JP4327176B2 - 床下工事における基礎コンクリート補強金具 - Google Patents

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Description

本発明は、床下工事に際して基礎コンクリートに形成した通路箇所を補強する床下工事における基礎コンクリート補強金具に関するものである。
木造建築物は、基礎コンクリート上に土台を載置し、この土台上に柱を立設するなどした構造となっている。
このような木造建築物の床下工事、例えば既設木造建築物における白蟻駆除工事やガスや水道の配管工事、電気配線工事などにおいては、基礎コンクリートで囲まれた箇所を移動したり、これらの箇所を通して配管、配線するという各種の工事を行うが、移動や配管、配線の際には基礎コンクリートが邪魔になるので、基礎コンクリートの一部をドリルなどを利用して破損して人が出入りできる程度の大きさや、配管や配線できる程度の通路を形成している。
このような通路を形成した場合、この通路箇所は強度が低下するため、床下工事の途中や終了後にこの通路箇所の強度を復帰する必要があるが、床下の狭い箇所での復帰工事となるので、破損箇所にコンクリートを充填するなどのコンクリート工事などを行いにくいという問題がある。
そこで、このような問題を解決する一手段として、出願人は、例えば前記床下工事の途中や工事後に前記基礎コンクリートにおける前記破損した通路部分を補強する特開2004−293287号(特許文献1)を提案している。
この特許文献1を簡単に説明すると、基礎コンクリートの一部を破損して形成した通路の左右位置に当接する第一の当て部を両端部に備え、この両端部の第一の当て部間に、基礎コンクリート上に載置された土台の側面に当接する第二の当て部を備えた構成の補強金具を使用し、前記通路の左右の前記基礎コンクリート箇所にそれぞれ第一の当て部を止着固定すると共に、この左右の第一の当て部間の第二の当て部を前記土台の側面に連結固定することで、この補強金具を介して基礎コンクリートと土台とを一体化し、通路部分(基礎コンクリート)の補強を図るものである。
特開2004−293287号公報
本発明は、上記特許文献1の改良に係るもので、基礎コンクリートの通路部分をより強固に補強することができる床下工事における基礎コンクリート補強金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
土台1を載置した基礎コンクリート2の一部を破損し通路3を形成して行う床下工事における前記通路3を補強するものであって、前記通路3の左右の前記基礎コンクリート2に当接して止着固定する基礎当接部11と、前記土台1に当接して止着固定する土台当接部12とを備えた床下工事における基礎コンクリート補強金具において、横長形状の前記土台当接部12の両外側端部に、この土台当接部12の下方に向けて前記基礎当接部11を突出させた形状に構成して、基礎当接部11を通路3の左右の前記基礎コンクリート2に止着固定すると共に土台当接部12を前記土台1に止着固定した際に、この基礎当接部11と土台当接部12とが通路3の上側を迂回するようにして固定されるように構成し、この土台当接部12の両外側端部から下方へ向けて突出して前記通路3の左右の基礎コンクリート2に止着固定する前記基礎当接部11間に架設状態に補強桟部20を設けたことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具に係るものである。
また、横長形状の前記土台当接部12の両側に、この土台当接部12の下方に向けて前記基礎当接部11を突出させた形状に構成して、基礎当接部11を通路3の左右の前記基礎コンクリート2に止着固定すると共に土台当接部12を前記土台1に止着固定した際に、この基礎当接部11と土台当接部12とが通路3の上側を迂回するようにして固定されるように構成し、この両側の基礎当接部11間に架設状態にして前記補強桟部20を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具に係るものである。
また、前記補強桟部20は、連結具7により前記両側の基礎当接部11に着脱自在に締付固定し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具に係るものである。
