JP2008250156A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来、手振れ補正制御を行うカメラは、センサ類がアクチュエータからの漏れ磁束や振動などの影響を受けないように、緩衝材や磁束遮蔽部材などの追加が必要で小型・薄型化が難しくコスト的にも問題があった。
【解決手段】
本発明では、アクチュエータ手段と、手振れ補正光学手段と、前記手振れ補正光学手段を所定位置に動かす駆動手段と、手振れ補正光学手段の位置を検出する位置検出手段と、筐体の手振れを検出する振れ検出手段と、前記位置検出手段と前記振れ検出手段とから取得した検出情報から前記駆動手段が前記手振れ補正光学手段を動かすシフト量を計算して前記駆動手段を制御する制御手段とで構成されるカメラにおいて、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段の動作タイミングに応じて、前記駆動手段を制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、手振れ補正機能を有するカメラに関する。
従来、補正レンズなど像振れ補正光学系を用いて手振れ補正制御を行うカメラは、ジャイロセンサ等によってカメラの振れ量を検知する振れ検出手段と、ホール素子等の磁気センサとマグネットで像振れ補正光学系の位置を検出する位置検出手段を用いて、手振れ補正制御が行われている。
ところが、補正レンズの位置検出手段は、高利得の回路で構成されるため、ノイズの影響を受け易い。また、振れ検出手段等に使用されるジャイロセンサは、レンズ鏡筒に組み込まれる場合が多く、ズームレンズの駆動等の機械的な振動が影響し易い。このため、アクチュエータ駆動時の電磁誘導等のノイズに対しては、回路レイアウトなどで対策する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−80566号公報
しかしながら、従来技術では、ホール素子やジャイロセンサ等のセンサ類の配置や、AF用モータやシャッタ等のアクチュエータ類の配置を、アクチュエータ駆動時の振動やモータの漏れ磁束の影響を受けないように、レイアウト上や構造上の配慮が必要となり、カメラの小型化や薄型化の障害となっていた。
また、カメラの小型化や薄型化は実現できたとしても、機械的な振動に対しては緩衝材の追加等が必要であった。さらに、アクチュエータ駆動時の電磁誘導や、モータ自体の漏れ磁束等の対策のために、モータのシールドや、パーマロイなどの磁束遮蔽部材の追加や、ノイズの影響を受けにくいように回路部の集積化が必要で、コストアップの要因となっていた。
本発明の目的は、緩衝材や磁束遮蔽部材を追加することなく、ノイズや機械的な振動に影響されない手振れ補正機能を有するカメラを提供することである。
本発明に係るカメラは、アクチュエータ手段と、手振れ補正光学手段と、前記手振れ補正光学手段を所定位置に動かす駆動手段と、手振れ補正光学手段の位置を検出する位置検出手段と、筐体の手振れを検出する振れ検出手段と、前記位置検出手段と前記振れ検出手段とから取得した検出情報から前記駆動手段が前記手振れ補正光学手段を動かすシフト量を計算して前記駆動手段を制御する制御手段とで構成されるカメラにおいて、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段の動作タイミングに応じて、前記駆動手段を制御することを特徴とする。
特に、前記アクチュエータ手段は、絞り駆動,シャッター駆動,ズームレンズ駆動,フォーカスレンズ駆動の少なくとも1つであることを特徴とする。
さらに、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を無効にすることを特徴とする。
或いは、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記位置検出手段から取得した過去の1つの検出情報を使用することを特徴とする。
または、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記位置検出手段から取得した過去の複数の検出情報を演算処理して使用することを特徴とする。
或いは、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、予め設定した固定値を使用することを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を無効にすることを特徴とする。
或いは、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記振れ検出手段から取得した過去の1つの検出情報を使用することを特徴とする。
または、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記振れ検出手段から取得した過去の複数の検出情報を演算処理して使用することを特徴とする。
或いは、前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、予め設定した固定値を使用することを特徴とする。
