JPH08172586A - 自動選局装置 - Google Patents

自動選局装置

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JPH08172586A
JPH08172586A JP31310594A JP31310594A JPH08172586A JP H08172586 A JPH08172586 A JP H08172586A JP 31310594 A JP31310594 A JP 31310594A JP 31310594 A JP31310594 A JP 31310594A JP H08172586 A JPH08172586 A JP H08172586A
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signal
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preset
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Inventor
Kazunari Maeda
和成 前田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択チャンネルプリセットを自動的に、かつ
受信状態が良好な電波を優先的に選局チャンネルプリセ
ットを行なう。 【構成】 所定の周波数範囲を1回サーチする制御手段
9と、それにより得られた同期信号を検出して判定する
同期信号判定装置10と、強入力の信号電波の時はRF
AGC電圧により識別する識別装置12により、両者同
期有と強入力とAND判定した時、チャンネル設定をす
る。弱入力の信号電波の時は、前記識別装置12が弱入
力と判定することで動作するスイッチ13により、RF
AGCとIFAGCを差動増幅器16で比較し、差分の
電圧を制御電圧とし、差分が大きい順にプリセットを行
ない、前記同期信号判定装置10とAND判定により、
プリセットされ、1回サーチ中に自動設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動選局装置に関し、
より詳細には、映像信号受信装置の受信チャンネルを設
定して記憶する周波数シンセサイザ同調方式のチャンネ
ルプリセット機能を有する映像信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の受信チャンネルプリセ
ットを有する映像信号受信装置のブロック図で、図中、
31はチューナ、32はRF(Radio Frequency)増
幅器、33はミキサ、34aは局部発振器、34bはP
LL(Phase Locked Loop:位相同期ループ)、35
はIF(Intermediate Frequency)回路、36は映像
中間周波数増幅器、37は映像検波器、38aはAGC
(Automatic Gain Control:自動利得制御)検波
器、38bはLPF(Low Pass Filter)、39は操
作部、40はCPU(Control Processing Unit:中
央処理装置)、41はメモリである。
【0003】以下は、VHF8CH(チャンネル)の電
波を受信機のチャネル8に設定する場合を例に説明す
る。図10において、操作部39によりCPU40を制
御し、受信機の設定チャンネルの8CHを選択する。次
に、操作部39によりCPU40を制御し、チャンネル
設定モードに入り、受信したい電波8CHを選択する。
この時、電波8CHを選択する方法は、PLL受信機の
ため、ダイレクト選局やサーチによる選局等があるが、
その方式は特に問わない。
【0004】8CHが設定されるとチューナ31では、
RF増幅器32で増幅された信号がPLL34bの局発
信号とミキサ33で周波数変換され、中間周波数が出力
される。該中間周波数は映像中間周波増幅器36で増幅
され、映像検波器37でベースバンドの信号に検波さ
れ、以下、映像処理回路等を経て画面に現れる。受信装
置の付加機能のAGC回路は、AGC検波器38aによ
り検波され、チューナ31へフィードバットされる。こ
のように、従来のチャンネルプリセット方法は、1つの
電波に対して1回の設定動作を要する。
【0005】前述した従来例は、一般的なチャンネル設
定方法の例を示したが、本発明のように、自動選局を主
旨とする従来例を開示した公知文献としては、例えば、
特開昭63−276912号公報「ラジオ受信機の自動
選局装置」がある。この公報に記載されている従来例に
ついて、以下に説明する。ラジオ受信機を搭載した車両
の常駐する地域で受信可能な局が、既に複数プリセット
されている時、操作部に設けた機能開始ボタンをONす
ることにより、既プリセット済複数局の入力電界強度を
全局測定し、受信機に設けてある基準電界強度レベルを
比較することにより、基準電界強度レベル以下又は以上
を判定する。
【0006】基準レベル以下の場合、該局(X局とす
る)を記憶部でメモリし、次いで、サーチ動作を行な
い、既プリセット済局以外の局が有るかどうかを判定す
る。既プリセット済局以外の局が無い場合は、該X局を
プリセットする。該プリセット済局以外の局が有る場合
は、該基準電界強度レベル以上又は以下を判定すべく電
界強度の測定、基準レベルとの比較を行ない、基準レベ
ル以上の場合は、該X局に替わり、この局をプリセット
する。
【0007】同様に、全帯域サーチ終了まで行なわれ、
プリセット済局以外の基準電界強度レベル以上の受信局
の存在を判定し、サーチ終了後、基準入力電界強度以上
の受信局を基準入力電界強度以下のプリセット局に替え
てプリセットされることにより、常に最良の受信局を自
動的にプリセットするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
自動選局装置においては、放送局がいくつかある時、放
送局のチャンネルを1回1回チャンネル設定をする必要
