JP4662009B2 - 希土類永久磁石の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は希土類元素R、遷移金属元素T、ホウ素Bを主成分とする希土類永久磁石の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
R−Fe−B系焼結磁石、特にNd−Fe−B系焼結磁石は、磁気特性に優れていること、主成分であるNdが資源的に豊富で比較的安価であることから、需要は年々、増大している。Nd−Fe−B系焼結磁石の磁気特性を向上するための研究開発も精力的に行われており、様々な希土類永久磁石の製造方法が提案されている。
【0003】
希土類永久磁石の製造方法の一例として粉末冶金法があるが、粉末冶金法は低コストでの製造が可能なことから広く用いられている。粉末冶金法では、磁石合金インゴットを粗粉砕および微粉砕し、数μmの微粉を得る。このようにして得られた微粉を静磁場中で磁場配向させ、磁場がかかった状態のままプレス成形を行う。この場合、粉砕粉末だけでは成形時の粉末同士の摩擦や粉末と金型壁面との摩擦により配向性が上がらず、磁気特性の向上を十分に図ることができない。また、金型面および成形体表面に傷、むしれ、割れ等が生じやすく、品質上および製品歩留まり上好ましくなく、この解決策として図2(a)に示すように微粉砕後に潤滑剤を添加し、潤滑剤を磁石粉末表面へ被覆することが行われている。つまり、潤滑剤は、磁場中成形時の合金粉末の流動性を確保することにより配向性を向上し、かつ金型からの離型を容易にする、等を目的として添加されるものであり、通常、ステアリン酸亜鉛などの有機系材料が用いられる。
【0004】
しかしながら、上述した図2(a)に示した工程を経て製造されたR−Fe−B系希土類永久磁石には以下のように問題があった。すなわち、(1)潤滑剤は凝集性が極めて高いため、混合攪拌機により長時間攪拌した後にも凝集粒子として存在する。そして、潤滑剤は焼結により蒸発するため、潤滑剤の凝集粒子が存在していたところは、焼結後に巨大な空孔となってしまう。(2)微粉の状態で潤滑剤を添加し混合すると、酸化しやすい希土類元素Rを含む微粉が酸素にさらされる時間が長くなる。しかも、微粉は粗粉よりも酸化されやすい。よって、製品の酸素含有量が高くなってしまう。(3)潤滑剤が凝集粒子として存在するため潤滑効果および離型効果が低くなるので、大量の潤滑剤を添加しなければならず、焼結後の残留炭素の影響で磁石の保磁力低下を招く。
【0005】
かかる問題点を解決すべく、図2(b)に示すように、出発原料の粗粉砕後かつ微粉砕前に潤滑剤を添加することが提案されている。上述の通り、潤滑剤は凝集性が高く、微粉砕後に潤滑剤を添加すると分散性が悪くなるが、潤滑剤を微粉砕前に添加することによって分散性を向上させることができる。具体的には、特許第2915560号公報、特許第2682619号公報、特開平8−111308号公報には、高級脂肪酸塩等の固体もしくは液状潤滑剤を粗粉末に添加した後に気流粉砕機で微粉砕することが記載されている。さらに特開平7−240329号公報には、希土類金属間化合物磁石合金粗粉に炭化水素系潤滑剤を添加混合した後、気流粉砕法により微粉砕し、この微粉砕混合体に脂肪酸または脂肪酸の誘導体を添加混合することが記載されている。特許第2915560号公報、特許第2682619号公報、特開平8−111308号公報および特開平7−240329号公報(以下、「特許第2915560号公報等」という)に記載の方法によれば、粉砕効率の向上、潤滑剤の分散性の向上、配向度の向上という効果を奏する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第2915560号公報等に記載の方法を用いて潤滑剤の潤滑性を十分発揮できる量を添加した場合には、粉砕機の配管などの摩耗が激しくなってしまうという問題が生じる。
