JP4663683B2 - 基礎補強金具 - Google Patents

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本発明は、床下工事用に作業用穴部が設けられたコンクリート基礎を補強するための基礎補強金具に関するものである。
木造建築物の床下工事、例えば白蟻駆除工事やガスや水道の配管工事、電気配線工事などにおいては、コンクリート基礎で囲まれた箇所を作業者が移動したり、これらの箇所を通して配管、配線するなどの各種工事を行うが、作業者の移動や配管、配線の際にはコンクリート基礎が邪魔になるので、コンクリート基礎の一部をドリルなどを利用して破損して人が出入りできる程度の大きさや、配管や配線できる程度の貫通穴部を形成する。
しかし、このような貫通穴部をコンクリート基礎に形成した場合、この穴部箇所においては強度が低下するため、床下工事の途中や終了後にこの穴部箇所の強度を復帰させる必要があるが、床下の狭い箇所での復帰工事となるので、破損箇所にコンクリートを充填するなどのコンクリート工事を行いにくいという問題がある。
また、最近は、上記したような床下工事が後々行われる場合を考慮して、新築時からコンクリート基礎に貫通穴部を形成しておく(貫通穴部を有する形状にコンクリート基礎を成形する)建築物もあるが、このような建築物にあってもコンクリート基礎の穴部個所の強度低下が懸念されるために、床下工事が行われるまでの期間や、床下工事の途中や終了後に穴部個所を補強しておきたい。
このような問題や要望に応える一手段として、従来、特開2004−293287号(特許文献1)が提案されている。
この特許文献1を簡単に説明すると、コンクリート基礎に形成した通路(貫通穴部)の左右位置に当接する第一の当て部を両端部に備え、この両端部の第一の当て部間に、コンクリート基礎上に載置された土台の側面に当接する第二の当て部を備えた構成の補強金具を使用し、前記通路の左右の前記コンクリート基礎箇所にそれぞれ第一の当て部を止着固定すると共に、この左右の第一の当て部間の第二の当て部を前記土台の側面に連結固定することで、この補強金具を介してコンクリート基礎と土台とを一体化し、通路部分(コンクリート基礎)の補強を図るというものである。
特開2004−293287号公報
本発明は、前記特許文献1とは異なり、コンクリート基礎上の土台まで固定せずとも簡単に施工できてコンクリート基礎を強固に補強できると共に、補強金具施工後に作業用穴部を利用したい際には、この作業用穴部を塞ぐように配される架設体を取り外すことも容易に可能となる画期的な基礎補強金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
建築物の床下工事を行うためにコンクリート基礎1に設けられた作業用穴部2を補強するための基礎補強金具であって、前記作業用穴部2の左右の前記コンクリート基礎1表面に止着固定する左右一組の止着体3と、この作業用穴部2の左右のコンクリート基礎1表面に止着固定した各止着体3間に架設状態にして着脱自在に固定する架設体4とから成り、前記各止着体3と前記架設体4とは夫々断面コ字板状に構成し、この断面コ字板状の止着体3に断面コ字板状の架設体4を重合状態で固定し得るように構成したことを特徴とする基礎補強金具に係るものである。
また、前記各止着体3に、この各止着体3を前記コンクリート基礎1表面に止着固定する止着具7を挿通するための止着孔5を設けると共に、この止着孔5と連通する挿通孔6を前記架設体4に設けて、この架設体4を前記止着体3に重合して連通させたこの挿通孔6と止着孔5とに前記止着具7を挿通して前記コンクリート基礎1に止着固定することにより、この止着体3と架設体4とを重合状態で固定し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の基礎補強金具に係るものである。
また、前記断面コ字板状の止着体3は、前記コンクリート基礎1表面に当接固定する固定板部3Aの上下部に夫々略水平方向に向けて支持板部3Bを突設した断面コ字板状に構成し、前記断面コ字板状の架設体4は、中間板部4Aの上下部に夫々前記支持板部3Bに重合する重合板部4Bを突設した断面コ字板状に構成して、この重合させた支持板部3Bと重合板部4Bとを固定具8により固定することで架設体4を止着体3に固定する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の基礎補強金具に係るものである。
