JP4661911B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータにより搬送対象を搬送する搬送装置に関する。
従来、搬送装置としては、記録紙や記録ヘッドを、モータの駆動力により搬送して、記録紙に画像を形成するインクジェットプリンタ装置や、ラインセンサをモータにより副走査方向に搬送して、原稿を読み取るスキャナ装置が知られている。
例えば、インクジェットプリンタ装置では、記録ヘッドで一度に記録できる量に限界があることから、記録紙を間欠的に記録位置へと搬送し、記録紙に段階的に画像を形成することによって、記録紙全体に画像を形成する。
但し、このような段階的な記録動作の際には、精度よく記録紙を搬送しないと、画像を綺麗に接続できず、画質が劣化する。特に近年では、インク液滴の微小化が進み、高解像度の画像を、記録紙に記録できるようになってきており、それに合わせて記録紙の送り量についても精度が求められている。
そこで、近年では、記録紙の停止位置付近で、非常に低い速度でモータを回転させることにより、精度よく記録紙を所定量送り出すようにしている。また、この際には、記録紙の搬送速度を計測し、その計測結果に基づき、モータに対する操作量(駆動電圧又は電流)を決定するようにしている。
具体的には、モータに取り付けられたエンコーダの立ち上がりエッジを検出した時点で、前回検出された立ち上がりエッジからの経過時間を特定し、この経過時間から搬送速度を特定して、搬送速度と目標速度との差分に対応する駆動電圧又は電流をモータに入力することで、モータを駆動するようにしている。
しかしながら、このような手法でモータを駆動する場合には、モータに負荷がかかり、搬送対象が急激に停止してしまった場合に、エンコーダの立ち上がりエッジが検出されず、搬送対象の速度情報が更新されなくなってしまう。その結果、目標速度との差分が大きくならず搬送対象を移動させることのできない低い駆動電圧又は電流で永遠にモータが駆動されることになり、搬送対象の搬送を再開することができなくなってしまう。
このような問題は、インクジェットプリンタ装置だけでなく、スキャナ装置においても生じる。即ち、スキャナ装置の分野では、ユーザから要求される読取解像度が近年高くなってきており、それに伴って、ラインセンサを超低速で搬送させる必要が生じてきている。しかしながら、超低速でラインセンサを搬送する場合には、モータのトルクが小さいため、些細な負荷変動で、搬送対象(モータ)が急激に停止してしまう。そして、この場合には、インクジェットプリンタ装置と同様の問題が生じる。
尚、このような問題に対処するため、従来では、速度情報が規定時間内に更新されない場合に、タイムアウトと判断して、モータに入力する駆動電圧を上昇させることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−012789号公報
しかしながら、従来技術では、速度情報が規定時間内に更新されない場合、その時点までの経過時間に基づいて仮の速度情報を設定する一方、次の規定時間を、テーブルを参照して設定するため、規定時間の設定に係る手順が煩雑であるといった問題があった。また、事前にテーブルを作成しなければならない設計上の煩雑さもあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、低速搬送時の負荷変動によって搬送対象が停止した場合又は搬送対象の速度が著しく低くなった場合にも、正常な搬送制御に復帰可能な技術であって、従来よりも簡単な処理手順で正常な状態に復帰することが可能な技術を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、モータから発生する力によって、搬送対象を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送動作によって搬送対象が所定量移動する度に、信号を出力する信号出力手段と、信号出力手段から出力される信号間の時間間隔を表すパラメータ値TXを、記憶保持する記憶手段と、記憶手段が記憶するパラメータ値TXに基づき、当該パラメータ値TXが搬送対象の速度の逆数を表す値であるとみなして、搬送対象が目標速度に対応する速度で移動するように、モータに対する操作量を周期的に決定する操作量決定手段と、操作量決定手段によって決定された操作量に対応する駆動電圧又は駆動電流をモータに入力するモータ駆動手段と、を備える搬送装置であって、更に、計時手段、第1更新手段、及び、第2更新手段を備えるものである。
計時手段は、第1更新手段によってリセットされた時点からの経過時間を計測し、第1更新手段は、信号出力手段から信号が出力される度に、記憶手段が記憶するパラメータ値TXを、計時手段によって計時された上記信号が出力された時点までの経過時間に更新すると共に、計時手段をリセットする。
