JP4654556B2 - 含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物の製造方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、一般に、ハイドロフルオロカーボン(HFC)などの含フッ素炭化水素化合物の製造方法に関するものである。
背景技術
ハイドロフルオロカーボン(HFC)などの含フッ素炭化水素化合物は、オゾン層を破壊する作用が強いクロロフルオロカーボン(CFC)およびハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の代替化合物として用いられており、今日の産業においては、オゾンを破壊しない発泡剤、冷媒、洗浄剤または噴射剤として重要な化合物である。
ハイドロフルオロカーボンを製造する方法において、アンチモン化合物を触媒として用いることは既知である。例えば、特開平3−169829には、フッ化水素を直接用いずに、CClFCHClをフッ素化してCFCHClまたはCFCHClFまたはCFCHFを製造する方法が開示されている。特公平7−91202には、CClFCHClまたはCClFCHClをフッ素化することによるCFCHClの製造方法が、また、WO96/01797には、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパンをハロゲン化アンチモン化合物の存在下でフッ化水素によりフッ素化して1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを得る方法が開示されている。
ハロゲン化アンチモン化合物は腐食性が高い化合物であることが知られているが、反応装置の腐食については上記のいずれの特許文献にも記載されておらず、反応装置の腐食防止についての記載もない。また、これらの実施例の記載によれば、触媒として用いるハロゲン化アンチモン化合物の濃度は、フッ化水素100モルに対して0.1モル〜10モル程度が多く、最高の場合であっても、20〜30モル程度である。ところが、このような濃度範囲のハロゲン化アンチモン化合物を触媒として使用すると、非常に高いレベルの金属腐食作用を示すということが本発明の発明者によって明らかにされた。
更に、特開平3−169829の場合のように、系内にフッ化水素を存在させずに、フッ素原子を含むハロゲン化アンチモン化合物のみによってフッ素化を行う場合、消費されたハロゲン化アンチモン化合物を再びフッ素化する操作およびそのための反応装置が必要となり、経済的に有利とは言えない。
WO98/33754には、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパンを1−クロロ−1,1,3,3,3−ペンタクロロプロパンまたは1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの溶媒中でフッ素化する方法が、また、特開平8−217704には、ジクロロメタンおよび1,1,1−トリクロロエタンを同時にフッ素化を行う方法が、それぞれ開示されており、目的の化合物を収率良く得られることに加えて、反応装置の腐食防止効果もあることが記載されている。
しかし、WO98/33754の様に生成物または中間生成物を溶剤として用いる方法は、少なくとも溶剤の使用量だけ反応器の容量を大きくする必要があることを意味しており、経済的に有利であるとは言えない。更に、化合物によってはフッ化水素との相溶性が悪く、反応器内でフッ化水素と溶媒とが相分離して、反応効率を著しく低下させる可能性があり、限定された用途にしか適用できない。
特開平8−217704のジクロロメタンおよび1,1,1−トリクロロエタンを同時にフッ素化を行う方法は、どちらか一方のみ必要とする場合には、不要な化合物を製造することになり、経済的に不利である。
WO98/33754および特開平8−217704では、ハロゲン化アンチモン化合物のフッ化水素に対する量は特に規定されてはいないが、前者は実施例から見ると数モル%であり、あまり高い濃度で使用する例はない。一方、後者では反応器の温度を反応圧力でのフッ化水素の沸点以上に保持しているため、フッ化水素は液状で反応器内に存在していないとの記載があり、即ちハロゲン化アンチモン化合物のフッ化水素に対する濃度はほぼ100モル%であることを示している。反応液中にフッ化水素が存在していないということは、フッ素化反応に於けるフッ素源の供給が遅くなることになり、効率的な反応を行うには適さない。
また、防食されたフッ素化方法として、特開平7−233102にはフッ素樹脂製反応器を用いる方法が、特公平7−88591には原料中の水分を低く保つことにより腐食性を低下させる方法が、それぞれ開示されている。しかし、特開平7−233102のフッ素樹脂製反応器を用いる方法は、その明細書にも記載されているように、樹脂ライニングされた機器に加熱設備を付けるような設備は不可能であるため、反応温度の制御が困難である。さらに、原料をガス状で供給するため、原料の予熱器が必要となり、設備に費用がかかる。特公平7−88591の原料中の水分を低く保つ方法は、有機物の脱水には脱水剤の添加や蒸留などが必要であり、フッ化水素の脱水には電解やフッ素ガスの添加など、いずれも工程が増えることにより経済的とは言えない。
このように、従来、SbCl5−pのフッ化水素溶液は非常に高い腐食性を有すること、および、有機化合物をフッ素化する反応についてのSbCl5−pのフッ化水素溶液の反応性は、その濃度が高くなるのに伴って高くなることが知られていたが、一般的に使用される濃度は、経済性等を考慮して、WO96/01797の実施例にも開示されているように1〜10mol%の範囲であった。
しかしながら、発明者らは、SbCl5−pを従来使用されていた濃度よりも逆に比較的高い濃度にて使用する場合に、SbCl5−pの腐食性が、通常使用されていた濃度範囲において比較的低濃度の範囲または通常使用されていた濃度範囲の下限値以下の濃度である場合と同程度に低下することを見出し、本発明を完成するに至った。
発明の開示
