JP4670186B2 - コールバック装置及びコールバック方法 - Google Patents

コールバック装置及びコールバック方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに対して固有に付けられた識別番号を用いて通信対象ユーザを特定することによって、ネットワーク上でのユーザ間の情報通信を確立する情報通信システム内に適用されるコールバック装置及びコールバック方法に関し、特に、相手に識別番号を知らせないときにも、相手がコールバックすることができるコールバック装置及びコールバック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定電話、携帯電話などの通信端末で情報通信を行うときに、例えば、被呼者が不在であることや、被呼側の通信端末が使用中であること、さらには被呼側の情報通信システムが故障していることなどが理由となって、発呼者と被呼者との間で情報通信を行うことができない場合がある。
【0003】
発呼者と被呼者との間で情報通信を行うことができないときには、発呼者の要求に応じて被呼者が発呼者へ情報通信を確立するコールバックが行われている。このコールバックを行う方法としては、留守番電話及び伝言ダイヤルなどを使用する方法や、被呼側の応対者に対して伝言を依頼する方法などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、留守番電話や伝言ダイヤルを使用することによってコールバックを行うときには、先ず、発呼者が、音声やデータによって、電話番号などの自分の識別番号を被呼者へ伝える。そして、被呼者が、伝えられた識別番号に基づいて発呼者に対してコールバックを行う。すなわち、留守番電話や伝言ダイヤルを使用することによってコールバックを行うときには、発呼者が被呼者に対して自分の識別番号を伝える必要がある。したがって、この方法によってコールバックを行うときには、発呼者の識別番号を秘匿することが困難となる。
【0005】
また、被呼側の応対者に伝言を依頼することによってコールバックを行うときには、先ず、発呼者が自分の識別番号を応対者へ伝える。そして、被呼者が、応対者を介して伝えられた識別番号に基づいて発呼者に対してコールバックを行う。すなわち、被呼側の応対者に識別番号の伝言を依頼することによってコールバックを行うときには、発呼者は、被呼者のみならず応対者に対しても自分の識別番号を伝える必要がある。したがって、この方法によってコールバックを行うときには、発呼者の識別番号を秘匿することがさらに困難となる。
【0006】
さらにまた、被呼側の通信端末が使用中であるときや、被呼側の情報通信システムが故障しているときなど、発呼者が被呼者と接続できないときには、留守番電話及び伝言ダイヤルなどを使用することや、被呼側の応対者に対して伝言を依頼することができない。したがって、発呼者が被呼者に対してコールバックを要求することさえ困難となる。
【0007】
本発明はこのような従来の実情を鑑みて考案されたものであり、第1のユーザが第2のユーザに対して自分の識別番号を伝えないときにも、第2のユーザが第1のユーザへコールバックを行うことや、第1のユーザが第2のユーザと接続できないときにも、第1のユーザが第2のユーザに対してコールバックを要求することなどが可能であるコールバック装置及びコールバック方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明に係るコールバック装置は、ユーザに対して固有に付けられた識別番号を用いて行った第1のユーザが第2のユーザに対して情報通信を行いたい旨を伝えるコールバック要求に応じて、上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバックを行うコールバック装置であって、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してなされたコールバック要求に対して固有の整理番号を発行する整理番号発行手段と、
上記整理番号発行手段によって発行された整理番号、上記第1のユーザの識別番号、上記第2のユーザの識別番号、上記コールバック要求の依頼日時、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してコールバック要求がなされたことを通知したかを示す依頼先連絡済みフラグ、及びコールバック手法を選択するフラグを含むコールバックリストを生成し、生成したコールバックリストを保存する保存手段と、上記整理番号発行手段によって発行された整理番号を上記第2のユーザへ通知する整理番号通知手段と、記整理番号通知手段によって通知された整理番号に基づいて上記第2のユーザによって行われたコールバックを受け付けると、上記整理番号に基づいて上記保存手段に保存されたコールバックリストを検索し、当該検索の結果、得られた通知された整理番号に対応する上記第1のユーザの識別番号を用いて上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバック実行手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明を適用したコールバック装置では、先ず第1のユーザから第2のユーザに対してなされたコールバック要求に対して整理番号発行手段によって固有の整理番号発行される。