JP4655232B2 - 復調装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、復調装置および方法に関し、特に、IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置および方法に関する。
デジタル変調信号を復調する復調装置においては、デジタル変調信号を受信するチューナとA/D変換器などの後段の機器との配線の容易性などを考慮して、チューナの出力のチャンネルと後段の機器の入力のチャンネルとが、必ずしも同じ極性(以下、正極性とも称する)および同じチャンネル同士で接続されるとは限らず、異なる極性(以下、逆極性とも称する)または異なるチャンネル同士で接続される場合がある。この場合、Iチャンネル(同相成分)およびQチャンネル(直交成分)のいずれか一方もしくは両方の極性が反転したり、または、IチャンネルとQチャンネルが入れ替えられて、復調装置に入力信号が入力される。
図1乃至図6は、チューナ11と後段のA/D(Analog/Digital)変換器12−1,12−2との接続パターン、および、各接続パターンにおいて復調装置13に入力される入力信号のIチャンネルとQチャンネルの位相の関係を示している。
図1の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが正極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが正極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が正極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が正極性で入力される。従って、図1の右側の図に示されるように、復調装置13には、Iチャンネルの信号が同相成分として入力され、Qチャンネルの信号が直交成分として入力される。すなわち、入力信号のIチャンネルとQチャンネルが正極性および同位相のまま復調装置13に入力される。なお、以下、図1の接続パターンを基本パターンとも称する。
図2の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが正極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが正極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が正極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が正極性で入力される。従って、図2の右側の図に示されるように、復調装置13には、Iチャンネルの信号が直交成分として入力され、Qチャンネルの信号が同相成分として入力される。すなわち、基本パターンと比較して、入力信号のIチャンネルとQチャンネルの位相が逆転して復調装置13に入力される。なお、以下、IチャンネルとQチャンネルの位相が逆転することを、IチャンネルとQチャンネルが反転する、または、単にチャンネルが反転するとも称する。
図3の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが逆極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが正極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が逆極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が正極性で入力される。従って、図3の右側の図に示されるように、図2の接続パターンと比較して、入力信号のIチャンネルとQチャンネルが+π/2ラジアンずつオフセットされて復調装置13に入力される。
図4の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが正極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが逆極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が正極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が逆極性で入力される。従って、図4の右側の図に示されるように、図2の接続パターンと比較して、入力信号のIチャンネルとQチャンネルが−π/2ラジアンずつオフセットされて復調装置13に入力される。
図5の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが正極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが逆極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が逆極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が正極性で入力される。従って、図5の右側の図に示されるように、基本パターンと比較して、入力信号のIチャンネルとQチャンネルが−π/2ラジアンずつオフセットされて復調装置13に入力される。
図6の接続パターンでは、チューナ11のIチャンネルの出力端子とA/D変換器12−2とが逆極性で接続され、チューナ11のQチャンネルの出力端子とA/D変換器12−1とが正極性で接続されており、復調装置13のIチャンネルの入力端子にA/D変換されたQチャンネルの信号が正極性で入力され、復調装置13のQチャンネルの入力端子にA/D変換されたIチャンネルの信号が逆極性で入力される。従って、図6の右側の図に示されるように、基本パターンと比較して、入力信号のIチャンネルとQチャンネルが+π/2ラジアンずつオフセットされて復調装置13に入力される。
図5および図6の接続パターンにおいては、基本パターンと比較して、復調装置13に入力される入力信号の位相回転量に差異があるのみで、チャンネルの反転は発生していない。従って、位相制御を適切に行うことにより、正常に入力信号の復調を行うことができる。
