JP4653254B1 - 排水管の漏洩試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集合管に対する汎用性付与、気密性向上・試験信頼性向上、装置の軽量化、試験作業の迅速化を図ること。
【解決手段】集合管4の上部を塞ぐ第1の閉塞具1、集合管4の下端に接続される縦管6内を塞ぐ第2の閉塞具2、集合管4の横分岐管19の各開口端を塞ぐ第3の閉塞具3を備え、第1の閉塞具1には集合管4の上端開口部4aの周縁上面4bに対向する環状当接面1b及び取付フランジ1cを設け、この取付フランジ1cを利用して集合管4の上端の外側周囲で該周囲に等配された3本以上の複数本のボルト・ナット7,8により、第1の閉塞具1を集合管4の上端開口部4aに取り付け、その際、環状当接面1bと集合管4の上端開口部4aの周縁上面4bとの間に環状パッキング9を挟んで気密に閉塞させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、マンション等の集合住宅又は事務所ビルなどの多層階からなる建築物の施工中に実施される排水管の漏洩試験装置に関するものである。
一般に、集合住宅などの多層階からなる建築物の排水システムは、最上階から最下階まで共用の排水管となる縦管が配設され、各階毎の戸別排水管となる横分岐管が集合管を介して共用の排水管である縦管に接続されている。
集合管は、各階の床スラブを貫通して各階毎に設置され、床スラブから下方に突出した下端側を下階の縦管の上端に接続され、床スラブから上方に突出した上端側を上階の縦管の下端に接続されている。そのため、縦管は、各階毎に分割された形態で縦方向に接続配設されている。また、横分岐管は、集合管に複数戸数分が分岐接続されており、各横分岐管は、各戸において、トイレ、台所、洗面所、風呂等の枝管に分岐されている。
排水管の配管工事は、最下階から上へ順番に実施される。そして、排水管の漏洩試験は、前記配管工事が実施された階毎に次の階の配管工事が行われる前に実施される。
即ち、排水管の漏洩試験は、排水管の配管工事と並行して各階毎に下から順番に実施され、漏洩箇所が発見されれば、その箇所の補修や再施工を行い、再度、漏洩試験を実施し、漏洩箇所がない状態を確認して配管工事が終了する。
従来、排水管の漏洩試験には、満水試験方式と満空試験方式とがある。満水試験方式は、試験対象箇所に水を満水状態に充填して行われてきたが、この方式は、充填する水の準備及び事後の充填水の回収並びに清掃に多大な手数を要するため、前記水の代わりに加圧空気を充填する満空試験方式が多用されるようになってきている。
この満空試験方式に使用する装置として、集合管の縦管受け口に嵌合されて、該受け口をそのシール機構との協働によって密閉する第1の閉塞具と、この第1の閉塞具を貫通して設置された第1流路及び第2流路と、第1流路及び第2流路の各上端に設けられ、加圧流体供給源に接続される第1継手管及び第2継手管と、前記第1流路の下端に接続された可撓管と、該可撓管の先端に連結され、加圧流体の供給によって膨張して前記集合管に接続された下階の縦管内に挿入されて該縦管内を密閉する第2の閉塞具とを備えたものが公知である(特許文献1参照)。
特開2001−281088号公報
特許文献1における第1の閉塞具は、集合管の受口内面に設けられているシール機構を利用して集合管の受口上面を気密に閉塞する方式であり、このシール機構は上記集合管の受口に嵌合挿入される縦管に対して使用されるものであるため、第1の閉塞具には、集合管の受口に所定の公差内で嵌合挿入できる精密な外径と平滑な外周面を備えた嵌合凸部を設けておくことが必要となる。
ところが、個々の建設現場では、使用される集合管が同じではなく、そのため、折角、高精度の嵌合凸部を持つ第1の閉塞具を現場に搬入準備しても、当該現場の集合管の受口のシール機構と適合せず、所定の気密性(管内試験圧力に耐える気密性)が得られない場合が多いという欠点があった。
そのため、特許文献1の試験装置は、第1の閉塞具と適合する集合管にしか適用できず、汎用性がなかった。
その上、特許文献1の第1の閉塞具は、管内試験圧力に抗して集合管の受口上面の開口を閉塞するために、自重を大きくする方式を採用しており、これでは、第1の閉塞具の自重が大となるため、集合管への着脱時及び現場への搬入・搬出時の運搬取扱時の作業者の労力負担が大きくなる欠点もあった。
