JP4663752B2 - スタビライザ装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるスタビライザ装置およびその製造方法に関する。
スタビライザ装置のスタビライザは、スタビライザ装置を有する車両がカーブ走行するときなどのように、左右のサスペンション機構に上下逆位相の入力があったとき、左右のアーム部が互いに逆方向に撓むとともにトーション部がねじられ、車体の横揺れを制御するばねとして機能する。従来から、スタビライザは、スタビライザに設けられたゴム製のブッシュを介して、ボルトによりブラケットを車体側に締結することによって、車両の車体に固定されている。
しかしながら、カーブ走行するときの遠心力による荷重により、トーション部とブッシュとが互いの摩擦力に抗して、その位置がずれることがある。このずれは逆方向に遠心力が発生する状態や車両が直進する状態などになっても元の位置に復帰せず、所定の位置からずれたままとなる。そのため、スタビライザによるアンチロール効果が得られなかったり、スタビライザの両端に締結されているスタビリンクに過剰の負担を与えたり、スタビライザがスタビライザの周辺部品と干渉するリスクを高めるなどの問題があった。
そこで、ブッシュがずれるのを防止するため、アルミリングをかしめてずれ止め部材としたり、あるいは鉄リングをかしめてずれ止め部材としていた。これらのずれ止め部材は、スタビライザ一本あたり左右に一個ずつ計2個使用されていた。一方、ブッシュがずれるのを防止する方法としては、ゴム製のブッシュ自身をトーション部に接着剤により、もしくは熱キュア工程を行うことにより、直接固定する方法もある。
ここで、ずれ止め部材としてアルミリングを備えた中空スタビライザ装置の製造方法では、まず、所定の長さに切断された電縫管を冷間加工により、スタビライザの形状に成形する成形工程を行い、次いでスタビライザ半製品に焼入れ・焼戻しなどの熱処理を実施する熱処理工程を行い、次いでスタビライザ半製品にショットを投射するショットピーニングを行い、次いでスタビライザ半製品に塗装する塗装工程を行う。その後、半割りまたは2ピースからなるアルミリングをかしめてずれ止め部材としていた。
また、ずれ止め部材として鉄リングを備えた中空スタビライザ装置の製造方法では、まず、所定の長さに切断された電縫管を曲げ加工によりアーム部を成形し、次いでC型に形成された鉄リングを曲げ加工した電縫管に通し、そしてアーム部の端部に扁平部およびスタビリンクを取り付ける取付孔を鍛造などで加工する加工工程を行う。その後、鉄リングをかしめ、そして塗装する塗装工程を行っていた。
一方、ゴム製のブッシュの固定方法では、ゴム製のブッシュをスタビライザのトーション部にダイレクトインジェクションによって一体成形し、熱キュア工程によって硬化させていた。これらに関連する文献として、特許文献1および2などがある。
特開2001−163026号公報 特開2001−165127号公報
しかしながら、アルミリングは、半割りまたは2ピースからなるアルミリングをかしめてトーション部に固定する方法であり、構造的弱点部となる接続部がある。この接続部があることにより、アルミリングの強度が弱い。そのため、アルミリングに荷重を受けると、かしめ形態が破壊されやすくなる。したがって、アルミリングの固定強度が低下しやすく、車両の左右でスタビライザの固定位置が不均衡になり、車両がカーブするとき、スタビライザ本来の効果が十分に得られない。その結果、十分な信頼性のあるスタビライザ装置とはいえなかった。
また、アルミリングは、スタビライザ半製品に塗装した後にかしめて固定するため、塗膜を介してスタビライザに固定されている状態となり、スタビライザ半製品への塗料の付き具合である塗装強度に左右される。そのため、本来の塗装強度が得られないと、塗膜とともにずれ止め部材も移動することとなり、ずれ止め部材本来の固定強度が得られず、ずれ止め部材としての機能を十分に得られない。その結果、十分な信頼性のあるスタビライザ装置とはいえなかった。さらに、ずれ止め部材がアルミリングや鉄リングの場合は、樹脂製のずれ止め部材に比べて重量が重い。そのため、スタビライザ装置の軽量化を促進することができなかった。
また、鉄リングは、アルミリングに比べて変形抵抗が高いので、かしめやすいように円形に形成されるため、アーム部の端部に扁平部およびスタビリンクを取り付ける取付孔を鍛造などで成形する前にトーション部に通しておく必要がある。つまり、電縫管の曲げ後でスタビライザ半製品の塗装前に鉄リングを電縫管に通しておく必要がある。そのため、鉄リングをかしめていない状態のまま落下、脱落させることなく、扁平部および取付孔を加工する加工工程などを経る必要があり、ハンドリングが煩雑であった。