また、前記両側の基礎当接部11に、前記基礎コンクリート2に挿入固定する第一固定具4を挿通する第一挿通孔13を設け、前記土台当接部12に、前記土台1に挿入固定する第二固定具5・6を挿通する第二挿通孔14・15を設け、前記補強桟部20の両側部と前記各基礎当接部11とに、この補強桟部20と基礎当接部11とを着脱自在に締付固定する連結具7を挿通する連結孔22を設けたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、本補強金具を基礎コンクリートにおける通路の左右の箇所に止着固定すると共に土台に止着固定するので、床下工事施工においては、本補強金具によって基礎コンクリート及び土台が一体化されて、通路の箇所における強度の低下を防ぐことができる上、基礎当接部間に架設状態に存する補強桟部によって本補強金具自身の強度が前記特許文献1に比して著しく向上して非常に高い通路(基礎コンクリート)の補強効果を発揮し得、また、本発明は、横長形状の土台当接部の両外側端部に、この土台当接部の下方に向けて前記基礎当接部を突出させた形状に構成したため、本補強金具は基礎当接部と土台当接部とが通路を迂回するようにして止着固定されることとなって、基礎コンクリートと土台とを確実に一体化しながら通路を広く確保することができ、しかも、前記形状に構成したことで生じる基礎当接部間の空間部分に補強桟部を設けたため、この補強桟部により非常に有効な金具補強がなされてこの強度の高い本補強金具により極めて強固な通路の補強効果が発揮されることになる極めて実用性に秀れた画期的な床下工事における基礎コンクリート補強金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、前記作用・効果に加えて、横長形状の前記土台当接部の両側に、この土台当接部の下方に向けて前記基礎当接部を突出させた形状に構成したため、本補強金具は基礎当接部と土台当接部とが通路を迂回するようにして止着固定されることとなって、基礎コンクリートと土台とを確実に一体化しながら通路を広く確保することができ、しかも、前記形状に構成したことで生じる基礎当接部間の空間部分に補強桟部を設けたため、この補強桟部により非常に有効な金具補強がなされてこの強度の高い本補強金具により極めて強固な通路の補強効果が発揮されることになり、その上、補強桟部が通路の出入の邪魔となってしまうような場合には、この補強桟部を取り外して通路を良好に確保できるなど、極めて実用性に秀れた床下工事における基礎コンクリート補強金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、補強桟部の着脱構造を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の床下工事における基礎コンクリート補強金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、本補強金具を基礎コンクリート及び土台に簡易に且つ強固に止着固定することができると共に、基礎当接部と補強桟部とを簡易に且つ強固に連結固定することができる一層実用性に秀れた構成の床下工事における基礎コンクリート補強金具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、床下工事の途中や終了後に、基礎コンクリート2の一部を破損して形成した通路3の左右の前記基礎コンクリート2箇所に、本補強金具の両側の基礎当接部11を止着固定すると共に、この基礎当接部11間の土台当接部12を前記土台1に止着固定する。
すると、補強金具体10によって基礎コンクリート2及び土台1が一体化されて、通路3の箇所における強度の低下を防ぐことができ、しかも、両側の基礎当接部11間に架設状態に存する補強桟部20により本補強金具自体の強度が前記特許文献1の補強金具に比して著しく高く、よって、この非常に強度の高い本補強金具により極めて秀れた基礎コンクリート2の通路3箇所の補強性能を発揮することになる。従って、たとえ基礎コンクリート2に左右幅の広い通路3を形成した場合であっても、非常に強度の高い本補強金具によりこの通路3箇所を良好に補強できる。
また、例えば、補強桟部20を、通路3の周囲に沿うような形状に構成することで、通路3を遮ることなく通路3を良好に補強できることになる。
また、補強桟部20が通路3を遮るような形状であっても良いが、通路3での通行や配管作業などを大きく妨げることのないように、例えば、補強桟部20が通路3の中央部分を避けた端部分に位置するような形状であることが好ましい。
また、例えば、補強桟部20を着脱自在に設けて、通路3使用時などの必要に応じて補強桟部20を取り外せるように構成しても良く、このように構成すると、通路3を遮るようにして通路3に架け渡される補強桟部20によって通路3箇所を極めて強固に補強できる構成としながら、必要に応じて補強桟部20を邪魔とならないように取り外せるので非常に実用的となる。