一方、第2更新手段は、計時手段が示す経過時間が、待機時間TWに到達する度、記憶手段が記憶保持するパラメータ値TXを、上記経過時間が待機時間TWに到達した時点での当該待機時間TWに更新する。
この他、待機時間TWは、パラメータ値TXが更新される度に、更新後のパラメータ値TXを入力変数とした関数f(TX)であって条件式f(TX)>TXを満足する所定の単調増加関数f(TX)によって、TW=f(TX)に更新される。具体的には、待機時間設定手段が、上記単調増加関数f(TX)に従って、演算により待機時間TWに設定する。
このように、本発明の搬送装置では、待機時間TWの間、信号出力手段(エンコーダ等)から信号が出力されなかった場合に、記憶手段が記憶するパラメータ値を前回値よりも大きい待機時間TWに更新するので、目標速度とパラメータ値の逆数で示される搬送対象の計測速度との差分が広がり、差分を縮める方向の制御が働く。
従って、この搬送装置によれば、低速搬送時の負荷変動によって搬送対象が停止した場合又は搬送対象の速度が著しく遅くなった場合にも、正常な搬送制御に復帰することができ、信号出力手段から信号が出力されたときにしかパラメータ値を更新しない装置のように、負荷変動によって停止した搬送対象が一向に動き出さない問題を解決することができる。
また、本発明によれば、特許文献1に代表されるようなテーブルを参照して待機時間TWを設定する従来技術とは異なり、テーブルを予め作成し、これを搬送装置に記憶させなくとも、適切に待機時間TWを設定し、上記問題を解決することができる。
従って、本発明によれば、テーブルが想定外としている範囲でも適切な制御を実現でき、更には、設計時にテーブルを作成する煩雑さもないといった利点がある。特に、テーブルを参照する構成では、制御対象毎にテーブルを設計する必要があるが、本発明ではその必要がなく、開発時間を短縮できるというメリットがある。
また、本発明によれば、異常の有無を判定して異常が有る場合にはモードを切り替えるといった煩雑な手順を実行する必要がない。即ち、本発明の構成では、計時手段が計時する時間と待機時間TWとの関係によって、異常がない場合には第2更新手段が働かず、異常がある場合には第2更新手段が働き、自動で異常を解消する方向の動作が行われるため、簡単な構成で優れた機能を発揮することができる。
従って、この搬送装置によれば、負荷変動によって搬送対象が停止した場合又は搬送対象の速度が著しく遅くなった場合に、テーブルを参照してタイムアウト時間を設定する従来技術(特許文献1)よりも、簡単な手順で正常な搬送制御に復帰することができる。
よって、この発明によれば、搬送装置における制御回路の構成を簡単にすることができ、低速搬送時の負荷変動によって搬送対象が停止した場合又は搬送対象の速度が著しく遅くなった場合にも、正常な搬送制御に復帰することができる高性能な搬送装置を、安価に製造することができる。
ところで、上述の待機時間TWは、パラメータ値TXが更新される度に、更新後のパラメータ値TXの所定倍に更新されるとよい(請求項2)。即ち、関数f(TX)は、f(TX)=N・TXに更新されるとよい(但し、Nは、1より大きい正の定数である)。
このように待機時間TWを定めれば、簡単な演算で適切な待機時間TWを設定することができるので、高性能な搬送装置を、安価に製造することができる。
更に言えば、待機時間TWは、パラメータ値TXが更新される度に、更新後のパラメータ値TXの2倍に更新されるとよい(請求項3)。待機時間TW及びパラメータ値TXを2進数でディジタル的に記憶保持する場合に、待機時間TWを、パラメータ値TXの2倍に更新するようにすれば、単純なビットシフト演算のみで、待機時間TWを更新することができて、より簡単に待機時間TWを設定することができる。
この他、待機時間TWは、パラメータ値TXが更新される度に、更新後のパラメータ値TXに所定量Cを加算した値に更新されてもよい(請求項4)。即ち、関数f(TX)は、f(TX)=TX+Cに更新されてもよい(但し、Cは、正の定数である)。このように待機時間TWを更新する場合にも、待機時間TWの更新を簡単に行うことができ、制御回路の構成を簡単にすることができる。
以下に本発明の実施例について、図面と共に説明する。
図1は、本実施例の画像読取装置1の構成を表す説明図であり、ラインセンサ31の副走査方向に沿う画像読取装置1の概略断面図である。本実施例の画像読取装置1は、所謂フラットベッド型のスキャナ装置として構成され、ラインセンサ31及びラインセンサ31の搬送機構等からなる。
具体的に、画像読取装置1は、本体カバー10と装置本体20とからなり、本体カバー10が装置本体20の上方に開閉可能に設けられ、本体カバー10が閉じられた状態で、装置本体20の上面が本体カバー10により被覆される構成にされている。
装置本体20は、プラテンガラス21と、プラテンガラス21を支持する筐体25と、カバー材27と、カバー材27の裏面に設けられた白基準部材29と、ラインセンサ31と、ラインセンサ31を搭載するキャリッジ33と、ベルト搬送機構35と、ベルト搬送機構35を駆動するためのモータ37(直流モータ)と、を備える。