一方、図2乃至図4の接続パターンにおいては、復調装置13に入力される入力信号のチャンネルが反転しており、位相制御のみでは、入力信号の復調を正常に行うことはできない。
加えて、送受信時に行われるアップコンバートまたはダウンコンバート処理により、チューナ11から出力される信号のIチャンネルまたはQチャンネルのいずれか一方または両方の極性が反転する場合がある。
そのため、従来、チューナ11から出力される信号のIチャンネルおよびQチャンネルの極性を事前に把握し、復調装置13に入力される入力信号のチャンネルが反転しないように、チューナ11とA/D変換器12−1およびA/D変換器12−2の配線を決定したり、あるいは、チューナ11から出力される信号のIチャンネルおよびQチャンネルの極性、および、チューナ11とA/D変換器12−1およびA/D変換器12−2の配線から、復調装置13に入力される入力信号のチャンネルの反転を事前に把握し、復調装置13の外部設定を変更するなどして、入力信号のチャンネルを入れ替えて処理したりすることが行われていた。
しかし、チューナの種類は様々であり、特性も各々異なる。また、送受信間の通信系内に複数の事業者が介在し、アップコンバートおよびダウンコンバートの処理による各チャンネルの極性の反転の有無を事前に把握することが困難な場合がある。そのような場合、従来、例えば、復調装置13のユーザが、前段の処理系からの入力信号を監視し、復調装置13の同期捕捉結果を確認しながら、必要に応じて、入力信号のチャンネルを入れ替えて処理するように、復調装置13の外部設定を変更することが行われていた。しかしながら、これはユーザにとっては大変煩わしい作業である。
そこで、この煩わしさを解消するために、入力信号のチャンネルが反転している場合に、自動的にIチャンネルおよびQチャンネルのうちいずれか一方の信号の極性を反転させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、図1乃至図6の復調装置13に、特許文献1に記載の発明を適用した復調装置を用いた例を示している。図7の復調装置13は、入力信号のチャンネルの極性の制御を行うチャンネル制御回路41、入力信号のフレーム同期制御を行うフレーム同期回路42、入力信号の位相同期制御を行う位相同期回路43、および、入力信号の誤り訂正復号を行う誤り訂正復号回路44により構成される。
例えば、衛星放送の標準伝送規格であるDVB-S.2規格等では、復調処理において、誤り訂正復号が行われるが、復調装置13においては、チャンネル制御回路41が、誤り訂正復号回路44のビタビ復号によるフレーム同期状態を監視し、所定の時間非同期の状態を検出した場合、IチャンネルおよびQチャンネルの位相をπ/4単位で調整したり、Iチャンネルの極性のみを反転したりする。これにより、入力信号のチャンネルが反転していても、自動的に入力信号のIチャンネルの極性が反転され、正しく復調が行われるようになる。
特開平5−160863号公報
しかしながら、図7の復調装置13では、復調処理の最後段の誤り訂正符号回路44の同期状態に基づいて入力信号のチャンネルの極性の制御が行われるため、正しく復調が行われるようになるまでに時間がかかってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、入力信号のチャンネルが反転している場合に、より迅速に入力信号の復調を正しく行うことができるようにするものである。
本発明の第一側面の復調装置は、IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替えるチャンネル制御手段とを備える。
前記チャンネル制御手段には、前記入力信号のチャンネルを入れ替えた後、所定の時間内に前記入力信号に対するフレーム同期が確立しない場合、前記入力信号のチャンネルを再度入れ替えさせることができる。
前記相関値の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段をさらに設け、前記チャンネル制御手段には、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行わせることができる。
前記既知系列は、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)により変調され前記入力信号に挿入されるようにすることができる。
前記相関値の偏角の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段をさらに設け、前記チャンネル制御手段には、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行わせることができる。
本発明の一側面の復調方法は、IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置の復調方法において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し、前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替えるステップを含む。
本発明の一側面においては、入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値が算出され、前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替えられる。
本発明の一側面によれば、入力信号のチャンネルの反転を修正することができる。特に、本発明の一側面によれば、入力信号のチャンネルが反転している場合に、より迅速に入力信号の復調を正しく行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の復調装置(例えば、図8の復調装置113)は、第1に、IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段(例えば、図8の相関器152)と、前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替えるチャンネル制御手段(例えば、図8のチャンネル制御部132)とを備える。
