンテナ1及びチューナ2とともに自動選局装置10を動作させると、選局制御マイコン5によりプリセットプログラムの実行が開始される(START、S1)。
【0038】
プリセットプログラムの実行を開始すると、チャンネル(CH)を識別するためのチャンネルインデックスの初期値として1が設定される。また、カウント(COUNT)の初期値として1が設定される。
【0039】
チャンネルインデックスは、プリセットを行うチャンネルの順に対応しており、中心周波数の低いチャンネルから中心周波数の高いチャンネルの順に一つづつ増加させるように各チャンネルに割り当てられている。
【0040】
まず、チャンネルインデックスとして1が割り当てられる002チャンネルのプリセットを行う。チャンネル(CH)が005チャンネル又は006チャンネルか否か判断する(S2)。
【0041】
チャンネルが005チャンネル又は006チャンネルのいずれでもない場合(S2、NO)、チャンネル(CH)が016チャンネル又は048チャンネルか否か判断する(S3)。
【0042】
次に、チャンネルが016チャンネル又は048チャンネルのいずれでもない場合(S3、NO)、第一のチャンネルプランの現在のチャンネルの中心周波数に125kHz加えた周波数を選局データ(選局周波数)とする(S6)。
【0043】
S6において設定された選局データをチューナ(TUNER)2に送信し(S7)、600ms待機(WAIT)する(S8)。次に、チューナ内でIF信号がPLL(位相同期ループ)に出力されることによって映像信号がマイコン5に入力され、この映像信号によって同調の有無を検出する(S9)。
【0044】
同調有りと検出されると(S9、YES)、現在のチャンネル(CH)をスキップチャンネルオフ(SKIP CH OFF)とする(S10)。これにより、現在のチャンネルのデータとして、チャンネルプランの種別とチャンネルと選局データとが記憶される。そして、カウント(COUNT)に1を設定する(S11)。
【0045】
一方、S9において、同調有りと検出されない場合(S9、NO)、現在のチャンネル(CH)をスキップチャンネルオン(SKIP CH ON)とする(S12)。これにより、チャンネルプランの種別とチャンネルとが受信できないチャンネルのデータとして記憶される。
【0046】
また、S9において、同調有りと検出されない場合に(S9、NO)、このチャンネルをユーザーが選択できないようスキップさせるように設定することもできる。この設定を行うと、ユーザーがチャンネルを選択する操作を行う場合、このチャンネルは飛ばされることになる。
【0047】
例えば、アップ/ダウンキー等の操作に応じて順次に指定されるチャンネルから特定のチャンネルを選択できるようにされている場合、前記スキップさせるよう設定されたチャンネルは、自動的に飛ばされてユーザーによる選択の対象から除外される。
【0048】
次に、現在のチャンネル(CH)が125チャンネルか否か判断する(S13)。チャンネルが125チャンネルでない場合(S13、NO)、カウント(COUNT)が2か否か判断する(S14)。
【0049】
そして、カウントが2でない場合には(S14、NO)、チャンネルインデックスを一つ増加させ、次にプリセットを行うチャンネル(CH)に一つ進める(S15)。
【0050】
次に、第一のチャンネルプラン(HRC)の003チャンネルから001チャンネルの各々に対するプリセットを順に行う。これらの各チャンネルは、以上に説明した002チャンネルをプリセットした手順と同じ手順を実行することにより、プリセットすることができる。
【0051】
次に、現在のチャンネルに005チャンネルが設定されると、S2において005チャンネルであると判断し(S2、YES)、カウント(COUNT)が1か否か判断する(S21)。
【0052】
カウントが1である場合(S21、YES)、第二のチャンネルプラン(STD)における005チャンネルの中心周波数を選局データとして設定する(S22)。そして、カウント(COUNT)を2に設定する(S23)。
【0053】
次に、S22で設定された選局データをチューナ2に送信し(S7)、600ms待機する(S8)。次に、同調の有無を検出する(S9)。
【0054】
同調有りと検出されると(S9、YES)、スキップチャンネルオフ(SKIP CH OFF)とする(S10)。これにより、現在のチャンネルのデータとして、チャンネルプランの種別とチャンネルと選局データとが記憶される。そして、カウントに1を設定する(S11)。
【0055】
次に、現在のチャンネルが125チャンネルか否か判断し(S13)、125チャンネルでない場合(S13、NO)、カウントが2か否か判断する(S14)。カウントが2でない場合(S14、NO)、チャンネルインデックスを一つ増加させ、チャンネル(CH)を次にプリセットを行うチャンネルに一つ進める(S15)。
【0056】
一方、S9において、同調有りと検出されなかった場合(S9、NO)、第二のチャンネルプランの005チャンネルの受信が検出されなかったことが記憶される(S12)。
【0057】