筐体25は、上部が開口された概略直方体形状にされており、プラテンガラス21は、筐体25の開口部を閉塞するようにして、筐体25に設けられている。図1においては詳細を省略するが、筐体25は、プラテンガラス21を支持して筐体25に固定するための構成を有する。
また、プラテンガラス21の上面には、プラテンガラス21の左右端縁の内、ラインセンサ31のホームポジション側の端縁である左側端縁に沿って、主走査方向に長尺なカバー材27が、白基準部材29を介してプラテンガラス21上面に密着するように取り付けられている。
カバー材27の右端縁は、原稿Pの突き当て位置に定められており、カバー材27の上面には、プラテンガラス21上において読取対象の原稿Pを配置すべき位置を示すマークが原稿サイズ毎に記されている。即ち、カバー材27は、読取対象の原稿をプラテンガラス21上で位置決めするための部材として機能する。以下では、プラテンガラス21の表面領域であってカバー材27等によって被覆されていない装置本体20上部に露出した領域を、特に「原稿載置台」21aと表現する。本実施例において、読取対象の原稿Pは、この原稿載置台21aに載置される。
また、カバー材27の裏面に設けられた白基準部材29は、ラインセンサ31の主走査方向に対応する長さの白色部材によって構成されている。この白基準部材29は、プラテンガラス21に対向配置されるようにして主走査方向に設けられ、カバー材27によって、プラテンガラス21上の所定位置に固定されている。白基準部材29は、光電効果によりラインセンサ31で蓄積される電荷の情報を、適切な画素値に変換するときに必要な補正データを生成するために用いられる。
また、ラインセンサ31は、プラテンガラス21の下方領域において、ベルト搬送機構35を通じ、副走査方向(左右方向)に移動可能に設けられている。このラインセンサ31は、原稿載置台21aの主走査方向の長さと同程度の長さの受光面を備え、プラテンガラス21に載置された原稿Pをライン毎に読み取る周知のラインセンサとして構成されている。
具体的に、ラインセンサ31は、光源からプラテンガラス21上の読取対象に照射した光の反射光を受光素子にて受光することにより、読取対象を主走査方向に読み取り、読取結果として、主走査方向1ライン分の画素データからなるラインデータを生成する。このラインセンサ31は、キャリッジ33に搭載された状態で筐体25内に設けられる。
また、キャリッジ33は、ベルト搬送機構35が備える一対のローラ35a,35bに巻回されたベルト35cに固定されており、モータ37より発生する動力により回転するベルト35cに作用され、副走査方向に移動する。即ち、ラインセンサ31は、ベルト搬送機構35によって搬送されるキャリッジ33と共に、副走査方向に搬送される。
続いて、画像読取装置1の電気的構成について図2を用いて説明する。図2は、画像読取装置1の電気的構成を表すブロック図である。図2に示すように、画像読取装置1は、CPU51、ROM53、RAM55、通信インタフェース57、操作部59、読取制御部61、駆動回路63、ロータリエンコーダ65、ラインセンサ31及びモータ37を備える。
CPU51は、ROM53が記憶するプログラムを実行することにより、装置各部を統括制御し、スキャナ機能等を実現する。また、RAM55は、CPU51によるプログラム実行時に、作業領域として使用される。
この他、通信インタフェース57は、外部のパーソナルコンピュータ7と通信するためのインタフェースであり、画像読取装置1は、この通信インタフェース57を通じて、外部のパーソナルコンピュータ7から読取指令を受け付け、又、スキャナ機能により生成された読取画像データを、パーソナルコンピュータ7に提供する。また、操作部59は、操作スイッチを通じて入力される操作情報をCPU51に入力するユーザインタフェースである。
一方、読取制御部61は、モータ37やラインセンサ31を制御するものであり、本実施例の画像読取装置1は、読取制御部61を通じてモータ37を駆動することで、ラインセンサ31を副走査方向に移動させると共に、その移動中にラインセンサ31に読取動作をライン毎に実行させ、原稿載置台21aに載置された原稿を読み取る。尚、読取制御部61の詳細については、図3等を用いて後述する。図3は、読取制御部61の詳細構成を表すブロック図である。
また、駆動回路63は、読取制御部61から入力される操作量uに対応する駆動電圧(又は駆動電流)でモータ37を駆動するものである。具体的には、PWM制御により操作量uに対応する駆動電圧(電流)をモータ37に入力する。
また、ロータリエンコーダ65は、インクルメンタル形で二相出力形の周知のロータリエンコーダであり、モータ37の駆動軸37aに固定されたスリット円板(所定角度間隔でスリットパターンが形成された円板)で構成されるエンコーダスケール65aと、センサ本体65bと、を備える(図3参照)。