があり、また、何チャンネルが受信出来るか分からない
地域やユーザーにとっては従来のチャンネル設定方式で
は時間がかかり、使用性が悪いという欠点があった。
【0009】また、前述した特開昭63−276912
号公報のものは、電波条件の優位性を検出する手法とし
て、直接電界強度を設定して検出手段としている。電界
強度を測定する手段は、ディジタル的に行っており、受
信電波をA/Dディジタル化した後に測定をしている。
本発明は、実施例に示す検出方法により電界強度を検出
するため、また、電界強度変化により変わるノイズ成分
に注目し、映像検波出力に重畳されているノイズ成分を
検出し、DC平滑することにより得るDC電圧を電波条
件判定信号としているため、従来例とは検出方法が全く
異なっており、本発明は従来例と比較し、検出手法はア
ナログ的に行なうために構成が簡単で、また、高周波を
扱う上でアナログ処理の方が誤差が小さく性能が良好で
ある。さらに、従来例のものは、基準入力電界強度レベ
ル以下の場合は今までプリセットされていた局に戻る。
したがって、今までプリセットされていた局がなく、な
おかつ、基準入力電界強度レベル以下の場合は、受信設
定局がなくなってしまう。
【0010】一般に、弱電界でもある程度は視聴するこ
とが可能であり、従来例のように基準レベル以下を受信
不可としてしまうと、全ての局が基準レベル以下の場合
は、受信不可となってしまう。本発明は、基準入力以下
の時でも、基準入力以下で最も入力が大きい順にプリセ
ットをすることができるため、従来技術の欠点を改善で
きる。例えば、全ての局が基準入力以下でもその中で入
力が大きい順にプリセットが出来る。また、本発明は、
VHF局がチャンネルポジションと一致させることを考
慮し、VHF1CHからサーチをすることで、1CHの
局は1CHにプリセット出来るようにVHFを優先させ
る。従来例は、プリセットするポジションを考慮しない
ため、プリセット終了時、プリセット順がばらばらにな
るという欠点がある。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、周波数シンセサイザチューナを有する選局チ
ャンネルプリセット機能において、該選局チャンネルプ
リセットを自動的にかつ、受信状態が良好な電波を優先
的に選局チャンネルプリセットを行なうこと、また、選
局チャンネルプリセットを映像信号に重畳されるノイズ
成分を検出することにより、自動的にかつ受信状態が良
好な電波を優先的に選局チャンネルプリセットを行なう
ようにした自動選局装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)映像信号受信装置において、強入
力信号の各放送局を自動的に受信設定する場合、映像信
号受信装置に全てのチャンネルを1回サーチさせる制御
手段と、サーチ動作中に映像信号が受信された時、放送
信号有りと判断するための同期信号判定手段と、該同期
信号判定手段により同期信号有り(受信局有り)と判定
した場合、選局検出を前記制御手段を一時停止させるこ
とによって検出を初め、無線周波数自動利得制御電圧と
参照電圧を比較する比較手段と、前記参照電圧より低い
電圧の時に判定信号を出力し、該判定信号を識別する識
別手段と、該識別手段により前記参照電圧より低い電圧
であることと、前記同期信号判定手段により同期有りで
あることの2つの判定信号がAND判定した時、受信デ
ータを記憶する記憶手段とを有し、該記憶手段により記
憶した後、前記制御手段のサーチ動作を再び行ない、サ
ーチが一巡するまで前記検出制御過程を繰り返し行なっ
て自動選局とすること、更には、(2)映像信号受信装
置において、弱入力信号の各放送局を自動的に受信設定
する場合、映像信号受信装置に全てのチャンネルを1回
サーチさせる制御手段と、サーチ動作中に映像信号が受
信された時、放送信号有りと判断するための同期信号判
定手段と、前記同期信号判定手段により同期信号有り
(受信局有り)と判定した場合、選局検出を前記制御手
段を一時停止させることによって検出を初め、無線周波
数自動利得制御電圧と参照電圧を比較する比較手段と、
前記参照電圧より高い電圧の時判定信号を出力し、該判
定信号を受けて切換わる無線周波数自動利得部制御スイ
ッチと、前記無線周波数自動利得制御電圧と中間周波数
自動利得制御電圧を増幅させるための増幅手段と、該増
幅手段を通った無線周波数自動利得制御電圧と中間周波
数自動利得制御電圧を比較し、その差分のDC電圧を検
出出力する差動増幅手段と、該差動増幅手段により弱入
力信号レベルの各放送局の入力電界強度差を前記DC電
圧で制御することが出来、該強入力信号の自動選局設定
で設定されたチャンネル番号以外のチャンネルに、弱入
力信号の放送局検出により検出された放送局を順次記憶
する記憶手段とを有し、この時、該記憶手段では該DC
電圧が高い順に設定し、サーチが1巡する間に、前記検
出制御過程を繰り返し行なって自動選局すること、或い
は、(3)映像信号受信装置において、各放送局を自動
的に受信設定する場合、映像信号受信装置に全てのチャ
ンネルを1回サーチさせる制御手段と、該制御手段の途
中で映像信号が受信された時放送信号有無を判断するた
めの同期信号判定手段と、該同期信号判定手段により同
期信号有り(受信局有り)と判定した場合、選局検出を
前記制御手段を一時停止させることによって検出を初
め、中間周波数部の映像検波からの映像信号を前記同期
信号判定手段により同期有りの時に出力されるゲートパ
ルスによって、前記映像信号の同期信号先端に重畳され
ているノイズ成分を検出するノイズ検出手段と、該ノイ
ズ検出手段によりノイズ成分を検出し、ノイズ成分をD
C平滑するフィルタ手段と、入力レベル判定信号が入力
されるCPUと、該CPUにはある電圧でスレッショル
ドをもたせることにより、ある電圧より小さい時は受信
した電波は完全にプリセット設定され、ある電圧より大
きい時はメモリに記憶されるだけで次に受信される電波