そして、S13を実行した後に、カウントが2か否か判断する(S14)。カウントはS23の手順で設定された2を保持しており、カウントは2であると判断される(S14、YES)。
【0058】
そして、S2及びS21を実行し、カウントが1でないことが判断され(S21、NO)、第三のチャンネルプラン(IRC)における005チャンネルの中心周波数が選局データとして設定される(S24)。そして、カウントを1に設定し(S25)、S7からS9が実行される。
【0059】
そして、S9において、同調有りと検出されると(S9、YES)、スキップチャンネルオフ(SKIP CH OFF)とする(S10)。そして、現在のチャンネルのデータとして、第三のチャンネルプランと005チャンネルと選局データとが記憶される。そして、カウントに1を設定する(S11)。
【0060】
次に、現在のチャンネルが125チャンネルでないことを判断し(S13、NO)、カウントが2でないことを判断し(S14、NO)、S15を実行する。
【0061】
また、S9において第三のチャンネルプランの005チャンネルについて、同調有りと検出されない場合(S9、NO)、現在のチャンネルのデータとして、第三のチャンネルプランの005チャンネルの受信が検出されなかったことが記憶される(S12)。そして、S13、S14、S15を実行する。
【0062】
次に、現在のチャンネルとして006チャンネルが設定され、006チャンネルのプリセットを行う。006チャンネルは、以上に説明した005チャンネルをプリセットする手順と同じ手順を実行することによりプリセットされる。
【0063】
次に、第一のチャンネルプラン(HRC)の095チャンネルから015チャンネルの各々に対するプリセットを順に行う。これらの各チャンネルは、以上に説明した002チャンネルをプリセットした手順と同じ手順を実行することによりプリセットすることができる。
【0064】
次に、016チャンネルのプリセットを行う。現在のチャンネルが016チャンネルと判断されると、S2(S2、NO)及びS3(S3、YES)を実行し、カウントが1であるか否か判断する(S4)。
【0065】
カウントが1である場合(S4、YES)、第二のチャンネルプラン(STD)の016チャンネルの中心周波数を選局データに設定する(S22)。次に、カウントに2を設定し(S23)、S22で設定された選局データをチューナ2に送信する(S7)。
【0066】
次に、S8を実行し、同調の有無を検出する(S9)。同調有りと検出されると(S9、YES)、スキップチャンネルオフ(SKIP CH OFF)とし(S10)、現在のチャンネルのデータとして、第二のチャンネルプランと016チャンネルと選局データとが記憶される。そして、S11、S13、S14、S15を実行する。
【0067】
一方、S9において、同調有りと検出されない場合(S9、NO)、スキップチャンネルオン(SKIP CH ON)とする(S12)。これにより、現在のチャンネルのデータとして、第二のチャンネルプランの016チャンネルが受信できないチャンネルであることが記憶される。
【0068】
そして、S13、S14を実行し、S14においてカウントが2であると判断すると(S14、YES)、S2に戻り第一のチャンネルプランの016チャンネルのプリセットを行う。S2、S3、S4を実行し、S4においてカウントが1でないと判断されると(S4、NO)、カウントを1に設定する(S5)。
【0069】
次に、第一のチャンネルプランの016チャンネルの中心周波数に125kHz加えた周波数を選局データ(選局周波数)とし(S6)、この選局データをチューナ2に送信して(S7)、600ms待機する(S8)。
【0070】
次に、同調の有無を検出する(S9)。同調有りと検出されると(S9、YES)、スキップチャンネルオフ(SKIP CH OFF)とする(S10)。
【0071】
これにより、現在のチャンネルのデータとして、第一のチャンネルプランの016チャンネルと選局データとが記憶される。そして、カウント(COUNT)に1を設定する(S11)。
【0072】
一方、S9において、同調有りと検出されない場合(S9、NO)、スキップチャンネルオン(SKIP CH ON)とする(S12)。これにより、現在のチャンネルのデータとして、第一のチャンネルプランの016チャンネルが受信できないチャンネルであることが記録される。
【0073】
次に、現在のチャンネルが125チャンネルでないことを判断し(S13、NO)、カウントが2でないことを判断し(S14、NO)、S15を実行する。
【0074】
次に、第一のチャンネルプランの017チャンネルから047チャンネルの各々に対するプリセットを順に行う。これらの各チャンネルは、以上に説明した002チャンネルをプリセットした手順と同じ手順を実行することにより、プリセットすることができる。
【0075】
次に、現在のチャンネルとして048チャンネルが設定され、048チャンネルのプリセットを行う。048チャンネルは、以上に説明した016チャンネルをプリセットした手順と同じ手順を実行することにより、プリセットすることができる。
【0076】
