JP2009543787A - 液液抽出によってフルオロオレフィンをhfから分離する方法 - Google Patents

液液抽出によってフルオロオレフィンをhfから分離する方法 Download PDF

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Abstract

HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法であって、前記組成物を抽出剤で抽出する工程を含む方法が開示されている。HFと少なくとも1種のフルオロオレフィンと少なくとも1種の抽出剤とを含む組成物も開示されている。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2006年7月13日出願の米国仮特許出願第60/830,938号明細書の優先権を主張する。
この開示は、一般に、抽出によるフルオロオレフィンからのフッ化水素の分離方法に関する。特に、フルオロオレフィンからのフッ化水素の分離方法は液液抽出を含む。
フルオロオレフィンの化学的製造は、しばしば、所望のフルオロオレフィンとフッ化水素(HF)との混合物を生成させる。これらの混合物からのフルオロオレフィンの分離は、多くのフルオロオレフィンがHFと共に共沸混合物を生成させるので必ずしも容易に実行されるとは限らない。蒸留およびデカント法の既存の方法は、これらの化合物の分離のために有効でないことが非常に多い。水性洗浄は有効である場合があるが、大量の洗浄溶液の使用を必要とし、過剰の廃棄物および後で乾燥させなければならない湿潤製品を生成させる。
国際公開第98/00379号パンフレットには、硫酸相にHFを選択的に抽出することによりフルオロカーボン(例えば、HFC−245faまたはHFC−356mcfq)からHFを分離するために抽出剤として硫酸の使用が開示されている。国際公開第98/00380号パンフレットには、HFを選択的に抽出するために水を用いる類似の抽出方法が開示されている。米国特許出願公開第2001/0004961A1号明細書には、式C(2a+2)−b(式中、a=3〜6、b=1〜2a+1)とヒドロフルオロアルカンとの混合物から液液抽出によってHFを除去するために炭化水素溶媒およびハロカーボン溶媒の使用が開示されている。
一部のフルオロオレフィンはフッ化水素と共に共沸混合物を生成させ、よってそれらの分離を困難にしていることが分かっている。水性洗浄およびアルカリ洗浄は効果的であり得るが、価値あるHFを廃棄物に転化させ、生成した湿潤フルオロオレフィンを乾燥させるために追加の装置を必要とする。従って、フルオロオレフィンをHFから分離する新規方法が必要とされている。
本開示は、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法であって、前記組成物を抽出剤で抽出する工程を含む方法に関する。
本開示は、HFと少なくとも1種のフルオロオレフィンと少なくとも1種の抽出剤とを含む組成物に更に関する。
前述した一般的な記載および以下の詳細な記載はあくまで例示および説明のためのものであり、添付した特許請求の範囲で定義された本発明を限定しない。
本明細書で提示された概念の理解を改善するために実施形態を添付図において例示する。
HFとフルオロオレフィンとを含む組成物から液液抽出によってフルオロオレフィンを分離する方法の例示を含む。この場合、抽出剤はHFとフルオロオレフィンとを含む組成物より低い密度を有する。 HFとフルオロオレフィンとを含む組成物から液液抽出によってフルオロオレフィンを分離する方法の例示を含む。この場合、抽出剤はHFとフルオロオレフィンとを含む組成物より高い密度を有する。
当業者は、図中の物体が簡単で理解しやすいように描かれ、必ずしも一定の縮尺で描かれていないことを認めるであろう。例えば、図中の物体の一部の寸法は、実施形態の理解を改善するのを助けるために他の物体に対して誇張されている場合がある。
本開示は、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法であって、組成物を抽出剤で抽出する工程を含む方法に関する。
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物から抽出剤により前記組成物を抽出することによってフルオロオレフィンを分離する方法であって、前記抽出が液液抽出を含む方法。
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物から抽出剤により前記組成物を抽出することによってフルオロオレフィンを分離する方法は、炭化水素、クロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボンおよび過フッ化エーテルからなる群から選択された抽出剤を用いてもよい。
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、
a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程と、
b.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を前記抽出装置から除去する工程と
を含む。
任意に、別の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、
a.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を抽出剤回収塔に供給する工程と、
b.抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品を抽出剤回収塔から回収する工程と
を更に含む。
別の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、
a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程と、
b.HFリッチ相を前記抽出装置から除去する工程と
を含む。
任意に、別の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、
a.前記HFリッチ相を抽残液ストリッピング塔に供給する工程と、
b.フルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHF製品を前記抽残液ストリッピング塔から回収する工程と
を更に含む。
更に別の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、
a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程と、
b.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を前記抽出装置から除去する工程と、
c.HFリッチ相を前記抽出装置から除去する工程と、
d.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む前記抽出剤リッチ相を抽出剤回収塔に供給する工程と、
e.抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品を抽出剤回収塔から回収する工程と、
f.前記HFリッチ相を抽残液ストリッピング塔に供給する工程と、
g.フルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHF製品を前記抽残液ストリッピング塔から回収する工程と
を含む。
一実施形態において、前記抽出装置は、約14.7psia〜約300psiaの圧力および約−50℃〜約150℃の温度で作動する。
一実施形態において、前記抽出剤回収塔は、約14.7psia〜約300psiaの圧力、約−50℃〜約100℃の塔頂温度および約50℃〜約250℃の塔底温度で作動する。
一実施形態において、前記抽残液ストリッピング塔は、約14.7psia〜約100psiaの圧力、約−50℃〜約90℃の塔頂温度および約20℃〜約150℃の塔底温度で作動する。
本開示は、
a.HFと、
b.少なくとも1種のフルオロオレフィンと、
c.少なくとも1種の抽出剤と
を含む組成物を更に提供する。
一実施形態において、抽出剤は、炭化水素、クロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボンおよび過フッ化エーテルからなる群から選択された少なくとも1種の化合物であってもよい。
幾つかの実施形態において、前記フルオロオレフィンは、
(i)式E−RCH=CHRまたは式Z−RCH=CHR(式中、RおよびRは独立してC〜Cパーフルオロアルキル基である)のフルオロオレフィン、
(ii)式シクロ−[CX=CY(CZW)−](式中、X、Y、ZおよびWは独立してHまたはFであり、nは2〜5の整数である)の環式フルオロオレフィン、
(iii)テトラフルオロエチレン(CF=CF)、ヘキサフルオロプロペン(CFCF=CF)、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CHCF
、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CH=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,2,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,1,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CHCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=CHCF)、2,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CH)、1,1,2−トリフルオロ−1−プロペン(CHCF=CF)、1,2,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CF)、1,1,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CF)、1,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CHF)、1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CFCF)、1,1,2,3,3,4,4,4−オクタフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CF)、1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCF)、1,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCF)、1,1,1,2,3,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン((CFC=CHF)、1,1,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCF)、1,1,2,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCF)、1,1,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF)、2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CH)、1,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCF)、1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCF)、1,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCHF)、1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF)、1,1,1,2,3,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF)、1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF)、1,1,1,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF)、1,1,2,3,3,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF)、1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CF)、1,1,1,2,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF)、1,1,1,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF)、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CFCFCH=CH)、1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CHCF)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHCF=CFCF)、2,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCFCHF)、1,1,2,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CHCHF)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHCFCF=CF)、1,1,2,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CF=C(CF)(CH))、2−(ジフルオロメチル)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=C(CHF)(CF))、2,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCHFCF)、1,2,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHCF)、1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCHFCF)、1,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCHF)、1,2,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCHF)、3,3,4,4−テトラフルオロ−1−ブテン(CH=CHCFCHF)、1,1−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CF=C(CHF)(CH))、1,3,3,3−テトラフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CHF=C(CF)(CH))、3,3−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CHF)、1,1,1,2−テトラフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCH)、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−ブテン(CHCF=CHCF)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCF)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CHCFCF)、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF)、1,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCF)、1,1,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CHCFCFCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCHF)、1,1,2,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CHFCF=CFCFCF)、1,1,1,2,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCHF)、1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCHFCF)、1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CFCF(CF)、1,1,2,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CFCH(CF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CFCH=C(CF)、1,1,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCF(CF)、2,3,3,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCF)、1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCHF)、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CFCF)、1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCH(CF)、1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCF(CF)、1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=C(CF)CHCF)、3,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン((CFCFCH=CH)、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CFCFCFCH=CH)、2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCHF)、1,1,3,3,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCHCF)、1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−3−メチル−2−ブテン(CFCF=C(CF)(CH))、2,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CFCH(CF)、1,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCH(CF)、1,1,1,4−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHFCH=C(CF)、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHCF=C(CF)、1,1,1−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCH)、3,4,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2−ペンテン(CFCFCF=CHCH)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−ブテン(CFC(CH)=CHCF)、3,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−1−ペンテン(CH=CHCFCHFCF)、4,4,4−トリフルオロ−
2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CHCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−1−ヘキセン(CF(CFCF=CF)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFCFCF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3−ビス(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CF)、1,1,1,2,3,4,5,5,5−ナノフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CFCF)、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHC)、1,1,1,3,4,5,5,5−オクタフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CHCF)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン(CFCFCFCFCH=CH)、4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CHC(CF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CH)(CF))、2,3,3,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CFCFCH(CF)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−3−メチル−2−ペンテン(CFCF=C(CH)CFCF)、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン(CFCH=CHCH(CF)、3,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCF=CHCH)、3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCFCFCFCHF)、1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHCFCH)、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=C(CF)CH)、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−メチル−1−ペンテン(CFCFCFC(CH)=CH)、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCH=CHCH)、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCHCF)、1,1,1,2,2,3,4−ヘプタフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFC)、4,5,5,5−テトラフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CHCHCF(CF)、1,1,1,2,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−メチル−2−ペンテン(CFCF=CHCH(CF)(CH))、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CFC)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CFCFCF)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CFCF)、1,1,1,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCH=CFCFCF)、1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CHCFCF)、1,1,1,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCH=CFCF)および1,1,1,2,2,3,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CHCF)からなる群から選択されたフルオロオレフィン
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、前記抽出剤は、エタン、エチレン、n−プロパン、プロピレン、n−ブタン、イソブタン、シクロブタン、1−ブテン、2−ブテン(シスまたはトランス)、n−ペンタン、イソペンタン(2−メチルブタン)、ネオペンタン(2,2−ジメチルプロパン)、シクロペンタン、1−ペンテン、2−ペンテン(シスまたはトランス)、シクロペンテン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、1−ヘキセン、2−ヘキセン(シスまたはトランス)、3−ヘキセン(シスまたはトランス)、ネオヘキサン(2,2−ジメチルブタン)、ネオヘキセン(3,3−ジメチル−1−ブテン)、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、2,3−ジメチル−2−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、n−ヘプタン、1−ヘプテン、2−ヘプテン(シスまたはトランス)、3−ヘプテン(シスまたはトランス)、シクロヘプテン、オクタン(すべての異性体)、ノナン(すべての異性体)、デカン(すべての異性体)、ウンデカン(すべての異性体)、ドデカン(すべての異性体)、ベンゼン、トルエン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素(テトラクロロメタン)、クロロホルム(トリクロロメタン)、塩化メチレン(ジクロロメタン)、1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパン、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、フルオロトリクロロメタン(CFC−11)、フルオロペンタクロロエタン(CFC−111)、1,2−ジフルオロ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112)、1,1−ジフルオロ−1,2,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112a)、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113)、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113a)、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114)、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114a)およびクロロペンタフルオロエタン(CFC−115)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2,3,3−トリクロロプロパン(CFC−215bb)、2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFC−216aa)、2,3−ジクロロ−1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFC−216ba)、2−クロロ−1,1,1,2,3,3、3−ヘプタフルオロプロパン(CFC−217ba)、ジクロロフルオロメタン(HCFC−21)、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(HCFC−122)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123)、1,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123a)、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)、1−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124a)、1−クロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−133)、2−クロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−133a)、1,1−ジクロロ−2−フルオロエタン(HCFC−141a)、