JP4205126B2 - 床下工事における基礎コンクリート補強金具 - Google Patents

床下工事における基礎コンクリート補強金具 Download PDF

Info

Publication number
JP4205126B2
JP4205126B2 JP2006295977A JP2006295977A JP4205126B2 JP 4205126 B2 JP4205126 B2 JP 4205126B2 JP 2006295977 A JP2006295977 A JP 2006295977A JP 2006295977 A JP2006295977 A JP 2006295977A JP 4205126 B2 JP4205126 B2 JP 4205126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
abutting portion
foundation concrete
base
metal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006295977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007040103A (ja
Inventor
昭一 後藤
Original Assignee
三共消毒株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三共消毒株式会社 filed Critical 三共消毒株式会社
Priority to JP2006295977A priority Critical patent/JP4205126B2/ja
Publication of JP2007040103A publication Critical patent/JP2007040103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205126B2 publication Critical patent/JP4205126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、床下工事における基礎コンクリート補強金具に関するものである。
従来、木造建築物は基礎コンクリート上に土台を載置し、この土台上に柱を立設するなどしている。
このような木造建築物の床下工事、例えば既設木造建築物における白蟻駆除工事やガスや水道の配管工事、電気配線工事などにおいては、基礎コンクリートで囲まれた箇所を移動したり、これらの箇所を通して配管、配線するという各種の工事を行う。このように移動や配管、配線の際には基礎コンクリートが邪魔になるので、基礎コンクリートをドリルなどを利用してその一部を破損して人が出入りできる程度の大きさや、配管や配線できる程度の通路を形成している。
特開平10−25832号公報
床下工事の途中や終了後においては、強度的に低下した破損した箇所を復帰する必要があるが、床下の狭い箇所での復帰工事となるので、破損箇所にコンクリートを充填するなどのコンクリート工事などを行いにくいという問題がある。
このような問題を解決する一手段として、例えば前記床下工事の途中や工事後に前記基礎コンクリートにおける前記破損した通路の左右の箇所を補強金具により連結することにより基礎コンクリートの補強を図ることが考えられる。
しかしながら、このような補強方法においては、本来、木造建築物の基礎においては基礎コンクリートと土台とを固定することにより強度を確保することができるものであり、前記通路の左右の箇所を補強金具により連結するものにおいては、土台を連結していないので補強強度に劣るという問題を有する。
そこで、本発明は、土台を載置した基礎コンクリートの一部を破損して作業員や配管、配線の通路を形成して行う床下工事後において、前記通路箇所の補強を図る床下工事における基礎コンクリート補強金具を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
請求項1の発明は、土台5を載置した基礎コンクリート3の一部を破損し通路7を形成して行う床下工事における前記通路7を補強する補強金具11であって、この補強金具11は、前記通路7の左右の前記基礎コンクリート3箇所に当接する板状の第1の当て部13と、前記土台5に当接する板状の第2の当て部17とを有する板材で構成すると共に、この第1の当て部13と第2の当て部17とを有する板材を曲った形状に形成することにより、前記第2の当て部17の外側の下方に前記第1の当て部13が配される形状に構成して、この第2の当て部17を土台5に当接すると共に、第1の当て部13を基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所に当接すると、この補強金具11が通路7を避けて迂回するようにして配置されるように構成し、前記第2の当て部17に前記土台5に挿入する第2の固定具18,19の第2の挿入孔20,21を設けて、この第2の固定具18・19により第2の当て部17を土台5に当接して固定し得るように構成し、前記第1の当て部13に前記基礎コンクリート3に挿入する第1の固定具14の第1の挿入孔15を設けて、この第1の固定具14により第1の当て部13を基礎コンクリート3における前記通路7の左右箇所に当接して固定し得るように構成したことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具である。
