JP4658021B2 - 折畳式朝顔装置 - Google Patents

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Description

本発明は、仮設足場が道路などに隣接している場合に作業用の材料、工具などが直接道路上に落下するのを防護するために仮設足場から道路上に斜め上向きに張り出して架設される朝顔装置に関する。
従来の朝顔装置としては、特許文献1に記載されたものがある。この従来の朝顔装置を図10〜図15によって説明すると、図10の(a) は朝顔装置を示す斜視図、(b) は朝顔の花を思わせるような、足場のコーナー部に形成される朝顔装置を斜め下方から見た斜視図であり、図11は使用状態でき朝顔装置の側面図、図12は折畳状態での朝顔装置の側面図、図13は朝顔装置のガイド部の拡大側面図、図14は図13のイ−イ線断面図、図15は図13のロ−ロ線断面図である。この朝顔装置は、複数対の主枠材3、3の基端を仮設足場2に上下方向に回動自在に取付け、主枠材3の先端部と基端部を先端枠材4と基端枠材5にて夫々連結して矩形状の枠Fを形成し、この枠F内に複数枚の朝顔パネル6を配設して固定し、仮設足場2の主枠材3の取付位置から下方へ適当距離の位置に各主枠材3に対応させて上下方向に延びるガイド部37を取付け、主枠材3に斜材35の一端を回動自在に連結し、斜材35の他端をガイド部37でその長手方向に移動自在に支持すると共にガイド部37の所定位置で固定する固定手段45を設けてなるものである。
通常、図10の(a) に示すように、単位の朝顔装置Uが複数並列して配設されている。単位朝顔装置Uは、一対の主枠材3,3と、主枠材対3,3の先端部及び基端部を夫々連結する先端枠材4及び基端枠材5とにより矩形状枠Fを形成し、この枠F内に複数枚の朝顔パネル6が配設される。7は主枠材3,3間に斜めに架け渡された振れ止め材である。また、図10の(b) に示す足場コーナー部の朝顔装置Kは、隣合う主枠材3,3の基端部どうしを突き合わせた状態で両主枠材3,3の先端部どうしをコーナー枠材8で連結し、両主枠材3,3とコーナー枠材8とで形成される三角形状の枠F内に複数枚の朝顔パネル6を配設したものである。
各主枠材3の基端部と先端部には、夫々連結ブラケット10、11が固着されている。12は、主枠材3の基端を仮設足場2に取り付けるクランプ13付き取付ブラケットで、クランプ13が仮設足場2の縦材30に固定され、そして取付ブラケット12に主枠材3の基端側連結ブラケット10がボルト止めされて、主枠材3が上下方向回動自在に連結されている。主枠材3の先端側連結ブラケット11には、斜材35の上端が連結ボルト36により回動自在に連結され、この斜材35の下端部は、取付ブラケット12の取付位置から適当距離下方位置で仮設足場2の縦材30に取付けられたガイド部37にて移動自在に支持されている。斜部材35は、伸縮自在に嵌合された外側パイプ35aと内側パイプ35bとからなり、使用時に伸長状態で固定ピン35cにて固定できるとともに、解体して運搬する際に短縮できるようになっている。35dは、短縮時に固定ピン15cを差し込んで固定するピン穴である。
ガイド部37は、図13、図14及び図15に示すように、リップ付き軽量溝型材から成るガイド部材38と、その上端部に結合ブラケット39を介して固着されたクランプ40と、その下端部に結合ブラケット41を介して固着された係合部材42とからなる。係合部材42は、仮設足場2の縦材30の外側周面に係合する側面係合部42aと、横材31に上方から係合するように側面係合部42aの一端側を長く延出してその先端部に連設された倒立U字状の支承部42bを備えている。尚、図示例のガイド部37においては、隣り合う単位朝顔装置U、Uにおいて互いに隣接する主枠材3、3に対応して一対のガイド部材38が並列して配設されている。また、ガイド部37の下端部には、一対のガイド部材38を横断するように貫通させて配設されたストッパ片43とその若干上部位置に同様に貫通させて配設されたストッパボルト44とからなる固定手段45が設けられている。44aはストッパボルト44の先端に螺合された袋ナットである。