そこで本発明は、潤滑剤添加による配向度の向上等の効果を享受しつつ、粉砕機器の損耗を低減することができる新規な希土類永久磁石の製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
潤滑剤と溶剤を同時に添加し粉砕を行ういわゆる湿式粉砕によれば潤滑効果が高いため、粉砕機の摩耗が助長されるという欠点がある。一方、溶剤を添加せずに固体の潤滑剤のみを添加して粉砕を行ういわゆる乾式粉砕を用いた場合には、湿式粉砕よりも潤滑効果が低い。そしてこれを補うべく潤滑剤の量を増やすと、やはり粉砕機の摩耗が生じてしまう。また、大量の潤滑剤を添加すると、焼結後の残留炭素の影響で磁石の保磁力Hcjが低下してしまうことから、潤滑剤の量は少ないことが好ましい。
そこで本発明者は、希土類永久磁石の製造方法において、潤滑剤を添加するタイミングおよび潤滑剤の添加方法について様々な検討を行ったところ、潤滑剤を微粉砕前に添加しかつ潤滑剤が溶解する溶剤を微粉砕後に添加することにより、少ない潤滑剤で効果的に潤滑効果を発揮できることを知見した。つまり、磁場中成形時の合金粉末の流動性を確保することにより配向性を向上すること、および金型からの離型を容易にすること、というのが潤滑剤添加の主たる目的であるのならば、潤滑剤添加による潤滑効果はプレス成形前に最大限発揮されればよい。そして、高い潤滑効果を得るためには溶剤を添加することが望ましいが、この溶剤は必ずしも粉砕前に添加されている必要はなく、粉砕後かつプレス成形前に添加されていれば十分である、ということを知見した。すなわち、本発明は、R−T−B(R=Yを含む希土類元素の1種または2種以上、T=遷移金属元素の1種または2種以上、B=ホウ素)系希土類永久磁石の出発原料を粗粉砕する粗粉砕工程と、前記粗粉砕工程で得られる粗粉末を微粉砕する微粉砕工程と、前記微粉砕工程で得られる微粉を成形し成形体を得る工程と、前記成形体を焼結する焼結工程とを含む希土類永久磁石の製造方法において、前記微粉砕工程前に潤滑剤を添加する工程と、前記微粉砕工程後に前記潤滑剤が溶解する溶剤を添加する工程と、をさらに含み、前記潤滑剤は脂肪酸系化合物であることを特徴とする希土類永久磁石の製造方法である。本発明によれば、潤滑剤添加による配向度の向上等の効果を享受しつつ、粉砕機器の損耗を低減することができる。
【0008】
また本発明は、R−T−B(R=Yを含む希土類元素の1種または2種以上、T=遷移金属元素の1種または2種以上、B=ホウ素)系希土類永久磁石の製造方法において、出発原料を粗粉砕する粗粉砕工程と、前記粗粉砕工程で得られた粗粉に潤滑剤を添加する工程と、前記潤滑剤が添加された粗粉を微粉砕する微粉砕工程と、前記微粉砕工程で得られた微粉に前記潤滑剤が溶解する溶剤を添加する工程と、前記溶剤が添加された微粉を磁場中で成形し成形体を得る工程と、前記成形体を焼結する焼結工程と、を含み、前記潤滑剤は脂肪酸系化合物であることを特徴とする希土類永久磁石の製造方法を提供する
に、脂肪酸アミドを潤滑剤とした場合には、良好な磁気特性を有する希土類永久磁石を得ることができる。また、潤滑剤の添加量は0.03〜0.4wt%、さらに望ましくは0.05〜0.2wt%とすることが有効である。この範囲で潤滑剤を添加した場合には、焼結後の残留炭素の量を低減することができ、希土類永久磁石の磁気特性を向上させる上で有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図1を用いて説明する。
本発明は、いわゆる粉末冶金法を用いた希土類永久磁石の製造方法であり、微粉砕前に潤滑剤を添加しかつ微粉砕後に溶剤を添加することを特徴とする。以下、本発明による製造方法を詳述する。
