JP4666191B2 - 画像揺れ補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の揺れを補正する際、可動屈折素子の移動量を予め定めた可動範囲内で適性に制御する画像揺れ補正装置に関する。
特許文献1〜3には、光学レンズに入射する光の屈折方向を変化させる一対の可動屈折素子を備え、撮像機器に生じる振れを検出し、検出した振れを打ち消すようにこの一対の可動屈折素子を光軸と垂直方向において独立的に回動させることにより画像揺れを補正する画像揺れ補正装置が提案されている。
これらの画像揺れ補正装置によれば、簡単な構成で製造が容易な画像揺れ補正装置を提供することができる。
特開平03−094214号 特開平04−352124号 特開昭63−169614号
しかし、これらの画像揺れ補正装置では、光軸方向に向かって正方向へ回動された2つの可動屈折素子の正方向の回動量と、光軸方向に向かって負方向へ回動された2つの可動屈折素子の負方向の回動量とが等しい場合、これらの回動量から定まる正負方向の像シフト角ベクトルの大きさが一般には非対称となる。
具体的には、正方向の回動量により定まる2つの可動屈折素子の像シフト角ベクトルのベクトル和である第1象限像シフト角ベクトルと、負方向の回動量により定まる2つの可動屈折素子の像シフト角ベクトルのベクトル和である第3象限像シフトベクトルとの大きさが異なる。
そのため、2つの可動屈折素子の可動の限界を示す正方向および負方向の可動範囲を等しくすると、可動屈折素子の回動量が可動範囲の正方向の上限に偏り、可動屈折素子の回転角が可動範囲を超えないように適正に制御することが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像の揺れを補正する際、可動屈折素子の回動量を可動範囲内で適正に制御することができる画像揺れ補正装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像揺れ装置の第1の特徴は、撮像装置に生じる水平又は垂直方向の振れを検出し、検出した振れに基づいて振れ信号を出力する振れ検出手段と、光学レンズへの入射光路上に配置され、前記光学レンズに入射する光の屈折方向を水平方向に変化させる第1の可動屈折素子と、垂直方向に変化させる第2の可動屈折素子と、第1の可動屈折素子を光学レンズへの光の入射方向に向かって時計回りを正方向、反時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第1の回動手段と、第2の可動屈折素子を光学レンズへの光の入射方向に向かって反時計回りを正方向、時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第2の回動手段と、振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて、水平又は垂直方向の振れを打ち消すように前記第1及び第2の回動手段の回動制御量を算出する回動制御量算出手段と、回動制御量算出手段により算出した回動制御量に基づいて前記第1及び第2の回動手段を制御する回動制御手段とを備え、第1及び第2の回動手段は、正方向へ回動された第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第1象限像シフト角と、負方向へ回動された第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第3象限像シフト角とが一致するときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を可動範囲とすることを要旨とする。
本発明に係る画像揺れ装置の第2の特徴は、撮像装置に生じる水平又は垂直方向の振れを検出し、検出した振れに基づいて振れ信号を出力する振れ検出手段と、光学レンズへの入射光路上に配置され、光学レンズに入射する光の屈折方向を水平方向に変化させる第1の可動屈折素子と、垂直方向に変化させる第2の可動屈折素子と、第1の可動屈折素子を光学レンズへの光の入射方向に向かって時計回りを正方向、反時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第1の回動手段と、第2の可動屈折素子を光学レンズへの光の入射方向に向かって反時計回りを正方向、時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第2の回動手段と、振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて、水平又は垂直方向の振れを打ち消すように第1及び第2の回動手段の回動制御量を算出する回動制御量算出手段と、回動制御量算出手段により算出した回動制御量に基づいて第1及び第2の回動手段を制御する回動制御手段とを備え、第1及び第2の回動手段は、正方向へ回動された第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第1象限像シフト角と、負方向へ回動された第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第3象限像シフト角との差が所定の範囲内であるときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を前記可動範囲とすることを要旨とする。
本発明の実施形態に係る画像揺れ装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像揺れ補正装置の補正部を示す概略図で、図2(a)は概略正面図、図2(b)は概略側面図である。 図2に示す補正部の構成図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は図2(a)に示すB方向から見た断面図、図3(c)は図2(a)に示すA方向から見た断面図である。 図3に示す補正部が備える固定プリズムの斜視図である。 図3に示す補正部が備えるアクチュエータとセンサの配置図であり、図5(a)は概略側面図、図5(b)は可動プリズム10Aのアクチュエータとセンサの配置図、図5(c)は可動プリズム10Bのアクチュエータとセンサの配置図である。 プリズムによる被写体像の移動について説明する図であり、図6(a)はプリズムによる光の屈折を説明する図、図6(b)は図6(a)においてプリズムを正面方向から見た図である。 可動プリズムが回動しない場合の像シフト角ベクトルを示す図である。 可動プリズムが回動した場合の被写体像の移動について説明した図であり、図8(a)は可動プリズムが回転した場合の像シフト角ベクトルを示す図、図(b)は図(a)に示す像シフト角ベクトルの変化量を取り出した図である。 被写体像(被写体)の平行移動の形態を示す図であり、図9(a)は第2象限に移動した図、図9(b)は第1象限に移動した図、図9(c)は第3象限に移動した図、図9(d)は第4象限に移動した図である。 図10(a)は、可動プリズムの像シフト角ベクトルの大きさを等しくした場合の合成像シフト角ベクトルの大きさを示す説明図であり、図10(b)は、合成像シフト角ベクトルの大きさを等しくした場合の可動プリズムの像シフト角ベクトルの大きさを示した説明図である。 図11(a)は、可動プリズムの合成像シフト角ベクトルを示す説明図であり、図11(b)は、可動プリズムの像シフト角ベクトルを示す説明図である。 換算焦点距離とシフト面を説明する図であり、図12(a)は換算焦点距離を説明する図、図12(b)はシフト量を説明する図である。 手振れ補正について説明する図であり、図13(a)は手振れによる被写体像の移動を説明する図、図13(b)は手振れ補正を説明する図である。 本実施形態に係る画像揺れ補正装置の手振れ制御の処理フローを示したフローチャートである。 第1象限像シフト角ベクトルと第3象限像シフト角ベクトルとの差が所定の範囲になるときの可動プリズムの像シフト角ベクトルの大きさを示した説明図である。 本実施形態の変形例2に係る画像揺れ補正装置の処理フローを示したフローチャートである。 手振れ制御開始手段が、回転角α10,α20と回転角α1,α2とが等しい値である場合と判定する場合における手振れ制御開始判定処理の説明図であり、図17(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θ*を示す図、図17(b)は、変形例2に係る画像揺れ装置によって、手振れ補正制御が開始された手振れ角θ*を示す図である。 手振れ制御開始手段が、回転角α10,α20と回転角α1,α2との差の絶対値が最小である場合と判定する場合における手振れ制御開始判定処理の説明図であり、図18(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θ*を示す図、図18(b)は、変形例2に係る画像揺れ装置によって、手振れ補正制御が開始された手振れ角θ*を示す図である。 手振れ制御開始手段が、回転角α10,α20と回転角α1,α2との差の絶対値が予め定めた回転角許容範囲内であると判定した場合における手振れ制御開始判定処理の説明図であり、図19(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θ*を示す図、図19(b)は、本実施形態に係る画像揺れ装置によって、手振れ動作開始制御された手振れ角θ*を示す図である。 