上記のような構成の朝顔装置Uを仮設足場2の外側に張り出させるには、図11に示すように、朝顔装置Uの先端部に例えばロープ32を連結し、このロープ32を徐々に繰り出すことにより、朝顔装置Uは主枠材3の基端を支点として下向きに回動し、それに伴って斜材35の下端の係合部46がガイド部材38に沿って下方に移動する。そして、図11に示すように、朝顔装置1が斜め上向きに所定角度(通常略25°程度)の姿勢になると、係合部46がストッパ片43に当接し、その状態で朝顔装置Uは支持される。更に、ストッパホルト44をガイド部材38及び係合部46を貫通させて取付けることにより、係合部46の上方への移動が防止され、朝顔装置Uが風で煽られても動くことはない。
実用新案登録第2527089号
ところで、図10〜図15によって説明した従来の朝顔装置では、主枠材3の基端部に取り付けた連結ブラケット10を、仮設足場2にクランプ13で固定された取付ブラケット12に連結するのに、その連結ブラケット10に設けたボルト挿通孔(図示省略)から取付ブラケット12のボルト挿通孔にボルトを通して、ナットで固定ようにしているが、このようなボルト・ナットによる主枠材3の取付けあるいは取外し作業中に、そのボルトやナットを下方の道路上に誤って落下させる危険性があった。
また従来の朝顔装置においては、仮設足場2に固定される取付ブラケット12にはボルト挿通孔が1つしか設けられていないため、仮設足場2に取り付けられる主枠材3の基端と仮設足場2の外面との間隔が一定で、取付ブラケット12のボルト挿通孔の位置で決まり、従って仮設足場2の外面側に防護用メッシュシートや養生枠や防音パネルを装設するときに、その間隔を、最も厚みの厚い防音パネルに対応できるようなボルト挿通孔を有する取付ブラケット12を使用すると、厚みの薄いメッシュシートを配設する場合には、メッシュシートと朝顔パネル6との間の隙間が大きくなる不都合があり、またメッシュシートに対応できるようなボルト挿通孔を有する取付ブラケット12を使用すれば、最も厚みの厚い防音パネルが使用できなくなる不都合があることから、従来においては、メッシュシート、養生枠、防音パネルの使用によって、取付ブラケット12を取り換える必要があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、仮設足場に対する主枠材の取付け・取外し作業中にボルトやナットを落下させるおそれがなく、安全に作業を行なえると共に、主枠材の基端部を、仮設足場に固定される取付ブラケットに位置調整可能に取り付けることができる朝顔装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、一対又は複数対の主枠材3,3の基端をクランプ13付き取付ブラケット12を介して仮設足場2に上下方向回動自在に取り付けると共に、主枠材3を仮設足場2から斜め上向きに張り出し可能に支持し、主枠材対3,3の端部を枠材4,5又は8で連結して枠Fを形成し、この枠F内にパネル6を配設してなる朝顔装置において、 取付ブラケット12には、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に複数のピン孔16a,16b,16cを貫設し且つこれらピン孔16a,16b,16cの夫々直下方にボルト挿通孔17a,17b,17cを形成すると共にこれらボルト挿通孔17a,17b,17c相互間に亘りボルト20が横移動可能な連通孔18を形成する一方、主枠材取付ピン19と、このピン19と平行でピン19よりも長いボルト20と、このボルト20のネジ部20aに螺合可能なナット21と、ピン19とボルト20の一端部どうしをつなぐ連結部材22とからなり、且つボルト20の先端部側にボルト20のネジ部20aより径小でナット21がスライド可能な軸部20bを形成し、その先端にナット抜け止め部20cを形成してなるピン・ボルト・ナットセット15を設け、このセット15のボルト20を取付ブラケット12の何れかのボルト挿通孔17