また、前記支持板部3Bに前記固定具8を挿通する固定孔9を設けると共に、前記重合板部4Bに前記固定具8を挿通する挿入孔10を設けて、支持板部3Bと重合板部4Bとを重合して連通させたこの固定孔9と挿入孔10とに固定具8を挿通固定することで,前記架設体4を前記止着体3に固定し得るように構成したことを特徴とする請求項3記載の基礎補強金具に係るものである。
また、前記架設体4の上下幅寸法を、前記止着体3の上下幅寸法より小さい若しくは大きい幅寸法に設定構成して、架設体4を止着体3に嵌入状態若しくは被嵌状態で重合し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基礎補強金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、コンクリート基礎に設けられた床下工事用の作業用穴部の左右の箇所に止着体を止着固定すると共にこの左右の止着体間に架設体を固定するだけで施工できるし、断面コ字板状で非常に強度が高い止着体と架設体とから成る本補強金具によってコンクリート基礎の作業用穴部における強度の低下を良好に防ぐことができ、しかも、作業用穴部の左右のコンクリート基礎表面に固定する止着体とこの左右の止着体間に架設する架設体とを別部品としたため、左右幅の異なる様々な大きさの作業用穴部に対しても、この左右幅に応じて止着体への架設体の固定位置を変更したり、架設体の長さを変更することだけで容易に対応可能であると共に、止着体に対して架設体は着脱自在であるため、作業用穴部を遮るようにして固定されるこの架設体を、必要に応じ止着体より外して作業用穴部を通路や配管,配線路として使用することができるので、非常に利便性が高く、その上、本発明の止着体と架設体とは、例えば金属性のチャンネル材などを採用して容易に構成可能であるので、量産性に秀れ簡易に設計実現可能であるなど、極めて実用性に秀れた画期的な基礎補強金具となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、止着体と架設体とを重合状態で固定する構成を簡易に設計実現可能である。また、特に請求項2記載の発明においては、止着体を止着具によりコンクリート基礎に固定することと同時に架設体も固定できるので、施工作業性に秀れ、一層実用性に秀れた構成の基礎補強金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、止着体と架設体との固定構造を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の基礎補強金具を実現できる。
また、請求項5記載の発明においては、止着体に架設体を固定する際に、止着体に対して架設体を嵌入若しくは被嵌して容易に仮止め状態とすることができるので、この仮止め状態で簡単に架設体を止着体に固定することができる一層施工作業性に秀れ、実用性に秀れた構成の基礎補強金具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、床下工事の途中や終了後に、コンクリート基礎1の一部を破損して形成した作業用穴部2の左右の前記コンクリート基礎1表面に、左右一組の止着体3を夫々止着固定し、この左右の止着体3間に架設状態にして架設体4を固定する。
すると、作業用穴部2を左右方向に横断して本補強金具が固定されることで本補強金具が作業用穴部2を補強するように作用することになり、これによりこの作業用穴部2を形成したことによるコンクリート基礎1の強度低下を防ぐことができる。
また、新築時からコンクリート基礎1に作業用穴部2が形成されている建築物に対しても、同様にして作業用穴部2の左右の前記コンクリート基礎1表面に左右一組の止着体3を夫々止着固定し、この左右の止着体3間に架設状態にして架設体4を固定することで、この作業用穴部2箇所を補強することができる。
しかも、本発明は、止着体3も架設体4も断面コ字板状としているため、例えば単なる平板で構成されたような金具に比してこの止着体3,架設体4は強度が非常に高く、この強度の高い止着体3と架設体4とを重合状態で固定するため、双方の固定箇所(接合部分)の強度も高く、よってこの止着体3と架設体4とで成る本補強金具は極めて高い強度を発揮し、それ故秀れた前記作業用穴部2箇所の補強作用を発揮することになる。
