JP4663715B2 - 2−(ピリジン−2−イル)−ピリミジン及び有害菌を防除するためのそれらの使用 - Google Patents
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Description
kは0、1、2又は3であり;
mは0、1、2、3、4又は5であり;
nは1、2、3、4又は5であり;
R1は互いに独立して、ハロゲン、OH、CN、NO2、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、C2-C4-アルケニル、C2-C4-アルキニル、C3-C8-シクロアルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、アミノ、場合によりハロゲン若しくはC1-C4-アルキルで置換されたフェノキシ、NHR、NR2、C(Ra)=N-ORb、S(=O)pA1又はC(=O)A2であり、ここで、p、R、Ra、Rb、A1及びA2は下記定義のとおりであり:
RはC1-C4-アルキル又はC1-C4-アルキルカルボニルであり、
Raは水素又はC1-C4-アルキルであり、
RbはC1-C4-アルキル、C3-C4-アルケニル又はC3-C4-アルキニルであり、
pは0、1又は2であり、
A1はC1-C4-アルキルであるか、又はp=2の場合はNH2、C1-C4-アルキルアミノ又はジ-(C1-C4-アルキル)アミノでもあり、そして
A2は水素、ヒドロキシル、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルアミノ、ジ-(C1-C4-アルキル)アミノ、C2-C4-アルケニル、C1-C4-アルコキシ又はC1-C4-ハロアルコキシであり;
又は、隣接炭素原子に結合している2個の基R1は一緒になって、基-O-Alk-O-であってもよく、ここで、Alkは直鎖状又は分枝状のC1-C4-アルキレンであり、そして1、2、3又は4個の水素原子はハロゲンで置換されていてもよく;
R2はC1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲン、CN又はNO2であり;ここで、下記の三つの条件:
- nが3、4又は5である、
- kが1、2又は3である、
- m≠0である場合に基R1の少なくとも1個がハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ及びC1-C4-ハロアルキルとは異なる基である
という条件の少なくとも一つが満足されるならば、R2は水素又はC1-C4-アルキルであってもよく;そして
R3はC1-C4-アルキルである);
及び化合物Iの農業上許容される塩によって達成される。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アルキル、並びにアルコキシ、アルコキシアルキル、アルキルアミノ及びジアルキルアミノ中の全てのアルキル部分:1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の飽和炭化水素基、例えばC1-C4-アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル;
ハロアルキル:アルキル基中の水素原子の幾つか又は全部が上記ハロゲン原子、特にフッ素又は塩素で置換されていてもよい、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基(上記定義の通り)、特にC1-C2-ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル及び1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イル;
アルケニル:2〜4個又は3〜4個の炭素原子及び任意の位置に1個の二重結合を有する直鎖状又は分枝状の一不飽和炭化水素基、例えばエテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル;
アルキニル:2〜4個又は3〜4個の炭素原子及び任意の位置に1個の三重結合を有する直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えばエチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル:3〜8個、好ましくは6個までの炭素環員子を有する単環式の飽和炭化水素基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル;
アルキルアミノ:アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する上記アルキル基の一つである、NH基を介して結合したアルキル基、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n-ブチルアミノ等;
ジアルキルアミノ:アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する上記アルキル基の一つである、式N(アルキル)2の基、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、N-メチル-N-プロピルアミノ等;
C 1 -C 4 -アルコキシ:酸素原子を介して結合しており、そして1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、例えばメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、1-メチルエトキシ、ブトキシ、1-メチルプロポキシ、2-メチルプロポキシ又は1,1-ジメチルエトキシ;
C 1 -C 4 -ハロアルコキシ:フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素、好ましくはフッ素で部分的又は完全に置換された上記のC1-C4-アルコキシ基、すなわち、OCH2F、OCHF2、OCF3、OCH2Cl、OCHCl2、OCCl3、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、2-クロロエトキシ、2-ブロモエトキシ、2-ヨードエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-クロロ-2-フルオロエトキシ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエトキシ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、OC2F5、2-フルオロプロポキシ、3-フルオロプロポキシ、2,2-ジフルオロプロポキシ、2,3-ジフルオロプロポキシ、2-クロロプロポキシ、3-クロロプロポキシ、2,3-ジクロロプロポキシ、2-ブロモプロポキシ、3-ブロモプロポキシ、3,3,3-トリフルオロプロポキシ、3,3,3-トリクロロプロポキシ、OCH2-C2F5、OCF2-C2F5、1-(CH2F)-2-フルオロエトキシ、1-(CH2Cl)-2-クロロエトキシ、1-(CH2Br)-2-ブロモエトキシ、4-フルオロブトキシ、4-クロロブトキシ、4-ブロモブトキシ又はノナフルオロブトキシ;