尚、モータ37は、駆動軸37aが上下に突出した構成にされており、駆動軸37aの一端に、ピニオン(図示せず)が取り付けられ、駆動軸37aの他端に、上記エンコーダスケール65aが取り付けられている。ピニオンは、ローラ35bに繋がる図示しないギアに接続されており、モータ37の回転力は、図示しないギアを介してローラ35bに伝達される。
また、ロータリエンコーダ65を構成するセンサ本体65bは、エンコーダスケール65aのスリットパターンを検知するための構成として、フォトトランジスタ及び発光ダイオードの組を二つ備え、エンコーダスケール65aは、このフォトトランジスタと発光ダイオードとの間に介在するように設けられている。
また、センサ本体65bには、フォトトランジスタ及び発光ダイオードの組が、エンコーダスケール65aの回転方向において所定間隔離れて配置されており、センサ本体65bからは、エンコーダ信号として、位相差が90度のA相信号及びB相信号が出力される。具体的には、エンコーダスケール65aの回転に伴う発光ダイオードから出力される光のフォトトランジスタでの受光/非受光によって、エンコーダ信号としてのパルス信号が、モータ37が所定量回転する度(換言すればラインセンサ31が所定量移動する度)に出力される。
尚、このロータリエンコーダ65から出力されるエンコーダ信号(A相信号及びB相信号)は、読取制御部61に入力され、モータ37のフィードバック制御に利用される。
続いて、読取制御部61の構成について、図3を用いて詳述する。図3に示すように、読取制御部61は、センサ制御部101、画像処理部103、エッジ検出部105、位置検出部107、周期検出部109、カウンタメモリ113、モータ制御部115、及び、システムクロック117を備える。
センサ制御部101は、ラインセンサ31の読取動作を制御するものであり、一定時間毎に、ラインセンサ31の受光素子が蓄積した電荷をシフトレジスタへ転送させると共に、この転送動作により受光素子をリセットして受光素子に次の読取動作を実行させ、シフトレジスタに転送された電荷情報を、次の読取動作が終了するまでの期間に、上記ラインデータとして、ラインセンサ31に出力させる。尚、ラインセンサ31から出力されるラインデータは画像処理部103に入力される。
画像処理部103は、このようにしてラインセンサ31から入力されるアナログのラインデータを、順次ディジタルデータに変換等し、変換後のラインデータを、CPU51に入力する。
一方、エッジ検出部105は、ロータリエンコーダ65から入力されるエンコーダ信号のエッジを検出して、エッジ検出信号を、位置検出部107及び周期検出部109に入力する。具体的に、本実施例では、A相信号の立ち上がりエッジを検出して、A相信号の立ち上がりエッジのタイミングでエッジ検出信号を出力する。また、エッジ検出部105は、A相信号及びB相信号の位相差によって、エンコーダスケール65aの回転方向(換言すれば、ラインセンサ31の進行方向)を検知し、回転方向を表す信号を、位置検出部107及び周期検出部109に入力する。
また、位置検出部107は、エッジ検出部105から入力されるエッジ検出信号及び回転方向を表す信号に基づいて、ラインセンサ31の位置座標を特定する。
具体的には、エンコーダスケール65aが正回転のときにエッジ検出信号が入力されると、カウンタ値Xを1加算し(X←X+1)、エンコーダスケール65aが逆回転のときにエッジ検出信号が入力されると、ラインセンサ31の位置座標を表すカウンタ値Xを1減算することにより(X←X−1)、モータ37の回転と連動して移動するラインセンサ31の位置座標を特定する。尚、位置検出部107が保持するラインセンサ31の位置座標を表すカウンタ値Xは、モータ制御部115に入力される。
この他、周期検出部109は、図4に示す処理を実行することにより、エッジ検出信号が入力された時点からの経過時間を計測し、その計測結果に基づいて、カウンタメモリ113が記憶するエッジ検出信号の入力周期を表す周期判定値CTRを更新する(詳細後述)。尚、時間計測は、システムクロック117から入力されるクロック信号に基づいて行われる。
また、カウンタメモリ113は、上述したように、エッジ検出信号の入力周期を表す周期判定値CTRを記憶保持するものであり、この周期判定値CTRは、モータ制御部115に入力される。
この他、モータ制御部115は、カウンタメモリ113から入力される周期判定値CTRと、位置検出部107から入力されるカウンタ値Xと、に基づいて、モータ37(ひいいては、ラインセンサ31)の速度制御を実現するものである。
具体的に、モータ制御部115は、カウンタメモリ113から入力される周期判定値CTRの逆数を、ラインセンサ31の搬送速度(移動速度)Vとみなして、CPU51から予め指定された目標速度Vrとの偏差e=Vr−Vを求め、偏差eを所定の伝達関数に入力することにより、モータ37に対する操作量uを求める。尚、この伝達関数によっては、操作量uとして、偏差eが縮まる方向の値が算出される。