従って、単にコンクリート基礎1に設けられた床下工事用の作業用穴部2の左右の箇所に止着体3を止着固定すると共にこの左右の止着体3間に架設体4を固定するだけの簡易な作業で施工が完了し、作業用穴部2箇所に対して極めて良好な補強作用が付与されることになる。
また、本発明では、一本の補強桟を作業用穴部2に架設状態に止着固定するような構成とせず、作業用穴部2の左右のコンクリート基礎1表面に固定する止着体3とこの左右の止着体3間に架設する架設体4とを別部品としたため、止着体3に対する架設体4の固定位置を変更したり、架設体4の長さを変更したりすることで現場や利用用途などによって大きさが異なる作業用穴部2の左右幅に容易に対応することができる。
また、止着体3と架設体4との固定構造について具体的に説明すると、例えば、前記各止着体3に、この各止着体3を前記コンクリート基礎1表面に止着固定する止着具7を挿通するための止着孔5を設けると共に、この止着孔5と連通する挿通孔6を前記架設体4に設けて、この架設体4を前記止着体3に重合して連通させたこの挿通孔6と止着孔5とに前記止着具7を挿通して前記コンクリート基礎1に止着固定することにより、この止着体3と架設体4とを重合状態で固定できる構成を採用することができる。このような固定構造を採用すると、この構造は簡易に設計実現可能な構造である上、止着体3を止着具7によりコンクリート基礎1に固定する際に、この止着具7により止着体3と共に架設体4も同時に固定できるので、施工作業性に秀れ、一層実用的となる。
一方、止着体3と架設体4とが双方共断面コ字板状であることを利用して、例えば、止着体3を、前記コンクリート基礎1表面に当接固定する固定板部3Aの上下部に夫々略水平方向に向けて支持板部3Bを突設した断面コ字板状に構成し、前記架設体4を、中間板部4Aの上下部に夫々前記支持板部3Bに重合する重合板部4Bを突設した断面コ字板状に構成して、この重合させた支持板部3Bと重合板部4Bとを固定具8により固定することで架設体4を止着体3に固定できる構造を採用することもできる。更に具体的には、例えば、前記支持板部3Bに前記固定具8を挿通する固定孔9を設けると共に、前記重合板部4Bに前記固定具8を挿通する挿入孔10を設けて、支持板部3Bと重合板部4Bとを重合して連通させたこの固定孔9と挿入孔10とに固定具8を挿通固定することで前記架設体4を前記止着体3に固定するような固定構造を簡易に設計実現可能である。
また、例えば、前記架設体4の上下幅寸法を、前記止着体3の上下幅寸法より小さい若しくは大きい幅寸法に設定構成して、架設体4を止着体3に嵌入状態若しくは被嵌状態で重合し得るように構成すれば、止着体3に架設体4を固定する際に、止着体3に対して架設体4を嵌入若しくは被嵌して容易に位置決め(仮止め)することができ、この仮止め状態で簡単に架設体4を止着体3に固定することができるので、一層施工作業性に秀れる。
また、施工完了後は、架設体4が作業用穴部2を遮るように固定されているが、必要に応じて架設体4を止着体3より外して作業用穴部2を通路や配管,配線路として使用することができるので、非常に利便性が高い。
また、本発明の止着体3,架設体4は、例えば金属製のチャンネル材を採用することで容易に構成可能であるため、本発明は簡易に且つコスト安に設計実現可能である。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図4に基づいて説明する。
本実施例は、図1,図2に示すような建築物のコンクリート基礎1に貫通形成される床下工事用の作業用穴部2の補強を行う基礎補強金具に関するものである。図中符号11は土台、12はコンクリート基礎1と土台の間に介存させる基礎パッキンである。
具体的には、本実施例の基礎補強金具は、前記作業用穴部2の左右の前記コンクリート基礎1表面に止着固定する左右一組の止着体3と、この作業用穴部2の左右のコンクリート基礎1表面に止着固定した各止着体3間に架設状態にして着脱自在に固定する架設体4とから成る構成としている。
本実施例の止着体3は、前記コンクリート基礎1表面に当接(面接)固定する固定板部3Aの上下部に夫々略水平方向に向けて支持板部3Bを突設した断面コ字板状に構成して、この上下の支持板部3B間に前記架設体4を挟み込むように嵌入してこの架設体4を止着体3に固定し得るように構成している。
