JP2006161529A - 基礎の補修工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ひびや折れが入ったり傾いたようなコンクリート基礎をそのままの状態で補強することにより、次なる地震に対する基礎の強度保持が十分に確保でき、倒れが僅かであったり住むのに支障がないような状態の建物を生かすことができる基礎の補修工法を提供する。
【解決手段】コンクリート基礎1の内外両面にチャンネル3と4を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎1を貫通するボルト5によって両側のチャンネル3と4を締結し、前記基礎1を挟む両側に、下端を外側のチャンネル3に結合した外部連結板11と下端を内側のチャンネル4に結合した内部連結板12の上部を土台2と壁13を貫通するボルト14で締結する。
【選択図】図1

Description

この発明は、経年による劣化や地震等により基礎にひびや折れが入ったり、地盤の変動により基礎が傾いたような場合に、基礎をそのまま利用して建物の再生を可能とした基礎の補修工法に関する。
上記のように、建物のコンクリート基礎にひびや折れが入ったり傾いたような場合において、土台を介して建物の倒れが僅かであったり、また、間接的に建物に支障がないよう状態でも、次なる地震に対して極めて危険とされることになる。
従来、基礎の修理は、強度のあるケミカルセメントでひびや折れが入った部分を補強するか、欠損部分に補強用の金属板をあてがって補強する方法が採られている。
しかしながら、ケミカルセメントや金属板による部分的な補強は、次なる地震に対する基礎の強度保持の視点から必ずしも万全とはいい難く、このため、大半は、抜本的に建物を撤去して基礎と共に建物を再構築しているのが現状であり、多大な経済的負担が生じることになるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、ひびや折れが入ったり傾いたようなコンクリート基礎をそのままの状態で補強することにより、次なる地震に対する基礎の強度保持が十分に確保でき、倒れが僅かであったり住むのに支障がないような状態の建物を生かすことができ、少ない経費で建物の再使用を可能にすることができる基礎の補修工法を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、コンクリート基礎の内外両面に鋼材を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎を貫通するボルトによって両側の鋼材を締結し、前記基礎を挟む両側に、下端を外側鋼材に結合した外部連結板と下端を内側鋼材に結合した内部連結板を、その上部で土台と壁を挟むように配置し、この外部連結板と内部連結板の上部を土台と壁を貫通するボルトで締結する構成を採用したものである。
請求項2の発明は、コンクリート基礎の内外両面に鋼材を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎を貫通するボルトによって両側の鋼材を締結し、前記基礎を挟む両側に、下端を外側鋼材に結合した外部連結板と下端を内側鋼材に結合した内部連結板を配置し、前記外部連結板の上端部に設けた屈曲板を壁の長方形の孔から挿入して土台上に位置させ、この外部連結板の屈曲板と内部連結板の上端部をボルトで締結する構成を採用したものである。
ここで、鋼材にはチャンネルを用い、基礎の内外周面に総合水平線を墨だしによって表示し、この総合水平線に沿ってチャンネルを内外に配置し、内外のチャンネルで基礎を挟み付けるように基礎を貫通するボルトで締結する。
上記したチャンネルにおいて、外側のチャンネルは基礎のコーナ部分において両端をL型の当て板で結合し、また、内側のチャンネルは、床の構造に合わせて分割したものを用いるようになっている。
この発明によると、コンクリート基礎の内外両面に鋼材を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎を貫通するボルトによって両側の鋼材を締結したので、コンクリート基礎を内外両面から構造材で挟み込むことで、ひびや折れが入ったり傾いたようなコンクリート基礎をそのままの状態で補強するができ、次なる地震に対する基礎の強度保持が十分に確保でき、倒れが僅かであったり住むのに支障がないような状態の建物を生かすことができ、少ない経費で建物の再使用を可能にすることができる。
また、基礎を挟む両側に、下端を外側鋼材に結合した外部連結板と下端を内側鋼材に結合した内部連結板を、その上部で土台と壁を挟むように配置し、この外部連結板と内部連結板の上部を、土台を貫通するボルト、もしくは、土台の上部で締結することにより、基礎に対して土台を固定化することができ、建物の耐震性を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至図4は、この発明に係る基礎の補修工法における第1の実施の形態を示し、図2のように、コンクリート基礎1(以下単に基礎という)に経年による劣化や地震等によりひびや折れが入った状態において、この基礎1上に固定されている建物の土台2にも基礎1の変動に伴う折れ曲がりが生じることになり、このような基礎1及び土台2の欠損部分や折れが入った部分を補修する必要がある。