本発明の一側面の復調装置は、第2に、前記相関値の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段(例えば、図8の信頼度判定部131)をさらに備え、前記チャンネル制御手段には、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行わせることができる。
本発明の一側面の復調装置は、第3に、前記相関値の偏角の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段(例えば、図8の信頼度判定部131)をさらに備え、前記チャンネル制御手段には、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行わせることができる。
本発明の一側面の復調方法は、IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置の復調方法において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し(例えば、図10のステップS2)、前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替える(例えば、図19のステップS21およびS22)ステップを含む。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
図8は、本発明を適用した受信システムの一実施の形態を示すブロック図である。図8の受信システム101は、例えば、DVB-S.2規格に準拠した放送信号(以下、入力信号とも称する)を受信し、復調するシステムである。
DVB-S.2規格とは、ETSI(欧州電気通信標準化機構)により標準規格化され、利用されているDVB-S規格の上位に相当する規格である。DVB-S.2規格は、DVB-S規格と比較して、多値位相変調やLDPC(Low Density Parity Check)符号などの導入により、単位周波数当たりの周波数利用効率の改善およびC/N比(Carrier to Noise ratio)の改善が図られている。また、低C/N比でも同期性能を確保するために、物理層の伝送情報を伝送するPL(フィジカルレイヤ)ヘッダや同期パイロット信号が規格として導入されている。
DVB-S.2規格において、PLヘッダおよび同期パイロット信号は、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)により変調されて送信される。図9は、π/2シフトBPSKにおける各シンボルの複素平面上でのマッピングパターンを示している。図9の左側は、奇数番目のシンボルのマッピングパターンを示しており、右側は、偶数番目のシンボルのマッピングパターンを示している。すなわち、複素平面上において、奇数番目のシンボルは、値が0の場合、偏角がπ/4の点にマッピングされ、値が1の場合、偏角が5π/4の点にマッピングされ、偶数番目のシンボルは、値が0の場合、偏角が3π/4の点にマッピングされ、値が1の場合、偏角が7π/4の点にマッピングされる。従って、隣接するシンボル間の位相差は、±π/2に限定される。
図8に戻り、受信システム101は、チューナ111、A/D変換器112−1,112−2、および、復調装置113を含むように構成される。
チューナ111は、DVB-S.2規格に準拠した入力信号を受信し、受信した入力信号をIチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離し、A/D変換器112−1,112−2に供給する。なお、以下、Iチャンネルの信号をIチャンネル信号とも称し、Qチャンネルの信号をQチャンネル信号とも称する。
A/D変換器112−1,112−2は、入力されたIチャンネル信号またはQチャンネル信号をアナログの信号からデジタルの信号にA/D変換し、変換した信号を復調装置113のチャンネル制御回路121に供給する。なお、A/D変換器112−1,112−2に入力される信号のチャンネルおよび極性は、図1乃至図6を参照して上述したように、チューナ111とA/D変換器112−1,112−2との間の接続等に依存する。
復調装置112は、チャンネル制御回路121、フレーム同期回路122、位相同期回路123、および、誤り訂正復号回路124を含むように構成される。
チャンネル制御回路121は、図19などを参照して後述するように、出力端子121Aおよび121Bを介して後段のフレーム同期回路122に出力する信号のIチャンネルとQチャンネルの位相が正しい関係になるように、すなわち、Iチャンネルに対してQチャンネルの位相がπ/2遅れた関係になるように、A/D変換器112−1,112−2から入力される入力信号のチャンネルを入れ替えて、フレーム同期回路122に供給する。
チャンネル制御回路121は、信頼度判定部131およびチャンネル制御部132を含むように構成される。
信頼度判定部131は、図22などを参照して後述するように、相関器152から供給される相関値の信頼度を判定し、判定結果をチャンネル制御部132に通知する。
チャンネル制御部132は、図19などを参照して後述するように、相関値、相関値の信頼度の判定結果、または、同期判定回路162から通知されるフレーム同期状態、または、誤り訂正復号回路124から通知される誤り訂正処理による復号同期の状態に基づいて、必要に応じて、A/D変換器112−1,112−2から入力される入力信号のチャンネルを入れ替えて、フレーム同期回路122に供給する。
ここで、入力信号のチャンネルを入れ替えるとは、出力端子121Aから出力される信号と出力端子121Bから出力される信号の位相の関係を反転させることをいう。例えば、入力信号のチャンネルを入れ替える方法としては、セレクタなどにより、出力端子121Aと出力端子121Bから出力される信号を入れ替える方法や、インバータなどにより、出力端子121Aおよび出力端子121Bから出力される信号のうちいずれか一方の極性を反転し位相を反転させる方法などが考えられる。
