JP3169829B2 - 手提袋 - Google Patents

手提袋

Info

Publication number
JP3169829B2
JP3169829B2 JP14486196A JP14486196A JP3169829B2 JP 3169829 B2 JP3169829 B2 JP 3169829B2 JP 14486196 A JP14486196 A JP 14486196A JP 14486196 A JP14486196 A JP 14486196A JP 3169829 B2 JP3169829 B2 JP 3169829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper tape
hand
handbag
folded
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14486196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08310540A (ja
Inventor
稔 池田
透 金井
徹 西山
民夫 天利
Original Assignee
王子製袋株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 王子製袋株式会社 filed Critical 王子製袋株式会社
Priority to JP14486196A priority Critical patent/JP3169829B2/ja
Publication of JPH08310540A publication Critical patent/JPH08310540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3169829B2 publication Critical patent/JP3169829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手提袋に関し、より
詳しくは、いわゆる紙製平紐提げ手付手提袋に関する。
【0002】
【従来の技術】縦方向に8つ折りした所定の寸法の紙テ
ープをU字形に折曲げた提げ手を袋体の開口端縁から逆
U字形に突出するように貼着した、いわゆる紙製平紐提
げ手付手提袋は広く普及しており、その製造方法につい
ては例えば特公昭51−43936号公報及び特公昭5
2−16030号公報に記載されている。
【0003】これらの手提袋の場合、提げ手の素材とし
ては無地の未晒又は晒クラフト紙が用いられていて、図
8に示すように、紙テープ2の縦方向に走る等間隔の7
本の折線4a,4b,4c,4d,4e,4f,4gを
つけて、該テープを縦方向に8つの折曲げ域5a,5
b,5c,5d,5e,5f,5g,5hに分割し、該
テープを先づ図9に示すように折線4b及び4fに沿っ
てそれぞれより両側端縁部分を内側に折曲げ、次に図1
0に示すように折線4a及びそれと重なり合う折線4c
並びに折線4g及びそれと重なり合う折線4eに沿っ
て、これら折線よりそれぞれ紙テープ側端寄りの部分を
内側に折曲げた後、折たたみ面に現われる折曲げ域5c
と5fのいづれか又は両方に接着剤を塗布し、中心の折
線4dに沿って2つ折りし、定寸に切断して提げ手素材
としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年袋
体のデザインとマッチするように提げ手となる紙テープ
を着色することが求められるようになり、その要求に応
えるため印刷機で紙テープの片面全面にインキを塗布
し、その上に手の汗でインキが落ちないよう色落ち防止
ニスを塗布したものの製造が必要となり、このための付
加工程が手提袋の製造工程で多くのトラブルを発生させ
た。
【0005】すなわち、紙テープ2の片面全面にインキ
及びニスを塗布した場合、前記したように紙テープを折
たたみ、折曲げ域5cと5fを接着剤で接着させると
き、該部分に塗布されているインキ又は色落ち防止ニス
が接着を妨げ、8つ折りした紙テープの折り目が反撥し
て浮上り、提げ手が袋本体原紙に貼着されるまでの過程
でガイドやローラーの所で詰り、機械が停止することが
しばしば発生した。この種のトラブルは、ドイツ連邦共
和国特許第1611657号公報図3及び図4に示され
るように(本出願明細書図1及び図7参照)袋体の開口
端縁を一直線状に切断することを可能にするため、提げ
手3の補強当紙7の上端縁から突出する部分を下方に折
返した場合(使用時には提げ手を上方に引出して提げ
る)には特に著しかった。
【0006】又、このように接着が不完全な提げ手は手
提袋に重量物を入れて提げたとき、切れやすいという欠
点もあった。そこで、提げ手を持ったとき、手が触れる
部分、すなわち提げ手外面となる面の中央の2折曲げ域
5d,5eのみに着色し、他の部分には着色していない
テープを使用することが試みられたが(実公平2−23
565号公報参照)、この場合、テープの中央部の厚み
が塗布したインキ及び色落ち防止ニスの厚みだけ厚くな
り、巻取ったテープはその部分がふくれ、その結果、テ
ープに巻ぐせがついてしまって、該テープを提げ手に成
形するため、巻戻したとき、テープ幅方向に波打ち、提