さらに、ゴム製のブッシュは、熱キュア工程を必要とするため、製造工程が煩雑になり、コストがかかる。また、ゴムでのダイレクトインジェクションは、スタビライザの肩部とスタビライザの肩部を支持する金型のグリップ部との隙間からゴムがばりとなって出てきてしまう。例えば、隙間が0.2mm程度でもばりが発生することが判明している。そのため、そのばりを取り除く工程が必要となり、製造コストが増大していた。
そこで本発明は、信頼性が高く軽量なスタビライザ装置を提供することを目的とする。
本発明のスタビライザ装置は、トーション部と前記トーション部の両端部から伸びるアーム部とにより全体として略コ字状をなすスタビライザと、前記トーション部の両端部に設けられ、前記スタビライザを車体に固定するためのブッシュと、前記ブッシュと接触する接触部を有し、前記ブッシュに隣接して設けられかつ前記トーション部の軸方向の所定の範囲の全周を覆うように前記トーション部に対して一体成形された樹脂製のずれ止め部材とを備え、前記ずれ止め部材は、前記接触部を挟んで前記ブッシュの反対側に前記トーション部の軸方向に向けて前記ブッシュから離れるにしたがって外径が小さくなる傾斜部を有することを特徴とする。
樹脂としては、ポリフェニレンサルファイドまたはポリエーテルエーテルケトンなどが好適である。例えば、ポリフェニレンサルファイドまたはポリエーテルエーテルケトンなどの材料では、ずれ止め部材をダイレクトインジェクションするときの射出条件を選定すれば、ばりなどの発生を防止することができる。また、ポリフェニレンサルファイドまたはポリエーテルエーテルケトンなどの材料は、ずれ止め部材の射出成形工程の後に行うスタビライザの塗装工程において塗料を乾燥させる工程での熱に耐えられる耐熱性や強度を備えている。
本発明によれば、ずれ止め部材に構造的弱点部となる接続部がなく、荷重により安易にスタビライザのトーション部への固定強度を失うことを防止でき、ブッシュがトーション部の最適な位置に保たれる。また、アルミリングでは荷重がかかると、アルミリングはずれ止め部材としての能力を一気に失うのに対し、樹脂製のずれ止め部材は仮にずれたとしてもずれるときに要する荷重はほとんど変化しない。そのため、ずれ止め部材はブッシュがトーション部の軸方向に移動するのを阻止するというずれ止め部材としての機能を維持することができる。その結果、スタビライザが所定の設計意図した性能を発揮することができ、信頼性を高めることができる。一方、ずれ止め部材は樹脂製であるため、アルミリングや鉄リングに比べて重量が軽い。そのため、スタビライザ装置の軽量化を促進することができる。
本発明の傾斜部としては、傾斜部分がテーパー形状、傾斜部分の断面形状が放物線状や円形形状などが挙げられる。
本発明において、前記ずれ止め部材は、前記接触部を挟んで前記ブッシュの反対側に前記トーション部の軸方向に向けて前記ブッシュから離れるにしたがって外径が小さくなる複数のリブを有することが望ましい。この態様のリブとしては、傾斜部分がテーパー形状、傾斜部分の断面形状が放物線状や円形形状などが挙げられる。
上記態様によれば、車体に遠心力が働くと、ブッシュの外周に設けられたブラケットに荷重がかかる。このように荷重がかかると、ブッシュはずれ止め部材側に撓む。これによって、ずれ止め部材の接触部の外周側の部分に荷重がかかる。そのため、ずれ止め部材にモーメントがトーション部の軸方向に向かって働く。つまり、ずれ止め部材の内周面でトーション部の外周面を押し付ける状態となり、ずれ止め部材からトーション部に荷重がかかる。したがって、トーション部とずれ止め部材との摩擦力が増し、より高い摩擦力を発揮する。その結果、ブッシュがずれるのを防止し、スタビライザ装置の信頼性を高めることができる。
また、駄肉をできるだけ排除することによって、ずれ止め部材がずれ止め部材の周辺部品と干渉するのを回避でき、軽量化および使用する樹脂が減ることによるコストダウンを図ることができる。また、ずれ止め部材を成形した後に行う塗装工程で、ずれ止め部材が遮蔽物となって塗装むらをずれ止め部材付近で起こすリスクを減少させることができる。さらに、リブの場合には、傾斜部の場合に比べて、さらに軽量化および使用する樹脂が減ることによるコストダウンが図れる。
