JPH0788591A - 鋳型の製造方法および鋳型製造用硬化剤の供給装置 - Google Patents

鋳型の製造方法および鋳型製造用硬化剤の供給装置

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JPH0788591A
JPH0788591A JP25934093A JP25934093A JPH0788591A JP H0788591 A JPH0788591 A JP H0788591A JP 25934093 A JP25934093 A JP 25934093A JP 25934093 A JP25934093 A JP 25934093A JP H0788591 A JPH0788591 A JP H0788591A
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Etsuji Yoshida
悦治 吉田
Minoru Maeda
実 前田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 耐火性粒状骨材に粘結剤とこの粘結剤の硬化
速度調節用硬化剤とを添加して鋳型を製造するに際し、
骨材温度が第1の設定温度よりも低い場合は、第1の硬
化剤のみを硬化速度が設定速度になるように骨材温度に
応じた量だけ添加する。骨材温度が第1の設定温度より
も高温の第2の設定温度よりも高い場合は、同一添加量
では第1の硬化剤に比べ粘結剤の硬化速度が遅い第2の
硬化剤のみを硬化速度が設定速度になるように骨材温度
に応じた量だけ添加する。骨材温度が第1の設定温度と
第2の設定温度の間の場合は、硬化速度が設定速度にな
るように第1の硬化剤と第2の硬化剤とを骨材温度に応
じた量だけ添加する。 【効果】 2種類の硬化剤を用いて鋳型を製造する場合
に、骨材温度の変動範囲が大きくなっても所望の硬化速
度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳物砂等の耐火性粒状
骨材に、この骨材のバインダーとして機能する粘結剤
と、この粘結剤の硬化速度調節用硬化剤とを添加して鋳
型を製造する方法、および、その硬化剤の供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】耐火性粒状骨材に粘結剤とこの粘結剤の
硬化速度調節用硬化剤とを添加して鋳型を製造する場
合、その粘結剤の硬化速度は骨材温度に影響され、低温
になる程に遅くなると共に高温になる程に速くなる。そ
のため、骨材温度に応じ硬化剤の添加量を変化させるこ
とで、鋳型の硬化に要する時間を所望のものとして一定
の作業条件を得ることが行なわれている。この場合、骨
材温度の変動範囲が大きいため、一種類の硬化剤では広
い温度範囲に亘り所望の硬化速度を得ることはできな
い。また、多種類の硬化剤を用いれば骨材温度の広い変
動範囲に対応できるが、多種類の硬化剤を用いると作業
が煩雑になるという欠点がある。そこで、同一添加量で
は粘結剤の硬化速度が互いに異なる2種類の硬化剤を混
合し、合計添加量を略一定とすると共に混合比を骨材温
度に応じ変化させることで硬化速度を制御することが行
なわれている。すなわち、骨材温度が低い場合は硬化速
度が速い方の硬化剤の混合比を大きくし、骨材温度が高
い場合は硬化速度が遅い方の硬化剤の混合比を大きくし
ている(実開平3‐111440号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2種類の硬化剤の合計
添加量を略一定とすると共に混合比を骨材温度に応じ変
化させることで、一種類の硬化剤の添加量を骨材温度に
応じ変化させるのに比べ広い温度範囲に亘り所望の硬化
速度を得ることができ、多種類の硬化剤を用いるのに比
べ作業が簡単化される。しかし、骨材温度の変動範囲は