そして、モータ制御部115は、算出された操作量uを駆動回路63に入力し、駆動回路63に上記操作量uに対応した駆動電圧(電流)でモータ37を駆動させることにより、ラインセンサ31が目標速度Vrに対応した速度で移動するように速度制御する。
但し、操作量uの算出は、所定の制御周期Tsで行う。即ち、モータ制御部115は、時間間隔Ts毎に、その時点でカウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRと、CPU51から指定されたその時点での目標速度Vrと、に基づいて、上述した手法で操作量uを算出し、算出した操作量uを駆動回路63に入力する。尚、モータ制御部115に対しては、CPU51から、例えば、図3下段に示すような加速・定速区間、減速区間の夫々に対応した目標速度Vrが指定され、減速区間の開始地点は、位置検出部107から入力されるカウンタ値Xに基づいて判断される。
ところで、目標速度Vrが非常に低速である場合には、搬送路での負荷変動で、ラインセンサ31(モータ37)が急激に停止するといった問題が発生し易い。
従って、ラインセンサ31を通じ読取対象を高解像度に読み取る場合など、ラインセンサ31を非常に低速で搬送する必要がある場合には、従来のように、エッジ検出信号が入力される度に周期判定値CTRを更新する程度では、急激な負荷変動でモータ37の回転が停止し、エッジ検出信号が入力されなくなったときに、周期判定値CTRが更新されないことが原因でフィードバック制御が上手く働かず、ラインセンサ31が停止したままで一向に移動しないといった事態が発生する。
そこで、本実施例では、周期検出部109にて、図4に示す周期計測処理を実行することにより、このような問題を回避するようにしている。図4は、周期検出部109が実行する周期計測処理を表すフローチャートである。以下に、この周期計測処理の詳細について説明するが、周期検出部109は、図4に示す周期計測処理を、自己の起動と共に開始する。
周期計測処理を開始すると、周期検出部109は、まず、内蔵する計測カウンタ110が保持するクロック数CLKをゼロにリセットすることで、計測カウンタ110にクロック数CLKのカウント動作をゼロからスタートさせる(S110)。尚、計測カウンタ110は、システムクロック117からクロック信号が入力される度にクロック数CLKをカウントアップするものである。
また、クロック数CLKのリセット時には、閾値THを、カウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRのN倍に設定する(TH←N・CTR)。尚、定数Nは、例えば、値2に定めることができる(N=2)。
この後、周期検出部109は、計測カウンタ110が計測するクロック数CLKが、閾値THに到達するか、エッジ検出部105からエッジ検出信号が入力されるまで待機し(S120,S130)、エッジ検出信号が入力されると(S130でYes)、その時点で、計測カウンタ110が保持するクロック数CLKをカウンタメモリ113に入力することにより、カウンタメモリ113が記憶保持する周期判定値CTRを、エッジ検出信号入力時点でのクロック数CLKに更新する(S140)。
また、この時点で終了イベントが発生していない場合には(S150でNo)、S110に移行し、計測カウンタ110が計測するクロック数CLKをゼロにリセットして、計測カウンタ110に、新たなクロック数CLKのカウント動作を開始させる。その後、後続の処理を実行する。尚、終了イベントとしては、画像読取装置1の電源オフイベント等を挙げることができる。
このようにして、周期検出部109は、エッジ検出信号が入力される度に、計測カウンタ110をリセットして、当該エッジ検出信号の入力時点からの経過時間を計測カウンタ110に計測させると共に、エッジ検出信号が入力される度に、計測カウンタ110によって計測されたその時点までの経過時間を表すクロック数CLKを、カウンタメモリ113に入力することで、カウンタメモリ113が記憶保持する周期判定値CTRを、上記クロック数CLKに更新する。
一方、エッジ検出信号が閾値THに対応する時間入力されず、計測カウンタ110が計測するクロック数CLKが閾値THに到達すると(S120でYes)、周期検出部109は、その時点で、計測カウンタ110が保持するクロック数CLKを、カウンタメモリ113に入力することにより、カウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRを、その時点でのクロック数CLKに更新する(S160)。換言すると、カウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRを、その時点での閾値THに更新する(S160)。
また、この処理を終えると、周期検出部109は、閾値THを、カウンタメモリ113が記憶保持する上記更新後の周期判定値CTRのN倍に更新する(S170)。即ち、閾値TH=N・CTRとする。