請求項2の発明は、土台5を載置した基礎コンクリート3の一部を破損することにより、人が出入りしたり、配管や配線できる大きさの通路7を形成して行う床下工事における前記通路7を補強する補強金具11であって、前記補強金具11は、前記土台5に当接する板状の第2の当て部17の外側の斜め下方に、前記通路7の左右の前記基礎コンクリート3箇所に当接する板状の第1の当て部13を設けた構成として、第2の当て部17を土台5に当接すると共に、第1の当て部13を基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所に当接すると、この補強金具11が通路7を狭めずに通路7を避けて迂回するようにして配置されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具である。
請求項の発明は、前記補強金具11にビード22を形成すると共に、このビード22は前記第1の当て部13から前記第2の当て部17まで延設する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具である。
請求項1,請求項2の発明によれば、補強金具により土台と基礎コンクリートにおける通路の左右の箇所とを連結するので、床下工事施工においては、補強金具によって土台及び基礎コンクリートが一体化されて、通路の箇所における強度の低下を防ぐことができる。
また、補強金具が通路を避けて迂回するようにして配置されるように構成したため、通路が著しく狭くなるようなことがなくなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
本実施例は、土台5を載置した基礎コンクリート3の一部を破損し通路7を形成して行う床下工事における前記通路7を補強する補強金具11であって、この補強金具11は、前記通路7を左右に架設する補強金具本体12の両側に前記基礎コンクリート3に当接して固定する第1の当て部13を設けると共に、この補強金具本体12に前記土台5に当接して固定する第2の当て部17を設け、この第2の当て部17を設けた横長な前記補強金具本体12の両外側の下方に前記第1の当て部13を設けた構成として、第1の当て部13を前記基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所に当接して連結すると共に、前記第2の当て部17を前記土台5に当接して固定すると、補強金具本体12が通路7を避けて迂回するようにして配置されるように構成したことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具である。
また、前記補強金具本体12と、この補強金具本体12の両外側の下方に設けられる前記第1の当て部13との内角部を、上方へ幅狭となるような傾斜部16に形成したことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具である。
図1及び図2は実施例1を示しており、住宅等木造建築物における基礎1は、地面2に下部を埋設した基礎コンクリート3の上部を地面2より突設し、さらにこの基礎コンクリート3の上面4に木製等の土台5を載置すると共に、該土台5を基礎コンクリート3の上面4より立設したボルト、ナット等の固定具(図示せず)により固定している。
そして、床下工事においては基礎コンクリート3の側面6をドリルなどを使用して通路7を形成しており、この通路7を作業員が通ることで作業を行っている。前記通路7は、作業員が移動し易いように通常基礎コンクリート3の上面4側を開口部8として形成されるか、上面4寄りに孔状に形成される。
作業終了後や作業の途中に前記通路7の補強を行う補強金具11は、圧延鋼板等の偏平な板材により形成されるものであって、前記通路7を左右に架設する横長な補強金具本体12の両側の外側斜め下方に前記基礎コンクリート3の側面6に面状に当接する第1の当て部13をそれぞれ設けると共に、該第1の当て部13に前記第1の当て部13に直交して前記基礎コンクリート3に挿入するボルト等第1の固定具14が挿入する第1の挿入孔15を設けている。また、補強金具本体12と、この補強金具本体12より外側斜め下方に設けられる第1の当て部13との内角部は、直角ではなく上方へ幅狭になるようなテーパ部等により傾斜部16が形成されている。尚、この傾斜部16は上方へ幅狭になるような円弧部によって形成してもよい。さらに前記補強金具本体12の左右両側には前記土台5の側面9に面状に当接する第2の当て部17を設けると共に、該第2の当て部17に前記土台5に挿入する第2の固定具18,19の第2の挿入孔20,21を設けている。前記第2の当て部17は補強金具本体12の側面の全面によって形成されており。そして前記一方の第2の固定具18はボルトであって、このボルトは補強金具本体12の両側に設けられた一方の第2の挿入孔20を形成するボルト挿入孔より土台5に挿入、固定されるようになっている。また前記他方の第2の固定具19はビスであって、このビスは補強金具本体12の中央側に設けられた他方の第2の挿入孔21を形成するビス挿入孔より土台5に挿入、固定されるようになっている。