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−クロロ−1,2−ジフルオロエタン(HCFC−142a)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(HFC−63−14mcee)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン、HFC−162−13mczy、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225ye)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225zc)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234yf)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(HFC−1243zf)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429myz)、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429mzy)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(F11E)、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−ペンテン(F12E)、1,1,1,2,2,5,5,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−3−オクテン(F24E)、1,1,1,2,2,3,3,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−4−オクテン(F33E)、フルオロベンゼン、オクタフルオロプロパン(PFC−218)、オクタフルオロシクロブタン(PFC−C318)、C10のすべての異性体(PFC−31−10)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP、PFC−1216)、C12のすべての異性体(PFC−41−12)、C14のすべての異性体(PFC−51−14)、PMVE(パーフルオロメチルビニルエーテル)、PEVE(パーフルオロエチルビニルエーテル)およびそれらの混合物
からなる群から選択される。
一実施形態において、本組成物は、
a.約5質量%〜約15質量%のHFと、
b.約30質量%〜約80質量%のフルオロオレフィンと、
c.約5質量%〜約70質量%の抽出剤と
を含む。
特定の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを精製する方法において、フルオロオレフィンはフルオロプロペンを含む。一実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1225ye、E−HFC−1225yeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。別の実施形態において、フルオロオレフィンはHFC−1234yfである。別の実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1234ze、E−HFC−1234zeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。
特定の実施形態において、HFと少なくとも1種のフルオロオレフィンと少なくとも1種の抽出剤とを含む組成物において、少なくとも1種のフルオロオレフィンはフルオロプロペンを含む。一実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1225ye、E−HFC−1225yeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。別の実施形態において、フルオロオレフィンはHFC−1234yfである。別の実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1234ze、E−HFC−1234zeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。
多くの態様および実施形態を上で記載してきたが、それらは単に例示であり、限定ではない。本明細書を読んだ後、当業者は、本発明の範囲を逸脱せずに他の態様および実施形態が可能であることを認めるであろう。
実施形態のいずれか1つまたは複数の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかであろう。詳細な説明は、最初に定義および用語の明確化、続いて、組成物、分離方法および最後に実施例を扱っている。
1.定義および用語の明確化
以下に記載された実施形態の詳細を扱う前に、幾つかの用語を定義し、明確化する。
本明細書で用いるとき、「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語またはそれらのあらゆる他の変形は、非排他的な包含を包含することを意図している。例えば、要素の一覧表を含むプロセス、方法、物品または装置はそれらの要素のみに必ずしも限定されずに、こうしたプロセス、方法、物品または装置に明示的に記載されていない他の要素も固有でない他の要素も含んでもよい。更に、相反する記載がない限り、「または」は、非排他的な「または」を意味し、排他的な「または」を意味しない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満たされる。Aが真(または存在する)かつBが偽(または存在しない)、Aが偽(または存在しない)かつBが真(または存在する)およびAとBの両方が真(または存在する)。
単数形(「a」または「an」)の使用は、本明細書に記載された要素および成分を示すために用いられる。これは、単に便宜上および本発明の範囲の一般的意味を与えるために用いられるに過ぎない。この記載は、1つまたは少なくとも1つを含むように読むべきであり、単数が別段に意図されていることが明らかでない限り、単数は複数も含む。
本明細書で用いられる抽出剤は、化合物の混合物から1種以上の化合物を選択的に溶解または抽出する流体として定義され、化合物の混合物の1種以上の他の成分と部分的にまたは完全に不混和性である。このようにして、抽出剤によって形成された第2の相に化合物の元の混合物からの1種以上の選択的に溶解された化合物を部分的にないし完全に移送することが可能である。液液抽出技術において、「溶媒」という用語は、抽出剤の代わりにしばしば用いられる。
本明細書において用いられるとき、あらゆるプロセス工程における製品が、いずれかの物質が「本質的に含まない」と言われるときは、プロセス工程が、約100ppm(重量基準)未満の物質を含有する化合物を生成させることを意味する。別の実施形態において、生成した化合物は約10ppm未満の物質を含有する。更に別の実施形態において、生成した化合物は約1ppm未満の物質を含有する。
元素の周期律表の縦列に対応する族番号は、CRC Handbook of Chemistry and Physics,第81版(2000〜2001年)に見られるような「新表記法」規約を用いる。
特に定義がない限り、本明細書で用いられるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者によって共通に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載された方法および材料に類似または等価の方法および材料を本発明の実施形態の実施または試験において使用できるが、適する方法および材料は以下で記載する。本明細書で記載されたすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献は、特定の一節を引用するのでないかぎり、全体的に参照により援用する。矛盾が生じた場合、定義を含む本明細書が優先する。更に、材料、方法および実施例はあくまで例示であり、限定であることを意図していない。
2.組成物
フッ化水素(HF、無水)は市販されているか、または当該技術分野で知られている方法によって製造することが可能である。
「フルオロオレフィン」という用語は、少なくとも1個の二重結合を更に含む、炭素とフッ素と任意に水素とを含む化合物を意味するものである。
一実施形態において、フルオロオレフィンは、2〜12個の炭素原子を有する化合物を含み、別の実施形態において、フルオロオレフィンは、3〜10個の炭素原子を有する化合物を含み、更に別の実施形態において、フルオロオレフィンは3〜7個の炭素原子を有する化合物を含む。代表的なフルオロオレフィンには、表1、表2および表3に記載されたすべての化合物が挙げられるが、それらに限定されない。
本発明は、式E−RCH=CHRまたは式Z−RCH=CHR(式I)(式中、RおよびRは独立してC〜Cパーフルオロアルキル基である)を有するフルオロオレフィンを提供する。R基およびR基の例には、CF、C、CFCFCF、CF(CF、CFCFCFCF、CF(CF)CFCF、CFCF(CF、C(CF、CFCFCFCFCF、CFCFCF(CF、C(CF、CFCFCFCFCFCF、CF(CF)CFCFおよびC(CFCFが挙げられるが、それらに限定されない。一実施形態において、式Iのフルオロオレフィンは分子中に少なくとも約4個の炭素原子を有する。別の実施形態において、式Iのフルオロオレフィンは分子中に少なくとも約5個の炭素原子を有する。非限定的且つ例示的な式Iの化合物を表1に提示している。
Figure 2009543787
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式Iの化合物は、式RIのパーフルオロアルキルヨージドを式RCH=CHのパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンに接触させて、式RCHCHIRのトリヒドロヨードパーフルオロアルカンを生成させることにより製造してもよい。その後、このトリヒドロヨードパーフルオロアルカンを脱沃化水素化してRCH=CHRを生成させることが可能である。あるいは、オレフィンRCH=CHRは、式RCHICHのトリヒドロヨードパーフルオロアルカンの脱沃化水素化によって製造してもよく、そして次に式RCHICHのトリヒドロヨードパーフルオロアルカンは、式RIのパーフルオロアルキルヨージドを式RCH=CHのパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンと反応させることにより生成する。
パーフルオロアルキルヨージドとパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンとの前記接触は、反応温度で反応体と生成物の自生圧力下で動作できる好適な反応容器内で反応体を組み合わせることによりバッチ様式で行ってもよい。適する反応容器には、特にオーステナイト型のステンレススチール、およびMonel(登録商標)ニッケル銅合金、Hastelloy(登録商標)ニッケル系合金およびInconel(登録商標)ニッケルクロム合金などの周知された高ニッケル合金から製作された反応容器が挙げられる。
あるいは、反応は、反応温度でポンプなどの適する添加装置によってパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィン反応体をパーフルオロアルキルヨージド反応体に添加する半バッチ様式で行ってもよい。
パーフルオロアルキルヨージド対パーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンの比は、約1:1〜約4:1の間、好ましくは約1.5:1〜2.5:1であるのがよい。1.5:1未満の比は、Jeanneauxら,in Journal of Fluorin Chemistry Vol.4,pages261−270(1974)によって報告されたように大量の2:1付加体をもたらす傾向がある。
前記パーフルオロアルキルヨージドと前記パーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンとの接触のために好ましい温度は、好ましくは、約150℃〜300℃、好ましくは約170℃〜約250℃、最も好ましくは約180℃〜約230℃の範囲内である。
パーフルオロアルキルヨージドとパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンの反応のために適する接触時間は、約0.5時間〜18時間、好ましくは約4〜約12時間である。
パーフルオロアルキルヨージドとパーフルオロアルキルトリヒドロオレフィンの反応によって調製されたトリヒドロヨードパーフルオロアルカンを脱沃化水素工程で直接用いてもよいか、または好ましくは、脱沃化水素工程の前に回収し、蒸留によって精製してもよい。
脱沃化水素工程は、トリヒドロヨードパーフルオロアルカンを塩基性物質に接触させることにより行われる。適する塩基性物質には、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム)、アルカリ金属酸化物(例えば、酸化ナトリウム)、アルカリ土類金属水酸化物(例えば、水酸化カルシウム)、アルカリ土類金属酸化物(例えば、酸化カルシウム)、アルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシドまたはナトリウムエトキシド)、水性アンモニア、ナトリウムアミド、あるいはソーダ石灰などの塩基性物質の混合物が挙げられる。好ましい塩基性物質は水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムである。
トリヒドロヨードパーフルオロアルカンと塩基性物質との前記接触は、好ましくは両方の反応体の少なくとも一部を溶解させることができる溶媒の存在下で液相中で行ってもよい。脱沃化水素工程のために適する溶媒には、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノールおよびt−ブタノール)、ニトリル(例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、ベンゾニトリルまたはアジポニトリル)、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたはスルホランなどの1種またはそれ以上の極性有機溶媒が挙げられる。溶媒の選択は、沸点生成物および精製中の製品からの微量の溶媒の分離の容易さに応じて異なる。典型的には、エタノールまたはイソプロパノールは反応のために良好な溶媒である。
