JP3317438B2 - テレビジョン受信装置 - Google Patents

テレビジョン受信装置

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JP3317438B2
JP3317438B2 JP26060898A JP26060898A JP3317438B2 JP 3317438 B2 JP3317438 B2 JP 3317438B2 JP 26060898 A JP26060898 A JP 26060898A JP 26060898 A JP26060898 A JP 26060898A JP 3317438 B2 JP3317438 B2 JP 3317438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
装置に関し、特に、チャンネルプリセット機能を備えた
テレビジョン受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテレビジョン受信装置に
おいては、いわゆる周波数シンセサイザ方式を採用した
チューナを備えており、リモコンや操作パネルなどから
所望のチャンネルを指示すると、マイコンが検知して対
応するチャンネルデータをチューナに供給し、当該チュ
ーナは同チャンネルデータに基づいて局部発振周波数を
制御することにより対応するチャンネル周波数のテレビ
ジョン信号を受信する。むろん、上記のリモコンや操作
パネルにて直接的に受信チャンネルを指示することもあ
るが、チャンネルアップボタンやチャンネルダウンボタ
ンを操作することによって受信チャンネルを指示するこ
とがある。この場合、全てのチャンネルが局有りチャン
ネルとは限らないため、局有りチャンネルをプリセット
しておき、上記のチャンネルアップボタンやチャンネル
ダウンボタンが操作されたときに、そのプリセット内容
に基づいて直近の局有りチャンネルをチューナに受信さ
せることにより操作上の利便を図っている。
【0003】上記のようなチャンネルプリセットを行う
にあたってリモコンや操作パネルにて所定の操作を実行
すると、メニュー画面がOSDなどによって表示される
ので、利用者はそのメニュー画面に従って操作を実行す
る。すると、マイコンが検知してチューナの受信チャン
ネルを全チャンネルに渡って略連続的に切り換えながら
同期信号の有無などから局有りまたは局無しを判定し、
その判定結果をメモリなどに記憶する。このようにして
一旦チャンネルプリセットが完了した後に、チャンネル
アップボタンやチャンネルダウンボタンが操作される
と、マイコンが同メモリを検索して局無しチャンネルを
スキップしつつ直近の局有りチャンネルを検出してチュ
ーナに受信させる。
【0004】一方、特開平4−138714号公報に開
示されたものにおいては、チャンネルプリセットを行う
にあたり、まずチャンネル合わせスイッチを押し下げて
チャンネル合わせモードに設定し、その後にチャンネル
データメモリのメモリポジションを所望の位置に設定す
る。すると、一定時間の経過後にチャンネルスキャンが
開始され、同期信号が検出されたところでチャンネルス
キャンが一時停止する。ここで、メモリスイッチを押し
下げると対応するチャンネルデータが上記メモリポジシ
ョンに格納される。また、メモリスイッチを押し下げな
いで一定時間が経過した場合には再度チャンネルスキャ
ンが開始され、同様にして同期信号が検出されたところ
でチャンネルスキャンが一時停止されるように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のテレビ
ジョン受信装置においては、次のような課題があった。
チャンネルプリセットを行うにあたって利用者が意識的
に操作しなければならず、不慣れな利用者にとっては分
かり難いことがあった。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、利用者が意識することなくチャンネルプリセッ
トを行うことが可能なテレビジョン受信装置の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、局部発振周波数を直接的
に制御しつつ所望のチャンネル周波数に応じた信号を受
信して所定の信号処理を施して出力するチューナ手段
と、このチューナ手段における受信チャンネルのチャン
ネルアップまたはチャンネルダウンを指示するチャンネ
ル指示手段と、各チャンネルについて局有りまたは局無
しのチャンネル種別を記憶するチャンネル種別記憶手段
と、上記チャンネル指示手段によりチャンネルアップま
たはチャンネルダウンが指示されたときに上記チャンネ
ル種別記憶手段に記憶されたチャンネル指示方向のチャ