次に、整理番号発行手段によって発行された整理番号、第1のユーザの識別番号、第2のユーザの識別番号、コールバック要求の依頼日時、第1のユーザから第2のユーザに対してコールバック要求がなされたことを通知したかを示す依頼先連絡済みフラグ、及びコールバック手法を選択するフラグを含むコールバックリストが生成され、生成されたコールバックリストが保存手段によって保存される。次に、整理番号発行手段によって発行された整理番号が整理番号通知手段によって第2のユーザへ通知される。次に、整理番号通知手段によって通知された整理番号に基づいて第2のユーザによって行われたコールバックを受け付けると、整理番号に基づいて保存手段に保存されたコールバックリストがコールバック実行手段によって検索され、当該検索の結果、得られた通知された整理番号に対応する上記第1のユーザの識別番号を用いて上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信がコールバック実行手段によって確立される
【0010】
本発明に係るコールバック方法は、ユーザに対して固有に付けられた識別番号を用いて行った第1のユーザが第2のユーザに対して情報通信を行いたい旨を伝えるコールバック要求に応じて、上記第2のユーザから第1のユーザへの情報通信を確立するコールバックを行うコールバック方法であって、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してなされたコールバック要求に対して固有の整理番号を発行する整理番号発行ステップと、上記整理番号発行ステップで発行された整理番号、上記第1のユーザの識別番号、上記第2のユーザの識別番号、上記コールバック要求の依頼日時、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してコールバック要求がなされたことを通知したかを示す依頼先連絡済みフラグ、及びコールバック手法を選択するフラグを含むコールバックリストを生成し、生成したコールバックリストを保存する保存ステップと、上記整理番号発行ステップで発行された整理番号を上記第2のユーザへ通知する整理番号通知ステップと、上記整理番号通知ステップで通知された整理番号に基づいて上記第2のユーザによって行われたコールバックを受け付けると、上記整理番号に基づいて上記保存ステップで保存されたコールバックリストを検索し、当該検索の結果、得られた通知された整理番号に対応する上記第1のユーザの識別番号を用いて上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバック実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したコールバック装置及びコールバック方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
本発明を適用したコールバック装置は、例えば、図1に示す情報通信システム1に適用される。この情報通信システム1は、移動端末2と、基地局3と、固定端末4と、公衆網5と、交換機6と、コールバック装置7とを備える。この情報通信システム1では、各ユーザが移動端末2や固定端末4を使用して互いに通信する。
【0013】
移動端末2は、基地局3を介して他の通信端末と情報の送受信を行う。移動端末2は、基地局3との間で、無線を介して音声情報などの送受信を行う。この移動端末2としては、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistance)などが挙げられる。
【0014】
基地局3は、送受信アンテナを備えており、移動端末2との間で情報の送受信を行う。また、基地局3は、交換機6と接続している。
【0015】
固定端末4は、公衆網5を介して交換機6と接続しており、公衆網5を介して他の通信端末との間で情報の送受信を行う。固定端末4としては、例えば、固定電話、パーソナルコンピュータ、公衆電話機などが挙げられる。
【0016】
交換機6は、公衆網5を介して固定端末4と接続しており、また、移動端末2との間で情報の送受信を行う基地局3と接続している。交換機6は、移動端末2及び固定端末4からの要求に応じて、目的とする通信端末との間に回線を接続する回線交換を行う。
【0017】