フレーム同期回路122は、入力信号に対してフレーム単位の同期制御を行う。また、フレーム同期回路122は、チャンネル制御回路121から供給された入力信号を、そのまま位相同期回路123に供給する。フレーム同期回路122は、相関検出部141および同期判定部142を含むように構成される。また、相関検出部141は、遅延検波器151および相関器152を含むように構成される。さらに、同期判定部142は、ピーク検出回路161および同期判定回路162を含むように構成される。
遅延検波器151は、入力信号の複素シンボル列(以下、受信系列とも称する)に対して、現在のシンボルと1つ前のシンボルの複素共役との複素乗算を行うことにより遅延検波を行い、遅延検波により得られた値(以下、受信遅延検波値とも称する)を相関器152に出力する。
相関器152は、図10などを参照して後述するように、受信遅延検波値のシンボル列(以下、受信遅延検波系列とも称する)と、PLヘッダの一部や同期パイロット信号など、入力信号に周期的に挿入されている既知の値のシンボル列(以下、既知系列とも称する)の正しい遅延検波値(以下、既知遅延検波値とも称する)のシンボル列(以下、既知遅延検波系列とも称する)との相関をとり、その結果得られた相関値を、チャンネル制御回路121および同期判定部142のピーク検出回路161に供給する。
なお、以下、相関器152が、入力信号の各ヘッダの先頭に挿入されているPLヘッダのSOF(Start Of Frame)を既知系列として、その既知系列に対応する既知遅検波系列と受信遅延検波系列との間の相関値を算出するものとして説明する。
ピーク検出回路161は、フレーム周期で現れる相関値のピーク値およびそのタイミング(以下、ピークタイミングとも称する)を検出し、検出したピーク値およびピークタイミングを示す信号を同期判定回路162に供給する。
同期判定回路162は、ピーク検出回路161により検出された相関値のピーク値およびピークタイミングに基づいて、入力信号に対してフレーム単位の同期をとる。同期判定回路162は、フレーム同期の状態、および、相関値のピークタイミングを示す信号をチャンネル制御回路121に供給する。また、同期判定回路162は、フレーム同期の状態、および、入力信号の各フレームの先頭位置などを示す信号を位相同期回路123に供給する。
位相同期回路123は、入力信号の各シンボルの位相誤差を補正し、誤り訂正復号回路124に供給する。
誤り訂正復号回路124は、入力信号に対して、LDPCおよびBCH復号、あるいは、ビタビ復号およびリードソロモン復号等の誤り訂正処理(FEC(Forward Error Correction))等を施し、その結果得られるTS(トランスポートストリーム)パケットを後段の装置に出力する。また、誤り訂正復号回路124は、誤り訂正復号処理による復号同期の状態を示す信号をチャンネル制御回路121に供給する。
なお、A/D変換器112−1,112−2を復調装置113に含めるようにすることも可能である。
次に、図10を参照して、フレーム同期回路122により実行されるフレーム同期処理について説明する。
ステップS1において、遅延検波器151は、遅延検波を行う。具体的には、遅延検波器151は、入力信号に対して、現在のシンボルと1シンボル前の遅延シンボルの複素共役との複素乗算を行うことにより遅延検波を行い、遅延検波により得られた受信遅延検波値を相関器152に供給する。
ステップS2において、相関器152は、相関値を算出する。具体的には、相関器152は、受信遅延検波系列と、既知遅延検波系列との相関を表す相関値を、以下の式(1)に基づいて算出する。
Figure 0004655232
なお、Kは、入力信号のフレームの先頭ごとに挿入されている既知系列のシンボル数から1を引いた値である。また、diは、相関器152に入力されている受信遅延検波系列のi番目の値を表す。
相関器152は、算出した相関値を、チャンネル制御回路121およびピーク検出回路161に供給する。
ここで、入力信号のチャンネルが反転していない場合と反転している場合の相関値の違いについて考える。
まず、入力信号のチャンネルが反転していない場合について考える。説明を簡単にするために、入力信号に挿入されている既知系列の値が0011であるとした場合、この既知系列に対応する既知遅延検波系列の値は、j,j,jとなる。
図11は、入力信号のチャンネルが反転していない場合に、入力信号に挿入されている既知系列を受信したときの複素平面上の受信点を示している。既知系列の先頭のシンボルをシンボルA1、2番目のシンボルをシンボルB1、3番目のシンボルをシンボルC1、4番目のシンボルをシンボルD1とした場合、シンボルA1,B1,C1,D1に対応する受信系列の複素平面上の受信点は、それぞれ
点A1N(cos(π/4+Δθ),jsin(π/4+Δθ)),
点B1N(−sin(π/4+2Δθ),jcos(π/4+2Δθ)),
点C1N(−cos(π/4+3Δθ),−jsin(π/4+3Δθ)),
点D1N(sin(π/4+4Δθ),−jcos(π/4+4Δθ))
となる。なお、Δθは、周波数誤差により生じる1シンボルあたりの位相の回転角を示している。
この場合、既知系列に対応する受信系列の各隣接シンボル間の遅延検波値(受信遅延検波値)は、B1N・A1N*=C1N・B1N*=D1N・C1N*=ej(π/2+Δθ)となり、図12に示されるように、既知系列の遅延検波値(既知遅延検波値)に対して、+Δθだけ位相が回転する。そして、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列との相関値、すなわち、ピークタイミングにおける相関値は、上述した式(1)に基づいて、以下の式(2)により表される。
相関値=ej(π/2+Δθ)+ej(π/2+Δθ)+ej(π/2+Δθ)
=3ej(π/2+Δθ)
=3(cos(π/2+Δθ)+jsin(π/2+Δθ)) ・・・(2)