本実施形態の変形例4に係る画像揺れ補正装置の機能構成を示すブロック図である。 変形例4に係る画像揺れ補正装置の処理フローを示したフローチャートである。 変形例4に係る画像揺れ補正装置における手振れ制御開始判定処理の説明図である。 図1におけるレンズ系を示す図である。 図1に示す補正部とレンズ系とのその他の配置関係を示す図であり、図24(a)はレンズ系内に補正部を配置した図、図24(b)はレンズ系の後方に補正部を配置した図である。 本実施形態に係る補正部のその他の構成として固定プリズムなしの補正部を示す図であり、図25(a)は正面図、図25(b)は平面図、図25(c)は側面図である。 本実施形態に係る補正部のその他の構成として固定プリズム2枚を備える補正部を示す図であり、図26(a)は正面図、図26(b)は平面図、図26(c)は側面図である。 本実施形態に係るプリズムのその他の構成を示す図であり、図27(a)は単体プリズムを示す図、図27(b)は複合プリズムを示す図、図27(c)はプリズム効果を有する平行板を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、画像の揺れを補正するために必要な可動プリズムの回動量が可動範囲を超えないように、可動プリズムの回動量を予め定めた可動範囲内で適正に制御する画像揺れ補正装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係る画像揺れ補正装置の一実施形態を示したブロック図である。本発明の画像揺れ補正装置は、例えば撮像装置であるビデオカメラ1内に設けられる。
本実施形態におけるビデオカメラ1は、固定プリズム9と光軸1aを回転中心として独立的に回動可能な一対の可動プリズム10A、10Bとを備える補正部2と、被写体を撮影するレンズ系3と、レンズ系3から入射した光を結像させ、結像させた被写体像を電気信号に変換するCCD部13と、CDS機能、AGC機能、及びA/D変換機能を備えた前処理用IC部19と、前処理用IC部19から入来した入力信号に各種デジタル処理を施すカメラDSP部20と、補正部2内の一対の可動プリズムをそれぞれ独立的に予め定めた所定の可動範囲内で、回動させるアクチュエータ4A,4Bと、手振れ等によるビデオカメラ1の角速度などにより振れを検出して手振れ信号を出力する手振れ検出部5と、各種制御を行うCPU6と、CPU6からの制御信号に応じてアクチュエータ4A,4Bを駆動させるモータ駆動電子回路(MDE)7と、補正部2内の一対の可動プリズムの回転状態を検知するセンサ8A,8Bと、手振れ制御に必要なデータ等を記憶する記憶部24と、操作ボタン等を有する外部操作系26とを備える。
CPU6は、振れ検出部5で検出した振れを打ち消すようにアクチュエータ4A、4Bの回動制御量を算出する回動制御量算出手段6Aと、回動制御量算出手段6Aにより算出した回動制御量に基づいてアクチュエータ4A、4Bを制御する回動制御手段6Bと、回動制御手段6Bにアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する手振れ制御開始手段6Dを備える。
図2に示すように、補正部2は、レンズ系3とこのレンズ系3の前面を覆うフード部1bとの間に配設されており、図3(a)〜(c)に示すように、固定して設置された固定プリズム9と、光軸を回転中心として回動可能な一対の可動プリズム10A,10Bとを備えている。
固定プリズム9は、図4に示すように、光軸1aに対して直交する第1の面9aと、第1の面9aに対して微小な角度の傾きを有して対向する第2の面9bとを形成した、アクリル等よりなるプリズムである。可動プリズム10A,10Bも同様の形状、材質である。
図5は、図3に示す補正部2が備えるアクチュエータとセンサの配置図であり、図5(a)は概略側面図、図5(b)は可動プリズム10Aのアクチュエータとセンサの配置図、図5(c)は可動プリズム10Bのアクチュエータとセンサの配置図である。アクチュエータとセンサとは補正部2に取り付けられている。そして、図5(b),(c)に示すように、アクチュエータ4Aとセンサ8Aは可動プリズム10A用であり、アクチュエータ4Bとセンサ8Bは可動プリズム10B用である。
アクチュエータ4A,4BはCPU6の回動制御手段6Bからの制御信号に応じて、予め定めた可動プリズム10A,10Bの可動範囲内で可動プリズム10A,10Bを回動させる。アクチュエータ4A,4Bは負荷トルクの小さい小型パルスモータや、小型リニアモータ、小型超音波モータ等により構成される。
センサ8A,8Bは小型フォトインタラプタ、MR素子、ホール素子等により構成され、可動プリズム10A,10Bの回動状態を検出して回動状態の情報をCPU6に出力する。
センサ8A,8Bとして小型フォトインタラプタを用いる場合には、パルスモータとの組で用い、可動プリズム10A,10Bの外周側をマスキングし、そのマスキング上にそれぞれ穴10a,10bを設ける。穴10a,10bは、可動プリズム10A,10Bが初期位置になったときにセンサ8A,8Bの位置に来るように設ける。
小型フォトインタラプタは、赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタとを備え、可動プリズム10A又は10Bが赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタとの間に配置されるように設置する。
小型フォトインタラプタは、電源ON時に可動プリズム10A,10Bを回動させ、穴10a,10bを通過した赤外線発光ダイオードの光をフォトトランジスタで受光することにより原点位置を検出する。可動プリズム10A,10Bの回動状態の情報は、原点位置でのパルスをゼロとして回動時のパルス数をカウントすることにより得られる。
また、センサ8A,8BとしてMR素子又はホール素子を用いる場合には、穴10a,10bを設ける替わりに、可動プリズム10A,10Bにそれぞれ磁性体を取り付ける。
MR素子又はホール素子は、可動プリズム10A,10Bの回動と共に回動する磁性体による磁界の変化を検出することにより回動状態の情報を検出する。
図6は、プリズムによる被写体像の移動について説明する図であり、図6(a)はプリズムによる光の屈折を説明する図、図6(b)は図6(a)においてプリズムを正面方向(a方向)から見た図である。図6(b)では図6(a)に示すプリズム11をa方向に垂直な面上でαだけ回転させている。図6(a),6(b)に示すように、入射した光はプリズム11によって屈折角i’で屈折され、その結果、被写体Aの像がP点方向に向かってA’にシフト(平行移動)する。
図6(a),6(b)において、“i”はプリズム11のプリズム角(光の入射角)、“L”はプリズム長、“δ”はプリズム高さ、“δ”は最も薄い部分のプリズム高さ、“N”は屈折率、“i’”は光の屈折角、“θ”は像シフト角(偏角)、“α”はプリズム回転角、“Lα”はプリズム回転量、“vectore”は像シフト方向の単位ベクトル、“vectorθ”は像シフト角ベクトルである。ここで、記号“vector”はベクトル量を表すものとする。なお、図6以降の図においては、これらのベクトル量を記号“vector”の代わりに、太字で表している。
ここで、
vectorθ=θvectore (式1)
である。
図6(a)に示すように、プリズム角(入射角)iと屈折角i’と像シフト角(偏角)θとの間には、
θ=i’―i (式2)
が成り立つ。さらに、スネルの法則により、
sini’=Nsini (式3)
が成り立つ。
ここで、プリズム角iが小さいと仮定すると、(式3)は
i’=Ni (式4)
と近似できるので、式(4)を(式2)に代入すると、
θ=(N−1)i (式5)
となる。
また、図6(a),6(b)より、プリズム回転量Lαとプリズム回転角αとの間には、
α=(L/2)α (式6)
つまり、
α=(2/L)Lα (式7)
が成立する。また、
δ=Ltani+δ (式8)
つまり、
L=(δ−δ)/tani (式9)
が成り立つ。
図7は、可動プリズム10A,10Bが回転しない場合(初期状態)の像シフト角ベクトルを示す図である。図7において、vectorθ,vectorθ,vectorθはそれぞれ固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bによる像シフト角ベクトルである。図7に示すように、vectorθとvectorθの合成ベクトルをvectorθが打ち消すように固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bの位置を設定する。これにより、固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bの3枚で平行平板と等価となるため、補正部2の入射角と出射角とが同一となり、被写体の像は移動しない。
図8は、可動プリズム10A,10Bが回転した場合の被写体像の移動について説明する図であり、図8(a)は可動プリズムが回転した場合の像シフト角ベクトルを示す図、図8(b)は図8(a)に示す像シフト角ベクトルの変化量を取り出した図である。
