JP2005064876A - 呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法および通話方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通話が要求されている利用者の近くの電話機に通話の要求を通知する。
【解決手段】 電話の呼び出しを制御する呼出制御システム10であって、電話機200を利用する利用者20を識別する利用者識別情報を、利用者20に携帯された無線識別タグ100から取得する識別情報取得部230と、利用者20への通話の要求があった場合に、利用者20の識別情報を取得した識別情報取得部230に基づいて電話機200を特定し、特定した電話機200に通話の要求を通知する呼出制御部320とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 電話の呼び出しを制御する呼出制御システム10であって、電話機200を利用する利用者20を識別する利用者識別情報を、利用者20に携帯された無線識別タグ100から取得する識別情報取得部230と、利用者20への通話の要求があった場合に、利用者20の識別情報を取得した識別情報取得部230に基づいて電話機200を特定し、特定した電話機200に通話の要求を通知する呼出制御部320とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法および通話方法に関する。特に、本発明は、電話の呼び出しを制御する呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法および通話方法に関する。
外部の発呼者から会社の従業員へ通話が要求された場合に、発呼者に従業員の社員番号を入力させ、入力された従業員の社員番号に基づいて、内線の電話機に通話の要求を通知する交換機が知られている。例えば、特許文献1の交換機は、従業員の社員番号毎に割り振られた内線番号を格納した転送用テーブルを有し、発呼者から社員番号が入力された場合に、この転送用テーブルを参照して内線番号を特定し、その内線番号の電話機に通話の要求を通知する。
特開平5−3514号公報(第6図)
しかしながら、上記交換機において、従業員が会議室における会議等で自分の席から離れる場合には、会議室等の自分の行先に設置された電話機の内線番号を調べて、転送用テーブルを書き換え、さらに、席に戻ってきた場合にはこの転送用テーブルをまた更新する必要がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、電話の呼び出しを制御する呼出制御システムであって、電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、利用者に携帯された無線識別タグから取得する複数の識別情報取得部と、利用者への通話の要求があった場合に、複数の識別情報取得部のいずれが利用者の利用者識別情報を取得したかに基づいて特定した電話機に通話の要求を通知する呼出制御部とを備える。これにより、利用者は、自分の行先に設置された電話機の内線番号を調べて入力することなく、この利用者に通話が要求された場合に、近くの電話機を用いて通話をすることができる。
上記呼出制御システムにおいて、識別情報取得部は、複数の電話機のそれぞれに設けられ、無線識別タグに電磁波を送信することにより、無線識別タグを起動させて利用者識別情報を無線で発信させて受信してもよい。これにより、無線識別タグに電源を設けなくても無線識別タグから利用者識別情報を取得することができる。
上記呼出制御システムにおいて、識別情報取得部は、利用者識別情報を受信した受信強度をさらに取得し、呼出制御部は、複数の電話機のうちで利用者識別情報の受信強度が最も高い電話機に通話の要求を通知してもよい。これにより、通話が要求された利用者のまわりに複数の電話機がある場合に、より近い電話機を用いて通話をすることができる。
上記呼出制御システムにおいて、呼出制御部は、利用者への通話の要求を電話機に通知する場合に、利用者の情報を電話機に送信し、電話機は、呼出制御部から受信した利用者の情報を表示する利用者表示部を有してもよい。これにより、電話機の近くに複数の利用者がいる場合に、どの利用者へ通話が要求されているかを利用者へ知らせることができる。
上記呼出制御システムは、利用者の予定を時刻に対応付けて格納する予定格納部をさらに備え、呼出制御部は、予定格納部に格納された予定に基づき、利用者への通話の要求を電話機に通知するか否かを判断してもよい。これにより、電話により中断をすべきでない状況、例えば重要な会議に出席している利用者への電話の呼び出しを中止することができる。
上記呼出制御システムにおいて、呼出制御部は、識別情報取得部のいずれからも利用者の識別情報が取得されなかった場合に、利用者への通話の要求を予め定められた他の電話機に転送してもよい。これにより、利用者が外出等により電話を受けることができない場合に、他の利用者が代わりに応対することができる。