【0010】
図1(a)および(b)に示すように、本発明は、出発原料の粗粉砕工程、潤滑剤添加工程、混合工程、微粉砕工程、溶剤添加工程、混合工程、成形工程、焼結工程とを含む。なお、出発原料の粗粉砕工程に前段階として、出発原料の調整が行われる。
以下、図1(a)を用いて、本発明の希土類永久磁石の製造方法を説明するが、本発明の希土類永久磁石の製造方法は図1(b)に示す工程をも含むものである。つまり、潤滑剤添加工程は微粉砕工程の前であればよく、出発原料の粗粉砕工程前に潤滑剤を添加してもよい。但し、この場合には、原料となる金属および/または合金の水素吸蔵放出処理がなされた後に潤滑剤を添加することが望ましい。
【0011】
<出発原料の調整>
原料となる金属および/または合金を配合し、これを不活性ガス、好ましくはAr雰囲気中で溶解し鋳造することにより、所望の組成の合金を得る。原料金属としては、純希土類元素あるいは希土類合金、純鉄、フェロボロン、さらにはこれらの合金等を使用することができる。得られたインゴットは、凝固偏析がある場合は必要に応じて溶体化処理を行う。その条件は真空またはAr雰囲気下、700〜1500℃領域で1時間以上保持すれば良い。
【0012】
<出発原料の粗粉砕工程>
粗粉砕は、出発原料である合金が粒径数百μm程度になるまで行う。粗粉砕は、スタンプミル、ジョークラッシャー、ブラウンミル等を用い、不活性ガス雰囲気中にて行うことが望ましい。粗粉砕性を向上させるために、水素を吸蔵させた後、粗粉砕を行うことが効果的である。
【0013】
<潤滑剤の添加>
出発原料を粗粉砕した後に得られる粗粉に潤滑剤を添加する。脂肪酸系化合物は、常温において固体であり、適当な溶剤に溶解するとともに、入手も容易である。よって、本発明では、脂肪酸系化合物を潤滑剤として用いる。脂肪酸系化合物としては、ステアリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸の金属セッケン、脂肪酸アミド、脂肪酸エステルなどが好ましく、その中でも脂肪酸アミドが特に好ましい。添加する潤滑剤の形態は特に制約はないが、効率よく均一な分散を行うためには粉末状の潤滑剤が好ましい。また、添加する際の潤滑剤の平均粒径についても特に制約はないが、通常、1〜20μm程度とすることが好ましい。
【0014】
潤滑剤の添加量は0.03〜0.4wt%程度とする。潤滑剤の添加量が0.03wt%未満では十分な潤滑性を得ることができない。一方、潤滑剤の添加量が0.4wt%を超えると、粉砕機の損耗が著しい。よって、潤滑剤の添加量は0.03〜0.4wt%程度であることが望ましく、さらに望ましい添加量は0.03〜0.2wt%であり、より望ましい添加量は0.05〜0.1wt%である。なお、潤滑剤の添加量を0.03〜0.1wt%と、極微量にした場合は、磁石中の残留炭素量を減らすことができる。具体的には、磁石中の炭素含有量を、通常、1000ppm以下、特に300〜600ppmとすることができる。よって、良好な磁気特性を有する磁石を得ることができる。
【0015】
<混合工程>
この混合工程は必須のものではないが、潤滑剤を添加後、出発原料の粗粉と潤滑剤とを混合することが好ましい。後述する微粉砕の際に出発原料の粗粉と潤滑剤とは強力に混合分散されるため、微粉砕前の混合は、例えばナウターミキサー等により5〜30分間ほど行なう程度でよい。
なお、図1(a)および(b)においては、潤滑剤添加工程と混合工程とがそれぞれ存在するが、潤滑剤添加工程と混合工程を同時に実行することももちろん可能である。
【0016】
<微粉砕工程>
