JP2008530951A - 予め符号化された部分応答信号用の復調器および受信器 - Google Patents

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    • H04L27/2332Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using a non-coherent carrier

Abstract

差動的に符号化されたGMSK信号を正確に、効率的に、余り複雑にならないようにして復調する改善された復調構造(および対応する操作方法)である。復調構造は、その中にGMSK信号を運ぶ同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスを記憶する少なくとも1つのバッファを含む。チャネル推定ブロックは同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスに作用して、サンプル内のタイミング誤差(好ましくはサンプル・タイミング誤差に加えて搬送波の周波数誤差および位相誤差)の推定値を得る。チャネル推定ブロックはこのタイミング誤差の推定値を用いて同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスを変換して、かかるタイミング誤差を補償する。反回転ブロックは変換されたシーケンスに作用して、GMSK信号内のシンボル当たりπ/2の反回転を行う。反回転の結果は、それぞれが実数部および虚数部を有する複素数値のシーケンスである。推定ブロックは反回転の結果を用いてGMSK信号内のビットの推定値を得る。かかる推定は第1の寄与を第2の寄与に加えることにより生成する。第1の寄与は第1の複素数値の虚数部から得られ、第2の寄与は第2の複素数値の実数部から得られる。第1および第2の複素数値は1シンボル離れている。かかる構造および方法は他の予め符号化された部分応答信号の復調に容易に適応される。

Description

本発明は一般にディジタル信号の復調と、ディジタル信号を復調する受信器とに関するものである。より詳細には、本発明は差動的に符号化されたGMSK信号などの予め符号化された部分応答信号の復調と、これを用いる受信器とに関するものである。
ガウス最小シフト・キーイング(GMSK)は無線通信で一般に用いられているディジタル変調方式である。GMSKでは、搬送波信号の位相は、ガウス・フィルタにより成形された正反対信号(antipodal signal)(1と−1のシーケンス)により連続的に変化する。ガウス・フィルタはエネルギーを集中して、帯域外パワーが低いという望ましい特性を作る。かかる利点(比較的狭い帯域幅、一定の包絡線変調、および雑音および干渉への耐性)により、GMSKはセルラ陸上移動体無線システム用のGSM標準の一部として採択された。
GMSK信号は差動的にまたはコヒーレントに変調され得る。差動変調の場合は、逐次の各情報ビットは1つ前の位相に対して+90度または−90度の位相回転を開始する。コヒーレント変調の場合は、+90度または−90度の回転が終わった後の最終の信号位相はデータ・ビット極性を直接示す。
最近のGSM受信器は一般に受信信号を2つの分岐(すなわち同相位相サンプル(I)および直交位相サンプル(Q))内でフィルタリングし、ダウンコンバートし、サンプリングする。これらのサンプルを復調してその中のシンボル・ストリームが復調される。かかる復調では一般に、差動検出(周知のように、1ビット遅延、90度位相シフト、および乗算で行ってよい)、チャネル推定(受信サンプルと既知の同期ワードとの相関を取ることにより行ってよい)、チャネル推定値および検出シンボルを用いてシンボル間の干渉を補償するビタビ(Viterbi)処理(最尤シーケンス推定アルゴリズムなど)を行う。しかしかかる方法は変調およびチャネルの記憶と共に指数関数的に複雑になる。このように複雑になると受信器の設計および製作にかかるコストが大幅に増えるので問題である。
本発明は、差動的に符号化されたGMSK信号を正確に、効率的に、あまり複雑にならないようにして復調する復調構造(および対応する操作方法)を含む。この復調構造は、その中にGMSK信号を運ぶ同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスを記憶する少なくとも1つのバッファを含む。チャネル推定ブロックは同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスに作用して、サンプル内のタイミング誤差(好ましくはサンプル・タイミング誤差に加えて搬送波の周波数誤差および位相誤差)の推定値を得る。チャネル推定ブロックはこのタイミング誤差の推定値を用いて同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスを変換して、かかるタイミング誤差を補償する。反回転(de−rotation)ブロックは変換されたシーケンスに作用して、GMSK信号内のシンボル当たりπ/2の反回転を行う。反回転の結果は、それぞれが実数部および虚数部を有する複素数値のシーケンスである。推定ブロックは反回転の結果を用いてGMSK信号内のビットの推定値を得る。かかる推定値は第1の寄与(contribution)を第2の寄与に加えることにより生成する。第1の寄与は第1の複素数値の虚数部から得られ、第2の寄与は第2の複素数値の実数部から得られる。第1の複素数値と第2の複素数値とは1シンボル離れている。
1つの実施の形態では、チャネル推定器は予め決められた同期ワードを検出する相関器を用いる。
別の実施の形態では、反回転ブロックはGMSK信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を生成する。ただし、rI(k)’およびrQ(k)’はチャネル推定ブロックから出力される補償された同相および直交位相のベースバンド・サンプルのシーケンスである。反回転ブロックは更に、ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