従って、本発明は、CFCやHCFCの代替化合物として重要な含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物(HFC)を、選択性に優れると共に、反応容器の腐食作用が小さく、かつ経済的に有利に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決すべく発明者らが鋭意検討をおこなった結果、ハロゲン化アンチモン化合物を比較的高い割合にて含むフッ化水素およびハロゲン化アンチモン化合物の混合物を用いることにより、ハロゲン化アンチモン化合物の高いフッ素化能力を維持しつつ、かつ金属製の反応容器の腐食を抑制できる方法を提供しようとするものである。尚、このようなハロゲン化アンチモン化合物およびフッ化水素の混合物は、常温常圧では、ハロゲン化アンチモン化合物を高濃度にて含むフッ化水素溶液の形態で存在すると表現することもできる。
即ち、本発明による含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物の製造方法は、1つの要旨において、
一般式: SbCl5−p (I)
[式中、pは0〜2の範囲の値である。]
で示されるハロゲン化アンチモン化合物、フッ化水素、および原料としてのハロゲン化炭化水素化合物が存在する反応の場において、ハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素とのモル比を40/60〜90/10の範囲として、ハロゲン化炭化水素化合物をフッ素化することにより含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することを特徴とする。
特に、ハロゲン化アンチモン化合物を40〜90モル%およびフッ化水素を60〜10モル%含む混合物に、ハロゲン化炭化水素化合物を接触させることによって、含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することができる。
この方法において、上記ハロゲン化アンチモン化合物は、いわゆる触媒としての機能を果たしていると考えることができる。本発明の方法によれば、原料として用いるハロゲン化炭化水素化合物中に存在する1個またはそれ以上のフッ素原子以外のハロゲン原子がフッ素原子に置換された含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することができる。この場合に、置換され得るハロゲン原子は、例えば、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子から選ばれる1種またはそれ以上のハロゲン原子である。
発明を実施するための最良の形態
本発明において、一般式:SbCl5−pで示されるハロゲン化アンチモン化合物としては、単一の化合物を用いることができるのは当然であるが、それ以外に2種またはそれ以上の化合物を含む混合物であって、上記の一般式で示される組成を有する混合物(組成物)を用いることもできる。従って、単一の化合物の場合にはpの値は、0または1または2のいずれか整数となるが、2種またはそれ以上の化合物からなる組成物を用いる場合には、pの値は0から2まで範囲におけるいずれかの値をとることになる。
本発明において、pの値を上記のように規定したのは、pの値が0〜2の範囲内にないハロゲン化アンチモン化合物は、pの値が0〜2の範囲内のハロゲン化アンチモン化合物に比べると、上記のようなフッ素化反応に関する反応性(転化率、選択率)が著しく低いことが見出されていることに基づくものである。
また、pの値が3以上のハロゲン化アンチモン化合物を用いる場合には、そのような化合物の反応性は低いため、反応性の低さを補うために反応温度を上げることなどが必要となる。しかしながら、反応温度を上げると、有機物等を塩素化する反応が起こりやすくなる結果として、この化合物のアンチモン原子はSb(V)からSb(III)へと還元されてしまう。そのために、ハロゲン化アンチモン化合物によるフッ素化反応の反応性は、上記の意図に反して、更に低下するということになる。従って、本発明においてフッ素化反応の触媒として用いる場合に、化合物SbCl5−pにおいては、pの値が0〜2の範囲にあることは必須の要件であると言うことができる。
具体的には、本発明に使用することができるハロゲン化アンチモン化合物(SbCl5−p)には、SbF、SbClFおよびSbClの群から選ばれる少なくとも1種の化合物が含まれる。この群のいずれかの化合物を単独で使用する場合には、pの値は0または1または2のいずれかの整数になる。それ以外に、本発明のハロゲン化アンチモン化合物としては、SbClとSbFとを所定の割合にて混合して得られる混合物であって、一般式:SbCl5−pで示される組成を有する混合物(組成物)を用いることもできる。例えば、0.8モルのSbFと0.2モルのSbClとを混合することによって、式:SbCl5−pで示される組成物を調製することができ、この組成物は本発明におけるハロゲン化アンチモン化合物として用いることができる。同様に、SbFを100〜60モル%、およびSbClを残部として混合し、
式:SbCl5−p
[式中、0≦p≦2である。]
で示される組成物を調製することによって、本発明のハロゲン化アンチモン化合物として用いることができる。更に、これ以外にも、SbFとHClもしくはSbClとHFとを所定の比率にて反応させること、またはSbFとClとを反応させることなどの既知の方法によっても、本発明のハロゲン化アンチモン化合物を調製することができる。
ハロゲン化アンチモン化合物(SbCl5−p)およびフッ化水素の混合物中に含まれるSbCl5−pの割合(SbCl5−pのフッ化水素溶液と考える場合には、このフッ化水素溶液中におけるSbCl5−pの濃度)は、40〜90mol%の範囲が好ましく、50〜80mol%の範囲がより好ましい。
このように規定するのは、SbCl5−pの腐食性を、そのSbCl5−pのフッ化水素溶液中におけるSbCl5−pの濃度の関数として調べて、以下のような結果を見出したことに基づいている。即ち、濃度が0〜0.5mol%の範囲では腐食性は低レベルである。0.5〜5mol%の濃度範囲では、濃度の上昇に伴って腐食性も次第に上昇する。5〜10mol%の濃度範囲では腐食性は極めて高いレベルを示して、いわゆる極大となる。濃度が10mol%を越えて更に上昇すると、腐食性は一転して低下する傾向を示し、10〜40mol%の濃度範囲では、腐食性はまだ比較的高いレベルにあるが次第に低下してゆく。40mol%以上の濃度範囲での腐食性は、濃度が0〜0.5mol%の範囲での腐食性と同程度に低いレベルに低下するのである。