本発明の第2の形態においては、電話の呼び出しを制御する呼出制御装置であって、電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、利用者に携帯された無線識別タグから取得させるべく、電話機に要求する識別情報要求部と、利用者への通話の要求があった場合に、利用者の識別情報を取得した電話機を特定し、特定した電話機に通話の要求を通知する呼出制御部とを備える。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の形態においては、電話による通話を行う電話機であって、当該電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、利用者に携帯された無線識別タグから取得する識別情報取得部を備える。これにより、電話機は、その電話機を利用する利用者を特定することができる。
上記電話機は、利用者への通話の要求があった場合に、通話の要求に基づいて電話機が呼び出された後に、当該電話機の識別情報取得部が利用者の識別情報を取得したことを条件として通話を開始する通話制御部をさらに備えてもよい。これにより、利用者は、自分の行先に設置された電話機の内線番号を調べて入力することなく、この利用者に通話が要求された場合に、近くの電話機を用いて通話をすることができる。また、電話機の近くに複数の利用者がいる場合であっても、通話が要求されている利用者と確実に通話することができる。
本発明の第4の形態においては、電話の呼び出しを制御する呼出制御方法であって、電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、電話機に対応付けられた識別情報取得部により利用者に携帯された無線識別タグから取得し、利用者への通話の要求があった場合に、利用者の識別情報を取得した識別情報取得部に対応付けられた電話機に通話の要求を通知する。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第5の形態においては、電話による通話を行う通話方法であって、利用者への通話の要求があった場合に、通話の要求に基づいて電話機を呼び出し、呼び出された電話機が、当該電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、利用者に携帯された無線識別タグから取得したことを条件として通話を開始する。これにより、利用者は、自分の行先に設置された電話機の内線番号を調べて入力することなく、この利用者に通話が要求された場合に、近くの電話機を用いて通話をすることができる。また、電話機の近くに複数の利用者がいる場合であっても、通話が要求されている利用者と確実に通話することができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態にかかる呼出制御システム10の全体図である。呼出制御システム10は、電話網40と接続された呼出制御装置300と、呼出制御装置300と接続された社内電話機200、260、270と、社内電話機200、260、270を利用する利用者20を識別する利用者識別情報を有する無線識別タグ100とを備える。呼出制御システム10は、電話網40を介して外部電話機30から利用者20へ通話が要求された場合に、利用者20の無線識別タグ100の利用者識別情報を取得し、社内電話機200、260、270のいずれかに通話の要求を通知する。呼出制御装置300の一例は、PBX(Private Branch Exchange:私設電話交換機)である。以下、利用者20が会社の従業員であって、この会社構内の会議室50、応接室60、会議室70に、社内電話機200、260、270がそれぞれ設置される例を用いて説明する。
図2は、無線識別タグ100の機能構成図である。無線識別タグ100は、アンテナ110と、アンテナ110に電気的に接続された制御部120と、利用者20を識別する利用者識別情報を格納し制御部120に制御される利用者識別情報記憶部130を有する。無線識別タグ100は、外部から電磁波の供給を受けた場合に、アンテナ110がこの電磁波により起電力を発生し、この起電力により、制御部120が起動して予め利用者識別情報記憶部130に格納された利用者識別情報を読み出し、外部へ無線発信する。無線識別タグ100の一例は、RFIDタグ(Radio Frequency Identificationタグ)である。無線識別タグ100は、例えば利用者20が携帯している従業員IDカードの裏面に設けられる。これにより、無線識別タグ100は、利用者20が会社構内を移動する場合に利用者20に携帯される。図2に示す実施形態において、無線識別タグ100の利用者識別情報記憶部130は、利用者20を識別する利用者識別情報として、利用者20毎に割り当てられたダイヤルイン番号「03−****−7377」を格納している。これにより、発呼者により発信されたダイヤルイン番号に基づいて、利用者20に近い社内電話機200を特定することができる。