の電圧と常に比較する比較手段と、スレッショルド電圧
より大きい電圧の中でさらに電圧が小さい順に順次メモ
リ上で受信プリセットデータの入れ換えが行なわれるメ
モリ手段とを有し、前記制御手段が1巡するまで繰り返
し行なうことにより自動選局と常に良好な電波を優先的
に設定することを特徴としたものである。
【0013】
【作用】
(1)請求項1記載の発明において、1回サーチする制
御手段によりサーチ中に同期信号を検出すると、RFA
GC電圧により強入力、弱入力と判定される識別装置に
より、強入力の時は同期信号有と、RFAGC強入力の
識別信号がAND判定の時に記憶され、弱入力信号の時
は同期信号有と、RFAGCとIFAGCとの差分の電
圧により、差分の電圧が大きい順に記憶を行なう。記憶
が終了すると、さらにサーチを続け、次の信号が来ると
同様の動作により記憶され、サーチ1回で自動選局が完
了する。 (2)請求項2記載の発明において、1回サーチする制
御手段によりサーチ中に同期信号を検出すると、RFA
GC電圧により強入力、弱入力と判定される識別装置に
より、強入力の時は同期信号有と、RFAGC強入力の
識別信号がAND判定の時に記憶され、弱入力信号の時
は同期信号有と、RFAGCとIFAGCとの差分の電
圧を差動増幅手段で検出し、該差動増幅手段による弱入
力信号レベルの各放送局の入力電界強度差を前記DC電
圧で制御することが出来、該強入力信号の自動選局設定
で設定されたチャンネル番号以外のチャンネルに、弱入
力信号の放送局検出により検出された放送局を順次記憶
する。記憶が終了すると、さらにサーチを続け、次の信
号が来ると同様の動作により記憶され、サーチ1回で自
動選局が完了する。 (3)請求項3記載の発明において、1回サーチする制
御手段によりサーチ中に同期信号有りと判定すると、映
像検波信号の同期信号先端部に重畳されているノイズ成
分をゲートパルスに抜き取り、平滑し、DC電圧として
制御電圧とする。該制御電圧を入力するCPUは、ある
電圧でスレッショルドを持たせ、ある電圧より低い時は
プリセットし、低い時は低い制御電圧を得た電波を低い
順にプリセットする。サーチ1回終了後設定が完了し、
自動設定が完了される。制御電圧が低い電圧の電波の並
べ換えは、受信された電波の制御電圧をメモリしておく
ことで順次比較し、入れ換えが行なわれる。
【0014】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による自動選局装置の一実施例を
説明するための構成図で、図中、1はチューナ、2はR
F(Radio Frequency)増幅器、3はミキサ、4aは
局部発振器、4bはPLL(Phase Locked Loop:位
相同期ループ)、5はIF(Intermediate Frequenc
y)回路、6は映像中間周波増幅器、7は映像検波器、
8aはAGC(Automatic Gain Control:自動利得
制御)検出器、8bはLPF(Low Pass Filter)、
9は操作部、10はCPU(Central Processing Un
it:中央処理装置)、11はメモリ、12はコンパレー
タ、13は制御スイッチ(SW)、14,15は増幅
器、16は差動増幅器、17はバッファである。
【0015】所定の周波数範囲を1回サーチする制御手
段9と、それにより得られた同期信号を検出して判定す
る同期信号判定装置10と、強入力の信号電波の時はR
FAGC(Radio Frequency Automatic Gain Cont
rol)電圧により識別する識別装置12により、両者同
期有と強入力とAND判定した時、チャンネル設定をす
ることを特徴とし、また、弱入力の信号電波の時は、前
記識別装置12が弱入力と判定することにより動作する
スイッチ13により、RFAGCとIFAGC(Inter
mediate Frequency Automatic Gain Control)を差
動増幅器16で比較し、差分の電圧を制御電圧とし、差
分が大きい順にプリセットを行ない、これも前記同期信
号判定装置10とAND判定によりプリセットされるこ
とを特徴としており、1回サーチ中に自動設定される。
【0016】以下、説明を判り易くするために、VHF
8CH(入力は80dBu)、UHF40CH(入力は
40dBu)の2つの放送局を自動選局設定する場合に
ついて説明する。図1において、操作部9によりCPU
10を制御し、VHF1CH→UHF13CH→UHF
62CHの順でチャンネルサーチを開始する。VHF1
CH→VHF7CHまでは放送局が無いため、映像信号
が無いので、CPU10への同期信号が無く、この間は
サーチが行なわれる。図4のステップS21の「同期有
無」がこの検出を行なう。
【0017】サーチがVHF8CHになると放送局があ
るためCPU10への同期信号が入力され、該CPU1
0の同期信号判定装置が同期有りと判定し、サーチ動作
は一時停止され(図4のS22)、自動選局のための検
出が行なわれる。AGC検波器8aのRFAGC電圧が
コンパレータ12に入力され、VREF(参照電圧)と比
較され(ここで、VRFはRFAGCディレーポイントの
電圧で絶対値はここでは問わずVREFとする)、VREF
り高い時はコンピレータ12の出力はHigh(Vcc)と
なり、低い時はコンパレータ12の出力はLow(0V)
となる。このコンパレータ12の出力信号を判定信号と
表現する。受信する8CHは80dBuの強入力信号
で、この時のRFAGC電圧はVREFより低い電圧であ
る。
【0018】図3は、一般的なRFAGC電圧特性を示
す図であるが、図中、RFAGCディレーポイントは一
般に50〜60dBuのため、この入力より大きい時は
RFAGC電圧は下がり、小さい時は上がる特性をして
いる。したがって、8CH受信時のコンパレータ12の
出力はLow(0V)となり、この判定信号によりRFA
GC制御SW13はOFFとなる。