図8(a)において、可動プリズム10A,10Bがそれぞれα,αだけ回転したときの像シフト角ベクトルをそれぞれvectorθ’,vectorθ’とする。ここで、図8(a)に示す回転方向をα,αの正方向とする。即ち、可動プリズム10Aをレンズ系3への光の入射方向に向かって時計回りを正方向、反時計回りを負方向とし、可動プリズム10Bをレンズ系3への光の入射方向に向かって反時計回りを正方向、時計回りを負方向とする。
また、
vectorθ=vectorθ’−vectorθ (式10)
vectorθ=vectorθ’−vectorθ (式11)
とする。
すると、図8(b)に示すように、被写体Aの像がA’に平行移動することになる。このとき、その像シフト角ベクトルはvectorθとvectorθの合成ベクトルvectorθとして、
vectorθ=vectorθ+vectorθ=(θ,θ) (式12)
となる。
このとき、図8(a),8(b)より、
θ=θsinα−θ(1−cosα) (式13)
θ=θsinα−θ(1−cosα) (式14)
が成り立つ。ここで、θはvectorθのスカラーを表し、θはvectorθのスカラーを表す。
ここで、α,αを成分とするベクトルvectorα=(α,α)を考える。(式13)及び(式14)をα,αについて解くと、
α=±cos−1(C/D)+α (式15)
α=±cos−1{[(θ+θ)−θsinα]/θ} (式16)
を得る。ここで、
C=[A+B+θ −θ ]/2θ (式17)
D=(A+B1/2 (式18)
α =±cos−1(A/D) (Bの符号を選択) (式19)
A=(θ+θ) (式20)
B=(θ+θ) (式21)
である。
ここで、αの符号が−の場合、αの符号はθの符号を選択し、αの符号が+の場合、αの符号は+を選択する。
図9は、被写体像(被写体)の平行移動の形態を示す図であり、図9(a)は被写体が第2象限に移動した図、図9(b)は被写体が第1象限に移動した図、図9(c)は被写体が第3象限に移動した図、図9(d)は被写体が第4象限に移動した図である。
被写体が第1象限に移動する場合は、図9(b)に示すように、θ>0,θ>0であるため、α>0,α>0である。また、被写体が第2象限に移動する場合は、図9(a)に示すように、θ<0,θ>0であるため、α<0,α>0である。また、被写体が第3象限に移動する場合は、図9(c)に示すように、θ<0,θ<0であるため、α<0,α<0である。また、被写体が第4象限に移動する場合は、図9(d)に示すように、θ>0,θ<0であるため、α>0,α<0である。
ここで、図9(b)に示すα>0,α>0である第1象限の像シフト角ベクトルvectorθの大きさと、図9(c)に示すα<0,α<0である第3象限の像シフト角ベクトルvectorθの大きさとは異なる。
これは、本実施形態に係る画像揺れ補正装置のように可動プリズムを用いて画像揺れを補正する場合、図9(a)〜9(d)に示すように、可動プリズム10A、10Bの像シフト角ベクトルであるvectorθとvectorθの方向が、x座標方向、y座標方向と一致せず、正方向又は負方向いずれかにズレが生じることに起因する。
そのため、可動プリズム10A、10Bの正方向および負方向の可動範囲を等しくすると、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αが可動範囲の正方向の上限に偏ることになる。
そこで、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αが可動範囲を超えないように、予め可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲をシフト角ベクトルの大きさが非対称となるように設定する。
具体的には、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第1象限像シフト角ベクトルの大きさと、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第3象限像シフト角ベクトルの大きさとが一致するときの正方向の最大の回転角を正方向最大回転角、負方向の最大の回転角を負方向最大回転角としたときに、この正方向最大回転角からこの負方向最大回転角までの回転角を可動範囲とする。
図10(a)は、可動プリズム10A、10Bの像シフト角ベクトルの大きさを等しくした場合の合成像シフト角ベクトルの大きさを示す説明図で、図10(b)は、合成像シフト角ベクトルの大きさを等しくした場合の可動プリズム10A、10Bの像シフト角ベクトルの大きさを示した説明図である。
図10(a)では、α>0,α>0である第1象限像シフト角ベクトル105の大きさと、α<0,α<0である第3象限像シフト角ベクトル106の大きさが異なっている。つまり、可動プリズム10A、10Bが負方向へ回転されたことで得る像シフト角ベクトル106より、可動プリズム10A、10Bが正方向へ回転されたことで得る像シフト角ベクトル105の方が小さくなる。このため、第1象限と第3象限において、同量の合成像シフト角ベクトルを得ようとすると、可動プリズム10A、10Bの正方向へより大きく回動させる必要があるので、可動プリズム10A、10Bの可動範囲が正方向、負方向で等しい場合、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αが可動範囲の正方向の上限に偏ることになる。
一方、図10(b)では、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第1象限像シフト角ベクトル105の大きさと、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第3象限像シフト角ベクトル106の大きさとが一致するときの可動プリズム10A、10Bの可動範囲を示している。
この場合、可動プリズム10A、10Bの正方向のシフト角ベクトル101、102と負方向のシフト角ベクトル103、104の大きさが異なる。これにより、より大きく回動させる必要がある正方向について可動プリズム10A、10Bの可動範囲が広くなるので、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αが可動範囲の正方向の上限に偏ることなく、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αが可動範囲を超えないように適正に制御することができる。
図11(a)は、可動プリズム10A、10Bの合成像シフト角ベクトルを示しており、図11(b)は、可動プリズム10Aの像シフト角ベクトルを示している。
図11(a)に示すように、可動プリズム10A、10Bの合成像シフト角ベクトル110が正弦波となっている場合においても、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第1象限像シフト角ベクトル105の大きさと、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第3象限像シフト角ベクトル106の大きさとが一致するように可動プリズム10A、10Bの可動範囲を定めているので、図11(b)に示すように、可動プリズム10Aの可動範囲が正方向にシフトする。そのため、可動プリズム10Aの像シフト角ベクトル111のように、正方向がより大きく回動させる必要がある場合でも、可動プリズム10Aの回転角αが可動範囲を超えないように適正に制御することができる。
なお、この可動プリズム10A、10Bの可動範囲は、機械的なストッパーによって実現してもよいし、電気的なリミッターとして実現してもよい。
図12は、換算焦点距離とシフト量について説明する図であり、図12(a)は換算焦点距離を説明する図、図12(b)はシフト量を説明する図である。
図12(a)において、Sは被写体Aからレンズ系3の第1主点までの距離、fはレンズ系3の焦点距離である。このとき換算焦点距離fは、レンズ系3の第2主点から被写体像14Aを結像するCCD部13までの距離であり、
=f+S (式22)
=f/S (式23)
で表される。
次に、図12(b)に示すように、補正部2を挿入することによって被写体像14Aが被写体像14A’に移動し、その像シフト角をθとすると、シフト量Sは、
S=ftanθ (式24)
で表される。
図13は、手振れ補正について説明する図であり、図13(a)は手振れによる被写体像の移動を説明する図、図13(b)は手振れ補正を説明する図である。
図13(a)に示すように、ビデオカメラ等の本体に対しレンズ系3が上方向に回転すると、被写体Aは相対的に下方向に回転することになる。このため、被写体像14Aが被写体像14A’にずれる。ここで、vectorθは手振れ角ベクトルであり、手振れ角をθ、手振れ方向の単位ベクトルをvectore(=−vectore)とすると、
vectorθ=θvectore (式25)
である。
次に、図13(b)に示すように、レンズ系3の前方に補正部2を挿入すると、補正部2による像シフトベクトルvectorθと手振れ角ベクトルvectorθが手振れ補正条件
vectorθ=−vectorθ (式26)
を満たすとき、被写体像14A’が被写体像14Aの位置に移動して手振れが補正される。
≪手振れ補正制御≫
次に、本実施形態の画像揺れ補正装置の手振れ補正制御について説明する。