尚、図中22は補強金具に凸所状に肉厚に形成したビードであって、第1の当て部13の反対面(図1においては正面側)及び第2の当て部17の反対面(図1においては正面側)に形成され、第1の当て部13から第2の当て部17の中央付近まで延設して、ビード22が形成されない平坦な中間部23を介して左右一対形成されている。尚、ビード22は中間部23をなくして左右一対連続して形成してもよい。
また、第1の挿入孔15の上端は、第2の当て部17の横長な直線状の下縁17Lの延長線に対して距離Lが例えば30mm以上、好ましくは40mm以上に形成する。また、第2の挿入孔20,21の下端は、第2の当て部17の横長な直線状の下縁17Lの延長線に対して距離M,Nが例えば10mm以上に形成する。
次に前記構成についてその作用を説明する。通路7の補強を行うときは、まず補強金具本体12を通路7に架設させ、さらに第1の当て部13を基礎コンクリート3の側面6に当接すると共に、第2の当て部17を土台5の側面9に当接する。この際には、第2の当て部17の下縁17Lを、土台5の下面、すなわち土台5と基礎コンクリート3の境界にほぼ沿うように補強金具11を配置する。そして、第1の固定具14を第1の挿入孔15を介して基礎コンクリート3に挿入して補強金具11と基礎コンクリート3を連結する。さらに、第2の一方及び他方の固定具18,19としてのボルト、ビスを第2の一方及び他方の挿入孔20,21を介して土台5に挿入して補強金具11と土台5を連結する。この結果、土台5は補強金具11を介して基礎コンクリート3と一体に連結されることとなる。
以上のように、前記実施例では、前記床下工事の途中や工事後に前記基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を補強金具11により連結すると共に、該補強金具11は前記土台5を連結することにより、補強金具11により基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を連結すると共に、該補強金具11により前記土台5を連結して、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができる。
さらに、前記通路7を左右に架設する補強金具本体12の両側に前記基礎コンクリート3の側面6に当接する第1の当て部13を設けると共に、該第1の当て部13に前記基礎コンクリート3に挿入する第1の固定具14の第1の挿入孔15を設け、前記補強金具本体12に前記土台5の側面9に当接する第2の当て部17を設けると共に、該第2の当て部17に前記土台5に挿入する第2の固定具18,19の第2の挿入孔20,21を設けたことにより、第1の挿入孔15を介して第1の固定具14を基礎コンクリート3に挿入、固定すると共に、第2の挿入孔20,21を介して第2の固定具18,19を土台5に挿入して、補強金具11によって基礎コンクリート3及び土台5が一体化されて、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができる。
また、前記第2の当て部17及び第2の挿入孔20,21を設けた横長な補強金具本体12の両側の外側斜め下方に前記第1の当て部13を設けたものであり、補強金具本体12は通路7を避けて迂回するようにして配置されて、通路7が著しく狭まるようなことがなくなる。
さらに、補強金具本体12の両側に第1の当て部13を下方に設けると共に、これら補強金具本体12と第1の当て部13との内角に上方へ幅狭となるような傾斜部16を形成したことにより、前記内角に局部応力が発生しにくく、また通路7を通る作業員が内角に引っ掛かるようなことはなく、安心して使用することができる。
しかも、第1の挿入孔15の中心位置は、第2の当て部17の横長な下縁17L、すなわち上面4の下方側距離Lが30mm以上、好ましくは40mm以上に形成されることで、基礎コンクリート3の強度低下を防止できる。また、第2の挿入孔20,21の下端は、第2の当て部17の横長な直線状の下縁17Lの延長線に対して距離M,Nが例えば10mm以上に形成することで土台5と補強金具本体12との連結強度を確保することができる。
図3,4は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。第2実施形態では、横長な補強金具本体12の両側の下方に第1の当て部13'を設けたものである。そして、補強金具本体12と第2の当て部17との内角は上方へ次第に幅狭となるように傾斜部16が形成している。
したがって、通路7の補強を行うときは、まず補強金具本体12を通路7に架設させ、さらに第1の当て部13'を基礎コンクリート3の側面6に当接すると共に、第2の当て部17を土台5の側面9に当接する。さらに、第2の一方及び他方の固定具18,19としてのボルト、ビスを第2の一方及び他方の挿入孔20,21を介して土台5に挿入、固定して補強金具11と土台5を連結する。