にj-kをかけて反回転ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を計算する。すなわち、
Figure 2008530951

である。
更に別の実施の形態では、推定ブロックはGMSK信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を生成する。ただし、yI(k)’はベクトル
Figure 2008530951

の実数部、yQ(k)’はベクトル
Figure 2008530951

の虚数部である。EI(k)およびEQ(k)は2つの直交軸の振幅係数である。これらの振幅係数は所定のシンボル(k)に対応する時刻での受信器内の雑音および倍率の変動(variance)に比例する。振幅係数EI(k)およびEQ(k)は、応用によっては省いてもよい。推定ブロックは更に、
Figure 2008530951

の虚数部を
Figure 2008530951

の実数部に加えることによりGMSK信号内の所定のビットの推定値を得る。
本発明の復調構造を組み込んだ受信器構造も開示する。
本発明の復調構造および方法により、差動的に符号化されたGMSKシンボルを正確かつ効率的にシンボル毎に検出することができる。またかかる構造は従来の設計に比べて複雑でなく(多くの応用において複雑なビタビ処理を用いなくてよく、または応用によっては非常に簡単になる)、したがって設計および製作が簡単になる。かかる構造および方法は他の予め符号化された部分応答信号の復調にも容易に適応される。
本発明の他の目的および利点は、添付の図面と共に詳細な説明を参照すれば当業者に明らかになる。
以下に記述する受信器の方法および構造により、GSM無線信号などの差動的に符号化されたGMSK信号や、その他の予め符号化された部分応答信号を効率的かつ正確に受信して復調することができる。
図1は、本発明に係る改善されたGMSK無線受信器100を示す。装置100は、送信される差動的に符号化されたGMSK信号(例えば、GSMセルラ陸上移動体無線システム内の基地局から送信されるもの)を含む無線周波数(RF)信号を受信するアンテナ要素101を含む。アンテナ要素101からのRF信号はフィルタ102、低雑音増幅器103、およびフィルタ105によりフィルタリングして増幅する。ミキサ段107はフィルタ105から出力されるRF信号をダウンコンバートして、整調可能なRF周波数信号源109から供給される整調RF振動信号に従って中間周波数(IF)信号を生成する。ダウンコンバートミキサ段107の出力はフィルタ111(一般に表面弾性波(SAW)タイプのフィルタ)で濾波し、可変利得増幅器113で増幅する。周知のように、増幅器113の利得は一般にブロック115から与えられる受信信号強度表示(RSSI)および自動利得制御機能により制御する。かかる利得制御により、その後の段での信号レベルはアナログ・ディジタル変換回路127−1,127−2に一定信号レベルを送ることができる。かかる一定信号レベルはGMSK信号の正確な復調に必要である。図1ではGMSK信号をr(t)で示す。これは図に示すように増幅器113から出力されるIF信号の一部である。
増幅器113の出力はガウス帯域フィルタ117に送られ、その出力は2つの信号処理チャネル(IチャネルおよびQチャネル)に並列に送られる。Iチャネルはミキサ段119−1、ベースバンド・フィルタ125−1、およびアナログ・ディジタル変換回路127−1を含み、これら全体で、供給されたIF信号の一部である同相ベースバンド信号をサンプリングする。Qチャネルはミキサ段119−2、ベースバンド・フィルタ125−2、およびアナログ・ディジタル変換回路127−2を含み、これら全体で、供給されたIF信号の一部である直交位相ベースバンド信号をサンプリングする。かかるサンプリングはブロック121が行う。ブロック121は、IF局部発振器源123の同相信号(例えば、0度の位相オフセット)をIチャネル・ミキサ段119−1に与え、他方でIF局部発振器源123の直交位相信号(例えば、90度の位相オフセット)をQチャネル・ミキサ段119−2に与える。