図14は、本実施形態に係る画像揺れ補正装置の手振れ制御の処理フローを示したフローチャートである。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、外部操作系26にて受け付けた利用者の押し釦操作等によって手振れ補正開始要求信号を受信すると、回動制御手段6Bへ手振れ制御開始信号を送信する(ステップS101)。
そして、手振れ制御開始信号を受信した回動制御手段6Bは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角の算出命令を送信し、手振れ角の算出命令を受信した回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から所定時間毎に手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角を算出する(ステップS105、S107)。
具体的には、手振れ検出部5が手振れによるビデオカメラ1の振れを検出し、これを手振れ信号としてCPU6の回動制御量算出手段6Aに出力する。CPU6の回動制御量算出手段6Aではこの手振れ信号に基づいて、振れの大きさ及び方向を示す手振れ角ベクトルvectorθ
vectorθ=(θ ,θ ) (式27)
により計算する。ここで、(式26)より、
(θ,θ)=(−θ ,−θ ) (式28)
となる。
次に、回動制御量算出手段6Aは、ステップS105で算出した手振れ角を基に手振れ補正を行うために必要な可動プリズム10A,10Bの回転角α,αを(式15)〜(式21)により算出する(ステップS107)。
そして、CPU6の回動制御手段6Bが、回動制御量算出手段6Aにより算出した回転角α,αを受信し、可動プリズム10A,10Bを回転角がα,αになるように制御信号をモータ駆動電子回路7に出力する(ステップS109)。
モータ駆動電子回路7は、CPU6の回動制御手段6Bからの制御信号に応じてアクチュエータ4A,4Bを駆動させ、アクチュエータ4A,4Bは、予め定めた可動範囲内で、可動プリズム10A,10Bの回転角がα,αになるように回動させる。
そして、CPU6の回動制御手段6Bは、CPU6の手振れ制御開始手段6Dからの手振れ制御停止信号を受信するまで、上記ステップS103〜S109の処理を繰り返す(ステップS111)。
このように、光軸方向に向かって正方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回動量から定まる第1象限像シフト角と、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回動量から定まる第3象限像シフト角とが一致するときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を可動プリズム10A、10Bの可動範囲として、手振れ検出部5で検出した振れを打ち消すように可動プリズム10A,10Bを回動させ、手振れによる画像揺れを補正するので、画像の揺れを補正するために必要な可動プリズム10A、10Bの回動量が可動範囲を超えないように、可動プリズム10A、10Bの回動量を予め定めた可動範囲内で適正に制御することができる。
≪本実施形態の変形例≫
<変形例1>
本実施の形態に係る画像揺れ補正装置は、光軸方向に向かって正方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回動量から定まる第1象限像シフト角と、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回動量から定まる第3象限像シフト角とが一致するときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を可動プリズム10A、10Bの可動範囲とした。
一方、変形例1では、第1象限像シフト角ベクトルと第3象限像シフト角ベクトルとの差が所定の範囲になるときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を可動プリズム10A、10Bの可動範囲とする。
図15は、第1象限像シフト角ベクトルと第3象限像シフト角ベクトルとの差が所定の範囲になるときの可動プリズム10A、10Bの像シフト角ベクトルの大きさを示した説明図である。
図15では、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第1象限像シフト角ベクトル105の大きさと、負方向へ回動された可動プリズム10A、10Bの回転角α,αから定まる第3象限像シフト角ベクトル106の大きさの差が所定の範囲になるように可動プリズム10A、10Bの可動範囲を定めている。
そのため、可動プリズム10A、10Bの正方向のシフト角ベクトル101、102と負方向のシフト角ベクトル103、104の大きさが異なり、また、第1象限像シフト角ベクトル105と第3象限像シフト角ベクトル106の大きさも異なっている。これにより、可動プリズム10A、10Bの像シフト角ベクトルと各合成像シフト角ベクトルの大きさのバランスを保ちながら、可動プリズム10A、10B回転角α,αが可動範囲を超えないように適正に制御することができる。
<変形例2>
本実施形態に係る画像揺れ補正装置では、画像の揺れを補正するために必要な可動プリズムの回動量が可動範囲を超えないように、可動プリズムの回動量を予め定めた可動範囲内で適性に制御する画像揺れ補正装置を例に挙げて説明した。
変形例2では、手振れ補正制御を開始するタイミングを調整することで、可動プリズムの回動量を予め定めた可動範囲内で適正に制御する画像揺れ補正装置について説明する。
具体的には、センサ8A,8Bから可動プリズム10A,10Bの回転角情報を受信し、手振れ検出部5で検出した振れを基に手振れを補正するために必要な可動プリズム10A,10Bの回転角を算出し、算出した回転角と、受信した回転角情報を基に算出した回転角とを比較し、これからが一致、又はこれらの差の絶対値が最小になったときに、回動制御手段6Bへアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する画像揺れ補正装置について説明する。
変形例2に係る画像揺れ補正装置は、図1に示す画像揺れ補正装置の構成に加え、さらにCPU6の手振れ制御開始手段6Dが、外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信した後に、センサ8A、8Bにより検出した回転角α10,α20と回動制御量算出手段6Aにより算出した回転角α,αが一致したとき、又は回転角α10,α20と回転角α10,α20との差の絶対値が最小になったときに、回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信することを特徴とする。
図16は、変形例2に係る画像揺れ補正装置の処理フローを示したフローチャートである。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、外部操作系26にて受け付けた利用者の押し釦操作等によって手振れ補正開始要求信号を受信すると(ステップS201)、センサ8A,8Bにて検出した可動プリズム10A,10Bの回転情報を受信して回転角α10,α20を算出する(ステップS203)。
そして、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aへ手振れ角の算出命令を送信し、手振れ角ベクトルvectorθの算出命令を受信した回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角ベクトルvectorθを算出する(ステップS205、S207)。
次に、回動制御量算出手段6Aは、ステップS207で算出したこの手振れ角ベクトルvectorθを基に手振れ補正するために必要な可動プリズム10A,10Bの回転角α,αを算出する(ステップS209)。
具体的には、手振れ検出部5は手振れによるビデオカメラ1の振れを検出し、これを手振れ信号としてCPU6の回動制御量算出手段6Aに出力する。CPU6の回動制御量算出手段6Aではこの手振れ信号に基づいて、振れの大きさ及び方向を示す手振れ角ベクトルvectorθを(式27),(式28)により計算する。
そして、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、(式15)〜(式21)に基づいてベクトルvectorαの成分であるα,αを算出する。
≪手振れ制御開始判定処理≫
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、手振れ補正制御を開始するか否かの判定を行う(ステップS211乃至S215)。
具体的には、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、センサ8A,8Bにて検出した可動プリズム10A,10Bの回転情報に基づいて算出した回転角α10,α20と、CPU6の回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10A,10Bの回転角α,αとを比較する。
そして、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回転角α10,α20と回転角α,αとが等しい値である場合(ステップS211)、又は回転角α10,α20と回転角α,αとの差の絶対値が最小になったときに、CPU6の回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する。