次に、049チャンネルから125チャンネルの各々に対するプリセットを順に行う。これらの各チャンネルは、以上に説明した002チャンネルをプリセットする手順と同じ手順を実行することにより、プリセットすることができる。
【0077】
そして、125チャンネルのプリセットを行い、現在のチャンネルが125チャンネルであると判断されると(S13、YES)、終了する(S26)。これにより、002チャンネルから125チャンネルのプリセットが終了する。
【0078】
この自動選局装置10によると、016チャンネルや048チャンネルのように、放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、プリセットを行う基本とする第一のチャンネルプランより第二のチャンネルプランに変更してプリセットを行っている。これにより、放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、チューナ2の受信の不安定を招くことなく、安定してプリセットを行うことができる。
【0079】
一方、放送バンドが変わる016チャンネルや048チャンネルについて、そのまま第一のチャンネルプランに基づきプリセットしようとすると、安定してプリセットを行えないことがある。
【0080】
即ち、チューナ2は、受信させようとするチャンネルが他の放送バンドに変わると、動作が不安定となり、設定された選局データが本来受信可能な範囲であっても受信できず、プリセットを行えない場合がある。
【0081】
以上に説明した自動選局装置10によると、放送バンドが変わる最初のチャンネルについて、プリセットの基本とする一のチャンネルプランから他のチャンネルプランに変更してプリセットを行うので、チューナ2の動作を不安定にさせることなく、プリセットを安定して確実に行うことができる。
【0082】
また、この自動選局装置10は、以上に説明したように、005チャンネルや006チャンネルについては、第一のチャンネルプランより第二のチャンネルプランに変更してプリセットを行っている。
【0083】
この005チャンネルや006チャンネルは、以下に説明するように、チューナ2による受信が不安定になるチャンネルである。図2乃至図4より判るように、005チャンネル及び006チャンネル以外の他のチャンネルでは第一のチャンネルプランの各チャンネルの中心周波数が最も低いのに対し、この005チャンネル及び006チャンネルについては、第二のチャンネルプランのそれが最も低い。
【0084】
これにより、005チャンネルや006チャンネルについては、第一のチャンネルプランに基づき受信しようとしても、誤って第二のチャンネルプランに基づく周波数によって受信する場合があり、受信が不安定になる。
【0085】
このような受信が不安定になるチャンネルについて、基本とする一つのチャンネルプランから他のチャンネルプランに変更してプリセットを行うことにより、プリセットをより正確に行うことができる。
【0086】
なお、以上の説明では、S6の手順において、チャンネルの受信を検出するための選局データとして、チャンネルの中心周波数に125kHz加えて得られた周波数を設定した。この選局データは、チャンネルの中心周波数に125kHzを加えて得られる周波数に限られない。
【0087】
即ち、選局データは、中心周波数に125kHz加えた周波数以外にも、チューナ2や選局制御マイコン5の応答性及び中心周波数の数値に応じた所要の数値が採用されるのであり、特定のチャンネルの受信を検出するための所定の周波数に設定されればよい。
【0088】
また、以上の説明では、S8においてチューナ2による受信の検出を行うまでに待機する時間を600msとする例を挙げたが、この待機する時間は600msに限定されない。即ち、この待機する時間は、チューナ2が受信できる程度に動作が安定するまでの十分な時間とすればよく、チューナ2の応答性に応じた所定の時間が適宜に採用される。
【0089】
また、以上の図5による説明では、016チャンネル及び048チャンネルについて、第二のチャンネルプランによりプリセットを行い、第二のチャンネルプランに基づいて受信が検出されると、第一のチャンネルプランに基づいて受信を検出することなく、次のチャンネルのプリセットを行うとして説明した。この016チャンネル及び048チャンネルについて、第二のチャンネルプランに基づく受信を検出した後に、第一のチャンネルプランに基づいて受信するか否か検出することもできる。
【0090】
また、以上の図5による説明では、016チャンネル及び048チャンネルについて、第二のチャンネルプランのプリセットを行った後に、第一のチャンネルプランのプリセットを行う例により説明した。この放送バンドが変わる016チャンネル及び048チャンネルについて、第一のチャンネルプランに基づくプリセットを先に行って受信が検出されない場合に、第二のチャンネルプランに基づくプリセットを行ってもよい。
【0091】
なお、以上の016チャンネルや048チャンネルに対するプリセットを第一のチャンネルプランと第二のチャンネルプランの双方に基づいて行う場合、第二のチャンネルプランに基づいてプリセットを行った後に第一のチャンネルプランに基づいてプリセットを行うと、チューナ2の動作を安定させることができるので、より確実にプリセットを行うことができる。