広いため、2種類の硬化剤の合計添加量を略一定とする
と共に混合比を骨材温度に応じ変化させるだけでは、骨
材温度の広い変動範囲を充分にカバーすることができな
かった。
【0004】本発明は、2種類の硬化剤を用いて鋳型を
製造する場合に、骨材温度の広い変動範囲に対応するこ
とのできる鋳型の製造方法および鋳型製造用硬化剤の供
給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鋳型の製造方法
は、耐火性粒状骨材に粘結剤とこの粘結剤の硬化速度調
節用硬化剤とを添加して鋳型を製造するに際し、骨材温
度が第1の設定温度よりも低い場合は、第1の硬化剤の
みを硬化速度が設定速度になるように骨材温度に応じた
量だけ添加し、骨材温度が第1の設定温度よりも高温の
第2の設定温度よりも高い場合は、同一添加量では第1
の硬化剤に比べ粘結剤の硬化速度が遅い第2の硬化剤の
みを硬化速度が設定速度になるように骨材温度に応じた
量だけ添加し、骨材温度が第1の設定温度と第2の設定
温度の間の場合は、硬化速度が設定速度になるように第
1の硬化剤と第2の硬化剤とを骨材温度に応じた量だけ
添加することを特徴とする。
【0006】本発明の鋳型製造用硬化剤の供給装置は、
耐火性粒状骨材用粘結剤の硬化速度を調節する第1の硬
化剤と同一添加量では第1の硬化剤に比べ粘結剤の硬化
速度が遅い第2の硬化剤とを鋳型材料の混練機に供給す
る硬化剤供給手段と、骨材温度の検出センサーと、骨材
温度の第1の設定温度とこの第1の設定温度よりも高温
の第2の設定温度と骨材温度に対する各硬化剤の添加量
の関係とを記憶する記憶装置と、その硬化速度が設定速
度になるように前記供給手段による各硬化剤の供給量を
骨材温度の検出値と骨材温度に対する各硬化剤の添加量
の関係とに従い制御する制御装置とを備え、その制御に
より骨材温度が第1の設定温度よりも低い場合は第1の
硬化剤のみが供給され、骨材温度が第2の設定温度より
も高い場合は第2の硬化剤のみが供給され、骨材温度が
第1の設定温度と第2の設定温度の間の場合は第1の硬
化剤と第2の硬化剤とが供給されることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明方法によれば、骨材温度が第1の設定温
度よりも低い温度範囲では第1の硬化剤の添加量のみに
応じ粘結剤の硬化速度を制御でき、第1の設定温度より
も高く第2の設定温度よりも低い温度範囲では第1の硬
化剤と第2の硬化剤との混合比と添加量とに応じ粘結剤
の硬化速度を制御でき、第2の設定温度よりも高い温度
範囲では第2の硬化剤の添加量のみに応じ粘結剤の硬化
速度を制御できる。すなわち、2種類の硬化剤を用いて
鋳型を製造する場合に、各硬化剤単独でも硬化速度を制
御できる。
【0008】本発明装置は、本発明方法により鋳型を製
造する際に粘結剤を供給するのに用いることができる。
まず、骨材温度を検出センサーにより検出し、その検出
値を記憶装置に記憶された第1の設定温度および第2の
設定温度と比較する。その検出温度が第1の設定温度よ
りも低い場合、その制御装置は記憶装置に記憶された骨
材温度に対する各硬化剤の添加量の関係に従い硬化剤供
給手段を制御し、粘結剤の硬化速度が設定速度になるよ
うに第1の硬化剤のみを混練機に供給する。その検出温
度が第2の設定温度よりも高い場合、その制御装置は記
憶装置に記憶された骨材温度に対する各硬化剤の添加量
の関係に従い硬化剤供給手段を制御し、粘結剤の硬化速
度が設定速度になるように第2の硬化剤のみを混練機に
供給する。その検出温度が第1の設定温度よりも高く第
2の設定温度よりも低い場合、その制御装置は記憶装置
に記憶された骨材温度に対する各硬化剤の添加量の関係
に従い硬化剤供給手段を制御し、粘結剤の硬化速度が設
定速度になるように第1の硬化剤と第2の硬化剤とを混
練機に供給する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1に示す鋳型製造システムは、骨材タン