ンネル種別に基づいて上記チューナ手段にて直近の局有
りチャンネルを受信させるにあたり、同チャンネル種別
記憶手段にて上記チャンネル種別が記憶されていないチ
ャンネルについて上記チューナ手段の出力に基づいて局
有りまたは局無しを判断してチャンネル種別を記憶させ
つつ直近の局有りチャンネルを検出して同チューナ手段
に受信させるプリセット受信制御手段とを備えた構成と
してある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、チャンネル種別記憶手段が各チャンネル
について局有りまたは局無しのチャンネル種別を記憶す
るようになっており、チャンネル指示手段によってチャ
ンネルアップまたはチャンネルダウンを指示すると、プ
リセット受信制御手段が同チャンネル種別記憶手段に記
憶されたチャンネル指示方向のチャンネル種別に基づい
て上記チューナ手段にて直近の局有りチャンネルを受信
させる。すなわち、チューナ手段は局部発振周波数を直
接的に制御しつつ同局有りチャンネルのチャンネル周波
数に応じた信号を受信して所定の信号処理を施して出力
する。むろん、導入時などの初期状態にあっては、チャ
ンネル種別記憶手段にてチャンネル種別が記憶されてい
ないチャンネルも存在しうるが、この場合にはプリセッ
ト受信制御手段が同チャンネルについてチューナ手段の
出力に基づいて局有りまたは局無しを判断してチャンネ
ル種別を記憶させつつ直近の局有りチャンネルを検出し
て同様にチューナ手段に受信させる。
【0009】従って、チャンネル種別記憶手段にていず
れのチャンネル種別も記憶されていない状態から、チャ
ンネルアップまたはチャンネルダウンを指示して全チャ
ンネルをスキャンした時点でチャンネルプリセットが完
了することになる。そして、一旦チャンネルプリセット
が完了した後、チャンネル指示手段によってチャンネル
アップまたはチャンネルダウンが指示された場合、プリ
セット受信制御手段はチャンネル種別記憶手段に記憶さ
れたチャンネル種別のみに基づいて直近の局有りチャン
ネルをチューナ手段に受信させる。
【0010】このように本発明においては、チャンネル
アップまたはチャンネルダウンの指示に伴って自動的に
チャンネルプリセットが行われるが、通常、利用者はそ
の間にチャンネルプリセットが行われているということ
を認識していない。そこで、請求項2にかかる発明は、
請求項1に記載のテレビジョン受信装置において、上記
プリセット受信制御手段は、上記チャンネル指示手段に
てチャンネルアップまたはチャンネルダウンが指示され
てから上記直近の局有りチャンネルを検出して上記チュ
ーナ手段に受信させるまでの間に映像および音声をミュ
ートする構成としてある。
【0011】上記のように構成した請求項2にかかる発
明は、チャンネル指示手段によってチャンネルアップま
たはチャンネルダウンが指示されると、プリセット受信
制御手段は映像および音声のミュートを開始し、直近の
局有りチャンネルを検出してチューナ手段に受信させた
後にミュートを解除する。なお、ここにおける映像ミュ
ートは、チューナ手段の出力に基づく映像を見えなくす
ることができればよく、いわゆるブラックアウトやブル
ーバックなどの手法を採用することができる。
【0012】導入時などの初期状態にあっては、チャン
ネル種別記憶手段はいずれのチャンネルについてもチャ
ンネル種別を記憶していない。そこで、チューナ手段に
適当なチャンネルを受信させたところ、そのチャンネル
が局無しチャンネルであったものとすると、利用者は個
別にチャンネルプリセットを行う必要があると誤認する
ことも考慮しうる。そこで、請求項3にかかる発明は、
請求項1または請求項2のいずれかに記載のテレビジョ
ン受信装置において、上記プリセット受信制御手段は、
上記チャンネル種別記憶手段にていずれのチャンネルに
ついてのチャンネル種別も記憶されていない初期状態に
おいて、電源オン後に末端のチャンネルを起点として上
記チューナ手段の受信チャンネルを順次切り換えながら
局有りまたは局無しを判断してチャンネル種別を記憶さ
せつつ最初に検出した局有りチャンネルを受信させる構
成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、チャンネル種別記憶手段にていずれのチ
ャンネルについてのチャンネル種別も記憶されていない
初期状態において電源オンにすると、プリセット受信制
御手段は末端のチャンネルを起点として上記チューナ手
段の受信チャンネルを順次切り換えながら局有りまたは
局無しを判断してチャンネル種別を記憶させつつ、局有
りチャンネルを検出したところでチューナ手段に受信さ
せる。
【0014】ところで、アンテナを接続していない場合