具体的には、例えば、横長形状の前記土台当接部12の両側に、この土台当接部12の下方に向けて前記基礎当接部11を突出させた形状に構成して、基礎当接部11を通路3の左右の前記基礎コンクリート2に止着固定すると共に土台当接部12を前記土台1に止着固定した際に、この基礎当接部11と土台当接部12とが通路3の上側を迂回するようにして固定されるように構成し、この両側の基礎当接部11間に架設状態にして前記補強桟部20を着脱自在に設ければ、本補強金具は基礎当接部11と土台当接部12とが通路3を迂回するようにして止着固定されるため、基礎コンクリート2と土台1とを確実に一体化しながら通路3を広く確保することができると共に、補強桟部20が強度不足の懸念の最も大きい基礎当接部11間の空間に設けられて本補強金具を確固に補強するため、極めて強固な通路3の補強効果を発揮することになり、その上、補強桟部20が通路3の出入の邪魔となるような場合には、この補強桟部20を取り外して通路を良好に確保できることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
住宅等木造建築物における基礎は、地面に下部を埋設した基礎コンクリート2の上部を地面より突設し、更にこの基礎コンクリート2の上面に木製等の土台1を載置すると共に、この土台1を基礎コンクリート2の上面より立設したボルト、ナット等の固定具(図示せず)により固定されている。
そして、床下工事においては基礎コンクリート2の側面をドリルなどを使用して通路3を形成しており、この通路3を作業員が通り床下に潜って作業を行っている。また、前記通路3は、作業員が移動し易いように通常基礎コンクリート2の上面側が開口するように形成(図面ではこの形態の通路3を採用している。)されるか、基礎コンクリート2上面寄りに孔状に形成される。
本実施例は、この床下工事において形成される前記通路3を、作業終了後や作業の途中に補強を行う基礎コンクリート補強金具に関するものである。
具体的には、前記通路3の左右の前記基礎コンクリート2位置に架け渡し状態で配設し得る長さ寸法を有し、長さ方向の両側に前記基礎コンクリート2の側面に当接して止着固定し得る基礎当接部11を備えると共に、この両側の基礎当接部11間に前記土台1の側面に当接して止着固定し得る土台当接部12を備えた補強金具体10と、この補強金具体10の前記両側の基礎当接部11間に架け渡し状態に配設し得る長さ寸法を有し、長さ方向の両側に前記各基礎当接部11に対し着脱自在に連結固定し得る連結部21を備えた補強桟部20との二つ金具部品から成る構成としている。
また、本実施例の補強金具体10は、図1に示すように、圧延鋼板等の偏平な板材により形成されるものであって、前記通路3を左右に架設する横長帯板状であって、前記土台1の側面に一方の板面が面当接する土台当接部12の両端部に、この夫々の両端部の外側斜め下方に向けて前記基礎コンクリート2の側面に一方の板面が面当接する基礎当接部11を一体的に連設突設した形状に形成している。
また、この基礎当接部11にこの基礎当接部11に直交して前記基礎コンクリート2に挿入固定するボルト等の第一固定具4が挿通可能な第一挿通孔13を設けている。
また、前記土台当接部12にこの土台当接部12に直交して前記土台1に挿入固定する第二固定具5,6の第二挿通孔14,15を設けている。そして、前記一方の第二固定具5はボルトであって、このボルトは補強金具体10の両側に設けられた一方の第二挿通孔14を形成するボルト挿通孔より土台1に挿入、固定されるようになっている。また、前記他方の第二固定具6はビスであって、このビスは補強金具体10の中央側(三箇所)に設けられた他方の第二挿通孔15を形成するビス挿通孔より土台1に挿入、固定されるようになっている。
また、土台当接部12と、この土台当接部12より外側斜め下方に設けられる基礎当接部11との内角部は、直角ではなく上方へ幅狭になるようなテーパ部等により傾斜部16が形成されている。尚、この傾斜部16は上方へ幅狭になるような円弧部によって形成してもよい。
尚、図中符号17は補強金具体10に凸所状に肉厚に形成したビードであって、基礎当接部11の当接側面の反対側面(図面においては正面側)及び土台当接部12の当接側面の反対側面(図面においては正面側)に形成され、基礎当接部11から土台当接部12まで左右対称形状に連続形成されて補強金具体10を補強している。尚、このビード17は、前記特許文献1の実施例で開示されているもののように、基礎当接部11から土台当接部12の中央付近まで延設する形状として、このビード17が形成されない平坦な中間部を介して左右一対形成する構成としても良い。