典型的には、脱沃化水素反応は、適する反応容器内で反応体の一方(塩基性物質またはトリヒドロヨードパーフルオロアルカンのいずれか)の他方の反応体への添加によって行ってもよい。前記反応器は、ガラス、セラミックまたは金属から製作してもよく、好ましくはインペラまたは攪拌機構により攪拌される。
脱沃化水素反応のために適する温度は、約10℃〜約100℃、好ましくは約20℃〜約70℃である。脱沃化水素反応は、大気圧、減圧または高圧で行ってもよい。式Iの化合物が生成するにつれて、式Iの化合物を反応容器から蒸留除去する脱沃化水素反応は注目される。
あるいは、脱沃化水素反応は、相間移動触媒の存在下でアルカン(例えば、ヘキサン、ヘプタンまたはオクタン)、芳香族炭化水素(例えば、トルエン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素またはパークロロエチレン)、またはエーテル(例えば、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジグリムまたはテトラグリム)などのより低い極性の1種またはそれ以上の有機溶媒中のトリヒドロヨードパーフルオロアルカンの溶液に前記塩基性物質の水溶液を接触させることにより、行ってもよい。適する相間移動触媒には、第四アンモニウムハロゲン化物(例えば、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムヒドロスルフェート、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリドおよびトリカプリリルメチルアンモニウムクロリド)、第四ホスホニウムハロゲン化物(例えば、トリフェニルメチルホスホニウムブロミドおよびテトラフェニルホスホニウムクロリド)、またはクラウンエーテル(例えば、18−クラウン−6および15−クラウン−5)として当該技術分野で知られている環式ポリエーテル化合物が挙げられる。
あるいは、脱沃化水素反応は、固体塩基性物質または液体塩基性物質にトリヒドロヨードパーフルオロアルカンを添加することにより溶媒の存在しない状態で行ってもよい。
脱沃化水素反応のために適する反応時間は、反応体の溶解度に応じて約15分〜約6時間以上である。典型的には、脱沃化水素反応は迅速であり、完了のために約30分〜約3時間しか必要としない。
式Iの化合物は、水の添加後の相分離によって、蒸留によってまたはそれらの組み合わせによって脱沃化水素反応混合物から回収してもよい。
本発明の別の実施形態において、フルオロオレフィンは、環式不飽和フルオロカーボン(シクロ−[CX=CY(CZW)−](式II)(式中、X、Y、ZおよびWはHおよびFから独立して選択され、nは2〜5の整数である)を含む。一実施形態において、式IIのフルオロオレフィンは分子中に少なくとも約3個の炭素原子を有する。別の実施形態において、式IIのフルオロオレフィンは分子中に少なくとも約4個の炭素原子を有する。更に別の実施形態において、式IIのフルオロオレフィンは、分子中に少なくとも約5個の炭素原子を有する。式IIの代表的な環式フルオロオレフィンを表2に記載している。
Figure 2009543787
本発明の組成物は、式Iまたは式IIの単一化合物、例えば、表1または表2の化合物の1つを含んでもよいか、または式Iまたは式IIの化合物の組み合わせを含んでもよい。
別の実施形態において、フルオロオレフィンは表3に記載された化合物を含んでもよい。
Figure 2009543787
Figure 2009543787
Figure 2009543787
Figure 2009543787
表2および表3に記載された化合物は市販されているか、または当該技術分野で知られている方法によって、あるいは本明細書に記載された通り製造してもよい。
1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテンは、室温で気相において固体KOH上での脱フッ化水素化によって1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロブタン(CHFCHCHFCF)から製造してもよい。1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロブタンの合成は、米国特許第6,066,768号明細書において記載されている。この特許は参照により本明細書に組み入れられる。
1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテンは、約60℃で相間移動触媒を用いてKOHと反応させることにより1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ヨードブタン(CFCHICHCF)から製造してもよい。1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ヨードブタンの合成は、約8時間にわたり自生圧力下で約200℃でパーフルオロメチルヨージド(CFI)と3,3,3−トリフルオロプロペン(CFCH=CH)の反応によって行ってもよい。
3,4,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2−ペンテンは、200〜300℃で炭素触媒上で固体KOHを用いる1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロペンタン(CFCFCFCHCH)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロペンタンは、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CFCFCFCH=CH)の水素添加によって製造してもよい。
1,1,1,2,3,4−ヘキサフルオロ−2−ブテンは、固体KOHを用いる1,1,1,2,3,3,4−ヘプタフルオロブタン(CHFCFCHCF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテンは、固体KOHを用いる1,1,1,2,2,4,4−ヘプタフルオロブタン(CHFCHCFCF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,1,1,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテンは、固体KOHを用いる1,1,1,3,3,4,4−ヘプタフルオロブタン(CFCHCFCF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,1,1,2,4−ペンタフルオロ−2−ブテンは、固体KOHを用いる1,1,1,2,2,3−ヘキサフルオロブタン(CHFCHCFCF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,1,1,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテンは、固体KOHを用いる1,1,1,3,3,4−ヘキサフルオロブタン(CFCHCFCHF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,1,1,3−テトラフルオロ−2−ブテンは、120℃での1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(CFCHCFCH)と水性KOHの反応によって製造してもよい。
1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−ペンテンは、約60℃で相間移動触媒を用いるKOHとの反応によって(CFCHICHCFCF)から製造してもよい。4−ヨード−1,1,1,2,2,5,5,5−オクタフルオロペンタンの合成は、約8時間にわたり自生圧力下で約200℃でパーフルオロエチルヨージド(CFCFI)と3,3,3−トリフルオロプロペンの反応によって行ってもよい。
1,1,1,2,2,5,5,6,6,6−デカフルオロ−3−ヘキセンは、約60℃で相間移動触媒を用いるKOHとの反応によって1,1,1,2,2,5,5,6,6,6−デカフルオロ−3−ヨードヘキサン(CFCFCHICHCFCF)から製造してもよい。1,1,1,2,2,5,5,6,6,6−デカフルオロ−3−ヨードヘキサンの合成は、約8時間にわたり自生圧力下で約200℃でパーフルオロエチルヨージド(CFCFI)と3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CFCFCH=CH)の反応によって行ってもよい。
1,1,1,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテンは、イソプロパノール中でのKOHによる1,1,1,2,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)−ペンタン(CFCHICHCF
(CF)の脱フッ化水素化によって製造してもよい。CFCHICHCF(CFは、約200℃などの高温で(CFCFIとCFCH=CHの反応から製造される。
1,1,1,4,4,5,5,6,6,6−デカフルオロ−2−ヘキセンは、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CFCH=CHCF)をテトラフルオロエチレン(CF=CF)および五フッ化アンチモン(SbF)と反応させることにより製造してもよい。
2,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテンは、高温でフッ素化アルミナ上で1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロブタンの脱フッ化水素化によって製造してもよい。
2,3,3,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテンは、固体KOH上での2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンタンの脱フッ化水素化によって製造してもよい。
1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテンは、高温でフッ素化アルミナ上で2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンタンの脱フッ化水素化によって製造してもよい。
式I、式II、表1、表2および表3の化合物の多くは、異なる構造異性体または立体異性体として存在する。特定の異性体を指示していないとき、本発明は、すべての単一構造異性体、単一立体異性体またはそれらのいずれかの組み合わせを含むことを意図している。例えば、F11Eは、E−異性体、Z−異性体または任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物を表すものである。別の例として、HFC−1225yeは、E−異性体、Z−異性体または任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物を表すものである。
特定の実施形態において、HFと少なくとも1種のフルオロオレフィンと少なくとも1種の抽出剤とを含む組成物において、少なくとも1種のフルオロオレフィンはフルオロプロペンを含む。一実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1225ye、E−HFC−1225yeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。別の実施形態において、フルオロオレフィンはHFC−1234yfである。別の実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1234ze、E−HFC−1234zeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。
一実施形態において、抽出剤は、抽出プロセスにおけるHFとフルオロオレフィンとを含む混合物からのフルオロオレフィンの分離に際して有効であるいかなる化合物であってもよい。別の実施形態において、抽出剤は、炭化水素、クロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、および過フッ化エーテルからなる群から選択してもよい。
一実施形態において、炭化水素抽出剤は、2〜12個の炭素原子および水素を含有する化合物を含む。炭化水素抽出剤は、直鎖状、分枝鎖状、環式、飽和または不飽和の化合物であってもよい。代表的な炭化水素抽出剤には、エタン、エチレン、n−プロパン、プロピレン、n−ブタン、イソブタン、シクロブタン、1−ブテン、2−ブテン(シスおよびトランス)、n−ペンタン、イソペンタン(2−メチルブタン)、ネオペンタン、(2,2−ジメチルプロパン)、シクロペンタン、1−ペンテン、2−ペンテン(シスおよびトランス)、シクロペンテン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、1−ヘキセン、2−ヘキセン(シスおよびトランス)、3−ヘキセン(シスおよびトランス)、ネオヘキサン(2,2−ジメチルブタン)、ネオヘキセン(3,3−ジメチル−1−ブテン)、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、2,3−ジメチル−2−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、n−ヘプタン、1−ヘプテン、2−ヘプテン(シスおよびトランス)、3−ヘプテン(シスおよびトランス)、シクロヘプテン、オクタン(すべての異性体)、ノナン(すべての異性体)、デカン(すべての異性体)、ウンデカン(すべての異性体)、ドデカン(すべての異性体)、ベンゼン、トルエンおよびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
別の実施形態において、クロロカーボン抽出剤は、炭素、塩素および任意に水素を有する化合物を含む。代表的なクロロカーボンには、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素(テトラクロロメタン)、クロロホルム(トリクロロメタン)、塩化メチレン(ジクロロメタン)、1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパンおよびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