ク1と、粘結剤タンク2と、第1の硬化剤タンク3と、
第2の硬化剤タンク4と、鋳型材料の混練機5とを備え
る。その骨材タンク1から鋳型材料混練用混練機5に耐
火性粒状骨材が、単位時間当たり一定量ずつ供給され、
その粘結剤タンク2から液状粘結剤がポンプ6により混
練機5に供給され、その第1の硬化剤タンク3から粘結
剤の硬化速度調節用の第1の液状硬化剤がポンプ7によ
り混練機5に供給され、その第2の硬化剤タンク4から
粘結剤の硬化速度調節用の第2の液状硬化剤がポンプ8
により混練機5に供給される。その骨材としては、例え
ば硅砂、ジルコン、クロマイト、オリビン、アルミナ、
合成ムライト等の単独砂あるいは混合砂を用いることが
でき、新砂および再生砂のいずれであってもよい。な
お、再生砂とは過去に鋳型材料として用いられたものを
再生したものであって、粘結剤に被覆された耐火性粒状
骨材をいう。その粘結剤としては、例えば酸硬化性樹脂
であるフラン樹脂、フェノール樹脂やエステル硬化性樹
脂であるアルカリフェノール樹脂といった有機自硬性樹
脂を用いることができ、また、水ガラス等の無機自硬性
樹脂を用いることができる。各硬化剤は粘結剤に硬化反
応を生じさせる触媒であって、添加量が互いに等しけれ
ば第2の硬化剤のみを粘結剤に添加した場合の硬化速度
の方が第1の硬化剤のみを粘結剤に添加した場合の硬化
速度よりも遅くなる。その硬化剤としては、有機自硬性
樹脂用としては、硫酸、リン酸、有機スルホン酸を含む
酸性の硬化触媒で酸強度と酸濃度を調節し速硬性及び遅
硬性のものに分類されるものや、加水分解度及び相溶性
の大小によって硬化速度が調節できる有機エステルを用
いることができ、無機自硬性樹脂用としては、加水分解
度及び相溶性の大小によって硬化速度が調節できる有機
エステルを用いることができる。その混練機5は、例え
ばスクリューの回転により鋳型材料である骨材と粘結剤
と硬化剤とを混練し、それを単位時間当たり一定量ずつ
型枠9に供給するものを用いることができる。
【0011】その混練機5に供給される骨材の温度を検
出するための温度センサー10が設けられ、この温度セ
ンサー10はA/D変換器11を介し制御装置12に接
続される。その制御装置12は、中央処理装置30と記
憶装置31と入出力インタフェイス32とを有するデジ
タルコンピュータにより構成することができる。その制
御装置12に、前記粘結剤供給用ポンプ6の駆動装置1
5と、第1の硬化剤供給用ポンプ7の駆動装置16と、
第2の硬化剤供給用ポンプ8の駆動装置17と、入力装
置18と、表示装置19とが接続される。各ポンプ駆動
装置15、16、17は、ポンプ駆動モータと制御装置
12からのデジタル信号をアナログ信号に変換するD/
A変換器とそのアナログ信号に応じモータ速度を変化さ
せる速度変換器とを有するものを用いることができる。
その入力装置18は、制御装置12に後述の硬化剤添加
パターンや粘結剤添加流量等の運転条件を入力するもの
で、例えばキーボード式入力装置を用いることができ
る。その表示装置19は、制御装置12からの信号によ
り硬化剤添加量や硬化剤供給用ポンプ7、8の運転状態
等を表示するもので、例えばCRT式ディスプレイ装置
を用いることができる。
【0012】その制御装置12の記憶装置31に図2に
示す硬化剤添加パターンが記憶される。すなわち図2に
おいて、横軸は骨材温度を示し、縦軸は粘結剤に対する
硬化剤の添加割合により表される硬化剤添加量を示し、
実線40は骨材温度に対する第1の硬化剤添加量の関係
を示し、破線41は骨材温度に対する第2の硬化剤添加
量の関係を示す。その骨材温度に対する各硬化剤添加量
の関係は、粘結剤の硬化速度が骨材温度に拘らず予め定
めた所望速度になるように定められ、且つ、骨材温度が
第1の設定温度t1 よりも低い場合は第1の硬化剤のみ