潤滑剤を添加した後、微粉砕工程に移る。合金粉(粗粉)および潤滑剤は気流式粉砕機により微粉砕される。微粉砕の際の条件は、用いる気流式粉砕機の構成に応じて適宜設定することができるが、合金粉が気流式粉砕機により平均粒径1〜10μm程度まで微粉砕することが好ましい。また、潤滑剤は、平均粒径5μm以下程度まで微粉砕ないし解砕されることが好ましい。
気流式粉砕機としてはジェットミルを用いることが好ましい。ジェットミルは、高圧の不活性ガス(例えば窒素ガス)を狭いノズルより開放して高速のガス流を発生させ、この高速のガス流により粉体の粒子を加速し、粉体の粒子同士の衝突やターゲットあるいは容器壁との衝突を発生させて粉砕する方法である。ジェットミルは一般的に、流動層を利用するジェットミル、渦流を利用するジェットミル、衝突板を用いるジェットミルなどに分類される。これらのジェットミルのうちでは、流動層を利用するジェットミルおよび渦流を利用するジェットミルが好ましく、特に流動層を利用するジェットミルが好ましい。合金粉と潤滑剤粉とは比重が大きく異なるが、流動層中および渦流中では比重の違いに殆ど関係なく良好に粉砕および混合が行なわれ、特に流動層中では比重の違いは殆ど問題とならないからである。
【0017】
<溶剤添加工程>
微粉砕の後、溶剤を添加する。この溶剤は、先に添加されている潤滑剤が溶解するものでなければならない。よって、潤滑剤の種類に応じて溶剤は適宜選択される。例えば、潤滑剤として脂肪酸(ラウリン酸)を用いる場合には溶剤をエタノール(組合せ)、潤滑剤として脂肪酸アミド(オレイン酸アミド)を用いる場合には溶剤をエタノール(組合せ)とすることができる。
また、溶剤の添加量は、用いる潤滑剤の溶解度に応じて決定される。以下に潤滑剤および溶剤の添加量の目安を示す
(組合せ
脂肪酸(ラウリン酸):エタノール
1g:1〜2g
(組合せ
脂肪酸アミド(オレイン酸アミド):エタノール
1g:5〜15g
なお、潤滑剤と溶剤の組合せは上記の組合せ1組合せに限られるものではない。潤滑剤の種類によっては、アセトン,キシレンまたは石油系溶剤等を溶剤に用いることも可能である。
後述する参考例1、2で示すように、潤滑剤としてショウノウ(カンファ)を用いる場合には溶剤をトルエンとすることができる。この場合には、ショウノウ(カンファ)1gに対して、トルエンを0.5〜1.5g添加すればよい。
【0018】
<混合工程>
この混合工程は必須のものではないが、溶剤を添加した後、微粉砕後の粉末(合金粉と潤滑剤粉)と溶剤とを混合することが望ましい。混合時間は潤滑剤および溶剤の添加量、混合器具の種類に基づき適宜定められる。つまり、潤滑剤が溶剤に溶解するまで混合すればよい。混合器具としてはナウターミキサー等を用いることができる。例えば、脂肪酸アミド(オレイン酸アミド)を0.1wt%添加(溶剤:エタノール)とし、混合器具をナウターミキサーとする場合には、5〜30分程度混合すればよい。
なお、図1(a)および(b)においては、溶剤添加工程と混合工程とがそれぞれ存在するが、溶剤添加工程と混合工程を同時に実行することももちろん可能である。つまり、溶剤を添加しながら微粉と混合してもよい。
【0019】
<成形>
混合工程の後、磁場中にて成形する。具体的には、混合工程にて得られた混合物を電磁石に抱かれた金型内に充填し、磁場印加によってその結晶軸を配向させた状態で磁場中成形する。この磁場中成形は、110〜130kA/mの磁場中で、130〜160Mpa前後の圧力で行えばよい。
【0020】
<焼結>
磁場中成形後、その成形体を真空または不活性ガス雰囲気中で焼結する。焼結温度は、組成、粉砕方法、粒度と粒度分布の違い等、諸条件により調整する必要があるが、1000〜1200℃で0.5〜5時間程度焼結すればよく、焼結後、急冷することが好ましい。