その後、周期検出部109は、計測カウンタ110が計測するクロック数CLKが、新たに設定した閾値THに到達するか、エッジ検出部105からエッジ検出信号が入力されるまで待機し(S120,S130)、エッジ検出信号が入力された場合には(S130でYes)、上述したS140以降の処理を実行し、クロック数CLKが閾値THに到達した場合には(S120でYes)、S160以降の処理を実行する。
即ち、エッジ検出信号が入力されない時期が続く場合、周期検出部109は、エッジ検出信号が最後に入力された時点で更新された更新後の周期判定値CTR=CTR0に対し、閾値THを、N・CTR0,N2・CTR0,N3・CTR0,N4・CTR0,…といった具合に更新する。また、同時に、カウンタメモリ113の周期判定値CTRを、CTR0,N・CTR0,N2・CTR0,N3・CTR0,…といった具合に更新する。
従って、周期検出部109の上記動作によれば、周期判定値CTRの逆数で表されるラインセンサ31の搬送速度Vは、次第に低くなっていき、目標速度Vrとの偏差eは、次第に拡大することになる。結果として、周期検出部109の上記動作によって、負荷変動で急停止したモータ37は、負荷に打ち勝ち、再び回転を始めることになるのである。
そして、終了イベントが発生すると(S150でYes)、周期検出部109は、当該周期計測処理を終了する。
以上、画像読取装置1の構成について説明したが、本実施例の画像読取装置1の各部と「特許請求の範囲」記載の発明との対応関係は、次の通りである。
即ち、「特許請求の範囲」記載の搬送手段は、モータ37、ベルト搬送機構35、キャリッジ32等からなるラインセンサ31の搬送機構に相当し、信号出力手段は、モータ37が所定量回転する度にパルス信号を出力するロータリエンコーダ65に相当する。また、記憶手段は、カウンタメモリ113に相当し、パラメータ値TXは、周期判定値CTRに相当する。
また、操作量決定手段は、モータ制御部115に相当し、モータ駆動手段は、駆動回路63に相当し、計時手段は、計測カウンタ110に相当する。その他、第1更新手段は、周期検出部109が実行するS110,S130,S140の処理により実現され、第2更新手段は、周期検出部109が実行するS120,S160の処理により実現されている。また、待機時間TWは、閾値THに対応する。
続いて、本発明による操作量uの決定手法を、具体的に説明する。尚、上記実施例では、本発明の搬送装置を画像読取装置1に適用した例を説明したが、本発明は、インクジェットプリンタ装置における記録ヘッドや記録紙の搬送制御等にも適用することができる。
従って、ここでは、図5を用いて、画像読取装置1に分野を限らず、一般的な搬送装置に本発明を適用した場合の操作量uの決定手法について説明する。図5は、操作量uの決定手法の具体例を表したタイムチャートである。尚、図5では、インクジェットプリンタ装置における記録紙の搬送制御を想定している。
図5に示す例では、区間L1〜L6が夫々制御周期Tsに対応しており、モータ制御部115では、各区間L1〜L6の開始時点で、そのときの最新の周期判定値CTRを拠所に、上述した手法で操作量uが決定される。
具体的に、区間L2の開始時点では、区間L1の時刻T1にて更新された周期判定値CTR=τ0が最新の周期判定値となるため、区間L2では、搬送対象の速度がV=1/τ0とみなされて、操作量uが算出される。
尚、区間L2では、時刻T2でエッジ検出信号が入力されるため、時刻T2では、周期判定値がCTR=τ1に更新され、閾値がTH=N・τ1に更新される。また、次のエッジ検出信号が入力される時刻T5は、時刻T2から閾値THに対応する時間N・τ1が経過する時刻T3よりも遅い時刻であるため、時刻T3では、エッジ検出信号は入力されないものの、周期判定値がCTR=N・τ1に更新され、閾値がTH=N2・τ1に更新される。
そして、エッジ検出信号が入力される時刻T5では、周期判定値CTRが、前回エッジ検出信号の入力時点(時刻T2)からの経過時間に対応する値τ2に更新され(CTR=τ2)、閾値がTH=N・τ2に更新される。
図5に示す例では、このような経過により周期判定値CTRが更新されるが、区間L3の開始時点では、区間L2の時刻T5で更新された周期判定値CTR=τ2が最新の周期判定値となるため、区間L3では、搬送対象の速度がV=1/τ2とみなされて、操作量uが算出される。
また、図5に示す例では、次のエッジ検出信号が入力される時刻T6が、時刻T5から閾値THに対応する時間N・τ2が経過する時刻T8よりも早い時刻であるため、計測カウンタ110のクロック数CLKが、閾値TH=N・τ2に到達することはなく、時刻T6が到来した時点で、クロック数CLKはリセットされる。同時に、時刻T6では、周期判定値CTRが、前回エッジ検出信号の入力時点(時刻T5)からの経過時間に対応する値τ3に更新され(CTR=τ3)、閾値がTH=N・τ3に更新される。