【0019】図2は、強入力電波信号(VREF以下の信
号)受信時のブロック図で、図中の参照番号は図1と同
じである。判定信号(Low)は、CPU10にも入力さ
れ、該CPU10では8CHをプリセットするための制
御信号として用いられ、該判定信号をLowで8CHの
電波を検出した場合は、チャンネルポジション8CHに
完全プリセットする。前記判定信号がHighの時は、メ
モリ11の一時記憶させるだけにとどめ、詳細は後述す
る40CH設動作で説明する。前記判定信号(Low,H
igh)は完全プリセットするか、一時記憶させるだけか
の判定信号として用いる特徴がある。
【0020】また、本発明の局のチャネンル番号とチャ
ンネルポジション番号を一致させる特徴があり、サーチ
をVHF1CHからサーチさせることにより(どこのチ
ャンネルにあっても、この条件でスタートする特徴をも
つ)VHF局のプリセットを優先させ、1CHは1CH
にというようにチャンネルポジションと一致させる特徴
を有する。これは、図5のステップS27,S28,S
31で行なう。本実施例の8CHは8CHポジションに
完全プリセットされる。
【0021】以上、8CHのプリセットが完了するが、
本発明の強入力時のプリセット方法は、RFAGC電圧
をVREFと比較することにより得る制御電圧により、そ
の局を完全にプリセットするという手法と、VHF局を
優先させて、チャンネルポジションと一致した所にプリ
セットするという特徴を有する。8CHプリセット後、
再びサーチが行なわれ、VHF9CH→UHFへとサー
チされ、UHF40CHになると信号があるため、前記
同期信号判定装置が同期有りと判定し、サーチが一時停
止され、再び検出が行なわれる。
【0022】図1で、AGC検波器8aのRFAGC電
圧がコンパレータ12で、VREFと比較される。40C
Hは40dBuのため、前述したRFAGCディレーポ
イントより低い入力のため、図3に示すようなVREF
RFAGC電圧の関係となり、コンパレータ12の出力
はHigh(Vcc)となる。このコンパレータ12の判
定信号は、RFAGC制御SW13とCPU10に入力
されて、RFAGC制御SW13はONとなる。該RF
AGC制御SW13がONとなるため、AGC検波器8
aからのRFAGC電圧は、増幅器14を通り差動増幅
器16へ入力される。
【0023】一方、AGC検波器8aからのIFAGC
電圧は、増幅器15を通り差動増幅器16へ入力され
る。該差動増幅器16へ入力されたRFAGC電圧とI
FAGC電圧はここで比較され、両者の差の電圧が差動
増幅器16から出力され、この制御電圧は入力信号の大
きさにより変わる電圧のため、VREF<RFAGC電圧
の条件の入力信号の中で信号条件を判断することが出来
る電圧で、この制御電圧をCPU10へ入力することに
より、信号条件がいい順にチャンネル設定する制御電圧
とすることが出来る。
【0024】図3は、RF/IFAGC特性を示す図で
ある。VREF<RFAGC電圧の条件になると、RFA
GC電圧は一定、IFAGC電圧は、入力小になれば電
圧大となる特性をしている。したがって、RFAGC電
圧とIFAGC電圧の差が大きいと入力信号は高く、小
さいと入力信号は小さいという識別が可能となる。この
ように、VREF<RFAGCの条件ではRFAGC電圧
とIFAGC電圧の差の電圧を制御電圧とし、入力条件
の優劣をつけることで条件のいい信号を選局することが
出来るが、このような処理をする理由を、以下に説明す
る。
【0025】図3より、RFAGC電圧は、VREF以下
の時は入力によって電圧が変わり、VREF以上の時は一
定電圧となる。VREF以下の時は、RFAGC電圧が小
さい順にプリセットすれば入力条件が良い順に設定でき
るが、VREF以上の時は、信号条件の優劣を付けること
が出来ず、仮に、同期信号判定装置により同期有りと判
定した信号にプリセットすれば、全ての信号を受信出来
るが、これでは信号の優劣を判定したプリセットするこ
とが出来ない。
【0026】さらに、全ての信号を受信すれば、チャン
ネルポジション数12ケを越えてしまうことが多々有る
ため、プリセット優先順位が無いとチャンネルポジショ
ン数を越えてしまう。したがって、本発明のように、弱
入力信号の入力条件を判定する手段として、RFAGC
電圧とIFAGC電圧の差の電圧で優劣をつける特徴に
より、前述した問題点を解決することができる。
【0027】本実施例の40CHを受信する例の場合、
差動増幅器16からの制御信号がCPU10に入力さ
れ、40CHの選局と該制御信号がメモリ11に記憶さ
れる。ここでの記憶は先のVREF>RFAGC電圧時の
完全プリセットではなく、次に記憶されるデータとの比
較を行ない、他の弱入力信号が有り、チャンネルポジシ
ョンの空が無い時のデータの入れ換えを行なうための比
較データ保管のために記憶しておくものである。この記
憶と完全プリセットの判定は、コンパレータ12より出
力される判定信号をCPU10が入力することにより行
なわれる。
【0028】例えば、チャンネルポジション数12ケ
中、強入力信号のVHF信号の1,3,4,5,6,
8,10,12CHの完全プリセットが完していると、
空チャンネルポジションは2,7,9,11CHであ
る。この空ポジションにUHFの13(20dBu)、
15(30dBu)、17(40dBu)、19(45
dBu)CHの信号をプリセットする時、サーチはチャ
ンネルが低い順に行なわれるため、2CHに13CH、
7CHに15CH、9CHに17CH、11CHに19
CHが記憶され、チャンネルポジション数12ケをすべ
て使用してしまう。
【0029】さらに、サーチされ21CHを受信した
時、前記差動増幅器16からの出力電圧の順位付けは、
13CH<15CH<17CH、19CH<21CHの
関係で記憶され、CPU10では優先順位で常にデータ
の入れ替えが行なわれるため、その結果、一番低い13
CHの信号が21CHと入れ替えられ、2CHに21C