焼結後、得られた焼結体に時効処理を施すことができる。この工程は、保磁力Hcjを制御する重要な工程であり、不活性ガス雰囲気中あるいは真空中で時効処理を施すことが好ましい。この時効処理としては、2段時効処理が好ましい。1段目の時効処理工程では、700〜900℃の範囲内に1〜3時間保持する。次いで、室温〜200℃の範囲内にまで急冷する第1急冷工程を設ける。2段目の時効処理工程では、500〜700℃の範囲内に1〜3時間保持する。次いで、室温まで急冷する第2急冷工程を設ける。600℃近傍の熱処理で保磁力Hcjが大きく増加するため、時効処理を一段で行う場合には、600℃近傍の時効処理を施すとよい。
【0021】
<磁石組成>
本発明において、組成は目的に応じ選択すればよいが、磁気特性に優れた希土類永久磁石を得るためには、焼結後の磁石組成において希土類元素R:20〜40wt%、ホウ素B:0.5〜4.5wt%、遷移金属元素T:残部、となるような配合組成とすることが望ましい。ここで、希土類元素Rは、Yを含む希土類元素(La,Ce,Pr,Nd,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,YbおよびLu)の1種または2種以上である。希土類元素Rの量が20wt%未満であると、希土類永久磁石の主相となるR2Fe14B相の生成が十分ではなく軟磁性を持つα−Feなどが析出し、保磁力Hcjが著しく低下する。一方、希土類元素Rが40wt%を超えると主相であるR2Fe14B相の体積比率が低下し、残留磁束密度Brが低下する。また希土類元素Rが酸素と反応し、含有する酸素量が増え、これに伴い保磁力発生に有効なR−rich相が減少し、保磁力Hcjの低下を招くため、希土類元素Rの量は20〜40wt%とする。Ndは資源的に豊富で比較的安価であることから、希土類元素Rとしての主成分をNdとすることが好ましい。またDyは異方性磁界が大きく、保磁力Hcjを向上させる上で有効である。
また、ホウ素Bが0.5wt%未満の場合には高い保磁力Hcjを得ることができない。但し、ホウ素Bが4.5wt%を超えると残留磁束密度Brが低下する傾向がある。したがって、上限を4.5wt%とする。望ましいホウ素Bの量は0.5〜1.5wt%である。
さらに、保磁力Hcjを改善するために、Mを加えてR−T−B−M系の希土類永久磁石とすることもできる。ここで、Mとしては、Al,Cr,Mn,Mg,Si,Cu,C,Nb,Sn,W,V,Zr,Ti,Moなどの元素を1種または2種以上添加することができるが、添加量が6wt%を超えると残留磁束密度Brが低下してくる。
【0022】
以上の組成および製造方法による本発明の希土類永久磁石は、良好な磁気特性を有する。つまり、本発明によれば、保磁力Hcjおよび残留磁束密度Brがともに優れた希土類永久磁石を得ることができる。しかも、本発明の製造方法によれば、粉砕機器の損耗を低減しながら良好な磁気特性を有する希土類永久磁石を得ることができる。
【0023】
【実施例】
次に、具体的な実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
原料金属をAr雰囲気中で高周波溶解することにより、所望の組成(33Nd−0.4Co−1.0B−bal.Fe)を有するNd−Fe−B系合金を調整し、得られた合金を以下の条件にて粗粉砕した(なお、組成の表示はwt%で表示している)。得られた粗粉に潤滑剤として脂肪酸アミドを0.2wt%添加した後、以下の条件で微粉砕した。微粉砕後の粒径は3〜5μmである。得られた微粉にエタノール(溶剤)を2wt%添加し、混合した後、以下の条件で磁場中成形を行い、成形体を得た。この成形体を真空中において1050〜1090℃で4時間焼結した後、急冷した。次いで得られた焼結体に以下の条件で二段時効処理を施した。