また、上記特許文献1は、第2の閉塞具に加圧空気を注入して膨張させ、集合管の下端側に接続されている縦管内を気密に閉塞させているが、この場合、第2の閉塞具に所定の加圧空気が注入されたことを確認する手段を備えていないため、所定の気密性を維持できているという保証がなかった。
さらに、特許文献1は、横分岐管の開口端を市販の密閉プラグで密閉しているが、この場合においても、それぞれの開口端まで所定の試験圧力が到達していることを確認する手段を備えていないため、漏洩試験の客観的な信頼性が得られていなかった。
本発明は、従来装置の上記問題点に鑑みて提案されたもので、集合管に対する汎用性を持たせること、気密性の向上及び漏洩試験の信頼性向上を図ること、装置の軽量化、試験作業の迅速化を図ること等を達成可能とした排水管の漏洩試験装置を安価に提供することを目的としている。
前記目的を達成するために本発明は、集合管の上端開口部を塞ぐための第1の閉塞具と、該第1の閉塞具に取り付けられ上端側を加圧空気供給源に接続可能とされた2本のパイプと、 該2本のパイプの一方の下端側に可撓管を介して接続可能とされ、集合管の下端に接続される縦管内を塞ぐための膨張収縮可能な第2の閉塞具と、集合管に分岐接続される横分岐管の各開口端を塞ぐための第3の閉塞具とを備えた排水管の漏洩試験装置において、
前記第1の閉塞具には集合管の上端開口部の周縁上面に対向する環状当接面及び該環状当接面より外側に張り出す取付フランジを設け、この取付フランジを利用して前記集合管の上端の外側周囲で該周囲に等配された3本以上の複数本のボルト・ナットにより、前記第1の閉塞具を集合管の上端開口部に取り付け、その際、前記環状当接面と集合管の上端開口部の周縁上面との間に環状パッキングを挟んで気密に閉塞させるようにし、前記第1の閉塞具の取り付けられた2本のパイプの上端側には、圧力計と開閉弁とがそれぞれ接続されており、さらに、前記第3の閉塞具には、横分岐管内の圧力を検出表示する圧力計が取り付けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、第1の閉塞具を集合管の上端開口部に環状パッキングを介在させて載せ、集合管の周囲に等配された3本以上のボルト・ナットで緊締すれば集合管の上端開口部を気密に閉塞することができ、どのような集合管にも適用することができ、汎用性がある。そして、本発明の装置は、集合管内のシール機構を利用しないため、集合管に嵌合する凸部を設ける必要がなく、集合管と第1閉塞具との嵌合精度を高くする必要がないため、装置を安価に提供することが出来る。また、集合管内の試験圧力に対向する自重を第1の閉塞具に持たせる必要もないため、装置の自重を軽量化することができ、作業者の労力負担を軽減することができる。
前記第1の閉塞具は、集合管の上端がフランジ付きの場合には、このフランジと第1の閉塞具の取付フランジとを貫通するボルト・ナットにより、前記第1の閉塞具を集合管の上端開口部に取り付けるようにすることができ、また、前記第1の閉塞具は、集合管の上端がフランジ付きでない場合には、集合管の上端付近周囲に2つ割りクランプ構造の割りフランジを装着し、この割りフランジと第1の閉塞具の取付フランジとを貫通するボルト・ナットにより、前記第1の閉塞具を集合管の上端開口部に取り付けるようにすることができる。したがって、本発明の装置によれば、どのような集合管にも装着することができるという汎用性が得られる。
前記第1の閉塞具は、集合管の上端開口部よりも上方に突出する中空部を備えていてもよい。この場合では、可撓管の接続部分を中空部で被覆保護させることができる。
また、前記第1の閉塞具は、取付フランジと同一厚さをもつ一連の円板形状とされていてもよい。この場合では、第1の閉塞具を軽量化することができ、運搬、取扱いを楽にすることができる。
また、前記第1の閉塞具の取り付けられた2本のパイプの上端側には、圧力計と開閉弁とがそれぞれ接続されていることが好ましい。この構成によれば、第2の閉塞具に充填した加圧空気の圧力を数値として正確に確認し、記録・保存することができ、かつ、第2の閉塞具自体の空気漏れも検出することができるため、漏洩試験の信頼性を向上させることができる。
また、前記第3の閉塞具には、横分岐管内の圧力を検出表示する圧力計が取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、漏洩試験時、横分岐管の端末まで所定の試験圧力が作用しているか否かを数値で正確に確認し、記録・保存することができ、漏洩試験の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、集合管に対する汎用性を持たせること、気密性の向上及び漏洩試験の信頼性向上を図ること、装置の軽量化、試験作業の迅速化を図ること等を達成可能とした排水管の漏洩試験装置を安価に提供することができる。
本発明装置に係る第1の実施形態の全体の概略側面図である。 第1の実施形態における第1の閉塞具の拡大縦断側面図である。 第2の実施形態における第1の閉塞具の拡大縦断側面図である。 第2の実施形態における割りフランジの概略斜視図である。 第3の閉塞具の拡大縦断側面図である。
以下、本発明に係る装置の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明に係る装置は、図1に示すように、第1の閉塞具1と第2の閉塞具2と第3の閉塞具3とを備えている。
第1の閉塞具1は、集合管4の上端開口部4aを塞ぐためのものであって、第1の実施形態においては、図1、図2に示すように、集合管4の上端開口部4aよりも上方に突出する中空部1aを備え、下部に、集合管4の上端開口部4aの周縁上面4bに対向する環状当接面1b及び該環状当接面1bより外側に張り出す取付フランジ1cを設けた鍔付きキャップ形状とされており、第2の実施形態では、図3に示すように、取付フランジ1cと同一厚さをもつ一連の扁平な円板形状とされている。何れの場合においても、第1の閉塞具1は、透明、半透明、不透明の何れかのプラスチック材によって構成されている。
集合管4は、図1に示すように、多層階建築物の各階の床スラブ5に貫通状態で取り付けられており、上下に縦管6が接続可能とされている。
この集合管4は、図1、図2に示すように、上端開口部4aの周囲にフランジ4cを張り出して設けたものと、図3に示すように、フランジを設けていないものとがある。
本発明は、フランジ4cを有する集合管4と有さない集合管4とのいずれにも適用可能として汎用性を持たせることを目指している。
そこで、第1の実施形態は、第1の閉塞具1の中空部1aの下部に、図1、図2に示すように、集合管4の上端開口部4aの周縁上面4bに対向する環状当接面1b及び該環状当接面1bより外側に張り出す取付フランジ1cを設け、この取付フランジ1cを利用して集合管4の上端の外側周囲で該周囲に等配された3本以上の複数本のボルト・ナット7,8により、第1の閉塞具1を集合管4の上端開口部4aに取り付け、その際、環状当接面1bと集合管4の上端開口部4aの周縁上面4bとの間に環状パッキング9を挟んで気密に閉塞させるようにしている。
この場合、集合管4の上端が図1、図2に示すように、フランジ4c付きの場合には、このフランジ4cと第1の閉塞具1の取付フランジ1cとを貫通するボルト・ナット7,8により、第1の閉塞具1を集合管4の上端開口部4aに取り付けるようにしている。
しかし、集合管4の上端が図3に示すように、フランジ付きでない場合には、集合管4の上端付近周囲に2つ割りクランプ構造の割りフランジ10を装着し、この割りフランジ10と第1の閉塞具1の取付フランジ1cとを貫通するボルト・ナット7,8により、第1の閉塞具1を集合管4の上端開口部4aに取り付けるようにしている。
割りフランジ10は、図4に示すように、帯状の金属板を半円形状に湾曲させた一対のクランプ片10a、10aを主体とし、このクランプ片10a、10aの外周部にボルト挿通穴10bを周方向等間隔で複数個形成し、両クランプ片10a、10aの両端に形成した接合部10c、10cをボルト・ナット10d、10eで連結するようにしたものである。なお、両クランプ片10a、10aの内面にゴム等の滑り止め材を貼着していおてもよい。また、ボルト挿通穴10bの代わりに、ナットをクランプ片10a、10aの外周面に溶接固着するようにしてもよい。
第2の実施形態では、第1の閉塞具1が取付フランジ1cと同一厚さをもつ扁平な円板形状とされており、集合管4がフランジ4c付きの場合には、図1、図2に示した第1の実施形態と同様に取り付けるものであり、集合管4がフランジ4c付きでない場合には、図3に示すように取り付けるものである。