そして、区間L4の開始時点では、区間L3の時刻T6で更新された周期判定値CTR=τ3が最新の周期判定値となり、区間L4では、搬送対象の速度がV=1/τ3みなされて、操作量uが算出される。
さて、図5に示す例では、区間L4の時刻T7において、急激な負荷変動が生じ、目標速度Vrに対し、搬送対象の実速度が急激に低下する。例えば、ここでは、搬送対象の実速度がゼロになって搬送対象が停止してしまうものとする。
このときには、ロータリエンコーダ65からは、想定のパルス波形が得られずに、エンコーダ信号の立ち上がりエッジが検出されないことになり、従来のように何ら対処しない場合には、モータ37が負荷に打ち勝つことはなく、搬送対象は停止したままの状態になってしまう。
一方、本実施例では、周期検出部109にて図4に示す内容の処理が行われるため、後述するプロセスを経て、モータ37の駆動電圧(電流)は、次第に上昇し、これによってモータ37は、負荷に打ち勝ち、搬送対象が動き出すことになる。
この点について詳述すると、区間L4では、エッジ検出信号が入力されず、また、計測カウンタ110のクロック数CLKが閾値THに到達することもないため、カウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRは、時刻T6で更新されたままの状態になる。
従って、区間L5では、搬送対象の速度がV=1/τ3とみなされて、操作量uが算出される。また、区間L5でも、区間L4と同様に、エッジ検出信号が入力されず、計測カウンタ110のクロック数CLKが閾値THに到達することもないため、カウンタメモリ113が保持する周期判定値CTRは、時刻T6で更新されたままの状態になる。
従って、区間L6では、区間L5と同様に、搬送対象の速度がV=1/τ3とみなされて、操作量uが算出されることになる。よって、この時点でモータ37が負荷に打ち勝つことは基本的になく、搬送対象は停止したままとなる。
一方、区間L6においては、時刻T9で計測カウンタ110のクロック数CLKが閾値TH=N・τ3に到達することになるため、エッジ検出信号は入力されないものの、時刻T9で、周期判定値がCTR=N・τ3に更新され、閾値がTH=N2・τ3に更新される。
このため、区間L6に続く区間L7の開始時点(時刻T10)においては、区間L6の時刻T9で更新された周期判定値CTR=N・τ3が最新の周期判定値となり、区間L7では、搬送対象の速度がV=1/(N・τ3)とみなされて、操作量uが算出されることになる。
即ち、区間L7では、偏差eが拡大してモータ37に対する駆動電圧(電流)が上昇し、モータ37にかかる負荷が小さい場合には、この時点でモータ37の回転力が負荷に打ち勝って、停止していた搬送対象が動きだすことになる。
また、負荷が大きく時刻T10で搬送対象が動きださなくとも、周期判定値CTRは、時間と共に、N2・τ3,N3・τ3,N4・τ3,…と次第に大きくなり、それに伴って、偏差eが大きくなり、モータ37に入力される駆動電圧(電流)が次第に大きくなる。このため、いずれモータ37が負荷に打ち勝って回転し、搬送対象が動き出すことになる。
このように、本実施例によれば、搬送対象(ラインセンサ31等)を低速で搬送するときに、負荷変動で、搬送対象が停止してしまうことがあっても、モータ37に対する駆動電圧(電流)を次第に上昇させることができ、負荷変動による異常な搬送対象の停止状態を解消することができる。
また、本実施例によれば、極めてシンプルな制御回路で、負荷変動による搬送対象の停止状態を解消することができるので、安価に優れた製品を製造することができる。
即ち、本実施例によれば、閾値THの設定の際に、従来技術のように、テーブルを参照する必要がなく、また、閾値THを用いた制御の切替のために、予め試験等により適切な閾値THを求めてテーブルを作成する必要もない。
また、本実施例によれば、予期しない速度減少がない場合には、S120でYesと判断されても、制御周期が到来する前にカウンタメモリ113の値CTRがエッジ検出信号の入力により更新されるので、通常の制御に影響を及ぼさず(区間L2〜L3など)、予期しない速度減少があった場合にだけ、S120でYesとの判断により、本来の目的の状態に制御を復帰させるような機能が働く(区間L7など)。従って、図4に示す処理は、常時実行されていてよく、従来技術のように正常時と異常時を判定して制御モードを切り替えたり、現在が減速時か加速時か定速時かを判定して制御モードを切り替えたりする必要がない。
よって、本実施例によれば、低速搬送時の負荷変動によって搬送対象が停止した場合又は搬送対象の速度が著しく低くなった場合にも、従来よりも簡単な処理手順で正常な制御状態に復帰することができるのである。