図3は、社内電話機200の機能構成図である。社内電話機200は、呼出制御装置300を介して電話網40と通話を行う通話部210と、社内電話機200を識別する電話機識別情報を格納する電話機識別情報格納部220と、利用者20の無線識別タグ100から利用者識別情報を取得する識別情報取得部230とを有する。図2に示す実施形態において、電話機識別情報格納部220は、社内電話機200を識別する電話機識別情報として内線番号「0203」を格納する。なお、他の社内電話機260および社内電話機270の構成および機能も社内電話機200と同一であり、説明を省略する。
識別情報取得部230は、無線識別タグ100に電磁波を送信することにより、無線識別タグ100を起動させて、無線識別タグ100が有する利用者識別情報を無線で発信させて、これを受信する。この場合に識別情報取得部230は利用者識別情報を受信した受信強度もさらに取得する。識別情報取得部230が設けられた社内電話機200と利用者20の無線識別タグ100との距離が離れるほど、この受信強度は小さくなる。識別情報取得部230は、無線識別タグ100から受信した利用者識別情報および受信強度を、電話機識別情報格納部220に格納された電話機識別情報と共に、呼出制御装置300へ送信する。ここで、社内電話機200、260、270の識別情報取得部230から無線識別タグ100へ送信される電磁波の強度を同一に設定することにより、社内電話機200、260、270の識別情報取得部230が無線識別タグ100の対象者識別情報を受信した受信強度を比較することにより、無線識別タグ100を携帯した利用者20が、社内電話機200、260、270のいずれの近くにいるかを知ることができる。
さらに社内電話機200は、呼出制御装置300から受信した利用者20の情報を表示する利用者表示部240を有する。利用者表示部240の一例は液晶ディスプレイであり、利用者20を特定する情報として利用者20の利用者識別情報または利用者20の氏名を表示する。また、社内電話機200は、上記利用者表示部240に代えてまたは利用者表示部240に加えて、利用者20への通話の要求が通話部210に通知された場合に、識別情報取得部230が利用者20の識別情報を取得したことを条件として通話を開始する通話制御部250を有してもよい。これらにより、社内電話機200の近くに複数の利用者20がいる場合であっても、通話が要求されている利用者20と確実に通話することができる。
図4は、呼出制御装置300の機能構成図である。呼出制御装置300は、利用者識別情報の取得を社内電話機200、260、270に要求してこれを受信する識別情報要求部310と、電話網40から利用者20への通話の要求があった場合に、識別情報要求部310により受信された利用者識別情報に基づいて社内電話機200、260、270のいずれかに通話の要求を通知する呼出制御部320と、利用者20の予定を格納する予定格納部330とを有する。
図5は、予定格納部330に格納されるデータの構成を示す。予定格納部330は、利用者20を識別する利用者識別情報に対応付けて、利用者20の氏名を格納する。さらに、予定格納部330は、利用者20の予定を、時刻および利用者20へ呼び出しをしてよいか否かの情報と共に格納する。
図6は、呼出制御システム10の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、電話網40から利用者20へ通話が要求されることにより開始される。電話網40から利用者20への通話の要求を呼出制御装置300の呼出制御部320が受信し(S100)、呼出制御部320は、予定格納部330に格納された利用者20の予定を参照する(S110)。例えば、図5に示す例において、利用者20「スワタロウ」の利用者識別情報であるダイヤルイン番号「03−****−7377」への通話の要求があった場合に、呼出制御部320は、現在の時刻に基づいて予定格納部330を参照し、呼び出しの可否を判断する。例えば、現在の時刻が10時30分である場合に、呼出制御部320は、利用者20への呼び出しを行い、現在の時刻が11時10分である場合に利用者20への呼び出しを行わない。これにより、電話により中断をすべきでない状況、例えば重要な会議に出席している利用者20への電話の呼び出しを中止することができる。なお、利用者20への呼び出しを行わない場合に、呼出制御部320は、電話網40からの通話の要求を予め定められた他の電話機に転送してもよい。これにより、他の者が利用者20に代わり電話網40の電話に応対することができる。