上述したように、SbCl5−pの濃度が0.5mol%以下である場合にもその腐食性は比較的低いが、低濃度であるために反応性も低く、フッ素化反応に関してはあまり実用的であるとは言えない。
SbCl5−pのフッ化水素溶液中におけるSbCl5−pの濃度が40mol%よりも低い場合には、腐食性が急激に高くなるために好ましくなく、一方、その濃度が90mol%よりも高い場合には、触媒のフッ素含有率が低下することによって、フッ素化の反応速度が低下し、フッ素化反応に関しては好ましくない。
本発明のハロゲン化炭化水素化合物をフッ素化する反応における反応温度は、−10℃〜150℃の範囲が好ましく、0℃〜120℃の範囲がより好ましい。また、反応系の圧力は、0.01〜5MPaが好ましく、0.1〜1.2MPaがより好ましい。
本発明の方法においてフィード原料として用いる炭化水素化合物は、
一般式: CCl (II)
[式中、nは1から3のいずれかの整数であって、
nが1のとき、xは0から2のいずれかの整数、yは1から4のいずれかの整数、zは0から2のいずれかの整数であり、x+y+z=4およびy≧aの関係を満たし、
nが2のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から6のいずれかの整数、zは0から3のいずれかの整数であり、x+y+z=4またはx+y+z=6のいずれかの関係を満たし、
nが3のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から8のいずれかの整数、zは0から6のいずれかの整数であり、x+y+z=6またはx+y+z=8のいずれかの関係を満たす。]
で示すことができる。
上記のようなハロゲン化炭化水素化合物を本発明の方法に適用すると、フッ素化反応によって、1分子中に含有するフッ素原子数の増加したハロゲン化炭化水素化合物を得ることができる。このような本発明の方法によって得られる生成物は、
一般式: CCly−az+a (III)
[式中、nは1から3のいずれかの整数であって、
nが1のとき、xは0から2のいずれかの整数、yは1から4のいずれかの整数、zは0から3のいずれかの整数、aは1から4のいずれかの整数であり、x+y+z=4およびy≧aの関係を満たし、
nが2のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から6のいずれかの整数、zは0から4のいずれかの整数、aは1から6のいずれかの整数であり、x+y+z=4またはx+y+z=6のいずれかの関係およびy≧aの関係を満たし、
nが3のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から8のいずれかの整数、zは0から7のいずれかの整数、aは1から8のいずれかの整数であり、x+y+z=6またはx+y+z=8のいずれかの関係およびy≧aの関係を満たす。]
で示すことができる。
具体的には、フィード原料として、CHClおよびCHClFの群から選ばれる少なくとも1種のハロゲン化炭化水素化合物を用いると、
CHClFおよびCHの群から選ばれる少なくとも1種の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することができる。
また、フィード原料として、CCl、CHCl、CHCl、CHClF、CHCl、CHCl、CHClF、CCl、CClF、CClおよびCClFの分子式で示される化合物の群から選ばれる1種またはそれ以上のハロゲン化炭化水素化合物を用いると、
HClF、CHCl、CHCl、CHClF、CHF、CClF、CCl、CClFおよびCの分子式で示される1種またはそれ以上の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することができる。
上記の分子式で示すフィード原料としての化合物には、例えばCCl=CCl、CHClCClF、CHClCClF、CHClCF、CHClFCF、CHClFCClF、CHClFCClF、CHFCClF、CHFCClF、CHCl=CCl、CHClCClF、CHClCClF、CHClCF、CHFCClFおよびCHFCClFなどが含まれ、同様に上記の分子式で示す生成物としての含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物には、CHClCClF、CHClCClF、CHClCF、CHClFCF、CHClFCClF、CHClFCClF、CHFCClF、CHFCClF、CHFCF、CHClCClF、CHClCClF、CHClCF、CHFCF、CHFCClF、CHFCClFおよびCHFCFなどが含まれる。
更に、フィード原料として、CClCHCHCl、CClFCHCHCl、CClFCHCHCl、CFCHCHCl、CFCHCHClF、CClCHCHClF、CClFCHCHClF、CClFCHCHClF、CClCHCHF、CClFCHCHF、CClFCHCHF、CHClCH=CCl、CHClCH=CClF、CHClCH=CF、CHClFCH=CCl、CHClFCH=CClF、CHClFCH=CF、CHFCH=CCl、CHFCH=CClF、CClCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CFCH=CHCl、CClCH=CHF、CClFCH=CHFおよびCClFCH=CHFからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を用いると、