また、図4に示すように、第一挿通孔13の上端は、土台当接部12の横長な直線状の下縁12Lの延長線に対して距離Lが例えば30mm以上、好ましくは40mm以上に形成する。また、第二挿通孔14,15の下端は、土台当接部12の横長な直線状の下縁12Lの延長線に対して距離M,Nが例えば10mm以上に形成する。
また、本実施例の補強桟部20は、図1,図4に示すように前記補強金具体10の長さ寸法と略同等の長さ寸法、即ち前記両側の前記基礎当接部11間の幅寸法と同等の長さ寸法を有する横長帯板形状に形成している。
そして、この横長帯板形状の補強桟部20の両側に、前記基礎当接部11に連結固定する連結具7の連結孔22を設けて、この連結孔22を設けた両側部を基礎当接部11に重合連結固定するための連結部21とし、この補強桟部20の両側の連結部21を前記補強金具体10の両側の前記基礎当接部11に連結固定した際、補強桟部20が補強金具体10の前記土台当接部12と略平行関係で並設状態となるように構成している。
また、この連結孔22に対応させて、前記基礎当接部11の夫々の下縁部付近にも連結孔18を形成し、この補強桟部20の両側の連結部21を前記補強金具体10の両側の前記基礎当接部11に重合させて両側の基礎当接部11間に補強桟部20を架設状態に配設すると共に、連結孔22,18の位置を合わせ、この位置を合わせた連結孔22,18に連結具7として採用したボルト7A・ナット7Bのボルト7Aを挿通しナット7B止めすることで補強金具体10と補強桟部20とを締付連結固定する構成としているもので、この連結具7(ボルト7A・ナット7B)による締付固定状態を解除することで、補強金具体10より補強桟部20を取り外すことができるようにしている。
更に詳しくは、連結具7のボルト7Aは、前記第一固定具4と同様に前記基礎コンクリート2に挿入固定するもので、このボルト7Aとナット7Bによって補強金具体10に補強桟部20が連結固定されると共に、この連結具7によって前記基礎当接部11が強固に基礎コンクリート2側面に固定される構成としている。即ち、本実施例の連結具7は、基礎当接部11を基礎コンクリート2に止着固定する機能も兼ねるもので、この連結具7と前記第一固定具4とによって前記基礎当接部11が強固に基礎コンクリート2側面に固定される構成としているものである。
尚、この補強桟部20にも、前記補強金具体10と同様に補強用のビードを形成する構成としても良い。
次に、本実施例の具体的な使用方法をその作用を伴って説明する。
通路3の補強を行うときは、まず補強金具体10を通路3に架設させ、更に基礎当接部11を基礎コンクリート2の側面に当接すると共に、土台当接部12を土台1の側面に当接する。この際には、土台当接部12の下縁12Lを、土台1の下面、即ち土台1と基礎コンクリート2の境界に略沿うように補強金具体10を配置する。
そして、第一固定具5(ボルト)を第一挿通孔13を介して基礎コンクリート2に挿入してナット止めし補強金具体10と基礎コンクリート2を連結する。
更に、第二の一方及び他方の固定具5,6としてのボルト5、ビス6を第二の一方及び他方の挿通孔14,15を介して土台1に挿入して補強金具体10と土台1を連結する。
この結果、土台1は補強金具10を介して基礎コンクリート2と一体に連結されることとなる(図2参照。)。
次いで、この補強金具体10の両端部の前記基礎当接部11に、補強桟部20の両端部の連結部21を重合して連結孔18・22を位置合わせし、この位置合わせした連結孔18・22を介して連結具7としてのボルト7Aを基礎コンクリート2に挿入して連結し、このボルト7Aの挿入基端側にナット7Bを螺着して締付することにより、基礎当接部11間に架設状態に補強桟部20を連結固定する(図3,図4参照。)。
尚、基礎コンクリート2に挿入固定される連結具7を採用せずに、単に、基礎当接部11と補強桟部20とを連結するボルトやビスなどを連結具7として採用しても良い。また、この場合には、予め補強金具体10に補強桟部20を連結してある本補強金具を、上記のようにして通路3の上側周囲の基礎コンクリート2と土台1とに連結固定しても良い。
以上のように、本実施例では、床下工事の途中や工事後に前記基礎コンクリート2における通路3の左右の箇所を補強金具体10により連結すると共に、この補強金具体10で前記土台1も連結することにより、補強金具11によって基礎コンクリート3及び土台5が一体化されて、通路3の箇所における強度の低下を防ぐことができ、しかも、基礎当接部11間に架設状態にして固定する補強桟部20により補強金具体10が補強されるため、本補強金具は極めて強固な補強作用を発揮し、大きく開口して横幅が広いような通路3の補強用としても非常に有効な補強金具となる。即ち、横方向に長く設計される補強金具に特に有効な構成である。