別の実施形態において、クロロフルオロカーボン(CFC)抽出剤は、炭素、塩素およびフッ素を有する化合物を含む。代表的なCFCには、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、フルオロトリクロロメタン(CFC−11)、フルオロペンタクロロエタン(CFC−111)、1,2−ジフルオロ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112)、1,1−ジフルオロ−1,2,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112a)、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113)、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113a)、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114)、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114a)、クロロペンタフルオロエタン(CFC−115)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2,3,3−トリクロロプロパン(CFC−215bb)、2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFC−216aa)、2,3−ジクロロ−1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFC−216ba)、2−クロロ−1,1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFC−217ba)およびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
別の実施形態において、ヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)抽出剤は、炭素、塩素、フッ素および水素を有する化合物を含む。代表的なHCFCには、ジクロロフルオロメタン(HCFC−21)、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(HCFC−122)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123)、1,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123a)、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)、1−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124a)、1−クロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−133)、2−クロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−133a)、1,1−ジクロロ−2−フルオロエタン(HCFC−141a)、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−クロロ−1,2−ジフルオロエタン(HCFC−142a)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)およびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
ヒドロフルオロカーボン(HFC)抽出剤は、炭素、水素およびフッ素を含有する化合物を含み、飽和または不飽和(従ってフルオロオレフィンを含む)であってもよい。代表的なHFCには、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(HFC−63−14mcee)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン、1,1,1,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(HFC−162−13mczy)、フルオロベンゼン、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(HFC−63−14mcee)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン、HFC−162−13mcyz、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225ye)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225zc)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234yf)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(HFC−1243zf)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429myz)、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429myz)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(F11E)、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−ペンテン(F12E)、1,1,1,2,2,5,5,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−3−オクテン(F24E)、1,1,1,2,2,3,3,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−4−オクテン(F33E)およびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
パーフルオロカーボン(PFC)抽出剤は、炭素とフッ素のみを有する化合物を含む。代表的なPFCには、オクタフルオロプロパン(PFC−218)、オクタフルオロシクロブタン(PFC−C318)、C10のすべての異性体(PFC−31−10)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP、PFC−1216)、C12のすべての異性体(PFC−41−12)、C14のすべての異性体(PFC−51−14)およびそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。
過フッ素化エーテル抽出剤には、PMVE(パーフルオロメチルビニルエーテル)およびPEVE(パーフルオロエチルビニルエーテル)が挙げられるが、それらに限定されない。
上で記載された抽出剤は市販されているか、または当該技術分野で知られている方法によって製造してもよい。
抽出装置内に存在する組成物中のHF、フルオロオレフィンおよび抽出剤の重量比は、組成物を製造する手段および抽出の効率に応じて異なる。一実施形態において、HFは、組成物の約5質量%〜約15質量%であってもよい。フルオロオレフィンは約30質量%〜約80質量%であってもよく、抽出剤は約5〜約70質量%であってもよい。
別の実施形態において、HFは約5質量%〜約15質量%であってもよい。フルオロオレフィンは約40質量%〜約75質量%であってもよい。抽出剤は約10質量%〜約60質量%であってもよい。
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンと抽出剤とを含む組成物は、個々の成分の所望の量を組み合わせる便利ないかなる方法によっても製造してよい。1つの方法は、所望の成分量を秤量し、その後、適切な容器内で成分を組み合わせることである。必要に応じて攪拌を用いてもよい。
あるいは、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物は、HFおよびフルオロオレフィンを含有する脱フッ化水素化反応器からの流出物を抽出装置に供給することにより製造してもよい。抽出剤は、HFとフルオロオレフィンと抽出剤とを含む組成物が抽出装置内で直接生成されるように別個の供給点で添加してもよい。混合は普通のいずれかの手段によって実行してもよいか、またはより低い密度の相(HF/フルオロオレフィン相または抽出剤相)がより高い密度の相を通して上昇し、よって混合された組成物をもたらすように、より低い密度の相をより高い密度の相より低い点で抽出装置に供給することにより混合を実行してもよい。
上で記載された組成物は、以下で記載されるべき分離プロセスにおいて抽出装置の内容物を示すことがある。組成物は抽出装置内の異なる点で異なってもよい。
3.分離プロセス
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンの組成物からフルオロオレフィンを分離する方法は、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物を抽出装置に供給することにより実行してもよい。HFとフルオロオレフィンとを含む組成物は普通のいかなる方法によっても調製してよい。一実施形態において、脱フッ化水素化反応器からの反応器流出物を含む組成物は、HFとフルオロオレフィンの50/50モル%組成物(例えば、脱フッ化水素化のHF/HFC−1225ye製品に関して13.2質量%HFおよび86.8質量%フルオロオレフィン)を含有する。
特定の実施形態において、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを精製する方法において、フルオロオレフィンはフルオロプロペンを含む。一実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1225ye、E−HFC−1225yeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。別の実施形態において、フルオロオレフィンはHFC−1234yfである。別の実施形態において、フルオロオレフィンは、Z−HFC−1234ze、E−HFC−1234zeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である。
一実施形態において、HFとフルオロオレフィンの混合物からフルオロオレフィンを分離する方法は、HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給することを含む。一実施形態において、抽出装置は、従来のいずれかの液液抽出装置、例えば、スタティックミキサー、攪拌機付き容器、ミキサ/セトラ、ロータリーディスク抽出装置、遠心分離付き抽出装置あるいは多孔板または充填剤を備えた塔であってもよい。
一実施形態において、抽出装置は向流で動かしてもよい。すなわち、抽出剤およびHFとフルオロオレフィンとを含む組成物が逆方向に流れることを意味する。別の実施形態において、抽出装置は並流で動かしてもよい。すなわち、抽出剤およびHFとフルオロオレフィンとを含む組成物が同方向に流れることを意味する。
一実施形態において、抽出は連続方式で行ってもよい。別の実施形態において、抽出はバッチ方式で行ってもよい。
幾つかの実施形態において、抽出を行ってもよい温度は用いられる抽出剤およびフルオロオレフィン製品に応じて異なる。一般に、抽出剤の沸点が低ければ低いほど運転温度は低く、および/またはHFとフルオロオレフィンと抽出剤とを含む組成物を液体状態に維持するために必要とされ得る運転圧力は高い。一実施形態において、抽出装置は典型的には約−50℃〜約150℃で運転してもよい。別の実施形態において、抽出装置は典型的には約−25℃〜約100℃で運転してもよい。更に別の実施形態において、抽出装置は典型的には約−15℃〜約40℃で運転してもよい。
一実施形態において、抽出装置は典型的には約14.7psia(101.3kPa)〜約300psia(2069kPa)で運転してもよい。別の実施形態において、抽出装置は約30psia(206.9kPa)〜約200psia(1379kPa)で運転してもよい。他の1つの実施形態において、抽出装置は約50psia(345kPa)〜約150psia(1034kPa)で運転してもよい。更に別の実施形態において、抽出装置内の圧力は、不活性ガスの添加によって調節してもよい。窒素、塩化水素、アルゴンまたはそれらの混合物などの抽出条件下で実質的に反応しないあらゆる気体状物質を不活性ガスとして用いてもよい。
一実施形態において、HF/フルオロオレフィン組成物は抽出剤より高い密度であってもよく、よって(図1で例示した通り)抽出剤をHF/フルオロオレフィン組成物の供給点より下で抽出装置内の点に供給してもよい。別の実施形態において、HF/フルオロオレフィン組成物は抽出剤より低い密度であってもよく、よって(図2で例示した通り)抽出剤をHF/フルオロオレフィン組成物の供給点より上で抽出装置内の点に供給してもよい。
(例えば、図1および図2で例示した)特定の実施形態において、抽出剤リッチ相を抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出物として抽出装置から除去してもよい。抽出物は、抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品の回収のために抽出剤回収塔に供給してもよい。一実施形態において、フルオロオレフィンは抽出剤回収塔の塔頂から抜き取られる。フルオロオレフィン製品は、多少のHFと抽出剤をなお含有する場合があり、水性(例えば、アルカリ)洗浄または非水性(例えば、アルミナ、活性炭またはゼオライトの層)方法などの当該技術分野で知られている従来のいずれかの方法によってHFと抽出剤を除去することが可能である。
一実施形態において、抽出剤は抽出剤回収塔の塔底から除去され、抽出装置に戻して再循環してもよい。
一実施形態において、フルオロオレフィンを含む抽出剤回収塔の塔頂から出る組成物は、従来の還流コンデンサを用いて凝縮させてもよい。この凝縮ストリームの少なくとも一部を還流として塔の塔頂に戻してもよい。還流として抽出剤回収塔の塔頂に戻される凝縮材料対抽出剤回収塔の塔頂から回収される材料の比を一般に還流比と呼ぶ。
抽出剤回収塔を運転するために用いてもよい特定の条件は、特に、用いられる抽出剤の物理的特性、蒸留塔の直径、供給点および塔内の分離段の数などの多くのパラメータに応じて異なる。
所望の分離を提供するために抽出剤回収塔において必要とされる圧力および温度は、回収されるフルオロオレフィンおよび用いられる抽出剤に応じても異なる。一実施形態において、抽出剤回収塔は、約14.7psia(101.3kPa)〜約300psia(2068.5kPa)の圧力範囲で運転してもよい。塔頂温度範囲は約−50℃〜約100℃であり、塔底温度範囲は約50℃〜約250℃である。別の実施形態において、抽出剤回収塔は、約50psia(345kPa)〜約150psia(1034kPa)で運転してもよい。塔頂温度は約30℃〜約75℃であり、塔底温度は約75℃〜約175℃である。