CClFCHCHCl、CClFCHCHCl、CFCHCHCl、CFCHCHClF、CClCHCHClF、CClFCHCHClF、CClFCHCHClF、CClCHCHF、CClFCHCHF、CClFCHCHF、CHClCH=CClF、CHClCH=CF、CHClFCH=CCl、CHClFCH=CClF、CHClFCH=CF、CHFCH=CCl、CHFCH=CClF、CClFCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CFCH=CHCl、CClCH=CHF、CClFCH=CHF、CClFCH=CHF、CFCHCHF、CFCH=CHFおよびCHFCH=CFからなる群から選ばれる少なくとも1種の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することができる。
尤も、上記の例は、本発明の方法に適用できるハロゲン化炭化水素化合物を限定するものではなく、一般式:CClで示される条件に適合する炭化水素化合物であれば、本発明の方法に適用することができ、その結果として、一般式:CCly−az+aで示される含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を得ることができる。
本発明の方法において、反応の場に導入して相互に接触させるハロゲン化アンチモン化合物とフィード原料との関係は、次のようになる。バッチ反応の場合には、供給可能なF(フッ素原子)の量が、置換すべきハロゲン化炭化水素化合物のCl(塩素原子)の量を上回るようにハロゲン化炭化水素化合物のフィード量を決めることが有利である。例えば、SbF8molおよびHF2molを使用する系から利用可能なFの量は、16mol+2mol=18molであるから、1分子あたりの置換するCl量が1であるハロゲン化炭化水素化合物についてのフィード量は、18mol以下にすることが求められる。
反応が進行すると、ハロゲン化アンチモン化合物中のフッ素の含有率は低下するが、そのようにフッ素の含有率が低下したハロゲン化アンチモン化合物はフッ化水素によってフッ素化されることによって再生され得る。このハロゲン化アンチモン化合物を再生させる反応速度が、主反応(本発明においてハロゲン化炭化水素化合物をフッ素化する反応)の反応速度よりも速い場合は、主反応の反応の場において、主反応の最中に主反応と並行してハロゲン化アンチモン化合物はフッ素化することができる。連続反応の場合は、このようにハロゲン化アンチモン化合物のフッ素化反応が並行して進行するようにハロゲン化炭化水素化合物を供給することが好ましい。また、ハロゲン化アンチモン化合物を再生させる反応速度が主反応の反応速度よりも遅くなる場合は、主反応の進行に伴なって、ハロゲン化アンチモン化合物のフッ素含有量は低下し続け、ハロゲン化アンチモン化合物の反応性も低下する。しかし、そのような場合でも、フッ素含有量の低下したハロゲン化アンチモン化合物を別途フッ素化することにより対応できる。
本発明の実施形態としては、以下のような例を挙げることができる。
第1の形態としては、本発明に規定する割合のハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素との混合物を含む反応の場に、所定量のハロゲン化炭化水素化合物を供給してフッ素化反応を行う形態がある。この場合には、ハロゲン化炭化水素化合物のみを反応の場に供給するのであるが、反応の場におけるハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素との割合が本発明で規定する範囲内にある限り、本発明のフッ素化反応を好適に実施することができる。従って、この形態は反応をバッチ式で行う場合に適している。
第2の形態としては、ハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素とを含む反応の場に所定量のハロゲン化炭化水素化合物とフッ化水素(および必要な場合にはハロゲン化アンチモン化合物)を供給することによって、その反応の場におけるハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素との割合が本発明で規定する好適な範囲内に保たれるように調節し、フッ素化反応を行う形態がある。この場合には、フッ素化反応の進行に伴なって消費されるフッ化水素を供給または補給し、ならびに必要な場合にはハロゲン化アンチモン化合物を供給または補給することによって、反応の場に存在するハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素との割合を好適な値に維持することができる。この形態は、フッ化水素を供給することによって、主反応と並行して、触媒としてのハロゲン化アンチモン化合物を再生する反応が行われる系に特に適している。従って、この形態によれば、バッチ式から連続式までの間での中間的な方式でも広範に適用することができる。
第3の形態としては、第1または第2の形態で所定のフッ素化反応を行った後、一旦フッ素化反応を停止し、反応の場にフッ化水素を供給してハロゲン化アンチモン化合物の再生を行い、その後再び第1または第2の形態でのフッ素化反応を行うという形態がある。この形態によれば、フッ素化反応の場を有する反応装置をあまり複雑にすることなく、本発明の方法を実施することができる。
また、第1または第2の形態でのフッ素化反応を行った後、含有するフッ素原子が減少したハロゲン化アンチモン化合物を別の再生用の装置に移して、そこで触媒化合物の再生反応を行い、その一方で、フッ素化反応の場を有する反応装置では新たに第1または第2の形態でのフッ素化反応を行うこともできる。この場合には反応装置が多少複雑になるが、フッ素化反応装置が主反応に用いられない時間を最小とすることによって、効率よく装置を利用することができる。
反応中に生成する塩化水素は、一部または全てを反応器から抜き出すことが好ましい。また、生成物も反応中に抜き出したり、反応終了後に抜き出したりすることができる。
このように本発明の反応はバッチ式でも連続式でも行うことができるが、いずれの方式を用いる場合であっても、フッ素化反応からの流出物を、例えば適当な蒸留や分液、または抽出液に接触させる抽出分離に付することによって、反応生成物を分離および回収することができる。また、上記の説明では、塩素原子のみを含むハロゲン化炭化水素化合物を原料として用いる例を挙げているが、本発明の方法はこれに限らず、原料としてのハロゲン化炭化水素化合物が塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子の群から選ばれる1種を含む場合、2種を含む場合、または3種を含む場合のいずれの場合にも適用することができ、その結果として、よりフッ素原子を多く含む含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を得ることができる。
