JP4668977B2 - 骨スープ材生成方法及び生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、良質のスープだしのとれる大きさに切断した豚骨等のゲンコツ部分から、さらにその内部につまっている髄部分を自動的に取り出す骨スープ材の生成方法及び生成装置に関するものである。
従来、この技術分野に属する装置としては、ゲンコツ部分を適当な大きさや形状に切断する手段として次の特許発明が知られているが、骨内部の髄部分にまで及んでこれを取り出す削骨によるスープ材の生成方法や装置は存しなかった。
特許第2948529号公報
そこで、本発明は、従来は人手によって取り出していた骨内部の髄部分を自動的かつ完全に取り出すことができる手段を提供することによって、極めて良質なスープ素材を生成することを目的とするものである。
本発明は、タンクに網篭体を収納した後、適当長さに切断したゲンコツ骨を収容し、これに給水して加熱し、所定時間後加熱を中断し、加熱によって滲み出したゲンコツ骨からの血液その他のあくが混合する熱湯を捨去するとともにゲンコツ骨を洗浄し、しかる後に、再度タンク内に給水して加熱し、一方、前記タンク上方に設置する円盤体の偏心位置に切削杆を有する切削軸を装着し、この切削軸を前記タンク内に挿入して熱湯内を攪拌し、途中、熱湯内に湧出するあく取りを繰返し行い、ゲンコツ骨の髄部分が全部出つくした状態を視認し、前記円盤体を停止して切削軸の攪拌回転を停止し、どろどろ状態の白い液体をタンク下端部の蛇口を開口して取り出す骨スープ材生成方法である。
また、基台内部に燃焼器具を設置し、この燃焼器具部を包囲する台枠体内部に所定大きさのタンクをその下端一部に蛇口を設けて設置し、前記タンク内にはゲンコツ骨を収容する網篭体を収納し、前記台枠体の一側部に設置した基管上の支柱の上端部に設けた機枠体の伝動機構からの回転軸に円盤体を設け、この円盤体の偏心位置に設けた連結部材に切削軸を連結し、この切削軸の下側部に適当間隔をおいて上下直交する位置に切削杆を交互に設けて成る生成装置である。
本発明は、従来、人為的にしか採取することができなかった豚骨等のゲンコツ部分から髄を自動的に取り出すことができる方法であるから、これによって高品質のスープ素材を迅速かつ確実に提供することができるようになり、技術革進の比較的おそいラーメン業界にとって画期的な新技術の登場となる。
ゲンコツ部分は、熱湯内部で切削軸の攪拌回転によりプロペラ状に繰返し衝突する切削杆と切削羽根杆とによって確実に切削破砕されるから、内部の髄部分が自然に取り出されるようになり、熱湯への髄部分の溶解によって熱湯水は白くどろどろの液体となり、濃密なスープ素材を採取することができるようになる。
本装置で使用する機械は使用者において所定場所に設置し、使用者は必要時にいつでも作業できるようにするものである。
作業開始時には、まず予め長さ約20cm位に切断したゲンコツと称する骨片を多量用意し、これを所定の網篭体内部に収容する。その収容重量は例えば40kg位になる。
また、この網篭体を収容するタンクの下端一部に設けた蛇口の内側開口部にはストレーナを取付けておくが、バーナーの上方部に置いたタンクに収納した網篭体内にゲンコツ部分を収容した後は、このタンク内に十分に給水する。
しかる後に、バーナーに点火して水温を90℃位に加熱し、適当時間沸騰させる。
時間経過後バーナーを消火し、タンクの蛇口を開き、ゲンコツ部分から滲み出たあくや血痕などをストレーナを経て流出する。しかる後に、ゲンコツ部分を収容したまま網篭体を取り出し、これをよく水洗浄する。
しかる後に、もう一どゲンコツ部分を収容した網篭体をタンクに収納し、給水する。
この段階で、切削軸の基端部をタンク上方の円盤体の連結部材に連結する。このとき切削軸は、タンクの中心から偏心した位置において垂直状態に挿入される。
しかる後に、バーナーに点火してタンクの水を加熱し、また円盤体を回転すると、切削軸は偏心回転しながら攪拌するから、その下側部のプロペラ状に回転する切削杆と切削羽根杆に衝突した堅いゲンコツ部分は、その表面が切削破砕され、内部の髄が抽出されるようになる。このような攪拌作業は1時間位続ける。
この途中、任意の網板によって、タンク内でどろどろの液体状態になったスープ素材から湧出しているあくを何回か掬い出す。
円盤体を連続回転して切削軸上の切削杆によってさらに削骨作業を行い、骨内部の髄を全部取り出すようにする。これまでには約2時間位かかる。
これによってゲンコツ骨の髄部分が殆んど抜け出るから、骨内部は中空状態となり、どろどろのエキス液体が抽出されるようになる。
最後にあく取りを繰返した後、蛇口を開けてどろどろ状態の白いスープ素材を外部に取り出す。