Hが記憶される。サーチが完了すると、この状態で完全
プリセットを行ない、設定が完了する。
【0030】このように、VREF<RFAGC電圧の条
件では、常に比較、入れ替えが行なわれるため、良好な
受信電波のチャンネルを優先的に設定することが可能と
なる。したがって、本発明の弱入力時のプリセットは、
RFAGC電圧とIFAGC電圧の差の電圧で入力条件
の判定を行ない、弱入力信号の中で、さらに順位付けを
することが出来る。
【0031】従来例のものは、弱電界入力の中の順位付
けをせず、基準入力以上のものをプリセットすることを
主旨としているため、本発明は強入力から弱入力の全て
の入力条件で順位付けが可能となる。弱入力時は、図4
及び図5のステップS29,S30,S33,S34,
S35,S36,S37のフローチャートで処理され
る。本実施例に戻ると、1CHに40CHが記憶され、
8CHに8CHが完全プリセットされた状態でサーチ1
巡すると、この状態で完全プリセットされ自動設定が完
了する。
【0032】図4及び図5は、本発明による自動選局装
置の動作を説明するためのフローチャートである。以
下、各ステップ(S)に従って順に説明する。まず、サ
ーチが開始されると(S20)、同期の有無を確認し
(S21)、同期していれば、サーチを一時停止する
(S22)。次に、RFAGC電圧とVREFとを比較し
(S23)、RFAGC>VREFでなければ(S2
4)、コンパレータ出力をLowとし(S25)、SW1
3をOFFにしてCPU10にプリセット判定信号とし
て入力する(S26)。次に、VHFの局かどうかを判
断し(S27)、局と一致するチャンネルポジションに
完全プリセットし(S28)、前記ステップS20に戻
る。
【0033】前記ステップS27において、VHFの局
でなければ、空ポジションの低い順に完全プリセットし
(S31)、サーチが1巡したかどうかを判断し(S3
2)、1巡していなければ、前記ステップS20に戻
り、1巡していれば、後述するステップS39へ行く。
【0034】前記ステップS24において、RFAGC
>VREFであれば、コンバータ出力を High にし(S2
9)、SW13をONにして、CPU10にプリセット
判定信号として入力する(S30)。次に、差動増幅器
16でRFAGCとIFAGCとを比較し、差の電圧を
出力する(S33)。次に、差の電圧とチャンネルデー
タをメモリに一時記憶する(S34)。次に、VHFの
局かどうかを判断し(S35)、VHF局であれば、局
と一致するチャンネルポジションに一時プリセットし
(S36)、前記ステップ(S20)に戻る。
【0035】前記ステップS35において、VHFの局
でなければ、次に、空ポジションの低い順に一時プリセ
ットし(S37)、サーチが一巡したかどうかを判断し
(S38)、一巡していなければ、前記ステップS20
に戻り、一巡していれば、ステップS34で、一時メモ
リした差の電圧を比較し、ステップS28,31で残っ
た空ポジションに入力条件が良好なチャンネルを完全プ
リセットする(S39)。
【0036】このように、本実施例は、チャンネルプリ
セットを行う時、サーチ制御により所定の周波数帯のサ
ーチを行い、受信電波が強入力か弱入力かを判断する装
置を有しており、強入力時は、RFAGC電圧が基準電
圧以下であるとき、強入力であると判定する手段によ
り、完全プリセットを行い、弱入力時は、RFAGC電
圧が基準電圧以上であるとき、弱入力であると判定し、
さらに、弱入力の中で入力が高い順に判定出来るよう
に、IFAGC電圧とRFAGC電圧の差の電圧をその
判定信号とする。これにより、常に入力条件が良好な電
波の順にプリセットする。
【0037】このように、入力条件の順位付けをされた
局は、サーチが行われている間、強入力局は完全にプリ
セットされ、弱入力局は、メモリにチャンネルデータと
判定信号を一時記憶されることにより、弱入力の中で常
に入力条件が良いチャンネルに入れ替えが行われる。さ
らに、VHF局はチャンネルポジションと一致したポジ
ションに優先にプリセットが出きるように、どのような
チャンネルにいても、サーチ開始はVHF/CHから行
われる。
【0038】これにより、VHF局があった場合、前記
入力条件の判定後、VHFCHポジションにプリセット
され、その後、VHFがサーチされる手順のため、UH
Fは空ポジションにプリセットされる。したがって、プ
リセットポジションを整理できる。このように、本実施
例により、チャンネル設定を自動的に行え、常に良好な
電波を設定でき、プリセットポジションを整理できる。
【0039】図6は、本発明による自動選択装置の他の
実施例を説明するためのブロック図で、図中、22は
4.5MHzトラップ、23はノイズ検出器、24はH
PF(High Pass Filter)、25はLPF(Low Pass F
ilter)で、その他、図1と同じ作用をする部分は同一
の符号を付してある。
【0040】所定の周波数範囲をサーチする制御手段
と、受信信号の有無を検出する同期信号判定装置と、該
同期信号判定装置により同期有りの時、前記御手段を一
時停止させる。該制御手段により受信状態に保ち、電波
条件の判定を行うべく、映像検波器7の映像信号の同期
信号先端部のノイズレベルをゲート信号により抜き取る
ノイズ検出器23と、ノイズを平滑にするためのLPF
25によりDC電圧の制御電圧を作り、CPU10へ入
力し、ある電圧以下の時はプリセットし、ある電圧以上
の時は一時メモリし、他電波の制御電圧と常に比較し、
電圧が低い順にプリセットを行い、前記制御手段が1回
行われた時、終了する自動設定を特徴とする。
【0041】以下、説明を判り易くするために、図1の
場合と同様に、VHF8CH(入力は80dBu)、U
HF40CH(入力は40dBu)の二つの放送局を自
動設定する場合について説明する。操作部9によりCP
U10を制御し、VHF/CH→UHF,13CH→U
HF62CHへとチャンネルサーチを開始する(図1