など受信不良が発生している場合には、プリセット受信
制御手段によって全チャンネルについて局無しと判断さ
れ、チャンネル種別記憶手段に局無しのチャンネル種別
が記憶されることになる。そこで、このような場合を想
定して請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3の
いずれかに記載のテレビジョン受信装置において、上記
プリセット受信制御手段は、全チャンネルに渡って局無
しと判断した場合に上記チャンネル種別記憶手段に記憶
させたチャンネル種別を消去して初期状態に戻す構成と
してある。
【0015】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、プリセット受信制御手段は、上記のよう
にして各チャンネルについて局有りまたは局無しを判断
しつつチャンネル種別記憶手段にそのチャンネル種別を
記憶させるが、全チャンネルに渡って局無しと判断する
と、同チャンネル種別記憶手段に記憶させたチャンネル
種別を消去して初期状態に戻す。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チャンネ
ルアップまたはチャンネルダウンの指示に伴って自動的
にチャンネルプリセットが行われるようにしたため、利
用者が意識することなくチャンネルプリセットを行うこ
とが可能なテレビジョン受信装置を提供することができ
る。
【0017】また、請求項2にかかる発明によれば、チ
ャンネルプリセット中において映像および音声をミュー
トするようにしたため、利用者が違和感を感じることが
ない。
【0018】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
初期状態で電源オンとしてもチャンネルプリセットを行
いつつ局有りチャンネルを受信させるようにしたため、
個別にチャンネルプリセットを行う必要がないことを利
用者に認識させることができる。
【0019】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
全チャンネルに渡って局無しのチャンネル種別が記憶さ
れた場合に同チャンネル種別を消去して初期状態に戻す
ようにしたため、アンテナなどが接続されていない場合
に誤ったチャンネル種別が記憶されてしまうことがな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるテレビジョン受信装置を概略ブロック図により示し
ている。同図において、チューナ10の入力端子にはC
ATV同軸ケーブルが接続されており、このCATV同
軸ケーブルを介して当該チューナ10は所望のチャンネ
ル周波数に応じた信号を受信し、所要の信号だけを選択
して高周波増幅して出力する。このチューナ10は、い
わゆる周波数シンセサイザ方式を採用しており、局部発
振周波数と基準発振器の周波数とを比較し、PLL方式
で同局部発振周波数を直接的に制御することによって受
信チャンネルを選択するように構成されている。
【0021】チューナ10から出力された信号は、VI
F回路21およびSIF回路22に入力され、それぞれ
映像中間周波増幅および音声中間周波増幅が施された後
に信号系回路30に出力される。すなわち、本実施形態
においては、いわゆるセパレートキャリア方式を採用
し、映像および音声のそれぞれで個別に中間周波増幅す
ることにより、バズなどの雑音を低減する構成としてあ
るが、むろん、インターキャリア方式に適宜変更しても
かまわない。このように、本実施形態においては、周波
数シンセサイザ方式のチューナ10にて局部発振周波数
を直接的に制御しつつ所望のチャンネル周波数に応じた
信号を受信し、VIF回路21およびSIF回路22に
てチューナ10から出力された信号にてそれぞれ映像中
間周波増幅および音声中間周波増幅を施しており、これ
らの回路構成が全体としてチューナ手段を構成する。
【0022】信号系回路30にはビデオIC31とオー
ディオIC32とが備えられている。VIF回路21か
ら出力された映像中間周波増幅後の信号はビデオIC3
1に入力され、映像検波された後に同期信号が分離され
て出力されるとともに、映像検波出力に対して各種の信
号処理が施されてコンポジットビデオ信号が生成され、
映像出力端子を介して出力される。他方、SIF回路2
2から出力された音声中間周波増幅後の信号はオーディ
オIC32に入力され、当該オーディオIC32にて音
声検波された後にL側およびR側に分離され、適宜増幅
された後にそれぞれL側の音声出力端子およびR側の音
声出力端子を介して出力される。
【0023】チューナ10の受信チャンネルはリモコン
40を用いて選局することが可能となっている。本実施