a,17b,17cに常時挿通しておくと共に、主枠材取付ピン19を取付ブラケット12の何れかのピン孔16a,16b,16cに対し挿脱可能な状態にしておいて、前記セット15の主枠材取付ピン19を主枠材3の基端に設けた連結ブラケット10のピン挿通孔10oに挿通し、この主枠材取付ピン19を取付ブラケット12の所要のピン孔16a,16b,16cに挿通すると共に、ボルト20を所要のボルト挿通孔17a,17b,17cに係合し、ナット21をボルト20のネジ部20aに螺合することにより、主枠材3の基端部を取付ブラケット12に位置調整可能に取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の朝顔装置において、取付ブラケット12の複数のピン孔16a,16b,16cは、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に、メッシュシート用ピン孔16a、養生枠用ピン孔16b、防音パネル用ピン孔16cの3つのピン孔からなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の朝顔装置において、ピン・ボルト・ナットセット15のボルト20の先端に形成されるナット抜け止め部20cは、ボルト20のネジ部20aと同径で、ナット21が螺合可能なネジ部分からなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、取付ブラケット12に、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に複数のピン孔16a,16b,16cを貫設し且つこれらピン孔16a,16b,16cの夫々直下方にボルト挿通孔17a,17b,17cを形成すると共にこれらボルト挿通孔17a,17b,17c相互間に亘りボルト20が横移動可能な連通孔18を形成しているから、仮設足場2の外面側に防護用メッシュシートや防音パネルなど厚さの異なるものが装設される場合に、その装設されるものの厚さに応じて、主枠材3の基端部を、仮設足場に固定される取付ブラケットに対して適正な位置に取り付けることができ、それによって仮設足場2の外面側に装設したものと主枠材3の基端部との隙間を極力狭くでき、朝顔パネル5上からの部品等の落下を防止でき、作業の安全を確保することができる。
請求項2に係る発明のように、取付ブラケット12の複数のピン孔16a,16b,16cが、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順にメッシュシート用ピン孔16a、養生枠用ピン孔16b、防音パネル用ピン孔16cの3つのピン孔からなるものによると、、仮設足場2の外側面には一般に、メッシュシート、養生枠及び防音パネルの3種類が使用されることが多いから、この請求項2に係る発明における取付ブラケット12は、使用価値が大きく、きわめて有効である。
請求項3に係る発明のように、ピン・ボルト・ナットセット15のボルト20の先端に形成されるナット抜け止め部20cが、ボルト20のネジ部20aと同径で、ナット21が螺合可能なネジ部分からなるものによれば、製作にあたって、1本のボルト材の所定箇所を削り取って軸部20bを形成すればよいから、製作が容易となる。
以下に本発明の好適な実施形態を図1〜図9に基づいて説明すると、図1には本発明に係る朝顔装置1(図7〜図9参照)のクランプ13付き取付ブラケット12を示し、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は底面図であり、図2及び図3には取付ブラケット12に取り付けて使用されるピン・ボルト・ナットセット15を示し、また図4〜図6には取付ブラケット12とピン・ボルト・ナットセット15の使用状態を示している。
