JPS62170545A - 整経方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は整経方法に関するものであり、更に詳しくは
経糸用パッケージの準備工程の改良に関するものである
。

（従来技術） 従来一般の生産工場では、その整経方式においては、ワ
ーバーのクリールに７００〜１６００個のパッケージを
仕掛けて、これから７００〜１６００木の経糸からなる
１本の荒巻ビームを形成し、更にこれを糊付機に供給し
て、１本の糊付ビームを形成している。

最近の繊維工業においては、商品の高付加化、多品種小
ロフト化が進んでおり、その商品のライフサイクルも短
かくなっている。同時に一方では、慣急に新商品の開発
も行っていかなければならないという状況にある。

ところで、このように商品の生産が小ロットであったり
、新商品開発用のサンプル布を製織する場合に、そのた
めのパッケージが、形成される糊付ビームの経糸本数よ
り少ない個数、例えば３００〜４００個しか用意できな
いことが往往にある。この時従来の方法で整経を行う時
、先ずワーバーのクリールに仕掛ける前にこれらのパッ
ケージを７００〜１６００個にまでリワインダを使って
増やし、糸に撚りをかける必要があれば、更にこれら７
００−１６００個のパッケージを撚糸種にセットしなけ
ればならなかった。このように従来は、小ロットの整経
を行う場合、一般の生産工場ではクリールに仕掛けるパ
ッケージの準備工程に多大の時間と労力を要しており、
整経作業の能率が茗しく阻害されるばかりでなく、余分
な時間と労力がかかることによって新商品の開発がおく
れ、更に他の生産にまで影響を及ぼす。

−例をあげると、特殊処理された７０デニールの糸につ
いて小ロツト整経を行う場合、必要とする糸の量を原糸
メーカーから３Ｋｇのパッケージ３００個として入荷し
た時、この糸から整糸本数が９００本の糊付ビームを形
成する場合、まず３００個すべてについて３Ｋｇのパッ
ケージを１Ｋｇ３個に分割して９００個のパッケージを
そろえなければならない、この作業を１００錘のりワイ
ンダ１台で行う時、糸速を５００ｍ／ｍｉｎとすれば、
約３９時間を要する。更にリワインドされた多数のパッ
ケージを交替するのにも時間と労力を必要とする。

またずｉＩられた９００（Ｈのパッケージについて糸に
撚りをかける場合には、パッケージの個数が増えた分だ
け撚糸機にセットする回数も増えることになり、この時
も余分な時間と労力が必要となる。

（発明の要旨） この発明の目的は、小ロットの整経を行う場合において
、ワーパーのクリールに仕掛けるパッケージの準備工程
を単純化させ、ひいては、小ロットの整経の作業能率を
向上させることにある。

このためこの発明においては、７００〜１６００本の経
糸から成る糊付ビームを形成する際に、その経糸本数よ
り少ないパッケージをワーパーのクリールに仕掛け、こ
れらのパッケージから荒巻ビームを形成し、得られた荒
巻ビームを２〜６本一緒にして糊付機に仕掛けるもので
ある。

（実施態様） 添付の図面に示すように、得られたパッケージＰＫの３
００〜４００個がそのままワーバー３のクリールに一緒
に仕掛けられる。ワーパー３により形成された荒巻ビー
ムＲＢの２〜６本が一緒に糊付機に仕掛けられて、１本
の糊付ビームＳＥとなる。

（発明の効果） この発明によれば小ロットの整経でのクリールに仕掛け
るパッケージの準備工程が非常に単純化される。Ｌ記の
例と同じ条件で３００個だけパッケージを仕掛けるとな
ると、その準備には、従来のような、リワインドする時
間と労力は不要となり、また撚糸機にセットする時間は
、３分の１と短縮されることになる。したがって小ロフ
トの整経における作業能率が飛ｈｖ的に向上する。

【図面の簡単な説明】

添付の図面はこの発明の方法の一例を示す流れ線図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ７００〜１６００本の経糸から成る糊付ビームを形成す
   る際に、ワーパーのクリールに上記糊付ビームの経糸本
   数より少ないパッケージを仕掛け、これらのパッケージ
   から荒巻ビームを形成し、得られた荒巻ビームを２〜６
   本一緒に糊付機に仕掛ける ことを特徴とする整経方法。