コールバック装置7は、コールバック登録サービス、コールバック実行サービスを行う。コールバック登録サービスでは、コールバック装置7は、第1のユーザ(コールバックの依頼元。以下、単に依頼元と称する。)が第2のユーザ(コールバックの依頼先。以下、単に依頼先と称する。)に対して情報通信を行いたい旨を伝えるコールバック要求をメモリ16に記憶し、このコールバック要求に対して固有の整理番号を発行する。コールバック実行サービスでは、コールバック装置7は、依頼先が整理番号を入力したときに、整理番号に基づいて、メモリ16から依頼元の識別番号を検索し、検索した識別番号を用いて依頼先から依頼元への情報通信を確立する。また、コールバック装置7は、後述するような、整理番号確認、個人情報事前登録、コールバック解除の各サービスも行う。
【0018】
コールバック装置7は、例えば、コンピュータなどであり、整理番号発行部10と、整理番号通知部11と、コールバック実行部12と、パスワード受付部13と、コールバック要求解除部14と、整理番号メインテナンス部15と、メモリ16とを備えている。
【0019】
整理番号発行部10は、先ず、依頼元によって、依頼先からのコールバック要求をメモリ16へ記憶する。そして、このコールバック要求に対する固有の整理番号を発行する。
【0020】
整理番号通知部11は、整理番号発行部10によって発行された整理番号を依頼先へ通知する。
【0021】
コールバック実行部12は、先ず、依頼先が、通信端末から整理番号を入力したときに、整理番号に基づいて、メモリ16から依頼元の識別番号を検索する。そして、検索した識別番号に基づいて依頼先から依頼元への情報通信を確立する。
【0022】
パスワード受付部13は、情報通信システム1の各ユーザのパスワード及び識別番号を受け付けて、メモリ16に記憶させる。
【0023】
コールバック要求解除部14は、依頼元の要求に応じて整理番号を削除する。
すなわち、コールバック要求を解除する。
【0024】
整理番号メインテナンス部15は、整理番号発行部10によって発行された整理番号のうち、所定の期間内に使用されなかったものを削除する。
【0025】
メモリ16は、電話番号やメールアドレスなどの識別番号、整理番号、及びパスワードなどを記憶する。
【0026】
ここで、各サービスを行うときのコールバック装置7の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
個人情報事前登録サービス
最初に、個人情報事前登録サービスについて、図2及び図3を参照しながら説明する。
【0028】
個人情報事前登録サービスでは、コールバック登録、整理番号確認、コールバック解除、コールバック実行の4つのサービスを行う上で情報通信システム1のユーザを認証するときや、通信端末間の接続を確立するときに必要な識別番号などの個人情報を、ユーザがコールバック装置7に登録する。したがって、個人情報の事前登録は、情報の増加及び変更がない限りは一度だけ行えば良い。
【0029】
ユーザが個人情報事前登録サービスを受けるときには、先ず、ユーザ自身が、固定端末4や移動端末2などによってコールバック装置7にアクセスする。次に、図2に示すように、ステップS1において、ユーザは、当該サービスを受けるか否かを選択する。ここで、当該サービスを受ける場合には、ステップS2へ進む。また、当該サービスを受けない場合には、当該サービスは終了する。
【0030】
ステップS2において、ユーザは、個人情報を通信端末から入力する。次に、ステップS3に進み、入力された個人情報の登録確認が行われる。登録確認が行われたときには、ステップS4へ進む。また、登録確認が行われなかったときには、当該サービスは終了する。
【0031】
ステップS4においては、ステップS2で入力された個人情報が、パスワード受付部13によって、マスターとしてメモリ16に記憶される。本実施の形態では、例えば図3に示すような、管理番号、登録電話番号、登録メール識別番号、及び暗証番号などを記載した登録者リストが作成され、このリストがマスターとしてメモリ16に記憶される。そして、当該サービスは終了する。
【0032】
コールバック登録サービス
つぎに、コールバック登録サービスについて、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0033】
コールバック登録サービスでは、依頼元によって、依頼先からのコールバック要求が登録される。そして、コールバック要求に固有の整理番号が発行される。また、この整理番号が依頼元へ通知される。
【0034】
先ず、依頼元は、固定端末4や移動端末2などによってコールバック装置7にアクセスする。次に、図4に示すように、ステップS10において認証手続きが行われる。次に、ステップS11に進み、依頼元は、コールバック登録サービスを受けるか否かを選択する。当該サービスを受けることを選択した場合には、ステップS12へ進み、当該サービスを受けないことを選択した場合には、後述するステップS20へ進む。ここでは、依頼元は当該サービスを受けることを選択し、ステップS12へ進む。
【0035】