図17は、CPU6の手振れ制御開始手段6Dが、回転角α10,α20と回転角α,αとが等しい値であると判定する場合における手振れ制御開始判定処理の説明図である。図17(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを示しており、図17(b)は、変形例2に係る画像揺れ装置によって、手振れ補正制御が開始された手振れ角θを示している。
なお、変形例2に係る画像揺れ装置では、垂直方向及び水平方向において、可動プリズム10A、10Bが独立に可動するため、垂直方向及び水平方向の手振れ角θを独立して算出し、手振れ開始判断処理を行うが、図17では、簡単のために可動プリズム10Aで補正を行う垂直方向についての手振れ角θを示している。
図17(a)では、手振れ角曲線171が、時間tに対する可動プリズム10Aの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを表しており、上述した合成像シフト角ベクトルの非対称性により、手振れ角曲線171の振動の中心が、手振れ角補正ゼロ位置よりΔH分だけプラス側へシフトしている。
そして、T1時に、CPU6は利用者等による外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信すると、手振れ制御開始判定処理を開始する。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、T1時に、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報を受信して“c0”に対応する回転角α10の値を得る。“c0”は利用者等による外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信したときの可動プリズム10Aの初期位置を表している。
そこで、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角の算出命令を送信し、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角θを算出する。
さらに、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、算出した手振れ角θを基に手振れ補正を行うために必要な可動プリズム10Aの回転角αを(式15)〜(式21)により算出する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報に基づいて算出した回転角α10と、CPU6の回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角αとを比較する。
図17(a)では、T2時に、回転角α10と回転角αの各々に対応する手振れ角θが、共に“C0”となるので、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、CPU6の回動制御手段6Bへ2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する。
そして、手振れ制御開始手段6Dから手振れ制御開始信号を受信したCPU6の回動制御手段6Bは、手振れ補正制御を開始する。
これにより、図17(b)の手振れ補正曲線172に示すように、CPU6の回動制御手段6Bは、T2時により手振れ補正制御を開始する。また、上述したように、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲を可動プリズム10A、10Bシフト角ベクトルの大きさが非対称となるように設定しているので、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲がΔH分だけプラス側へシフトしている。これにより、手振れ補正曲線172の振動の中心が、可動プリズム10Aの予め定めた可動範囲の中心に一致し、手振れ補正曲線172が可動範囲を超えないように、可動プリズム10Aの回動量を可動範囲内で適性に制御することができる。
図18は、CPU6の手振れ制御開始手段6Dが、回転角α10,α20と回転角α,αとの差の絶対値が最小であると判定する場合における手振れ制御開始判定処理の説明図である。図18(a)に示す手振れ角曲線181は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを示しており、上述した合成像シフト角ベクトルの非対称性により、手振れ角曲線181の振動の中心が、手振れ角補正ゼロ位置よりΔH分だけプラス側へシフトしている。図18(b)は、変形例2に係る画像揺れ装置によって、手振れ補正制御が開始された手振れ角θを示している。
なお、図18では、図17と同様に、簡単のために可動プリズム10Aで補正を行う垂直方向についての手振れ角曲線を示している。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、T1時に、外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信すると、CPU6は手振れ制御開始判定処理を開始する。
そして、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、T1時に、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報を受信して“c1”に対応する回転角α10の値を得る。
そこで、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角の算出命令を送信し、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角θを算出する。
さらに、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、算出した手振れ角θを基に手振れ補正を行うために必要な可動プリズム10Aの回転角αを(式15)〜(式21)により算出する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報に基づいて算出した回転角α10と、CPU6の回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角αとを比較する。
そして、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、回転角α10と回転角αとの差の絶対値を回転角位相差として算出し、算出した回転角位相差を記憶部24へ記憶する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、記憶部24へ記憶した回転角位相差を読み出し、読み出した回転角位相差と新たに算出した回転角位相差から回転角位相差が最小になったとき、つまり回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角の絶対値が“c1”に対応する回転角α10の絶対値未満であって、回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角αと“c1”に対応する回転角α10との差の絶対値が最小となったとき、手振れ角θの値の絶対値が極小値になったと判定し、CPU6の回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4Aの制御を開始させる制御開始信号を送信する。
図18では、T2時に、手振れ角θの絶対値が極小値となる、即ち可動プリズム10Aの回転角αと“c1”に対応する回転角α10との差の絶対値が最小となっているので、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、T2時を超えたときに、CPU6の回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4Aの制御を開始させる制御開始信号を送信する。
そして、CPU6の回動制御手段6Bは、手振れ制御開始手段6Dから制御開始信号を受信すると、手振れ補正制御を開始する。
これにより、図18(b)の手振れ補正曲線182に示すように、CPU6の回動制御手段6Bは、T2時より手振れ補正制御を開始するので、T1時から手振れ補正制御を開始する場合に比べて、手振れ補正曲線182の振動の中心が、可動プリズム10Aの可動範囲の中心側へシフトする。また、上述したように、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲を可動プリズム10A、10Bシフト角ベクトルの大きさが非対称となるように設定しているので、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲がΔH分だけプラス側へシフトするので、手振れ補正曲線182が可動範囲を超えないように、可動プリズム10Aの回動量を可動範囲内で適性に制御することができる。