上記第1の実施形態及び第2の実施形態における第1の閉塞具1には、中央部に2本のパイプ11,12が上下方向に貫通して取り付けられている。2本のパイプ11,12の取付方法は、接着剤による接着やネジ穴へのネジ込み等によって気密に取り付けられる。
2本のパイプ11,12は、図1に示すように、上端側をコンプレッサまたは空気ポンプ等の加圧空気供給源13にホースを介して適宜接続可能とされている。
また、2本のパイプ11,12の上端側には、圧力計14,15と開閉弁16,17とがそれぞれ直列接続されている。
そして、2本のパイプ11,12の一方11の下端側に第2の閉塞具2が可撓管18を介して接続可能とされている。
第2の閉塞具2は、集合管4の下端に接続される縦管5内を塞ぐためのものであって、ゴム等の弾性材料によって膨張収縮可能な円筒袋状の構造とされている。この第2の閉塞具2は、可撓管18を介して第1の閉塞具1に取り付けられている前記一方のパイプ11に吊り下げられ、内部空気を抜きだして収縮させた状態で集合管4の上端開口部4aから下方の縦管6内に挿入される。そして、前記パイプ11から可撓管18を経由して加圧空気供給源13から加圧空気が供給されることによって、集合管4の下端に接続された縦管6内で膨張して該縦管6内を気密に閉塞するものである。
集合管4には、図1に示すように、横分岐管19が複数本分岐接続されている。この横分岐管19は、トイレ、浴室、洗面所、台所等に導かれて、最終的には、便器、浴槽、洗面設備、流し設備等に接続されるが、排水管の敷設工事の段階では、開口端のままとされる。
そこで、排水管の漏洩試験を行うときには、横分岐管19の各開口端は、図1に示すように、第3の閉塞具3で閉塞される。
この第3の閉塞具3は、図5に示すように、プラスチック材等により扁平な円板形状とされ、周囲にボルト挿通穴3aを周方向に等間隔で形成して取付フランジ3bを構成させている。この取付フランジ3bは、横分岐管19の開口端に対応した形状とされる。横分岐管19の開口端は、図1では、フランジ19a付きの場合を例示しており、この場合では、第3の閉塞具3の取付フランジ3bと横分岐管19のフランジ19aとを、その間に環状パッキング20を挟んでボルト・ナット21,22で取り付けられる。なお、横分岐管19の開口端がフランジ付きでない場合には、図3、図4に示した割りフランジ10と同様な構造の割りフランジを使用して取り付ければよい。
そして、この第3の閉塞具3には、図5に示すように、横分岐管19内の圧力を検出表示する圧力計23のみ、または、圧力計23と開閉弁24が取り付けられている。
本発明の実施形態は以上の構成からなり、次に、漏洩試験を実施する要領を説明する。
先ず、図1に示すように、第2の閉塞具2を可撓管18を介して第1の閉塞具1の一方のパイプ11の下端に接続して吊り下げた状態で第2の閉塞具2を集合管4の上端開口部4aから下方の縦管6まで自重で下げる。このとき、第2の閉塞具2は収縮させておく。そして、第1の閉塞具1を集合管4の上端開口部4aに環状パッキング9を挟んで載せ、ボルト・ナット7,8で締め付けて、集合管4の上端開口部4aを第1の閉塞具1で気密に閉塞する。
次に、加圧空気供給源13から一方のパイプ11を通して第2の閉塞具2に加圧空気を供給して膨張させ、縦管6内を閉塞させる。このとき、第2の閉塞具2内の圧力は、圧力計14で確認し、所定圧力(例えば、35kPa)になると、パイプ11の開閉弁16を閉鎖し、加圧空気供給源13からホースを外しておく。
さらに、横分岐管19の各開口端に第3の閉塞具3を取り付けて閉塞させておく。
最後に、加圧空気供給源13から他方のパイプ12を通して集合管4内及び横分岐管19内に加圧空気を所定の試験圧力(例えば、35kPa)になるよう圧力計15で確認して供給する。そして、パイプ12の開閉弁17を閉鎖し、加圧空気供給源13からホースを外しておく。このとき、横分岐管19の各開口端を閉塞している第3の閉塞具3に取り付けてある圧力計23により、横分岐管19の各開口端にまで所定圧力の加圧空気が充填されていることを確認する。
この状態で所定時間(例えば、10分〜30分)保持して、その間の圧力計14の変化を観察する。漏洩があれば、圧力計14の数値が降下するが、漏洩が無ければ、圧力計14の数値は変化しない。漏洩がある場合は、漏洩箇所を探し、補修または再工事する。漏洩箇所を見付けるには、石けん液を塗布したり、加圧空気中に煙や臭気ガスを混入しておいて行う。