中空のゲンコツ部分は網篭体内に残るから、これは最後に捨てる。
1は機全体の基台で、この基台の内部にはガス管からの燃焼器具2を設置し、その中央部上方にはバーナー3を設置する。
4は前記基台1のバーナー3を包囲するように設置する台枠体で、適当高さを有する台枠体の後側平面部には排煙管5,5を設けて前記バーナー3部に通ずるように成る。
6は前記台枠体4の後側部に設けた基板7の中央部に設けた基管で、この基管には支柱8を嵌挿し、適当高さに調整し得るようにする。
9,9は前記支柱8の一部を包囲して支持する支杆である。
10は前記支柱8の上端部に後記タンク20方向に全体を向けて設置する機枠体で、この機枠体の内部には伝動歯車機構を設けるとともにその上部に電動機11を設置する。
12は前記機枠体10の伝動歯車機構からの回転軸で、この回転軸は円盤体13の中心部に連結する。
14は前記円盤体13の偏心位置に設けた連結部材で、この連結部材には切削軸15の基端部16を連結する。
17,18,・・は前記切削軸15の下側部に間隔をおいて上下直交する位置に水平に設ける切削杆で、この切削杆は長寸法の切削杆17・・と短寸法の切削杆18・・とを交互に直交位置に設けている。
また、このうち長切削杆17の左右両端部には45°下向きの切端面17’を形成し、短切削杆18の左右端部には45°上向きの切端面18’を形成している。
また、長切削杆17の径は短切削杆18の径よりやや太く成る。
19,19は前記切削軸15の下端部に設けた切削羽根杆で、この切削羽根杆の方向は左右逆方向に設けている。
20は前記台枠体4内部のバーナー3部上方に嵌合配置するタンクで、このタンクの下端一部には蛇口21を設け、蛇口位置の内側開口部にはストレーナ22を着脱自在に設ける。
23は前記タンク20に収納する網篭体で、この網篭体の左右両端部には内外回動し得る把手24,24を設ける。
この網篭体23の内部には長さ20cm位に切断された骨のゲンコツ部分が収容され、タンク20の内部に収納される水の燃焼器具2による加熱によって熱湯化される。
前記網篭体23の内部には、前記円盤体13の連結部材14に基端部を連結する切削軸15が円盤体の回転によって偏心回転し、切削軸下側部に設けた複数個の前記切削杆17,18,・・や切削羽根杆19,19が回転攪拌してゲンコツ部分に衝撃を与え、これを切削破砕するようになる。
機体の斜視図 機体に設置するタンク部の斜視図 タンク内に収納する網篭体部の斜視図 切削軸部の斜視図 切削軸部の正面図 切削軸部の底面図 装置全体の要部断面の正面図 装置全体の要部断面の側面図
符号の説明
1 基台
2 燃焼器具
3 バーナー
4 台枠体
5,5 排煙管
6 基管
7 基板
8 支柱
9,9 支杆
10 機枠体
11 電動機
12 回転軸
13 円盤体
14 連結部材
15 切削軸
16 基端部
17・・ 長寸法の切削杆
17’ 下向きの切端面
18・・ 短寸法の切削杆
18’ 上向きの切端面
19,19 切削羽根杆
20 タンク
21 蛇口
22 ストレーナ
23 網篭体

Claims (3)

  1. タンクに網篭体を収納した後、適当長さに切断したゲンコツ骨を収容し、これに給水して加熱し、所定時間後加熱を中断し、加熱によって滲み出したゲンコツ骨からの血液その他のあくの混合する熱湯を全部捨去するとともにゲンコツ骨を洗浄し、しかる後に再度タンク内に給水して加熱し、一方、前記タンク上方に設置する円盤体の偏心位置に切削杆を設けた切削軸を装着し、この切削軸を前記タンク内に挿入して熱湯内を攪拌回転し、途中、熱湯内に湧出するあく取りを繰返し行い、ゲンコツ骨の髄部分が出つくした状態を視認し、前記円盤体を停止して切削軸の攪拌回転を停止し、どろどろ状態の液体をタンク下端部の蛇口から取り出すことを特徴とする骨スープ材生成方法。
  2. 基台内部に燃焼器具を設置し、この燃焼器具部を包囲する台枠体内部に所定大きさのタンクをその下端一部に蛇口を設けて設置し、前記タンク内にはゲンコツ骨を収容する網篭体を収納し、前記台枠体の一側部に設置した基管上の支柱の上端部に設けた機枠体の伝動機構からの回転軸に円盤体を設け、この円盤体の偏心位置に設けた連結部材に切削軸を連結し、この切削軸の下側部に適当間隔をおいて上下直交する位置に切削杆を交互に設けて成ることを特徴とする骨スープ生成装置。
  3. 切削軸に設ける切削杆の両端部が交互に下向きの切端面あるいは上向きの切端面を形成し、前記切削軸の下端部には左右両端に左右逆方向の切削羽根杆を設けて成る請求項2に記載した骨スープ生成装置。
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