本発明に用いることができる反応装置の材質としては、Ni、Ni−Mo系、Ni−Cr系、Ni−Cu系、Ni−Cr−Mo系、Ni−Cr−Mo−Fe−Cu系など、Niを主成分とするいわゆるニッケル合金が好ましい。そのような合金の好ましい例には、それぞれ商品名で、モネル400(JIS記号でNCuP)、モネル500(JIS記号でNCuATP)、ハステロイB−2(JIS記号でNM2P)、ハステロイC−22、ハステロイC−276(JIS記号でNMCrP)、ハステロイG(JIS記号でNCrFMCu1P)、インコネル600(JIS記号でNCF600)、インコネル625(JIS記号でNCF625)およびインコネル825(JIS記号でNCF825)などの合金があり、反応温度によってはステンレス鋼(例えば、JIS記号でSUS304LまたはSUS316L)、銅、銅合金なども使用できる。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、一般式:SbCl5−p (I)
[式中、pは0〜2の範囲の値である。]
で示されるハロゲン化アンチモン化合物、フッ化水素、および原料としてのハロゲン化炭化水素化合物が存在する反応の場において、ハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素とのモル比を40/60〜90/10の範囲として、ハロゲン化炭化水素化合物をフッ素化することによって、以下の表1に示すように含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を選択率および収率よく製造することができ、更に、表2〜4に示すように、金属に対する腐食性も非常に低いレベルとすることができる。
実施例
以下本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明は以下の実施例の態様に限定されるものではない。
(実施例1A)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。従って、この実施例では、SbFで示される組成を有するハロゲン化アンチモン化合物を使用した。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例1B)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを173g(0.8mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素24g(1.2mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。従って、この実施例では、SbFで示される組成を有するハロゲン化アンチモン化合物を使用した。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例1C)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを195g(0.9mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素2g(0.1mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。従って、この実施例では、SbFで示される組成を有するハロゲン化アンチモン化合物を使用した。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例2)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを173.4g(0.8mol)、SbClを59.8g(0.2mol)入れ、これを80℃にて30分間攪拌した。その後氷冷し、オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、反応器に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。従って、この実施例では、SbClFで示される組成を有するハロゲン化アンチモン化合物を調製し使用した。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例3)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを130.0g(0.6mol)、SbClを119.6g(0.4mol)入れ、これを80℃にて30分間攪拌した。その後氷冷し、オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、反応器に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。従って、この実施例では、SbClで示される組成を有するハロゲン化アンチモン化合物を調製し使用した。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例4)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を20℃に保持した。