粗粉砕:ブラウンミル使用(水素吸蔵後、窒素雰囲気中にて行った。)
微粉砕:ジェットミル使用(高圧窒素ガス雰囲気中にて行った。)
磁場中成形条件:120kA/mの磁場中で147Mpaの圧力で成形
二段時効処理:850℃×1時間、540℃×1時間(Ar雰囲気中にて行った。)
【0024】
(実施例2)
脂肪酸アミドの量を0.05wt%、エタノールの量を0.5wt%とする以外は実施例1と同一条件で焼結体を作製した。
(比較例1)
エタノールを添加しない以外は実施例1と同一条件で焼結体を作製した。
(比較例2)
粗粉にエタノール(溶剤)で溶解した脂肪酸アミド(潤滑剤)を添加した後、微粉砕を行った。得られた微粉砕粉を用いて、実施例1と同一条件で焼結体を作製した。なお、エタノール(溶剤)および脂肪酸アミド(潤滑剤)の添加量、粗粉砕、微粉砕、磁場中成形条件、焼結条件、二段時効処理については実施例1と同一条件とした。つまり、比較例2は、溶剤を微粉砕前に添加する点を除けば、実施例1と同一条件で実施されたものである。
(比較例3)
脂肪酸アミドの量を0.5wt%とし、かつエタノールを添加しない以外は実施例1と同一条件で焼結体を作製した。
【0025】
実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3にて作製した希土類永久磁石の残留磁束密度BrをB−Hトレーサーにより測定した。その結果を表1に示す。
また表1には、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3を実施した後の粉砕機の摩耗状態を併せて示してある。粉砕機の摩耗状態の測定にあたっては、粉砕機配管内において最も摩耗が生じやすい屈曲部を観察した。表1の「粉砕機の摩耗状態」の欄において、「○」、「×」の基準は以下の通りである。
○(粉砕機の摩耗が軽微):500kgの原料を粉砕した際に粉砕機配管内の屈曲部の肉厚の磨耗が3%未満である。
×(粉砕機の摩耗が著しい):500kgの原料を粉砕した際に粉砕機配管内の屈曲部の肉厚が3%以上減少している。
【0026】
【表1】
Figure 0004662009
【0027】
はじめに、実施例1と比較例1を比較すると、両者は比較例1がエタノール(溶剤)を添加していないことを除けば、同一条件で実施されたものである。表1の「粉砕機の摩耗状態」の欄を見ると、実施例1と比較例1はともに粉砕機の摩耗が軽微である。ところが、表1の「残留磁束密度Br」の欄を見ると、比較例1の残留磁束密度Br(1.30T)は実施例1の残留磁束密度Br(1.33T)よりも低い値を示す。したがって、溶剤を添加することにより、粉砕機の摩耗を低減しながら、良好な磁気特性を有する希土類永久磁石を得ることができるといえる。
【0028】
次に、実施例1と比較例2を比較すると、実施例1がエタノール(溶剤)を微粉砕後に添加しているのに対し、比較例2はエタノール(溶剤)を微粉砕前に添加している。このことを除けば、実施例1と比較例2は同一条件で作製されたものである。ここで、表1の「残留磁束密度Br」の欄を見ると、実施例1と比較例2の残留磁束密度Brはともに1.33Tという良好な値を示している。ところが、表1の「粉砕機の摩耗状態」の欄を見ると、実施例1の粉砕機の摩耗が軽微であるのに対し、比較例2の粉砕機の摩耗は著しい。よって、溶剤を添加しさえすればよいというものではなく、溶剤を微粉砕後に添加することが粉砕機の摩耗を低減する上で重要であることがわかった。
また、表1に示すように、潤滑剤の添加量が0.5wt%である比較例3は1.33Tという良好な残留磁束密度Brを得ているものの、粉砕機の摩耗は著しい。
以上の結果から、本発明が推奨する方法、すなわち微粉砕前に潤滑剤を添加しかつ溶剤を微粉砕後に添加することによって、良好な磁気特性を有する希土類永久磁石を得ることができるとともに、粉砕機の摩耗を低減することができることが明らかとなった。