げ手の成形に支障をきたした。本発明はかかる事情に鑑
みなされたもので、その課題は、製造工程で提げ手とな
る着色した紙テープの波打ちを少くすることで、提げ手
の成形を支障なく行なうことができ、かつ前記折曲げ域
5cと5f間の接着の妨げとならない着色した紙製平紐
提げ手付手提げ袋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の手提袋は、縦方向に6つ折りした所定の寸法の
紙テープをU字形に折曲げた提げ手を袋体の開口端縁か
ら逆U字形に突出するように、袋体内面に貼着した手提
袋において、前記提げ手は、前記紙テープの提げ手外面
となる面の中央の2折曲げ域全域とそれに隣接する両折
曲げ域の紙テープ幅方向中央寄り3分の1を超えない部
分と該紙テープの両側縁近傍の一定幅の部分を着色した
紙テープを縦方向に6つ折りにしたものであることを特
徴とする。
【0008】又、本発明の手提袋は、前記提げ手となる
前記紙テープの前記着色部分の上に色落ち防止ニスを塗
布していること及び袋体の内面に貼着した提げ手の上に
補強当紙を貼着していること、着色帯を設けているもの
であることをそれぞれ特徴としているものでもある。
【0009】
【作用】本発明の紙製平紐提げ手付手提袋では、提げ手
となる紙テープを6つ折りする最終段階で、互いに接着
される折曲げ域の大部分が着色されていないので、該部
分の接着が容易かつ確実になされるという作用が達成さ
れる。更に紙テープの両側端縁近傍に適当な幅で縦方向
に走る着色帯を設けることにより、着色したテープの中
央部が塗布したインキ及び色落ち防止ニスの厚みでふく
れて、その結果テープに巻ぐせがついてしまって波打
ち、提げ手の成形に支障をきたすことを避けるという作
用が達成される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。図1は本発明の一実施例の手提袋の斜視
図、図2は図1の手提袋の提げ手となる紙テープの部分
展開図、図3及び4は図2の紙テープを折りたたむ過程
を説明するための部分平面図、図5〜7はU字形提げ手
の構造を説明するための成形各過程の平面図である。
【0011】図中の符号1は袋体、1aはひだ、1bは
底、1cは開口端縁、2は紙テープ、3は提げ手、4
b,4c,4d,4e,4fは折線、5b,5c,5
d,5e,5f,5gは折曲げ域、6はインキ及び色落
ち防止ニス塗布部分、7は補強当紙、8は接着剤、9は
ホットメルトである。
【0012】本実施例の手提袋は図1に示すように、両
側部にひだ1aを有し、底1bが四角形に成形され、開
口端縁1cが一直線上に切断されたいわゆる角底形の袋
体1の開口端縁近傍の前後壁内面に、縦方向に6つ折り
された紙テープをU字形に折曲げ、その表面に着色した
提げ手3を袋体開口端縁から逆U字形に突出するような
位置に貼設し、該貼設部分の上に補強当紙7を貼着した
ものであり、前記提げ手の補強当紙の上端縁から突出す
る部分は下方に折返されている。なお、提げ手3と補強
当紙7は図7に示されるようにホットメルト9で提げ手
3片方につき4ケ所、1対につき8ケ所で接着されてい
る。このような手提袋は外観上、従来の市販品と何ら異
なるところはない。
【0013】本発明の特徴は前述したように、提げ手3
を構成する紙テープの着色の部位にあるので、図2を参
照して詳細に説明する。本発明の手提袋に用いる提げ手
3を構成する紙テープ2は6つ折りされる前に(予定)
折線4cと4eの間の(予定)折曲げ域5d,5e及び
前記折線4cと4eを超えて、これらに隣接する折曲げ
域5c,5fのそれぞれ折線4c,4e寄りの少くとも
1/3(好ましくは1/5)を超えない部分6に例えば
印刷機で適当な色でベタ印刷がほどこされ、その上に色
落ち防止ニスが塗布されている。なお、折線4c,4e
を超えて、これらに隣接する折曲げ域の一部まで着色す
るのは、該紙テープを6つ折りしたとき、折線が曲がっ
て着色していない部分が提げ手の表面に現われるのを防
ぐためである。
【0014】更に、前記紙テープ2の両側端縁近傍、す
なわち折曲げ域5bと5gに縦方向に適当な幅で、中央
部の着色帯と同じインキ及びニスを同坪量(単位面積当
り同量)塗布した着色帯6が設けられているが、これは
紙テープ2の巻取の中央部が塗布したインキや色落防止
ニスの厚みでふくれて、その結果テープに巻ぐせがつい
てしまって、巻出したテープが波打つのを防ぐためで、
中央部と両側端部の紙テープ2の厚みを均等にする効果
がある。
【0015】このような紙テープを紙製平紐提げ手付提
袋用製袋機上で図3に示すように、折線4b,4fに沿
って、それぞれの紙テープ側端寄りの部分を内側に折曲
げて折り曲げ域5b,5g上に接着剤8を塗布し、次い
で図4に示すように折線4c,4eに沿ってこれら折線
から側端寄りの(すでに折曲げられて二重になった)部
分を折曲げて接着し、次にこのとき表面に現われている
折曲げ域5c,5f上に接着剤8を塗布した後、これを
中央から2つ折りして互いに対向する折曲げ域5c,5
fを接着剤8で接着する(図5参照)。折曲げ域5c,
5fの大部分は着色されていないので、接着剤8による
接着を妨げることはない。
【0016】このようにして6つ折りした紙テープ2
(提げ手素材)は図6に示すようにU字形に折られ、図