取付ブラケット12は、図1の(a) に仮想線にて示す底辺aと垂直辺bと斜辺cとから直角三角形Tの垂直辺bと斜辺cとのコーナー部d、及び底辺aと斜辺cとのコーナー部eをカットし、更に垂直辺bの中間部fをカットしたような、概ね三角形のプレートからなるもので、使用に際して仮設足場2に近接する垂直辺b側の上端部にクランプ13が取り付けられ、その垂直辺b側の下端部に係合部材14が取り付けられる。クランプ13は周知のパイプクランプからなり、係合部材14は、図4の(a) に示すように、仮設足場2の縦材30の外側周面に係合する側面係合部14aと、横材31に上方から係合するように側面係合部14aの一端側を長く延出してその先端部に連設された倒立U字状の支承部14bとを備えている。
また取付ブラケット12の下端部側には、図1の(a) から分かるように、仮設足場近接側端部(垂直辺b側)からその反対側端部へと順に3つのピン孔16a,16b,16cが貫設され、更にこれらのピン孔16a,16b,16cの夫々直下方にボルト挿通孔17a,17b,17cが形成されると共に、これらボルト挿通孔17a,17b,17c相互間に亘って、ボルト20が横移動可能な連通孔18が形成されている。
取付ブラケット12に設けられた3つのピン孔16a,16b,16c及び夫々の直下方にあるボルト挿通孔17a,17b,17cのうち、仮設足場近接側端部にあるピン孔16aとその下方のボルト挿通孔17aは、仮設足場2の外面側に防護用メッシュシートを装設する場合に使用され、仮設足場近接側端部と反対側にあるピン孔16cとその下方のボルト挿通孔17cは、仮設足場2の外面側に防音パネルを装設する場合に使用され、また両者の中間にあるピン孔16bとボルト挿通孔17bは、養生枠を装設する場合に使用される。
上記取付ブラケット12に取り付けて使用されるピン・ボルト・ナットセット15は、図2〜図4に示すように、主枠材取付ピン19と、このピン19と平行でピン19よりも長さの長いボルト20と、このボルト20のネジ部20aに螺合可能なナット21と、主枠材取付ピン19とボルト20の一端部どうしを一体的に連結する連結部材22と、主枠材取付ピン19の先端部とボルト20とを連結する補助連結部材23とからなるもので、ボルト20の先端部側にはボルト20のネジ部20aより径小でナット21が軸方向にスライド可能な軸部20bが形成され、この軸部20bの先端にはナット21の抜け出しを防止するナット抜け止め部20cが形成されている。このナット抜け止め部20cは、この実施形態ではボルト20のネジ部20aと同径で、ナット21が螺合可能なネジ部分からなるものであるが、ネジ部20aや軸部20bの径より径大の単なる軸部分でもよい。但し、この軸部20bのようなネジ部分とすれば、製作にあたり、1本のボルト材の所定箇所を削り取って軸部20bを形成するだけでよいから、製作が容易となる。図2の(a) はピン・ボルト・ナットセット15を示す正面図、(b) は同セット15分解図である。
ピン・ボルト・ナットセット15のボルト20は、主枠材取付ピン19の約2倍の長さを有し、このボルト20のネジ部20aさが主枠材取付ピン19の長さと略同じである。ボルト20の先端に形成されるナット抜け止め部20cは、ボルト20のネジ部20aと同径で、ナット21が螺合可能なネジ部となっている。連結部材22は、プレート材の上下両端部に夫々ピン19及びボルト20の外径よりも僅かに径大の孔22a,22bを有し、これらの孔22a,22bに主枠材取付ピン19とボルト20の夫々基端部を嵌挿して互いに溶接することにより一体的に連結される。そして、ボルト20の基端側にはワッシャーからなるスペーサー24が連結部材22に溶接されている。補助連結部材23は、連結部材22と同じ様に、プレート材の上下両端部に夫々ピン19及びボルト20の外径よりも僅かに径大の孔23a,23bを有し、下端部にはワッシャーからなるスペーサー25を溶接したもので、主枠材取付ピン19及びボルト20に対して挿脱可能となっている。