HFリッチ相は、少量の抽出剤およびフルオロオレフィンと合わせてHFを含む抽残液として抽出装置から除去してもよい。この回収されたHFは、HFを用いる(例えば、他の化学製造プロセス)普通のいずれかの方式で、そのまま用いてもよい。あるいは、抽残液は、フルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHF製品の回収のために抽残液ストリッピング塔に供給してもよい。一実施形態において、HF製品は抽残液ストリッピング塔の塔底から抜き取られる。こうしたHF製品は、HFが有用と見られるいかなる方式でも用いてよい。例えば、HFはヒドロクロロフルオロカーボンまたはヒドロフルオロカーボンを製造するために炭化水素またはクロロカーボンのフッ素化において有用である。
一実施形態において、少量のHFおよびフルオロオレフィンを有する第2の抽出剤リッチ相を抽残液ストリッピング塔の塔頂から除去してもよい。第2の抽出剤リッチ相は、抽出剤とHFの相分離を可能にするデカンタを用いて更に精製してもよい。デカンタにおいて、第2の抽出剤リッチ相は、デカンタ抽出剤リッチ相とデカンタHFリッチ相に分離し、より低い密度の相は塔頂相であり、より高い密度の相は塔底相である。デカンタ抽出剤リッチ相は抽出装置に戻して再循環してもよい一方で、デカンタHFリッチ相は、還流として抽残液ストリッピング塔に戻してもよい。第2の抽出剤リッチ相に存在する残留フルオロオレフィンは、抽出剤と共に抽出装置に戻される。
一実施形態において、抽残液ストリッピング塔は、約14.7psia(101.3kPa)〜約100psia(689.5kPa)の圧力範囲で運転してもよい。塔頂温度範囲は約−50℃〜約90℃であり、塔底温度範囲は約20℃〜約100℃である。別の実施形態において、抽出剤回収塔は、約50psia(345kPa)〜約75psia(517kPa)で運転してもよい。塔頂温度は約50℃〜約70℃であり、塔底温度は約50℃〜約70℃である。
一実施形態において、上の説明において分かるように、抽出剤は、抽出剤回収塔と抽残液ストリッピング塔の両方から抽出装置に再循環してもよい。その場合も、一般的なプロセス損失のゆえに抽出装置への抽出剤の最適な供給を維持するために抽出剤の補充流れを提供することが必要な場合がある。一実施形態において、抽出剤回収塔、抽残液ストリッピング塔からのリサイクルおよび必要な一切の補充抽出剤を抽出装置への供給ラインの前の共通ミキサに供給してもよい。
図1を参照すると、プロセスを次の通り記載することが可能である。HFとフルオロオレフィンとを含む組成物(100)を抽出装置(110)に供給する。抽出剤(270)も抽出装置に供給する。一般に、より低い密度の組成物を抽出装置のより低い点に供給して混合を促進する。抽残液(130)を抽出装置の塔底から抽残液ストリッピング塔(140)に抜き取る。抽残液ストリッピング塔からの塔頂ストリーム(150)を凝縮させ、冷却し、2つの液相が形成されるデカンタ(160)に供給する。デカンタからのHFリッチ相(170)を還流として抽残液ストリッピング塔(140)に戻す。デカンタからの抽出剤リッチ相(180)をミキサ(260)を経由して抽出装置(110)に戻して再循環する。抽残液ストリッピング塔からの塔底ストリーム(190)をフルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHFとして回収する。
抽出装置(110)からの抽出物(120)を抽出剤回収塔(200)に供給する。塔供給材料中の抽出剤の本質的にすべてを含有する抽出剤回収塔底(240)をミキサ(260)を経由して抽出装置に戻して再循環する。抽出剤回収塔からの塔頂ストリーム(210)を部分的にまたは完全に凝縮させ、凝縮物の一部を還流(220)として抽出剤回収塔に戻す。ストリーム(210)の残りを、抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品(230)として回収する。
図2を参照すると、プロセスを次の通り記載することが可能である。HFとフルオロオレフィンとを含む組成物(100)を抽出装置(110)に供給する。抽出剤(270)も抽出装置に供給する。抽残液(130)を抽出装置の塔頂から抽残液ストリッピング塔(140)に抜き取る。抽残液ストリッピング塔からの塔頂ストリーム(150)を凝縮させ、冷却し、2つの液相が形成されるデカンタ(160)に供給する。デカンタからの抽出剤リッチ相(180)をミキサ(260)を経由して抽出装置に戻して再循環する。デカンタからのHFリッチ相(170)を還流として抽残液ストリッピング塔に戻して再循環する。抽残液ストリッピング塔からの塔底ストリーム(190)をフルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHFとして除去する。
抽出装置の塔底からの抽出物(120)を抽出剤回収塔(200)に供給する。抽出剤回収塔の塔底液(240)をミキサ(260)を経由して抽出装置に戻して再循環する。抽出剤回収塔からの塔頂ストリーム(210)を部分的にまたは完全に凝縮させ、凝縮物の一部を還流(220)として抽出剤回収塔に戻す。ストリーム(210)の残りを、抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品(230)として回収する。
本明細書で開示されたすべてのプロセスに関するプロセス装置および附随する供給ライン、流出物ラインおよび附随する装置をフッ化水素に耐性のある材料から製作してもよい。当該技術分野で周知の典型的な製作用材料には、特にオーステナイト型のステンレススチール、およびMonel(登録商標)ニッケル銅合金、Hastelloy(登録商標)ニッケル系合金およびInconel(登録商標)ニッケルクロム合金などの周知された高ニッケル合金が挙げられる。
図に例示されていない一方で、プロセス装置の特定の部品を最適化のために本明細書に記載されたプロセス中で用いてよいことが理解される。例えば、ポンプ、ヒータまたはクーラーなどの熱交換器または従来の他の装置を適宜用いてもよい。例として、蒸留塔への供給材料を供給する蒸留塔の点と同じ温度で蒸留塔への供給材料を有することが望ましい。従って、プロセスストリームの加熱または冷却は温度を合致させるために必要である場合がある。
本明細書において記載された概念を以下の実施例の中で更に記載する。以下の実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定しない。
実施例1
HFC−1225zc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペン)およびHFは、米国特許出願公開第2006/0116538A1号明細書で開示されたように共沸混合物を形成する。従って、HFC−1225zcからのHFの分離は従来の蒸留によって可能ではない。実施例1は、抽出剤としてn−ヘキサンを用いる液液抽出によってHFC−1225zcをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびHFC−1225zcを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)で抽出装置の塔頂に供給する。n−ヘキサン(抽出剤)を500lb/時間(227kg/時間)で抽出装置の塔底に供給する。表4のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、30℃の温度で作動している6理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は50psigの塔頂圧力および1300lb/時間の還流流れで作動している20理論段(抽出物を塔底から第8段上に供給する)を有する。抽残液ストリッピング塔は50psigの塔頂圧力および75lb/時間の還流流れで作動している5理論段(抽残液を塔底から第2段上に供給する)を有する。デカンタは0℃の温度で動いている。
実施例2
Z−HFC−1225ye(Z−1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロペン)およびHFは、米国特許出願公開第2007/0100174A1号明細書で開示されたように共沸混合物を形成する。従って、Z−HFC−1225yeからのHFの分離は従来の蒸留によって可能ではない。実施例2は、抽出剤として1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113)を用いる液液抽出によってZ−HFC−1225yeをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびZ−HFC−1225yeを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。CFC−113(抽出剤)を800lb/時間(363kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。表5のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、25℃の温度で作動している6理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は20理論段を有し、抽出物を塔底から第5段上に供給し、塔は70psigの塔頂圧力および900lb/時間の還流で作動している。抽残液ストリッピング塔は5理論段を有し、抽残液を塔頂から第2段上に供給し、塔は50psigの塔頂圧力で作動している。デカンタは30℃の温度で作動している。
実施例3
HFP(ヘキサフルオロプロペンまたはPFC−1216)およびHFは、米国特許第6,407,297号で開示されたように共沸混合物を形成する。従って、HFPからのHFの分離は従来の蒸留によって可能ではない。実施例3は、抽出剤としてテトラクロロエチレン(パークロロエチレンまたはPCE)を用いる液液抽出によってHFPをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびHFPを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。PCE(抽出剤)を800lb/時間(363kg/時間)の速度で抽出装置の塔頂に供給する。表6のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、30℃の温度および130psigの圧力で作動している6理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は10理論段を有し、抽出物を塔の中央において供給し、塔は20psigの塔頂圧力および300lb/時間の還流で作動している。抽残液ストリッピング塔は10理論段を有し、抽残液を塔頂から第2段に供給し、塔は120psigの塔頂圧力で作動している。デカンタは30℃の温度で作動している。
実施例4
テトラフルオロエチレン(PFC−1114またはTFE)およびHFは共沸混合物を形成する。従って、TFEからのHFの分離は従来の蒸留によって可能ではない。実施例4は、抽出剤としてオクタフルオロプロパン(PFC−218)を用いる液液抽出によってTFEをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびTFEを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。PFC−218(抽出剤)を200lb/時間(90.7kg/時間)の速度で抽出装置の塔頂に供給する。表7のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、−40℃の温度および90psigの圧力で作動している4理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は20理論段を有し、抽出物を塔の塔底から第6段に供給し、塔は80psigの塔頂圧力および1000lb/時間の還流で作動している。抽残液ストリッピング塔は5理論段を有し、抽残液を塔頂段に供給し、塔は50psigの塔頂圧力で作動している。デカンタは−40℃の温度で作動している。
実施例5
HFC−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)およびHFは、米国特許出願公開第2007/0100175A1号明細書で開示されたように共沸混合物を形成する。従って、HFC−1234yfからのHFの分離は従来の蒸留によって可能ではない。実施例5は、抽出剤としてZ−HFC−1225ye(Z−1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン)を用いる液液抽出によってHFC−1234yfをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびHFC−1234yfを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。Z−HFC−1225ye(抽出剤)を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔頂に供給する。表8のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、−40℃の温度および70psigの圧力で作動している8理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は50理論段を有し、抽出物を塔の塔底から第7段に供給し、塔は15psigの塔頂圧力および5000lb/時間の還流で作動している。抽残液ストリッピング塔は7理論段を有し、抽残液を塔頂段に供給し、塔は50psigの塔頂圧力で作動している。デカンタは−40℃の温度で作動している。
実施例6
実施例6は、抽出剤としてPMVE(パーフルオロメチルビニルエーテル)を用いる液液抽出によってTFEをHFから分離できることを実証している。50/50モル%のHFおよびTFEを含む組成物を1000lb/時間(454kg/時間)の速度で抽出装置の塔底に供給する。PMVE(抽出剤)を500lb/時間(227kg/時間)の速度で抽出装置の塔頂に供給する。表9のデータは測定された熱力学的特性を用いて計算した。
Figure 2009543787
上のデータは、−30℃の温度および95psigの圧力で作動している6理論段を有する抽出装置に関して計算されている。抽出剤回収塔は20理論段を有し、抽出物を塔の塔底から第6段に供給し、塔は80psigの塔頂圧力および1000lb/時間の還流で作動している。抽残液ストリッピング塔は5理論段を有し、抽残液を塔頂段に供給し、塔は50psigの塔頂圧力で作動している。デカンタは−30℃の温度で作動している。