以上のように、前記実施形態では、補強金具11により基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を連結すると共に、該補強金具11により前記土台5を連結して、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができる等の他に、前記第2の当て部17及び第2の挿入孔20,21を設けた横長な補強金具本体12の両側の下方に前記第1の当て部13'を設けたものであり、補強金具本体12は通路7を避けて迂回するようにして配置されて、通路7が著しく狭まるようなことがなくなる。
図5は実施例3を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。図5に示すように、実施例3では第1の当て部13の内側、すなわち内角側の下方に延長当て部24を第1の当て部13より幅狭く設けて、該延長当て部24を通路7にさらに沿って配置することができるようにしたものである。
このように、第1の当て部13にさらに通路7に沿うように配置する延長当て部24を設けることで、連結強度を向上させるようにしてもよい。
図6,7は実施例4を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。作業終了後や作業の途中に通路7の補強を行う補強金具11Aは、圧延鋼板等の偏平な板材により形成されるものであって、前記通路7を左右に架設する横長な補強金具本体12Aと、その両側の外側斜め下方に前記基礎コンクリート3の側面6に面状に当接する第1の当て部13Aを別体にそれぞれ設ける。前記第1の当て部13Aに前記第1の当て部13Aに直交して前記基礎コンクリート3に挿入するボルト等第1の固定具14が挿入する第1の挿入孔15を設けている。また、補強金具本体12Aと、この補強金具本体12Aより外側斜め下方に設けられる第1の当て部13Aとの内角部は、直角ではなく上方へ幅狭になるようなテーパ部等により傾斜部16が形成されている。さらに前記補強金具本体12Aの左右両側には前記土台5の側面9に面状に当接する第2の当て部17Aを設けると共に、該第2の当て部17Aに前記土台5に挿入する第2の固定具18の第2の挿入孔20を設けている。第2の固定具18はボルト等の軸状体によって形成されている。前記第2の当て部17Aは補強金具本体12Aの側面の全面によって形成されており。そして前記一方の第2の固定具18は補強金具本体12Aの両側に設けられた一方の第2の挿入孔20より土台5に挿入、固定されるようになっている。
そして、第2の当て部17Aの上部には前記第2の挿入孔20に対向するように、連結用孔31が形成されている。そして、連結用孔31は第1の当て部13Aの上部に補強金具本体12A側に向かって形成された延長部32に設けられている。また第2の挿入孔20と連結用孔31とが同軸状になるように第1の当て部13Aの上部と補強金具本体12Aとを土台5の側面9に当接するものであって、側面9に補強金具本体12Aの端部側が重なり、この補強金具本体12Aの端部側に第1の当て部13Aの延長部32が重なって重ね合わせ部を形成し、そして重ね合わせ部の外側よりボルトからなる第2の固定具18が外側より連結用孔31、第2の挿入孔20を通して側面9に螺着して固定しているものである。この結果、土台5は補強金具11Aを介して基礎コンクリート3と一体に連結されることとなる。
以上のように、前記実施例では、補強金具11Aは、補強金具本体12Aや一対の第1の当て部13Aのように3つの部品を連結して一体化するものであるので、床下での搬入作業や取り付け作業を容易に行うことができる。また前記床下工事の途中や工事後に前記基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を補強金具11Aにより連結すると共に、該補強金具11Aは前記土台5を連結することにより、補強金具11Aにより基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を連結すると共に、該補強金具11Aにより前記土台5を連結して、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができる。
さらに、前記補強金具11Aは、前記補強金具本体12Aと、前記第1の当て部13Aを別体に形成すると共に、これらを一体に連結することにより、床下に搬入する部品を小さくして持ち込みでき、連結作業を簡単に行なうことができる。また、補強金具本体12Aと前記第1の当て部13Aとの連結手段は、前記補強金具本体12Aと第1の当て部13Aとの重ね合せ部に挿入するボルト等軸状体の第2の固定具18であるので、補強金具本体12Aと第1の当て部13Aを簡単に固定することができる。しかも、前記軸状体からなる第2の固定具18により土台5に固定し、さらに補強金具本体12Aと第1の当て部13Aとを連結固定挿入ことで部品点数を少なくすることができる。
図8,9は実施例5を示しており、前記実施例1,4と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例5では、第1の当て部13Bのほぼ真上に前記第2の挿入孔20に対向するように、連結用孔31が形成されている。また第2の挿入孔20と連結用孔31とが同軸状になるように第1の当て部13Bの上部と補強金具本体12Bとを土台5の側面9に当接するものであって、側面9に補強金具本体12Bの端部側が重なり、この補強金具本体12Bの端部側に第1の当て部13Bの上部が重なり、そして第2の固定具18を連結用孔31、第2の挿入孔20を通して側面9に螺着して固定し、土台5は補強金具11Bを介して基礎コンクリート3と一体に連結されることとなる。