補修または再工事後、再度、漏洩試験を行い、漏洩箇所がなくなるまで繰り返す。そして、漏洩箇所がないことが確認されれば、装置を外すが、その場合、先ず、2本のパイプ11,12の開閉弁16,17を開放して集合管4内及び第2の閉塞具2内の加圧空気を除去してから第1の閉塞具1を集合管4から外せばよい。
本発明装置の実施形態は、以上であるが、本発明は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で自由に変更して実施することができる。
本発明の装置は、多層階の建築物の排水管の漏洩試験装置に適用できる他、戸建て住宅の排水管の漏洩試験装置にも適用することが可能である。
1 第1の閉塞具
2 第2の閉塞具
3 第3の閉塞具
4 集合管
5 床スラブ
6 縦管
7、21 ボルト
8、22 ナット
9、20 環状パッキング
10 割りフランジ
11、12 2本のパイプ
13 加圧空気供給源
14、15、23 圧力計
16、17、24 開閉弁
18 可撓管
19 横分岐管

Claims (5)

  1. 集合管(4)の上端開口部(4a)を塞ぐための第1の閉塞具(1)と、該第1の閉塞具(1)に取り付けられ上端側を加圧空気供給源(13)に接続可能とされた2本のパイプ(11,12)と、該2本のパイプ(11,12)の一方の下端側に可撓管(18)を介して接続可能とされ、集合管(4)の下端に接続される縦管(6)内を塞ぐための膨張収縮可能な第2の閉塞具(2)と、集合管(4)に分岐接続される横分岐管(19)の各開口端を塞ぐための第3の閉塞具(3)とを備えた排水管の漏洩試験装置において、
    前記第1の閉塞具(1)には集合管(4)の上端開口部(4a)の周縁上面(4b)に対向する環状当接面(1b)及び該環状当接面(1b)より外側に張り出す取付フランジ(1c)を設け、この取付フランジ(1c)を利用して前記集合管(4)の上端の外側周囲で該周囲に等配された3本以上の複数本のボルト・ナット(7,8)により、前記第1の閉塞具(1)を集合管(4)の上端開口部(4a)に取り付け、その際、前記環状当接面(1b)と集合管(4)の上端開口部(4a)の周縁上面(4b)との間に環状パッキング(9)を挟んで気密に閉塞させるようにし、
    前記第1の閉塞具(1)の取り付けられた2本のパイプ(11,12)の上端側には、圧力計(14,15)と開閉弁(16,17)とがそれぞれ接続されており、さらに、前記第3の閉塞具(3)には、横分岐管(19)内の圧力を検出表示する圧力計(23)が取り付けられていることを特徴とする排水管の漏洩試験装置。
  2. 前記第1の閉塞具(1)は、集合管(4)の上端がフランジ(4c)付きの場合には、このフランジ(4c)と第1の閉塞具(1)の取付フランジ(1c)とを貫通するボルト・ナット(7,8)により、前記第1の閉塞具(1)を集合管(4)の上端開口部(4a)に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の排水管の漏洩試験装置。
  3. 前記第1の閉塞具(1)は、集合管(4)の上端がフランジ付きでない場合には、集合管(4)の上端付近周囲に2つ割りクランプ構造の割りフランジ(10)を装着し、この割りフランジ(10)と第1の閉塞具(1)の取付フランジ(1c)とを貫通するボルト・ナット(7,8)により、前記第1の閉塞具(1)を集合管(4)の上端開口部(4a)に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の排水管の漏洩試験装置。
  4. 前記第1の閉塞具(1)は、集合管(4)の上端開口部(4a)よりも上方に突出する中空部(1a)を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水管の漏洩試験装置。
  5. 前記第1の閉塞具(1)は、取付フランジ(1c)と同一厚さをもつ一連の円板形状とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水管の漏洩試験装置。
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