本発明に係るカメラは、アクチュエータ駆動中であることを検出し、アクチュエータ駆動時の振動や、磁気誘導、アクチュエータ内の磁気変動の影響を排除することによって、ノイズや機械的な振動に影響されない手振れ補正機能を実現することができる。また、本発明により、アクチュエータの配置が容易となり、カメラの小型,薄型化に寄与することができる。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るカメラ101を示す側面図である。カメラ101は、光学系102と、補助レンズ103と、CCD104と、制御部105と、操作部106と、位置検出部107と、補正レンズ駆動部108と、アクチュエータ駆動部109と、AFモータ110と、ズームモータ111と、シャッタ112と、絞り113と、X軸振れ検出センサ114と、Y軸ぶれ検出センサ115、表示部116と、記録媒体117とで構成される。
光学系102は、複数のレンズ群によりズームレンズやオートフォーカス(AF)を実現し、光学系102の光軸中に位置する補助レンズ103は、カメラ101の手振れ補正を行う。光学系102によってCCD104に結像された被写体光は、電気信号に変換されて制御部105に出力され、撮影した画像を表示部116に表示したり、記録媒体117に保存する。
制御部105は、操作部106に配置されているレリーズボタン,電源ボタン,手振れ補正ON/OFF選択ボタンなどの撮影者の操作に応じて、カメラ101の各部を制御する。また、制御部105は、位置検出部107から補助レンズ103の位置を入力したり、補正レンズ駆動部108を介して補助レンズ103の位置を光軸に直交する方向にシフトする。さらに、制御部105は、アクチュエータ駆動部109を介して接続されているAFモータ110,ズームモータ111,シャッタ112,絞り113などを駆動する。また、制御部105は、カメラ101の振れを角速度として検出するX軸振れ検出センサ114およびY軸ぶれ検出センサ115の出力信号からカメラ101が手振れを起こしているか否かを判別し、振れに応じて補助レンズ103の位置を制御する。
ここで、補助レンズ103の位置制御について簡単に説明する。図2において、光学系102の鏡筒内に配置された補助レンズ103は、補正レンズ駆動部108によって鏡筒の周囲方向にシフトされる。補助レンズ103を光軸からずらすことによってCCD104に結像される像の位置もシフトされる。つまり、制御部105は、X軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115から得られる手振れ方向とは逆の方向に像が移動するように補助レンズ103をシフトさせて、カメラ101の手振れ補正を実現する。
次に、位置検出部107の構成について説明する。図3は、位置検出部107を中心としたカメラ101の一部分の構造を描いた図で、実線円で囲った部分が位置検出部107に相当する。位置検出部107はホール素子201に対向するマグネット202とヨーク203とで構成される。また、マグネット202とヨーク203と補助レンズ103とは可動部として一体化され、補正レンズ駆動部108の制御によって光軸に垂直な面上でシフトする。マグネット202の位置が変わるとホール素子201部分に生じる磁界が変化し、ホール素子201は磁界の変化を電気信号に変換して制御部105に出力する。尚、ホール素子201はX軸方向用とY軸方向用とがあり、補助レンズ103の光軸に垂直な面上の位置を知ることができる。また、ホール素子201の近くにあるAFモータ110の駆動時の磁気変動の影響がホール素子201に及ばないように、AFモータ110とホール素子201との間に、磁力線の向きを変える磁場遮蔽用のパーマロイ204が配置されている。
カメラ101の筐体が大きくて空間的に余裕がある場合は、AFモータ110とホール素子201との距離を十分に取ることで、AFモータ110の磁場の影響を少なくすることができるが、カメラ101を小型化・薄型化すると、AFモータ110とホール素子201との距離が近くなり、AFモータ110の磁場の影響を受け易くなる。さらに、パーマロイ204のような磁場遮蔽部材を配置するスペースもなくなってしまう。特に、AFモータ110だけでなく、ズームモータ111,シャッタ112,絞り113など磁場を発生するアクチュエータが多く、カメラ101の小型化や薄型化が進むと、これらの磁場の影響を回避することは難しくなる。
ここで、補助レンズ103の位置検出と、AFモータ110の駆動状態と、制御部105が使用する補助レンズ103の有効位置検出データとのタイミングについて説明する。図4のタイミングチャートにおいて、位置検出部107が補助レンズ103の位置を検出するタイミングは、時間Tのサンプリング周期で行われる。制御部105は、時間T毎にサンプリングされた補助レンズ103の位置検出データを入力し、入力した位置検出データとX軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115から得られる手振れ情報とを用いて、補助レンズ103のシフト量を算出する。尚、シフト量の算出に利用する位置検出データを有効位置検出データと称する。