図3の(a) 〜(e) は、取付ブラケット12に組み付けたピン・ボルト・ナットセット15により、図5の(b) に示すように2本一緒に配置される主枠材3,3の基端側連結ブラケット10,10を取付ブラケット12に取り付ける方法を説明する説明図である。先ず(a) は使用前の状態を示すもので、ピン・ボルト・ナットセット15の径小軸部20bが取付ブラケット12の連通孔18に挿通されていて、ナット21が軸部20bの先端側に遊嵌された状態にあり、この状態において、主枠材取付ピン19は取付ブラケット12のピン孔16a,16b,16cから離脱して主枠材取付ピン19と取付ブラケット12との間に隙間ができるので、この隙間から(a) の仮想線図示のように片方の主枠材3の連結ブラケット10を挿入して、このブラケット10のピン挿通孔10oに主枠材取付ピン19を挿通し、更にこの主枠材取付ピン19を取付ブラケット12のピン孔16a,16b,16cの所要の1つに挿通することによって、ボルト20のネジ部20aを取付ブラケット12のボルト挿通孔17a,17b,17c所要の1つに挿通し、(b) に示す状態とする。
その後、主枠材取付ピン19に、もう片方の主枠材3の連結ブラケット10のピン挿通孔10oを挿通させると共に、補助連結部材23を取付ブラケット12側に引き寄せて、(c) ,(d) に示す状態とし、この状態から、それまでボルト20の軸部20bに遊嵌させていたナット21をネジ部20aの方へスライドさせて、ネジ部20aに螺合し、締め付ける。これによって、両主枠材3,3の基端側連結ブラケット10,10を、(e) に示すように両側から連結部材22と補助連結部材23とによって取付ブラケット12を挟み付けた状態で、この取付ブラケット12に取り付ける。
図5の(a) は、上述のように2本の主枠材3,3を隣り合わせに対称状に配置してそれらの基端側連結ブラケット10,10を、クランプ13と係合部材14とにより仮設足場2に固定した取付ブラケット12に取り付けた状態の正面図、(b) はその平面図であり、(c) は主枠材3の基端側連結ブラケット10部分を示す正面図である。ここに示す隣り合わせに対称状に配置された両主枠材3,3は、図10の(a) を参照すれば分かるように、複数並設された単位朝顔装置の枠F,Fの隣り合う主枠材3,3に相当するものである。そして、図6の(a) は、1本の主枠材3の基端側連結ブラケット10を、仮設足場2に固定した取付ブラケット12に取り付けた状態の正面図であり、(b) はその平面図である。ここに示す主枠材3は、図10の(a)に示すように複数並設された単位朝顔装置の端にある単位朝顔装置の枠Fの外側の主枠材3に相当するものである。
図7〜図9は、仮設足場2の外面側に防護用メッシュシート26を装設する場合、養生枠27を装設する場合、及び防音パネル28を装設する場合における取付ブラケット12に対する主枠材3の基端側連結ブラケット10の取付方法を示している。
先ず、図7は仮設足場2の外面側に薄い防護用メッシュシート26を装設する場合を示し、この場合は、図3で説明した要領で、ピン・ボルト・ナットセット15の主枠材取付ピン19を、取付ブラケット12に設けられた3つのピン孔16a,16b,16cのうちの仮設足場近接側端部にあるピン孔16a(図1の(a) 参照)に挿通すると共に、ボルト20をピン孔16aの真下にあるボルト挿通孔17aに挿通すればよく、こうすることによって両主枠材3,3の基端部をつなぐ基端枠材5とメッシュシートとの間の隙間を極力狭くすることができ、朝顔パネル5上からの部品等の落下を防止できる。
図8は仮設足場2の外面側に比較的厚い養生枠27を装設する場合を示したもので、図7に示す防護用メッシュシート装設時の取付状態から養生枠27の場合の取付位置へ簡単に変更することができる。即ち、図7に示す防護用メッシュシート装設時の取付状態ではピン・ボルト・ナットセット15の主枠材取付ピン19及びボルト20が、取付ブラケット12のメッシュシート26用のピン孔16a、ボルト挿通孔17aに夫々挿通された状態で、図3の(e) に示すようにナット21の締付けによって取付ブラケット12が連結部材22と補助連結部材23との間にスペーサー24,25を介して挟着されているから、ナット21を緩めて、このナット21を、図3の(d) に示すようにボルト20のネジ部20aから離脱させて軸部20b側へスライドさせた後、補助連結部材23をボルト20のネジ部20aから軸部20b側へ移動させて同図の(c) に示す状態とする。この状態で主枠材取付ピン19が取付ブラケット12のピン孔16aから離脱しているから、ボルト20を連通孔18沿いに横移動させてボルト挿通孔17aからボルト挿通孔17bに係合させた後、主枠材取付ピン19をピン孔16bに挿通させて、図3の(d) に示す状態とし、その後にナット21を軸部20b側からネジ部20a側へスライドさせてねじ込み、同図の(e) の状態とする。