利用者20への呼び出しを行う場合に、呼出制御装置300の識別情報要求部310は、呼出制御装置300に接続されている各社内電話機200、260、270の識別情報取得部230に対し、利用者20の無線識別タグ100から利用者識別情報を取得することを要求する(S120)。これに基づき、各社内電話機200、260、270の識別情報取得部230は、無線識別タグ100に電磁波を送信することにより、無線識別タグ100を起動させて、無線識別タグ100が有する利用者識別情報を無線で発信させて、これを受信する。この場合に識別情報取得部230は利用者識別情報を受信した受信強度もさらに取得する。社内電話機200、260、270の識別情報取得部230は、これら利用者識別情報および受信強度を、社内電話機200、260、270を識別する電話機識別情報、例えば内線番号と共に、呼出制御装置300の識別情報要求部310へ送信する(S130)。例えば、図1に示す例において、利用者20がいる会議室50に設置された社内電話機200の識別情報取得部230は、利用者20の無線識別タグ100へ電磁波を送信することにより、利用者20「スワタロウ」の無線識別タグ100から利用者識別番号「03−****−7377」を受信する。さらに、社内電話機200の識別情報取得部230は、利用者20「スワタロウ」の無線識別タグ100から利用者識別番号「03−****−7377」を受信した場合に、この利用者識別番号および受信強度と共に、内線番号「0203」を識別情報要求部310へ送信する。なお、本実施形態において、識別情報取得部230は、通話が要求されている利用者20の無線識別タグ100のみならず、識別情報取得部230において受信された利用者識別情報を全て識別情報要求部310へ送信する。
呼出制御装置300の呼出制御部320は、識別情報要求部310により受信された利用者識別情報に基づき、利用者20への通話の要求を通知すべく、利用者20のより近くに設置された電話機を特定する(S140)。呼出制御部320が電話機を特定する動作については、後述する。次に、呼出制御部320はステップS140により特定された電話機、例えば社内電話機200が特定された場合には、社内電話機200へ通話の要求を通知して社内電話機200を呼び出す(S150)。ステップS150において、呼出制御部320は、予定格納部330を参照することにより、通話の要求の通知と共に、通話が要求されている利用者20の情報、例えば利用者20の氏名を社内電話機200に送信し、社内電話機200の利用者表示部240が利用者20の氏名を表示する。これにより、社内電話機200の近くに複数の利用者20がいる場合であっても、どの利用者20へ通話が要求されているかを知らせることができる。
呼出制御部320からの呼び出しに対して利用者20が社内電話機200の受話器を取り上げる等の動作を行った場合に、これに基づいて社内電話機200の通話部210が呼出制御装置300の呼出制御部320に返信をすることにより(S160)、呼出制御部320が電話網40と社内電話機200との通話を確立して(S170)、本フローチャートを終了する。これにより、利用者20が電話機を携帯しなくても、通話が要求された場合に、近くの社内電話機200を用いて通話をすることができる。
図7は、図6において呼出制御部320が電話機を特定するステップS140の動作を示すフローチャートである。識別情報要求部310が社内電話機200、260、270の識別情報取得部230から受信した利用者識別情報のうちに、電話網40から通話を要求されている利用者20の利用者識別情報があるか否かを呼出制御部320が判断する(S141)。上述の例において、利用者20「スワタロウ」の利用者識別番号としてのダイヤルイン番号「03−****−7377」へ通話の要求があった場合に、識別情報要求部310が受信した利用者識別情報のなかにこのダイヤルイン番号があるか否かを呼出制御部320が判断する。利用者20の利用者識別情報がない場合に(S141:No)、呼出制御部320は予め定められた他の電話機に利用者20への通話の要求を転送する(S142)。これにより、利用者20が外出等により電話をうけることができない場合に、他の者が利用者20に代わり電話網40からの電話に応対することができる。
ステップS141において電話網40から通話を要求されている利用者20の利用者識別情報がある場合に(S141:Yes)、複数の社内電話機200、260、270の識別情報取得部230からこの利用者識別情報が受信されたか否かを呼出制御部320が判断する(S143)。利用者識別情報を受信した識別情報取得部230に対応付けられた電話機識別情報が一つの場合に(S143:No)、この電話機識別情報を有する電話機を、当該通話の要求を通知すべき電話機として特定する(S144)。上述の例において、利用者20の利用者識別番号に対応付けられた電話機識別情報が「0203」のみであった場合に、呼出制御部320は、電話機識別情報「0203」を有する社内電話機200を当該通話の要求を通知すべき電話機として特定する。