ところが、図4において、位置検出タイミングnでサンプリングされた補助レンズ103の位置検出データは、AFモータ110の駆動期間Sと重なっており、AFモータ110の磁場の影響を受けてしまう。AFモータ110とホール素子201との間に磁場遮蔽用のパーマロイ204が配置されていない場合の磁場の影響を示す実測波形を図5に示す。図5は、上の波形から順に、ホール素子201のX軸方向の出力信号、ホール素子201のY軸方向の出力信号、AFモータ110の駆動信号a、AFモータ110の駆動信号bの4つの波形を同じ時間軸で測定したものである。期間cはAFモータ110が非駆動状態の時、期間sはAFモータ110が駆動状態の時をそれぞれ示しており、AFモータ110の駆動に同期して、ホール素子201のX軸およびY軸方向の出力信号の振幅が大きくなっているのが分かる。ホール素子201の出力信号が大きくなると、制御部105は補助レンズ103が大きく動いている状態だと認識してしまい、必要以上に補助レンズ103を動かしてしまうことになる。つまり、図4の位置検出タイミングnで入力した位置検出データを有効位置検出データNとして補助レンズ103のシフト量の算出に利用すると、補助レンズ103を誤った位置にシフトしてしまい、正確な手振れ補正を行うことができない。
次に、本実施形態における補助レンズ103の位置検出と、AFモータ110の駆動状態と、制御部105が使用する補助レンズ103の有効位置検出データとのタイミングについて説明する。図6のタイミングチャートにおいて、位置検出部107が補助レンズ103の位置を検出するタイミングは、図4の場合と同様に、時間Tのサンプリング周期で行われる。図4と異なる点は、時間T毎にサンプリングされた補助レンズ103の位置検出データを有効位置検出データとして利用する場合と利用しない場合とがあることである。図6において、位置検出タイミング(n−1)でサンプリングされた補助レンズ103の位置検出データは、有効位置検出データ(N−1)として使用するが、AFモータ110の駆動期間Sと重なった位置検出タイミングnでサンプリングされた位置検出データは有効位置検出データNとして使用せず、1つ前の有効位置検出データ(N−1)を用いる。次のAFモータ110の駆動期間Sと重ならない位置検出タイミング(n+1)でサンプリングされた位置検出データは、有効位置検出データ(N+1)として使用する。同様に、AFモータ110の駆動期間Sと重なった位置検出タイミング(n+4),(n+8)および(n+12)でサンプリングされた位置検出データは有効位置検出データ(N+4),(N+8)および(N+12)としては使用せず、それぞれの1つ前の有効位置検出データ(N+3),(N+7)および(N+11)を使用して、補助レンズ103のシフト量を算出する。
このようなタイミング制御は、制御部105に予め記憶されたプログラムによって行われる。制御部105は、カメラ101全体の動作を制御しているので、AFモータ110だけでなく、アクチュエータ駆動部109を介して制御するズームモータ111,シャッタ112および絞り113などの動作期間を認識しており、これらの動作期間中に位置検出部107から取り込んだ位置検出データを破棄して、いずれのアクチュエータも動作していない時に取り込んだ位置検出データを有効位置検出データとして補助レンズ103のシフト量を算出することができる。この結果、図6に示したように、アクチュエータ駆動時の影響を受けることなく、高精度な手振れ補正制御を行うことができる。
次に、制御部105の処理の流れについて説明する。図7は、制御部105の処理を示したフローチャートである。ステップS301で、カメラ101の電源が投入され、撮影可能な状態になり、手振れ補正処理を開始する。
(ステップS302)位置検出部107のホール素子201から補助レンズ103の位置検出データを取り込むタイミングか否かを判断する。位置検出データを取り込むタイミングの場合は次のステップS303に進み、取り込むタイミングではない場合は次の取り込みタイミングが来るまでステップS302でループする。
(ステップS303)図6のサンプリング周期T毎に、位置検出データを読み取る。
(ステップS304)AFモータ110が駆動中であるか否かを判断する。尚、制御部105は自らが指令して、アクチュエータ駆動部109を介してAFモータ110を駆動しているのでAFモータ110が駆動中であるか否かは認識できる。AFモータ110が駆動中の場合はステップS305に進み、AFモータ110が駆動中ではない場合はステップS306に進む。
(ステップS305)AFモータ110が駆動中の場合は、図6の位置検出タイミングnのように、1つ前の有効位置検出データ(N−1)を制御部105のレジスタから読み出して今回の有効位置検出データとし、ステップS308に進む。
(ステップS306)AFモータ110が駆動中ではない場合は、位置検出部107から読み取った位置検出データを有効位置検出データとする。
(ステップS307)また、この有効位置検出データを制御部105のレジスタに記憶しておく。
(ステップS308)決定した有効位置検出データを用いて、補助レンズ103の位置を補正レンズ駆動部108を介して制御し、カメラ101の振れ補正制御を行う。
(ステップS309)カメラ101の電源がOFFされ、撮影が終了した場合は、ステップS310に進み、手振れ補正処理も終了する。撮影が終了していない場合は、ステップS302に戻って、再び、同じ動作を繰り返す。