別の実施の形態では、低IF構造、ゼロIF直接変換構造、または他の適当な受信器構造を用いて、受信器で受信したGMSK信号の同相成分および直交位相成分を取り出してよい。例えば、アナログ・ディジタル変換はIF信号で行い、ベースバンドへのダウンコンバートはディジタル領域で行ってよい。更に、アナログ・ベースバンド・フィルタ125−1,125−2の代わりにディジタル領域(例えば、アナログ・ディジタル変換の後)で動作するディジタル・フィルタ(好ましくはFIRタイプの低域フィルタ)を用いて帯域外雑音を除去してよい。
いずれの場合も、ディジタル領域で表される同相ベースバンド・サンプル(rI(k)で示す)はバッファ131内に記憶し、ディジタル領域で表される直交位相ベースバンド・サンプル(rQ(k)で示す)はバッファ133内のディジタル領域内に記憶する。
チャネル推定ブロック135はバッファ131内に記憶する同相ベースバンド・サンプル(rI(k))およびバッファ133内に記憶する直交位相ベースバンド・サンプル(rQ(k))に作用して、サンプル内に予め決められた同期ワード(トレーニング・シーケンスと呼ぶことがある)が存在することを検出し、ベースバンド信号内のバースト波形上のシンボル・タイミング誤差とこれに加えて搬送波の周波数誤差および位相誤差の推定値を得る。誤差の推定値に基づいて、チャネル推定ブロック135は所定のバースト波形を形成する同相および直交位相のベースバンド・サンプルを変換して、かかる誤差を補償する。図1ではかかる補償されたサンプルをrI(k)’およびrQ(k)’で示す。このようにして、バーストのタイミング、周波数、および位相のオフセットを実質的に除去する。
チャネル推定ブロック135は好ましくは相関器を用いて、予め決められた同期ワードを検出する。本質的に、相関器は同期ワードシーケンスのための整合フィルタである。したがって、同期ワードが存在するとき相関器は大きな振幅を持つ出力を生成するはずである。相関の大きさが或るしきい値を超えると同期ワードを検出したことが宣言される。しきい値は設計で固定してもよいし、動的に変えてもよい。自動利得制御を用いる応用では、しきい値を固定すると検出誤り率が高くなる。この問題は、同期ワードとの相関を取るサンプル全体で得た雑音パワー推定値に基づいてしきい値を変えることにより解決することができる。
理論的には、理想的なサンプリング点で取ったサンプルを相関器に与えることは可能である。しかし実際には、理想的なサンプリング点は分からない。このタイミングの不確かさは、受信波形をオーバーサンプリングしてサンプリングのタイミングを多数仮定したものとの相関を計算することにより解決することができる。例えばある装置では、サンプル・クロックの周波数誤差は非常に小さいので、同期ワードの長さにわたってサンプリング位相は余り変らない。シンボル当たりのサンプリング速度を2倍にすると、1つの相関は偶数シンボルだけを用いて行い、別の相関は奇数サンプルだけを用いて行うことができる。この方法の精度は十分良いことが多い。十分良くない場合は、シンボル当たりのサンプリングの仮定を増やせばよい。
受信波形のオーバーサンプリングは、アナログ・ディジタル変換を高速(例えば、ナイキスト速度の2倍)でクロックするか、受信波形のサンプルに外挿濾波(interpolation)を行うか、または予想される同期ワードを多数時間シフトしたものとの相関を取ることにより得られる。