【0092】
また、以上の説明では、基本とするチャンネルプランを第一のチャンネルプランとし、第一のチャンネルプランに沿って各チャンネルのプリセットを行い、放送バンドが変わる016チャンネルや048チャンネルにおいて、第二のチャンネルプランでプリセットを行う例により説明した。
【0093】
本発明を実施するにあたり、基本とするチャンネルプランを第二のチャンネルプランとし、第二のチャンネルプランに沿って各チャンネルをプリセットするとともに、放送バンドが変わる016チャンネルや048チャンネルで他の第一のチャンネルプランや第三のチャンネルプランに基づきプリセットを行うこともできる。
【0094】
また、以上の説明では、外部メモリ6を設け、プリセットを行った結果を外部メモリ6に記憶させる例により説明した。本発明を実施するにあたり、必ずしも外部メモリ6を設ける必要はなく、プリセットを行った結果を選局制御マイコン5のRAMに記憶させることもできる。
【0095】
また、本発明にかかる自動選局装置によると、以上に具体的に例示したチャンネルプラン以外の他のチャンネルプランに基づくチャンネルについてもプリセットすることができる。
【0096】
また、以上の説明では、チューナ2より出力された映像信号を選局制御マイコン5に直接に入力する例により説明した。本発明を実施するにあたり、検波回路や同期検出回路を設け、これらの回路を介して選局制御マイコン5がチューナ2による特定のチャンネルの受信を検出するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、各チャンネルのプリセットを行うにあたり、一つの放送バンドから他の放送バンドに変わる最初のチャンネルにおいてチューナの動作が不安定となることを防ぐことができる。これにより、全てのチャンネルにおいて、安定してプリセットを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動選局装置のブロック図である。
【図2】チャンネルプランを示す図である。
【図3】チャンネルプランを示す図である。
【図4】チャンネルプランを示す図である。
【図5】チャンネルのプリセットを行う手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 チューナ
5 選局制御マイコン
6 外部メモリ
10 自動選局装置

Claims (5)

  1. 複数の放送バンドにわたってチャンネルが存在するHRC、STDおよびIRCのチャンネルプランに基づき、各チャンネルをチューナにより選択して受信する機器に用いられる自動選局装置であって、
    前記各チャンネルを受信するための所定の周波数を前記チューナに設定する周波数設定手段と、前記周波数設定手段により設定された所定の周波数に対するチャンネルを前記チューナが受信するか否か検出することにより、前記各チャンネルをプリセットするプリセット手段とを備え、
    前記三つのチャンネルプランのうち、前記プリセットを行う基本とする前記HRCに基づき中心周波数の低いチャンネルより順に前記プリセットを行い、一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初のチャンネルに対して前記STDに基づいてプリセットを行うことを特徴とする自動選局装置。
  2. 前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記STDに基づいてプリセットを行うとともに、前記HRCに基づくプリセットも行うことを特徴とする請求項1に記載の自動選局装置。
  3. 前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記STDに基づくプリセットを行った後に、前記HRCに基づくプリセットを行うことを特徴とする請求項2に記載の自動選局装置。
  4. 複数の放送バンドにわたってチャンネルが存在するHRC、STDおよびIRCのチャンネルプランに基づき、各チャンネルをプリセットするプリセット方法であって、
    前記チャンネルを受信するための所定の周波数をチューナに設定する第一の工程と、
    前記第一の工程により設定された所定の周波数に対するチャンネルを前記チューナが受信するか否か検出することにより前記チャンネルをプリセットする第二の工程とを備え、前記三つのチャンネルプランのうち、基本とする前記HRCに基づき中心周波数の低いチャンネルより順に前記プリセットを行い、一の放送バンドから他の放送バンドに変わる最初のチャンネルに対して前記HRC以外の前記STDに基づいてプリセットを行うことを特徴とするプリセット方法。
  5. 前記放送バンドが変わる最初のチャンネルに対して、前記STDに基づくプリセットを行った後に、前記HRCに基づくプリセットを行うことを特徴とする請求項4に記載のプリセット方法。
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