以上のように、外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信した後であって、センサ8A、8Bにより検出した回動量と回動制御量算出手段6Aにより算出した回動制御量とが一致、又は回動量と回動制御量との差の絶対値が最小になったときに、回動制御手段6Bへ2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる制御開始信号を送信することで、可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ補正量が可動範囲を超えないように、可動プリズム10A、10Bの可動量を所定の可動範囲内で適性に制御することができる。
なお、変形例2に係る画像揺れ補正装置では、回転角α10と回転角αとを比較し、回動制御手段6Bへ制御開始信号を送信するが、手振れ制御開始手段6Dがセンサ8A、8Bにより検出した回動量から手振れ角を算出し、算出した手振れ角と回動制御量算出手段6Aが手振れ検出器5から手振れ信号を基に算出した手振れ角とを比較して、その比較結果により手振れ制御開始手段6Dが回動制御手段6Bへ制御開始信号を送信するようにしてもよい。
<変形例3>
変形例2では、センサ8A、8Bにより検出した回動量と回動制御量算出手段6Aにより算出した回動制御量とが一致、又は回動量と回動制御量との差の絶対値が最小になったときに、回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信するように構成した。これに対して、変形例3では、センサ8A、8Bにより検出した回動量と回動制御量算出手段6Aにより算出した回動制御量との差の絶対値が予め定めた回転角許容範囲内であるとき、又は回動量と回動制御量との差の絶対値が最小になったときに、回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信するように構成する。
図19は、CPU6の手振れ制御開始手段6Dが、回転角α10,α20と回転角α,αとの差の絶対値が予め定めた回転角許容範囲内であると判定した場合における手振れ制御開始判定処理の説明図である。図19(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを示しており、図19(b)は、本実施形態に係る画像揺れ装置によって、手振れ動作開始制御された手振れ角θを示している。
なお、図19では、図17と同様に簡単のために可動プリズム10Aで補正を行う垂直方向についての手振れ角θを示している。
図19(a)では、手振れ角曲線191が、時間tに対する可動プリズム10Aの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを表しており、上述した合成像シフト角ベクトルの非対称性により、手振れ角曲線191の振動の中心が、手振れ角補正ゼロ位置よりΔH分だけプラス側へシフトしている。
T1時に、利用者等による外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信すると、CPU6は手振れ制御開始判定処理を開始する。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、T1時に、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報を受信して“c2”に対応する回転角α10の値を得る。
そこで、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角の算出命令を送信し、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角θを(式15)〜(式21)により算出する。
さらに、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、算出した手振れ角θを基に手振れ補正を行うために必要な可動プリズム10Aの回転角αを算出する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報に基づいて算出した回転角α10と、CPU6の回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角αとの差の絶対値と記憶部24から読み出した回転角許容範囲Kと比較する。
そして、T2時に、回転角α10と回転角αとの差の絶対値が回転角許容範囲K未満となるので、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、CPU6の回動制御手段6Bに2つのアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる制御開始信号を送信する。
この回転角許容範囲Kの値は、手振れ補正の制御を開始するための条件となり、手振れ補正の範囲に対する可動プリズム10A、10Bの可動範囲のズレをどの程度許容するかによって設定する。この値が大きい程、利用者の押し釦操作等による手振れ補正開始要求信号を受け付けてから手振れ補正制御を早く開始することができ、この値が小さい程、可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ補正量の振動の中心と可動プリズム10A、10Bの可動範囲の中心のズレを小さくすることができ、手振れ補正量が可動プリズム10A、10Bの可動範囲を超えにくくなる。
なお、この回転角許容範囲Kは、画像揺れ補正装置の提供者等によって予め設定され、記憶部24に記憶されている。
これにより、図19(b)の手振れ補正曲線192に示すように、T2時より手振れ補正制御を開始するので、変形例2に係る画像揺れ補正装置より予め定めた回転角許容範囲Kに対応する時間分だけ早く手振れ補正制御を開始することができる。
また、上述したように、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲を可動プリズム10A、10Bシフト角ベクトルの大きさが非対称となるように設定しているので、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲がΔH分だけプラス側へシフトするため、手振れ補正曲線192が可動範囲を超えないように、可動プリズム10Aの回動量を可動範囲内で適性に制御することができる。
<変形例4>
本実施形態に係る画像揺れ補正装置では、画像の揺れを補正するために必要な可動プリズムの回動量が可動範囲を超えないように、可動プリズムの回動量を予め定めた可動範囲内で適性に制御する画像揺れ補正装置を例に挙げて説明した。
変形例4では、さらに手振れ補正の開始前に、可動プリズムの初期位置を調整することで、可動プリズムの回動量を予め定めた可動範囲内で適性に制御する画像揺れ補正装置について説明する。
図20は、変形例4に係る画像揺れ補正装置の機能構成を示すブロック図である。
図20に示すように、変形例4に係る画像揺れ補正装置は、図1に示す画像揺れ補正装置の構成に加え、さらに回動制御量算出手段6Aにより算出した所定時間分の回動制御量の最大値及び最小値から回動制御量の振幅を算出し、算出した振幅に予め定めた設定値振幅倍数を乗じることにより回転角開始設定値Kを算出し、センサ8A、8Bにより検出した回転角α10,α20がこの回動量開始設定値Δ1,Δ2と等しくなるようにアクチュエータ4A、4Bを初期制御する初期制御手段6Cを備え、手振れ制御開始手段6Dが、外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信した後に、初期制御手段6Cへアクチュエータ4A、4Bの初期制御を開始させる初期制御開始信号を送信し、回動制御量算出手段6Aにより算出した回転角α,αと初期制御手段6Cにより算出した回動量開始設定値Δ1,Δ2とが等しくなったときに、回動制御手段6Bへアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信することを特徴とする。
図21は、変形例4に係る画像揺れ補正装置の処理フローを示したフローチャートである。
まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、外部操作系26にて受け付けた利用者の押し釦操作等によって手振れ補正開始要求信号を受信すると(ステップS301)、センサ8A,8Bにて検出した可動プリズム10A,10Bの回転情報を受信して回転角α10,α20を算出する(ステップS303)。
そして、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aへ手振れ角の算出命令を送信し、手振れ角ベクトルvectorθの算出命令を受信した回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角ベクトルvectorθを算出する(ステップS305、S307)。
次に、回動制御量算出手段6Aは、ステップS307で算出したこの手振れ角ベクトルvectorθを基に手振れ補正するために必要な可動プリズム10A,10Bの回転角α,αを算出する(ステップS309)。
具体的には、手振れ検出部5は手振れによるビデオカメラ1の振れを検出し、これを手振れ信号としてCPU6の回動制御量算出手段6Aに出力する。CPU6の回動制御量算出手段6Aではこの手振れ信号に基づいて、振れの大きさ及び方向を示す手振れ角ベクトルvectorθを(式27),(式28)により計算する。