相関操作は同期ワードをコヒーレントに検出するようにすることが好ましい。これには、搬送波周波数誤差、シンボル速度、および同期ワードの長さLを考慮する必要がある。例えば、シンボル速度が搬送波周波数誤差のL倍の場合は、同期ワードの間に搬送波は360度回転するので相関を取っても同期ワードを検出することができない。搬送波周波数誤差がこれより小さい場合は、相関の中に脱落するものがある。この脱落が許容できない場合は、かかる搬送波周波数誤差を補償する他の対策を取らなければならない。1つの可能な解決方法は、異なる搬送波周波数誤差を仮定して、それぞれと、仮定した搬送波周波数誤差で修正したシーケンスとの相関を取ることである。この方法はある応用ではうまくゆくが、複雑なシーケンスとの多数の相関を取る必要がある。
別の方法は差動相関を用いることである。受信信号との相関を取るのではなく、受信シンボル(1シンボル時間離れたもの)のベクトル・クロス積を計算して相関器に入力する。差動相関器を用いるとコヒーレント相関器に比べていくらか性能損失がある。しかし周波数誤差がシンボル速度の数パーセントより小さい場合は、この損失は周波数誤差が変っても余り変らず、普通の量の周波数誤差を用いるコヒーレント相関器より性能が良い。好ましい実施の形態では、相関操作は2段で行う。すなわち、候補を識別する差動相関段と、かなりの周波数オフセットが存在するときに候補を確認するコヒーレント相関段である。この2段は、高速フーリエ変換(FFT)または他の同様な方法を用いて、周波数領域で受信波形を処理する。
チャネル推定ブロック135は多数の方法の1つを用いてサンプル・タイミング誤差の推定値を得てよい。例えば、1つの方法は相関ピークの前と後の相関結果を用いる。これらの結果の相対的な大きさおよびタイミングをマップして、相関ピークに対するタイミング・オフセットを得てよい。例えば、ピークの直前と直後の相関結果が同じ値を有する場合は、サンプル・タイミング誤差はゼロである。ピークの前の相関結果がピークの後の相関結果より大きい場合は、相関ピークは「遅く」てサンプル・タイミング誤差は正である(補償するには負の時間シフトを行う必要がある)。ピークの前の相関結果がピークの後の相関結果より小さい場合は、相関ピークは「早く」てサンプル・タイミング誤差は負である(補償するには正の時間シフトを行う必要がある)。
チャネル推定ブロック135は多数の方法の1つを用いて搬送波周波数誤差の推定値を得てよい。例えば、同期ワードの検出に差動相関器を用いるとき、ピークで相関器が出力する複素ベクトルの角度を搬送波周波数誤差の推定値として用いることができる。なぜなら、この角度は1つのシンボル内の位相変化に比例するからである。同様に、搬送波位相誤差はピークで相関器が出力する位相を用いて推定することができる。この位相は同期ワードの中央における帯域内サンプルの位相の推定値である。搬送波周波数および位相を推定/追跡するための他の機構については、「バースト・モデム設計法、第2部(Burst Modem Design Techniques,Part 2)」、CSD Magazine,1999年8月、に詳細に記述されており、その全体をここに援用する。
サンプル・タイミング誤差とこれに加えて搬送波周波数誤差および位相誤差を補償した後、反回転ブロック137はベースバンド・サンプルrI(k)’およびrQ(k)’に作用して、バースト波形の最初から始めてシンボル当たりπ/2の反回転を行う。好ましい実施の形態では、反回転ブロック137はn個の時間離散サンプル対rI(k)’,rQ(k)’のシーケンスに作用する。このシーケンスは、ベースバンド信号内のバースト波形を表すn個のシンボルのシーケンスに対応する。各サンプル対rI(k)’,rQ(k)’を複素表現に変換して、次のようなベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を形成する。
Figure 2008530951