一般的記載または実施例において上で記載された作業のすべてが必要とは限らず、特定の作業の一部が必要でない場合があり、記載された作業に加えて1つ以上の更なる作業を行ってもよいことに留意されたい。更にまた、作業を記載する順序は必ずしも作業を行う順序ではない。
前述の明細書において、特定の実施形態に関して概念を記載してきた。しかし、当業者は、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱せずに種々の修正および変更を行うことが可能であることを認めるであろう。従って、本明細書および図は、限定的意味でなく例示として考えるべきであり、こうしたすべての修正は本発明の範囲内に含まれるものであることを意図している。
有益性、他の利点および問題に対する解決策を特定の実施形態に関して上で記載してきた。しかし、有益性、利点および問題に対する解決策、ならびにあらゆる有益性、利点または解決策を想到させ得るか、またはより顕著になさしめ得るあらゆる特徴は、いずれかまたはすべての請求項の決定的な特徴、必要な特徴または必須の特徴として解釈されるべきではない。
理解しやすいように別個の実施形態の文脈において本明細書において記載される幾つかの特徴を、単一実施形態における組み合わせで提供してもよいことは認められるべきである。逆に、簡略のため単一実施形態の文脈において記載される種々の特徴を、別個に、またはいずれかの下位組み合わせで提供してもよい。更に、範囲で記載された値への言及は、当該範囲内の各値およびあらゆる値を含む。

Claims (20)

  1. HFとフルオロオレフィンとを含む組成物からフルオロオレフィンを分離する方法であって、組成物を抽出剤で抽出する工程を含む方法。
  2. 抽出が液液抽出を含む請求項1に記載の方法。
  3. 抽出剤が、炭化水素、クロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボンおよび過フッ化エーテルからなる群から選択された少なくとも1種の化合物である請求項1に記載の方法。
  4. a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程、および
    b.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を上記抽出装置から除去する工程
    を含む請求項1に記載の方法。
  5. a.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を抽出剤回収塔に供給する工程、および
    b.抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品を上記抽出剤回収塔から回収する工程
    を更に含む請求項4に記載の方法。
  6. a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程、および
    b.HFリッチ相を上記抽出装置から除去する工程
    を含む請求項1に記載の方法。
  7. a.HFリッチ相を抽残液ストリッピング塔に供給する工程、および
    b.フルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHF製品を上記抽残液ストリッピング塔から回収する工程
    を更に含む請求項6に記載の方法。
  8. a.HF、
    b.少なくとも1種のフルオロオレフィン、および
    c.少なくとも1種の抽出剤
    を含む組成物。
  9. 抽出剤が、炭化水素、クロロカーボン、クロロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボンおよび過フッ化エーテルからなる群から選択された少なくとも1種の化合物である請求項8に記載の組成物。
  10. a.HFとフルオロオレフィンとを含む組成物および抽出剤を含む組成物を抽出装置に供給する工程、
    b.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む抽出剤リッチ相を上記抽出装置から除去する工程、
    c.HFリッチ相を上記抽出装置から除去する工程、
    d.抽出剤とフルオロオレフィンとを含む上記抽出剤リッチ相を抽出剤回収塔に供給する工程、
    e.抽出剤を本質的に含まないフルオロオレフィン製品を上記抽出剤回収塔から回収する工程、
    f.上記HFリッチ相を作動している抽残液ストリッピング塔に供給する工程、
    g.フルオロオレフィンと抽出剤を本質的に含まないHF製品を上記抽残液ストリッピング塔から回収する工程
    を含む請求項1に記載の方法。
  11. 抽出装置が約14.7psia〜約300psiaの圧力および約−50℃〜約150℃の温度で作動する請求項4、6および10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 抽出剤回収塔が約14.7psia〜約300psiaの圧力、約−50℃〜約100℃の塔頂温度および約50℃〜約250℃の塔底温度で作動する請求項5または10に記載の方法。
  13. 抽残液ストリッピング塔が約14.7psia〜約100psiaの圧力、約−50℃〜約90℃の塔頂温度および約20℃〜約100℃の塔底温度で作動する請求項7または10に記載の方法。
  14. フルオロオレフィンが、
    (i)式E−RCH=CHRまたは式Z−RCH=CHR(式中、RおよびRは独立してC〜Cパーフルオロアルキル基である)のフルオロオレフィン、
    (ii)式シクロ−[CX=CY(CZW)−](式中、X、Y、ZおよびWは独立してHまたはFであり、nは2〜5の整数である)の環式フルオロオレフィン、
    (iii)テトラフルオロエチレン(CF=CF)、ヘキサフルオロプロペン(CFCF=CF)、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CHCF)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CH=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,2,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,1,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CHCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=CHCF)、2,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CH)、1,1,2−トリフルオロ−1−プロペン(CHCF=CF)、1,2,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CF)、1,1,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CF)、1,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CHF)、1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CFCF)、1,1,2,3,3,4,4,4−オクタフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CF)、1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCF)、1,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCF)、1,1,1,2,3,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン((CFC=CHF)、1,1,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCF)、1,1,2,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCF)、1,1,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF)、2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CH)、1,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCF)、1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCF)、1,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCHF)、1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF)、1,1,1,2,3,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF)、1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF)、1,1,1,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF)、1,1,2,3,3,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF)、1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CF)、1,1,1,2,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF)、1,1,1,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF)、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CFCFCH=CH)、1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CHCF)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHCF=CFCF)、2,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCFCHF)、1,1,2,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CHCHF)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHCFCF=CF)、1,1,2,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CF=C(CF)(CH))、2−(ジフルオロメチル)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=C(CHF)(CF))、2,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCHFCF)、1,2,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHCF)、1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCHFCF)、1,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCHF)、1,2,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCHF)、3,3,4,4−テトラフルオロ−1−ブテン(CH=CHCFCHF)、1,1−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CF=C(CHF)(CH))、1,3,3,3−テトラフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CHF=C(CF)(CH))、3,3−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CHF)、1,1,1,2−テトラフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCH)、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−ブテン(CHCF=CHCF)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCF)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CHCFCF)、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF)、1,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCF)、1,1,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CHCFCFCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCHF)、1,1,2,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CHFCF=CFCFCF)、1,1,1,2,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCHF)、1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCHFCF)、1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CFCF(CF)、1,1,2,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CFCH(CF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CFCH=C(CF)、1,1,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCF(CF)、2,3,3,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCF)、1