このように、入力信号のチャンネルが反転していない場合、図12および図13に示されるように、既知系列に対応する受信遅延検波値と既知遅延検波値とは、Δθの値が小さくなるほど同じ位相に近づき、正の相関が強くなる。
また、理想的な受信環境において、ピークタイミングにおける相関値はKej(π/2+Δθ)(Kは、式(1)と同様に既知系列のシンボル数から1を引いた値)となり、図14に示されるように、Q軸の正方向に対して+Δθの角度を持って表現することができる。
次に、入力信号のチャンネルが反転している場合について考える。
入力信号のチャンネルが反転している場合、入力信号のチャンネルが反転していない場合と比較して、周波数誤差により生じる1シンボルあたりの位相の回転角の回転方向が逆方向になる。従って、上述した値が0011の既知系列のシンボル列A1,B1,C1,D1を受信したときの複素平面上の受信点は、図15に示されるように、それぞれ
点A1R(cos(π/4−Δθ),jsin(π/4−Δθ)),
点B1R(sin(π/4−2Δθ),−jcos(π/4−2Δθ)),
点C1R(−cos(π/4−3Δθ),−jsin(π/4−3Δθ)),
点D1R(−sin(π/4−4Δθ),jcos(π/4−4Δθ))
となる。
この場合、既知系列に対応する受信系列の受信遅延検波値は、B1R・A1R*=C1R・B1R*=D1R・C1R*=ej(-π/2-Δθ)となり、図16に示されるように、既知系列の既知遅延検波値に対して、π−Δθだけ位相が回転する。そして、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列との相関値は、上述した式(1)に基づいて、以下の式(3)により表される。
相関値=ej(-π/2-Δθ)+ej(-π/2-Δθ)+ej(-π/2-Δθ)
=3ej(-π/2-Δθ)
=3(cos(−π/2−Δθ)+jsin(−π/2−Δθ)) ・・・(3)
このように、入力信号のチャンネルが反転している場合、図16および図17に示されるように、既知遅延検波値と既知系列に対応する受信遅延検波値とは、Δθの値が小さくなるほど逆位相に近づき、負の相関が強くなる。
また、理想的な受信環境において、ピークタイミングにおける相関値はKej(-π/2-Δθ)となり、図18に示されるように、Q軸の負方向に対して−Δθの角度を持って表現することができる。
図10に戻り、ステップS3において、ピーク検出回路161は、相関値のピークを検出する。具体的には、ピーク検出回路161は、フレーム周期で現れる相関値のピーク値およびそのピークタイミングを検出し、検出したピーク値およびピークタイミングを示す信号を同期判定回路162に供給する。
ステップS4において、同期判定回路162は、フレーム同期判定を行う。例えば、同期判定回路162は、所定の閾値以上の相関値のピーク値が所定のフレーム周期で現れる状態が所定の期間継続した場合、フレーム同期が確立したと判定する。同期判定回路162は、フレーム同期の状態、すなわち、フレーム同期の確立の有無を示す信号をチャンネル制御回路121および位相同期回路123に供給する。また、同期判定回路162は、フレーム同期が確立している場合、入力信号の各フレームの先頭位置などを示す信号を位相同期回路123に供給する。さらに、同期判定回路162は、相関値のピークタイミングを示す信号をチャンネル制御回路121に供給する。
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1乃至S4の処理が繰り返し実行される。
次に、図19のフローチャートを参照して、図10のフレーム同期処理に対応して、チャンネル制御回路121により実行されるチャンネル制御処理の第1の実施の形態について説明する。
ステップS21において、チャンネル制御部132は、相関値の虚部の値が0以上であるかを判定する。図14を参照して上述したように、入力信号のチャンネルが反転していない場合、理想的な受信環境において、ピークタイミングにおける相関値はKej(π/2+Δθ)となる。一方、図18を参照して上述したように、入力信号のチャンネルが反転している場合、理想的な受信環境において、ピークタイミングにおける相関値はKej(-π/2-Δθ)となる。従って、入力信号のチャンネルが反転していない場合、Δθが±π/2の範囲内であるとき、図20の左側の図の斜線部分に示されるように、ピークタイミングにおける相関値の虚部の値は正となり、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列との相関は正の相関となる。一方、入力信号のチャンネルが反転している場合、Δθが±π/2の範囲内であるとき、図20の右側の図の斜線部分に示されるように、ピークタイミングにおける相関値の虚部の値は負となり、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列の相関は負の相関となる。
チャンネル制御部132は、この性質を利用して、ピークタイミングにおける相関値の虚部の値が0未満である場合、Δθが±π/2の範囲内という条件下で、入力信号のチャンネルが反転していると判定し、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、チャンネル制御部132は、入力信号のチャンネルを入れ替え、チャンネル制御処理は終了する。そして、チャンネルを入れ替えた入力信号に対して、後段の復調処理が行われる。
一方、ステップS21において、チャンネル制御部132は、ピークタイミングにおける相関値の虚部の値が0以上である場合、Δθが±π/2の範囲内という条件下で、入力信号のチャンネルが反転していないと判定し、入力信号のチャンネルを入れ替えずに、チャンネル制御処理は終了する。そして、そのまま、後段の復調処理が継続される。
これにより、入力信号のチャンネルが反転している場合、図7の復調装置13のように、誤り訂正処理による復号同期の結果を待たずに、フレーム同期の途中の演算結果である相関値に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えを制御することができ、より迅速に入力信号の復調を正しく行うことができる。