形態において採用するリモコン40は、概略図2に示す
ように構成されており、リモコン40の操作パネル上に
は電源ボタン41や、「0」〜「9」までのチャンネル
ボタン42や、チャンネルアップ/ダウンボタン43
や、ボリュームボタン44などが配設されている。ここ
において、例えば「ch3」を選局する場合にはチャン
ネルボタン42にて「0」「3」と入力するか、あるい
は「ch2」を選局した状態からチャンネルアップ/ダ
ウンボタン43にてチャンネルアップを指示するか、
「ch4」を選局した状態からチャンネルアップ/ダウ
ンボタン43にてチャンネルダウンを指示することによ
って行うことができる。むろん、本実施形態において
は、このチャンネルアップ/ダウンボタン43を備えた
リモコン40がチャンネル指示手段を構成する。
【0024】このようにしてチューナ10にて所望の受
信チャンネルを選局させるべくリモコン40を操作する
と、当該リモコン40から対応する赤外線リモコン信号
が送出される。すると、マイコン50が図示しないリモ
コン信号受光部を介して同リモコン信号を検知し、チュ
ーナ10にて対応するチャンネルを選局させるべく所定
のチャンネルデータを送出する。そして、チューナ10
は同チャンネルデータに基づき上述したようにして局部
発振周波数を直接制御して対応するチャンネル周波数の
信号に同調する。
【0025】ところで、本実施形態においては、CAT
V放送に適用されることを前提としており、選局可能な
チャンネルも「ch1」〜「ch125」と豊富である
ことから、利用者はチャンネルアップ/ダウンボタン4
3を用いて選局することが多いといえる。むろん、全て
のチャンネルが必ずしも局有りチャンネルであるとは限
らないため、チャンネルアップ/ダウンボタン43が操
作された場合にチューナ10の受信チャンネルを厳密に
隣接チャンネル単位に順次切り換えることは得策ではな
い。そこで、本実施形態においてはチャンネルアップ/
ダウンボタン43が操作される毎にチューナ10の受信
チャンネルを局有りチャンネル単位で切り換えるように
なっている。次に、このチャンネルアップ/ダウンボタ
ン43が操作された場合のマイコン50の内部処理につ
いて説明する。
【0026】図3は、チャンネルアップ/ダウンボタン
43が操作された場合のマイコン50の内部処理手順を
フローチャートにより示している。同図において、ステ
ップS105では映像および音声出力のミュートを開始
する。すなわち、マイコン50の制御によってビデオI
C31からのコンポジットビデオ信号と、オーディオI
C32からのLおよびRの音声信号をミュートする。な
お、ここにおける映像出力のミュートとは、本来の映像
出力が見えなくなるようにすることができればよく、ブ
ラックアウトやブルーバックなどの手法を用いればよ
い。
【0027】次なるステップS110では、チャンネル
アップまたはチャンネルダウンに応じた方向でEEPR
OM60におけるチャンネルポジションを現チャンネル
から隣接チャンネルに移動させてチャンネル種別情報を
取得する。すなわち、EEPROM60のメモリ空間
は、図4(a)に示すように各チャンネルに対応したチ
ャンネルポジションに分割されており、各チャンネルポ
ジションにて局有りを意味するメモリチャンネル(図中
「M」)であるか、局無しを意味するスキップチャンネ
ル(図中「S」)であるかのチャンネル種別情報を格納
するようになっており、この意味においてEEPROM
60がチャンネル種別記憶手段を構成する。より具体的
には、チャンネルポジション間で所定のポインタを適宜
移動させつつチャンネル種別情報を取得するなどすれば
よい。むろん、導入時などの初期状態においては、図4
(b)に示すように、いずれのチャンネルポジションに
もチャンネル種別情報が格納されておらず、後述するよ
うにして各チャンネルに順次チャンネル種別情報が格納
される。なお、マイコン50による当該内部処理は、導
入時などの初期状態において電源オンとされたときにも
実行されるようになっており、この場合にはステップS
110にてチャンネルポジションは「ch1」に設定さ
れる。
【0028】ステップS115ではステップS110で
設定されたチャンネルポジションに既にチャンネル種別
情報が格納されているか否かを判断し、格納されている
場合にはステップS120で同チャンネル種別情報に基
づいて局有りまたは局無しのいずれであるかを判断す
る。ここで局無しと判断した場合には、ステップS11
0に戻って次の隣接チャンネルのチャンネルポジション
にシフトしてチャンネル種別情報を検知し、局有りチャ
ンネルを検出するまで同様の処理を繰り返す。ステップ
S120にて局有りと判断した場合にはステップS12
5で現チャンネルポジションのチャンネルデータをチュ