が添加され、骨材温度が第2の設定温度t2 よりも高い
場合は第2の硬化剤のみが供給され、骨材温度が第1の
設定温度t1 と第2の設定温度t2 の間の場合は第1の
硬化剤と第2の硬化剤とが添加されるように定められて
いる。その第1の設定温度t1 と、第2の設定温度t2
と、骨材温度に対する第1の硬化剤添加量の関係と、骨
材温度に対する第2の硬化剤添加量の関係とが記憶装置
31に記憶される。なお、第1の設定温度t1 と第2の
設定温度t2 との間では、両硬化剤の合計添加量が一定
になるようにするのが好ましい。
【0013】上記制御装置12の記憶装置31に記憶さ
れた制御プログラムに基づく鋳型の製造手順を、図3に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0014】まず、入力装置18により制御装置12に
前記硬化剤添加パターンおよび粘結剤添加流量を入力し
て記憶装置31に記憶させることで初期設定を行なう
(ステップ1)。その粘結剤添加流量は、混練機5への
骨材の単位時間当たりの供給量に応じて所望の鋳型強度
が得られるように定める。次に、制御装置12は温度セ
ンサー10により検知された骨材温度を取り込み(ステ
ップ2)、その骨材温度が記憶装置31に記憶した第1
の設定温度t1 よりも低いか否かを判断する(ステップ
3)。その骨材温度が第1の設定温度t1 よりも低い場
合は、記憶装置31に記憶した骨材温度に対する第1の
硬化剤添加量の関係に基づき、第1の硬化剤の添加流量
を演算する(ステップ4)。その演算された第1の硬化
剤添加流量に応じた信号を駆動装置16に送り、第1の
硬化剤供給用ポンプ7を駆動して混練機5に演算された
流量の第1の硬化剤のみを供給する(ステップ5)。ス
テップ3において、検知した骨材温度が第1の設定温度
1 よりも高い場合は、その骨材温度が記憶装置31に
記憶した第2の設定温度t2 よりも高いか否かを判断す
る(ステップ6)。その骨材温度が第2の設定温度t2
よりも高い場合は、記憶装置31に記憶した骨材温度に
対する第2の硬化剤添加量の関係に基づき、第2の硬化
剤の添加流量を演算する(ステップ7)。その演算され
た第2の硬化剤添加流量に応じた信号を駆動装置17に
送り、第2の硬化剤供給用ポンプ8を駆動して混練機5
に演算された流量の第2の硬化剤のみを供給する(ステ
ップ8)。ステップ6において、検知した骨材温度が第
2の設定温度t2 よりも低い場合は、記憶装置31に記
憶した骨材温度に対する第1の硬化剤添加量の関係と骨
材温度に対する第2の硬化剤添加量の関係とに基づき、
第1の硬化剤の添加流量と第2の硬化剤の添加流量とを
演算する(ステップ9)。その演算された第1の硬化剤
添加流量と第2の硬化剤添加流量とに応じた信号を駆動
装置16と駆動装置17とに送り、第1の硬化剤供給用
ポンプ7と第2の硬化剤供給用ポンプ8とを駆動して混
練機5に演算された流量の第1の硬化剤と第2の硬化剤
とを供給する(ステップ10)。次に、制御装置12は
初期設定された粘結剤添加流量に応じた信号を駆動装置
15に送り、粘結剤供給用ポンプ6を駆動して混練機5
に初期設定された流量の粘結剤を供給する(ステップ1
1)。上記ステップ2からステップ11の手順を入力装
置18から終了信号が制御装置12に入力されるまで繰
り返す(ステップ12、13)。これにより、混練機5
により混練されて型枠9に供給される骨材と粘結剤と硬
化剤とは、所望の硬化速度で硬化して鋳型となる。
【0015】上記構成によれば、骨材温度が第1の設定
温度t1 よりも低い温度範囲では第1の硬化剤の添加量
のみに応じ粘結剤の硬化速度を制御でき、第1の設定温
度t1 よりも高く第2の設定温度t2 よりも低い温度範
囲では第1の硬化剤と第2の硬化剤との混合比と添加量
とに応じ粘結剤の硬化速度を制御でき、第2の設定温度
2 よりも高い温度範囲では第2の硬化剤の添加量のみ