具体的には、金属製の方形板の両側縁を夫々略直角に折曲形成して断面コ字板状の止着体3を構成し、この止着体3の中間の板部を前記固定板部3Aとし、この固定板部3Aに対して直角に配設する両側の板部を前記支持板部3Bとしている。
また、この止着体3の固定板部3Aには、図3に示すようにその長さ方向に間隔を置いた三箇所にこの固定板部3Aをコンクリート基礎1表面に止着固定するための止着具7(本実施例では、図4に示すように先端部がネジ部に形成されてナット7Aを螺着可能なコンクリート用の打ち込み式アンカー7を採用した場合を示している。)を挿通する止着孔5を設けている。
即ち、例えば、三箇所の止着孔5に位置を合わせて作業用穴部2の左右のコンクリート基礎1表面の三箇所にドリルなどで穴をあけてこの各穴に打ち込み式アンカー7を挿通固定し、この各打ち込み式アンカー7のボルト先端部を三箇所の止着孔5に挿通した上で打ち込み式アンカー7のボルト先端部にナット7Aを螺着することで、止着体3をコンクリート基礎1に固定する構成としている。
本実施例の架設体4は、帯板の両側縁部を夫々略直角に折曲形成して断面コ字板状に構成し、この断面コ字板状の架設体4を前記各止着体3に重合状態で固定し得るように構成している。
また、この架設体4は、上下幅寸法を、前記各止着体3の上下の前記支持板部3B間の間隔幅寸法に略合致する幅寸法に設定構成して、この上下の支持板部3B間に架設体4を挟み込むようにして配設(嵌入)した際、上下の支持板部3Bによって架設体4が上下方向に位置決め状態となる構成としている。
具体的には、金属製の帯板の長さ方向と直交する両側縁(長手方向の両側縁)を夫々略直角に折曲形成して断面コ字板状の架設体4を構成し、この架設体4の中間板部4Aに対して直角に配設する両側の板部を、前記各止着体3の上下の前記支持板部3Bに近接若しくは重合当接する重合板部4Bとしている。
また、本実施例では、架設体4の中間板部4Aの両端部寄り位置に、前記各止着体3の固定板部3Aに設けた止着孔5と連通する挿通孔6を設けて、架設体4の中間板部4Aを前記固定板部3Aに重合して連通させたこの挿通孔6と止着孔5とに前記止着具7を挿通して前記コンクリート基礎1に止着固定することにより、この止着体3と架設体4とを重合状態でコンクリート基礎1表面に固定する構成としている。
また、本実施例では、前記止着体3の支持板部3Bに固定孔9を設けると共に、前記架設体4の重合板部4Bに挿入孔10を設けて、架設体4の中間板部4Aを固定板部3Aに重合して挿通孔6と止着孔5とを連通させた際に重合する支持板部3Bと重合板部4Bのこの固定孔9と挿入孔10も連通するように構成し、この連通する固定孔9と挿入孔10とに固定具8として採用したボルト8A・ナット8Bのこのボルト8Aを挿通してナット8B止めすることで、架設体4を止着体3に強固に固定する構成としている。具体的には、止着体3の内側(作業用穴部2側)に位置する止着孔5と挿通孔6とを連通させた際に、固定孔9と挿入孔10とが連通するように構成している。
即ち、本実施例では、前記止着具7と固定具8とにより極めて強固に架設体4を止着体3に固定する構成としている。尚、本実施例の場合、この固定具8による固定構造はなくても良い。
このように構成した本実施例においては、固定具8を取り外すと共に止着具7に螺着したナット7Aを取り外すことで、止着体3より架設体4を取り外すことができる。従って、施工完了後は、架設体4が作業用穴部2を横に遮るように固定されているが、施工後であっても必要に応じて架設体4を止着体3より外して作業用穴部2を床下工事の際の通路や配管,配線路として使用することができる構成としている。
また、本実施例では図示していないが、様々な左右幅の作業用穴部2に対応使用できるように、止着体3と架設体4との固定位置を左右横方向に変更し得る構成を採用しても良い。即ち、例えば、止着体3の長さ方向に沿って前記前記固定孔9を前記支持板部3Bに複数形成するか、若しくは架設体4の長さ方向に沿って前記挿入孔10を前記重合板部4Bに複数形成して、この複数の固定孔9若しくは複数の挿入孔10を選択して前記固定具8を挿通することにより、止着体3と架設体4との固定位置を左右横方向に変更し得るような構成を採用しても良い。尚、この構成を採用する場合、挿通孔6も複数形成する。