この場合、主枠材取付ピン19、ボルト20及びナット21は、互いにセット(組み付け体)となって、取付ブラケット12から離脱することがないから、主枠材3の取付け・取外し作業中に誤って落下することがなく、作業の安全を確保することができ、非常に有効である。
こうしてピン・ボルト・ナットセット15の主枠材取付ピン19及びボルト20を養生枠27用のピン孔16b、ボルト挿通孔17bに夫々挿通することによって、図8に示すように仮設足場2の外面側に装設した養生枠27と両主枠材3,3の基端部をつなぐ基端枠材5との隙間を極力狭くすることができ、朝顔パネル5上からの部品等の落下を防止できる。
図9は仮設足場2の外面側に最も厚い防音パネル28を装設する場合を示したもので、この場合は、ピン・ボルト・ナットセット15の主枠材取付ピン19及びボルト20を、取付ブラケット12の仮設足場近接側端部から最も遠い位置にある防音パネル28用のピン孔16c、ボルト挿通孔17cに夫々挿通させればよく、主枠材取付ピン19及びボルト20の位置替え操作は上記の説明と同様である。この防音パネル28の場合も、主枠材取付ピン19及びボルト20を取付ブラケット12の仮設足場近接側端部から最も遠い位置にある防音パネル28用のピン孔16c、ボルト挿通孔17cに夫々挿通させることによって、仮設足場2の外面側に装設した防音パネル28と両主枠材3,3の基端部をつなぐ基端枠材5との隙間を極力狭くでき、作業の安全を確保することができる。
以上のように、取付ブラケット12には、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に3つのピン孔16a,16b,16cを貫設し且つこれらピン孔16a,16b,16cの夫々直下方にボルト挿通孔17a,17b,17cを形成すると共に、これらのボルト挿通孔17a,17b,17c相互間に亘りボルト20が横移動可能な連通孔18を形成する一方、主枠材取付ピン19と、このピン19と平行でピン19より長いボルト20と、このボルト20のネジ部20aに螺合可能なナット21と、ピン19とボルト20の一端部どうしをつなぐ連結部材22と、主枠材取付ピン19の先端部とボルト20とを連結する補助連結部材23とからなり、且つボルト20の先端部側にボルト20のネジ部20aより径小でナット21がスライド可能な軸部20bを形成し、その先端にナット抜け止め部20cを形成してなるピン・ボルト・ナットセット15を設けたことによって、仮設足場2の外面側に防護用メッシュシート26を装設する場合、養生枠27を装設する場合、防音パネル28を装設する場合の各場合に応じて、主枠材3の基端部を、仮設足場に固定される取付ブラケットに対し適正な位置に取り付けることができる。
尚、この実施形態では、取付ブラケット12に仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順にメッシュシート用のピン孔16a、養生枠用のピン孔16b、防音パネル用のピン孔16cの3つのピン孔16a,16b,16cを設けると共にこれらピン孔16a,16b,16cの夫々直下方にボルト挿通孔17a,17b,17cを形成しているが、ピン孔及びボルト挿通孔は2つずつ、あるいは4つ以上ずつ設けてもよい。但し、仮設足場2の外側面には、一般に、メッシュシート、養生枠及び防音パネルの3種類が使用されるから、上述した実施形態のような取付ブラケット12は、使用価値が大きく、きわめて有効である。