ただし、バーストのn個のシンボルについて k=1,2,...,n である。
次に、ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

にj-kを掛けて反回転ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を計算する。すなわち、
Figure 2008530951

反回転ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

は、バースト波形のn個のシンボル毎の実数部yI(k)’および虚数部yQ(k)’を含む。
推定ブロック139は反回転ベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

に作用して次のようにバーストのn個のシンボルについて次のベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を生成する。
Figure 2008530951

ただし、EI(k)およびEQ(k)は2つの直交軸の振幅係数で、これらの振幅係数は所定のシンボル(k)に対応する時刻の受信器内の雑音および倍率の変動に比例する。
各復号窓内で利得が固定でないときは、式(3)をチャネル利得(損失)および雑音の推定値と共に用いれば適応等化と同等の結果を得ることができる。復号窓毎の利得が固定のときは、振幅係数EI(k)およびEQ(k)を式(3)から省いて次の簡単な形にしてよい。
Figure 2008530951
推定ブロック139はバーストのn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
Figure 2008530951

を用いて、バーストのビット・ストリームについて次の対数尤度比LLR(ここでは「推定値」と呼ぶ)を生成する。
Figure 2008530951

言い換えると、バースト内の所定のビットの推定値は、現在検出されたシンボルのベクトル
Figure 2008530951

の虚数部を、虚数部シンボルから1シンボル遅れたシンボルに対応するベクトル
Figure 2008530951

の実数部に加えることにより得られる。バースト内の最後のシンボルは用いない。更に、バーストの最初に追加の予め決められたビットがある。これは差動符号化に固有である。
随意であるが、推定ブロック139が生成したビット推定値を、推定値を処理する後処理ブロック141にロードして干渉(同一チャネル干渉またはマルチパス干渉など)を打ち消してよい。その一例がKristensson他のUS2004/0014424に示されており、その全体をここに援用する。かかる後処理により誤差訂正を行ってもよい。これは一般にリード・ソロモン(Reed−Solomon)復号化またはビタビ処理の一部としての重畳復号化により行う。
復号化が完了した後、ブロック139(またはブロック141)が生成したビット・ストリームは、後で処理するために受信信号バッファ143内に記憶する。例えばかかる処理は、ハンドセット応用におけるユーザへのデータの通信や、基地局応用におけるネットワーク・リンクによるデータの通信を行うことでよい。
バッファ131,133とデータ処理ブロック135から143とは、好ましくはディジタル信号処理プラットフォーム129の一部であり、これはディジタル信号処理プロセッサ、FPGA、ASIC、またはその他の適当なデータ処理手段で実現してよい。
ここに述べたGMSK復調構造および方法の精度と効率は以下の説明から明らかである。GMSK変調信号の位相は
Figure 2008530951

ただし、
h=0.5、
g(u)はガウス成形フィルタ、
Figure 2008530951

iは入力2進ビットで、
Figure 2008530951

,αiは整数値である。
次の式
Figure 2008530951

に関して図2のグラフ(i=0)を見ると、サンプリング点をグラフの整数点で表した場合、各シンボルの寄与は1つのシンボルでπ/4であり、次のシンボルで更にほぼπ/4である。したがって、簡単のためにインデクス内の遅れを少し調整すると、式(5)は次式で近似できる。すなわち、
Figure 2008530951

当業者が認識するようにこれは単なる近似であって、上のグラフのサンプル点2(0として扱う)と4(π/2として扱う)に誤差がある。
式(6)を式(7)に代入すると次式が得られる。
Figure 2008530951

ただし、
Figure 2008530951

は式(6)のように2つの隣接する情報ビットの2進加算から得られる整数値である。
認識すべきであるが、式(8)の第1項はシンボル当たりπ/2の位相回転であり、第2項は
Figure 2008530951

ただし、fb2i( )は次のように2進数を整数に変換する変換関数である。
b2i(0(b))=0、
b2i(1(b))=1。
式(9)を変形する前に次のことを考慮しなければならない。
1. di =1、 i<0の場合(送信信号という仮定)。
更に、1から始まる2進シーケンスに関する簡単な事実が他に2つある。第1に、dn =1に達するのに偶数の遷移を行う(0->1または1->0)。第2に、dn =0に達するのに奇数の遷移を行う。
上の第1の文を式(9)に適用すると次式が得られる。
Figure 2008530951