先ず、基礎1の外周面と内周面に総合水平線を求めて墨出しによって表示し、この総合水平線に沿って基礎1の外面と内面に鋼材、例えばチャンネル3と4を沿わせ、内外のチャンネル3と4をボルト5で締結する。
上記基礎1の折れは、下部が欠損した場合と上部が欠損した場合があり、下部の欠損6の場合は、基礎1の下に空洞ができ、この空洞と欠損6の部分にはセメントを注入して埋めることにより、新基礎7を形成することができる。なお、下部の欠損6によって基礎1の上面が下がっているようなときは、土台2をジャッキアップして水平に戻し、基礎1と土台2の間にセメント等の適宜詰め物をかますようにする。
また、上部の欠損8によって基礎1の上面に生じた盛り上がりは、図3のように、これをハツルことによって平面にし、平面より下がった部分と基礎1の欠損部分はセメント9を注入して埋めるようにする。
上記のような基礎1の補修やジャッキアップは、水平に固定した内外のチャンネル3や4を基準に水平出しを行って実施する。
上記基礎1と内外のチャンネル3と4には、ボルト5の挿通孔を予め穿設けしておき、基礎1を貫通させたボルト5で内外のチャンネル3と4を締結することにより、内外のチャンネル3と4で基礎1を挟み込み、これによって内外のチャンネル3と4の固定化で基礎1を補強することができ、ひびや折れが入ったり傾いたような基礎1でも安定化しているので、そのままの状態で補強することができ、次なる地震に対する基礎1の強度保持が十分に確保でき、倒れが僅かであったり住むのに支障がないような状態の建物を生かすことができ、少ない経費で建物の再使用を可能にすることができる。
なお、外側のチャンネル3は、内側のチャンネル4よりも断面形状の大きなもので、基礎1の両側コーナ間に連続した一本ものを用い、図4のように、基礎1のコーナ部分において隣接するチャンネル3の両端をL型の当て板10を用いてボルトで結合し、外側のチャンネル3で基礎1の外周を連続して囲むようにする。
また、内側のチャンネル4は、なるべく長いものを用いるのが好ましいが、床下の構造に合わせて分割したものを用いるようになっている。
上記基礎1を挟む内外両側に、下端を外側のチャンネル3にボルトで結合した外部連結板11と、下端を内側のチャンネル4にボルトで結合した内部連結板12を、その上部で土台2と壁13を挟むように配置し、この外部連結板11と内部連結板12の上部を土台2と壁13を貫通するボルト14で締結する。
このようにして、基礎1の長さ方向に所定間隔で、外部連結板11と内部連結板12を用い、基礎1に土台2を結合するようにすれば、チャンネル3と4で補強された基礎1に土台2が一体化し、建物の耐震強度を向上させることができる。
図5と図6は、この発明に係る基礎の補修工法における第2の実施の形態を示し、外部連結板11と内部連結板12の結合構造が第1の実施の形態と相違している。
この第2の実施の形態における外部連結板11は、下端部に設けたチャンネル3のフランジに対する外嵌折り曲げ部15をボルトでチャンネル3に固定し、上端部に設けた屈曲板16を壁13の長方形の薄い孔17から挿入して土台2上に位置させるようになっている。
また、内部連結板12は下端部を内側のチャンネル4にボルトで固定し、その上端部に設けた屈曲片18を外部連結板11の屈曲板16に重ねてボルトで締結するようになっている。なお、外部連結板11の屈曲板16は土台に対して、通しねじや釘19等を用いて固定するようにしてもよい。
この第2の実施の形態においても、基礎1に土台2を結合するようにすれば、チャンネル3と4で補強された基礎1に土台2が一体化し、建物の耐震強度を向上させることができる。
基礎の補修工法における第1の実施の形態を示す施工状態の斜視図 基礎にチャンネルを取付けた状態を示す斜視図 基礎のハツリ後の処理と土台の関係を示す正面図 基礎のコーナにおける外側チャンネルの接続構造を示す斜視図 基礎の補修工法における第2の実施の形態を示す施工状態の斜視図 同上の縦断面図
符号の説明
1 基礎
2 土台
3 チャンネル
4 チャンネル
5 ボルト
6 欠損
7 新基礎
8 欠損
9 セメント
10 当て板
11 外部連結板
12 内部連結板
13 壁
14 ボルト
15 外嵌折り曲げ部
16 屈曲板
17 孔
18 屈曲片
19 釘

Claims (2)

  1. コンクリート基礎の内外両面に鋼材を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎を貫通するボルトによって両側の鋼材を締結し、前記基礎を挟む両側に、下端を外側鋼材に結合した外部連結板と下端を内側鋼材に結合した内部連結板を、その上部で土台と壁を挟むように配置し、この外部連結板と内部連結板の上部を土台と壁を貫通するボルトで締結することを特徴とする基礎の補修工法。
  2. コンクリート基礎の内外両面に鋼材を水平の配置で沿わせ、このコンクリート基礎を貫通するボルトによって両側の鋼材を締結し、前記基礎を挟む両側に、下端を外側鋼材に結合した外部連結板と下端を内部連結板に結合した内部連結板を配置し、前記外部連結板の上端部に設けた屈曲板を壁の孔から土台上に位置させ、この外部連結板の屈曲板と内部連結板の上端部をボルトで締結することを特徴とする基礎の補修工法。
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