(a) は本発明に係る朝顔装置のクランプ付き取付ブラケットの正面図、(b) は平面図、(c) は底面図である。 (a) は取付ブラケットに取り付けて使用されるピン・ボルト・ナットセットを示す正面図、(b) はその分解図である。 取付ブラケットに組み付けたピン・ボルト・ナットセットにより、主枠材の基端側連結ブラケットを取付ブラケットに取り付ける方法を説明する説明図である。 取付ブラケットとピン・ボルト・ナットセットの使用状態を示し、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は右側面図である。 (a) は主枠材の基端側連結ブラケットを、仮設足場に固定した取付ブラケットに取り付けた状態の正面図、(b) はその平面図、(c) は主枠材の基端側連結ブラケット部分を示す正面図である。 (a) は1本の主枠材3の基端側連結ブラケットを取付ブラケットに取り付けた状態の正面図、(b) はその平面図である。 仮設足場外面側に防護用メッシュシートを装設する場合の取付状態を示す正面図である。 仮設足場外面側に養生枠を装設する場合の取付状態を示す正面図である。 仮設足場外面側に防音パネルを装設する場合の取付状態を示す正面図である。 (a) は朝顔装置を示す斜視図、(b) は足場のコーナー部に形成される朝顔装置を斜め下方から見た斜視図である。 同上の朝顔装置の使用状態での側面図である。 同上の朝顔装置の折畳状態での側面図である。 朝顔装置のガイド部の拡大側面図である。 図13のイ−イ線断面図である。 図13のロ−ロ線断面図である。
符号の説明
1 朝顔装置
2 仮設足場
3 主枠材
4 先端枠材
5 基端枠材
6 朝顔パネル
7 振れ止め材
8 コーナー枠材
12 取付ブラケット
13 クランプ
14 係合部材
15 ピン・ボルト・ナットセット
16a ピン孔
16b ピン孔
16c ピン孔
17a ボルト挿通孔
17b ボルト挿通孔
17c ボルト挿通孔
18 連通孔
19 主枠材取付ピン
20 ボルト
20a ネジ部
20b 軸部
20c ナット抜け止め部
21 ナット

Claims (3)

  1. 一対又は複数対の主枠材の基端をクランプ付き取付ブラケットを介して仮設足場に上下方向回動自在に取り付けると共に、主枠材を仮設足場から斜め上向きに張り出し可能に支持し、主枠材対の端部を枠材で連結して枠を形成し、この枠内にパネルを配設してなる朝顔装置において、
    取付ブラケットには、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に複数のピン孔を貫設し且つこれらピン孔の夫々直下方にボルト挿通孔を形成すると共にこれらボルト挿通孔相互間に亘りボルトが横移動可能な連通孔を形成する一方、主枠材取付ピンと、このピンと平行でピンよりも長いボルトと、このボルトのネジ部に螺合可能なナットと、ピンとボルトの一端部どうしをつなぐ連結部材とからなり、且つボルトの先端部側にボルトのネジ部より径小でナットがスライド可能な軸部を形成し、その先端にナット抜け止め部を形成してなるピン・ボルト・ナットセットを設け、このセットのボルトを取付ブラケットの何れかのボルト挿通孔に常時挿通しておくと共に、主枠材取付ピンを取付ブラケットの何れかのピン孔に対し挿脱可能な状態にしておいて、前記セットの主枠材取付ピンを主枠材の基端に設けた連結ブラケットのピン挿通孔に挿通し、この主枠材取付ピンを取付ブラケットの所要のピン孔に挿通すると共に、ボルトを所要のボルト挿通孔に係合し、ナットをボルトのネジ部に螺合することにより、主枠材の基端部を取付ブラケットに位置調整可能に取り付けるようにした朝顔装置。
  2. 取付ブラケットの複数のピン孔は、仮設足場近接側端部からその反対側端部へと順に、メッシュシート用ピン孔、養生枠用ピン孔、防音パネル用ピン孔の3つのピン孔からなる請求項1に記載の朝顔装置。
  3. ピン・ボルト・ナットセットのボルトの先端に形成されるナット抜け止め部は、ボルトのネジ部と同径で、ナットが螺合可能なネジ部分からなる請求項1又は2に記載の朝顔装置。
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