アルキレン:2〜6個、特に2〜4個の炭素原子を有する直鎖状の飽和炭化水素基、例えばエタン-1,2-ジイル、プロパン-1,3-ジイル、ブタン-1,4-ジイル、ペンタン-1,5-ジイル又はヘキサン-1,6-ジイル。
nは1、2又は3、特に2又は3であり;
kは0、1又は2、特に0である。kが0とは異なるならば、基R3は飽和縮合環の任意の位置に存在し得る。特に好ましい実施形態において、kは0である。もう一つの好ましい実施形態において、kは2である。この実施形態において、2個の基R3は好ましくは同じ炭素原子に存在する。
式中、#はピリジン環との結合点であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15はR1について挙げた意味、とりわけ、好ましい又は特に好ましいものとして挙げた意味を有する。好ましい実施形態において、基R11、R12、R13、R14及びR15の少なくとも1個、特に1、2又は3個は水素とは異なる。別の好ましい実施形態において、基R11、R12、R13、R14及びR15の全部は水素とは異なる。特に:
R11は水素、フッ素、塩素、CH3、OCH3、OCHF2、OCF3又はCF3であり;
R12、R14は互いに独立して、水素、塩素、フッ素、CH3、OCH3、OCHF2、OCF3又はCF3であり、ここで、基R12及びR14の一方はNO2、C(O)CH3又はCOOCH3であってもよく;特にR12及びR14は水素、フッ素、メチル又はトリフルオロメチルであり;
R13は水素、フッ素、塩素、シアノ、OH、CHO、NO2、NH2、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、C1-C4-アルキル、特にCH3、C2H5、CH(CH3)2、C3-C8-シクロアルキル、特にシクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、C1-C4-アルコキシ、特にOCH3、C1-C4-アルキルチオ、特にメチルチオ又はエチルチオ、C1-C4-ハロアルキル、特にCF3、C1-C4-ハロアルコキシ、特にOCHF2又はOCF3、又はCO(A2)であり、ここで、A2はC1-C4-アルキル、特にメチル又はエチル、又はC1-C4-アルコキシ、特にOCH3であり、又はR12及びR13は一緒になって、基O-CH2-Oを形成し;そして
R15は水素、フッ素、塩素又はC1-C4-アルキル、特にCH3、とりわけ水素又はフッ素である。
表A
式中、R11、R12、R13、R14及びR15は上記の意味、特に、好ましいものとして挙げた意味を有し、そしてR2はH及びC1-C4-アルキルとは異なる上記の意味を有し、特に、C1-C4-アルコキシ、とりわけメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブチルオキシ、C1-C2-フルオロアルキルオキシ、とりわけジフルオロメトキシ若しくはトリフルオロメトキシ、CN、NO2又はOHである。これらの化合物の例は、以下の表1〜9に挙げる式Iaの化合物であり、ここで、R11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する。
R2がメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がエトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がイソプロピルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2が tert-ブチルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がトリフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がジフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がCNであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がニトロであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
R2がOHであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Iaの化合物。
式中、R11、R12、R13、R14及びR15は上記の意味、特に、好ましいものとして挙げた意味を有し、そしてR2は上記の意味を有し、特に、C1-C4-アルキル、とりわけメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、2-ブチル若しくは tert-ブチル、C1-C4-アルコキシ、とりわけメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ若しくは tert-ブチルオキシ、C1-C2-フルオロアルキル、とりわけトリフルオロメチル若しくはペンタフルオロエチル、C1-C2-フルオロアルキルオキシ、とりわけジフルオロメトキシ若しくはトリフルオロメトキシ、ハロゲン、とりわけフッ素、塩素若しくは臭素、CN、NO2又はOHである。これらの化合物の例は、以下の表10〜30に挙げる式Ibの化合物であり、ここで、R11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する。
R2がメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が n-プロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がイソプロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が n-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が2-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が tert-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がエトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がイソプロピルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が tert-ブチルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がトリフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がジフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がトリフルオロメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がペンタフルオロエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がフッ素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が塩素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が臭素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がCNであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がニトロであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がOHであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