ステップS12において、依頼元は、依頼先の識別番号を通信端末から入力する。本実施の形態では、依頼元は依頼先の識別番号として電話番号を入力している。次に、ステップS13に進み、コールバック登録の確認を行う。コールバック登録の確認が行われたときには、コールバックの登録がなされ、ステップS14へ進む。また、コールバック登録の確認が行われなかったときには、当該サービスは終了する。
【0036】
ステップS14では、整理番号発行部10が、受け付けられたコールバック要求に固有の整理番号を発行する。次に、ステップS15に進み、この整理番号が依頼元へ通知される。ここで、コールバック登録サービスが完了する。次に、ステップS16へ進む。
【0037】
ステップS16において、依頼元は、コールバック登録、整理番号確認、コールバック解除、コールバック実行の4つのサービス全てを終了させるか否かを選択する。ここで、4つのサービス全てを終了させないときには、ステップS11へ戻る。
【0038】
本実施の形態では、コールバック登録がされたときには、例えば図5に示すような、整理番号、依頼元管理番号、依頼日時、依頼先、依頼先管理番号、電話/メール選択フラグ、依頼先連絡済みフラグなどを記載したコールバックリストが作成される。そして、当該コールバックリストがメモリ16に記憶される。
【0039】
整理番号確認サービス
つぎに、整理番号確認サービスについて、図4及び図6を参照しながら説明する。
【0040】
整理番号確認サービスでは、依頼先が、自分宛てに発行されている整理番号の有無や、整理番号の件数、及び具体的な番号などを知ることができる。
【0041】
先ず、依頼先は、図4に示すように、固定端末4や移動端末2によってコールバック装置7にアクセスする。次に、ステップS10において認証手続きが行われる。次に、ステップS11に進み、コールバック登録サービスを受けないことを選択し、ステップS20へ進む。
【0042】
図6に示すように、ステップS20において、依頼先は整理番号確認サービスを受けるか否かを選択する。当該サービスを受けることを選択した場合には、ステップS21へ進み、当該サービスを受けないことを選択した場合には、後述するステップS30へ進む。ここでは、依頼先は当該サービスを受けることを選択し、ステップS21へ進む。
【0043】
ステップS21では、整理番号通知部11がメモリ16を検索する。次に、ステップS22に進み、整理番号通知部11が、依頼先宛てに発行された整理番号がメモリ16に記憶されているか否かを確認する。そして、依頼先宛ての整理番号が記憶されているときには、ステップS23へ進み、整理番号が記憶されていないときには、ステップS24へ進む。
【0044】
ステップS23で、整理番号通知部11は、依頼先に対して、依頼先宛ての整理番号の件数と具体的な番号の通知とを行う。ここで、整理番号確認サービスが完了する。そして、ステップS24へ進む。
【0045】
ステップS24において、依頼先は、コールバック登録、整理番号確認、コールバック解除、コールバック実行の4つのサービス全てを終了させるか否かを選択する。ここで、依頼先が4つのサービス全てを終了させないことを選択したときには、ステップS11へ戻る。
【0046】
コールバック解除サービス
つぎに、コールバック解除サービスについて、図4、図6及び図7を参照しながら説明する。
【0047】
コールバック解除サービスでは、コールバック要求解除部14が、依頼元の要求に応じて整理番号を削除する。すなわち、コールバック要求の登録を解除する。
【0048】
先ず、依頼元は、図4に示すように、固定端末4や移動端末2によってコールバック装置7にアクセスする。次に、ステップS10において認証手続きを行う。次に、ステップS11に進み、コールバック登録サービスを受けないことを選択し、ステップS20へ進む。そして、図6に示すように、ステップS20において、整理番号確認サービスを受けないことを選択し、ステップS30へ進む。
【0049】
図7に示すように、ステップS30において、依頼元は、コールバック解除サービスを受けるか否かを選択する。当該サービスを受けることを選択した場合には、ステップS31へ進み、当該サービスを受けないことを選択した場合には、後述するステップS40へ進む。ここでは、依頼元は当該サービスを受けることを選択し、ステップS31へ進む。
【0050】
ステップS31において、依頼元は解除したいコールバック要求に対して固有な整理番号を、通信端末から入力する。次に、ステップS32に進み、入力された整理番号の削除を行うか否かを選択する。そして、削除を行うときには、ステップS33へ進み、削除を行わないときには、ステップS34へ進む。
【0051】
ステップS33では、コールバック要求解除部14が依頼元によって入力された整理番号をメモリ16から削除することで、コールバックの要求の登録が解除される。ここで、コールバック解除サービスが完了する。そして、ステップS34へ進む。
【0052】
ステップS34において、依頼元は、コールバック登録、整理番号確認、コールバック解除、コールバック実行の4つのサービス全てを終了させるか否かを選択する。ここで、4つのサービス全てを終了させないときには、ステップS11へ戻る。