【0029】
続いて、実施例1と実施例2を比較すると、潤滑剤の量が実施例1の1/4である実施例2は実施例1と同等の残留磁束密度Brを示す(実施例1の残留磁束密度Br:1.33T、実施例2の残留磁束密度Br:1.32T)。しかも、実施例2は実施例1と同様に粉砕機の摩耗が軽微である。したがって、本発明が推奨する方法、すなわち微粉砕前に潤滑剤を添加しかつ溶剤を微粉砕後に添加する方法によれば、潤滑剤の量が0.05wt%程度と少量である場合においても有効な方法であることがわかった。
【0030】
参考例1
原料金属をAr雰囲気中で高周波溶解することにより、所望の組成(30Nd−1.5Dy−0.5Co−1.0B−bal.Fe)を有するNd−Fe−B系合金を調整し、得られた合金を実施例1と同一条件にて粗粉砕した(なお、組成の表示はwt%で表示している)。得られた粗粉に潤滑剤としてカンファを0.3wt%添加した後、実施例1と同一条件で微粉砕した。微粉砕後の粒径は3〜5μmである。得られた微粉にトルエン(溶剤)を0.3wt%添加し、混合した後、実施例1と同一条件で磁場中成形を行い、成形体を得た。この成形体を真空中において1050〜1090℃で4時間焼結した後、急冷した。次いで得られた焼結体に実施例1と同一条件で二段時効処理を施した。
【0031】
参考例2
カンファの量を0.2wt%、トルエンの量を0.2wt%とする以外は参考例1と同一条件で焼結体を作製した。
(比較例4)
トルエンを添加しない以外は参考例1と同一条件で焼結体を作製した。
(比較例5)
粗粉にトルエン(溶剤)で溶解したカンファ(潤滑剤)を添加した後、微粉砕を行った。得られた微粉砕粉を用いて、参考例1と同一条件で焼結体を作製した。なお、トルエン(溶剤)およびカンファ(潤滑剤)の添加量、粗粉砕、微粉砕、磁場中成形条件、焼結条件、二段時効処理については参考例1と同一条件とした。つまり、比較例5は、溶剤を微粉砕前に添加する点を除けば、参考例1と同一条件で実施されたものである。
(比較例6)
カンファの量を0.5wt%とし、かつトルエンを添加しない以外は参考例1と同一条件で焼結体を作製した。
【0032】
上述の条件で作製した参考例1参考例2、比較例4、比較例5、比較例6にて作製した希土類永久磁石の残留磁束密度BrをB−Hトレーサーにより測定した。その結果を表2に示す。
また表2には、参考例1参考例2、比較例4、比較例5、比較例6を実施した後の粉砕機の摩耗状態を併せて示してある。上述の場合と同様に、粉砕機の摩耗状態の測定にあたっては、粉砕機配管内において最も摩耗が生じやすい屈曲部を観察した。表2の「粉砕機の摩耗状態」の欄における「○」および「×」の評価の基準についても上述の場合と同様である。
【0033】
【表2】
Figure 0004662009
【0034】
参考例1と比較例4を比較すると、両者は比較例4がトルエン(溶剤)を添加していないことを除けば、同一条件で実施されたものである。表2の「粉砕機の摩耗状態」の欄を見ると、参考例1と比較例4はともに粉砕機の摩耗が軽微である。ところが、表2の「残留磁束密度Br」の欄を見ると、比較例4の残留磁束密度Br(1.32T)は参考例1の残留磁束密度Br(1.36T)よりも低い値を示す。次に、参考例1と比較例5を比較すると、参考例1がトルエン(溶剤)を微粉砕後に添加しているのに対し、比較例5はトルエン(溶剤)を微粉砕前に添加している。このことを除けば、参考例1と比較例5は同一条件で実施されたものである。表2の「残留磁束密度Br」の欄を見ると、参考例1と比較例5の残留磁束密度Brはともに1.36Tという良好な値を示している。ところが、表2の「粉砕機の摩耗状態」の欄を見ると、参考例1の粉砕機の摩耗が軽微であるのに対し、比較例5の粉砕機の摩耗は著しい。また、表2に示すように、潤滑剤の添加量が0.5wt%である比較例6は1.36Tという良好な残留磁束密度Brを得ているものの、粉砕機の摩耗は著しい。