式(10)の第2項は実際には情報ビット・シーケンス遷移カウンタであり、遷移する度に位相はπだけ変る。
式(10)から、次のことが観測される。
1. dn =1、dn-1 =1; この場合は式(10)の第2項は偶数の遷移を行い(すなわち、第2の和は偶数)、θ2(nt)=0。
2. dn =1、dn-1 =0; この場合は式(10)の第2項は奇数の遷移を行い(すなわち、第2の和は奇数)、θ2(nt)=π/2。
3. dn =0、dn-1 =1; この場合は式(10)の第2項は偶数の遷移を行い(すなわち、第2の和は偶数)、θ2(nt)=−π/2。
4. dn =0、dn-1 =0; この場合は式(10)の第2項は奇数の遷移を行い(すなわち、第2の和は奇数)、θ2(nt)=π。
π/4の位相を加えると次の結果が得られる。
Figure 2008530951

これは、送信信号の第2項は、実際には情報シーケンスに対応する2つの独立のBPSK信号であることを示す(Iチャネルは1ビット遅れたもの)。したがって、差動的な予め符号化されたGSMK信号は信号生成において記憶を有しない。
θ2(nt)のグラフとその遷移グラフを更に図3に示す。
結論を述べると、式(8)から、送信されたGMSK信号の位相は2つの部分に分解される。すなわち、シンボル当たりπ/2の位相回転と、式(10)および式(11)で示すような現在と1つ前の情報ビットだけに依存する瞬時の位相である。更に、信号生成において記憶がなく、雑音または障害がないとき情報ビットは信号配置から容易に得ることができる。
受信器内では、チャネルフィルタリングによる歪を無視すると、タイミング・オフセットと周波数オフセットとその他のチャネル障害を持つ式(8)と同様の信号を受信する。
タイミング・オフセットと周波数オフセットとを除去すると、シンボル当たりπ/2の反回転により、式(11)に示す位相およびいくらかの障害を持つ信号が生成される。得られる信号は、実際にはIおよびQ空間内の2つの独立のBPSK信号の合成信号である。合成信号の虚数部は現在の情報ビットを運び、合成信号の実数部は1つ前の情報ビットを運ぶ。
BPSKタイプの信号について説明したので、受信信号の復調はA/φ領域ではなくI/Q領域で行って信号源の最尤推定を得る。IとQとは独立なので、反回転の後の受信信号は次式で表される。
Figure 2008530951

ただし、
nおよびBnは2つの直交軸の振幅係数であって通常は同じ定数、
n=2*dn-1は情報ビットの2極表現、
である。
AWGNだけが存在するときは、反回転の後の
Figure 2008530951

の実数部と虚数部とは独立であって、共にxとyに平均値を持つガウス分布である。ガウス分布では、対数尤度は次式で与えられる。
Figure 2008530951

これを変形すると
Figure 2008530951

ただし、EInおよびEQn+1はその時刻の受信器内の雑音および倍率の変動に比例する。
各復号窓内で利得が固定でないときは、式(13)をチャネル利得(損失)および雑音の推定値と共に用いれば最適の結果を得ることができるができる。これは適応等化と同等である。
復号窓毎の利得および雑音が固定のときは、EQnおよびEIn+1を省いても精度が下がることはなく、現在のシンボルLLR(dn)のシンボル推定値は次式で与えられる。
Figure 2008530951