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCHF)、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CFCF)、1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCH(CF)、1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCF(CF)、1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=C(CF)CHCF)、3,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン((CFCFCH=CH)、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CFCFCFCH=CH)、2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCHF)、1,1,3,3,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCHCF)、1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−3−メチル−2−ブテン(CFCF=C(CF)(CH))、2,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CFCH(CF)、1,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCH(CF)、1,1,1,4−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHFCH=C(CF)、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHCF=C(CF)、1,1,1−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCH)、3,4,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2−ペンテン(CFCF
    CF=CHCH)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−ブテン(CFC(CH)=CHCF)、3,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−1−ペンテン(CH=CHCFCHFCF)、4,4,4−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CHCF)、1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−1−ヘキセン(CF(CFCF=CF)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFCFCF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3−ビス(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CF)、1,1,1,2,3,4,5,5,5−ナノフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CFCF)、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHC)、1,1,1,3,4,5,5,5−オクタフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CHCF)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン(CFCFCFCFCH=CH)、4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CHC(CF)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CH)(CF))、2,3,3,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CFCFCH(CF)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−3−メチル−2−ペンテン(CFCF=C(CH)CFCF)、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン(CFCH=CHCH(CF)、3,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCF=CHCH)、3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCFCFCFCHF)、1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHCFCH)、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=C(CF)CH)、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−メチル−1−ペンテン(CFCFCFC(CH)=CH)、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCH=CHCH)、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCHCF)、1,1,1,2,2,3,4−ヘプタフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFC)、4,5,5,5−テトラフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CHCHCF(CF)、1,1,1,2,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−メチル−2−ペンテン(CFCF=CHCH(CF)(CH))、1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CFC)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CFCFCF)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CFCF)、1,1,1,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCH=CFCFCF)、1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CHCFCF)、1,1,1,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCH=CFCF)および1,1,1,2,2,3,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CHCF)からなる群から選択されたフルオロオレフィン
    からなる群から選択される請求項1に記載の方法または請求項8に記載の組成物。
  15. 抽出剤が、エタン、エチレン、n−プロパン、プロピレン、n−ブタン、イソブタン、シクロブタン、1−ブテン、2−ブテン(シスまたはトランス)、n−ペンタン、イソペンタン(2−メチルブタン)、ネオペンタン(2,2−ジメチルプロパン)、シクロペンタン、1−ペンテン、2−ペンテン(シスまたはトランス)、シクロペンテン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、1−ヘキセン、2−ヘキセン(シスまたはトランス)、3−ヘキセン(シスまたはトランス)、ネオヘキサン(2,2−ジメチルブタン)、ネオヘキセン(3,3−ジメチル−1−ブテン)、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、2,3−ジメチル−2−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、n−ヘプタン、1−ヘプテン、2−ヘプテン(シスまたはトランス)、3−ヘプテン(シスまたはトランス)、シクロヘプテン、オクタン(すべての異性体)、ノナン(すべての異性体)、デカン(すべての異性体)、ウンデカン(すべての異性体)、ドデカン(すべての異性体)、ベンゼン、トルエン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素(テトラクロロメタン)、クロロホルム(トリクロロメタン)、塩化メチレン(ジクロロメタン)、1,1,2,2−テトラクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパン、ジクロロジフルオロメタン(CFC−12)、フルオロトリクロロメタン(CFC−11)、フルオロペンタクロロエタン(CFC−111)、1,2−ジフルオロ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112)、1,1−ジフルオロ−1,2,2,2−テトラクロロエタン(CFC−112a)、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113)、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(CFC−113a)、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114)、1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(CFC−114a)およびクロロペンタフルオロエタン(CFC−115)、ジクロロフルオロメタン(HCFC−21)、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(HCFC−122)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123)、1,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123a)、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)、1−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HCFC−124a)、1−クロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(HCFC−133)、2−クロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−133a)、1,1−ジクロロ−2−フルオロエタン(HCFC−141a)、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1−クロロ−1,2−ジフルオロエタン(HCFC−142a)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(HFC−63−14mcee)、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン、HFC−162−13mczy、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225ye)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(HFC−1225zc)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234ze)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(HFC−1234yf)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(HFC−1243zf)、1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429myz)、1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(HFC−1429mzy)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(F11E)、1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−ペンテン(F12E)、1,1,1,2,2,5,5,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−3−オクテン(F24E)、1,1,1,2,2,3,3,6,6,7,7,8,8,8−テトラデカフルオロ−4−オクテン(F33E)、フルオロベンゼン、オクタフルオロプロパン(PFC−218)、オクタフルオロシクロブタン(PFC−C318)、C10のすべての異性体(PFC−31−10)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP、PFC−1216)、C12のすべての異性体(PFC−41−12)、C14のすべての異性体(PFC−51−14)、PMVE(パーフルオロメチルビニルエーテル)、PEVE(パーフルオロエチルビニルエーテル)およびそれらの混合物
    からなる群から選択される請求項1に記載の方法または請求項8に記載の組成物。
  16. a.約5質量%〜約15質量%のHF、
    b.約30質量%〜約80質量%のフルオロオレフィン、および
    c.約5質量%〜約70質量%の抽出剤
    を含む請求項8に記載の組成物。
  17. フルオロオレフィンがフルオロプロペンを含む請求項14に記載の方法。
  18. フルオロオレフィンがZ−HFC−1225ye、E−HFC−1225yeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である請求項14に記載の方法。
  19. フルオロオレフィンがHFC−1234yfである請求項14に記載の方法。
  20. フルオロオレフィンがZ−HFC−1234ze、E−HFC−1234zeまたは任意の比の両方の異性体の任意の組み合わせまたは混合物である請求項14に記載の方法。
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