そして、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、(式15)〜(式21)に基づいてベクトルvectorαの成分であるα,αを算出する。
そして、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、所定の時間が経過するまで算出した回転角α,αを時刻と関連付けて順次記憶部24へ記憶する(ステップS311)。ここで、記憶部24へ回転角α,αを記憶する所定の時間は、手振れ振幅の最大値及び最小値を含むように、少なくとも手振れ周期の1/2以上となるように予め設定しておく必要がある。
次に、変形例4に係る画像揺れ装置による手振れ制御開始判定処理について説明する。
≪手振れ制御開始判定処理≫
CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、手振れ補正制御を開始するか否かの判定を行う(ステップS313乃至S327)。
具体的には、まず、CPU6の手振れ制御開始手段6Dが、初期制御手段6Cへアクチュエータ4A、4Bの初期制御を開始させる初期制御開始信号を送信する(ステップS313)。
初期制御開始信号を受信した初期制御手段6Cは、記憶部24に記憶した回転角α1,α2の値から最大値、及び最小値を抽出する(ステップS315)。
次に、初期制御手段6Cは、ステップS315で抽出した回転角α,αの最大値、最小値から手振れの振幅を算出し、算出した手振れの振幅から回動量開始設定値Δ1,Δ2を算出する(ステップS317)。
具体的には、CPU6の初期制御手段6Cは、回転角α,αの最大値、最小値から算出した手振れの振幅に記憶部24から読み出した設定値振幅倍数を乗じることにより、回動量開始設定値Δ1,Δ2を設定する。この設定値振幅倍数は0〜1の間で自由に設定することができ、予め画像揺れ補正装置の提供者等によって設定され、記憶部24に記憶されている。
次に、CPU6の初期制御手段6Cは、センサ8A、8Bから受信した回転角情報を基に算出した回転角α10,α20がこの回動量開始設定値Δ1,Δ2と等しくなるようにアクチュエータ4A、4Bを制御する(ステップS319)。これにより、可動プリズム10A、10Bの回転角α10,α20が回動量開始設定値Δ1,Δ2に対応する回転角α100,α200となるまで可動プリズム10A、10Bが回転される。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角ベクトルvectorθの算出命令を送信し、この算出命令を受信した回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角ベクトルvectorθを算出し、回動制御量算出手段6Aが、この手振れ角ベクトルvectorθを基に手振れ補正するために必要な可動プリズム10A,10Bの回転角α,αを算出する(ステップS321〜S325)。
具体的には、手振れ検出部5は、所定時間毎に手振れによるビデオカメラ1の振れを検出し、これを手振れ信号としてCPU6の回動制御量算出手段6Aに出力する。CPU6の回動制御量算出手段6Aではこの手振れ信号に基づいて、振れの大きさ及び方向を示す手振れ角ベクトルvectorθを(式27),(式28)により計算する。
そして、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、(式15)〜(式21)に基づいて回転角ベクトルvectorαの成分であるα,αを算出する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10A,10Bの回転角α,αと回動量開始設定値Δ1,Δ2に対応する回転角α100,α200とを比較する(ステップS327)。
そして、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回転角α,αと回転角α100,α200とが等しいと値となったと判断したときに、初期制御手段6Cへ初期制御停止信号を送信し、回動制御量算出手段6Aで算出した回動角になるようにアクチュエータ4A、4Bの制御を開始させる手振れ制御開始信号を回動制御手段6Bへ送信する(ステップS329)。
図22は、変形例4に係る画像揺れ補正装置における手振れ制御開始判定処理の説明図である。図22(a)は、時間tに対する可動プリズム10A、10Bの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを示しており、図22(b)は、本実施形態に係る画像揺れ装置によって、手振れ補正制御が開始された手振れ角θを示している。
なお、本実施形態に係る画像揺れ装置では、垂直方向及び水平方向において、可動プリズム10A、10Bが独立に可動するため、垂直方向及び水平方向の手振れ角θを独立して算出し、手振れ開始判定処理を行うが、図22では、簡単のために可動プリズム10Aで補正を行う垂直方向についての手振れ角θを示している。
図22(a)では、手振れ角曲線221が、時間tに対する可動プリズム10Aの画像の揺れを補正するために必要な手振れ角θを表しており、上述した合成像シフト角ベクトルの非対称性により、手振れ角曲線221の振動の中心が、手振れ角補正ゼロ位置よりΔH分だけプラス側へシフトしている。
そして、T1時に、利用者等による外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信すると、CPU6は手振れ制御開始判定処理を開始する。
まず、CPU6の回動制御量算出手段6Aは、図22(b)に示すように、T1時に、センサ8Aにて検出した可動プリズム10Aの回転情報を受信して“c0”に対応する回転角α10の値を得る。“c0”は利用者等による外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信したときの可動プリズム10Aの初期位置を表している。
そこで、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動制御量算出手段6Aに手振れ角の算出命令を送信し、T1時以降、所定の時間間隔で回動制御量算出手段6Aは、手振れ検出器5から手振れ信号を受信して、受信した手振れ信号を基に手振れ角θを算出する。
さらに、T1時以降、回動制御量算出手段6Aは、算出した手振れ角θを基に手振れ補正を行うために必要な可動プリズム10Aの回転角αを(式15)〜(式21)により算出する。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、所定の時間が経過したT2時に、初期制御手段6Cへアクチュエータ4Aの初期制御を開始させる初期制御開始信号を送信する。
初期制御開始信号を受信した初期制御手段6Cは、回動量開始設定値Δ1を算出し、T2時以降、可動プリズム10Aの回転角α10が回動量開始設定値Δ1に対応する回転角α100となるようにアクチュエータ4Aを初期制御する。
図22(b)では、T3時に、回転角α10が回動量開始設定値Δ1に対応する回転角α100に達している。
次に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dは、回動量開始設定値Δ1に対応する回転角α100と、CPU6の回動制御量算出手段6Aにより算出した可動プリズム10Aの回転角αとを比較する。
図22(b)ではT4時に、CPU6の手振れ制御開始手段6Dが、回転角α100と回転角αとが一致していると判断しているので、CPU6の回動制御手段6Bへアクチュエータ4Aの制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する。
そして、手振れ制御開始手段6Dから手振れ制御開始信号を受信したCPU6の回動制御手段6Bは、手振れ補正制御を開始する。
これにより、図22(b)の手振れ補正曲線222に示すように、CPU6の回動制御手段6Bは、T4時により手振れ補正制御を開始する。また、上述したように、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲を可動プリズム10A、10Bシフト角ベクトルの大きさが非対称となるように設定しているので、可動プリズム10A、10Bの回転角α,αの可動範囲がΔH分だけプラス側へシフトしている。これにより、手振れ補正曲線222の振動の中心が、可動プリズム10Aの予め定めた可動範囲の中心に一致し、手振れ補正曲線222が可動範囲を超えないように、可動プリズム10Aの回動量を可動範囲内で適性に制御することができる。
<変形例5>
図1に示す本実施形態におけるビデオカメラ1では、レンズ系3は1つのブロックとして描いてあるが、複数枚のレンズ群として構成されていてもよい。図23は図1におけるレンズ系3を示す図、図24(a)はレンズ系3内に補正部2を配置した図、図24(b)はレンズ系3の後方に補正部2を配置した図である。
レンズ系3は、第1〜第4レンズ群3a〜3dを備える。レンズ系3の後方には、ノイズ(偽信号)を抑制する光学ローパスフィルタ16と、被写体像を結像するCCD部13が設けられる。
図1では、補正部2を図23に示すようにレンズ系3の前方に配置しているが、図24(a)に示すようにレンズ系3の内部に配置してもよく、また、図24(b)に示すようにレンズ系3の後方に配置してもよい。これにより、レンズ系3を通過中、又は通過後の光束の狭いところに補正部2を配置することになるので、補正部2を小型化することができる。