本発明において、前記ずれ止め部材は、前記トーション部の軸方向において、長さが10mm〜15mmに形成されることが望ましい。この態様によれば、車両がカーブするときに発生する遠心力によりブッシュがずれ止め部材に接触することによる荷重に耐えられる摩擦力を発揮しつつ、ずれ止め部材を小型化することができる。そのため、スタビライザのトーション部のブッシュを除いたストレート長をできるだけ短くすることができ、スタビライザを小型化することができる。その結果、スタビライザ装置の軽量化を図ることができる。
本発明において、前記ずれ止め部材は、最も厚い部分の厚さが3mm〜5mmに形成されることが望ましい。この態様によれば、接触部がずれ止め部材としてブッシュに接触する面積を確保しつつ、ずれ止め部材を小型化することができる。そのため、ずれ止め部材がずれ止め部材の周辺部品と干渉するのを防止することができ、スタビライザ装置の軽量化を図ることができる。
本発明において、前記トーション部の外周面に、前記トーション部と前記ずれ止め部材とのずれを防止する凹凸部を設けることが望ましい。凹凸部としては、ショットブラストまたはショットピーニングにより粗度劣化される、または、窪みを設ける、または、突起を設ける、または、ライン突起を設ける、または、ライン溝を設けることなどが挙げられる。なお、窪み、突起、ライン突起およびライン溝を設けるには、スタビライザ装置の製造工程が増加するため、ショットピーニングにより凹凸部を設けるのが好適である。この態様によれば、アンカー効果を利用して、ブッシュのずれを防止する耐ずれ力をさらに高めることができる。そのため、ずれ止め部材はブッシュがトーション部の軸方向に移動するのをさらに阻止することができる。その結果、スタビライザ装置の信頼性を高めることができる。
本発明のスタビライザ装置の製造方法は、棒材を略コ字状に成形する成形工程を行い、成形されたスタビライザ半製品に対して熱処理工程を行い、次いで前記スタビライザ半製品にショットを投射するショットピーニングを行い、次いでダイレクトインジェクションにより樹脂でずれ止め部材を前記スタビライザ半製品の肩部に一体成形する射出成形工程を行い、次いでスタビライザ半製品およびずれ止め部材を塗装する塗装工程を行い、前記射出成形工程では、前記ずれ止め部材を構成する接触部および傾斜部を形成し、前記傾斜部の形成では、前記傾斜部を、前記接触部におけるブッシュが設けられる側とは反対側に配置させ、前記傾斜部は、前記スタビライザ半製品のトーション部の軸方向に沿って、前記ブッシュが設けられる側から離れるにしたがって外径が小さくなる形状をなすことを特徴とする。
本発明によれば、ずれ止め部材に構造的弱点部となる接続部がなく、荷重により安易にスタビライザのトーション部への固定強度を失うことを防止でき、ブッシュがトーション部の最適な位置に保たれる。また、アルミリングでは荷重がかかると、アルミリングはずれ止め部材としての能力を一気に失うのに対し、樹脂製のずれ止め部材は仮にずれたとしてもずれるときに要する荷重はほとんど変化しない。そのため、ずれ止め部材はブッシュがトーション部の軸方向に移動するのを阻止するというずれ止め部材としての機能を維持することができる。その結果、スタビライザが所定の設計意図した性能を発揮することができ、信頼性を高めることができる。一方、ずれ止め部材は樹脂製であるため、アルミリングや鉄リングに比べて重量が軽い。そのため、スタビライザ装置の軽量化を促進することができる。
さらに、ずれ止め部材を一体成形した後に塗装工程を行うため、塗膜を介してずれ止め部材を肩部に固定している状態とはならず、ずれ止め部材の固定強度がスタビライザ半製品への塗料の付き具合である塗装強度に左右されることはない。そのため、本来の塗装強度が得られない場合でも、塗膜とともにずれ止め部材が移動することはなく、ずれ止め部材の固定強度を得ることができ、ずれ止め部材としての機能を十分に発揮することができる。
本発明において、前記射出成形工程では、前記ずれ止め部材を所定の形状に成形するためのキャビティと、前記キャビティと連続するように設けられ、前記スタビライザ半製品の肩部を支持するグリップ部とを有する金型を使用し、前記ダイレクトインジェクション時において、前記肩部と前記グリップ部との隙間が0.6mm以内であることが望ましい。この態様によれば、キャビティに注入された樹脂がキャビティからグリップ部に流入せず、ばりが発生しない。そのため、例えば、長さ10mmの樹脂製のずれ止め部材であれば、トーション部の直径公差やずれ止め部材の内側のトーション部の曲がりなどが大幅に許容される。また、ばりを除去する工程を省くことができる。その結果、低コストでスタビライザ装置を製造することができる。