一方、ステップS143において、複数の電話機、例えば社内電話機200および260の識別情報取得部230から利用者20の利用者識別情報を受信した場合に(S143:Yes)、呼出制御部320は、受信強度を比較し、最も高い受信強度に対応付けられた電話機識別情報を特定し、この電話機識別情報を有する電話機を、当該通話の要求を通知すべき電話機として特定する(S145)。上述の例において、利用者20が会議室50にいる場合には、会議室50に設置された社内電話機200の電話機識別情報に対応付けられた利用者20の利用者識別情報の受信強度は、隣の応接室60に設置された社内電話機260の電話機識別情報に対応付けられた利用者20の利用者識別情報の受信強度よりも高くなり、呼出制御部320は、利用者20への通話を通知すべく社内電話機200を特定する。以上により本フローチャートを終了する。これにより、利用者20は、自分の行先に設置された電話機200の内線番号を調べて入力しなくても、この利用者20に通話が要求された場合に、近くの電話機200を用いて通話をすることができる。また、利用者20は、PHS等の移動電話機を持ち歩く必要がなくなる。また、通話が要求された利用者20のまわりに複数の社内電話機200、260がある場合であっても、より近い社内電話機200を用いて通話をすることができる。
なお、上記の実施形態において、識別情報取得部230は受信した利用者識別情報をすべて識別情報要求部310に送信する。しかしながら、これに限られず、利用者識別情報の取得を要求するときに、通話が要求されている利用者20の利用者識別情報を、識別情報要求部310が識別情報取得部230に通知し、この利用者識別情報が取得されたか否かを識別情報取得部230が識別情報要求部310へ送信してもよい。
また、上記の実施形態において、呼出制御部320が社内電話機200を特定してから、この社内電話機200を呼び出す。しかしながら、社内電話機200と通話を確立する方法はこれに限られず、利用者20への通話の要求があった場合に、呼出制御部320が社内電話機200、260、270に呼び出しを行い、これらのうち、利用者20の利用者識別情報が社内電話機200の識別情報取得部230により取得されたことを条件に、この社内電話機200の通話制御部250が外部電話機30との通話を開始することにより通話を確立してもよい。これにより、無線識別タグ100が設けられた従業員IDカードの向きによって利用者識別情報が読み取られにくい場合、または距離的に必ずしも最も近いとはいえない社内電話機、例えば社内電話機260からの受信強度が強い場合であっても、呼び出しに応じた社内電話機のうちで利用者識別情報を取得した社内電話機200とのみ通話を開始することにより、確実に利用者20が通話をすることができる。なお、社内電話機260、270の呼び出しに対して他の利用者が受話器を取り上げた場合に、呼出制御装置300の呼出制御部320または社内電話機260、270の通話制御部250は、この呼び出しが当該他の利用者への通話の要求ではなく、発呼者が利用者20へ通話を要求している旨の案内を音声で流してもよい。
以上、本実施形態によれば、利用者20は、自分の行先に設置された電話機200の内線番号を調べて入力しなくても、この利用者20に通話が要求された場合に、近くの電話機200を用いて通話をすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 呼出制御システム、20 利用者、30 外部電話機、40 電話網、50 会議室、60 応接室、70 会議室、100 無線識別タグ、110 アンテナ、120 制御部、130 利用者識別情報記憶部、200 社内電話機、210 通話部、220 電話機識別情報格納部、230 識別情報取得部、240 利用者表示部、250 通話制御部、260 社内電話機、270 社内電話機、300 呼出制御装置、310 識別情報要求部、320 呼出制御部、330 予定格納部
Claims (11)
- 電話の呼び出しを制御する呼出制御システムであって、
電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、前記利用者に携帯された無線識別タグから取得する複数の識別情報取得部と、
前記利用者への通話の要求があった場合に、前記複数の識別情報取得部のいずれが前記利用者の前記利用者識別情報を取得したかに基づいて特定した電話機に前記通話の要求を通知する呼出制御部と
を備える呼出制御システム。 - 前記識別情報取得部は、複数の前記電話機のそれぞれに設けられ、前記無線識別タグに電磁波を送信することにより、前記無線識別タグを起動させて前記利用者識別情報を無線で発信させて受信する請求項1に記載の呼出制御システム。
- 前記識別情報取得部は、前記利用者識別情報を受信した受信強度をさらに取得し、
前記呼出制御部は、前記複数の電話機のうちで前記利用者識別情報の前記受信強度が最も高い電話機に前記通話の要求を通知する請求項2に記載の呼出制御システム。 - 前記呼出制御部は、前記利用者への前記通話の要求を前記電話機に通知する場合に、前記利用者を特定する情報を前記電話機に送信し、