また、補正部2は図3に示すように、固定プリズム9、可動プリズム10A,10Bを備える構成のものを説明したが、固定プリズム9を削除してもよく、また、固定プリズムを1枚追加した構成としてもよい。図25は固定プリズムなしの補正部を示す図で、図25(a)は正面図、図25(b)は平面図、図25(c)は側面図である。また、図26は固定プリズム2枚を備える補正部を示す図で、図26(a)は正面図、図26(b)は平面図、図26(c)は側面図である。
図26の場合は、初期状態における補正部2の入射角と出射角とが同一となるように各プリズムの位置を調整する。その他の動作は図25、図26のいずれの場合も上記実施の形態と同様であり、同様の効果が得られる。
なお、図25の場合、可動プリズム10A、10Bの2枚のみを備える構成としているので、図8(b)から分かるように、初期状態では像シフト角θだけ像がずれているが、これは画像揺れ補正とは直接の関係はない。
ただし、固定プリズム9を削除した図25の場合は図3、図26の場合に比べて色収差による像ズレが大きくなる。即ち図3、図26の場合は、固定プリズム9により補正部2の入射角と出射角とが初期状態で同一となるように構成したが、これは画像揺れ補正時のプリズム作用による色収差の影響を最小限に抑え、色収差による像ズレ補正を低減するためである。これに対して、図25の場合は固定プリズム9を削除していることから、入射角と出射角とが初期状態で同一とならない。そのため、図3、図26の場合に比べて色収差による像ズレが大きくなる。その反面、図25に示す固定プリズムなしの構成では、補正部2の光軸方向の長さを短くして小型化することができる。
また、色収差による像ズレ抑制と小型化双方の効果をバランス良く両立して得られる選択も可能である。色収差による像ズレが図25の場合ほど大きくなく、図3及び図26の場合より補正部2を小型にする、つまり図25の場合と図3及び図26の場合において色収差による像ズレ量が中間となるように、固定プリズム9のプリズム角を調整することも可能である。これにより、色収差による像ズレの抑制と補正部2の小型化とのバランスを取ることができる。
また、図3、図25及び図26に示す実施形態における各プリズムを、単体にしてもよいし、複合プリズムにしてもよい。また、プリズム効果を有する平行板にしてもよい。図27(a)は単体プリズムを示す図、図27(b)は複合プリズムを示す図、図27(c)はプリズム効果を有する平行板を示す図である。
例えば可動プリズム10Aを、図27(b)に示すような、微小角度を有する2枚のプリズム10Aa,10Abを貼り合わせた複合プリズムとしてもよい。複合プリズムにすると、プリズム単体の角度を大きくすることができ、単体プリズムでは難しい微小角のプリズムを容易に製作することができる。
また、図27(c)に示すように、屈折率Nが例えばN=1.5からN=1.4に変化し、プリズム効果を有する平行板17を各プリズムに替えて用いてもよい。プリズムは傾き角の生産管理が必要となるが、平行板17であれば容易に加工することができる。
本発明の画像揺れ補正装置によれば、画像の揺れを補正するために必要な可動屈折素子の回動量が可動範囲を超えないように、可動屈折素子の回動量を予め定めた可動範囲内で適正に制御することができる。

Claims (4)

  1. 光学レンズを有する撮像機器の撮影中の振れに起因する撮影画像の揺れを補正する画像揺れ補正装置において、
    前記撮像装置に生じる水平又は垂直方向の振れを検出し、検出した振れに基づいて振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記光学レンズへの入射光路上に配置され、前記光学レンズに入射する光の屈折方向を水平方向に変化させる第1の可動屈折素子と、垂直方向に変化させる第2の可動屈折素子と、
    前記第1の可動屈折素子を前記光学レンズへの光の入射方向に向かって時計回りを正方向、反時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第1の回動手段と、
    前記第2の可動屈折素子を前記光学レンズへの光の入射方向に向かって反時計回りを正方向、時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第2の回動手段と、
    前記振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて、前記水平又は垂直方向の振れを打ち消すように前記第1及び第2の回動手段の回動制御量を算出する回動制御量算出手段と、
    前記回動制御量算出手段により算出した回動制御量に基づいて前記第1及び第2の回動手段を制御する回動制御手段とを備え、
    前記第1及び第2の回動手段は、
    前記正方向へ回動された前記第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第1象限像シフト角と、前記負方向へ回動された前記第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第3象限像シフト角とが一致するときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を前記可動範囲とする
    ことを特徴とする画像揺れ補正装置。
  2. 光学レンズを有する撮像機器の撮影中の振れに起因する撮影画像の揺れを補正する画像揺れ補正装置において、
    前記撮像装置に生じる水平又は垂直方向の振れを検出し、検出した振れに基づいて振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記光学レンズへの入射光路上に配置され、前記光学レンズに入射する光の屈折方向を水平方向に変化させる第1の可動屈折素子と、垂直方向に変化させる第2の可動屈折素子と、
    前記第1の可動屈折素子を前記光学レンズへの光の入射方向に向かって時計回りを正方向、反時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第1の回動手段と、
    前記第2の可動屈折素子を前記光学レンズへの光の入射方向に向かって反時計回りを正方向、時計回りを負方向として予め定めた可動範囲内で回動させる第2の回動手段と、
    前記振れ検出手段により出力された振れ信号に基づいて、前記水平又は垂直方向の振れを打ち消すように前記第1及び第2の回動手段の回動制御量を算出する回動制御量算出手段と、
    前記回動制御量算出手段により算出した回動制御量に基づいて前記第1及び第2の回動手段を制御する回動制御手段とを備え、
    前記第1及び第2の回動手段は、
    前記正方向へ回動された前記第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第1象限像シフト角と、前記負方向へ回動された前記第1及び第2の可動屈折素子の回動量から定まる第3象限像シフト角との差が所定の範囲内であるときの正方向の最大の回動量を示す正方向最大回動量から負方向の最大の回動量を示す負方向最大回動量までの回動量を前記可動範囲とする
    ことを特徴とする画像揺れ補正装置。
  3. 前記第1及び第2の可動屈折素子のうち少なくとも一方の回動量を検出する回動量検出手段と、
    外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信した後に、前記回動量検出手段により検出した回動量と前記回動制御量算出手段により算出した回動制御量が一致したとき、又は前記回動量と前記回動制御量との差の絶対値が最小になったときに、前記回動制御手段に前記第1及び第2の回動手段のうちの少なくとも一方の制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する手振れ制御開始手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像揺れ補正装置。
  4. 前記第1及び第2の可動屈折素子のうち少なくとも一方の回動量を検出する回動量検出手段と、
    前記回動制御量算出手段により算出した所定時間分の回動制御量の最大値及び最小値から回動制御量の振幅を算出し、算出した振幅に予め定めた設定値振幅倍数を乗じることにより回動量開始設定値を算出し、前記回動量検出手段により検出した回動量がこの回動量開始設定値と等しくなるように前記第1及び第2の回動手段のうちの少なくとも一方を初期制御する初期制御手段と、
    外部操作により手振れ補正開始要求信号を受信した後に、前記初期制御手段へ前記回動手段の初期制御を開始させる初期制御開始信号を送信し、前記回動制御量算出手段により算出した回動制御量と前記初期制御手段により算出した回動量開始設定値とが等しくなったときに、前記回動制御手段へ前記第1及び第2の回動手段のうちの少なくとも一方の制御を開始させる手振れ制御開始信号を送信する手振れ制御開始手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像揺れ補正装置。
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