また、長さの異なる数種類の架設体4を用意することで、様々な左右幅の作業用穴部2に対応できるように構成しても良い。
本発明の具体的な実施例2について図5〜図8に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、架設体4の止着体3への固定手段が異なる。
具体的には、本実施例では、架設体4の向きを前記実施例1と前後逆向きにして固定している。
即ち、架設体4の中間板部4Aを止着体3の固定板部3Aに重合するのではなく、止着体3の各支持板部3Bの突出先端部間に架設体4の中間板部4Aが配設するようにして架設体4を止着体3に配設(嵌入)し、前記固定具8だけを用いて架設体4を止着体3に固定した場合である。また、架設体4を止着体3から取り外す際には、固定具8だけを取り外せば良い。
尚、本実施例の架設体4は、中間板部4Aに挿通孔6を形成していないものを図示している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1の、作業用穴部の左右のコンクリート基礎表面に止着体を固定し、この各止着体間に架設体を架設状態に固定しようとする状態を示す説明斜視図である。 実施例1の使用状態を示す斜視図である。 実施例1の止着体と架設体との固定状態並びに分解状態を示す説明正面図である。 実施例1の使用状態における説明側断面図である。 実施例2の、作業用穴部の左右のコンクリート基礎表面に止着体を固定し、この各止着体間に架設体を架設状態に固定しようとする状態を示す説明斜視図である。 実施例2の使用状態を示す斜視図である。 実施例2の止着体と架設体との固定状態並びに分解状態を示す説明正面図である。 実施例2の使用状態における説明側断面図である。
符号の説明
1 コンクリート基礎
2 作業用穴部
3 止着体
3A 固定板部
3B 支持板部
4 架設体
4A 中間板部
4B 重合板部
5 止着孔
6 挿通孔
7 止着具
8 固定具
9 固定孔
10 挿入孔

Claims (5)

  1. 建築物の床下工事を行うためにコンクリート基礎に設けられた作業用穴部を補強するための基礎補強金具であって、前記作業用穴部の左右の前記コンクリート基礎表面に止着固定する左右一組の止着体と、この作業用穴部の左右のコンクリート基礎表面に止着固定した各止着体間に架設状態にして着脱自在に固定する架設体とから成り、前記各止着体と前記架設体とは夫々断面コ字板状に構成し、この断面コ字板状の止着体に断面コ字板状の架設体を重合状態で固定し得るように構成したことを特徴とする基礎補強金具。
  2. 前記各止着体に、この各止着体を前記コンクリート基礎表面に止着固定する止着具を挿通するための止着孔を設けると共に、この止着孔と連通する挿通孔を前記架設体に設けて、この架設体を前記止着体に重合して連通させたこの挿通孔と止着孔とに前記止着具を挿通して前記コンクリート基礎に止着固定することにより、この止着体と架設体とを重合状態で固定し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の基礎補強金具。
  3. 前記断面コ字板状の止着体は、前記コンクリート基礎表面に当接固定する固定板部の上下部に夫々略水平方向に向けて支持板部を突設した断面コ字板状に構成し、前記断面コ字板状の架設体は、中間板部の上下部に夫々前記支持板部に重合する重合板部を突設した断面コ字板状に構成して、この重合させた支持板部と重合板部とを固定具により固定することで架設体を止着体に固定する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の基礎補強金具。
  4. 前記支持板部に前記固定具を挿通する固定孔を設けると共に、前記重合板部に前記固定具を挿通する挿入孔を設けて、支持板部と重合板部とを重合して連通させたこの固定孔と挿入孔とに固定具を挿通固定することで,前記架設体を前記止着体に固定し得るように構成したことを特徴とする請求項3記載の基礎補強金具。
  5. 前記架設体の上下幅寸法を、前記止着体の上下幅寸法より小さい若しくは大きい幅寸法に設定構成して、架設体を止着体に嵌入状態若しくは被嵌状態で重合し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の基礎補強金具。
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