反応器に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、減圧(0.05〜0.001MPa)下、ドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例5)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロパン33.4g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例6)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に(E)−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン26.1g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例7)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に塩化メチレン17g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(実施例8)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを216.7g(1.0mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素20g(1.0mol)を導入し、自生圧力下で温度を100℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内にテトラクロロエチレン33.2g(0.2mol)およびフッ化水素12g(0.6mol)を1時間かけて仕込んだ後、更に1時間攪拌を続けた。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(比較例1)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを108.5g(0.5mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素90g(4.5mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
(比較例2)
凝縮器付きの500mlオートクレーブにSbFを21.7g(0.1mol)入れ、氷冷した。オートクレーブ内を約0.01MPaの圧力まで減圧して脱気した後、フッ化水素198g(9.9mol)を導入し、自生圧力下で温度を80℃に保持した。凝縮器の温度を5℃に設定し、オートクレーブ内に1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン43.3g(0.2mol)を1時間かけて仕込んだ。
生成したガスを、常圧にてドライアイス・アセトントラップで捕集した。捕集した有機物をガスクロマトグラフィーにより分析し、収率を調べた。結果を表1に示す。
Figure 0004654556
Figure 0004654556
Figure 0004654556
(実施例9−A1)
凝縮器付きの500mlオートクレーブ中に、予め脱脂および清浄化して寸法および重量を測定しておいたハステロイC22の金属片(幅約1cm、長さ約2.5cm、厚さ約0.3cm)3枚を互いに接触しないように入れた。これに、651g(3.0mol)のSbFおよび60g(3.0mol)のフッ化水素を予め混合して調製しておいた溶液を加え、温度を80℃に保って100時間ゆっくりと攪拌した。ドライアイス・アセトン浴を用いてオートクレーブを冷却した後、オートクレーブの中から金属片を取り出した。金属片を水洗および乾燥した後、その重量を測定した。重量変化の結果を次式に適用して3枚の金属片について腐食速度(mm/y)を計算し、その平均値を求めて、ハステロイC22についての腐食速度とした。
腐食速度(mm/y)=(87.60×x)/(d×s×t)
[式中、xは腐食による重量減(mg)、dは金属片の密度(g/cm)、sは金属片の表面積(cm)、tは試験時間(hr)である。]
結果を表2に示す。
(実施例9−A2)
凝縮器付きの500mlオートクレーブ中に、予め脱脂および清浄化して寸法および重量を測定しておいたハステロイC22の金属片(幅約1cm、長さ約2.5cm、厚さ約0.3cm)3枚を互いに接触しないように入れた。これに、521g(2.4mol)のSbFおよび72g(3.6mol)のフッ化水素を予め混合して調製しておいた溶液を加え、温度を80℃に保って100時間ゆっくりと攪拌した。その後、実施例9−A1と同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(実施例9−B1)
凝縮器付きの500mlオートクレーブ中に、予め脱脂および清浄化して寸法および重量を測定しておいたハステロイC276の金属片(幅約1cm、長さ約2.5cm、厚さ約0.3cm)3枚を互いに接触しないように入れた。これに、651g(3.0mol)のSbFおよび60g(3.0mol)のフッ化水素を予め混合して調製しておいた溶液を加え、温度を80℃に保って100時間ゆっくりと攪拌した。その後、実施例9−A1と同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(実施例9−B2)
凝縮器付きの500mlオートクレーブ中に、予め脱脂および清浄化して寸法および重量を測定しておいたハステロイC276の金属片(幅約1cm、長さ約2.5cm、厚さ約0.3cm)3枚を互いに接触しないように入れた。これに、521g(2.4mol)のSbFおよび72g(3.6mol)のフッ化水素を予め混合して調製しておいた溶液を加え、温度を80℃に保って100時間ゆっくりと攪拌した。その後、実施例9−A1と同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(実施例9−C)
試験する金属片の材料としてインコネル600を用いること以外は、実施例9−Aと同様にして、インコネル600の金属片についての腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(実施例9−D)
試験する金属片の材料としてモネル400を用いること以外は、実施例9−Aと同様にして、モネル400の金属片についての腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(実施例9−E)