【0053】
コールバック実行サービス
次に、コールバック実行サービスについて、図4、及び図6乃至図8を参照しながら説明する。
【0054】
コールバック実行サービスでは、依頼先が、所望とするコールバック要求に対する固有の整理番号を入力し、この整理番号に基づいてコールバックが行われる。
【0055】
先ず、依頼先は、図4に示すように、固定端末4や移動端末2によってコールバック装置7にアクセスする。次に、ステップS10において認証手続きを行う。次に、ステップS11に進み、コールバック登録サービスを受けないことを選択し、ステップS20へ進む。そして、図6に示すように、ステップS20において、整理番号確認サービスを受けないことを選択し、ステップS30へ進む。さらに、図7に示すように、コールバック解除サービスを受けないことを選択し、ステップS40へ進む。
【0056】
図8に示すように、ステップS40において、依頼先は、コールバック実行サービスを受けるか否かを選択する。当該サービスを受けることを選択した場合には、ステップS41へ進み、当該サービスを受けないことを選択した場合には、ステップS11へ進む。ここでは、当該サービスを受けることを選択し、ステップS41へ進む。
【0057】
ステップS41において、依頼先は、所望とするコールバック要求に対する固有の整理番号を、通信端末から入力する。次に、ステップS42では、コールバック実行部12が、メモリ16を検索する。そして、ステップS43に進み、入力された整理番号がメモリ16に記憶されているか否か確認される。入力された整理番号が記憶されているときにはS44へ進む。また、入力された整理番号が記憶されていないときには、当該サービスは終了する。
【0058】
ステップS44において、依頼先は、コールバックを行うか否かを選択する。コールバックを行うことが選択されたときには、ステップS45へ進み、コールバックを行わないことが選択されたときには、当該サービスは終了する。
【0059】
ステップS45では、コールバック実行部12は、整理番号に基づいてメモリ16から依頼元の識別番号を検索し、この識別番号に基づいて依頼先から依頼元への情報通信を確立することで、コールバックを実行する。そして、4つのサービス全てが終了する。
【0060】
以上説明したように、本発明を適用したコールバック装置及びコールバック方法によれば、依頼元の識別番号を依頼先へ伝えることなく、依頼先から依頼元へのコールバックを行うことが可能となる。
【0061】
また、本発明を適用したコールバック装置及びコールバック方法によれば、例えば被呼側の通信端末が使用中であるなどの理由によって、発呼者から被呼者への接続できないときにも、発呼者は、被呼者に対してコールバックを要求することが可能となる。したがって、発呼者は、被呼者に対して簡便にコールバック要求をすることが可能となる。また、被呼者は、発呼者からのコールバックの要求を取り残すことがなくなる。
【0062】
また、本発明を適用したコールバック装置及びコールバック方法によれば、通信端末が利用できる範囲内であれば、コールバックの登録やコールバックの待ち受けを、任意の場所で行うことが可能となる。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係るコールバック装置及びコールバック方法によれば、第1のユーザの識別番号を伝えることなく、第2のユーザから第1のユーザへのコールバックを行うことが可能となる。
【0064】
また、本発明に係るコールバック装置及びコールバック方法によれば、第1のユーザから第2のユーザへの接続ができないときにも、第1のユーザは、第2のユーザからのコールバック要求を行うすることが可能となる。したがって、第1のユーザは、簡便にコールバック要求を行うことが可能となる。また、第2のユーザは、コールバック要求を取り残すことがなくなる。
【0065】
また、本発明に係るコールバック装置及びコールバック方法によれば、通信端末が利用できる範囲内であれば、コールバック登録や、コールバックの待ち受けなどを、任意の場所で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコールバック装置を使用した情報通信システムを示すブロック図である。
【図2】個人情報登録サービスを行うときのコールバック装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】メモリに記憶される登録者リストを示す図である。
【図4】コールバック登録サービスを行うときのコールバック装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】メモリに記憶されるコールバックリストを示す図である。