本発明によれば、信頼性が高く軽量なスタビライザ装置を製造することができる。
(スタビライザ装置の構成)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、スタビライザ装置を示す図である。図2は、車体に固定した状態を示す図1におけるZ−Z断面図である。図3は、ブラケットを示す斜視図である。図4は、ずれ止め部材の周辺を拡大して示す断面図である。図4(a)は、遠心力が働いていない状態を示す図である。図4(b)は、遠心力が働いている状態を示す図である。図5は、ずれ止め部材を示す斜視図である。図6は、ずれ止め部材を内側に設ける実施形態を示す図である。図7は、ずれ止め部材の第1の変形例を示す図である。図8は、ずれ止め部材の第2の変形例を示す図である。図9は、ずれ止め部材の第3の変形例を示す図である。
スタビライザ装置1は、図1に示すように、スタビライザ100、ブッシュ300およびずれ止め部材400などを備えている。スタビライザ100は、トーション部110と、アーム部120とを有している。スタビライザ100は、電縫管などの中空パイプや中実パイプなどの棒材を加工してトーション部110やアーム部120などが形成されている。トーション部110の両端部には、トーション部110の両端部から伸びる左右一対のアーム部120が設けられている。アーム部120の先端部には、鍛造によって扁平化された扁平部121が設けられている。扁平部121には、図示省略したスタビライザリンクが挿入されて取り付けられる取付孔122が設けられている。
スタビライザ装置1のスタビライザ100は、スタビライザ装置1を有する車両がカーブ走行するときなどのように、左右の図示省略したサスペンション機構に上下逆位相の入力があったとき、左右のアーム部120が互いに逆方向に撓むとともにトーション部110がねじられ、車体10の横揺れを制御するばねとして機能する。
トーション部110は、直線状でかつ円柱状または円筒状に形成されている。トーション部110の外周面には、ショットピーニングされることにより形成された凹凸部111が設けられている。トーション部110には、スタビライザ装置1を車両の車体10に取り付けるためのブッシュ300が装着されている。また、トーション部110には、ブッシュ300のずれを防止するずれ止め部材400が装着されている。
ブッシュ300は、図1に示すように、トーション部110の左右に1個ずつ設けられている。ブッシュ300は、ゴム製であり、ずれ止め部材400と比較すると大きく形成されている。ブッシュ300は、図2,図4に示すように、ボルト30によりブッシュ300の外周を覆う図3に示すU字状のブラケット20を車体10側に締結することにより、スタビライザ100を車両の車体10に固定するための部材である。
ずれ止め部材400は、樹脂製である。ずれ止め部材400を形成する樹脂としては、ポリフェニレンサルファイドまたはポリエーテルエーテルケトンなどである。ずれ止め部材400は、トーション部110の軸方向の所定の範囲の全周を覆うようにトーション部110に対して一体形成されている。
このようにずれ止め部材400は一体成形されているため、ずれ止め部材400に構造的弱点部となる接続部がなく、荷重により安易にスタビライザ100のトーション部110への固定強度を失うことを防止でき、ブッシュ300がトーション部110の最適な位置に保たれる。また、アルミリングでは荷重がかかると、アルミリングはずれ止め部材としての能力を一気に失うのに対し、樹脂製のずれ止め部材400は仮にずれたとしてもずれるときに要する荷重はほとんど変化しない。そのため、ずれ止め部材400はブッシュ300がトーション部110の軸方向に移動するのを阻止するというずれ止め部材としての機能を維持することができる。その結果、スタビライザ100が所定の設計意図した性能を発揮することができ、信頼性を高めることができる。
ずれ止め部材400は、図1に示すように、ブッシュ300の外側に隣接して設けられている。つまり、ずれ止め部材400は、トーション部110の左右に一個ずつ計2個設けられている。ずれ止め部材400は、接触部410と、傾斜部420とを有している。ずれ止め部材400は、ブッシュ300がトーション部110の軸方向に移動するのを阻止する。
なお、それぞれのずれ止め部材400がブッシュ300の外側に隣接して設けられる実施形態に限らず、図6に示すように、それぞれのずれ止め部材400がブッシュ300の内側に隣接して設けられる実施形態としても、ずれ止め部材としての機能を発揮することができる。
ずれ止め部材400の長さは、10mm〜15mmの範囲に形成されている。そのため、車両がカーブするときに発生する遠心力により、ブッシュ300がずれるのを防止する耐ずれ力を発揮しつつ、ずれ止め部材400を小型化することができる。そのため、スタビライザ100のトーション部110のブッシュ300を除いたストレート長をできるだけ短くすることができ、スタビライザ100を小型化することができる。その結果、スタビライザ装置1の軽量化を図ることができる。なお、ずれ止め部材400の長さは、車両がカーブするときに発生する遠心力により、ブッシュ300がずれるのを防止する必要な耐ずれ力に応じて決定される。
さらに、本実施形態では、トーション部110とずれ止め部材400との接触部分に凹凸部111を有しているため、ずれ止め部材400が短くても耐ずれ力は大きいので、ずれ止め部材400の長さをより短くすることができる。
接触部410は、図5などに示すように、鍔状に形成されている。接触部410の側面には、ブッシュ300の側面が接触する。接触部410は、ずれ止め部材400において最も厚さが厚い部分であり、厚さが3mm〜5mmに形成されている。そのため、接触部410がずれ止め部材400としてブッシュ300に接触する面積を確保しつつ、ずれ止め部材400を小型化することができ、ずれ止め部材400がずれ止め部材400の周辺部品と干渉するのを防止することができる。その結果、スタビライザ装置1の軽量化を図ることができる。
テーパー部420は、図5など示すように、テーパー形状に形成されている。つまり、テーパー部420は、接触部410を挟んでブッシュ300の反対側にトーション部110の軸方向に向けてブッシュ300から離れるにしたがって外径が小さくなるように形成されている。
なお、テーパー部420を設ける実施形態に限らず、図7に示すように傾斜部分の断面形状が放物線形状となるように、テーパー部420に比べて減肉した放物線状部520を設けてもよい。あるいは、図8に示すようにテーパー部420および放物線状部520に比べてさらに減肉したテーパー状のリブ620を設ける、または図9に示すように傾斜部分の断面形状が放物線形状となるようなリブ720を設けてもよい。
このように駄肉をできるだけ排除することによって、ずれ止め部材がずれ止め部材の周辺部品と干渉するのを回避でき、軽量化および使用する樹脂が減ることによるコストダウンを図ることができる。また、ずれ止め部材を成形した後に行う塗装工程で、ずれ止め部材が遮蔽物となって塗装むらをずれ止め部材付近で起こすリスクを減少させることができる。
ずれ止め部材の軽量化については、例えば、アルミリングのずれ止め部材では、25.4mmΦのスタビライザに設けるずれ止め部材を設計すると、厚みが5.0mm、長さが15.0mmの円筒状で重さが16gとなる。一方、25.4mmΦのスタビライザに設ける図9に示すようなずれ止め部材700を樹脂で設計すると、重さが5gとなり、約11g/個の軽量化が図られる。そのため、一本あたりのスタビライザにはずれ止め部材が2個設けられているので、22gの軽量化が図られる。
ここで、ずれ止め部材400は、アルミリングや鉄リングなどの従来のずれ止め部材に比べて、より高い摩擦力を発揮することについて図2を参照して説明する。
車体10に矢印X方向に遠心力が働くと、ブッシュ300の外周に設けられたブラケット20に荷重がかかる。このように荷重がかかると、図2(b)に示すように、ブッシュ300はずれ止め部材400側に撓む。これによって、ずれ止め部材400の接触部410の外周側の部分に荷重がかかる。そのため、ずれ止め部材400にモーメントがトーション部110の軸方向に向かって働く(図6の矢印Y方向)。つまり、ずれ止め部材400の内周面でトーション部110の外周面を押し付ける状態となり、ずれ止め部材400からトーション部110に荷重がかかる。したがって、トーション部110とずれ止め部材400との摩擦力が増し、より高い摩擦力を発揮する。その結果、ブッシュ300がずれるのを防止し、スタビライザ装置1の信頼性を高めることができる。さらに、凹凸部111を設けているため、高い耐ずれ力を発揮する。
(スタビライザ装置の製造方法)