また、本実施例によれば、極めて簡単な演算により閾値THを導出するので、制御回路の構成を、極めてシンプルな構成にすることができる。例えば、定数N=2に設定すれば、クロック数CLKが閾値THを超えるときの閾値THの再設定を、前回閾値THのビットシフト演算で実現できる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、本発明を、画像読取装置1に適用した例を挙げたが、本発明は、上述したようにインクジェットプリンタ装置等の種々の搬送装置に適用することができる。
また、S110,S170では、閾値THを、周期判定値CTRのN倍ではなく、周期判定値CTRに所定量C加算した値(TH=CTR+C)に更新するように、搬送装置(画像読取装置1)を構成しても構わない。
その他、閾値THは、周期判定値CTRを入力変数とした関数f(CTR)であって条件式f(CTR)>CTRを満足する単調増加関数f(CTR)によって定めることができる(TH=f(CTR))。但し、採用する関数f(CTR)によって、演算の煩雑さが変化するため、なるべくシンプルな関数により、閾値THを設定すると、製品の製造コスト等の面から有効である。
画像読取装置1の概略断面図である。 画像読取装置1の電気的構成を表すブロック図である。 読取制御部61の詳細構成を表すブロック図である。 周期検出部109が実行する周期計測処理を表すフローチャートである。 操作量uの決定手法を表したタイムチャートである。
符号の説明
1…画像読取装置、7…パーソナルコンピュータ、10…本体カバー、20…装置本体、21…プラテンガラス、21a…原稿載置台、25…筐体、27…カバー材、29…白基準部材、31…ラインセンサ、33…キャリッジ、35…ベルト搬送機構、35a,35b…ローラ、35c…ベルト、37…モータ、37a…駆動軸、51…CPU、53…ROM、55…RAM、57…通信インタフェース、59…操作部、61…読取制御部、63…駆動回路、65…ロータリエンコーダ、65a…エンコーダスケール、65b…センサ本体、101…センサ制御部、103…画像処理部、105…エッジ検出部、107…位置検出部、109…周期検出部、110…計測カウンタ、113…カウンタメモリ、115…モータ制御部、117…システムクロック、P…原稿

Claims (4)

  1. モータを備え、前記モータから発生する力によって、搬送対象を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の搬送動作によって前記搬送対象が所定量移動する度に、信号を出力する信号出力手段と、
    前記信号出力手段から出力される信号間の時間間隔を表すパラメータ値TXを、記憶保持する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶する前記パラメータ値TXに基づき、当該パラメータ値TXが前記搬送対象の速度の逆数を表す値であるとみなして、前記搬送対象が目標速度に対応する速度で移動するように、前記モータに対する操作量を周期的に決定する操作量決定手段と、
    前記操作量決定手段によって決定された操作量に対応する駆動電圧又は駆動電流を前記モータに入力するモータ駆動手段と、
    を備える搬送装置であって、
    リセットされた時点からの経過時間を計測する計時手段と、
    前記信号出力手段から前記信号が出力される度に、前記記憶手段が記憶する前記パラメータ値TXを、前記計時手段によって計時された前記信号が出力された時点までの経過時間に更新すると共に、前記計時手段をリセットする第1更新手段と、
    前記計時手段が示す前記経過時間が、待機時間TWに到達する度に、前記記憶手段が記憶保持する前記パラメータ値TXを、前記経過時間が前記待機時間TWに到達した時点での当該待機時間TWに更新する第2更新手段と、
    を備え、
    前記待機時間TWは、前記パラメータ値TXが更新される度に、更新後の前記パラメータ値TXを入力変数とした関数f(TX)であって条件式f(TX)>TXを満足する所定の単調増加関数f(TX)によって、TW=f(TX)に更新されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記待機時間TWは、前記パラメータ値TXが更新される度に、更新後の前記パラメータ値TXの所定倍に更新されることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記待機時間TWは、前記パラメータ値TXが更新される度に、更新後の前記パラメータ値TXの2倍に更新されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の搬送装置。
  4. 前記待機時間TWは、前記パラメータ値TXが更新される度に、更新後の前記パラメータ値TXに所定量を加算した値に更新されることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
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