に応じ粘結剤の硬化速度を制御できる。すなわち、2種
類の硬化剤を用いて鋳型を製造する場合において、各硬
化剤単独でも硬化速度を制御できるので、従来であれば
所望の硬化速度を得られるのが第1の設定温度t1 と第
2の設定温度t2 との間に制限されていたのに比べ、骨
材温度の変動範囲が広くなっても所望の硬化速度を得る
ことができる。
【0016】図4は第1変形例を示し、上記実施例では
第1の硬化剤と第2の硬化剤とを別個のポンプ16、1
7により混練機5に供給したのに対し、本変形例では各
硬化剤タンク3、4の配管を3方弁50を介し接続し、
この3方弁50の下流に設けたポンプ51により各硬化
剤を混練機5に供給するようにしている。その3方弁5
0の開度を変化させる駆動装置52とポンプ51の駆動
装置53とが制御装置12より硬化剤添加パターンに基
づき駆動されることで、両硬化剤の混合割合と添加量と
が上記実施例と同様に骨材温度に基づき制御される。他
は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示す。
【0017】図5は第2変形例を示し、上記実施例では
混練機5は連続して供給される鋳型材料を混練して連続
して型枠9に供給するのに対し、本変形例ではバッチ式
混練機5′を用い、各バッチ毎の骨材と粘結剤と各硬化
剤の供給量を一定とするものであって、その供給量の設
定に際し、外乱量の影響がないように各バッチ毎に骨材
温度に対応する各硬化剤添加量を補正し、混練羽根5a
をモータ5bにより一定時間駆動することで混練を行な
う。他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示
す。
【0018】図6は第3変形例を示し、上記実施例との
相違は、粘結剤の混練機5への供給流量の検出用センサ
ー60と、両硬化剤の混練機5への供給流量の検出用セ
ンサー61と、混練機5のスクリュー回転数から骨材の
単位時間当たり供給量を検出するセンサー62と、各セ
ンサー60、61、62を制御装置12に接続するA/
D変換器63、64、65とを有する。その粘結剤流量
センサー60の検出値が初期設定値から変動した場合
は、実際の粘結剤流量に対応した硬化剤流量を制御装置
12により演算して各硬化剤流量がその演算値になるよ
うに各硬化剤供給用ポンプ7、8を制御し、その硬化剤
流量センサー61の検出値が初期設定した硬化剤添加パ
ターンにより定まる値から変動した場合は、その偏差を
なくすように各硬化剤供給用ポンプ7、8を制御し、そ
の骨材供給量センサー62の検出値が初期設定値から変
動した場合は、粘結剤流量と硬化剤流量とが実際の骨材
供給量に対応した値となるように粘結剤供給用ポンプ6
と各硬化剤供給用ポンプ7、8とを制御するものであ
る。さらに、骨材温度が変化すると鋳型強度が変化する
ので、制御装置12に骨材温度の初期設定値を入力し、
温度センサー10により検出される骨材温度が初期設定
値から変動した場合は、鋳型強度が低下しないようにそ
の変動幅に応じ粘結剤供給用ポンプ6を制御して粘結剤
供給量を変化させるものである。他は上記実施例と同様
で同一部分は同一符号で示す。
【0019】なお、本発明は上記実施例や変形例に限定
されるものではなく、例えば、上記実施例ではポンプ駆
動用モータの回転数を変化させることで硬化剤添加量を
制御したが、往復動ポンプのストローク量を変化させる
ことで硬化剤添加量を制御してもよい。また、上記実施
例では制御装置12としてデジタルコンピュータを用い
たが、アナログデータを直接演算処理するアナログ計算
機を用いて上記A/D変換器やD/A変換器を不要とし
てもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明方法によれば、2種類の硬化剤に
より鋳型を製造する場合に、骨材温度の変動範囲が広く
なっても所望の硬化速度を得ることができ、本発明装置