7に示すように、該補強当紙の上端縁から突出するU字
形部分を下方に折返した状態で、補強当紙7上にその提
げ手の根元をホットメルト9で接着されて、袋体1の
前、後壁の開口端部の内面に貼着される。
【0017】以上、本発明を6つ折りした紙テープから
なる提げ手を取り付けた手提げ袋について説明したが、
本発明における提げ手の構成は、前記6つ折り提げ手と
同じ課題をかかえた8つ折り提げ手についても同様に適
用することができる。紙テープを8つ折りして提げ手を
作製する場合には、図8〜図10に示すように、折線4
a,4g及び折り曲げ域5a,5hが増えて、折線の数
は5本、折り曲げ域の数は6つとなる。しかし、折り畳
む手順は最初に折線4a,4gを折り畳む以外、図3及
び図4と同じ符号の折り線に沿って折り畳むものである
ので、詳細な説明は省略する。
【0018】
【発明の効果】本発明の紙製平紐提げ手付手提袋では、
提げ手となる紙テープを6つ折りする最終段階で、互い
に接着される折曲げ域の大部分が着色されていないの
で、該部分の接着が容易かつ確実になされる。
【0019】更に紙テープの両側端縁近傍に適当な幅で
縦方向に走る着色帯を設けることにより、着色したテー
プの中央部が塗布したインキ及び色落ち防止ニスの厚み
でふくれて、その結果巻出したテープに巻ぐせがついて
しまって波打ち、提げ手の成形に支障をきたすことを避
けることができる。このようにして、本発明によれば、
製造工程で提げ手となる着色した紙テープの波打ちを少
くすることで提げ手の成形を支障なく行なうことがで
き、6つ折りされた紙テープの折り目が反撥して浮上
り、トラブルを起すことのない着色された提げ手を具え
た(改良された)手提袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の手提袋の斜視図である。
【図2】提げ手となる紙テープの展開図である。
【図3】紙テープを折畳む過程を説明するための部分平
面図である。
【図4】図3に続く、紙テープを折畳む過程を説明する
ための部分平面図である。
【図5】提げ手の構造を説明するための成形各過程にお
ける平面図である。
【図6】図5に続く成形過程における平面図である。
【図7】図6の紙テープを袋体に取り付ける過程におけ
る部分平面図である。
【図8】従来の提げ手を構成する紙テープの展開図であ
る。
【図9】従来の提げ手を構成する紙テープを折畳む過程
を説明するための部分平面図である。
【図10】図9に続く折畳み過程を説明するための部分
平面図である。
【符号の説明】
1−袋体、1a−ひだ、1b−底、1c−開口端縁、2
−紙テープ、3−提げ手、4a,4b,4c,4d,4
e,4f,4g−折線、5a,5b,5c,5d,5
e,5f,5g,5h−折曲げ域、6−インキ及び色落
ち防止ニス塗布部分、7−補強当紙、8−接着剤、9−
ホットメルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天利 民夫 埼玉県八潮市新町38番地 王子製袋株式 会社 草加工場内 (56)参考文献 特開 昭63−286390(JP,A) 特開 昭63−281884(JP,A) 特開 昭63−280679(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 33/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に6つ折りした所定の寸法の紙テ
    ープをU字形に折曲げた提げ手を袋体の開口端縁から逆
    U字形に突出するように、袋体内面に貼着した手提袋に
    おいて、前記提げ手は、前記紙テープの提げ手外面とな
    る面の中央の2折曲げ域とそれに隣接する両折曲げ域の
    紙テープ幅方向中央寄り3分の1を超えない部分と該紙
    テープの両側縁近傍の一定幅の部分を着色した紙テープ
    を縦方向に6つ折りしたものであることを特徴とする手
    提袋。
  2. 【請求項2】 前記提げ手は、前記紙テープの着色部分
    の上に色落ち防止ニスを塗布した紙テープで形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の手提袋。
  3. 【請求項3】 前記袋体の内面に貼着した提げ手の該貼
    着部分の上に補強当紙を貼着した請求項1又は2記載の
    手提袋。
  4. 【請求項4】 前記提げ手の補強当紙上端縁から突出し
    た部分を、下方に折返した請求項3記載の手提袋。
JP14486196A 1996-05-16 1996-05-16 手提袋 Expired - Fee Related JP3169829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14486196A JP3169829B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 手提袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14486196A JP3169829B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 手提袋