式中、R11、R12、R13、R14及びR15は上記の意味、特に、好ましいものとして挙げた意味を有し、そしてR2はH及びC1-C4-アルキルとは異なる上記の意味を有し、特に、C1-C4-アルコキシ、とりわけメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ、tert-ブチルオキシ、C1-C2-フルオロアルキルオキシ、とりわけジフルオロメトキシ若しくはトリフルオロメトキシ、CN、NO2又はOHである。これらの化合物の例は、以下の表31〜39に挙げる式Icの化合物であり、ここで、R11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する。
R2がメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がエトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がイソプロピルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2が tert-ブチルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がトリフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がジフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がCNであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がニトロであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
R2がOHであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列2〜144の一つに挙げた意味を有する式Icの化合物。
式中、R11、R12、R13、R14及びR15は上記の意味、特に、好ましいものとして挙げた意味を有し、そしてR2は上記の意味を有し、特に、C1-C4-アルキル、とりわけメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、2-ブチル若しくは tert-ブチル、C1-C4-アルコキシ、とりわけメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ若しくは tert-ブチルオキシ、C1-C2-フルオロアルキル、とりわけトリフルオロメチル若しくはペンタフルオロエチル、C1-C2-フルオロアルキルオキシ、とりわけジフルオロメトキシ若しくはトリフルオロメトキシ、ハロゲン、とりわけフッ素、塩素若しくは臭素、CN、NO2又はOHである。これらの化合物の例は、以下の表40〜60に挙げる式Idの化合物であり、ここで、R11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する。
R2がメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が n-プロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がイソプロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が n-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が2-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が tert-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がエトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がイソプロピルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が tert-ブチルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がトリフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がジフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がトリフルオロメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がペンタフルオロエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がフッ素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が塩素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2が臭素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がCNであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がニトロであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
R2がOHであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Idの化合物。
式中、R11、R12、R13、R14及びR15は上記の意味、特に、好ましいものとして挙げた意味を有し、そしてR2は上記の意味を有し、特に、C1-C4-アルキル、とりわけメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、2-ブチル若しくは tert-ブチル、C1-C4-アルコキシ、とりわけメトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシ若しくは tert-ブチルオキシ、C1-C2-フルオロアルキル、とりわけトリフルオロメチル若しくはペンタフルオロエチル、C1-C2-フルオロアルキルオキシ、とりわけジフルオロメトキシ若しくはトリフルオロメトキシ、ハロゲン、とりわけフッ素、塩素若しくは臭素、CN、NO2又はOHである。これらの化合物の例は、以下の表61〜81に挙げる式Ieの化合物であり、ここで、R11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する。
R2がメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が n-プロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がイソプロピルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が n-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が2-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が tert-ブチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がエトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がイソプロピルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が tert-ブチルオキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がトリフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がジフルオロメトキシであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がトリフルオロメチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がペンタフルオロエチルであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がフッ素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が塩素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2が臭素であり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がCNであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がニトロであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
R2がOHであり、そしてR11、R12、R13、R14及びR15が共に、表Aの列1〜144の一つに挙げた意味を有する式Ieの化合物。
スキーム1
スキーム2
・果実及び野菜におけるアルテルナリア種、
・穀類、イネ及び芝生におけるビポラリス及びドレクスレラ種、
・穀類におけるブルメリア・グラミニス(ウドンコ病)、
・イチゴ、野菜、観葉植物及びブドウのつるにおけるボトリチス・シネレア(灰色かび病)、
・ウリにおけるエリシフェ・シコラセアルム及びスフェロテカ・フリギネア、
・種々の植物におけるフザリウム及びバーティシリウム種、
・穀類、バナナ及びラッカセイにおけるマイコスフェレラ種、
・ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ・インフェスタンス、
・ブドウのつるにおけるプラスモパラ・ビチコラ、
・リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ、
・コムギ及びオオムギにおけるシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス、
・ホップ及びキュウリにおけるシュードペロノスポラ種、
・穀類におけるプッチニア種、
・イネにおけるピリクラリア・オリゼ、
・ワタ、イネ及び芝生におけるリゾクトニア種、
・コムギにおけるセプトリア・トリチキ及びスタグノスポラ・ノドルム、
・ブドウのつるにおけるウンシヌラ・ネカトル、
・穀類及びサトウキビにおけるウスチラゴ種、及び
・リンゴ及びナシにおけるベンツリア種(かさぶた)。
- 水、芳香族溶剤(例えばソルベッソ製品、キシレン)、パラフィン(例えば無機留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、アセテート(例えばグリコールジアセテート)、グリコール、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステル。原則として、溶剤混合物を使用することもできる。
A 水溶性濃縮物 (SL)
10重量部の本発明に係る化合物を水又は水溶性溶剤に溶解する。別法として、湿潤剤又の助剤を加える。水で希釈すると、活性化合物は溶解する;
B 分散性濃縮物 (DC)
20重量部の本発明に係る化合物を、分散剤、例えばポリビニルピロリドンを加えてシクロヘキサノンに溶解する。水で希釈すると、分散液を与える;
C 乳化性濃縮物 (EC)
15重量部の本発明に係る化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(それぞれの場合5%)を加えてキシレンに溶解する。水で希釈すると、エマルジョンを与える;
D エマルジョン (EW、EO)
40重量部の本発明に係る化合物を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(それぞれの場合5%)を加えてキシレンに溶解する。この混合物を乳化装置 (Ultraturax) により水中に導入し、均質なエマルジョンにする。水で希釈すると、エマルジョンを与える;
E 懸濁液 (SC、OD)
攪拌式ボールミル中で、20重量部の本発明に係る化合物を、分散剤、湿潤剤及び水又は有機溶剤を加えて粉砕して微細活性化合物懸濁液を与える。水で希釈すると、活性化合物の安定な懸濁液を与える;
F 水分散性顆粒及び水溶性顆粒 (WG、SG)
50重量部の本発明に係る化合物を、分散剤及び湿潤剤を加えて微細に粉砕し、技術的装置(例えば押し出し機、噴霧塔、流動床)により水分散性又は水溶性顆粒にする。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液を与える;
G 水分散性粉末及び水溶性粉末 (WP、SP)
75重量部の本発明に係る化合物を、ローター-ステーターミル中で、分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを加えて粉砕する。水で希釈すると、活性化合物の安定な分散液又は溶液を与える;
を包含し、そしてまた、希釈せずに施用すべき生成物、例えば下記のもの
H 散布可能な粉末 (DP)
5重量部の本発明に係る化合物を微細に粉砕し、95%の微粉カオリンと緊密に混合する。これは散布可能な生成物を与える;
I 顆粒 (GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の本発明に係る化合物を微細に粉砕し、95.5%の担体と関連させる。現在の方法は押し出し、噴霧乾燥又は流動床である。これは希釈せずに施用すべき顆粒を与える;
J ULV溶液(UL)
10重量部の本発明に係る化合物を、有機溶剤、例えばキシレンに溶解する。これは希釈せずに施用すべき生成物を与える;
を包含する。
・アシルアラニン類、例えばベナラキシル、メタラキシル、オフラーセ、オキサジニル、
・アミン誘導体、例えばアルジモルフ、ドジン、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、グアザチン、イミノクタジン、スピロキサミン、トリデモルフ、
・アニリノピリミ人類、例えばピリメタニル、メパニピリム又はシプロジニル、
・抗生物質、例えばシクロヘキシミド、グリセオフルビン、カスガマイシン、ナタマイシン、ポリオキシン又はストレプトマイシン、
・アゾール類、例えばビテルタノール、ブロモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェニルノコナゾール、ジニトロコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキノコナゾール、フルシラゾール、ヘキサコナゾール、イマザリル、メタコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロクロラズ、プロチオコナゾール、テブコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、トリフルミソール、トリチコナゾール、
・ジカルボキシイミド類、例えばイプロジオン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン、
・ジチオカルバメート類、例えばフェルバム、ナバム、メネブ、マンコゼブ、メタム、メトリアム、プロピネブ、ポリカルバメート、チラム、ジラム、ジネブ、
・ヘテロ環式化合物、例えばアニラジン、ベノミル、ボスカリド、カルベンザジム、カルボキシン、オキシカルボキシン、シアゾファミド、ダゾメト、ジチアノン、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモール、フベリダゾール、フルトラニル、フラメトピル、イソプロチオラン、メプロニル、ヌアリモール、プロベナゾール、プロキナジド、ピリフェノクス、プロキロン、キノキシフェン、シルチオファム、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート-メチル、チアジニル、トリシクラゾール、トリフォリン、
・銅砂金剤、例えばボルドー混合物、酢酸銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、
・ニトロフェニル誘導体、例えばビナパクリル、ジノカプ、フノブトン、ニトロフタル-ジイソプロピル、
・フェニルピロール類、例えばフェンピクロニル又はフルジオキソニル、
・硫黄、
・他の殺菌剤、例えばアシベンゾラー-S-メチル、ベンチアバリカルブ、カルプロパミド、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、ジクロメジン、ジクロシメト、ジエトフェノカルブ、エジフェンホス、エタボキサム、フェンヘキサミド、酢酸フェンチン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フォセチル、フォセチル-アルミニウム、イプロバリカルブ、ヘキサクロロベンゼン、メトラフェノン、ペンシクロン、プロパモカルブ、フタリド、トルクロフォス-メチル、キントゼン、ゾキサミド、
・ストロビルリン類、例えばアゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレゾキシム-メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン又はトリフロキシストロビン、
・スルフェン酸誘導体、例えばカプタフォル、カプタン、ジクロフルアニド、フォルペト、トリルフルアニド、
・シンナミド類及び類似化合物、例えばジメトモルフ、フルメトベル又はフルモルフ。
下記の合成例に記載する手順は、更なる化合物を製造するために出発化合物を適切に変更することにより使用した。こうして得られた化合物は、物理データと一緒に下記の表に挙げられている。
m.p.:融点;
MtBE:メチルtert-ブチルエーテル;
EtOH:エタノール。
s:一重項;d:二重項;t:三重項;m:多重項
実施例1: 2-(5-メチル-6-フェニルピリジン-2-イル)-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-シクロヘプタピリミジン
水20 ml中のフェニルボロン酸2.1g (17.2mmol)及び炭酸カリウム4.3g を、テトラヒドロフラン80 ml中の2-ブロモ-3-メチルピリジン2.0g (11.6mmol)の溶液に連続的に加えた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) 300mgを加えた後に、この混合物を還流下に8時間攪拌した。反応溶液を氷水中に注ぎ、MtBEで抽出した。一緒にした有機相を乾燥し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (9:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは生成物0.8gを与えた。
3-メチル-2-フェニルピリジン25 g (147.7 mmol)を最初にジクロロメタン150 mlに装入した。5℃で、3-クロロペルオキシ安息香酸51.6 g (294 mmol)を少量ずつ加え、この混合物を5℃で2時間及び23℃で18時間攪拌した。溶剤を除去し、次いで残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (1:1)を用いてクロマトグラフィー処理すると、これは生成物25gを与えた。
1H-NMR (δ,CDCl3,): 2.0 (s); 7.1-7.6 (m); 8.3 (m)。
シアン化トリメチルシリル14.9g (150mmol)を、ジクロロメタン150 ml中の実施例1.2で製造した化合物25g (118.2mmol)の溶液に加え、この混合物を室温で30分間攪拌した。次いでジメチルカルバモイルクロリド16.2g (150mmol)の溶液を45分間かけて加え、この混合物を23℃で18時間攪拌した。水70ml及び1N水酸化ナトリウム水溶液40 mlを注意深く反応溶液に加えた。次いで固体炭酸ナトリウムを用いてpHを8に調節した。有機相を分離し、水洗し、乾燥した。溶剤の除去は、シリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (3:2)を用いてクロマトグラフィー処理した後に、表題の化合物19.9gを油状物として与えた。
ナトリウムメトキシドのメタノール中30%濃度溶液2.34gを、メタノール65 ml中の実施例1.3からの3-メチル-6-フェニルピリジン-2-カルボニトリル5.0g (26mmol)の溶液に加え、この混合物を23℃で7時間攪拌した。次いで塩化アンモニウム1.5gを加え、この混合物を23℃で更に8時間攪拌した。溶剤を除去した後に、MtBEを加え、生成物を濾別すると、これは表題の化合物 5.4gを淡黄色固体として与えた。
ナトリウムメトキシド (メタノール中30%濃度溶液) 1.3gを、メタノール30 ml中の実施例1.4で製造した化合物1.5g (6.1mmol)の溶液に加えた。30分後に、2-ジメチルアミノメチレンシクロヘプタノン[Tetrahedron Letters (1986), 2567により製造] 1.2g (7.3mmol) を加え、この混合物を2時間還流加熱した。次いで反応溶液を水及びMtBEの間に分配した。有機相を分離した。溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (1:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは表題の化合物0.72gを与えた。
ナトリウムメトキシドのメタノール中30%濃度溶液2.2gを、メタノール60 ml中の6-ブロモ-5-メチルピリジン-2-カルボニトリル[US 2003/0087940 A1又はBioorg. Med. Chem. Lett. (2003), 1571-1574により製造] 4.90g (25mmol)の溶液に加え、この混合物を23℃で7時間攪拌した。次いで塩化アンモニウム1.5gを加え、この混合物を23℃で更に8時間攪拌した。溶剤を除去した後に、残留物にMtBEを加え、固体を濾別した。これは表題の化合物4.2gを白色固体として与え、これを精製することなく更に反応させた。
ナトリウムメトキシド (メタノール中30%濃度溶液) 3.6gを、メタノール100 ml中の実施例2.1で製造した化合物4.2g (7mmol)の溶液に加えた。30分後に、2-ジメチルアミノメチレンシクロヘキサノン[例えば、Tetrahedron 50(7) (1994), 2255-64; Synthetic Communications 28(10) (1998), 1743-1753又はTetrahedron Letters 27(23) (1986), 2567-70により製造] 3.1g (20mmol)を加え、この混合物を2時間還流加熱した。次いで反応溶液を水及びMtBEの間に分配した。有機相を分離し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (1:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは表題の化合物2.2gを与えた。
水3 ml中の4-ホルミルフェニルボロン酸0.24 g及び炭酸ナトリウム0.2gを、エチレングリコールジメチルエーテル20 ml中の実施例2.2で製造した化合物0.2gの溶液に連続的に加えた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) 50mgを加えた後、この混合物を9時間還流加熱した。次いで更に4-ホルミルフェニルボロン酸0.2gを加え、この混合物を還流下に更に10時間反応させた。次いで反応溶液を水及びMtBEの間に分配した。有機相を分離し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (1:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これはm.p. 151-154℃の表題の化合物35mgを与えた。
実施例3: 2-(5-メトキシ-6-フェニルピリジン-2-イル)-5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリン
3-メトキシ-2-フェニルピリジン [Bulletin de la Societe Chimique de France (1974), 1112-16により製造] 2.1 gを、最初にジクロロメタン60mlに装入した。5℃で、3-クロロペルオキシ安息香酸2.4gを少量ずつ加え、この混合物を5℃で2時間及び23℃で18時間攪拌した。溶剤を除去し、次いで残留物をメチルtert-ブチルエーテル(MtBE)を用いてクロマトグラフィー処理すると、これは3-メトキシ-2-フェニルピリジンN-オキシド1.4gを粗生成物として油状物の形態で与えた。
表題の化合物は、実施例1の工程1.4及び1.5と同様にして、2-ジメチルアミノメチレンシクロヘプタノンの代わりに相当するヘキサノンを用いて製造することができる。
臭化水素酸の酢酸中33%濃度溶液60 mlを、酢酸50 ml中の2,3-ジクロロピリジン6.3gに加え、この混合物を8時間還流加熱した。次いで更に臭化水素酸溶液42mlを加えた。6時間後に、反応は完了した。反応溶液を氷水中に注ぎ、塩化メチレンで抽出した。一緒にした有機相を水洗し、乾燥し、溶剤を減圧下に除去した。これは生成物8.7gを油状物の形態で与えた。
水30 ml中のフェニルボロン酸2.35g及び炭酸ナトリウム4.8gを、テトラヒドロフラン80 ml中の2-ブロモ-2-クロロピリジン2.5gの溶液に連続的に加えた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) 300mgを加えた後、この混合物を8時間還流加熱した。次いで更にフェニルボロン酸2 g、炭酸ナトリウム2g及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) 100mgを加え、この混合物を更に6時間還流加熱した。反応溶液を氷水中に注ぎ、MtBEで抽出した。一緒にした有機相を乾燥し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (9:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは生成物2.2gを油状物の形態で与えた。
3-クロロ-2-フェニルピリジン2.2gを最初にジクロロメタン80 mlに装入した。5℃で、3-クロロペルオキシ安息香酸3.0gを少量ずつ反応混合物に加え、この混合物を5℃で2時間及び23℃で18時間攪拌した。溶剤を除去し、次いで残留物をシリカゲルでMtBEを用いてクロマトグラフィー処理すると、これは生成物1.9gを油状物の形態で与えた。
硫酸ジメチル0.74gを、DMF 5 ml中の3-クロロ-2-フェニルピリジン1-オキシド1.2g に加え、この混合物を60℃で7時間反応させた。23℃に冷却した後、この溶液をDMF 10 ml中のシアン化カリウム0.38gに加え、23℃で18時間攪拌した。次いでこの混合物をMtBE及び水の間に分配し、有機相を乾燥し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (3:2)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは生成物0.30gを与えた。
表題の化合物は、実施例1の工程1.4及び1.5と同様にして、2-ジメチルアミノメチレンシクロヘプタノンの代わりに相当するヘキサノンを用いて製造することができる。
5.1 6-クロロ-5-メチルピリジン-2-カルボニトリル
5-メチルピリジン-2-カルボニトリル2.3g を最初にジクロロメタン80 mlに装入した。5℃で、3-クロロペルオキシ安息香酸5.4gを少量ずつ加え、この混合物を5℃で2時間及び23℃で18時間攪拌した。溶剤を除去した後、残留物をシリカゲルでMtBEを用いてクロマトグラフィー処理すると、これは2-シアノ-5-メチルピリジン1-オキシド0.8 gを与えた。
実施例1.4と同様にして、6-クロロ-5-メチルピリジン-2-カルボニトリルを6-ブロモ-5-メチルピリジン-2-カルボキサミド塩酸塩に変換した。次いで実施例2.2と同様にして、これを用いて2-(6-クロロ-5-メチルピリジン-2-イル)- 5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリンを製造した。
臭化水素酸の酢酸中33%濃度溶液8 mlを、酢酸8 ml中の2-(6-クロロ-5-メチルピリジン-2-イル)- 5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリン1gに加え、この混合物を10時間還流加熱した。反応溶液を水で希釈し、3 N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを9に調節し、MtBEで抽出した。一緒にした有機相を水洗し、乾燥し、溶剤を減圧下に除去した。これは生成物0.9gを油状物の形態で与えた。
表題の化合物は、実施例2.3と同様にして、2-(6-ブロモ-5-メチルピリジン-2-イル)- 5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリンを4-シアノフェニルボロン酸と反応させることにより製造した。
製造例1: 2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルピリジン
[1,4-ビス (ジフェニルホスフィノ)ブタン]パラジウム(II)クロリド0.70gを、 テトラヒドロフラン200ml中の2-ブロモ-3-メチルピリジン20.0gの溶液に加えた。10分後に、4-フルオロフェニルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン中2モル溶液128 mlを滴下し、この混合物を5時間還流加熱した。更に4-フルオロフェニルマグネシウムブロミド溶液30 mlを加えた後、反応溶液を1時間後に氷冷しながら塩化アンモニウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機相を乾燥し、溶剤を減圧下に除去し、残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (9:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは2-(4-フルオロフェニル)-3-メチルピリジン17.8 gを油状物として与えた。
a) 5-メチルピリジン-2-カルボキシアミジン塩酸塩
この化合物は、2-シアノ-5-メチルピリジンから実施例1.4について記載した条件下で製造した。
この化合物は、2-メチルピリジン-2-カルボキシアミジン塩酸塩から実施例2.2について記載した条件下で製造した。
2-(5-メチルピリジン-2-イル)-5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリン1.0gを、最初にジクロロメタン10 mlに装入した。5℃で、3-クロロペルオキシ安息香酸1.4gを少量ずつ加え、この混合物を5℃で2時間及び23℃で18時間攪拌した。溶剤を除去した後、残留物をシリカゲルでMtBE/EtOH (5:2)を用いてクロマトグラフィー処理すると、これは生成物0.75gを与えた。
2-(5-メチルピリジン-2-イル)-5,6,7,8-テトラヒドロキナゾリン0.75gを、オキシ塩化リン10 mlと共に10時間還流加熱した。反応が完了した後、過剰のオキシ塩化リンを減圧下に除去した。残留物を塩化メチレンに吸収させ、氷冷しながら水に加えた。有機相を分離して乾燥し、溶剤を減圧下に除去した。残留物をシリカゲルでシクロヘキサン/MtBE (4:1)を用いてクロマトグラフィー処理した。これは生成物80mgを与えた。
使用例1〜5については、アセトン又はDMSO中に活性化合物0.25重量%を含むストック溶液として、活性化合物を個別に準備した。この溶液に、1%の乳化剤 Wettol(登録商標)EM 31(エトキシル化アルキルフェノールに基づく乳化及び分散作用を有する湿潤剤)を加え、この溶液を水で所望の濃度まで希釈した。
品種“Goldene Prinzessin”のトマト植物の葉に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、処理した植物を、密度0.17 x 106 胞子/mlを有する2%バイオモルト水溶液中のアルテルナリア・ソラニの胞子懸濁液に感染させた。次いで試験植物を温度20〜22℃の水蒸気飽和室に入れた。5日後に、未処理であるが感染した植物における早期胴枯れ病は、感染が肉眼で決定できる程度まで発症した。
品種“Neusiedler Ideal Elite”のピーマンの葉 に、2〜3葉が十分発育した後に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、処理した植物に、密度0.17 x 106 胞子/mlを有する2%バイオモルト水溶液中のボトリチス・シネレアの水性胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を温度22〜24℃及び高大気湿度の気候条件順応室に入れた。5日後に、菌感染の程度を感染葉面積により肉眼で決定した。
鉢植えした品種"Kanzler"のコムギ苗の葉に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。噴霧コーティングが乾燥してから24時間後に、葉にコムギのウドンコ病菌 (エリシフェ[ブルメリアと同義]・グラミニス・フォルマ・スペシャリス・トリチキ)の胞子を散布した。次いで植物を温度20〜24℃及び相対大気湿度60〜90%の温室に入れた。7日後に、菌感染の程度を葉面積により肉眼で決定した。
鉢植えしたブドウのつるに、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、葉の裏面に、プラスモパラ・ビチコラの水性胞子嚢懸濁液を接種した。次いで、植物をまず水蒸気飽和室に48時間入れ、次に温度20〜30℃の温室に入れた。この期間の後に、胞子嚢の発生を促進するために、植物を再び水蒸気飽和室に16時間入れた。次いで葉の裏面における感染発生の程度を決定した。
鉢植えした品種“Kanzler”のコムギ苗の葉に、褐色さび病病菌 (プッチニア・レコンジタ)の胞子懸濁液を接種した。次いで鉢を高大気湿度(90〜95%)及び20〜22℃の部屋に24時間入れた。この時間中に胞子が発生し、芽管が葉の組織に貫通した。翌日、感染した植物に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。懸濁液又はエマルジョンは上記のように準備した。噴霧コーティングが乾燥した後、試験植物を温度20〜22℃及び相対大気湿度65〜70%の温室で7日間栽培した。次いで葉におけるさび病菌発生の程度を決定した。
鉢植えした品種“Goldene Koenigin”のトマト植物の葉に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、葉を、密度0.17 x 106 胞子/mlを有する2%バイオモルト水溶液中のアルテルナリア・ソラニの水性胞子懸濁液に感染させた。次いで試験植物を温度20〜22℃の水蒸気飽和室に入れた。5日後に、未処理であるが感染した植物における病気は、感染が肉眼で決定できる程度まで発症した。
鉢植えしたオオムギ苗の葉に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。噴霧コーティングが乾燥してから24時間後に、植物に、網斑病の病原菌であるピレノフォラ [ドレシュレラと同義]・テレスの水性胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を温度20〜24℃及び相対大気湿度95〜100%の温室に入れた。6日後に、病気発症の程度を感染葉面積による%として肉眼で決定した。
品種“Neusiedler Ideal Elite”のピーマンの葉 に、2〜3葉が十分発育した後に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、処理した植物に、2%濃度バイオモルト水溶液中に1.7 x 106 胞子/mlを含むボトリチス・シネレアの胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を温度22〜24℃及び高大気湿度の暗い気候条件順応室に入れた。5日後に、菌感染の程度を感染葉面積による%として肉眼で決定した。
鉢植えしたトマト植物の葉に、以下に記載する活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日、葉を、フィトフトラ・インフェスタンスの水性胞子嚢懸濁液に感染させた。次いで植物を温度18〜20℃の水蒸気飽和室に入れた。6日後に、未処理であるが感染した対照植物における後期胴枯れ病は、感染が肉眼で%として確認できる程度まで発症した。
Claims (15)
- 式I:
kは0、1、2又は3であり;
mは0、1、2、3、4又は5であり;
nは1、2、3、4又は5であり;
R1は互いに独立して、ハロゲン、OH、CN、NO2、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、C2-C4-アルケニル、C2-C4-アルキニル、C3-C8-シクロアルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、アミノ、無置換かハロゲン若しくはC1-C4-アルキルで置換されたフェノキシ、NHR、NR2、C(Ra)=N-ORb、S(=O)pA1又はC(=O)A2であり、ここで、p、R、Ra、Rb、A1及びA2は下記定義のとおりであり:
RはC1-C4-アルキル又はC1-C4-アルキルカルボニルであり、
Raは水素又はC1-C4-アルキルであり、
RbはC1-C4-アルキル、C3-C4-アルケニル又はC3-C4-アルキニルであり、
pは0、1又は2であり、
A1はC1-C4-アルキルであるか、又はp=2の場合はNH2、C1-C4-アルキルアミノ又はジ-(C1-C4-アルキル)アミノであってもよく、そして
A2は水素、ヒドロキシル、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキルアミノ、ジ-(C1-C4-アルキル)アミノ、C2-C4-アルケニル、C1-C4-アルコキシ又はC1-C4-ハロアルコキシであり;
又は、隣接炭素原子に結合している2個の基R1は一緒になって、基-O-Alk-O-であってもよく、ここで、Alkは直鎖状又は分枝状のC1-C4-アルキレンであり、そして1、2、3又は4個の水素原子はハロゲンで置換されていてもよく;
R2はC1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、ヒドロキシル、ハロゲン、CN又はNO2であり;ここで、下記の条件:
- nが3、4又は5である、
- kが1、2又は3である、
という条件の少なくとも一つが満足されるならば、R2は水素又はC1-C4-アルキルであってもよく;そして
R3はC1-C4-アルキルである);
の2-(ピリジン-2-イル)ピリミジン化合物又は式Iの化合物の農業上許容される塩。 - R2がC1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、ハロゲン、CN又はNO2である、請求項1に記載の式Iの化合物。
- R2がC1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ又はハロゲンである、請求項2に記載の式Iの化合物。
- nが1、2又は3である、請求項2又は3に記載の式Iの化合物。
- nが3、4又は5である、請求項1〜3のいずれかに記載の式Iの化合物。
- nが3である、請求項1〜3のいずれかに記載の式Iの化合物。
- kが1、2又は3である、請求項1に記載の式Iの化合物。
- mが0、1、2又は3である、請求項1〜7のいずれかに記載の式Iの化合物。
- R1がハロゲン、CN、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-アルコキシ又はC1-C4-ハロアルコキシである、請求項1〜8のいずれかに記載の式Iの化合物。
- R1の一つが基C(Ra)=N-ORbである、請求項1〜8のいずれかに記載の式Iの化合物。
- 下記の基
R11は水素、フッ素、塩素、CH3、OCH3、OCHF2、OCF3又はCF3であり;
R12、R14は互いに独立して、水素、塩素、フッ素、CH3、OCH3、OCHF2、OCF3又はCF3であり、ここで、基R12及びR14の一つはNO2、C(O)CH3又はCOOCH3であってもよく;
R13は水素、フッ素、塩素、シアノ、OH、CHO、NO2、NH2、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、C1-C4-アルキル、C3-C8-シクロアルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-アルキルチオ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシ、CO(A2)(ここで、A2はC1-C4-アルキル又はC1-C4-アルコキシである)、又は基C(R a )=NOR b (ここで、R a は水素又はメチルであり、R bはC1-C4-アルキル、プロパルギル又はアリルである)であり、又はR12及びR13は一緒になって、基O-CH2-Oを形成し;そして
R15は水素、フッ素、塩素又はC1-C4-アルキルである)
である、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iの化合物。 - 基R11、R12、R13、R14又はR15の少なくとも1個が水素とは異なる、請求項11に記載の式Iの化合物。
- 植物病原菌に対抗するための請求項1〜12のいずれかに記載の式Iの化合物又はその農業上許容される塩の使用。
- 固体又は液体担体、及び請求項1〜12のいずれかに記載の式Iの化合物及び/又はその農業上許容される塩を含む、有害菌に対抗するのに有用な薬剤。
- 植物病原菌に対抗する方法であって、植物病原菌、又は菌の攻撃に対して保護すべき材料、作物、土壌若しくは種子を有効量の請求項1〜12のいずれかに記載の式Iの化合物及び/又はその農業上許容される塩で処理する前記方法。
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