次に、スタビライザ装置1の製造方法の一部について図面を参照して説明する。なお、成形工程から塗装工程までについて説明する。図10は、射出成形装置を示す図である。図10(a)は、トーション部の軸方向に直行する方向における射出成形装置の断面図である。図10(b)は、トーション部の軸方向における射出成形装置の断面図である。図11は、金型を示す斜視図である。図12は、スタビライザ装置の製造方法の一部を示すフローチャートである。
ここで、ずれ止め部材400をスタビライザ半製品にダイレクトインジェクションする射出成形装置800について図10および図11を参照して説明する。射出成形装置800は、図10に示すように、金型810、射出機840および昇降機構850などを備えている。金型810は、下型811と、上型812とを有している。下型811には、ゲート811aが設けられている。下型811および上型812には、ずれ止め部材400を所定の形状に成形するためのキャビティ820の一部となる凹部と、キャビティ820に連続するように設けられ、スタビライザ半製品の肩部を支持するグリップ部830とが設けられている。
射出機840は、樹脂を金型のキャビティ820に注入するための装置である。昇降機構850は、金型810の四隅に設けられている。昇降機構850は、上型812を図10および図11の矢印A方向に昇降させる。昇降機構850は、グリップ部830が形成されている方向に沿って、スタビライザ半製品が昇降機構850の間を通過することができるように所定の間隔を有して設けられている。
昇降機構850により上型812が図10の矢印A方向に上昇すると、下型811から上型812が離間する。また、昇降機構850により上型812が図10の矢印A方向に下降すると、下型811と上型812とが接触する。下型811と上型812とが接触すると、ずれ止め部材400を所定の形状に成形するためのキャビティ820が形成される。
スタビライザ装置1の製造方法の一部について図12を参照して説明する。まず、所定の長さに切断された電縫管などの棒材を冷間加工により、略コ字状に成形する成形工程を行う(S801)。次いで、スタビライザ半製品に焼入れ・焼戻しなどの熱処理を実施する熱処理工程を行う(S802)。次いで、スタビライザ半製品にショットを投射するショットピーニングを行い、トーション部110表面のばりなどを除去するとともに、スタビライザ半製品のトーション部110に凹凸部111を形成する(S803)。
次に、以上のような処理が施されたスタビライザ半製品に射出成形装置800を使用して、ダイレクトインジェクションにより樹脂でずれ止め部材400を一体成形する射出成形工程を行う(S804)。
射出成形工程では、まず、スタビライザ半製品の肩部を金型810のグリップ部830にセットする。次いで、昇降機構850により上型812を図11の矢印A方向に下降させて下型811に接触させ、キャビティ820を形成する。次いで、射出機840を図10の矢印B方向に移動させ、射出機840の先端を下型811のゲート811aに挿入して、樹脂をゲート811aからキャビティ830に注入する。これにより、スタビライザ半製品に接触部410およびテーパー部420を有するずれ止め部材400が成形される。
このとき、スタビライザ半製品の肩部とグリップ部830との隙間は、0.6mm以内である。そのため、キャビティ820に注入された樹脂がキャビティ820からグリップ部830に流入せず、ばりが発生しない。例えば、長さが10mm程度のずれ止め部材400であれば、ずれ止め部材400の軸心と肩部の軸心とが相対的に3度あるいは4度程度傾いていたとしてもずれ止め部材400を成形可能である。したがって、長さが10mm程度の樹脂製のずれ止め部材であれば、肩部の直径公差やずれ止め部材400の内側の肩部の曲がりなどが大幅に許容される。また、ばりを除去する工程を省くことができる。その結果、低コストでスタビライザ装置1を製造することができる。
その後、スタビライザ半製品およびずれ止め部材400を塗装する塗装工程を行う。そのため、塗膜を介してずれ止め部材400をスタビライザ100に固定している状態とはならず、ずれ止め部材400の固定強度がスタビライザ半製品への塗料の付き具合である塗装強度に左右されることはない。その結果、本来の塗装強度が得られない場合でも、塗膜とともにずれ止め部材が移動することはなく、ずれ止め部材の固定強度を得ることができ、スタビライザ装置1の信頼性を高めることができる。