また、補強金具体10は、前記土台当接部12の両側の外側斜め下方に前記基礎当接部11を設けた形状のため、この補強金具体10は通路3を避けて迂回するように配置されて、通路3が著しく狭まるようなことがなくなる。
また、補強桟部20が通路3使用の邪魔になる場合には、単にナット7Bの締付を解除(ナット7Bを取り外し)することで、補強桟部20を補強金具体10から取り外すことができる。
また、補強金具体10の両側に基礎当接部11を下方に向けて設けると共に、土台当接部12と基礎当接部11との内角に上方へ幅狭となるような傾斜部16を形成したことにより、前記内角に局部応力が発生しにくく、また通路3を通る作業員が内角に引っ掛かるようなことはなく、安心して使用することができる。
しかも、第一挿通孔13の中心位置は、土台当接部12の横長な下縁12L、即ち基礎コンクリート2上面の下方側距離Lが30mm以上、好ましくは40mm以上に形成されることで、基礎コンクリート2の強度低下を防止できる。また、第二挿通孔14,15の下端は、土台当接部12の横長な直線状の下縁12Lの延長線に対して距離M,Nが例えば10mm以上に形成することで土台1と補強金具体10との連結強度を確保することができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
また、本実施例の補強金具体10は、一枚の板材で成る構成を採用した場合を示したが、前記特許文献1の実施例で開示されているような、複数の部品から成る構成を採用しても良い。
本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例の補強金具体を基礎コンクリートと土台とに止着固定した状態を示す説明斜視図である。 本実施例の使用状態(図2の状態から、両側の基礎当接部に補強桟部を連結固定した状態)を示す説明斜視図である。 図3の正面図である。
符号の説明
1 土台
2 基礎コンクリート
3 通路
4 第一固定具
5 第二固定具
6 第二固定具
7 連結具
11 基礎当接部
12 土台当接部
13 第一挿通孔
14 第二挿通孔
15 第二挿通孔
20 補強桟部
22 連結孔

Claims (4)

  1. 土台を載置した基礎コンクリートの一部を破損し通路を形成して行う床下工事における前記通路を補強するものであって、前記通路の左右の前記基礎コンクリートに当接して止着固定する基礎当接部と、前記土台に当接して止着固定する土台当接部とを備えた床下工事における基礎コンクリート補強金具において、横長形状の前記土台当接部の両外側端部に、この土台当接部の下方に向けて前記基礎当接部を突出させた形状に構成して、基礎当接部を通路の左右の前記基礎コンクリートに止着固定すると共に土台当接部を前記土台に止着固定した際に、この基礎当接部と土台当接部とが通路の上側を迂回するようにして固定されるように構成し、この土台当接部の両外側端部から下方へ向けて突出して前記通路の左右の基礎コンクリートに止着固定する前記基礎当接部間に架設状態に補強桟部を設けたことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具。
  2. 横長形状の前記土台当接部の両側に、この土台当接部の下方に向けて前記基礎当接部を突出させた形状に構成して、基礎当接部を通路の左右の前記基礎コンクリートに止着固定すると共に土台当接部を前記土台に止着固定した際に、この基礎当接部と土台当接部とが通路の上側を迂回するようにして固定されるように構成し、この両側の基礎当接部間に架設状態にして前記補強桟部を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具。
  3. 前記補強桟部は、連結具により前記両側の基礎当接部に着脱自在に締付固定し得るように構成したことを特徴とする請求項2記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具。
  4. 前記両側の基礎当接部に、前記基礎コンクリートに挿入固定する第一固定具を挿通する第一挿通孔を設け、前記土台当接部に、前記土台に挿入固定する第二固定具を挿通する第二挿通孔を設け、前記補強桟部の両側部と前記各基礎当接部とに、この補強桟部と基礎当接部とを着脱自在に締付固定する連結具を挿通する連結孔を設けたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具。
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