0、S40)。VHF/1CH〜7CHまでは放送局が
ないため、CPU10への同期信号が入力されず、この
間はサーチが行われる。サーチがVHF8CHになると
放送局が有るため、CPU10への同期信号が入力され
るため、CPU10では受信局有りと判定し、サーチ動
作を一時停止し(図10、S41、S42)、受信条件
を検出すべく以下の方法で判定する。
【0042】VHF8CH受信状態の今、チューナ1か
ら出力される中間周波数はIF回路5に入力され、映像
検波器のでベースバンド信号の映像信号が出力される。
映像信号は、4.5MHzトラップ22を通り、4.5M
Hzの音声成分を除去した映像信号aとなる。該映像信
号aはゲートパルスbにより同期先端部のノイズレベル
のみ除去され、このノイズ検出器23の出力cは、HP
F24で同期性パルスを除去し、LPF25で平滑さ
れ、DC電圧の制御電圧としてCPU10へ入力される
(図10、S43)。
【0043】図7(a)〜(d)は、ノイズ検出器の動
作タイミングチャートである。映像信号aには図中のノ
イズ成分Nが重畳されており、同期先端部のN成分を検
出するために、ゲートパルスbにより抜き取り、ノイズ
検出器出力cを得る。この時のゲートパルスbは、映像
信号aの同期パルス幅よりも狭いパルスとし、N成分の
みを取り出している。制御電圧を入力するCPUはある
電圧値でスレッショルドを設定しておき(VREFとす
る)、VREFより小さい時は強入力電波の信号と判定
し、チャンネルプリセットを完了する。VREFより高い
時は弱入力電波の信号と判定し、後述する特別なプリセ
ットを行う(図10、S44)。VREFより高い時、低
い時で入力電波の条件が判定できる理由を図8及び図9
で説明する。
【0044】図8は、入力電界強度に対するノイズ成分
の変化を示す図である。受信機にはAGC機能が有るた
め、図中のカットイン入力より高い時は、ノイズレベル
が一定の値となり、低くなると徐々にノイズレベルが増
加していく特性をしています。前述したように、制御電
圧はノイズレベルの平滑値のため、弱入力となるとノイ
ズ大、すなわち、DC電圧大となり、制御電圧特性は図
9のようになる。したがって、VREFはカットインでの
値とし、この値は受信機により異なるため、VREFとし
て説明する。このように、本実施例は入力レベルの大小
をノイズレベルにより検出する
【0045】実施例における8CHを受信すると、この
入力は80dBuで、VREFより低いため、プリセッッ
トされるが受信機の何CHにプリセットするかについ
て、以下に説明する。サーチはVREF1→12→UHF
13→62の順でサーチされるが、これはVHFを優先
させるためである。受信機のCH番号は、一般に1〜1
2CHまでしかなく、受信局とCH番号はこの間しか一
致していない。従って、1CHの局は1CHに、8CH
の局は8CHにプリセットする。但し、本実施例は良好
な電波条件の局を受信することを特徴としているため、
REFより低いVHF局は同じ番号のCHに完全にプリ
セットされるが、VREFより高いVHF信号は同じ番号
のCHにプリセットされるものの、後述する「受信局が
設定可能数12ケを超える場合」の入れ替え対象CHと
なる。
【0046】したがって、本実施例における8CHは、
CH番号8CHに完全にプリセットされたので、残り設
定できる番号は8CH以外の11ヶとなる。8CHがプ
リセットされた時点で再び再開され、UHF39CHま
でサーチを続け、CHF40CHで再度停止し、同様の
電波条件判定を行う。UHF40CHの入力は40dB
uのため、これはカットイン入力以下のレベルであるた
め、VREFより高くなり、弱入力と判定する。40CH
は現状の空チャンネルの一番低い番号の1CHに一時メ
モリされる。仮に、このUHF40CHの入力がカット
イン入力以上の強入力ならば、CH番号1CHに完全プ
リセットされるが,弱入力のため入れ替えの対象として
一時メモリに留めている。
【0047】本実施例は、8CH、40CHの2局のた
め、サーチ1回終了後、8CHは40CH,40CHは
1CHに設定されて自動設定が完了する。しかし、受信
可能局がCH設定数12ケ以上で、前述した弱入力信号
の一時メモリ信号の入れ替えを要する時がある。この時
の動作を以下に説明する。すなわち、VHF1,3,
4,6,8,10,12CHの強入力信号(VREF
下)とUHF49(20dBu),51(30dB
u),53(40dBu),55(50dBu),57
(50dBu),59(50dBu)の弱入力信号(V
REF以上)を受信できる場合での本実施例の動作を説明
する。
【0048】前述したように、強入力のVHFは1C
H、3CHは3CH、4CHは4CH、6CHは6CH
…に設定され、空チャンネルは2,5,7,9,11C
Hの5ケである。UHF局は空チャンネルの一番小さい
番号から設定されるため、UHF49CHは2CH,U
HF51CHは5CH,UHF53CHは7CH,UH
F55CHは9CH、UHF57CHは11CHに一時
メモリされていき、12CH分全てが設定されている。
【0049】この状態で、UHF59CHがサーチされ
るが、59CHは一時メモリされている局の中では一番
大きいため、制御電圧を比較した結果、一番低い局の4
9CHと入れ替えられ、2CHに59CHが変わって一
時メモリされる。この状態でサーチ1回が終了され、一
時メモリされていたCHも完全プリセットされ、自動設
定が完了する。このように、本実施例は自動チャンネル
プリセットができる他、良好な電波条件の局を優先させ
て設定できるため、良好な電波を自動的にチャンネルプ
リセットを行うことができる。
【0050】図10は、本発明による自動選択装置の動
作を説明するためのフローチャートである。以下各々ス
テップ(S)に従って順に説明する。まず、サーチが開
始されると(S40)、同期の有無を確認し(S4
2)、同期していれば、サーチを一時停止し(S4
2)、ノイズ検出器で判定電圧を得る(S43)。次