【図6】整理番号確認サービスを行うときのコールバック装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】コールバック解除サービスを行うときのコールバック装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】コールバック実行サービスを行うときのコールバック装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報通信システム、2 携帯端末、3 基地局、4 固定端末、5 公衆網、6 交換機、7 コールバック装置、10 整理番号発行部、11 整理番号通知部、12 コールバック実行部、13 パスワード受付部、14 コールバック要求解除部、15 整理番号メインテナンス部、16 メモリ

Claims (8)

  1. ユーザに対して固有に付けられた識別番号を用いて行った第1のユーザが第2のユーザに対して情報通信を行いたい旨を伝えるコールバック要求に応じて、上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバックを行うコールバック装置であって、
    上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してなされたコールバック要求に対して固有の整理番号を発行する整理番号発行手段と、
    上記整理番号発行手段によって発行された整理番号、上記第1のユーザの識別番号、上記第2のユーザの識別番号、上記コールバック要求の依頼日時、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してコールバック要求がなされたことを通知したかを示す依頼先連絡済みフラグ、及びコールバック手法を選択するフラグを含むコールバックリストを生成し、生成したコールバックリストを保存する保存手段と、
    上記整理番号発行手段によって発行された整理番号を上記第2のユーザへ通知する整理番号通知手段と、
    記整理番号通知手段によって通知された整理番号に基づいて上記第2のユーザによって行われたコールバックを受け付けると、上記整理番号に基づいて上記保存手段に保存されたコールバックリストを検索し、当該検索の結果、得られた通知された整理番号に対応する上記第1のユーザの識別番号を用いて上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバック実行手段と
    を備えるコールバック装置。
  2. 上記ユーザのパスワード及び識別番号を受け付けて、上記保存手段に保存するためのパスワード受付手段を備える請求項1記載のコールバック装置。
  3. 上記第1のユーザの要求に応じて、上記コールバック要求を解除するコールバック要求解除手段を備える請求項1記載のコールバック装置。
  4. 上記整理番号のうち、所定の期間内に使用されなかったものを削除する整理番号メインテナンス手段を備える請求項1記載のコールバック装置。
  5. ユーザに対して固有に付けられた識別番号を用いて行った第1のユーザが第2のユーザに対して情報通信を行いたい旨を伝えるコールバック要求に応じて、上記第2のユーザから第1のユーザへの情報通信を確立するコールバックを行うコールバック方法であって、
    上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してなされたコールバック要求に対して固有の整理番号を発行する整理番号発行ステップと、
    上記整理番号発行ステップで発行された整理番号、上記第1のユーザの識別番号、上記第2のユーザの識別番号、上記コールバック要求の依頼日時、上記第1のユーザから上記第2のユーザに対してコールバック要求がなされたことを通知したかを示す依頼先連絡済みフラグ、及びコールバック手法を選択するフラグを含むコールバックリストを生成し、生成したコールバックリストを保存する保存ステップと、
    上記整理番号発行ステップで発行された整理番号を上記第2のユーザへ通知する整理番号通知ステップと、
    上記整理番号通知ステップで通知された整理番号に基づいて上記第2のユーザによって行われたコールバックを受け付けると、上記整理番号に基づいて上記保存ステップで保存されたコールバックリストを検索し、当該検索の結果、得られた通知された整理番号に対応する上記第1のユーザの識別番号を用いて上記第2のユーザから上記第1のユーザへの情報通信を確立するコールバック実行ステップと
    を含むコールバック方法。
  6. 上記保存ステップでは、上記第1のユーザのパスワード及び識別番号を受け付けて、上記第1のユーザのパスワード、及び上記第1のユーザの識別番号を含む登録者リストを保存する請求項5記載のコールバック方法。
  7. 上記第1のユーザの要求に応じて、上記コールバック要求を解除するコールバック要求解除ステップを更に含む請求項5記載のコールバック方法。
  8. 上記整理番号発行ステップで発行された整理番号のうち、所定の期間内に使用されなかったものを削除する請求項5記載のコールバック方法。
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