前記電話機は、前記呼出制御部から受信した前記利用者の情報を表示する利用者表示部を有する請求項1に記載の呼出制御システム。 - 前記利用者の予定を時刻に対応付けて格納する予定格納部をさらに備え、
前記呼出制御部は、前記予定格納部に格納された前記予定に基づき、前記利用者への前記通話の要求を前記電話機に通知するか否かを判断する請求項1に記載の呼出制御システム。 - 前記呼出制御部は、前記識別情報取得部のいずれからも前記利用者の前記識別情報が取得されなかった場合に、前記利用者への前記通話の要求を予め定められた他の電話機に転送する請求項1に記載の呼出制御システム。
- 電話の呼び出しを制御する呼出制御装置であって、
電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、前記利用者に携帯された無線識別タグから取得させるべく、複数の電話機に要求する識別情報要求部と、
前記利用者への通話の要求があった場合に、前記利用者の前記識別情報を取得した電話機を特定し、特定した前記電話機に前記通話の要求を通知する呼出制御部と
を備える呼出制御装置。 - 電話による通話を行う電話機であって、
当該電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、前記利用者に携帯された無線識別タグから取得する識別情報取得部を備える電話機。 - 前記利用者への通話の要求があった場合に、前記通話の要求に基づいて当該電話機が呼び出された後に、当該電話機の前記識別情報取得部が前記利用者の前記識別情報を取得したことを条件として通話を開始する呼出制御部をさらに備える請求項8に記載の電話機。
- 電話の呼び出しを制御する呼出制御方法であって、
電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、前記電話機に対応付けられた識別情報取得部により前記利用者に携帯された無線識別タグから取得し、
前記利用者への通話の要求があった場合に、前記利用者の前記識別情報を取得した前記識別情報取得部に対応付けられた前記電話機に前記通話の要求を通知する
呼出制御方法。 - 電話による通話を行う通話方法であって、
前記利用者への通話の要求があった場合に、前記通話の要求に基づいて電話機を呼び出し、
呼び出された電話機が、当該電話機を利用する利用者を識別する利用者識別情報を、前記利用者に携帯された無線識別タグから取得したことを条件として通話を開始する
通話方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292674A JP2005064876A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法および通話方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292674A JP2005064876A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 呼出制御システム、呼出制御装置、電話機、呼出制御方法および通話方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034252A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-02-16 | Nakayo Telecommun Inc | ハンドオーバ機能を有するハンドフリー通話システム |
CN108326875A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 松下知识产权经营株式会社 | 通信控制方法与装置、远程呈现机器人以及存储介质 |
JP2018121322A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-08-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信制御方法、通信制御装置、テレプレゼンスロボット、及び通信制御プログラム |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292674A patent/JP2005064876A/ja active Pending
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CN108326875A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 松下知识产权经营株式会社 | 通信控制方法与装置、远程呈现机器人以及存储介质 |
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