尚、アクチュエータが駆動している期間Sと重なって取り込んだ位置検出データは破棄して、1つ前のタイミングで取り込んだ位置検出データを有効データとして使用するようにしたが、過去の位置検出データの履歴から演算によって求めた位置データ用いてもよく、例えば、位置検出タイミング(n+4)に対応する有効位置検出データとして、位置検出タイミング(n+1)から(n+3)までの3つの位置検出データの平均値を位置検出タイミング(n+4)に対応する有効位置検出データ(N+4)として用いるようにしても構わない。尚、平均値でなくても、例えば、位置検出タイミング(n+1)を0.2で、位置検出タイミング(n+2)を0.3で、位置検出タイミング(n+3)を0.5で重み付けした値を、位置検出タイミング(n+4)に対応する有効位置検出データ(N+4)として用いるようにしても構わない。
或いは、アクチュエータが駆動している期間Sと重なって取り込んだ位置検出データや振れ検出データは破棄して、その時の有効位置検出データとして固定値を用いても構わない。例えば、固定値として、図2の補助レンズ103が中央に位置する時の値を有効位置検出データとしても構わない。
このように、本実施形態に係るカメラ101は、アクチュエータ駆動中であることを検出し、アクチュエータ駆動時の磁気誘導や、アクチュエータ内の磁気変動の影響を排除するので、これらのノイズに影響されず、磁場遮蔽部材を用いることなく高精度な手振れ補正機能を有するカメラ101をローコストで実現できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るカメラ101について説明する。第1の実施形態のカメラ101は、電磁誘導など電気的な影響を受けないようにするものであったが、アクチュエータ駆動時に、振れ検出センサが振れ検出信号として誤認識するような機械的な振動が発生した場合にも当てはめることができる。第2の実施形態に係るカメラ101は、このような機械的な振動が発生した場合にも対応することができる。特に、シャッタ112や絞り113などを駆動させた時の単発的な振動が手振れに似ているため、振れ検出データを誤って認識してしまう。つまり、シャッタ112や絞り113が駆動したにもかかわらず、制御部105はカメラ101が手振れしたと認識して、補助レンズ103をシフトして振れ補正しようとするので、撮影画像にぼけが生じる原因にもなる。
尚、本実施形態に係るカメラ101は第1の実施形態の図1と同じ構成なので、制御部105のフローチャートについてのみ説明する。図8のフローチャートにおいて、第1の実施形態の図7のフローチャートと同じ符号のステップは同じ処理を表す。図7と異なる部分は、位置検出部107の位置検出データの代わりに、X軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115の振れ検出データに適用した例である。ステップS352において、X軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115から振れ検出データを取り込むタイミングか否かを判断する。振れ検出データを取り込むタイミングの場合は次のステップS353に進んで振れ検出データを読み取り、取り込むタイミングではない場合は次の取り込みタイミングが来るまでステップS352でループする。
ステップS354において絞り113が駆動中の場合は、ステップS355に進んで1つ前の有効振れ検出データ(M−1)を制御部105のレジスタから読み出して今回の有効振れ検出データとし、ステップS358に進む。絞り113が駆動中ではない場合は、ステップS356に進んでX軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115から読み取った振れ検出データを有効振れ検出データとする。さらに、ステップS357において、この時の有効振れ検出データを制御部105のレジスタに記憶しておく。ステップS358では、決定した有効振れ検出データを用いて、補助レンズ103の位置を補正レンズ駆動部108を介して制御し、カメラ101の振れ補正制御を行う。
このように、本実施形態では、アクチュエータを駆動させた時に取り込んだ振れ検出データを振れ制御に使用しないように制御する。例えば、第1の実施形態の図6と同様に、振れ検出データは図9に示すようなタイミングで取り込まれ、アクチュエータが駆動している期間Sと重なって取り込んだ振れ検出データmは破棄して、1つ前の有効振れ検出データ(M−1)を利用して、補助レンズ103のシフト量を計算する。
尚、第1の実施形態と同様に、1つ前のタイミングで取り込んだ振れ検出データを有効データとして使用するようにしたが、例えば、振れ検出タイミング(m+4)に対応する有効振れ検出データとして、振れ検出タイミング(m+1)から(m+3)までの3つの振れ検出データの平均値を振れ検出タイミング(m+4)に対応する有効振れ検出データ(M+4)として用いるようにしても構わない。また、第1の実施形態と同様に、平均値でなくても、過去の複数のデータを重み付けした値を用いるようにしても構わない。或いは、X軸振れ検出センサ114およびY軸振れ検出センサ115が振れを検出していない状態の”0”を固定値として用いても構わない。
このように、カメラ101の様々なアクチュエータが駆動している期間に取り込んだ振れ検出データは用いないので、アクチュエータの振動などに影響されず、緩衝材などを設けることなく高精度な手振れ補正機能を有するカメラ101をローコストで実現できる。
尚、分かり易いように、第1の実施形態は位置検出データの制御について説明し、第2の実施形態は振れ検出データの制御について説明したが、第1の実施形態と第2の実施形態の両方を行うようにしても構わない。