に、基準電圧以上か以下かを判断し(S44)、基準電
圧以下であれば、VHFの局かどうかを判断し(S4
5)、VHFの局であれば、受信局と一致するチャンネ
ルポジションに完全プリセットし(S46)、前記ステ
ップS40に戻る。
【0051】前記ステップS45において、VHFの局
でなければ、空ポジションに完全プリセットし(S4
7)、サーチが一巡したかどうかを判断し(S48)、
一巡していなければ、前記ステップS40に戻り、サー
チが一巡していれば、後述するステップS51に行く。
前記ステップS44において、判定電圧が基準電圧以上
であれば、メモリに一時チャンネルデータ及び判定電圧
をメモリし(S49)、次に、サーチが一巡したかどう
かを判断し(S18)、サーチが一巡していなければ、
前記ステップS40に戻り、サーチが一巡していれば、
チャンネル空ポジションの若い番号順に判定電圧が大き
い順に完全プリセットする(S51)。
【0052】このように、本実施例は、サーチ動作1回
を行う間に受信した映像信号に含まれているノイズ成分
を検出し、平滑することで得たDCの制御電圧により、
受信した電波の中で最も電波条件が良好な局を判定し、
自動的に、かつ電波条件の良好な局の順にプリセットを
行うことができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:受信チャンネルを設定
し、記憶するチャンネルプリセットを行う場合、RFA
GCディレーポイント以上の強入力信号の時は、同期信
号の検出と、RFAGC電圧がRFAGCディレーポイ
ント以上の電圧を検出し、両者がAND判定した時、そ
のチャンネルを記憶し、プリセットする。RFAGCデ
ィレーポイント以下の弱入力信号の時は、同期信号の検
出とRFAGCとIFAGCの差の電圧を検出により弱
入力の中でも入力が高い順にチャンネルを記憶する。な
お、本実施例はサーチ1回中に前記プリセットを順次行
って自動設定する。また、強入力の信号を優先にプリセ
ットを行い、弱入力の信号は強入力信号プリセットで余
ったチャンネルにプリセットする。また、電界強度を検
出するため、従来技術とは検出方法が全く異なってお
り、従来技術と比較し、検出手法はアナログ的に行うた
め構成が簡単で、また、高周波数を扱う上でアナログ処
理の方が誤差が小さく性能が良好である。さらに、VH
F局はチャンネルポジションと一致させさることを考慮
し、VHF/CHからサーチすることで1CHの局は1
CHにプリセットできるよう、VHFを優先させるの
で、プリセットするポジションを考慮しないため、プリ
セット終了時、プリセット順がばらばらになるという欠
点が改善される。 (2)請求項2に対応する効果:受信チャンネルを設定
し、記憶するチャンネルプリセットを行う場合、RFA
GCディレーポイント以上の強入力信号の時は、同期信
号の検出と、RFAGC電圧がRFAGCディレーポイ
ント以上の電圧を検出し、両者がAND判定した時、そ
のチャンネルを記憶し、プリセットする。RFAGCデ
ィレーポイント以下の弱入力信号の時は、同期信号の検
出とRFAGCとIFAGCの差の電圧を差動増幅手段
で検出し、該差動増幅手段により弱入力信号レベルの各
放送局の入力電界強度差を前記DC電圧で制御すること
が出来、該強入力信号の自動選局設定で設定されたチャ
ンネル番号以外のチャンネルに、弱入力信号の放送局検
出により検出された放送局を順次記憶する。なお、本実
施例はサーチ1回中に前記プリセットを順次行って自動
設定する。また、強入力の信号を優先にプリセットを行
い、弱入力の信号は強入力信号プリセットで余ったチャ
ンネルにプリセットする。また、電界強度を検出するた
め、従来技術とは検出方法が全く異なっており、従来技
術と比較し、検出手法はアナログ的に行うため構成が簡
単で、また、高周波数を扱う上でアナログ処理の方が誤
差が小さく性能が良好である。さらに、VHF局はチャ
ンネルポジションと一致させさることを考慮し、VHF
/CHからサーチすることで1CHの局は1CHにプリ
セットできるよう、VHFを優先させるので、プリセッ
トするポジションを考慮しないため、プリセット終了
時、プリセット順がばらばらになるという欠点が改善さ
れる。 (3)請求項3に対応する効果:受信チャンネルを設定
するチャンネルプリセットを行う場合、サーチ動作1回
行う間、受信されたことを判定する同期信号によって、
サーチ動作を一時停止し、受信された電波条件を判定す
るために、映像検波出力信号の同期信号先端部に重畳さ
れているノイズ成分をゲートパルスにより抜き出し、平
滑することによりDC電圧として判定電圧とする。該判
定電圧がある電圧より低い時(強入力電波条件)は、プ
リセット設定を完全に行い、高い時(弱入力電波条件)
は、受信データを一時メモリに記憶するだけで、次に受
信された電圧と常に比較し、判定電圧が低い順に順次デ
ータを入れ替え、サーチ動作が1回行われた時点で設定
完了とする。本実施例はチャンネル設定を自動的に行
い、かつ受信電波条件が良好な順に自動チャンネル設定
を行う。また、電界強度変化により変わるノイズ成分に
注目し、映像検出に重畳されているノイズ成分を検出
し、DC平滑することにより得るDC電圧を電波条件判
定信号としているため、従来技術とは電波条件判定の検
出方法が全く異なっており、従来技術と比較し、アナロ
グ的に行うため構成が簡単であり、また、高周波を扱う
上で、アナログ処理の方が誤差が小さく性能が良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動選局装置の一実施例を説明す
るためのブロック図である。
【図2】本発明における強入力電波信号受信時のブロッ
ク図である。
【図3】本発明におけるRF/IFAGCと特性を示す
図である。
【図4】本発明による自動選局装置の動作を説明するた
めのフローチャート(その1)である。
【図5】本発明による自動選局装置の動作を説明するた