なお、キャビティ820を形成する金型とグリップ部830を形成する金型とをそれぞれ分割することができるように金型を構成すると、キャビティ820を形成する金型の数がアルミリングを成形する金型のバリエーションの1/3〜1/4に減らすことができるため、段取りなどの工程を効率よく行うことができる。その結果、スタビライザ装置1の生産効率を上げることができる。
本発明は、自動車等の車両に搭載されるスタビライザ装置に利用することができる。
スタビライザ装置を示す図である。 車体に固定した状態を示す図1におけるZ−Z断面図である。 ブラケットを示す斜視図である。 ずれ止め部材の周辺を拡大して示す断面図である。 ずれ止め部材を示す斜視図である。 ずれ止め部材を内側に設ける実施形態を示す図である。 ずれ止め部材の第1の変形例を示す図である。 ずれ止め部材の第2の変形例を示す図である。 ずれ止め部材の第3の変形例を示す図である。 射出成形装置を示す図である。 金型を示す斜視図である。 スタビライザ装置の製造方法の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
1…スタビライザ装置、10…車体、100…スタビライザ、110…トーション部、111…凹凸部、300…ブッシュ、400…ずれ止め部材、410…接触部、420…テーパー部、520…放物線状部、620…リブ、720…リブ、810…金型、820…キャビティ、830…グリップ部。

Claims (7)

  1. トーション部と前記トーション部の両端部から伸びるアーム部とにより全体として略コ字状をなすスタビライザと、
    前記トーション部の両端部に設けられ、前記スタビライザを車体に固定するためのブッシュと、
    前記ブッシュと接触する接触部を有し、前記ブッシュに隣接して設けられかつ前記トーション部の軸方向の所定の範囲の全周を覆うように前記トーション部に対して一体成形された樹脂製のずれ止め部材と
    を備え
    前記ずれ止め部材は、前記接触部を挟んで前記ブッシュの反対側に前記トーション部の軸方向に向けて前記ブッシュから離れるにしたがって外径が小さくなる傾斜部を有することを特徴とするスタビライザ装置。
  2. 前記ずれ止め部材は、前記接触部を挟んで前記ブッシュの反対側に前記トーション部の軸方向に向けて前記ブッシュから離れるにしたがって外径が小さくなる複数のリブを有することを特徴とする請求項1に記載のスタビライザ装置。
  3. 前記ずれ止め部材は、前記トーション部の軸方向において、長さが10mm〜15mmに形成されることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザ装置。
  4. 前記ずれ止め部材は、最も厚い部分の厚さが3mm〜5mmに形成されることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザ装置。
  5. 前記トーション部の外周面に、前記トーション部と前記ずれ止め部材とのずれを防止する凹凸部を設けることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザ装置。
  6. 棒材を略コ字状に成形する成形工程を行い、成形されたスタビライザ半製品に対して熱処理工程を行い、次いで前記スタビライザ半製品にショットを投射するショットピーニングを行い、次いでダイレクトインジェクションにより樹脂でずれ止め部材を前記スタビライザ半製品の肩部に一体成形する射出成形工程を行い、次いでスタビライザ半製品およびずれ止め部材を塗装する塗装工程を行い
    前記射出成形工程では、前記ずれ止め部材を構成する接触部および傾斜部を形成し、
    前記傾斜部の形成では、前記傾斜部を、前記接触部におけるブッシュが設けられる側とは反対側に配置させ、前記傾斜部は、前記スタビライザ半製品のトーション部の軸方向に沿って、前記ブッシュが設けられる側から離れるにしたがって外径が小さくなる形状をなすことを特徴とするスタビライザ装置の製造方法。
  7. 前記射出成形工程では、前記ずれ止め部材を所定の形状に成形するためのキャビティと、前記キャビティと連続するように設けられ、前記スタビライザ半製品の肩部を支持するグリップ部とを有する金型を使用し、
    前記ダイレクトインジェクション時において、前記肩部と前記グリップ部との隙間が0.6mm以内であることを特徴とする請求項に記載のスタビライザ装置の製造方法。
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