また、送受信間でアップコンバートおよびダウンコンバートの処理による各チャンネルの極性の反転の有無を事前に把握し、入力信号のチャンネルが反転しないように、チューナ111とA/D変換器112−1,112−2との接続を合わせておかなくても、自動的に入力信号のチャンネルの反転を修正することができ、常に正しく、かつ、より高速に変調前のデータを復元することができる。
さらに、相関値の虚部の値が0以上であるか否かは、例えば、相関値の最上位ビットが0または1であるかにより判定することができるので、簡単な回路構成によりこの判定処理を実現することができ、回路を小型化することができる。
次に、図21のフローチャートを参照して、図10のフレーム同期処理に対応して、チャンネル制御回路121により実行されるチャンネル制御処理の第2の実施の形態について説明する。
ステップS41において、チャンネル制御部132は、同期判定回路162からの信号に基づいて、フレーム同期が確立したかを判定する。フレーム同期が確立していないと判定された場合、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、チャンネル制御部132は、所定の時間が経過したかを判定する。所定の時間が経過していないと判定された場合、すなわち、フレーム同期が確立しない状態がまだ所定の時間経過していない場合、処理はステップS41に戻り、ステップS41において、フレーム同期が確立したと判定されるか、ステップS42において、所定の時間が経過したと判定されるまで、ステップS41およびS42の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS42において、所定の時間経過したと判定された場合、すなわち、フレーム同期が確立しない状態が所定の時間経過した場合、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、上述した図19のステップS22の処理と同様に、入力信号のチャンネルが入れ替えられる。その後、処理はステップS41に戻り、ステップS41において、フレーム同期が確立したと判定されるまで、ステップS41乃至S43の処理が繰り返し実行される。すなわち、フレーム同期が確立するまで、所定の時間毎に入力信号のチャンネルが入れ替えられる。
一方、ステップS41において、フレーム同期が確立したと判定された場合、チャンネル制御処理は終了する。
これにより、入力信号のチャンネルが反転している場合、図7の復調装置13のように、誤り訂正処理による復号同期の結果を待たずに、復号同期の前段のフレーム同期の結果に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えを制御することができ、より迅速に入力信号の復調を正しく行うことができる。
次に、図22のフローチャートを参照して、図10のフレーム同期処理に対応して、チャンネル制御回路121により実行されるチャンネル制御処理の第3の実施の形態について説明する。
ステップS61において、信頼度判定部131は、相関値の電力が所定の閾値以上であるかを判定する。相関値の電力は、相関値の絶対値が大きくなるほど大きくなり、ピークタイミングにおける相関値は、理想的にはK2となる。逆に、相関値の電力が大きいほど、相関値の絶対値が大きくなり、すなわち、受信遅延検波系列と既知遅延検波系列との相関関係が強く現れており、相関値の信頼度は高いと言える。信頼度判定部131は、相関値の電力が所定の閾値以上であると判定した場合、相関値の信頼度が十分に高いことをチャンネル制御部132に通知し、処理はステップS62に進む。
ステップS62およびS62の処理は、上述した図19のステップS21およびS22と同様の処理であり、相関値の虚部の値に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えの制御が行われ、チャンネル制御処理は終了する。
一方、ステップS61において、信頼度判定部131は、相関値の電力が所定の閾値未満であると判定された場合、相関値の信頼度が低いことをチャンネル制御部132に通知し、処理はステップS64に進む。
ステップS64において、チャンネル制御部132は、誤り訂正復号回路124からの信号に基づいて、復号同期が確立したかを判定する。復号同期が確立していないと判定された場合、処理はステップS65に進む。
ステップS65において、チャンネル制御部132は、所定の時間が経過したかを判定する。所定の時間が経過していないと判定された場合、すなわち、復号同期が確立しない状態がまだ所定の時間経過していない場合、処理はステップS64に戻り、ステップS64において、復号同期が確立したと判定されるか、ステップS65において、所定の時間が経過したと判定されるまで、ステップS64およびS65の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS65において、所定の時間が経過したと判定された場合、すなわち、復号同期が確立しない状態が所定の時間経過した場合、処理はステップS66に進む。
ステップS66において、上述した図16のステップS22の処理と同様に、入力信号のチャンネルが入れ替えられる。その後、処理はステップS64に戻り、ステップS64において、復号同期が確立したと判定されるまで、ステップS64乃至S66の処理が繰り返し実行される。すなわち、復号同期が確立するまで、所定の時間毎に入力信号のチャンネルが入れ替えられる。
一方、ステップS64において、復号同期が確立したと判定された場合、チャンネル制御処理は終了する。
このように、チャンネル制御処理の第3の実施の形態においては、相関値の電力が大きく、相関値の信頼性が高いと判定された場合、相関値に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御され、相関値の電力が小さく、相関値の信頼性が低いと判定された場合、相関値を用いずに、後段の復号同期の状態に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御される。これにより、より高い精度で入力信号のチャンネルの入れ替えを行うことができる。