この操作は上に説明した例示の受信装置100のシンボル推定ブロック139の一部として行う。
ここに述べた復調の構造および方法により、差動的に符号化されたGMSKシンボルを正確かつ効率的にシンボル毎に検出することができる。またかかる構造は、従来の設計に比べて複雑でない(多くの応用で複雑なビタビ処理を行わなくてよく、または応用によっては非常に簡単になる)。したがって、設計および製作が簡単であり、このためにエンド・ユーザのコストが下がる。
GSM無線信号などの差動的に符号化されたGMSK信号を受信して復調するための構造および方法のいくつかの実施の形態を説明し、図示した。かかる構造および方法は他の予め符号化された部分応答信号を受信して復調するのにも用いることができる。本発明の特定の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。なぜなら、本発明はこの技術が許す限り範囲が広く、また明細書は同様の趣旨で読むべきである。したがって、特定の受信器構造について開示したが、他の受信器構造も用いてよいことが認識される。更に、ここに述べた復調構造および任意の他の信号処理の機能性はソフトウエア(例えば、命令のプログラムされたシーケンス)で実現することができる。このソフトウエアは具体的な媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスク、またはウェブ・サーバの一部である、またはこれに結合する記憶装置)内に永続的に記憶して、受信器の一部としてその中で実行するためにコンピュータ処理プラットフォームにロードしてよい。したがって当業者が認識するように、クレームの精神および範囲から逸れない範囲で本発明に更に他の変更を行うことができる。
本発明に係る改善された復調器を用いる例示の受信器の機能的ブロック図である。 差動的に符号化されたGMSK信号内でサンプルのシーケンス内の隣接シンボルの位相寄与を示すグラフである。 反回転の後で差動的に符号化されたGMSK信号の受信ビット・シーケンス内の可能な遷移を示す状態図である。

Claims (20)

  1. 2進値のシーケンスで構成する予め符号化された部分応答信号を復調する装置であって、
    少なくとも1つのバッファであって、同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスを記憶し、前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスはその中に部分応答信号を運ぶ、前記少なくとも1つのバッファと、
    チャネル推定ブロックであって、前記少なくとも1つのバッファに結合し、前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスに作用して前記サンプル内のタイミング誤差の推定値を得、また前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスを変換して前記タイミング誤差を補償する、前記チャネル推定ブロックと、
    反回転ブロックであって、前記チャネル推定ブロックに結合し、前記同相および直交位相のベースバンド・サンプルの変換されたシーケンスに作用して前記部分応答信号内のシンボル当たりπ/2の反回転を行うことにより、それぞれが実数部および虚数部を有する複素数値のシーケンスを生成する、前記反回転ブロックと、
    推定ブロックであって、前記反回転ブロックに結合し、第1の寄与を第2の寄与に加えることにより前記部分応答信号内の所定のビット毎の推定値を得、前記第1の寄与は第1の複素数値の虚数部から得られ、前記第2の寄与は第2の複素数値の実数部から得られ、前記第1および第2の複素数値は1シンボル離れている、前記推定ブロックと、
    で構成する復調装置。
  2. 前記予め符号化された部分応答信号は差動的に符号化されたGMSK信号を含む、請求項1記載の復調装置。
  3. 前記タイミング誤差は、サンプル・タイミング誤差、搬送波周波数誤差、および搬送波位相誤差の少なくとも1つを含む、請求項2記載の復調装置。
  4. 前記チャネル推定ブロックは予め決められた同期ワードを検出する相関器を含む、請求項3記載の復調装置。
  5. 前記補償された同相ベースバンド・サンプルのシーケンスは、前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてrI(k)’で示され(k=1,...,n)、
    前記補償された直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスは、前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてrQ(k)’で示され、
    前記反回転ブロックは前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成し、すなわち、
    Figure 2008530951

    であり、
    前記反回転ブロックはベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    にj-kを掛けて反回転ベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を計算する、すなわち、
    Figure 2008530951

    である、
    請求項1記載の復調装置。
  6. I(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の実数部であり、yQ(k)’ はベクトル
    Figure 2008530951

    の虚数部であり、
    前記推定ブロックは前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成し、すなわち、
    Figure 2008530951

    であり、EI(k)およびEQ(k)は2つの直交軸の振幅係数であり、これらの振幅係数は所定のシンボル(k)に対応する時刻での前記受信器内の雑音および倍率の変動に比例する、
    請求項5記載の復調装置。
  7. 前記推定ブロックは
    Figure 2008530951

    の虚数部を
    Figure 2008530951

    の実数部に加えることにより所定のビットの推定値を得る、
    請求項6記載の復調装置。
  8. I(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の実数部であり、yQ(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の虚数部であり、
    前記推定ブロックは前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成する、すなわち、
    Figure 2008530951