以上のように、前記実施例では、補強金具11Bは、補強金具本体12Bや一対の第1の当て部13Bのように3つの部品を連結して一体化するものであるので、床下での搬入作業や取り付け作業を容易に行うことができる。また補強金具11Bにより基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を連結すると共に、該補強金具11Bにより前記土台5を連結して、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができることや、前記補強金具11Bは、前記補強金具本体12Bと、前記第1の当て部13Bを別体に形成すると共に、これらを一体に連結することにより、床下に搬入する部品を小さくして持ち込みでき、連結作業を簡単に行うことができる等の効果を有する。
図10,11は実施例6を示しており、前記実施例1,4と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例6では、第1の当て部13Cのほぼ真上に前記第2の挿入孔20に対向するように、連結用孔31が形成されていると共に、下部の左右に第1の挿入孔15をそれぞれ設けたものである。また第2の挿入孔20と連結用孔31とが同軸状になるように第1の当て部13Cの上部と補強金具本体12Cとを土台5の側面9に当接するものであって、側面9に補強金具本体12Cの端部側が重なり、この補強金具本体12Cの端部側に第1の当て部13Cの上部が重なり、そして第2の固定具18を連結用孔31、第2の挿入孔20を通して側面9に螺着して固定し、土台5は補強金具11Cを介して基礎コンクリート3と一体に連結されることとなる。
以上のように、前記実施例では、補強金具11Cにより基礎コンクリート3における前記通路7の左右の箇所を連結すると共に、該補強金具11Cにより前記土台5を連結して、通路7の箇所における強度の低下を防ぐことができることや、前記補強金具11Cは、前記補強金具本体12Cと、前記第1の当て部13Cを別体に形成すると共に、これらを一体に連結することにより、床下に搬入する部品を小さくして持ち込みでき、連結作業を簡単に行なうことができる等の効果を有する。
以上のように本発明にかかる床下工事における基礎コンクリート補強金具は、住宅等木造建築物等の他にも各種用途にも適用できる。
本発明の実施例1を示す正面図である。 本発明の実施例1を示す平面図である。 本発明の実施例2を示す正面図である。 本発明の実施例2を示す平面図である。 本発明の実施例3を示す正面図である。 本発明の実施例4を示す分解正面図である。 本発明の実施例4を示す正面図である。 本発明の実施例5を示す分解正面図である。 本発明の実施例5を示す正面図である。 本発明の実施例6を示す分解正面図である。 本発明の実施例6を示す正面図である。
符号の説明
3 基礎コンクリート
5 土台
7 通路
11 補強金具
12 補強金具本体
13 第1の当て部
14 第1の固定具
15 第1の挿入孔
16 傾斜部
17 第2の当て部
18,19 第2の固定具
20,21 第2の挿入孔
22 ビード

Claims (3)

  1. 土台を載置した基礎コンクリートの一部を破損し通路を形成して行う床下工事における前記通路を補強する補強金具であって、この補強金具は、前記通路の左右の前記基礎コンクリート箇所に当接する板状の第1の当て部と、前記土台に当接する板状の第2の当て部とを有する板材で構成すると共に、この第1の当て部と第2の当て部とを有する板材を曲った形状に形成することにより、前記第2の当て部の外側の下方に前記第1の当て部が配される形状に構成して、この第2の当て部を土台に当接すると共に、第1の当て部を基礎コンクリートにおける前記通路の左右の箇所に当接すると、この補強金具が通路を避けて迂回するようにして配置されるように構成し、前記第2の当て部に前記土台に挿入する第2の固定具の第2の挿入孔を設けて、この第2の固定具により第2の当て部を土台に当接して固定し得るように構成し、前記第1の当て部に前記基礎コンクリートに挿入する第1の固定具の第1の挿入孔を設けて、この第1の固定具により第1の当て部を基礎コンクリートにおける前記通路の左右箇所に当接して固定し得るように構成したことを特徴とする床下工事における基礎コンクリート補強金具。
  2. 土台を載置した基礎コンクリートの一部を破損することにより、人が出入りしたり、配管や配線できる大きさの通路を形成して行う床下工事における前記通路を補強する補強金具であって、前記補強金具は、前記土台に当接する板状の第2の当て部の外側の斜め下方に、前記通路の左右の前記基礎コンクリート箇所に当接する板状の第1の当て部を設けた構成として、第2の当て部を土台に当接すると共に、第1の当て部を基礎コンクリートにおける前記通路の左右の箇所に当接すると、この補強金具が通路を狭めずに通路を避けて迂回するようにして配置されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具。