なお、ステップS64乃至S66において、図21のステップS41乃至S43と同様の処理を行うようにしてもよい。すなわち、フレーム同期の状態に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えを制御するようにしてもよい。
また、相関値の電力ではなく、直接相関値の大きさに基づいて、相関値の信頼度を判定するようにしてもよい。
次に、図23のフローチャートを参照して、図10のフレーム同期処理に対応して、チャンネル制御回路121により実行されるチャンネル制御処理の第4の実施の形態について説明する。
図23の処理は、図22のステップS61に対応するステップS81の処理のみが異なり、その他の処理は図22の処理と同様である。
すなわち、ステップS81において、信頼度判定部131は、相関値の偏角が所定の範囲内であるかを判定する。具体的には、信頼度判定部131は、相関値の偏角を−πからπの範囲内で表した場合、相関値の偏角が以下の式(4)の条件を満たす場合、すなわち、相関値の偏角が図24の斜線で示される範囲内である場合、相関値の偏角が所定の範囲内であると判定し、相関値の信頼度が十分高いことをチャンネル制御部132に通知し、処理はステップS82に進み、ステップS82以降の処理が実行される。
α≦|相関値の偏角|≦π−α ・・・(4)
すなわち、例えば、Δθの値が小さくかつバラツキが小さく、相関値の偏角が±π/2に近い場合、相関値の信頼性が高いと判定され、相関値の虚部の値に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御される。
一方、ステップS81において、信頼度判定部131は、相関値の偏角が式(4)の条件を満たさない場合、すなわち、相関値の偏角が図24の斜線で示される範囲外である場合、相関値の偏角が所定の範囲外であると判定し、相関値の信頼度が低いことをチャンネル制御部132に通知し、処理はステップS84に進み、ステップS84以降の処理が実行される。
すなわち、例えば、Δθの値が大きかったり、バラツキが大きかったりして、相関値の偏角が0またはπに近い場合、相関値の信頼性が低いと判定され、相関値を用いずに、後段の復号同期の結果に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御される。これにより、より高い精度で入力信号のチャンネルの入れ替えを行うことができる。
なお、ステップS84乃至S86において、図21のステップS41乃至S43と同様の処理を行うようにしてもよい。すなわち、フレーム同期の状態に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えを制御するようにしてもよい。
次に、図25のフローチャートを参照して、図10のフレーム同期処理に対応して、チャンネル制御回路121により実行されるチャンネル制御処理の第5の実施の形態について説明する。
ステップS101およびS102において、上述した図19のステップS21およびS22と同様の処理が実行される。すなわち、相関値の虚部の値に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御される。
その後、ステップS103乃至S105において、上述した図22のステップS64乃至S66と同様の処理が行われる。すなわち、後段の復号同期の結果に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えが制御される。
これにより、例えば、Δθが±π/2の範囲を超えていたり、相関値の信頼度が低く、相関値の虚部の値に基づいて、入力信号のチャンネルが誤って入れ替えられたとしても、復号同期の結果に基づいて、入力信号のチャンネルを元に戻すことができ、より高い精度で入力信号のチャンネルの入れ替えを行うことができる。
なお、ステップS103乃至S105において、図21のステップS41乃至S43と同様の処理を行うようにしてもよい。すなわち、フレーム同期の状態に基づいて、入力信号のチャンネルの入れ替えを制御するようにしてもよい。
なお、相関値の算出方法は、上述した方法に限定されるものではなく、受信遅延検波系列と既知遅延検波系列の相関の方向および強さが現れる相関値を算出できる他の方法を採用することも可能である。
また、以上の説明では、入力信号のチャンネルの入れ替えを行うか否かの判定に、各遅延検波値に対する相関値を加算した値を用いる例を示したが、他にも、例えば、各遅延検波値に対する相関値の平均値を用いることも可能である。
さらに、ノイズや周波数誤差の影響などにより、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列との相関値が必ずしもピーク値とならなくても、既知遅延検波系列と既知系列に対応する受信遅延検波系列との相関値の虚部の値に基づいて、入力信号のチャンネルが反転しているか否かを判定することは可能である。
本発明は、例えば、DVB-S.2規格により変調された信号を復調する復調装置、および、その復調装置を備える装置(例えば、衛星放送受信装置)に適用することができる。
また、本発明は、DVB-S.2規格以外にも、入力信号のチャンネルが反転していない場合と反転している場合とで、既知系列と受信系列との相関関係の違いが明確に現れる規格により変調された入力信号を復調する復調装置、および、その復調装置を備える装置に適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図26は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部206、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部208、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部209、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動するドライブ210が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア211に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