めのフローチャート(その2)である。
【図6】本発明による自動選局装置の他の実施例を説明
するためのブロック図である。
【図7】本発明におけるノイズ検出の動作タイミングチ
ャートである。
【図8】本発明におけるノイズレベル特性を示す図であ
る。
【図9】本発明における制御電圧特性を示す図である。
【図10】図5に示す自動選局装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】従来の自動選局装置のブロック図である。
【符号の説明】
1…チューナ、2…RF(Radio Frequency)増幅
器、3…ミキサ、4a…局部発振器、4b…PLL(P
hase Locked Loop:位相同期ループ)、5…IF(I
ntermediate Frequency)回路、6…映像中間周波増幅
器、7…映像検波器、8a…AGC(Automatic Gain
Control:自動利得制御)回路、8b…LPF(Low
Pass Filter)、9…操作部、10…CPU(Centra
l Preocessing Unit:中央処理装置)、11…メモ
リ、12…コンパレータ、13…制御スイッチ(S
W)、14,15…増幅器、16…差動増幅器、17…
バッファ22…4.5MHzトラップ、23…ノイズ検
出器、24…HPF(High Pass Filter)、25…LP
F(Low Pass Filter)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号受信装置において、強入力信号
    の各放送局を自動的に受信設定する場合、映像信号受信
    装置に全てのチャンネルを1回サーチさせる制御手段
    と、サーチ動作中に映像信号が受信された時、放送信号
    有りと判断するための同期信号判定手段と、該同期信号
    判定手段により同期信号有りと判定した場合、選局検出
    を前記制御手段を一時停止させることによって検出を初
    め、無線周波数自動利得制御電圧と参照電圧を比較する
    比較手段と、前記参照電圧より低い電圧の時に判定信号
    を出力し、該判定信号を識別する識別手段と、該識別手
    段により前記参照電圧より低い電圧であることと、前記
    同期信号判定手段により同期有りであることの2つの判
    定信号がAND判定した時、受信データを記憶する記憶
    手段とを有し、該記憶手段により記憶した後、前記制御
    手段のサーチ動作を再び行ない、サーチが一巡するまで
    前記検出制御過程を繰り返し行なって自動選局とするこ
    とを特徴とする自動選局装置。
  2. 【請求項2】 映像信号受信装置において、弱入力信号
    の各放送局を自動的に受信設定する場合、映像信号受信
    装置に全てのチャンネルを1回サーチさせる制御手段
    と、サーチ動作中に映像信号が受信された時、放送信号
    有りと判断するための同期信号判定手段と、前記同期信
    号判定手段により同期信号有りと判定した場合、選局検
    出を前記制御手段を一時停止させることによって検出を
    初め、無線周波数自動利得制御電圧と参照電圧を比較す
    る比較手段と、前記参照電圧より高い電圧の時判定信号
    を出力し、該判定信号を受けて切換わる無線周波数自動
    利得部制御スイッチと、前記無線周波数自動利得制御電
    圧と中間周波数自動利得制御電圧を増幅させるための増
    幅手段と、該増幅手段を通った無線周波数自動利得制御
    電圧と中間周波数自動利得制御電圧を比較し、その差分
    のDC電圧を検出出力する差動増幅手段と、該差動増幅
    手段により弱入力信号レベルの各放送局の入力電界強度
    差を前記DC電圧で制御することが出来、該強入力信号
    の自動選局設定で設定されたチャンネル番号以外のチャ
    ンネルに、弱入力信号の放送局検出により検出された放
    送局を順次記憶する記憶手段とを有し、この時、該記憶
    手段では該DC電圧が高い順に設定し、サーチが1巡す
    る間に、前記検出制御過程を繰り返し行なって自動選局
    することを特徴とする自動選局装置。
  3. 【請求項3】 映像信号受信装置において、各放送局を
    自動的に受信設定する場合、映像信号受信装置に全ての
    チャンネルを1回サーチさせる制御手段と、該制御手段
    の途中で映像信号が受信された時放送信号有無を判断す
    るための同期信号判定手段と、該同期信号判定手段によ
    り同期信号有りと判定した場合、選局検出を前記制御手
    段を一時停止させることによって検出を初め、中間周波
    数部の映像検波からの映像信号を前記同期信号判定手段
    により同期有りの時に出力されるゲートパルスによっ
    て、前記映像信号の同期信号先端に重畳されているノイ
    ズ成分を検出するノイズ検出手段と、該ノイズ検出手段
    によりノイズ成分を検出し、ノイズ成分をDC平滑する
    フィルタ手段と、入力レベル判定信号が入力されるCP
    Uと、該CPUにはある電圧でスレッショルドをもたせ
    ることにより、ある電圧より小さい時は受信した電波は
    完全にプリセット設定され、ある電圧より大きい時はメ
    モリに記憶されるだけで次に受信される電波の電圧と常
    に比較する比較手段と、スレッショルド電圧より大きい
    電圧の中でさらに電圧が小さい順に順次メモリ上で受信
    プリセットデータの入れ換えが行なわれるメモリ手段と
    を有し、前記制御手段が1巡するまで繰り返し行なうこ
    とにより自動選局と常に良好な電波を優先的に設定する
    ことを特徴とする自動選局装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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