は本発明方法の実施に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の鋳型製造システムの構成説明
【図2】本発明の実施例の骨材温度と硬化剤添加量との
関係を示す図
【図3】本発明の実施例の鋳型製造手順を示すフローチ
ャート
【図4】本発明の第1変形例の鋳型製造システムの構成
説明図
【図5】本発明の第2変形例の鋳型製造システムの構成
説明図
【図6】本発明の第3変形例の鋳型製造システムの構成
説明図
【符号の説明】
1 骨材タンク 2 粘結剤タンク 3 硬化剤タンク 4 硬化剤タンク 5、5′ 混練機 7、8、51 ポンプ 10 温度センサー 12 制御装置 31 記憶装置 50 3方弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火性粒状骨材に粘結剤とこの粘結剤の
    硬化速度調節用硬化剤とを添加して鋳型を製造するに際
    し、骨材温度が第1の設定温度よりも低い場合は、第1
    の硬化剤のみを硬化速度が設定速度になるように骨材温
    度に応じた量だけ添加し、骨材温度が第1の設定温度よ
    りも高温の第2の設定温度よりも高い場合は、同一添加
    量では第1の硬化剤に比べ粘結剤の硬化速度が遅い第2
    の硬化剤のみを硬化速度が設定速度になるように骨材温
    度に応じた量だけ添加し、骨材温度が第1の設定温度と
    第2の設定温度の間の場合は、硬化速度が設定速度にな
    るように第1の硬化剤と第2の硬化剤とを骨材温度に応
    じた量だけ添加することを特徴とする鋳型の製造方法。
  2. 【請求項2】 耐火性粒状骨材用粘結剤の硬化速度を調
    節する第1の硬化剤と同一添加量では第1の硬化剤に比
    べ粘結剤の硬化速度が遅い第2の硬化剤とを鋳型材料の
    混練機に供給する硬化剤供給手段と、骨材温度の検出セ
    ンサーと、骨材温度の第1の設定温度とこの第1の設定
    温度よりも高温の第2の設定温度と骨材温度に対する各
    硬化剤の添加量の関係とを記憶する記憶装置と、その硬
    化速度が設定速度になるように前記供給手段による各硬
    化剤の供給量を骨材温度の検出値と骨材温度に対する各
    硬化剤の添加量の関係とに従い制御する制御装置とを備
    え、その制御により骨材温度が第1の設定温度よりも低
    い場合は第1の硬化剤のみが供給され、骨材温度が第2
    の設定温度よりも高い場合は第2の硬化剤のみが供給さ
    れ、骨材温度が第1の設定温度と第2の設定温度の間の
    場合は第1の硬化剤と第2の硬化剤とが供給されること
    を特徴とする鋳型製造用硬化剤の供給装置。
JP25934093A 1993-09-21 1993-09-21 鋳型の製造方法および鋳型製造用硬化剤の供給装置 Pending JPH0788591A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521802B1 (en) 1999-11-29 2003-02-18 Daikin Industries, Ltd. Process for preparing fluorine-containing halogenated hydrocarbon compound

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521802B1 (en) 1999-11-29 2003-02-18 Daikin Industries, Ltd. Process for preparing fluorine-containing halogenated hydrocarbon compound

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