ーナ10に送出することにより同局有りチャンネルを受
信させ、次なるステップS130でミュートを解除して
終了する。なお、ステップS125にてチャンネルデー
タを送出する際に、放送信号が中心周波数からずれてい
ることも想定しうるため、実際の映像搬送波と基準周波
数とのずれに応じて生じるAFT電圧を取得し、このA
FT電圧を利用して送出するチャンネルデータを微調整
するなどしてもよい。
【0029】一方、ステップS115にて現チャンネル
ポジションにチャンネル種別情報が格納されていないこ
とを検知した場合には、ステップS135にて同チャン
ネルポジションに対応するチャンネルデータをチューナ
10に送出し、対応するチャンネル周波数に同調させ
る。上述しなかったが、ビデオIC31にて分離された
同期信号はマイコン50にも供給されており、次なるス
テップS140ではビデオIC31から同期信号が供給
されるか否かを検知する。ここにおいて同期信号が供給
されれば、同チャンネル周波数に放送信号が存在するこ
とを意味しており、この場合にはステップS145にて
上記チャンネルポジションにメモリチャンネルのチャン
ネル種別情報を格納した後、ステップS130で映像お
よび音声出力のミュートを解除する。
【0030】他方、ステップS140にて同期信号が供
給されない場合には、そのチャンネル周波数に放送信号
が存在しないことを意味し、この場合にはステップS1
50にて上記チャンネルポジションにスキップチャンネ
ルのチャンネル種別情報を格納する。その後、ステップ
S155で全チャンネルのチャンネルポジションにスキ
ップチャンネルのチャンネル種別情報が格納されている
か否かを検知し、格納されていない場合にはステップS
110に戻って次の隣接チャンネルのチャンネルポジシ
ョンにシフトして同様の処理を繰り返す。なお、初期状
態時において「ch1」が局無しの場合は、チャンネル
アップ時と同様の処理を行うものとする。従って、この
場合の隣接チャンネルは「ch2」となる。また、ステ
ップS155で全チャンネルのチャンネルポジションに
スキップチャンネルのチャンネル種別情報が格納されて
いることを検知した場合には、ステップS160にて全
チャンネルポジションのチャンネル種別情報を消去す
る。
【0031】このようなマイコン50による内部処理の
意味するところは次のようになる。すなわち、チャンネ
ルアップ/ダウンボタン43が操作された場合に、マイ
コン50は第一にチャンネルアップまたはチャンネルダ
ウンの方向に応じて現チャンネルの隣接チャンネルのチ
ャンネルポジションにシフトし、同チャンネルポジショ
ンに格納されているチャンネル種別情報を検知する。そ
して、スキップチャンネルであれば、順次、同方向のチ
ャンネルポジションにシフトし、メモリチャンネルのチ
ャンネル種別情報を検知したところでそのチャンネルを
受信させるべくチャンネルデータを送出する。この際
に、チャンネル種別情報が格納されていないことを検知
した場合には、同期信号の有無に基づいて局有りチャン
ネルか否かを判定し、その判定結果に基づいてスキップ
チャンネルまたはメモリチャンネルのいずれかのチャン
ネル種別情報を対応するチャンネルポジションに格納し
つつ、局有りチャンネルを検出したところでそのチャン
ネルを受信させる。
【0032】また、全チャンネルポジションについてス
キップチャンネルのチャンネル種別を格納した場合に
は、チューナ10に同軸ケーブルが接続されていない
か、あるいは接続不良が発生している可能性が高いとい
え、この場合には全チャンネルポジションに格納された
チャンネル種別情報を消去し、再度、上述したようにし
てプリセットを行わせる。以上のことから、本実施形態
においてはマイコン50がプリセット受信制御手段を構
成する。
【0033】このように本実施形態においては、従来の
ように利用者が個別にチャンネルプリセットを指示する
必要はなく、チャンネルアップ/ダウンボタン43を操
作して全チャンネルを一巡させたところで全チャンネル
ポジションにスキップチャンネルまたはメモリチャンネ
ルのチャンネル種別情報が格納される。そして、それ以
降は各チャンネルポジションに格納されたチャンネル種
別情報のみに基づいて局有りチャンネルのみが選局され
ることとなる。
【0034】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について導入時から順を追って説明する。チューナ
10に同軸ケーブルを接続するなどの初期設定を済ませ
た後、リモコン40に配設された電源ボタン41を押し
下げるなどして電源オンにすると、マイコン50が検知
して映像および音声出力のミュートを開始する(ステッ
プS105)。その後、EEPROM60のチャンネル