    である、
    請求項5記載の復調装置。
  9. 前記推定ブロックは
    Figure 2008530951

    の虚数部を
    Figure 2008530951

    の実数部に加えることにより所定のビットの推定値を得る、
    請求項8記載の復調装置。
  10. 予め符号化された部分応答信号を受信する受信器であって、
    フロントエンド無線サブシステムであって、あるRFチャネルを受信して同相ベースバンド信号および直交位相ベースバンド信号にダウンコンバートし、前記同相ベースバンド信号は前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスで表され、前記直交位相ベースバンド信号は前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスで表される、フロントエンド無線サブシステムと、
    前記フロントエンド無線サブシステムに結合して前記予め符号化された部分応答信号を復調する請求項1記載の装置と、
    を備える受信器。
  11. 前記予め符号化された部分応答信号は差動的に符号化されたGMSK信号である、
    請求項10記載の受信器。
  12. 2進値のシーケンスを含む予め符号化された部分応答信号を復調する方法であって、
    同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスを記憶し、前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスはその中に前記部分応答信号を運び、
    前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスを用いて前記サンプル内のタイミング誤差の推定値を得、
    前記同相ベースバンド・サンプルのシーケンスおよび前記直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスを変換して前記タイミング誤差を補償し、
    前記同相および直交位相のベースバンド・サンプルの変換されたシーケンスに作用して前記部分応答信号内のシンボル当たりπ/2の反回転を行うことにより、それぞれが実数部および虚数部を有する複素数値のシーケンスを生成し、
    第1の寄与を第2の寄与に加えることにより前記部分応答信号内の所定のビット毎の推定値を得、前記第1の寄与は第1の複素数値の虚数部から得られ、前記第2の寄与は第2の複素数値の実数部から得られ、前記第1および第2の複素数値は1シンボル離れている、
    復調する方法。
  13. 前記予め符号化された部分応答信号は差動的に符号化されたGMSK信号を含む、請求項12記載の復調する方法。
  14. 前記タイミング誤差は、サンプル・タイミング誤差、搬送波周波数誤差、および搬送波位相誤差の少なくとも1つを含む、請求項13記載の復調する方法。
  15. 前記タイミング誤差を得ることは予め決められた同期ワードを検出する相関を含む、請求項14記載の復調する方法。
  16. 前記補償された同相ベースバンド・サンプルのシーケンスは、前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてrI(k)’で示され(k=1,...,n)、
    前記補償された直交位相ベースバンド・サンプルのシーケンスは、前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてrQ(k)’で示され、
    前記反回転ブロックは前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成し、すなわち、
    Figure 2008530951

    であり、ベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    にj-kを掛けて反回転ベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を計算する、すなわち、
    Figure 2008530951

    である、
    請求項12記載の復調する方法。
  17. I(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の実数部であり、yQ(k)’ はベクトル
    Figure 2008530951

    の虚数部であり、
    前記推定は前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成することにより得られ、すなわち、
    Figure 2008530951

    であり、EI(k)およびEQ(k)は2つの直交軸の振幅係数であり、これらの振幅係数は所定のシンボル(k)に対応する時刻の前記受信器内の雑音および倍率の変動に比例する、
    請求項16記載の復調する方法。
  18. 前記推定値は所定のビットについて
    Figure 2008530951

    の虚数部を
    Figure 2008530951

    の実数部に加えることにより得られる、
    請求項17記載の復調する方法。
  19. I(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の実数部であり、yQ(k)’はベクトル
    Figure 2008530951

    の虚数部であり、
    前記推定値は前記予め符号化された部分応答信号のn個のシンボルについてベクトル・シーケンス
    Figure 2008530951

    を生成することにより得られる、すなわち、
    Figure 2008530951

    である、
    請求項16記載の復調する方法。
  20. 前記推定値は所定のビットについて
    Figure 2008530951

    の虚数部を
    Figure 2008530951

    の実数部に加えることにより得られる、
    請求項19記載の復調する方法。
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