試験する金属片の材料としてステンレス316Lを用いること以外は、実施例9−Aと同様にして、ステンレス316Lの金属片についての腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例3−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが260.0g(1.2mol)、フッ化水素が56g(2.8mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例3−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが260.0g(1.2mol)、フッ化水素が56g(2.8mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例4−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例4−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例4−C)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Cと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例4−D)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Dと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例4−E)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Eと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例5−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例5−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例5−C)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Cと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例5−D)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Dと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
(比較例5−E)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例9−Eと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表2に示す。
Figure 0004654556
Figure 0004654556
(実施例10−A)
SbFおよびフッ化水素の混合溶液中で金属片を100時間攪拌する工程において保持する温度を20℃とすること以外は、実施例9−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
(実施例10−B)
SbFおよびフッ化水素の混合溶液中で金属片を100時間攪拌する工程において保持する温度を20℃とすること以外は、実施例9−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
(比較例6−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例10−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
(比較例6−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが151.9g(0.7mol)、フッ化水素が126g(6.3mol)の溶液を用いること以外は、実施例10−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
(比較例7−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例10−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
(比較例7−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFが21.7g(0.1mol)、フッ化水素が198g(9.9mol)の溶液を用いること以外は、実施例10−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表3に示す。
Figure 0004654556
(実施例11−A)
凝縮器付きの500mlオートクレーブ中に、予め脱脂および清浄化して寸法および重量を測定しておいたハステロイC22の金属片(幅約1cm、長さ約2.5cm、厚さ約0.3cm)3枚を互いに接触しないように入れた。予め、520g(2.4mol)のSbFおよび179.4g(0.6mol)のSbClを混合し、80℃にて30分間攪拌した後、60g(3.0mol)のフッ化水素を加えて調製しておいた溶液を、金属片の入ったオートクレーブ中に入れ、温度を20℃に保って100時間ゆっくりと攪拌した。その後、実施例9−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表4に示す。
(実施例11−B)
試験する金属片の材料としてハステロイC276を用いること以外は、実施例11−Aと同様にして、ハステロイC276の金属片についての腐食速度を求めた。結果を表4に示す。
(比較例8−A)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFを12.1g(0.08mol)、SbClを6.0g(0.02mol)およびフッ化水素を198g(9.9mol)含む溶液を用いること以外は、実施例11−Aと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表4に示す。
(比較例8−B)