ポジションを「ch1」に設定し、チャンネル種別情報
を取得しようとする(ステップS110)。ところが、
初期状態時においては、図4(b)に示すように、いず
れのチャンネルポジションにもチャンネル種別情報が格
納されていないため、「ch1」を受信させるためのチ
ャンネルデータをチューナ10に送出する(ステップS
115,S135)。
【0035】すると、チューナ10は、同チャンネルデ
ータに基づいて局部発振周波数を直接的に制御すること
により、「ch1」の周波数に同調して信号を出力す
る。本来、その出力信号はVIF回路21およびSIF
回路22によって映像中間周波増幅および音声中間周波
増幅が施された後、信号系回路30にて同期信号が分離
されてマイコン50に供給される。ところが、図4
(a)からも分かるように「ch1」は局無しチャンネ
ルであるため、信号系回路30は同期信号を分離するこ
とができず、マイコン50にも同期信号が供給されるこ
とはない。そこで、マイコン50は、「ch1」は局無
しチャンネルであると判断し(ステップS140)、
「ch1」のチャンネルポジションにスキップチャンネ
ルのチャンネル種別情報を格納する(ステップS15
0)。
【0036】その後、マイコン50は、全チャンネルポ
ジションについてスキップチャンネルのチャンネル種別
情報が格納されているか否かを検知する(ステップS1
55)。むろん、この時点では全チャンネルポジション
についてスキップチャンネルのチャンネル種別情報が格
納されていることはない。すると、マイコン50は、チ
ャンネルポジションを「ch1」から「ch2」にシフ
トさせ、同様にしてチャンネル種別情報を取得しようと
するが(ステップS110)、この場合もチャンネル種
別情報が格納されていないので、「ch2」を受信させ
るためのチャンネルデータをチューナ10に送出する
(ステップS115,S135)。図4(a)からも分
かるように、「ch2」は局有りチャンネルであるた
め、マイコン50は同期信号を検出することができ(ス
テップS140)、「2ch」のチャンネルポジション
にメモリチャンネルのチャンネル種別情報を格納した後
に(ステップS145)、映像および音声出力のミュー
トを解除する(ステップS130)。
【0037】このようにして「ch2」を受信した状態
から、リモコン40に配設されたチャンネルアップ/ダ
ウンボタン43を操作してチャンネルアップを指示する
と、同様にマイコン50が検知して映像および音声出力
のミュートを開始し(ステップS105)、チャンネル
ポジションを「ch2」から「ch3」にシフトさせる
(ステップS110)。そして、同チャンネルポジショ
ンに格納されたチャンネル種別情報を取得しようとする
が、むろん、この時点においてチャンネル種別情報は格
納されていない。そこで、マイコン50は、「ch3」
を受信させるためのチャンネルデータをチューナ10に
送出し(ステップS115,S135)、同期信号が供
給されるか否かを検知する(ステップS140)。図4
(a)からも分かるように、「ch3」は局無しチャン
ネルであるため、マイコン50は同期信号を検出するこ
とができず、「ch3」のチャンネルポジションにスキ
ップチャンネルのチャンネル種別情報を格納する。
【0038】その後、マイコン50はチャンネルポジシ
ョンを「ch3」から「ch4」にシフトさせるが(ス
テップS110)、チャンネル種別情報を取得できない
ため、「ch4」を受信させるためのチャンネルデータ
をチューナ10に送出し(ステップS115,S13
5)、同期信号が供給されるか否かを検知する(ステッ
プS140)。図4(a)からも分かるように、「ch
4」は局有りチャンネルであるため、マイコン50は同
期信号を検出することができ、「ch4」のチャンネル
ポジションにメモリチャンネルのチャンネル種別情報を
格納した後(ステップS145)、ミュートを解除する
(ステップS130)。以降、同様にしてチャンネルア
ップ/ダウンボタン43が操作される毎に、同様にして
順次各チャンネルポジションにチャンネル種別情報を格
納しつつ、局有りチャンネルのみを受信させる。
【0039】以上のようにして、チャンネルアップ/ダ
ウンボタン43が操作され、全チャンネルについて一巡
すると、全チャンネルポジションにスキップチャンネル
またはメモリチャンネルのチャンネル種別情報が格納さ
れる。そして、一旦、全チャンネルポジションにチャン
ネル種別情報が格納された後、チャンネルアップ/ダウ
ンボタン43を操作すると、マイコン50は各チャンネ
ルポジションに格納されたチャンネル種別情報のみに基
づいてチャンネルアップまたはチャンネルダウンの方向
に応じた直近の局有りチャンネルを検出してチューナ1