したがって、カンファを潤滑剤とし、トルエンを溶剤とした場合においても、脂肪酸アミドを潤滑剤とし、エタノールを溶剤とした場合と同様の傾向を示す結果が得られた。つまり、潤滑剤を微粉砕前に添加しかつ溶剤を微粉砕後に添加することによって、焼結磁石の磁気特性を劣化させることなく粉砕機の摩耗を低減することができることがわかった。
ここで潤滑剤の量に着目すると、表1に示した実施例1(潤滑剤:0.2wt%)および実施例2(潤滑剤:0.05wt%)、表2に示した参考例1(潤滑剤:0.3wt%)および参考例2(潤滑剤:0.2wt%)が良好な磁気特性を示しつつ粉砕機の摩耗も軽微である。一方、比較例3(潤滑剤:0.5wt%)および比較例6(潤滑剤:0.5wt%)は磁気特性は良好であるが、粉砕機の摩耗が著しい。このことから、潤滑剤の好ましい量は0.03〜0.4wt%程度であるといえる。より望ましい潤滑剤の量は0.03〜0.2wt%、さらに望ましい潤滑剤の量は0.05〜0.1wt%である。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、潤滑剤添加による効果を享受しつつ、粉砕機器の損耗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の希土類永久磁石の製造工程を示すフローチャートである。
【図2】 従来の希土類永久磁石の製造工程を示すフローチャートである。

Claims (5)

  1. R−T−B(R=Yを含む希土類元素の1種または2種以上、T=遷移金属元素の1種または2種以上、B=ホウ素)系希土類永久磁石の出発原料を粗粉砕する粗粉砕工程と、前記粗粉砕工程で得られる粗粉末を微粉砕する微粉砕工程と、前記微粉砕工程で得られる微粉を成形し成形体を得る工程と、前記成形体を焼結する焼結工程とを含む希土類永久磁石の製造方法において、
    前記微粉砕工程前に潤滑剤を添加する工程と、
    前記微粉砕工程後に前記潤滑剤が溶解する溶剤を添加する工程と、をさらに含み、
    前記潤滑剤は脂肪酸系化合物であることを特徴とする希土類永久磁石の製造方法。
  2. R−T−B(R=Yを含む希土類元素の1種または2種以上、T=遷移金属元素の1種または2種以上、B=ホウ素)系希土類永久磁石の製造方法において、
    出発原料を粗粉砕する粗粉砕工程と、
    前記粗粉砕工程で得られた粗粉に潤滑剤を添加する工程と、
    前記潤滑剤が添加された粗粉を微粉砕する微粉砕工程と、
    前記微粉砕工程で得られた微粉に前記潤滑剤が溶解する溶剤を添加する工程と、
    前記溶剤が添加された微粉を磁場中で成形し成形体を得る工程と、
    前記成形体を焼結する焼結工程と、を含み、
    前記潤滑剤は脂肪酸系化合物であることを特徴とする希土類永久磁石の製造方法。
  3. 前記潤滑剤は脂肪酸アミドであることを特徴とする請求項1または2に記載の希土類永久磁石の製造方法。
  4. 前記潤滑剤の添加量は0.03〜0.4wt%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の希土類永久磁石の製造方法。
  5. 前記潤滑剤の添加量は0.05〜0.2wt%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の希土類永久磁石の製造方法。
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