以上、各実施形態で説明してきたように、手振れ補正機能を有するカメラ101は、磁気遮蔽部材や緩衝材などの部品の追加が不要で、コストアップすることがない。しかも、アクチュエータ駆動時に機械的或いは電気的な要因によって振れ検出データや位置検出データが誤った場合でも、その誤ったデータを破棄するので、手振れ補正の精度が低下することを防止できる。特に、本実施形態に係るカメラ101は、振れ検出センサ及び位置検出センサと、各アクチュエータ類とのレイアウトの自由度が向上し、カメラ101を小型化および薄型化が可能になる。
第1の実施形態に係るカメラ101の構成を示すブロック図である。 補正レンズの動作を示す説明図である。 位置検出部の構成を示す説明図である。 従来の位置検出データの取り込みタイミングを示すタイミングチャートである。 アクチュエータの駆動信号とホール素子の出力信号の実測波形を示す説明図である。 第1の実施形態に係るカメラ101の位置検出データの取り込みタイミングを示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係るカメラ101の位置検出データの取り込み動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るカメラ101の位置検出データの取り込み動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るカメラ101の位置検出データの取り込みタイミングを示すタイミングチャートである。
符号の説明
101・・・カメラ 102・・・光学系
103・・・補助レンズ 104・・・CCD
105・・・制御部 106・・・操作部
107・・・位置検出部 108・・・補正レンズ駆動部
109・・・アクチュエータ駆動部
110・・・AFモータ 111・・・ズームモータ
112・・・シャッタ 113・・・絞り
114・・・X軸振れ検出センサ 115・・・Y軸振れ検出センサ

Claims (10)

  1. アクチュエータ手段と、
    手振れ補正光学手段と、
    前記手振れ補正光学手段を所定位置に動かす駆動手段と、
    手振れ補正光学手段の位置を検出する位置検出手段と、
    筐体の手振れを検出する振れ検出手段と、
    前記位置検出手段と前記振れ検出手段とから取得した検出情報から前記駆動手段が前記手振れ補正光学手段を動かすシフト量を計算して前記駆動手段を制御する制御手段とで構成されるカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段の動作タイミングに応じて、前記駆動手段を制御することを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記アクチュエータ手段は、絞り駆動,シャッター駆動,ズームレンズ駆動,フォーカスレンズ駆動の少なくとも1つであることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を無効にすることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記位置検出手段から取得した過去の1つの検出情報を使用することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記位置検出手段から取得した過去の複数の検出情報を演算処理して使用することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記位置検出手段から取得した検出情報を使用せず、予め設定した固定値を使用することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を無効にすることを特徴とするカメラ。
  8. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記振れ検出手段から取得した過去の1つの検出情報を使用することを特徴とするカメラ。
  9. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、前記アクチュエータ手段が非駆動中に前記振れ検出手段から取得した過去の複数の検出情報を演算処理して使用することを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記アクチュエータ手段が駆動中に前記振れ検出手段から取得した検出情報を使用せず、予め設定した固定値を使用することを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161024A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Advantest Corp 波長変換装置、光源装置、および波長変換方法
US9477137B2 (en) 2015-03-19 2016-10-25 Seiko Precision Inc. Blade drive device and optical apparatus
CN111711761A (zh) * 2020-06-30 2020-09-25 云从科技集团股份有限公司 基于时间控制的摄像机镜头模组遮挡控制方法、装置及摄像机

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