0に受信させる(ステップS105〜S130)。
【0040】このように、リモコン40にてチャンネル
アップまたはチャンネルダウンが指示されたときに、マ
イコン50が検知してEEPROM60のチャンネルポ
ジションに格納された局有りまたは局無しのチャンネル
種別情報に基づいてチャンネル指示方向の直近の局有り
チャンネルを検出してチューナ10にて局部発振周波数
を直接的に制御させて受信させるにあたり、チャンネル
ポジションにチャンネル種別情報が格納されていない場
合には同期信号の有無に基づいて局有りまたは局無しを
判断してチャンネル種別情報を格納させつつ直近の局有
りチャンネルを検出してチューナ10に受信させるよう
にしたため、利用者が意識しなくともチャンネルプリセ
ットを行うことが可能なテレビジョン受信装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるテレビジョン受信
装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同テレビジョン受信装置にて採用するリモコン
の正面図である。
【図3】チャンネルアップ/ダウンボタンが押し下げら
れた際のマイコンの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】チャンネルポジションを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10…チューナ 21…VIF回路 22…SIF回路 30…信号系回路 31…ビデオIC 32…オーディオIC 40…リモコン 41…電源ボタン 42…チャンネルボタン 43…チャンネルアップ/ダウンボタン 44…ボリュームボタン 50…マイコン 60…EEPROM

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部発振周波数を直接的に制御しつつ所
    望のチャンネル周波数に応じた信号を受信して所定の信
    号処理を施して出力するチューナ手段と、 このチューナ手段における受信チャンネルのチャンネル
    アップまたはチャンネルダウンを指示するチャンネル指
    示手段と、 各チャンネルについて局有りまたは局無しのチャンネル
    種別を記憶するチャンネル種別記憶手段と、 上記チャンネル指示手段によりチャンネルアップまたは
    チャンネルダウンが指示されたときに上記チャンネル種
    別記憶手段に記憶されたチャンネル指示方向のチャンネ
    ル種別に基づいて上記チューナ手段にて直近の局有りチ
    ャンネルを受信させるにあたり、同チャンネル種別記憶
    手段にて上記チャンネル種別が記憶されていないチャン
    ネルについて上記チューナ手段の出力に基づいて局有り
    または局無しを判断してチャンネル種別を記憶させつつ
    直近の局有りチャンネルを検出して同チューナ手段に受
    信させるプリセット受信制御手段とを具備することを特
    徴とするテレビジョン受信装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のテレビジョン受信
    装置において、上記プリセット受信制御手段は、上記チ
    ャンネル指示手段にてチャンネルアップまたはチャンネ
    ルダウンが指示されてから上記直近の局有りチャンネル
    を検出して上記チューナ手段に受信させるまでの間に映
    像および音声をミュートすることを特徴とするテレビジ
    ョン受信装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のテレビジョン受信装置において、上記プリセッ
    ト受信制御手段は、上記チャンネル種別記憶手段にてい
    ずれのチャンネルについてのチャンネル種別も記憶され
    ていない初期状態において、電源オン後に末端のチャン
    ネルを起点として上記チューナ手段の受信チャンネルを
    順次切り換えながら局有りまたは局無しを判断してチャ
    ンネル種別を記憶させつつ最初に検出した局有りチャン
    ネルを受信させることを特徴とするテレビジョン受信装
    置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のテレビジョン受信装置において、上記プリセット受
    信制御手段は、全チャンネルに渡って局無しと判断した
    場合に上記チャンネル種別記憶手段に記憶させたチャン
    ネル種別を消去して初期状態に戻すことを特徴とするテ
    レビジョン受信装置。
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