  3. 前記補強金具にビードを形成すると共に、このビードは前記第1の当て部から前記第2の当て部まで延設する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の床下工事における基礎コンクリート補強金具。
JP2006295977A 2003-03-07 2006-10-31 床下工事における基礎コンクリート補強金具 Expired - Lifetime JP4205126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006295977A JP4205126B2 (ja) 2003-03-07 2006-10-31 床下工事における基礎コンクリート補強金具

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003061982 2003-03-07
JP2006295977A JP4205126B2 (ja) 2003-03-07 2006-10-31 床下工事における基礎コンクリート補強金具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002420A Division JP4332896B2 (ja) 2003-03-07 2004-01-07 基礎コンクリート補強方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007040103A JP2007040103A (ja) 2007-02-15
JP4205126B2 true JP4205126B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=37798340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006295977A Expired - Lifetime JP4205126B2 (ja) 2003-03-07 2006-10-31 床下工事における基礎コンクリート補強金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4205126B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5091076B2 (ja) * 2008-09-30 2012-12-05 株式会社アサンテ 基礎コンクリートの補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007040103A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4546915B2 (ja) 木造建築用連結金物
JP4663439B2 (ja) 野縁受及び野縁の連結補強具並びに天井下地補強施工方法
JP2004043135A (ja) エレベータのガイドレール固定装置
JP4205126B2 (ja) 床下工事における基礎コンクリート補強金具
KR20090079167A (ko) 강관 폴의 접합 구조 및 이것에 의해 접합된 강관 폴
US20030126824A1 (en) Plumbing and conduit protector plate
JP4332896B2 (ja) 基礎コンクリート補強方法
KR20070090736A (ko) 커튼월 고정장치
JP4327176B2 (ja) 床下工事における基礎コンクリート補強金具
JP4884269B2 (ja) プレキャストコンクリート製の腰壁の取付け方法
KR100865991B1 (ko) 비계파이프 설치용 클램프
JP2010106612A (ja) 扁平柱と梁との接合部構造
JP2003176601A (ja) 梁の補強構造
JP5430483B2 (ja) 連結金具
JP4663683B2 (ja) 基礎補強金具
KR20190126549A (ko) 철근 고정구
JP4387156B2 (ja) 木造建築部材の連結金具
JP4202242B2 (ja) 木造建築部材の連結金具
TWI758166B (zh) 建築結構體、立板組件及其固定件
JP2009249840A (ja) 両面パネル外壁の水切り取付構造
JP4506631B2 (ja) 安全帯取付具構造
JPH1060997A (ja) 壁パネルの取付構造
AU2009101214A4 (en) Connection Bracket and Method
JP2009287347A (ja) 基礎補強金具
JP2023135415A (ja) 壁パネルの取付部材、取付構造体、建物および壁パネルの取付工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4205126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313632

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term