チューナとA/D変換器の第1の接続パターンを示す図である。 チューナとA/D変換器の第2の接続パターンを示す図である。 チューナとA/D変換器の第3の接続パターンを示す図である。 チューナとA/D変換器の第4の接続パターンを示す図である。 チューナとA/D変換器の第5の接続パターンを示す図である。 チューナとA/D変換器の第6の接続パターンを示す図である。 従来の復調装置の構成の例を示すブロック図である。 本発明を適用した復調装置の一実施の形態を示すブロック図である。 π/2シフトBPSKにおける各シンボルの複素平面上でのマッピングパターンを示す図である。 図8の復調装置により実行されるフレーム同期処理を説明するためのフォローチャートである。 入力信号のチャンネルが反転していない場合に、入力信号に挿入されている既知系列を受信したときの複素平面上の受信点を示す図である。 入力信号のチャンネルが反転していない場合の既知系列に対応する受信系列の受信遅延検波値と既知遅延検波値の関係を示す図である。 入力信号のチャンネルが反転していない場合の既知系列に対応する受信系列の受信遅延検波値と既知遅延検波値の関係を示す他の図である。 入力信号のチャンネルが反転していない場合のピークタイミングにおける相関値の位相を示す図である。 入力信号のチャンネルが反転している場合に、入力信号に挿入されている既知系列を受信したときの複素平面上の受信点を示す図である。 入力信号のチャンネルが反転している場合の既知系列に対応する受信系列の受信遅延検波値と既知遅延検波値の関係を示す図である。 入力信号のチャンネルが反転している場合の既知系列に対応する受信系列の受信遅延検波値と既知遅延検波値の関係を示す他の図である。 入力信号のチャンネルが反転している場合のピークタイミングにおける相関値の位相を示す図である。 図10のフレーム同期処理に対応して実行されるチャンネル制御処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 図19のステップS21の判定処理を説明するための図である。 図10のフレーム同期処理に対応して実行されるチャンネル制御処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 図10のフレーム同期処理に対応して実行されるチャンネル制御処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 図10のフレーム同期処理に対応して実行されるチャンネル制御処理の第4の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 図23のステップS61の判定処理を説明するための図である。 図10のフレーム同期処理に対応して実行されるチャンネル制御処理の第5の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
符号の説明
111 チューナ, 112 A/D変換器, 113 復調装置, 121 チャンネル制御回路, 122 フレーム同期回路, 123 位相同期回路, 124 誤り訂正復号回路, 131 信頼度判定部, 132 チャンネル制御部, 141 相関検出部, 142 同期判定部, 151 遅延検波値, 152 相関器, 161 ピーク検出回路, 162 同期判定回路

Claims (6)

  1. IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置において、
    前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、
    前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替えるチャンネル制御手段と
    を含む復調装置。
  2. 前記チャンネル制御手段は、前記入力信号のチャンネルを入れ替えた後、所定の時間内に前記入力信号に対するフレーム同期が確立しない場合、前記入力信号のチャンネルを再度入れ替える
    請求項1に記載の復調装置。
  3. 前記相関値の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段を
    さらに含み、
    前記チャンネル制御手段は、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行う
    請求項1に記載の復調装置。
  4. 前記既知系列は、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)により変調され前記入力信号に挿入される
    請求項1に記載の復調装置。
  5. 前記相関値の偏角の大きさに基づいて、前記相関値の信頼度を判定する信頼度判定手段を
    さらに含み、
    前記チャンネル制御手段は、前記相関値の信頼度が十分でないと判定された場合、前記入力信号に対する復号同期の結果に基づいて、前記チャンネルの入れ替えを行う
    請求項4に記載の復調装置。
  6. IチャンネルとQチャンネルの2つの信号に分離された入力信号を復調する復調装置の復調方法において、
    前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し、
    前記既知系列と前記既知系列に対応する前記受信系列との相関が負の相関である場合、前記入力信号のチャンネルを入れ替える
    ステップを含む復調方法。
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