試験する金属片と共にオートクレーブに入れる溶液として、SbFを12.1g(0.08mol)、SbClを6.0g(0.02mol)およびフッ化水素を198g(9.9mol)含む溶液を用いること以外は、実施例11−Bと同様の操作を行い、腐食速度を求めた。結果を表4に示す。
Figure 0004654556

Claims (7)

  1. 一般式: SbCl5−p (I)
    [式中、pは0〜2の範囲の値である。]
    で示されるハロゲン化アンチモン化合物、フッ化水素、および原料としてのハロゲン化炭化水素化合物が存在する反応の場において、ハロゲン化アンチモン化合物とフッ化水素とのモル比を40/60〜90/10の範囲として、ハロゲン化炭化水素化合物をフッ素化することにより含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造する方法。
  2. 前記反応の場において、ハロゲン化アンチモン化合物を40〜90モル%およびフッ化水素を60〜10モル%含む混合物にハロゲン化炭化水素化合物を接触させることによって、含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 反応の場へ、原料であるハロゲン化炭化水素化合物とフッ化水素とを供給することを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 一般式: CCl (II)
    [式中、nは1から3のいずれかの整数であって、
    nが1のとき、xは0から2のいずれかの整数、yは1から4のいずれかの整数、zは0から2のいずれかの整数であり、x+y+z=4の関係を満たし、
    nが2のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から6のいずれかの整数、zは0から3のいずれかの整数であり、x+y+z=4またはx+y+z=6のいずれかの関係を満たし、
    nが3のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から8のいずれかの整数、zは0から6のいずれかの整数であり、x+y+z=6またはx+y+z=8のいずれかの関係を満たす。]
    で示されるハロゲン化炭化水素化合物をフィード原料として用いて、
    一般式: CCly−az+a (III)
    [式中、nは1から3のいずれかの整数であって、
    nが1のとき、xは0から2のいずれかの整数、yは1から4のいずれかの整数、zは0から3のいずれかの整数、aは1から4のいずれかの整数であり、x+y+z=4およびy≧aの関係を満たし、
    nが2のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から6のいずれかの整数、zは0から4のいずれかの整数、aは1から6のいずれかの整数であり、x+y+z=4またはx+y+z=6のいずれかの関係およびy≧aの関係を満たし、
    nが3のとき、xは0から3のいずれかの整数、yは1から8のいずれかの整数、zは0から7のいずれかの整数、aは1から8のいずれかの整数であり、x+y+z=6またはx+y+z=8のいずれかの関係およびy≧aの関係を満たす。]
    で示される含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. フィード原料として用いるハロゲン化炭化水素化合物は、CHClおよびCHClFの群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、
    CHClFおよびCHの群から選ばれる少なくとも1種の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. フィード原料として用いるハロゲン化炭化水素化合物は、CCl、CHCl、CHCl、CHClF、CHCl、CHCl、CHClF、CCl、CClF、CClおよびCClFの分子式で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、
    HClF、CHCl、CHCl、CHClF、CHF、CClF、CCl、CClFおよびCの分子式で示される1種またはそれ以上の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  7. フィード原料として用いるハロゲン化炭化水素化合物は、CClCHCHCl、CClFCHCHCl、CClFCHCHCl、CFCHCHCl、CFCHCHClF、CClCHCHClF、CClFCHCHClF、CClFCHCHClF、CClCHCHF、CClFCHCHF、CClFCHCHF、CHClCH=CCl、CHClCH=CClF、CHClCH=CF、CHClFCH=CCl、CHClFCH=CClF、CHClFCH=CF、CHFCH=CCl、CHFCH=CClF、CClCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CFCH=CHCl、CClCH=CHF、CClFCH=CHFおよびCClFCH=CHFからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、
    CClFCHCHCl、CClFCHCHCl、CFCHCHCl、CFCHCHClF、CClCHCHClF、CClFCHCHClF、CClFCHCHClF、CClCHCHF、CClFCHCHF、CClFCHCHF、CHClCH=CClF、CHClCH=CF、CHClFCH=CCl、CHClFCH=CClF、CHClFCH=CF、CHFCH=CCl、CHFCH=CClF、CClFCH=CHCl、CClFCH=CHCl、CFCH=CHCl、CClCH=CHF、CClFCH=CHF、CClFCH=CHF、CFCHCHF、CFCH=CHFおよびCHFCH=CFからなる群から選ばれる少なくとも1種の含フッ素ハロゲン化炭化水素化合物を製造することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
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