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7922594A Division JP2722321B2 (ja) 1994-03-28 1994-03-28 手提袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08310540A JPH08310540A (ja) 1996-11-26
JP3169829B2 true JP3169829B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=15372112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14486196A Expired - Fee Related JP3169829B2 (ja) 1996-05-16 1996-05-16 手提袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3169829B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521802B1 (en) 1999-11-29 2003-02-18 Daikin Industries, Ltd. Process for preparing fluorine-containing halogenated hydrocarbon compound

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL2397318T3 (pl) * 2010-06-16 2013-05-31 Flat System S R L Maszyna do formowania uchwytów

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6521802B1 (en) 1999-11-29 2003-02-18 Daikin Industries, Ltd. Process for preparing fluorine-containing halogenated hydrocarbon compound

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08310540A (ja) 1996-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197761B2 (ja) 紙巻き煙草用パックおよびその内部包装体を製造するための材料ウエブ
JP2003507269A (ja) シガレット用曲折ボックス
EP0293995B1 (en) A block-shaped bag with a handle and a method of producing such bag
EP0157484B1 (en) Labels in the form of a envelope
US5740959A (en) Pre-wrapped gift package
US5163756A (en) Bag construction with auxiliary flap
US5836508A (en) Pre-wrapped gift box
US5065935A (en) No wrap boxes
FI88602B (fi) Med foerbaettrat handtag foersedd baerhaollare
US5826402A (en) Pre-wrapped gift box
US5245815A (en) Pre-wrapped gift package
GB2049621A (en) Bag
US4674129A (en) Packaging bag with selectively secured reinforcing layer
JP3169829B2 (ja) 手提袋
CA2246457A1 (en) Pop-up box for pop-up greeting cards and blank therefor
JP2722321B2 (ja) 手提袋
US7165678B2 (en) Gift packaging
JPH08310539A (ja) 手提袋
US3062368A (en) Cloth reel
US20020179698A1 (en) Wrapping paper
EP0439209B1 (en) Paper bag with integral carrying device
JPH08101640A (ja) 折り畳みラベル及びその製造方法並びに折り畳みラベル付き物品の形成方法
JP3017015U (ja) メモリアル金封
JPH0662161B2 (ja) 吊り手付カ−トン及びその製造方法
CA1239623A (en) Hinged lid packet

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees